JPH0618001B2 - 遠隔制御装置 - Google Patents

遠隔制御装置

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JPH0618001B2
JPH0618001B2 JP62039359A JP3935987A JPH0618001B2 JP H0618001 B2 JPH0618001 B2 JP H0618001B2 JP 62039359 A JP62039359 A JP 62039359A JP 3935987 A JP3935987 A JP 3935987A JP H0618001 B2 JPH0618001 B2 JP H0618001B2
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伸 井上
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は例えば体育館等の天井に設置される多数個の
照明器具の点灯、消灯の制御あるいは水平回転、垂直回
転等の姿勢制御あるいは昇降の制御等を行うための遠隔
制御装置に関するものである。
〔背景技術〕
ランプなどの負荷を遠隔制御する従来の遠隔制御装置
は、第18図に示すように、コントローラI″から引き
出した配線群II′に同一構成の複数台の端末器(1台の
み図示)III″を並列に接続している。
コントローラI″は、AC100VあるいはAC200
Vの商用電源Eの一端に負荷制御スイッチX10と2個
の端末器アドレス指定スイッチX′,X′とリセッ
トスイッチXとの各一端を接続し、負荷制御スイッチ
10の他端より負荷制御配線L10を引き出し、2個
の端末器アドレス指定スイッチX′,X′の他端よ
り端末器アドレス指定配線L′,L′を引き出し、
リセットスイッチXの他端よりリセット配線Lを引
き出し、商用電源Eの他端より共通配線L11を引き出
している。
負荷制御スイッチX10は、端末器III″に接続される
ランプなどの負荷LDを制御するものである。2個の
端末器アドレス指定スイッチX′,X′は、2ビッ
トのアドレスを指定するもので、端末器アドレス指定ス
イッチX′の方が下位ビットを指定し、端末器アドレ
ス指定スイッチX′の方が上位ビットを指定し、各々
オンの状態が2進数の「1」に対応し、オフの状態が2
進数の「0」に対応する。リセットスイッチXは、ア
ドレス指定を解除するものである。
上記の負荷制御スイッチX10,端末器アドレス指定ス
イッチX′,X′,リセットスイッチXは、各リ
レー接点等で構成され、コントローラI″に内蔵された
リー回路等によってオンオフされる。
端末器III″は、端末器アドレス指定配線L′と共通
配線L11との間にリレーRを接続し、端末器アドレ
ス指定配線L′と共通配線L11との間にリレーR
を接続し、リセット配線Lと共通配線L11との間に
アドレス設定スイッチSW,SWとリレーRの常
開接点r11および常閉接点r12とリレーRの常開
接点r21および常閉接点r22とからなる回路とリレ
ーRの直列回路を接続し、上記アドレス設定スイッチ
SW,SWとリレーRの常開接点r11および常
閉接点r12とリレーRの常開接点r21および常閉
接点r22とからなる回路にリレーRの常開接点(自
己保持用)r31を並列接続し、負荷制御配線L10
共通配線L11との間にリレーRの常開接点r32
ランプからなる負荷LDとの直列回路を接続してい
る。
上記の2個のアドレス設定スイッチSW,SWは端
末器III″の固有アドレスを設定するためのもので、各
々、a側に倒した状態が2進数の「1」に対応し、b側
に倒した状態が2進数の「0」に対応することになり、
アドレス設定スイッチSWの方が下位ビットを設定
し、アドレス設定スイッチSWの方が上位ビットを設
定する。
なお、上記の遠隔制御装置は、最大4台の端末器を接続
することができる構成であるが、接続可能な端末器台数
を増加させるには、アドレス系統(端末器アドレス指定
スイッチ,端末器アドレス指定配線,アドレス設定スイ
ッチ,リレー等)を増加させてアドレスを3ビット以上
にすればよい。また、各端末器III″によって制御可能
な負荷数を増加させるには、負荷制御系統(負荷制御ス
イッチ、負荷制御配線等)を増加させて2系統以上にす
ればよい。
つぎに、第18図の遠隔制御装置の動作を説明する。こ
