JPH06181261A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH06181261A
JPH06181261A JP33459092A JP33459092A JPH06181261A JP H06181261 A JPH06181261 A JP H06181261A JP 33459092 A JP33459092 A JP 33459092A JP 33459092 A JP33459092 A JP 33459092A JP H06181261 A JPH06181261 A JP H06181261A
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forming
groove
high resistance
semiconductor device
semiconductor substrate
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JP33459092A
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Hideaki Oka
秀明 岡
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】微細コンタクトホールのコンタクト抵抗の低減
と、トランジスタの短チャンネル効果の抑制を両立させ
るコンタクト構造及びその製造方法を提供する。 【構成】半導体基板101の所定領域に形成された不純
物領域103と、該不純物領域の上部に開孔部を有する
層間絶縁膜108と、該開孔部に対応した半導体基板に
形成された溝110と、該溝の表面に形成された高濃度
の不純物を含む不純物領域112と、該溝の表面に形成
された不純物領域の周囲に形成された高抵抗領域111
を少なくとも有する。102はN−well、107は
+層、109はコンタクトホール、110はトレンチ
型コンタクト、112はP+層、115はコンタクトプ
ラグ、116は金属配線である。 【効果】径が0.25μm以下の微細コンタクトに対し
て、P+拡散層、N+拡散層共、低抵抗でオーミック性
の優れたコンタクト特性がえられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に係わり、特に、微細コンタクトを有する半導体素子に
おいて、優れたコンタクト特性を有する半導体素子を簡
便なプロセスで実現する素子構造及び製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】サブミクロンの微細コンタクトにおいて
は、拡散層(特に、P+層)とのコンタクト抵抗の増大
が問題となっている。この対策として、コンタクトホー
ル開口後、P+領域のみ、B(ボロン)を追加注入し、
ボロンの表面濃度を高めることで、コンタクト抵抗を下
げる方法が用いられている。
【0003】図5に、従来の半導体装置の製造工程図を
示す。図5において、図5(a)は、半導体基板501内
にN−well502及びP−well503を形成後、P+
層504及びN+層505を形成し、層間絶縁膜506を形成する
工程である。図5(b)は、該層間絶縁膜506にコンタ
クトホール507を開け、P+領域のみをマスク508により
選択し、ボロンをイオンインプラする工程である。図5
(c)は、マスクを除去後、イオン注入されたボロンを
活性化するためのランプアニール(1000℃以上)を
行い、Ti/TiN等のバリア層509をスパッタ法で形
成後、Al−Si等で金属配線510を形成する工程であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術を
用いただけでは、0.25μm程度以下の微細コンタク
トに対して、コンタクト抵抗値を低く保つことが困難と
なっている。この原因は、コンタクトの微細化に伴い、
コンタクト底部の接触面積が確保できなくなることに、
本質的な原因がある。実際、層間絶縁膜の膜厚1.0μ
m、コンタクト径0.25μmのアスペクト比4のコン
タクトホールを従来の方法で作製すると、P+層とのコ
ンタクト抵抗が、600Ω程度以上、N+層とのコンタ
クト抵抗が、120Ω程度以上に上昇してしまい深刻な
問題となっている。
【0005】そこで、本発明は、このような問題を解決
するもので、微細コンタクトに対して、低いコンタクト
抵抗を実現するコンタクト構造及びその製造方法を提供
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、 (1) 半導体基板と、該半導体基板の所定領域に形成
