JPH06180302A - 電気泳動装置 - Google Patents

電気泳動装置

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JPH06180302A
JPH06180302A JP4025648A JP2564892A JPH06180302A JP H06180302 A JPH06180302 A JP H06180302A JP 4025648 A JP4025648 A JP 4025648A JP 2564892 A JP2564892 A JP 2564892A JP H06180302 A JPH06180302 A JP H06180302A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】液体試料の電気泳動分析を自動的に行なう自動
電気泳動装置を提供すること。 【構成】電気泳動装置10は試料プレートユニット14
と電気泳動チャンバ13との間で縦方向に移動する自動
クレーン30を備えている。自動泳動装置10は側壁1
06および入口壁102ならびに後壁を有する走査ボッ
クス100を備えている。走査ボックス100の前側に
はスロット104が形成され、ドアが装着されて走査ボ
ックス100を隔離する。図中開放位置で示されるカバ
ー92は電気泳動チャンバ13を開閉するために縦方向
に滑動する。蛍光ランプ110A〜Dは計算機で制御さ
れたカメラ114/レンズ112からなるシステムによ
り走査が行なわれる間、支持媒体12を蛍光をもって照
射するために走査ボックス100の天井部に取付けられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば医学研究におけ
る血液蛋白質を分析する場合等に用いられる電気泳動分
析に係り、特に電気泳動、着色、培養、乾燥、走査を経
て試料の濃度測定に至るプロセスを完全自動化するのに
好適な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人間および動物における病気の診断にお
いては多くの情報が血精蛋白質、脂蛋白質、ヘモグロビ
ンおよびイソエンジミのような生化学液体の分析により
提供されることが知られている。電気泳動はこのような
生化学液体を顕微鏡分析にかけるため、あるいは試料の
分析の際に光学的濃度測定技術を適用するためにそれぞ
れの成分を分離するのに有効な方法としてよく知られて
いる。電気泳動の基本的方法では、試料がバッファ溶液
を含んだ多孔質な表面を有する支持媒体に支えられ、そ
の分子が電界の作用を受ける中で分離される。試料は液
体の様々な成分が支持媒体を通って異なった割合で移動
するためにそれぞれの成分に分離される。その後の支持
媒体中の分留成分の着色具合いが光学的濃度あるいは他
の方法に委ねられて測定される。一般に、電気泳動は年
数をかける中で人為的な工程を経て成し遂げられる。こ
の人為的プロセスは操作員が電気泳動チャンバの適当な
空洞をバッファ溶液で満たすことから始まる。バッファ
溶液は電気泳動工程において支持媒体の表面に湿気を与
えるために使用される液体であり、しかもそれは電気泳
動チャンバに適用される電源に電気的インタフェイスを
提供し、この結果、電界の働きが支持媒体に及ぶことに
なる。支持媒体の代表的なものはセルローズアセテート
ないしアガローズのような膠質で被覆された裏材、たと
えばマイラ(登録商標)の小片である。検査される液体
試料の代表には、勿論他の液体も可能であるが、血精が
あり、その成分は電界を通って移動させられる。電気泳
動チャンバが準備された後、精密に位置を保って、かつ
可能な限り正確さを期するように決められた量の試料が
操作員の手で支持媒体上に着けられる。作業員は、それ
から支持媒体を電気泳動チャンバ内に支持媒体の長手方
向各端部がそれぞれ空洞内のバッファ溶液に浸されるよ
うに置く。その後、空洞を横切って時間間隔を正確に保
ち、かつ一貫させるように高電圧を加えて、電気泳動を
行なう。
【0003】電気泳動が完了した後に、操作員は支持媒
体の表面に対して着色試薬あるいは着色剤の均一な膜を
試薬と試料とが化学的に結合するための時間間隔を正確
に計り、かつ一貫させて着ける。着色試薬は液体試料の
分離した成分と化学的に結合するために電気泳動の後に
用いられる液体であって、その成分の働きにより光学的
特徴が現われることになる。
【0004】次に、操作員は支持媒体を温度の制御され
たオーブンの中に入れ、正確かつ一貫した温度ならびに
時間間隔のもとで培養する。培養は時間間隔の固定した
加熱による液体試料の成分と着色試薬との間の化学的反
応を制御するプロセスである。次に、作業員は温度水準
を上昇させ、第2の正確かつ一貫した温度ならびに時間
間隔のもとで試料プレートを乾燥する。この乾燥工程は
支持媒体から水分を除去することにより試料と試薬との
間の反応の進行を停止させる。
【0005】人為的操作による支持媒体の準備過程の問
題の一つは電気泳動に委ねられる支持媒体に分析される
液体試料が何度も係わることである。試料は吸い出し器
を用いて支持媒体に一度に一つ連続して着けられるが、
吸い出し器は新たな試料を吸い出す前に汚れがついてし
まったならば、洗浄剤を使ってすすぎ洗いしなければな
らない。アプリケータは試料を支持媒体に同時にないし
並行して着けるように設計されている。このようなアプ
リケータの例はヘレナラボラトリ(テキサス州)の製品
カタログ(1984−1985年)の61頁に記載され
ている。このようなアプリケータは支持媒体に8,12
ないしそれ以上の試料を着けることになり、より容易
な、そしてより再現し易い電気泳動技術を作り出す利点
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アプリ
ケータによるこの種の作業は本質的に非自動的であり、
支持媒体にそれぞれ試料を着けた後で取付用チップを洗
浄することが要求される。この従来のアプリケータを使
う上での不利な点は、各サイクルタイム中、ピペットの
バレルの洗浄を自動的に行なう手段がないことである。
この洗浄は新たな液体試料を新しい支持媒体に着ける間
を通してピペットのバレルが汚染されるのを防止するた
めに実施される。不利とみられるもう一つの点は、極め
て少量ー1マイクロリットルオーダーの試料液を支持媒
体に正確にしかも自動的に着けるための手段がないこと
である。さらに、別な不利な点として従来のものは1マ
イクロリットルオーダの微量の試料液を希釈液を使用し
て薄めるのに正確に、しかも自動的に行なう手段を持た
ないことである。
【0007】電気泳動ならびに支持媒体に着けられた複
数の試料の着色を自動的に果たすための装置および方法
には従来から知られた技術がある。たとえば、米国特許
第4360418号および米国特許第4391689号
は、自動化された電気泳動ならびに着色装置および方法
についてのべるものである。この装置は電気泳動チャン
バとプラットフォームに装着され、かつ列をなしている
一群の容器とを有し、容器は液状着色剤および溶液を処
理する一連のプレートをそれぞれ収容するのに適した形
状になっている。水平に開くフレームを有するホルダラ
ックは電気泳動プレートないし電気泳動分流留用の試料
を着けた支持媒体を支えている。この電気泳動プレート
は人手か、上述した並行作業を可能にするアプリケータ
を使用する方法の何れかの方法を用いて液体試料を着け
たものを事前に準備しておく必要がある。この電気泳動
プレートは予め決められた時間周期を切って電気泳動チ
ャンバ内に並べて収容される。扛重および移動装置はベ
ース上に備えられ、ホルダラックとプレートとを電気泳
動チャンバからそれぞれの容器の内部に移動させるよう
に機能する。
【0008】着色工程が上述した人為的システムよりも
むしろ着色工程用化学的手順を当てにしていることは注
目すべきことである。たとえ、上記した装置が多くの好
ましい特徴を備えているとしても、ユニット内に複数の
化学的ならびに洗浄溶液を定期的に与えることを要求す
るという点において、装置の実用上の不利は否定できな
い。
【0009】電気泳動に委ねられた支持媒体を光学的に
走査するための従来技術による装置および方法は光電子
増倍管、フォトダイオードあるいは光信号に比例する電
流ないし電圧出力を発生するこれらと類似の装置が使用
される。これらの装置は、一般的に、検出器として知ら
れるものである。これらの検出器を利用する従来の装置
は電気泳動により準備された試料の物理的な特徴を決定
づけるために用いられる。試料の分離されたバンドと関
係する特徴は大きさと光源からの光と異なる波長である
放出光の光学的密度ないし強度である。電気泳動に委ね
られた各試料の分離されたバンドから試料の成分を見分
けることができる。こうした成分が量的に決められるこ
とは医学上の診断あるいは研究の目的を果たするために
も特に望まれている。
【0010】一般的に、上記の検出器を使用する装置に
はブロッキング用スリットが使用される。このスリット
の目的は、検出器の働きとしてスリットとそれぞれの大
きさおよび形状が同じである試料プレートのある部分を
同時に検出することを可能にするためである。検出器
は、それから検出された光量に振幅で比例する電流ない
し電圧を発生する。この発生した電流ないし電圧はアナ
ログ/デジタル変換器により変換され、光量に相当する
値がデジタル計算機のメモリ内のフォーマットに蓄えら
れる。
【0011】この従来技術を使用するときの問題の一つ
はスリットの幅と長さについて、極めて高い精度が要求
されることである。仮に、その長さがあまりにも長い
と、検出された光の幾分かはそれと隣接する試料から生
じている可能性がある。また、仮に、その長さが短かす
ぎると、実際に走査している試料からの光のすべてが検
出されない可能性がある。プレート上の複数の試料に関
しては試料から試料までのスリットの大きさを変更する
必要がある。仮に、スリットの幅があまりに大きいと、
仮に境界を生じさせることが不可能でないにしても、難
しくなり走査している複数の試料の隣接するバンドから
の光が検出されてしまう。仮に、幅が非常に小さいと、
検出器の出力は不規則となり、正確に比例する値を与え
ない。
【0012】スリットを用いる検出器のもう一つの不利
な点は試料の完全な観察のためにはそれぞれの試料が検
出器か試料プレートの何かを移動させることにより機械