の遠隔制御装置において、端末器III″が例えばアドレ
ス設定スイッチSW,SWを図示のようにいずれも
b側に倒した状態に設定しているとする。すなわち、固
有アドレスが2進数で「00」、10進数で「0」に設
定されているとする。この状態において、コントローラ
I″の端末器アドレス指定スイッチX′,X′をオ
フ,オフにして指定アドレスを「00」にするととも
に、リセットスイッチXをオンにすると、例えば固有
アドレスを「00」に設定した端末器III″は、リレー
,Rおよび常開接点r11,r21,常閉接点r
12,r22よりなるアドレス比較回路CPが指定ア
ドレスと固有アドレスとの一致を検出してリレーR
よび常開接点r31よりなる被指定状態信号保持回路H
を保持状態にする。具体的に説明すると、端末器ア
ドレス指定スイッチX′,X′をオフ,オフにする
とともにリセットスイッチXをオンにすると、リレー
,Rにともに通電されないので、リレーR,R
の各常開接点r11,r21がオフ、リレーR,R
の各常閉接点r12,r22がオンであり、リレーR
が励磁され、リレーRの常開接点r31がオンとな
ってリレーRが自己保持状態となり、また負荷制御回
路CRを構成するリレーRの常開接点r32がオン
となって負荷LDへ給電可能な状態となる。
さらに、この状態において、負荷制御スイッチX10
オンにすると、負荷LDに給電され、負荷LDが点
灯することになり、負荷制御スイッチX10をオフにす
ると負荷LDが消灯する。また、リセットスイッチX
をオフにすると、被指定状態信号保持回路HDの保
持状態が解除され、すなわちリレーRの自己保持が解
除される。また、負荷LDが消灯することになる。
このような従来の遠隔制御装置は、端末器III″に対す
るアドレス指定と、負荷LDの制御とを別々の端末器
アドレス指定スイッチX′,X′および負荷制御ス
イッチX10で行う構成であり、端末器アドレス指定配
線L′,L′と負荷制御配線L10とを別々に設け
なければならず、コントローラI″と複数台の端末器II
I″との間の配線本数が多く、配線コストが高いという
問題があった。
〔発明の目的〕
この発明の目的は、配線本数を少なくして配線コストを
下げることができる遠隔制御装置を提供することであ
る。
〔発明の開示〕
第1の発明の遠隔制御装置は、複数の端末器アドレス指
定兼負荷制御スイッチおよびリセットスイッチを有する
コントローラと、前記複数の端末器アドレス指定兼負荷
制御スイッチおよびリセットスイッチより引き出した配
線群に並列的に接続した負荷制御用の複数の端末器とを
備え、 前記複数の端末器の各々が固有アドレスを設定する複数
のアドレス設定スイッチと、この複数のアドレス設定ス
イッチにより設定された固有アドレスと前記複数の端末
器アドレス指定兼負荷制御スイッチのオンオフの組合せ
による指定アドレスとを比較し前記固有アドレスと前記
指定アドレスとの一致に応答してアドレス一致信号を出
力するアドレス比較回路と、このアドレス比較回路から
のアドレス一致信号に応答して被指定状態信号を出力し
その出力状態を保持し前記リセットスイッチによるリセ
ット信号に応答して前記被指定状態信号の出力保持を解
除する被指定状態信号保持回路と、前記複数の端末器ア
ドレス指定兼負荷制御スイッチのすべての指定アドレス
に対応するオンオフの組合せ以外の所定のオンオフの組
合せによる切替指令信号を検出して切替指令検出信号を
出力する切替指令信号検出回路と、前記被指定状態信号
保持回路の被指定状態信号と前記切替指令信号検出回路
の切替指令検出信号との論理積条件に応答して負荷可制
御状態信号を出力しその出力状態を保持し前記リセット
スイッチによるリセット信号に応答して前記負荷可制御
状態信号の出力保持を解除する負荷可制御状態信号保持
回路と、この負荷可制御状態信号保持回路の負荷可制御
状態信号の出力期間中前記複数の端末器アドレス指定兼
負荷制御スイッチのオンオフに応答して負荷を制御する
負荷制御回路とで構成されている。
第1の発明の構成によれば、コントローラの端末器アド
レス指定兼負荷制御スイッチのオンオフの組合せによる
指定アドレスと端末器のアドレス設定スイッチにより設
定された固有アドレスとをアドレス比較回路で比較し、
アドレス比較回路からのアドレス一致信号に応答して被
指定状態信号保持回路から被指定状態信号を出力させる
とともにその出力状態を保持させ、上記指定アドレスに