された高濃度の不純物を含む不純物領域と、該不純物領
域の上部に開孔部を有する層間絶縁膜と、該開孔部に対
応した半導体基板に形成された溝と、該溝の表面に形成
された高濃度の不純物を含む不純物領域を少なくとも有
し、該溝の表面積が0.78μm2以上であることを特
徴とする。
【0007】(2) 半導体基板に形成された前記溝の
深さが0.2μm〜1.0μmであることを特徴とす
る。
【0008】(3) 半導体基板と、該半導体基板の所
定領域に形成された高濃度の不純物を含む不純物領域
と、該不純物領域の上部に開孔部を有する層間絶縁膜
と、該開孔部に対応した半導体基板に形成された溝と、
該溝の表面に形成された高濃度の不純物を含む不純物領
域と、該溝の表面に形成された不純物領域の周囲に形成
された高抵抗領域を少なくとも有することを特徴とす
る。
【0009】(4) 前記高抵抗領域が酸素、窒素の内
の少なくとも1種以上の元素を含むことを特徴とする。
【0010】(5) 前記高抵抗領域に含まれる酸素、
窒素の内の少なくとも1種以上の元素が半導体構成元素
に対して、合わせて1原子%〜20原子%であることを
特徴とする。
【0011】(6) 半導体基板に形成された前記溝の
表面積が0.78μm2以上であることを特徴とする。
【0012】(7) 半導体基板に形成された前記溝の
深さが0.2μm〜1.0μmであることを特徴とす
る。
【0013】また、本発明の半導体装置の製造方法は、 (8) 半導体基板に高濃度の不純物を含む拡散層を形
成する工程と、該拡散層を覆う層間絶縁膜を形成する工
程と、該拡散層上の層間絶縁膜にコンタクト孔を開ける
工程と、該コンタクト孔に対応した領域の半導体基板に
溝を形成する工程と、該溝の周囲に高抵抗領域を形成す
る工程と、該溝の表面に高濃度の不純物を含む拡散層を
形成する工程を少なくとも有することを特徴とする。
【0014】(9) 前記高抵抗領域を酸素、窒素の内
の少なくとも1種以上の元素をイオンインプラすること
で形成したことを特徴とする。
【0015】(10) 前記高抵抗領域に含まれる酸
素、窒素の内の少なくとも1種以上の元素が半導体構成
元素に対して、合わせて1原子%〜20原子%であるこ
とを特徴とする。
【0016】(11) 前記高抵抗領域を形成する工程
において、少なくとも酸素を1×1015〜5×1016
-2のドーズ量でイオン注入したことを特徴とする。
【0017】(12) 前記高抵抗領域を形成する工程
において、少なくとも酸素を加速電圧150keV〜5
00keVでイオン注入したことを特徴とする。
【0018】(13) 前記高抵抗領域を形成する工程
において、少なくとも酸素、窒素の内の1種以上の元素
を注入角0°でイオン注入したことを特徴とする。
【0019】(14) 半導体基板に高濃度の不純物を
含む拡散層を形成する工程と、該拡散層を覆う層間絶縁
膜を形成する工程と、該拡散層上の層間絶縁膜にコンタ
クト孔を開ける工程と、該コンタクト孔に対応した領域
の半導体基板に溝を形成する工程と、該溝の周囲に高抵
抗領域を形成する工程と、該溝の表面に高濃度の不純物
を含む拡散層を形成する工程を少なくとも有し、前記高
抵抗領域を形成する工程において、酸素、窒素の内の少
なくとも1種以上の元素を、異なる2水準以上の注入角
でイオン注入したことを特徴とする。
【0020】(15) 前記高抵抗領域を形成する工程
の異なる2水準以上の注入角として、少なくとも0°と
7°〜25°の2水準を含むことを特徴とする。
【0021】(16) 前記高抵抗領域を形成する工程
において、注入角の大きいイオン注入のほうがドーズ量
が小さいことを特徴とする。
【0022】(17) 前記高抵抗領域を形成する工程
の注入角が大きいイオン注入を少なくとも異なる2つ以
上の方向から行ったことを特徴とする。
【0023】(18) 前記高抵抗領域を形成する工程
において、少なくとも酸素を1×1016〜5×1016
-2のドーズ量で0°注入し、更に、1×1015〜5×
1015cm-2のドーズ量で、7°〜25°の注入角でイ
オン注入したことを特徴とする。
【0024】
【実施例】図1は、本発明の実施例における半導体装置
の断面図の一例である。
【0025】図1において、101は半導体基板、102はN
−well、103はトランジスタの短チャンネル効果を
抑制するためにN−Well内に設けられた埋め込み型
のN型不純物の高濃度層(以下、BN層と記す)、104
はゲート絶縁膜、105はゲート電極、106はP-層、107は
+層、108は層間絶縁膜、109はコンタクトホール、110