的に走査される必要があることである。この移動につい
ては速さを一定に保つ必要があり、しかも光学的密度と
試料の成分の大きさの両方について、正確な値をデジタ
ルデータとして得るために振動から自由でなければなら
ない。複数の試料が走査されるために検出器ないし試料
プレートはスキャナが一つの試料を走査し、それを終わ
ってから次の試料へと走査工程を続けるといった具合に
継続して移動させる必要がある。このような移動の仕方
は検出器が完全な試料を精密に、かつ唯一求めている試
料だけを探し出すうえで高精度でなければならず、反復
性も優れていなければならない。
【0013】本発明の目的は、複数の液体試料が支持媒
体に自動的に着けられ、支持媒体上にこれらの試料が委
ねられて、自動的に電気泳動、着色、培養工程に順に進
み、試料の成分がバンドに分離された支持媒体を乾燥
し、バンドを自動的に、しかも電気的に走査し、その走
査結果から得られるデータについて濃度測定法により自
動的に分析し、これによりそれぞれの液体試料の分析値
を与えるための装置を提供するものである。
【0014】また、本発明の別な目的は電源への電気的
インタフェイスを与えるためのバッファ液に浸して使用
される支持媒体を必要としない電気泳動工程のための装
置および方法を提供することにある。
【0015】さらに、本発明の別な目的は電気泳動工程
の後に、人間の介在なしに着色試薬を支持媒体に着け、
さらに培養、乾燥を行なうことのできる装置を提供する
ものである。
【0016】また、本発明の別な目的は着色工程の後に
支持媒体の人手による運搬を伴なうことなく、支持媒体
の電子的走査を行なうことのできる装置を提供すること
にある。
【0017】さらに、本発明の別な目的は支持媒体の電
子的走査で使用するための走査装置を較正するための方
法を提供することにある。
【0018】さらに、本発明の別の目的は自動的に複数
の試料を支持媒体に着け、これを電気泳動、着色、培養
工程に順に進め、液体試料の成分がバンドに分離された
支持媒体を乾燥するための単一の装置と組合わせる機械
的走査装置を提供することにある。
【0019】本発明の上記目的は他の利点や特徴と併せ
て液体試料の電気泳動分析を自動的に行なう自動電気泳
動装置により提供される。
【0020】
【課題を解決するための手段及び作用】この電気泳動装
置は上面に分析プレートが支持されるベースを有する。
多孔性材料からなる支持小片はこの分析プレートの上に
置かれる。走査ボックスは分析プレートを内に収容して
いる。試料プレートは同じベースの分析プレートから縦
方向に離れた位置に置かれる。この試料プレートは横方
向に並んだ1列ないしそれ以上の試料が置かれるウェル
の一群を備えている。電気泳動装置が操作される前に、
分析される液体試料がこのウェルに着けられる。フレー
ムは走査ボックスの側壁に形成される開口部を通して試
料プレートと分析プレートとの間を移動し、複数のピペ
ット、1本ないしそれ以上の着色用試薬瓶、1個ないし
それ以上のプランジャと結合しているソレノイドを運
ぶ。
【0021】計算機制御のもとに、液体試料は試料プレ
ートから支持小片の表面に並んだウェルに着けられる。
液体試料の成分を縦方向に電気泳動の原理に従って移動
させるために磁化されたポストと協働する電極バーが支
持小片を通して分析プレートのすみずみまで電流を供給
する。このとき、分析プレートは同時に冷却される。計
算機制御のもとに、試薬は試薬用瓶から支持小片の表面
に放出され、そして、この試薬を薄く延ばすために支持
小片の表面を横切って電極バーが移動するようにプラン
ジャが駆動される。この後、計算機制御のもとに、支持
小片は培養され、乾燥させられる。走査ボックスの天井
部分に取付けられたカメラは移動した液体試料の成分が
示すところのアナログ電圧信号を発生する。これによら
ないときは、フレーム上に配置された機械式走査装置が
同じアナログ電圧信号を発生するために使用される。計
算機制御のもとに、この移動した液体試料の成分による
アナログ表示は支持小片の縦/横の座標の関数として濃
度あるいは光の明暗度のデジタル表示に変換される。計
算機処理手段は試料それぞれの各成分の横方向の分離お
よび該当部の濃度を決定する。
【0022】
【実施例】図1および図2は自動電気泳動装置10およ
びそれに付随するデジタル式計算機400を示してい
る。図1に示されるように、自動電気泳動装置10は試
料プレートユニット14ならびに支持媒体12を取付け
るため電気泳動チャンバ13が搭載されるベース16を
有する。電気泳動プロセスで、好ましくは、使用される
支持媒体12はセルローズアセテート、アガローズない
し膠質からなる材料を用いて被覆される裏材を有する。
この支持媒体の本発明に従う特別な構造は後に詳しく説
明される。
【0023】自動電気泳動装置10は試料プレートユニ
ット14と電気泳動チャンバ13との間で縦方向に移動
する自動クレーン30を備えている。自動泳動装置10
は側壁106および入口壁102ならびに後壁を有する
走査ボックス100を備えている。走査ボックス100
の前側にはスロット104が形成され、支持媒体12に
着けられた試料の電気泳動、着色および走査の各工程
中、ドア(図示せず)が装着されて走査ボックス100
の隔離が行なわれる。このドアにはドアが開放されてい
るときには電気泳動チャンバ13内に電圧が加えられる
のを防止する回路と連動する安全装置が備えられる。こ
の安全装置は電気泳動チャンバ13内の2000〜30
00ボルト程度の高い電圧に起因する作業員の不注意に
よる事故を防止するものである。図中開放位置で示され
るカバー92は電気泳動チャンバ13を開き、あるいは
閉じるために縦方向に滑って動く。蛍光ランプ110
A、110B、110C、110Dは計算機400(図
2参照)で制御されたカメラ114/レンズ112から
なるシステムにより走査が行なわれる間、支持媒体12
を蛍光をもって照射するために走査ボックス100の天
井部に取付けられる。自動クレーン30を制御するため
に使用されるデジタル制御回路300ならびに電気泳動
プロセスは後に詳述される。ブラウン管406は自動電
気泳動装置10に取付けられ、監視情報が操作員に対し
て提供される。
【0024】図3は自動電気泳動装置10の前側を断面
して示すもので、走査ボックス100内の試料プレート
ユニット14、自動クレーン30、電気泳動チャンバ1
3およびカメラ114/レンズ112の詳細が示されて
いる。自動電気泳動装置10はベース16の上に試料プ
レートユニット14を移動させるマウンティングプレー
ト15を有する。試料プレートユニット14(これは自
動電気泳動装置10上に配置する前に液体試料を人手に
より供給することもあり得る)は試料を支持媒体12に
自動的に着けるために液体試料が収容される横方向に2
列に並ぶウェル26、28を有する。吸取空間22が配
置されてそこに吸取紙が置かれる。もちろん、要求があ
れば集合式吸取空間としてそれぞれ自身のための吸取紙
が用意されてもよい。試料プレートユニット14上には
洗浄ウェル20と放出ウェル18とが設けられ、自動ク
レーン30により運ばれたピペットはそこで洗浄にかけ
られると共に、試料の自動着床が行なわれる間、余った
試料がそこに棄てられる。
【0025】図3および図6に示されるように自動クレ
ーン30はローラ36により軌道34上を移動するため
に取付けられたフレーム40を有する。軌道34はベー
ス16により支持される。図6に示されるようにローラ
36、36′はシャフト38によりフレーム40に取付
けられる。ローラ36、36′は軌道34の横向きの突
出部と係合する溝を有し、これにより自動クレーン30
に試料プレートユニット14と電気泳動チャンバ13の
間で縦方向の移動を行なわせる。軌道34はベース16
に立っている直立部材3に固定された水平部材4により
支えられている。図6に示されるように、ベース16に
取付けられたモータ208は駆動ホィール210に固定
された出力シャフト209を有する。図4に示されるよ
うに、従動ホィール210Aは自動電気泳動装置10の
縦方向の反対側端部に備えられる。駆動ホィール210
により駆動され、しかも従動ホィール210Aのまわり
に輪に結ばれたベルト212はフレーム40のシャフト
38の延長部214に固定される。このため、モータ2
08の回転により駆動ホィール210は従動ホィール2
10Aのまわりにベルト212を駆動し、自動クレーン
30がベース16に対して移動させられる。
【0026】図3、図4および図6に示されるように自
動クレーン30はフレーム40により支持された縦部材
56を有する。縦部材56に固定された水平プレート5
8は、図6に示されるように瓶支持部材50のシャフト
52を支えている。2本の瓶48は止めねじ61により
瓶支持部材50に取付けられる。フレーム40に対して
固定されたモータ60は瓶支持部材50のシャフト52
に接続された出力軸を備えている。モータ60の駆動は
自動クレーン30が電気泳動チャンバ13にさしかか
り、ある位置にきたとき瓶48内に用意された試薬が支
持媒体12の表面に放出されるまで、瓶支持部材50に
回転動作を与える。
【0027】図3および図4に示すように、直立バー4
6は自動クレーン30のフレーム40から上方に延在
し、そこに2個のソレノイド42が取付けられる。この
ソレノイド42は、それぞれその出力シャフトに取付け
られたアーム44を有する。このアーム44は電気泳動
チャンバ13内に備えられる電極/延ばしバー74およ
び76との係合が得られるようにスロット44Aを備え
ている。また、アーム44は図4に示されるカバー92
の穴93の内部に収められるようになっている。
【0028】上記したところから本発明に係る自動クレ
ーン30が試料プレートユニット14と電気泳動チャン
バ13との間で縦方向に移動して使用され、かつピペッ
ト集合体32、一組のソレノイド42および一組の瓶4
8を有することは明らかである。液体試料をウェル2
6、28から汲み上げ、電気泳動チャンバ13まで運ぶ
ピペット集合体32の制御、試薬を薄く延ばし、かつカ
バー92を閉じるアーム44を有するソレノイド42お
よび支持媒体12に試薬を供給する瓶48については図
8に基づいて後に詳しく説明される。自動クレーン30
のこれ以外の特徴は図1、図3および図6に関連するも
のが以下に説明される。すなわち、自動クレーン30は