おける端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチのオンオ
フの組合せと異なるオンオフの組合せの切替指令信号を
切替指令信号検出回路が検出し、切替指令信号検出回路
からの切替指令検出信号に応答して負荷可制御状態信号
保持回路から負荷可制御状態信号を出力させるとともに
その出力状態を保持させ、負荷可制御状態信号保持回路
から負荷可制御状態信号が出力されているときにのみ負
荷制御回路が端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチの
オンオフに応じて負荷を制御するため、端末器アドレス
指定兼負荷制御スイッチで端末器のアドレス指定と負荷
の制御とを干渉を起こすことなく行うことができ、コン
トローラと端末器とを結ぶ配線本数を少なくして配線コ
ストを下げることができる。
第2の発明の遠隔制御装置は、複数の端末器アドレス指
定兼負荷制御スイッチおよびリセットスイッチを有する
コントローラと、前記複数の端末器アドレス指定兼負荷
制御スイッチおよびリセットスイッチより引き出した配
線群に並列的に接続した負荷制御用の複数の端末器とを
備え、 前記複数の端末器の各々が固有アドレスを設定する複数
のアドレス設定スイッチと、この複数のアドレス設定ス
イッチにより設定された固有アドレスと前記複数の端末
器アドレス指定兼負荷制御スイッチのオンオフの組合せ
による指定アドレスとを比較し前記固有アドレスと前記
指定アドレスとの一致に応答してアドレス一致信号を出
力するアドレス比較回路と、このアドレス比較回路から
のアドレス一致信号に応答して被指定状態信号を出力し
その出力状態を保持し前記リセットスイッチによるリセ
ット信号に応答して前記被指定状態信号の出力保持を解
除する被指定状態信号保持回路と、前記複数の端末器ア
ドレス指定兼負荷制御スイッチのすべての指定アドレス
に対応するオンオフの組合せ以外の所定のオンオフの組
合せによる負荷作動指令信号を検出して負荷作動指令検
出信号を出力する負荷作動指令信号検出回路と、前記複
数の端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチのすべての
指定アドレスに対応するオンオフの組合せおよび前記負
荷作動指令信号に対応するオンオフの組合せ以外の所定
の組合せによる負荷停止指令信号を検出して負荷停止指
令検出信号を出力する負荷停止指令信号検出回路と、前
記被指定状態信号保持回路の被指定状態信号と前記負荷
作動指令信号検出回路の負荷作動指令検出信号との論理
積条件に応答して負荷を作動保持し前記被指定状態信号
保持回路の被指定状態信号と前記負荷停止指令信号検出
回路の負荷停止指令検出信号との論理積条件に応答して
前記負荷を停止保持する負荷制御回路とで構成されてい
る。
第2の発明の構成によれば、コントローラの端末器アド
レス指定兼負荷制御スイッチのオンオフの組合せによる
指定アドレスと端末器のアドレス設定スイッチにより設
定された固有アドレスとをアドレス比較回路で比較し、
アドレス比較回路からのアドレス一致信号に応答して被
指定状態信号保持回路から被指定状態信号を出力させる
とともにその出力状態を保持させ、この状態において、
上記指定アドレスにおける端末器アドレス指定兼負荷制
御スイッチのオンオフの組合せとそれぞれ異なるオンオ
フの組合せの負荷作動指令信号および負荷停止指令信号
を負荷作動指令信号検出回路および負荷停止指令信号検
出回路が検出したときに、その負荷作動指令検出信号お
よび負荷停止指令検出信号によって負荷制御回路をそれ
ぞれセットおよびリセットして負荷を作動保持および停
止保持するようにしたため、端末器アドレス指定兼負荷
制御スイッチで端末器のアドレス指定と負荷の制御とを
干渉を起こすことなく行うことができ、コントローラと
端末器とを結ぶ配線本数を少なくして配線コストを下げ
ることができる。
しかも、端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチの2種
類のオンオフの組合せを負荷作動指令信号および負荷停
止指令信号とし、これら両信号によって負荷制御回路を
セットおよびリセットするため、他の端末器の追加指定
による他の負荷の追加作動を一の端末器により制御され
る負荷を停止することなく行える。
実施例 この発明の第1の実施例を第1図ないし第9図に基づい