はシリコン基板に形成したトレンチ型コンタクト、111
は酸素、窒素等を含む高抵抗層、112はトレンチ型コン
タクトの表面に形成したP+層、113はTi、W等からな
るコンタクトメタル層、114はTiN、TiW等からな
るバリア層、115はコンタクトプラグ、116はAl−Cu
等からなる金属配線である。尚、図1では、簡単のため
pMOSFETとコンタクトホールのみを例としたが、
nMOSFETに対しても本発明は有効である。
【0026】図2及び図3は、本発明の実施例における
半導体装置の製造工程図の一例である。
【0027】図2(a)は、半導体基板201内にN−w
ell202を形成後、ゲート絶縁膜203、ゲート電極204
を形成し、B+、BF2 +等をイオン注入し、P-層205及
びP+層206を形成し、層間絶縁膜207を形成する工程で
ある。P+層の形成方法としては、BF2 +を30〜50
keV程度で2〜4×1015(cm-2)程度イオン注入
し形成する等の方法がある。図2(b)は、該層間絶縁
膜207にコンタクトホール208を開口後、シリコン基板を
エッチングし、トレンチ型のコンタクト209を形成する
工程である。シリコン基板に形成するトレンチの深さ
は、0.2μm〜1μm程度が望ましい。例えば、0.
25μm径のコンタクトホールでは、トレンチの深さを
約0.3μmとすることで、トレンチを用いない0.6
μm径のコンタクトホールとほぼ同一の接触面積を確保
できる。又、0.1μm径のコンタクトホールでは、ト
レンチの深さを約0.9μmとすることで、トレンチを
用いない0.6μm径のコンタクトホールとほぼ同一の
接触面積を確保できる。接触面積とコンタクト抵抗の関
係を調べた結果、P+層とのコンタクト抵抗を100Ω
以下に抑えるには、トレンチを用いない0.5μm径〜
0.6μm程度の接触面積が必要であることがわかっ
た。即ち、接触面積としては、0.78μm2〜1.1
3μm2程度以上必要であることが明らかとなった。図
2(c)は、酸素等をイオン注入し、高抵抗層210を形
成する工程である。イオン注入条件の一例としては、O
+を加速電圧150keV〜500keV程度で、ドー
ズ量2×1015〜5×1016cm-2程度注入する等の方
法がある。注入角度は0°付近で、トレンチ底部付近に
効率的に酸素イオンを打ち込むことができる。この様
に、トレンチ底部付近に高抵抗層を形成しただけでも、
トランジスタの短チャンネル効果を抑制できる。但し、
トレンチ表面に形成するP+層211を側壁部でも覆う形で
高抵抗層を形成することは、トランジスタの短チャンネ
ル効果を完全に抑制するためには重要となる。そこで、
トランジスタの短チャンネル効果の更なる抑制が、要求
される場合には、1×1016〜5×1016cm-2程度の
高ドーズ量で0°注入し、更に、加速電圧150keV
〜500keV程度、1×1015〜5×1015cm-2
度の比較的低いドーズ量で、7°〜25°程度の注入角
でトレンチ側壁部の周囲にも高抵抗層を形成する方法が
有効である。この場合、側壁部に注入するドーズ量を前
記値よりも大きくすると、P+層206とトレンチ表面に形
成するP+層211との接続部付近に多量の酸素が打ち込ま
れた領域が形成され、拡散抵抗が上昇し好ましくない。
尚、注入角7°〜25°程度の前記トレンチ側壁部への
酸素イオンの注入の際には、一方向のみからイオン注入
しただけでは、側壁部を囲む形で高抵抗層を形成できな
いため不十分であり、少なくとも2方向以上からイオン
注入する必要がある。尚、注入するイオン種は酸素に限
らず、高抵抗層を形成するものであればよい。例えば、
窒素、炭素等のイオン種をイオン注入する方法もある。
又、酸素イオンを注入した領域は、必ずしも絶縁層であ
る必要はなく、高抵抗層であればよい。従って、酸素の
ドーズ量は1×1015〜5×1016cm-2程度が望まし
い。ドーズ量を前記値より高めると高抵抗領域の抵抗率
を高めるには有効であるが、イオン注入によって形成さ
れた結晶欠陥の回復及び安定なSi−O結合の形成に
は、1000℃以上の炉アニールが必要になる等の問題
があり、トランジスタ形成後のプロセスとしては不適切
である。一方、ドーズ量が前記の範囲にあれば、図3
(a)で示す低温のアニールで、結晶欠陥の回復及び安
定なSi−O結合の形成が可能となる。ちなみに、前記
ドーズ量で高抵抗層を形成した場合、Si原子に対する
酸素原子の数は、1原子%〜20原子%程度になる。図
3(a)は、シリコン基板に形成されたトレンチ型のコ
ンタクト209の表面に、BF2 +を40〜100keV程
度で2〜4×1015(cm-2)程度イオン注入し、P+