走査ボックス100の入口壁102にある開口部101
を通して走査ボックス100の外側から移動させられ
る。自動クレーン30が走査ボックス100の内部を通
行しているときにピペット集合体32の頂点32′が開
口部101の内縁近くに迫るように横断面形状を形成す
る。カメラ114/レンズ112からなるシステムによ
り支持媒体12の走査が行なわれる間、走査ボックス1
00の外側から内部に入る光は、開口部101の内縁に
合わせて自動クレーン30の外側断面形状を形成してい
るためにほぼ遮断される。
【0029】一方、図3、図4および図6に示されるよ
うに、マウンティングプレート15は自動クレーン30
の軌道34の間に横方向に向けて配置された分析プレー
ト80を支持している。自動クレーン30は分析プレー
ト80の上方で軌道34に沿って自由に縦方向に動く。
図4に示されるように、分析プレート80には1個ない
しそれ以上の芯出し用のガイドピン68が備えられ、支
持媒体12を移動可能に固定している。支持媒体12は
縦方向の両端部に2個のリザーバ64A、64Bを有す
る。このリザーバ64A、64Bは支持媒体12の表層
と同じ材料から構成された膠質の板材である。支持媒体
12は、好ましくは2列に並ぶウェル62、63を有
し、電気泳動にかけられる試料がそこに収容される。電
気泳動チャンバ13は支持媒体12のレベルとほぼ同じ
レベルに縦方向に延長される一対の第1の電極ポスト9
4を有する。同様に一対の第2の電極ポスト96は支持
媒体12の上方に同じように延在し、第1の電極ポスト
94から縦方向に離して配置される。この第1および第
2の電極ポスト94、96は、好ましくは金属のような
磁気材料から構成され、また、これは電気泳動電流を導
くのに使用される。第1の電極/延ばしバー74は電気
泳動チャンバ13の縦方向の一方の端に、また第2の電
極/延ばしバー76は縦方向の他方の端にそれぞれ配置
される。この第1および第2の電極/延ばしバー74、
76は、好ましくは金属ないし鋼のような強磁性材料か
ら構成される。このため、図4に示されるように第1お
よび第2の電極/延ばしばー74、76が配置されたと
き、これらと第1および第2の電極ポスト94、96と
の磁気的結合力により第1および第2の電極/延ばしバ
ー74、76は第1および第2の電極ポスト94、96
に密着して置かれる。図5(A)は第1の電極ポスト9
4が電圧VEを保っている電源の正の端子に、そして第
2の電極ポスト96が負の端子にそれぞれ接続される様
子を示している。第1の電極ポスト94と協働する第1
の電極/延ばしバー74はリザーバ64Aに電気泳動電
流を分配し、その後電流は支持媒体12を横切る。この
電流は支持媒体12のリザーバ64Bに達するまで、横
方向全体に広がりを保ちながら支持媒体12を通って縦
方向に流れ、さらにそのあと電気泳動回路の終端である
第2の電極ポスト96まで第2の電極/延ばしバー76
を通って流れる。
【0030】図5(C)および図5(D)は第1および
第2の電極/延ばしバー74、76の詳細を示すもの
で、図5(C)に示されるように金属のような強磁性材
料で完全に構成したものか、その両端部のみを強磁性材
料とし、中間部分をグラファイトないしステンレス鋼に
より構成したもの(図5(C))か何れかが使用され
る。支持媒体12を通って流れている電気泳動電流の働
きによりウェル62、63内の液体試料の各成分が縦方
向に移動する。図3(E)に支持媒体12内のウェル6
2の列に関して横方向のバンド62A、62B内におけ
る成分の移動状態、およびウェル63の列について横方
向のバンド63A、63B内における成分の移動状態が
それぞれ示される。
【0031】リザーバ64Aからリザーバ64Bにかけ
て支持媒体12を横切って電流を流すための手段は上記
のもの以外にも勿論可能である。たとえば、図5(F)
には電圧VEの電源とそれぞれ結ばれた導体ヒンジ7
5、77が示されている。この導体ヒンジ75、77は
支持媒体12を分析プレート80の上に置くために分析
プレート80全体を開放するときには各々外に折って置
き、支持媒体12を分析プレート80に置いた後に、リ
ザーバ64Aとリザーバ64Bとの電気的接触を果たす
ために下に折りたたむようにしたものである。
【0032】たとえ、ウェル62、63内の液体試料の
成分が図5(A)および図5(E)に示されるように、
縦方向に移動したとしても、支持媒体12は、後記のよ
うに蛍光ランプで光学的に走査される前に試薬の付着、
培養および乾燥工程を経て着色されねばならない。電泳
動工程がより高い電流(それは支持媒体12および分析
プレート80の抵抗加熱に終わる)の供給により早くな
ってしまう場合に備え、2個の冷却/加熱装置70(好
ましくは図4に示されるように6個の配列による)が分
析プレート80の真下に用意される。この冷却/加熱装
置70は、好ましくは装置の一つの方向に電流を流すこ
とにより熱を上面から底面に運ぶように機能するもの、
例えばペルチェ形式がよい。電流がこのようなペルチェ
形式の装置で逆方向から流されるとき、熱は分析プレー
ト80に対して流れる。図5(B)は電流の向きを制御
して熱を分析プレート80からその下側に熱的に接続さ
れた放熱体84にかけて向かわせる方法を示している。
電流の向きが反対方向になると、熱は放熱体84から分
析プレート80にかけて運ばれる。
【0033】図6は分析プレート80の真下に備えられ
る冷却/加熱装置70の配置についてより明瞭に示すも
ので、金属製の導体82は冷却装置の下側に設けられ、
フィン形の放熱体84はこの導体82の下側に配置され
る。絶縁材78は各冷却/加熱装置70の側部の空間を
満たしている。図7に示すように、放熱体84は入口ダ
クト206の内部に延在している。冷却空気はファン2
04により入口ダクト206内を通して運ばれ、放熱体
84のフィンに行き渡り、出口ダクト208を経由して
自動電気泳動装置10の後側まで導かれる。図5(A)
および図5(B)に示すように、電気泳動工程中、一つ
の方向に制御された電流が冷却/加熱装置70に流さ
れ、工程が行なわれる間に生じた熱が入口ダクト206
から導かれる空気によって外に運び出される。この冷却
/加熱装置70を用いる利点はより高い電気泳動電流を
流せることにあり、これにより電気泳動工程のために必
要な時間を減少させることができる。このような高い電
流により生じる熱は冷却/加熱装置70により効果的に
放棄される。
【0034】電気泳動工程が終了した後、試薬を支持媒
体12の表面に着ける。試薬の延ばしが完了したなら
ば、支持媒体12は試薬と共に培養が必要となる。この
培養は電気泳動チャンバ13のまわりに密閉された空間
を作るためにカバー92を閉じて行なわれる。
【0035】図3、図4および図6に示すように、縦方
向に延びる一対のバー88は分析プレート80から垂直
に延在している。スロット90はこのバー88の内部に
形成され、そこにカバー92が嵌められ、縦方向にそれ
が滑って動き、これにより分析プレート80の上側部分
が開け閉めされる。図4はカバー92が開かれた位置に
ある場合を示しており、カバー92にはこれを開け閉め
するためのソレノイド42のアーム44と協働する一対
の穴93が一方の端部に形成されている。上記のように
冷却/加熱装置70は分析プレート80の真下に備えら
れ、これが培養工程(および乾燥工程)に用いられると
き、電流は冷却のための電流と反対方向に流される。冷
却/加熱装置70で反対方向に流される電流の働きによ
り試薬を培養するための熱が支持媒体12にその熱を伝
える分析プレート80に直接加えられる。
【0036】図3、図4および図6には培養工程が完了
した後に支持媒体12の表面を横切って流される乾燥空
気を供給する手段が示される。縦方向に延びるスロット
86は分析プレート80の領域内の支持媒体12が配置
される空間の外側に形成される。このようなスロット8
6の配置は図4に示され、また図6の分析プレート80
を横方向に断面したところの図にも示されている。この
スロット86の右側は入口ダクト98と連絡しており、
一方左側は出口タクト99と連絡している。
【0037】加熱器202は乾燥用ファン200と同様
に入口ダクト98内に設けられる。入口ダクト98は放
熱体84に固定されたブラケット218により支持され
ている。同様に、出口ダクト99は放熱体84に固定さ
れたブラケット216により支持されている。乾燥工程
の間、空気は入口ダクト98を通ってファン200によ
り自動電気泳動装置10の前側から送り込まれ、加熱器
202を横切って支持媒体12の表面に流される。
【0038】図3および図6に示されるように、走査ボ
ックス100はそのボックス100の天井部近くに正方
形に取付けられた4本の蛍光ランプ110A、110
B、110C、110Dを有する。レンズ112を有す
るカメラ114は走査ボックス100の天井壁109の
内側に支持され、支持媒体12の表面に向けられて視界
をそこに定めている。勿論、カメラ114による効果的
な走査のためにカバー92はカメラ114/レンズ11
2からなるシステムに支持媒体12をさらすように縦方
向に、かつ外方向に移動させねばならない。支持媒体1
2の走査の間、外側からの光はスロット104(図1参
照)内に嵌め込まれる前部カバー(図示せず)によりほ
ぼ遮断され、しかも自動クレーン30により入口壁10
2内の開口部101がほぼ塞がれる。
【0039】図8に図1に示されたデジタル制御回路3
00間の相互の継続ならびに自動クレーン30の移動を
制御する要素をブロック線図として示している。様々な
情報および電気泳動チャンバ13内に配置されたデジタ
ル制御回路300が図示される。デジタル制御回路30
0はバス410により計算機400に接続される。計算
機400のデジタル制御回路300への接続は図2中に
物理的に示され、さらに図8および図9に線図的に示さ
れ、これらは後に詳しく説明される。
【0040】デジタル制御回路300は、たとえばモト
ローラ社製のMC6802のようなマイクロプロセッサ
チップである中央演算処理装置(以下CPUと称する)
301を有する。リードオンリーメモリ(以下ROMと
称する)302は制御用プログラムを蓄えている。ラン
ダムアクセスメモリ(以下RAMと称する)303は一
時的に使用されるデータを蓄えるために備えられる。入
出力インターフェイス(以下VIAと称する)304は