て説明する。この遠隔制御装置は、ランプなどの負荷を
遠隔制御するためのもので、第1図に示すように、複数
の端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチX,X
よびリセットスイッチXを有するコントローラIと、
複数の端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチX,X
およびリセットスイッチXより引き出した配線群II
に並列的に接続した負荷制御用の複数の端末器III,II
I′とを備えている。
複数の端末器III,III′の各々は、固有アドレスを設定
する複数のアドレス設定スイッチSW,SW,SW
′,SW′と、この複数のアドレス設定スイッチS
,SW,SW′,SW′により設定された固
有アドレスと複数の端末器アドレス指定兼負荷制御スイ
ッチX,Xのオンオフの組合せによる指定アドレス
とを比較し固有アドレスと指定アドレスとの一致に応答
してアドレス一致信号を出力するアドレス比較回路CP
,CP′と、このアドレス比較回路CP,C
′からのアドレス一致信号に応答して被指定状態信
号を出力しその出力状態を保持しリセットスイッチX
によるリセット信号に応答して被指定状態信号の出力保
持を解除する被指定状態信号保持回路HD,HD
と、複数の端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチ
,Xのすべての指定アドレスに対応するオンオフ
の組合せ以外の所定のオンオフの組合せによる切替指令
信号を検出して切替指令検出信号を出力する切替指令信
号検出回路MS,MS′と、被指定状態信号保持回
路HD,HD′の被指定状態信号と切替指令信号検
出回路MS,MS′の切替指令検出信号との論理積
条件に応答して負荷可制御状態信号を出力しその出力状
態を保持しリセットスイッチXによるリセット信号に
応答して負荷可制御状態信号の出力保持を解除する負荷
可制御状態信号保持回路HL,HL′と、この負荷
可制御状態信号保持回路HL,HL′の負荷可制御
状態信号の出力期間中複数の端末器アドレス指定兼負荷
制御スイッチX,Xのオンオフに応答して負荷LD
,LD′を制御する負荷制御回路CT,CT
とで構成されている。
以下、この遠隔制御装置の構成および動作を詳しく説明
する。この遠隔制御装置は、第1図に示すように、コン
トローラIから引き出した配線群IIに同一構成の複数台
の端末器(2台のみ図示)III,III′を並列に接続して
いる。なお、この回路では、端末器を最大3台接続でき
る。
コントローラIは、AC100VあるいはAC200V
の商用電源Eの一端に2個の端末器アドレス指定兼負荷
制御スイッチX,XとリセットスイッチXとの各
一端を接続し、2個の端末器アドレス指定兼負荷制御ス
イッチX,Xの他端より端末器アドレス指定兼負荷
制御配線L,Lを引き出し、リセットスイッチX
の他端よりリセット配線Lを引き出し、商用電源Eの
他端より共通配線L11を引き出している。
2個の端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチX,X
は、アドレス設定モード時に2ビットのアドレスを指
定するとともに、負荷制御モード時に端末器III,III′
に接続されるランプなどの負荷LD,LD′を制御
するものである。そして、端末器アドレス指定兼負荷制
御スイッチXの方が下位ビットを指定し、端末器アド
レス指定兼負荷制御スイッチXの方が上位ビットを指
定し、各々オンの状態が2進数の「1」に対応し、オフ
の状態が2進数の「0」に対応する。
リセットスイッチXは、被指定状態信号の出力保持お
よび負荷可制御状態信号の出力保持を解除するものであ
る。
上記の端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチX,X
,リセットスイッチXは、各々リレー接点等で構成
され、コントローラIに内蔵されたリレー回路等によっ
てオンオフされる。
端末器IIIは、端末器アドレス指定兼負荷制御配線L
と共通配線L11との間にリレーRを接続し、端末器
アドレス指定兼負荷制御配線Lと共通配線L11との
間にリレーRを接続し、リセット配線Lと共通配線
11との間にアドレス設定スイッチSW,SW
リレーRの常開接点r11および常閉接点r12とリ