層211を形成する工程である。注入角度は、側壁に効率
的に打ち込まれるように、7°〜25°程度が望まし
い。イオン注入後、P+層211の活性化のために850℃
程度のアニールを10分〜30分程度行う。このアニー
ルによって、酸素等のイオン注入により形成された結晶
欠陥も同時に回復させる。図3(b)は、Ti層212を
200Å〜1000Å程度形成し、更にTiN、TiW
等のバリア層213を形成後、ブランケットCVD法によ
って、W(タングステン)を全面形成した後、エッチバ
ックし、コンタクトプラグ215を形成し、続いてAl−
Cu等で金属配線216を形成する工程である。Ti層、
バリア層の形成方法としては、スパッタ法、CVD法、
ECR−CVD法等がある。又、Ti層を形成後、N2
若しくはNH3雰囲気中でランプアニールを施し、表面
を窒化しTiN層を形成する等の方法もある。又、バリ
ア層を形成後、550℃〜600℃程度で不活性ガスも
しくは水素ガス雰囲気中で炉アニールを施すことで、T
i等のコンタクトメタルと下地のシリコン基板と反応さ
せ、コンタクト底部にシリサイド層214を形成させ、コ
ンタクト抵抗の低減を図ることもできる。引き続いて、
ブランケットCVD法によって、W(タングステン)を
全面形成した後、エッチバックし、コンタクトプラグ21
5を形成し、続いてAl−Cu等で金属配線216を形成す
る。尚、本実施例ではブランケットCVD法でW等を全
面形成する場合を例としたが、本発明はこれに限定され
るものではない。又、本実施例ではpMOSFETを例
としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、n
MOSFET等に対しても有効である。
【0028】続いて、本発明に基づく半導体装置の電気
的特性に関し、以下に述べる。本発明によれば、例え
ば、層間絶縁膜の膜厚1.0μm、コンタクト径0.2
5μmのアスペクト比4のコンタクトホールにおいて、
コンタクト抵抗約90Ω(P+層)、約20Ω(N+層)
を実現できた。また、Al配線形成後525℃30分の
アニールを施しても、接合リーク等の特性劣化を生ずる
こともなく、熱的にも安定なコンタクト構造を実現でき
た。尚、前述の通り、トレンチ型のコンタクト構造を用
いない従来の構造では、層間絶縁膜の膜厚1.0μm、
コンタクト径0.25μmのアスペクト比4のコンタク
トホールにおいて、コンタクト抵抗約600Ω(P
+層)、約120Ω(N+層)であり、本発明のコンタク
ト構造によって、コンタクト抵抗を1/7〜1/6程度
に低減できる。
【0029】更に、本発明によれば、トレンチ型コンタ
クトの周囲に高抵抗層を設けたことで、以下に示すよう
な効果がある。図4に本発明の実施例におけるpMOS
FETの特性図の一例を示す。図4において、横軸はp
MOSFETのゲート長(単位:μm)を示し、縦軸は
閾値電圧(Vth、単位:V)を示す。401は高抵抗層
を設けないトレンチ型コンタクトを用いた場合の特性を
示し、402は高抵抗層を形成した場合の特性を示す。図
4から明らかなように、高抵抗層を形成することで、ト
ランジスタの短チャンネル効果が抑制され、ゲート長に
して0.2μm以上の短チャンネル効果抑制効果がある
ことがわかる。これは、トレンチ型コンタクトを用いた
ことで、P+層の接合深さ(Xj)が、実質的に深くな
り、短チャンネル効果が顕著になる現象を、高抵抗層を
設け、パンチスルーストッパーとすることで抑制できた
ことによると考えられる。尚、図4ではpMOSFET
の特性を例としたが、nMOSFETに対しても本発明
は有効であり、ゲート長にして0.2μm以上の短チャ
ンネル効果抑制効果がある。
【0030】更に、本発明によれば、トレンチ表面の拡
散層を高抵抗層が覆うため、接合容量及び接合リークを
大幅に低減できる効果もある。特に、図1に示したよう
に、Well中にBN層103等の高濃度領域がある場合
は、高抵抗層を設けないと、接合容量及び接合リークが
大幅に上昇することから、本発明は特に有効である。
【0031】以上述べたように、本発明に基づく半導体
装置及びその製造方法によれば、P+層、N+層共、優れ
たコンタクト特性を有すると同時に、トランジスタの短
チャンネル効果を抑制した半導体装置を簡便なプロセス
で形成することができる。
【0032】尚、本発明は、図1の実施例に限らず、半
導体素子のコンタクト構造全般に広く応用できる。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によればコン
タクト径がサブミクロン以下でアスペクト比が高いコン
タクトホールに対して、P+層、N+層共、低抵抗でオー