プログラマブル入出力インタフェイスならびに出力制御
および入力伝達ないし監視機能ならびに時間間隔を与え
るために使用されるシステムタイマを備えている。デジ
タルアナログ変換器(以下D/A変換器と称する)30
5は電気泳動チャンバ13内のアナログ回路にアナログ
出力電圧を与えるために用いられる。アナログデジタル
変換器(以下A/D変換器と称する)306は電気泳動
チャンバ13内の回路から出力される監視電圧を与える
ために使用される。シリアル入出力インターフェイス3
28は計算機400とバス410を経由するデジタル制
御回路300との間で入力コマンドおよび出力信号を変
換するために用いられる。
【0041】データバス329はCPU301、ROM
302、RAM303、VIA304、D/A変換器3
05、A/D変換器306およびシリアル入出力インタ
ーフェイス328の間における双方向デジタル接続用と
して備えられる。バス330はCPU301からROM
302、RAM303、VIA304、D/A変換器3
05、A/D変換器306およびシリアル入出力インタ
フェイス328への一方向デジタル接続用として使用さ
れるアドレスバスである。このアドレスバス330はC
PU301によってデジタルデータが運ばれ、あるいは
そこからデジタルデータが取り出されるデバイスが唯一
選択されて使用される。出力インターフェイスバス33
1はVIA304から取り出され、CPU301のデジ
タル出力を与えるためにCPU301が制御する各回路
の入口端に接続される。同様に、入力インターフェイス
バス332は監視および検出回路の出力をVIA304
を経由してCPU301にデジタル入力として与えるよ
うにその入力端に接続される。
【0042】自動クレーン30に注目すると、5個の分
離している各要素すなわち、フレーム40、ピペット集
合体32のバレルおよびプランジャ、試薬用瓶支持部材
50およびソレノイド42が制御される。フレーム40
の制御は制御用モータ208のためのモータ駆動および
制動回路307によるものである。図8中に線図的に示
された位置検出器316は図4中に示される試料カムプ
レート201、分析カムプレート203およびリミット
スイッチ205、207をもって具体的に構成される。
位置検出器316はスイッチ205、207が試料カム
プレート201および分析カムプレート203に触れて
それを通過するとき、スイッチ205、207の動作中
断を数えることにより機能する。瓶支持部材50に関し
て、モータ駆動回路310は、フレーム40が支持媒体
12の上方に置かれたとき、2方向のうちの一つの方向
にモータ60を回転させるため、CPU301およびV
IA304からの指令を受けて制御される。リミットス
イッチ(図示せず)は図6に示されるように瓶支持部材
50のシャフト52と係わって位置検出器319として
好適である。
【0043】ソレノイド駆動回路311は、信号がソレ
ノイド42に与えられたとき、アーム44を下方向の位
置まで延ばすようにソレノイド42と協働して働く。
【0044】インタロック回路323は試料プレートユ
ニット14の真下に備えられ、試料プレートユニット1
4が正規の位置に置かれ、かつ自動電気泳動装置10が
計算機400から始動コマンドを受け入れ可能である場
合にVIA304を経由してCPU301に信号を出力
する。
【0045】電気泳動チャンバ13内の回路に注目する
と、高電圧回路325および高電圧監視回路326が図
5(A)中に示されるように電気泳動電流を支持媒体1
2へ供給するために使用される。高電圧回路325はD
/A変換器305、バス333および走査ボックスドア
インタロック回路373を経由してCPU301から出
力されるコマンドに応答する。高電圧監視回路326か
らの監視信号はバス334を経由してA/D変換器30
6に入力される。同様に、温度監視回路327はCPU
301による確認のためバス334を経由してA/D変
換器306にアナログ信号を入力している。温度センサ
ないし変換器327は図3中の電気泳動チャンバ13内
の温度を感知して出力する。冷却/加熱装置70に対す
るデジタル制御信号はバス331から加熱器培養回路3
13に出力される。同様に、デジタル制御信号はバス3
31から冷却器回路314に出力される。ランプ駆動回
路315は走査ボックス100内の蛍光ランプ110
A、110B、110C、110Dを制御するためにバ
ス331を経由して出力されるデジタル信号に応答して
いる。
【0046】回路315は走査ボックス100内の蛍光
ランプ110A、110B、110C、110Dを制御
するためにバス331を経由して出力されるデジタル信
号に応答している。
【0047】図9に注目すると、計算機400の要素の
線図的な表示はシリアル入出力インターフェイス328
およびバス410を経由してデジタル制御回路300に
至る接続を示している。シリアル入出力インターフェイ
ス401は計算機400のためのインターフェイスとし
て使用される。好ましくは計算機400はコンパクトデ
スクプロモデル(登録商標)のようなパーソナル形計算
機を使用する。計算機400の働きは図2のシステム構
成において、操作員から与えられるコマンドを自動電気
泳動装置10に伝えることと、自動電気泳動装置10か
ら操作員へデータを報告することであり、計算機400
内に蓄えられたデジタルデータが分析され、出力装置に
より操作員に対するグラフィック表示およびテキストレ
ポートの双方が与えられる。計算機400に対する操作
員からの入力はキーボード407により与えられ、一方
プリント出力はプリンタ408により与えられる。ビデ
オテキスト用ブラウン管405は計算機400と直接係
わり、一方ビデオグラフィック用ブラウン管406は図
2に示されるように自動電気泳動装置10と結合して設
けられる。カメラ114は、好ましくは観察領域のアナ
ログ電圧表示を発生するビディコンを用いる。フレーム
グラバ403はカメラ114のアナログ出力をデジタル
データ表示に変換するためにカメラ114と接続され
る。フレームグラバ403が続けて発生するグラフィッ
クおよびテキスト用の双方の分析結果はメモリ409内
にデジタル表示として蓄えられる。運転操作中、カメラ
114は電気泳動および着色工程が計算機400および
デジタル制御回路300の制御のもとに自動的に完了し
た後に、図5(E)に幾分類似した観察表面を見ること
になる。蛍光ランプ110A、110B、110C、1
10Dが点灯されたとき、カメラ114は支持媒体12
を走査する。このとき、カメラ114はビデオ用信号
と、同期化信号とを発生する。ビデオ用電圧振幅は支持
媒体12の表面から放出された光量を表示している。こ
のアナログ電圧は上述されたようにフレームグラバ40
3により512カラム、512画素列のマトリックスか
らなるデジタル表示に変換される。同期化信号はビデオ
アナログテータを支持媒体12上の精密な位置と相関さ
せるために使用される。試料プレートユニット14およ
び電気泳動操作が自動電気泳動装置10で始まる前に、
カメラ114/レンズ112からなるシステムの較正は
終了させる。この較正は512カラム、512列のマト
リックスの個々の画素における濃度レベルの不均一な応
答を生じる非直線性の影響を正す目的で実施される。
【0048】カメラ114/レンズ112からなるシス
テムを較正するために均一なテスト支持媒体12′が図
22に示されるように走査ボックス100内の分析プレ
ート80上に置かれる。このテスト支持媒体12′は試
料が着けられていない支持媒体であり、勿論電気泳動、
培養ないし着色も行なわれないものである。走査ボック
ス100のドアが閉じられ、自動クレーン30が開口1
01内に移動させられて走査ボックス100内に入るす
べての外光がほぼ遮断された実際の走査条件を模擬する
条件がつくられる。次に、蛍光ランプ110A、110
B、110C、110Dが点灯され、それからカメラ1
14/レンズ112からなるシステムが働き出す。フレ
ームグラバ403は支持媒体12′のスナップショッ
ト、すなわちメモリ409内に蓄えられた512カラ
ム、512列のマトリックスの画素のそれぞれの濃度を
受け取る。
【0049】次に、分析プレート80上に置かれた実際
の支持媒体12の15トラックあるいは列と同じ15ト
ラックについてテンプレート801、802…815が
プログラム制御のもとに電子的に定められる。それぞれ
のトラックの高さないし“Y”方向はメモリ409の高
さ(約34画素)のおよそ1/15である。トラックそ
れぞれの幅ないし“X”方向はそのメモリの合計幅であ
る512画素に等しい。これらの15トラックは後に走
査される分析プレートの試料トラックの位置に一致す
る。15トラックのそれぞれの範囲内において、画素濃
度データの二次元配列は合計することにより一次元配列
のデータに変換され、そして約34画素列のそれぞれの
範囲内で512縦カラムのそれぞれにつき画素値の平均
が求められる。これはトラックの、縦カラムの各々につ
いて行なわれる。トラック内の34画素の濃度は合計さ
れ、そして画素列の数、たとえば34により分割され
る。結果として、各々15トラックはX=1からX=5
12までランニングする画素のX方向の関数として平均
濃度の列ベクトルにより表される。この15トラック、
512濃度値の“平均濃度”マトリックス内の各平均濃
度の探査は、それから最大値Imax の決定が行なわれ
る。次に、その平均濃度マトリックス(15トラック、
512濃度値)内の平均の画素濃度は最大値Imax の値
に分割される。このマトリックスのそれぞれの要素はそ
の分割の結果により再配置される。したがって、マトリ
ックスのそれぞれの要素は実際の支持媒体12が15の
ウェルの2セットに収められた試料を着けた後に正規に
走査される間、支持媒体12に適用される“正規の因子
マトリックス”の正しい因子として扱われる。
【0050】図23は実際の支持媒体12のためにフレ
ームグラバ403により蓄えられた512×512画素
の各々の分析領域を自動的に決めるため、プログラム制
御のもとに形成された601、612、616、623
のような電子テンプレートを示している。電子プレート
の“Y”軸方向は先に述べられた15トラックと同様な
ものである。たとえば、電子テンプレート601はウェ
ル701の箇所に支持媒体12と接して置かれた試料の
縦方向の電気泳動パターンと正しく合せるために予め決