レーRの常開接点r21および常閉接点r22とから
なる回路とリレーRの直列回路を接続し、上記アドレ
ス設定スイッチSW,SWとリレーRの常開接点
11および常閉接点r12とリレーRの常開接点r
21および常閉接点r22とからなる回路にリレーR
の常開接点(自己保持用)r31を並列接続し、リレー
と並列にリレーRの常閉接点r13,リレーR
の常開接点r23およびリレーRの直列回路を接続
し、リレーRの常開接点r31,リレーRの常閉接
点r13,リレーRの常閉接点r23の直列回路にリ
レーRの常開接点r41を並列接続し、端末器アドレ
ス指定兼負荷制御配線Lと共通配線L11との間にリ
レーRの常開接点r42とランプからなる負荷LD
との直列回路を接続している。
この場合、アドレス比較回路CPは、リレーR,R
およびその常開接点r11,r21,常閉接点
12,r22で構成される。被指定状態信号保持回路
HDは、リレーRおよびその常開接点r31で構成
される。
切替指令信号検出回路MSは、リレーRの常閉接点
13およびリレーRの常閉接点r23で構成され
る。負荷可制御状態信号保持回路HLは、リレーR
およびその常開接点r41で構成される。負荷制御回路
CTはリレーRの常開接点r42で構成される。
上記の2個のアドレス設定スイッチSW,SWは端
末器IIIの固有アドレスを設定するためのもので、各
々、a側に倒した状態が2進数の「1」に対応し、b側
に倒した状態が2進数の「0」に対応することになり、
アドレス設定スイッチSWの方が下位ビットを設定
し、アドレス設定スイッチSWの方が上位ビットを設
定する。
端末器III′については、端末器IIIと同じ構成である。
なお、上記の遠隔制御装置は、最大3台の端末器を接続
することができる構成であるが、接続可能な端末器台数
を増加させるには、アドレス系統(端末器アドレス指定
兼負荷制御スイッチ、端末器アドレス指定兼負荷制御配
線、アドレス設定スイッチ、リレー等)を増加させてア
ドレスを3ビット以上にすればよい。
また、リレーRの常開接点r42および負荷LD
直列回路は、端末器アドレス指定兼負荷制御配線L
共通配線L11との間に接続してもよい。また、端末器
アドレス指定兼負荷制御配線Lと共通配線L11の間
にリレーRの常開接点r42と負荷LDの直列回路
を接続するとともに、端末器アドレス指定兼負荷制御配
線Lと共通配線L11との間にリレーRの別の常開
接点と別の負荷の直列回路を接続してもよく、この場合
2つの負荷を制御できる。
つぎに、この遠隔制御装置の動作を第2図ないし第9図
に基づいて説明する。
まず最初に、コントローラIにより端末器IIIに接続さ
れた負荷LDを制御する場合について説明する。
:端末器III,III′の固有アドレスを予め設定す
る。この際、例えば端末器IIIを固有アドレス「10」
に設定し、端末器III′を固有アドレス「01」に設定
する。具体的には、第2図に示すように、端末器IIIの
アドレス設定スイッチSW,SWをそれぞれa側,
b側に倒し、端末器III′のアドレス設定スイッチSW
′,SW′をそれぞれb側,a側に倒す。
:コントローラIにより端末器IIIを指定する。こ
の指定は、第3図に示すように、コントローラIの端末
器アドレス指定兼負荷制御スイッチX,Xをアドレ
ス「10」に対応してオン,オフにするとともにリセッ
トスイッチXをオンにする。
この結果、端末器III,III′においてアドレス比較回路
CP,CP′がそれぞれコントローラIからの指定
アドレスと固有アドレスとを比較する。端末器IIIの方
は、固有アドレスが「10」に設定されているので、ア
ドレス比較回路CPがアドレス一致信号を出力し、こ
のアドレス一致信号によって被指定状態信号保持回路H
が被指定状態信号を出力し、その出力状態を保持す
ることになる。一方、端末器III′の方は固有アドレス
が「01」に設定されているので、アドレス比較回路C
′がアドレス一致信号を出力せず、被指定状態信号
保持回路HD′は保持解除状態にある。
具体的に説明すると、端末器アドレス指定兼負荷制御ス
イッチX,Xがオン,オフとなるとともにリセット
スイッチXがオンとなったことにより、端末器IIIの
リレーRに通電され、常開接点r11がオンとなり、
常閉接点r12がオフとなり、その状態とアドレス設定
スイッチSW,SWの状態とが整合し、アドレス設
定スイッチSW,常開接点r11,アドレス設定スイ