ミック性の優れたコンタクト構造が形成可能となった。
例えば、層間絶縁膜の膜厚1.0μm、コンタクト径
0.25μmのアスペクト比4のコンタクトホールにお
いて、コンタクト抵抗約90Ω(P+層)、約20Ω
(N+層)を実現できた。これは、従来の構造と比べ
て、コンタクト抵抗を1/7〜1/6程度に低減できた
ことになる。また、Al配線形成後525℃30分のア
ニールを施しても、接合リーク等の特性劣化を生ずるこ
ともなく、熱的にも安定なコンタクト構造を実現でき
た。
【0034】更に、本発明によれば、コンタクトに隣接
したトランジスタの短チャンネル効果を抑制することが
できた。ゲート長にして0.2μm以上の短チャンネル
効果抑制効果があり、これは、トレンチ型コンタクトを
用いたことで、P+層の接合深さ(Xj)が、実質的に
深くなり、短チャンネル効果が顕著になる現象を、高抵
抗層を設け、パンチスルーストッパーとすることで抑制
できたと考えられる。
【0035】更に、本発明によれば、トレンチ表面の拡
散層を高抵抗層が覆うため、接合容量及び接合リークを
大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例における半導体装置の断面図
である。
【図2】 本発明の実施例における半導体装置の製造工
程図である。
【図3】 本発明の実施例における半導体装置の製造工
程図である。
【図4】 本発明の実施例におけるpMOSFETの特
性図である。
【図5】 従来の半導体装置の製造工程図である。
【符号の説明】
101,201 ・・・ 半導体基板 102,202 ・・・ N−well 104,203 ・・・ ゲート絶縁膜 105,204 ・・・ ゲート電極 106,205 ・・・ P-層 107,206 ・・・ P+層 108,207 ・・・ 層間絶縁膜 109,208 ・・・ コンタクトホール 110,209 ・・・ トレンチ型コンタクト 111,210 ・・・ 高抵抗層 112,211 ・・・ P+層 115,215 ・・・ コンタクトプラグ 116,216 ・・・ 金属配線

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、該半導体基板の所定領域
    に形成された高濃度の不純物を含む不純物領域と、該不
    純物領域の上部に開孔部を有する層間絶縁膜と、該開孔
    部に対応した半導体基板に形成された溝と、該溝の表面
    に形成された高濃度の不純物を含む不純物領域を少なく
    とも有し、該溝の表面積が0.78μm2以上であるこ
    とを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板に形成された前記溝の深さが
    0.2μm〜1.0μmであることを特徴とする請求項
    1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板と、該半導体基板の所定領域
    に形成された高濃度の不純物を含む不純物領域と、該不
    純物領域の上部に開孔部を有する層間絶縁膜と、該開孔
    部に対応した半導体基板に形成された溝と、該溝の表面
    に形成された高濃度の不純物を含む不純物領域と、該溝
    の表面に形成された不純物領域の周囲に形成された高抵
    抗領域を少なくとも有することを特徴とする半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 前記高抵抗領域が酸素、窒素の内の少な
    くとも1種以上の元素を含むことを特徴とする請求項3
    記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記高抵抗領域に含まれる酸素、窒素の
    内の少なくとも1種以上の元素が半導体構成元素に対し
    て、合わせて1原子%〜20原子%であることを特徴と
    する請求項3または請求項4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板に形成された前記溝の表面積
    が0.78μm2以上であることを特徴とする請求項3
    または請求項4または請求項5記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 半導体基板に形成された前記溝の深さが
    0.2μm〜1.0μmであることを特徴とする請求項
    3または請求項4または請求項5記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 半導体基板に高濃度の不純物を含む拡散