められている。支持媒体12が分析プレート80に接し
て予め決められた位置に置かれており、しかもカメラ1
14/レンズ112が分析プレート80に対して固定さ
れているので、電子テンプレート601はウェル701
での液体試料のための電気泳動バターンと正確に合うこ
とになる。これらの電子テンプレートは試料の各々に備
えられる。この電子テンプレートの各データは試料のそ
れぞれに電子泳動進展距離Xの関数として単一の濃度表
示を与えるためにそのテンプレートの内側がY列の画素
にわたり平均が求められる。次に、各電子テンプレート
のそれぞれのX画素位置に対する平均濃度値に上に述べ
られた因子マトリックスに蓄えられた同じ因子数が掛け
られる。このデータは濃度の分析が行なわれる計算機4
00のデジタルメモリ409内のフォーマット内に蓄え
られる。本出願人による米国特許4242730号はマ
イクロプロセッサによる制御を特徴としている濃度計に
ついて述べている。この特許は図2の計算機400に示
されたブナウン管406のような陰極線管にアナログ表
示するため走査された試料のデジタル量がどのように処
理されるかについて記述するものである。操作員は表示
された濃度曲線について手を加えることも可能である。
【0051】ビデオカメラあるいはCCDのような類似
のデバイスを使用する場合、試料の走査は30分の1秒
で終了させられ、非常に有利である。この走査は図5
(E)に示スすように30試料全部の情報を含んでい
る。このテータは計算機により二次元配列に編成され、
このため、計算機が正確に試料の縦方向の個々の成分を
定めるだけでなく、試料の分離が平行な状態に起こらな
い場合に試料の境界を正確に決定することが可能であ
る。
【0052】支持媒体12の走査では電子式の走査によ
る利点が適えられない状況が考えられる。製造コストに
ついてより安価なものが求められる場合、図24の自動
クレーン30′の部品として従来技術による機械式光学
スリットおよび走査装置900が使用されることにな
る。この自動電気泳動装置10′は走査装置900が図
1のカメラ114/レンズ112からなるシステムの電
子式走査の代替として機械的に駆動される電子式走査を
提供する点を除いて図1の自動電気泳動装置10と実質
的に同一である。
【0053】自動クレーン30′の前側に固定された走
査装置900は、好ましくは蛍光ランプ901、視準器
903および光電子増倍管905を有する。蛍光ランプ
901はカバー906の内側に配置される。視準器90
3はカバー906の内側に形成される横方向のスリット
904内に置かれ、走査される間、正面が支持媒体12
の方向(下向き)に向けられる。光電子増倍管905は
視準器903を経由して伝えられる光に応答している。
図示しないモータは視準器903/光電子倍増管905
を支持媒体12を横切り、横方向に進ませるために設け
られる。電気のサービスループ907あるいはケーブル
は光電子増倍管905と、計算機400へ走査信号を入
力するための変換器(図示せず)との間に備えられる。
サービスループ907は走査している間、蛍光ランプ9
01を制御するデジタル制御回路300(図8参照)に
接続される。支持媒体12を横切って行なわれる走査は
モータ210(図4参照)を備えた自動クレーン30′
により成し遂げられる。先に述べられたように、機械式
スリットおよび走査装置900は支持媒体12上の試料
の縦方向に分離された成分の濃度の電気信号を発生す
る。図24は支持媒体12の上に縦方向に移動する前の
自動クレーン30′を示している、走査ボックス909
が図1に示される走査ボックス100よりも高さにおい
てより低い構造にしているのはカメラ116/レンズ1
12からなるシステムを必要としないからである。
【0054】操作員が図1に示されるように自動電気泳
動装置10のベース16上の位置に試料プレートユニッ
ト14を据付け、かつ支持媒体12を図4に示されるよ
うに分析プレート80の上に置いた後に走査ボックス1
00の前側のドアが閉じられ、この後、計算機400の
キーボード407を通してコマンドが打たれて運転が開
始される。分析される液体試料が試料プレートユニット
14のウェル26、28にそれぞれ置かれることは既に
知るところである。各ウェル26、28は、好ましくは
15個の分離したウェルを有する。標準液体試料は比較
のためにこれらのウェルの1個に置かれる。また、吸取
紙が吸取空間22に置かれ、かつ洗浄ウェル20がそれ
以前から洗浄水で満たされていることも理解される。ベ
ース16上への試料プレートユニット14の移動は図8
に示すようにデジタル制御回路300にバス332を通
して信号を送る。計算機400は自動処理がデジタル制
御のもとに進む指示を受ける。
【0055】図10ないし図15は試料プレートユニッ
ト14のウェル26、28に蓄えた液体試料の自動処理
における重要なステップを示している。図10はピペッ
ト集合体32の個々のピペットが予め決められた量の試
料を汲み上げるところを示している。
【0056】図11は自動クレーン30が支持媒体12
の領域まで縦方向に移動したところを示し、ここで液体
試料がその支持媒体12の表面にあるウェル62、63
に着けられる。このとき、電気泳動チャンバ100のカ
バー92が開放位置にあることは、特に注目されねばな
らない。
【0057】図12はアーム44がカバー92の穴93
と係合するためにソレノイド42により駆動された後
に、カバー92が閉じられる様子を示している。また、
同時に、自動クレーン30が電気泳動チャンバ100の
方向に縦方向に移動したところを示し、これによりカバ
ー92が閉じられる。
【0058】カバー92が閉じられた後に試料の電気泳
動工程が行なわれることは確実に保証されている。この
工程は先に述べられているが、要するに、電極ポスト9
4、96および電極/延ばしバー74、76により支持
媒体12に電気泳動電流を供給することが含まれる。同
時に、支持媒体12に対する電気泳動電流の供給につい
て、電流は冷却/加熱装置70に一つの方向から供給さ
れる。支持媒体12の冷却はより高い電気泳動電流の供
給を可能にし、これにより電気泳動工程はより速い速度
で成し遂げることができる。図13は試薬を入れた瓶4
8から試薬47を供給している様子を示している。この
試薬47はモータ60により瓶支持部材50を回転させ
ることにより支持媒体12の表面に放出される。また、
本図は図12に示された手順と逆の手順によりカバー9
2が開放位置に運ばれたところも示している。
【0059】図14は、支持媒体12の表面を横切って
試薬が薄く延ばされるところを示している。好ましく
は、この延ばしはプランジャ式のアーム44の駆動によ
り行なわれ、このため、アーム44のスロット44Aは
電極/延ばしバー76と係合させられる。自動クレーン
30は、それから試薬が支持媒体12の表面を横切って
薄く延ばされるように往復運動させられる。もう一つの
電極/延ばしバー74は電極/延ばしバー76に付加し
て、さらに支持媒体12の表面に試薬を延ばすために同
様に使用される。
【0060】次に、カバー92は図13に示される操作
と同じ操作で密閉位置に移され、培養および乾燥工程が
行なわれる。この培養工程は分析プレート80を予め決
められた時間だけ加熱するように冷却/加熱装置70を
操作することを要求する。乾燥工程は図6により明らか
に示されるようにダクト98を通して、さらに支持媒体
12を横切って乾燥用空気を供給することを要求する。
【0061】培養および乾燥工程が行なわれた後に、支
持媒体12の電子式走査が実施される。図15に示すよ
うに、カメラ114/レンズ112からなるシステムは
蛍光ランプ110A、110B、110C、110Dに
より照射された支持媒体12の視界領域の示すアナログ
信号を発生する。この光学的信号のイメージは自動電気
泳動装置10に直接取付けられたブラウン管406に再
生される。また、図15はカメラ114による走査が行
なわれる間、走査ボックス100の外から内部に入る光
を遮断するために自動クレーン30が走査ボックス10
0の入口壁102にある開口部101の内側に置かれる
ことを示している。
【0062】図16ないし図21は自動電気泳動装置1
0の制御に関係するフローチャートを示している。図1
6は電気泳動工程の自動制御のためのデジタル制御回路
300に計算機400からの信号が出力される手順を示
している。論理ボックス500により示されるように、
ピペット集合体32の各ピペットがバレルアップおよび
プランジャダウンの姿勢を取ることにより休止位置へ動
かされる。フレーム40はモータ駆動および制動回路3
07に制御信号を伝えることにより原位置に動かされ、
位置検出器316でその位置を感知する。次に、計算機
400は論理ブロック501により示されるように、シ
リアル入出力インターフェイス328を経由して始動コ
マンドが与えられるまで待機する。計算機400は、そ
の後仮に試料プレートユニット14がマウンティングプ
レート15に置かれたならば、論理ブロック502によ
り指示が決定される。仮に、信号がインターロック回路
323からあるとすれば、そのプロセスの制御は続けら
れ、仮に、信号がないとすれば、エラー信号が操作員に
対するエラー通報を印字ないし表示するために計算機4
00に回答される。
【0063】図17に示すように、論理ブロック503
は支持媒体12にウェル62から液体試料を着床する。
ピペットの洗浄ならびに乾燥の働きは支持媒体12に試
料を着けることに先行する。ウェル28から抽出された
液体試料は、この後支持媒体12のウェル63に着けら
れる。ピペットは再び洗浄される。次に、論理ブロック
505において、ピペット集合体32が駆動され、各ピ
ペットがバレルアップおよびプランジャダウンの姿勢に
なる。
【0064】図18に示されるように、連続したブロッ
ク506により電気泳動チャンバ13の全面にわたりカ
バー92による密閉が行なわれる。これらのステップは
フレーム40がカバー92の開放位置へ動かされる論理
ブロック507から始まる。それから論理ブロック50
8の中で、アーム44がカバー92の穴93と係合する
ために下に向かって動かされるように電流がソレノイド
駆動回路311に供給される。次に、論理ブロック50
9では、フレーム40が電気泳動チャンバ13の方向へ
カバー92の密閉位置まで動かされる。論理ブロック5
10において、ソレノイド駆動回路311からの電流が
遮断され、これによりアーム44が休止位置へと戻され
る。論理ブロック511の中で、フレーム40はその原
位置に移される。
【0065】論理ブロック512は支持媒体12に電気
泳動電流を供給し、一方、同時にそれを冷却することを
果たす。論理ブロック513は電気泳動電流を供給する
時間をセットし、かつ調整すると共に、電極ポスト9
4、96の間に電圧を加える。論理ブロック514で
は、冷却/加熱装置70およびファン204を働かせる
ために冷却器回路314が接続される。論理回路516
は回路325からの電圧を監視し、電気泳動時間を計測
し、この後上記電圧ならびに冷却/加熱装置70が遮断
される。
【0066】次に、図19に注目すると、符号515と
して一まとめに付された論理ブロックはカバー92を開
くために必要なステップについて述べている。このステ
ップはカバー92を閉じるための論理ブロック506に
類似しており、詳細な説明は省略する。符号518が付
された論理ブロックは支持媒体12の表面に試薬を着け
るための制御を与えるものである。論理ブロック519
においては、フレーム40が電極/延ばしバー74、7
6の間のほぼ中間で支持媒体12と向かい合う位置に駆
動される。論理ブロック520では、モータ60が駆動
され、これにより瓶48を回転させて支持媒体12の表
面に試薬を供給することができる。モータ60の駆動
は、それから瓶支持部材50をその休止位置に戻すため
に逆方向に動かされる。符号521が記された論理ブロ
ックは支持媒体12の表面を横切って試薬を薄く延ばす
ために必要なステップを記述している。論理ブロック5
22においては、ソレノイド42が電極/延ばしバー7
4の上方にくるまで、フレーム40が動かされる。論理
ブロック523では、アーム44が下方向に延びてスロ
ット44Aが電極/延ばしバー74を“握る”か、ある
いは平行に取り囲むように電流がソレノイド駆動回路3
11に供給される。論理ブロック524の中でフレーム
40はウェル62の方向へ動かされ、その後、電極ポス
ト94の位置まで再び移動させられる。ソレノイド駆動
回路311に対する電流はアーム 44を休止位置へ戻
すために論理ブロック525の中で断たれる。論理ブロ
ック526、527、528、529は支持媒体12の
表面を横切って電極/延ばしバー76を動作させ、試薬
を薄く延ばすように制御すると共に、アーム44をその
休止位置まで戻す。
【0067】カバー92は、この後、論理回路530に
従って先に述べられた符号506と同一の手順により密
閉される。
【0068】図20に注目すると、プロセスは符号53
1として一まとめに付された論理ブロックに続く。これ
らのステップ中のデジタル制御回路300は試薬の供給
と培養の開始との間で実施されるため、充分な時間を掛
けることが許される。一まとめに試薬培養532として
記された論理ステップは培養時間をセットするためステ
ップ533および温度をセットするためのステップ53
4から始まる。この培養加熱器回路313は論理ブロッ
ク535の中で投入される。論理回路536は温度検出
器327から送られる培養温度を監視し、乾燥ステップ
538に制御を回す。
【0069】一まとめに乾燥538として記された論理
ステップは乾燥時間および温度がセットされる論理ブロ
ック539および540から始まる。論理ブロック54
1では、乾燥器回路340が加熱器202およびファン
200を働かすために接続される。論理ブロック542
は温度検出器327から送られる乾燥温度ならびに乾燥
時間を監視する。論理ブロック543は培養加熱器回路
313および乾燥器回路340を遮断する。
【0070】次に、図21はカバー92が一まとめに符
号544として記されたステップの制御のもとに再び開
かれることを示している。このステップは上記の論理ブ
ロック517(図19参照)と同一である。制御は、こ
の後、計算機400により蛍光ランプ110A、110
B、110C、110Dが点灯しているか否かが決めら
れる論理ブロック545に回される。もし、否であると
制御は論理ブロック546の中でそれらを点灯する信号
を発する計算機400へ回される。それらが点灯したこ
とを示す論理ブロック547の信号を受けるとすぐに制
御はカメラ114からのビデオイメージを受信し、かつ
蓄える論理ブロック548に回される。蛍光ランプ11
0A、110B、110C、110Dは論理ブロック5
49の制御のもとに消灯される。
【0071】計算機400は、この後、試料の成分の濃
度を決定する公知の方法に従う論理ブロック550にお
いて濃度の算定を行なう。各々論理ブロック551およ
び論理ブロック552により指示されたようにグラフィ
ック出力がブラウン管405、406上に表示され、プ
リントレポートがプリンタ408上に出力される。
【0072】以上説明したように、自動クレーン30の
ピペット集合体32は支持媒体12のウェル62、63
に試料を着けるため、個々のピペット内に試料を吸い取
った後に試料プレートユニット14から移動させられ
る。モータ210、ベルト212、カムプレート20
1、203、リミットスイッチ205、207などの働
きを併せ、計算機制御をもとにしたかかる移動は正確で
あるが、試料がウェル62、63に正確に置かれること
は電気泳動工程および濃度の分析の結果が可能な限り正
確なものになるために重要である。図3、図4および図
6に示されたところに従えば、ピペット集合体32のウ
ェル62、63に対する並びは分析プレート80に固定
された一組のピン450、452および454、456
と、ピペット集合体32のバレル駆動体462、464
に形成されたスロット458、460とが影響を及ぼし
合う。バレル駆動体462、.464は図6に一対のピ
ン450、452と並んで示されている。ピペット集合
体32が支持媒体12上のウェル62に試料を着けるた
めに降ろされたとき、スロット458、460はピン4
50、452と組み合う。結果としてピペット集合体3
2はウェル62に対して正確に並ぶことになる。
【0073】スロット458、460は、好ましくはピ
ン450、452および454、456の端部の円錐形
状に適合させるために逆円錐形に形成される。このスロ
ット458、460は、ピペット集合体32が降ろされ
たとき、凹部62、63に対するピペット集合体32の
並び違いを取り除くようなピン450、452、45
4、456の漏斗のような働きをする。
【0074】上述のように電気泳動工程では、液体試料
が正確にウェル62、63に着けられることが重要であ
る。ピペット集合体32の縦方向の位置決めは図8に示
されるように、モータ駆動および制動回路307により
果たされる。軌道34の間に横方向の僅かな寸法の変化
が試料プレートユニット14と分析プレート80との間
の縦方向の距離に狂いをもたらし、ローラ36′と軌道
34との間の摩擦が変わることがある。この寸法の変化
はウェル62、63の真上のパレルの正確な位置決めを
妨げる要因となる。このような摩擦の変化を減少させる
ため、マウント37(図4参照)がフレーム40に固定
されると共に、フレーム40から外方向に延長する形状
が選ばれる。ローラ36′は軌道34に対してローラ3
6′が横方向に内側に向くようにスプリング39を介し
て支持される。軌道34の一つにローラ36′を押し付
ける力は摩擦の変化を減少させてモータ駆動および制動
回路307がウェル62、63の上方のピペット集合体
32を正確に位置決めすることを可能にする。
【0075】先に、図4および図14と関連して説明さ
れたように、電極/延ばしバー74、76は試薬を薄く
延ばす延ばしバーとして機能する。図14はアーム44
が動作することにより支持媒体12の表面を横切って動
く電極/延ばしバー76がその頂部にある試薬を延ばし
ているところを示している。
【0076】炭素あるいはグラファイトでつくられる電
極/延ばしバー74、76が試薬を薄く延ばすとき、そ
の試薬および/または支持媒体12の膠質成分が炭素成
分と化学的に反応し、その際支持媒体12の表面に反応
物質が着いてしまうことがある。そこで、図25に示さ
れる実施例はそのような可能性を未然に防ぐものであ
る。すなわち、電極ポスト94、96の外側に図5
(C)の電極バーを使用することがこの場合好ましい。
この電極/延ばしバー74′、76′はある磁気をもつ
ところの電極ポスト94、96として形成され、鉄のよ
うな磁性材料からなる端部を有するが中間部分は支持媒
体12のリザーバ64A、64Bを経由して電流をより
多く導くためにグラファイト材料をもって構成されてい
る。また、図5(D)に示される全体を鉄材料によって
構成される電極バーも電極/延ばしバー74′、76′
に使用できる。この電極/延ばしバー74′、76′は
横方向に離された電極ポスト94、96の間の想像線の
外側に配置される。電極ポスト94、96は支持媒体1
2の上方にあって分析プレート80から縦方向に延びて
おり、かつ電極/延ばしバー74′、76′が所定の位
置にあるとき、支持媒体12に関して整列している。
【0077】電極/延ばしバー74′、76′は電極ポ
スト94、96と電気的な接続状態が保たれるだけでな
く、支持媒体12のリザーバ64A、64Bとの接触が
果たされるように支持媒体12に対しても位置を調整さ
れる。延ばしバー75、77は一方の一対の電極ポスト
96との間の横方向の想像線の内側に配置される。好ま
しくは、この延ばしバー75、77はガラス材により構
成されるが、これに代えて他の不活性な材料で構成する
ことができる。
【0078】(1)分析プレート80(図18参照)が
本発明による自動泳動装置の作動の間あるレベル条件に
維持され、かつ(2)支持媒質12の頂部表面がかなり
高い摩擦係数を有するゲル成分から成るために、延ばし
バー75,77は支持媒体12の頂部に置かれたままで
ある。この結果、延ばしバー75,77は、ポスト94
または96に近接して支持媒質12の頂部に置かれ通常
の操作ではころがらない所にとどまる。一方、延ばしバ
ー75,77は電極バー74′および76′に類似の方
法で有利に構成される。すなわち、図3Cに示すよう
に、鉄のような磁性体の端部キャップは、磁力の下でポ
スト94および96に対してガラスロッド75および7
7を保持するように、磁気ポスト94および96の各々
を保持するために設けられている。
【0079】図4、図5(D)と関連して先に述べたよ