    層を形成する工程と、該拡散層を覆う層間絶縁膜を形成
    する工程と、該拡散層上の層間絶縁膜にコンタクト孔を
    開ける工程と、該コンタクト孔に対応した領域の半導体
    基板に溝を形成する工程と、該溝の周囲に高抵抗領域を
    形成する工程と、該溝の表面に高濃度の不純物を含む拡
    散層を形成する工程を少なくとも有することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記高抵抗領域を酸素、窒素の内の少な
    くとも1種以上の元素をイオンインプラすることで形成
    したことを特徴とする請求項8記載の半導体装置の製造
    方法。
  10. 【請求項10】 前記高抵抗領域に含まれる酸素、窒素
    の内の少なくとも1種以上の元素が半導体構成元素に対
    して、合わせて1原子%〜20原子%であることを特徴
    とする請求項8または請求項9記載の半導体装置の製造
    方法。
  11. 【請求項11】 前記高抵抗領域を形成する工程におい
    て、少なくとも酸素を1×1015〜5×1016cm-2
    ドーズ量でイオン注入したことを特徴とする請求項9ま
    たは請求項10記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記高抵抗領域を形成する工程におい
    て、少なくとも酸素を加速電圧150keV〜500k
    eVでイオン注入したことを特徴とする請求項9または
    請求項10または請求項11記載の半導体装置の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 前記高抵抗領域を形成する工程におい
    て、少なくとも酸素、窒素の内の1種以上の元素を注入
    角0°でイオン注入したことを特徴とする請求項9また
    は請求項10または請求項11または請求項12記載の
    半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 半導体基板に高濃度の不純物を含む拡
    散層を形成する工程と、該拡散層を覆う層間絶縁膜を形
    成する工程と、該拡散層上の層間絶縁膜にコンタクト孔
    を開ける工程と、該コンタクト孔に対応した領域の半導
    体基板に溝を形成する工程と、該溝の周囲に高抵抗領域
    を形成する工程と、該溝の表面に高濃度の不純物を含む
    拡散層を形成する工程を少なくとも有し、前記高抵抗領
    域を形成する工程において、酸素、窒素の内の少なくと
    も1種以上の元素を、異なる2水準以上の注入角でイオ
    ン注入したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記高抵抗領域を形成する工程の異な
    る2水準以上の注入角として、少なくとも0°と7°〜
    25°の2水準を含むことを特徴とする請求項14記載
    の半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記高抵抗領域を形成する工程におい
    て、注入角の大きいイオン注入のほうがドーズ量が小さ
    いことを特徴とする請求項14または請求項15記載の
    半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記高抵抗領域を形成する工程の注入
    角が大きいイオン注入を少なくとも異なる2つ以上の方
    向から行ったことを特徴とする請求項14または請求項
    15または請求項16記載の半導体装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記高抵抗領域を形成する工程におい
    て、少なくとも酸素を1×1016〜5×1016cm-2
    ドーズ量で0°注入し、更に、1×1015〜5×1015
    cm-2のドーズ量で、7°〜25°の注入角でイオン注
    入したことを特徴とする請求項14または請求項15ま
    たは請求項16または請求項17記載の半導体装置の製
    造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100261864B1 (ko) * 1996-12-18 2000-07-15 김영환 반도체 소자의 금속 콘택 형성방법

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