うに、ウェル62、63の横方向の列は支持媒体12の
平らな表面に形成されている。電気泳動工程に委ねられ
た試料はこのウェル62、63の部分に、好ましくは、
上述されたピペット集合体32を用いて自動的に着けら
れる。このウェルの列は支持媒体12の膠質面に点の窪
みとして並んでいる。一般的に、このような点は平らな
面あるいは半球状の窪みをもとにした円形パターンによ
り特徴づけられる。この場合、仮に、試料が円形の窪み
を持つところに着けられ、その試料が様々な成分を含ん
でいると、成分を完全に分離するまでにより多くの時間
がかかる。一方、短形の窪みを持つところに試料が着け
られたとすると、同じ様々な成分を含む試料であって
も、より少ない時間で完全な分離を行なうことができ
る。
【0080】図28は、仮定の成分Aと成分Bを含む同
一の試料におけるそれぞれの分離時間について示すもの
である。各成分は蛋白質あるいは支持媒体12の膠質に
加えられ電界ないし電流のもとに成分を縦方向に移動さ
せる電荷を有する蛋白質に類似する試料であることが確
められている。成分AおよびBの電荷の相違は同じ電界
の影響のもとに2つの成分の間で異なった移動速度を与
える。
【0081】図28に示すように、円形の窪み62A、
Bは寸法dないし円形の窪み62Aの直径のために寸法
Sだけ分離されるまで、長い移動時間を必要とする。換
言すると、円の後側にある成分B1が円の前側にある成
分A2から分離されるような移動においては成分Bを移
動させるのに充分な時間が与えられねばならない。一
方、短形の窪み62A′とした場合は寸法d′が短か
く、短形の後側にある成分B4を短形の前側にある成分
A3から分離するための時間をより短縮することが可能
である。電気泳動時間の短縮は荷電成分の拡散が減少す
るという点において有益である。
【0082】電圧泳動電流を電気泳動ストライプに対し
てストライプの2つの部分への反対方向に同時にかける
ための装置または方法。
【0083】本明細書の背景技術の部分で示したよう
に、電気泳動のあるタイプの作用は、前述したような装
置を用いることによっては容易になされない。例えば、
等電気集束作用は電気泳動板にペーハーを変える化学物
質を付加する必要がある。このような作用は分離させる
ための電気泳動電流と結びついてこのようなペーハーの
化学物質に依存する。通常の2電極システムを用いるこ
とは単一のペーハー勾配を可能にする。従って試料の一
列のみ作用させることができる。本発明の実施例におい
ては、3電極システムにより、2個の別であるが同じペ
ーハー勾配の場を同一平面上に生成し、2列の試料を同
時に分離できるようにする。
【0084】したがって、図29に示す装置は図1〜2
8に示す機械と共に作動するようになっているが、2個
の試料の列を横切って縦の反対方向に強度が実質的に等
しい電気泳動電流シートを備えるようになっている。
【0085】図4および図6(および図25等)の電気
泳動プレート(または多孔性支持媒質)12や電極バー
74,76を用いるよりむしろ、図29〜32の配置が
代用される。本発明に従って、新しい電気泳動プレート
12′が設けられ、プレート12′はガイドピン68で
プレート12′の穴を揃えることによって分析プレート
80上に適当に揃えられている。電気泳動プレート1
2′(上で多孔性支持媒質とも呼んだ)は、上述した図
1〜28の装置のピペット32で試料が置かれるウェア
ルあるいはくぼみの2列62′,63′を有する。さら
に、ゲル物質から成る3個のリザーバストライプがプレ
ート12′の頂部表面上に形成されている。プレート1
2′は好ましくは図1〜28のプレート12ほど広くな
い。
【0086】アノードアセンブリ280とカソードアセ
ンブリ282は磁気ポストの反対の組の間、特に図1〜
28の装置のカソードポスト94とアノードポスト96
の間に嵌合するように構成されている。このようなアノ
ードアセンブリ280とカソードアセンブリ282はこ
れらの外方端部につけられたアイロンストライカプレー
ト(striker plate)281A′,281A″,281
C′,281C″によってポストの組94,96に物理
的および電気的な接触を維持される。
【0087】磁化した物質から成るバー283′および
バー283″はカソードアセンブリ282とアノードア
センブリ280の第1の端部に各々付けられ、これによ
ってこのような磁化した物質の部分はプレート12′の
第1の長手端部に向って外方に面している。電極バー2
74′は図5(C)または図5(D)の電極バー28
3′,283″に類似した方法で構成されているので、
電極バー274′は磁石バー283′,283″と物理
的および電気的に接触を維持されている。すなわち、電
極バー274′はバー283の磁性物質に引きつけられ
る鉄より構成されており、容易に電流を伝導し、または
代りに黒鉛の中間部分のある鉄の端部キャップを有す
る。このような構成はまた同時に(鉄の端部キャップの
ための)磁気的引力と(鉄および黒鉛による伝導電流の
ための)伝導電流を供給する。
【0088】反対の、あるいは“第2”の長手端部にお
いて、磁石バー285′および285″はカソードアセ
ンブリ282およびアノードアセンブリ280に付けら
れている。このようなバーは第2の長手端部に向って面
する部分を有し、第1バー274′の部分に好ましくは
同じ構成の第2バー274″の端部を引きつけるように
なっている。バー274″はリザーバストライプ64
B′の上に置かれ、そのようなストライプと磁石バー2
85′,285″に同時に電気的接触し、磁石バー28
5′,285″とバー274″の鉄端部部分との間の磁
力によってそれらのバーに物理的接触を保たれる。
【0089】アノードアセンブリ280およびカソード
アセンブリ282の中間部あるいは“第3”の部分にお
いて、第3の磁石バー287′,287″が付けられ、
これによってこれらの磁石バーの部分が、バー274′
および274″のように構成される第3の横のバー27
6の横端部に十分に接触するために長手方向の外方に面
している。第3の横バー276は第3のリザーバストラ
イプ64C′と電気的接触して置かれ、上述したのと同
様の方法で磁石バー287′,287″と電気的および
物理的に接触されている。
【0090】アノードアセンブリ280およびカソード
アセンブリ282は一体に押され形成されたものから作
られる。言いかえれば、カソードアセンブリ282およ
びアノードアセンブリ280は絶縁物質の同一のかたま
りから作られ、各々は互いに面するように他から180
°回っている。この理由のために、中間部あるいはアセ
ンブリの第3の腕において付加的な“バーノッチ”29
3が設けられている。
【0091】電気リード295がカソードアセンブリ2
82に設けられ、カソードアセンブリ282の第1の端
部のアイロンストライカプレート281C′から第1の
端部磁石および第2の端部磁石285′の両方に続いて
いる。従って(図5(A)のように回路が接続されたと
きに)、負電圧が第1のカソード電極バー274′上お
よび第2のカソード電極バー274″上に生じる。電気
的経路が磁石ポスト94、第1端部アイロンストライカ
プレート281′、電気リード295および第1端部磁
石283′と第2端部磁石285′の間に設けられるか
らである。
【0092】類似の方法で、電気リード297はアノー
ドアセンブリ280の中に取り付けられ、アノードアセ
ンブリ280の第2端部のアイロンストライカプレート
281A″から磁石287″へ通じている。従って(図
5(A)におけるように回路が接続されるとき)、正電
圧がアノード上あるいは中間の電極バー276上にかけ
られる。電気的経路がアノード磁石ポスト96、ストラ
イカプレート281A″、リード297、磁石28
7″、およびアノード電極バー276の間に設けられる
からである。
【0093】直流電圧源がアノード磁石ポスト96に接
続された正端子とカソード磁石ポスト94に接続された
負端子とを有するように、回路が接続されるとき、第1
電流シートはアノードまたは“第3”バー276から
“第2”カソードバー274″へ電気泳動プレート1
2′に押しつけられ、また同時に第2電流シートがアノ
ードまたは“第3”バー276から“第1”カソードバ
ー274′へ押しつけられる。このような第1および第
2の電流シートは実質的に同じ強度または電流レベルで
ある。
【0094】図30は図29の線22−22に沿ってと
られた電気泳動プレート12′および分析プレート80
の断面図である。持ち上げられたリザーバストライプ6
4A′,64B′および64C′は第1電極バー27
4′、第2電極バー274″および第3電極バー276
に沿って示されている。ペルチェ装置70、ヒートシン
ク84、金属伝導体82および絶縁体78は、もちろん
図1〜28に示したものと同様である。
【0095】図31は図21の線23−23に沿ってと
られた断面図である。磁石ポスト94はアーム291′
に取り付けられたアイロンストライカプレート281
C′の近傍に示されている。図32は図29の線24−
24に沿ってとられた断面図である。磁石285′は側
部に取り付けられたリード295とともに示されてい
る。
【0096】図29に示されるように、電流シートが電
気泳動プレート12′の中間部分から反対の長手端部へ
動くような装置が好適であるが、電流シートが長手端部
から中間部または第3電極へ流れるように磁石ポスト9
4,96の極性を逆にすることは本発明の範囲内であ
る。もちろん、試料の分離成分はプレート12′の中間
部に向って移動するためのスペースを有するように、試
料列はプレート12′の端部へ動く。
【0097】図1〜28の装置のすべての機能が変形し
た電気泳動プレート12′、アノードおよびカソードア
センブリ280,282と共に用いられないが、それら
の多くは用いることができる。ウェルまたは列62′お
よび63′の部分へ試料を分析することは図10および
図11に示したのと同様の方法で自動的に適用される。
同時に、冷却する間電気泳動プレートへ電気泳動電流を
かけることはもちろん行うことができる。電気泳動の後
プレートの着色(staining)は不要であるが、図1〜2
0の装置で乾燥することがなされる。
【0098】上述された自動電気泳動装置および方法に
ついて、当業者が本発明の精神から離れることなく、様
々な変更をなし得ることは明らかである。上記説明は発
明の好ましい例を示すためのもので、例証として、一方
これに制限されることのないものとして理解されねばな
らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動電気泳動装置の全体を示す斜
視図。
【図2】デジタル制御回路にコマンドおよび制御信号を
与える計算機と結合した自動電気泳動装置を示す斜視
図。
【図3】図1に示す自動電気泳動装置の正面図。
【図4】同装置の平面図。
【図5】支持媒体の縦方向の端部に備えられる電極ポス
トにわたるように配置された電源を示す電気系統線図
(A)、分析プレートの真下に配置された冷却/加熱装
置の電源を示す電気系統線図(B)、電極/延ばしバー
を示す斜視図(C、D)、支持媒体に着けられた試料の
説明図(E)、別の方法による支持媒体に対する電気泳
動電流の供給方法を示す電気系統線図(F)。
【図6】図3の4−4線に沿う断面図。
【図7】図3の5−5線に沿う断面図。
【図8】デジタル制御回路と自動クレーンに関係する要
素とのインターフェイスを示すブロック線図。
【図9】自動電気泳動装置と係わる計算機を示すブロッ
ク線図。
【図10】本発明の主要な工程を示す工程説明図。
【図11】本発明の主要な工程を示す工程説明図。
【図12】本発明の主要な工程を示す工程説明図。
【図13】本発明の主要な工程を示す工程説明図。
【図14】本発明の主要な工程を示す工程説明図。
【図15】本発明の主要な工程を示す工程説明図。
【図16】計算機内に蓄えられたプログラムの論理ブロ
ックを示すフローチャート。
【図17】計算機内に蓄えられたプログラムの論理ブロ
ックを示すフローチャート。
【図18】計算機内に蓄えられたプログラムの論理ブロ
ックを示すフローチャート。
【図19】計算機内に蓄えられたプログラムの論理ブロ
ックを示すフローチャート。
【図20】計算機内に蓄えられたプログラムの論理ブロ
ックを示すフローチャート。
【図21】計算機内に蓄えられたプログラムの論理ブロ
ックを示すフローチャート。
【図22】カメラ/レンズシステムを較正するために使
用される均一な支持媒体を示す説明図。
【図23】サンプルトラックあるいは実際の電気泳動支
持媒質に対応するスキャンニングトラットのまわりに作
られた電気テンプレートを示し、多くの試料の電気泳動
プロセスを自動的に行った後、電気泳動パターンの各々
の電気イメージのまわりにピクセル境界を自動的に生成
するためのプログラム制御の下で生成された電気テンプ
レートを示す図。
【図24】本発明の他の実施例を示す斜視図。
【図25】さらに異なる本発明の他の実施例を示す系統
線図。
【図26】さらに異なる本発明の他の実施例を示す正面
図。
【図27】支持媒体の表面に形成されるウェルの他の形
状を示す説明図。
【図28】は荷電粒子の挙動を説明するための図。
【図29】等電気集束作用を行うための図1〜30の装
置と共に用いられるように設計されたアダプターを示す
電気泳動装置の一部の平面図。
【図30】図29の線22−22から見た装置の部分の
断面図であり、断面は等電気集束作用に特に適した新し
い多孔性の支持媒質からなる構造を示す図。
【図31】図29の線23−23から見た装置の部分の
断面図であり、断面は図1〜30の装置のアイロンスト
ライカーと磁化電極ポストを示す図。
【図32】図29の線24−24から見た装置の部分の
断面図であり、断面は電気リードがカソード部のマグネ
ットに接続されていることを示す。
【符号の説明】 12 支持媒体 13 電気泳動チャンバ 14 試料プレートユニット 15 マウンティングプレート 16 ベース 30 自動クレーン 32 ピペット集合体 34 軌道 36、36′ ローラ 40 フレーム 42 ソレノイド 50 瓶支持部材 50′ 第2の瓶支持部材 64A、64B リザーバ 70 冷却/加熱装置 74、74′、76、76′ 電極/延ばしバー 80 分析プレート 94、96 電極ポスト 100 走査ボックス 300 デジタル制御回路 307 モータ駆動および制動回路 310 モータ駆動回路 311 ソレノイド駆動回路 400 計算機 406 ブラウン管

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分析プレートと、 縦および横の寸法を有するこの分析プレート上に移動可
    能に設けられ、第1領域に少くとも第1試料を置くため
    および第2領域に少くとも第2試料を置くため縦方向に
    分離した2つの領域を有する電気泳動支持媒体と、 前記支持媒体の前記第1領域に縦方向に電気泳動電流を
    印加するとともに、前記支持媒質の前記第2領域に反対
    の縦方向に同等の電気泳動電流を印加し、これによって
    前記少くとも第1試料と少くとも第2試料とが反対方向
    に電気泳動する電流印加手段とを備えることを特徴とす
    る電気泳動装置。
  2. 【請求項2】電気泳動支持媒質の第1の縦方向端部に配
    置された第1領域に少くとも1個の第1試料を運ぶ工程
    と、 前記電気泳動支持媒質の第2の縦方向端部に配置された
    第2領域に少くとも1個の第2試料を運ぶ工程と、 前記少くとも第1試料と前記少くとも第2試料を反対方
    向に電気泳動させるために、前記支持媒質の前記第1領
    域に縦方向に電気泳動電流を印加すると同時に前記支持
    媒質の前記第2領域に反対の縦方向に同等の電気泳動電
    流を印加する工程とを備えることを特徴とする流体試料
    の要素を分離する方法。
  3. 【請求項3】ベースと、 このベースの上に縦方向に配置された分析プレートと、 この分析プレートの上面に移動可能に設けられた電気泳
    動支持媒体であって、縦方向の端部、他の縦方向の端部
    および中間位置に各々配置された電気伝導物質からなる
    浮き出た第1、第2および第3の側部リザーバストライ
    プを有するものと、 前記分析プレートの第1の縦方向端部で前記支持媒質の
    向い合う横側部上に配置され直流電源の負端子に接続さ
    れる第1の2つの電極を有するカソード電極組と、 前記分析プレートの第2の縦方向端部で前記支持媒質の
    向い合う横側部上に配置され直流電源の正端子に接続さ
    れる第2の2つの電極を有するアノード電極組と、 前記第1の側部リザーバストライプと電気的に接触して
    前記支持媒質を横切って横方向に配置された第1伝導電
    極バーと、 前記第2の側部リザーバストライプと電気的に接触して
    前記支持媒質を横切って横方向に配置された第2伝導電
    極バーと、 前記第3の側部リザーバストライプと電気的に接触して
    前記支持媒質を横切って横方向に配置された第3伝導電
    極バーと、 前記カソード電極組を前記第1伝導電極バーおよび前記
    第2伝導電極バーに電気的に接続するためのカソード接
    続手段と、 および前記アノード電極組を前記第3伝導電極バーに電
    気的に接続するためのアノード接続手段とを備えること
    を特徴とする電気泳動装置。
  4. 【請求項4】前記カソード電極組は前記分析プレートか
    ら上方に拡がる磁石ポストを有し、前記アノード電極組
    は前記分析プレートから上方に拡がる磁石ポストを有す
    ることを特徴とする請求項3に記載の電気泳動装置。
  5. 【請求項5】前記カソード接続手段は前記第1の2個の
    磁石ポストの一方と前記第2の2個の磁石ポストの一方
    との間に載置するためのカソード縦方向部材を有し、 前記カソード縦方向部材は向いあう縦方向端部に配置さ
    れたカソード鉄物質ストライプおよびアノード鉄物質ス
    トライプを有し、カソード鉄物質ストライプおよびアノ
    ード鉄物質ストライプは、磁石ポストの近くに置かれた
    ときに磁石ポストと鉄物質との磁気引力によって固定さ
    れポストとストライプとの間に電気的接触を達成し、 前記カソード縦方向部材は第1磁石、第2磁石および第
    3磁石を有し、第1磁石、第2磁石および第3磁石の各
    々は物理的位置を維持しかつこれらの磁石と前記第1伝
    導電極バー、第2伝導電極バーおよび第3伝導電極バー
    の対応する一つの端部との間に電気的接触を達成するよ
    うに配置されており、 また前記カソード縦方向部材は、 前記カソード鉄物質ストライプと前記第1磁石および第
    2磁石との間に配置され、これによって前記カソード電
    極組と前記第1伝導電極バーおよび第2伝導電極バーと
    の間に電気的経路が創生されるようにした伝導リードを
    有することを特徴とする請求項4に記載の電気泳動装
    置。
  6. 【請求項6】前記アノード接続手段は前記第1の2個の
    磁石ポストの他方と前記第2の2個の磁石ポストの他方
    との間に載置するアノード縦方向部材を有し、 前記アノード縦方向部材は向いあう縦方向端部に配置さ
    れたカソード鉄物質ストライプおよびアノード鉄物質ス
    トライプを有し、カソード鉄物質ストライプおよびアノ
    ード鉄物質ストライプは、磁石ポストの近くに置かれた
    ときに磁石ポストと鉄物質との磁気引力によって固定さ
    れポストとストライプとの間に電気的接触を達成し、 前記アノード縦方向部材は第4磁石、第5磁石および第
    6磁石を有し、第4磁石、第5磁石および第6磁石の各
    々は物理的位置を維持しかつこれらの磁石と前記第1伝
    導電極バー、第2伝導電極バーおよび第3伝導電極バー
    の対応する一つの端部との間に電気的接触を達成するよ
    うに配置されており、 また前記アノード縦方向部材は、前記アノード鉄物質ス
    トライプと前記第6磁石との間に置かれ、それによって
    前記アノード組と前記第3伝導電極バーとの間に電気的
    経路を創生する伝導リードを有することを特徴とする請
    求項4に記載の電気泳動装置。
  7. 【請求項7】前記鉄物質ストライプは鉄で作られている
    ことを特徴とする請求項5に記載の装置。
  8. 【請求項8】前記鉄物質ストライプは鉄で作られている
    ことを特徴とする請求項6に記載の装置。
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