ッチSW,常閉接点r22を通してリレーRに通電
され、常開接点r31がオンとなってリレーRが自己
保持状態となる。このとき、リレーRが励磁されてい
ることから常閉接点r13がオフでリレーRに通電さ
れないため、リレーRが自己保持状態とはならず、し
たがって常開接点r42がオフであって、端末器アドレ
ス指定兼負荷制御スイッチXがオンとなっても負荷L
は点灯しない。
一方、端末器III′も、リレーR′に通電され常開接
点r11′がオンとなり、常閉接点r12′がオフとな
るが、その状態とアドレス設定スイッチSW′,SW
′の状態とが整合せず、したがってリレーR′に通
電されず、リレーR′は自己保持状態とはならない。
このときも、リレーR′が励磁されないため、負荷L
′が点灯することはない。
なお、端末器III′の指定は、端末器アドレス指定兼負
荷制御スイッチX,Xをオフ,オンとするとともに
リセットスイッチXをオンにすればよい。このように
すると、両端末器III,III′のリレーR,R′に通
電され、常開接点r21,r21′がオン,常閉接点r
22,r22′がオフとなるので、端末器III′のリレ
ーR′が自己保持状態となり、端末器IIIのリレーR
は自己保持状態とはならない。
:コントローラIによりアドレス設定モードから負
荷制御モードに切替える。このモード切替は、第4図に
示すように、端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチX
,Xを切替指令信号「00」に対応してオフ,オフ
にするとともにリセットスイッチXをオンにする。
この結果、端末器IIIでは、切替指令信号検出回路MS
が切替指令信号を検出して切替指令検出信号を出力
し、この切替指令検出信号と被指定状態信号保持回路H
の被指定状態信号との論理積条件に応答して負荷可
制御状態信号保持回路HLが負荷可制御状態信号を出
力し、その出力状態を保持することになる。一方、端末
器III′においては、切替指令信号を切替指令信号検出
回路MS′が検出して切替指令検出信号を出力する
が、被指定状態信号保持回路HD′から被指定状態信
号が出力されていないため、負荷可制御状態信号保持回
路HL′は負荷可制御状態信号を出力しない。
具体的に説明すると、端末器アドレス指定兼負荷制御ス
イッチX,Xがオフ,オフ、リセットスイッチX
がオンすると、端末器IIIにおいては、リレーR,R
への通電が停止し、常閉接点r13,r23がオン,
オンとなり、リレーRの常開接点r31がオンとなっ
ていることからリレーRに通電され、その常開接点r
41がオンとなり、リレーRが自己保持状態となる。
このときは、リレーRに通電されて常開接点r42
オンとなるが、端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチ
がオフであるため、負荷LDは点灯しない。
これは、端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチX
がオフ,オフの状態を切替指令信号としているため
であり、これによりモード切替時に負荷LDが点灯す
るのを防止できる。
一方、端末器III′においては、同様にリレーR′,
′への通電が停止し、常閉接点r13′,r23
がオン,オンとなるが、リレーR′の常開接点
31′がオフであるため、リレーR′には通電され
ず、リレーRは自己保持状態とならない。
:コントローラIにより負荷LDをオンオフ制御
する。この負荷制御は、負荷点灯時は第5図に示すよう
に、端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチXをオン
にするとともにリセットスイッチXをオンにする。ま
た、負荷消灯時は、端末器アドレス指定兼負荷制御スイ
ッチXをオフにするとともにリセットスイッチX
オンにする。なお、端末器アドレス指定兼負荷制御スイ
ッチXについては、負荷LDが端末器アドレス指定
兼負荷制御スイッチXに接続されているのみであるの
で、オンでもオフでもよい。
この結果、端末器IIIの負荷制御回路CTは負荷可制
御状態信号が出力されているので、端末器アドレス指定
兼負荷制御スイッチXのオンオフに応答して負荷LD
を点灯、消灯させることになる。一方、端末器III′
の負荷制御回路CT′は、負荷可制御状態信号が出力
されていないので、端末器アドレス指定兼負荷制御スイ
ッチXのオンにかかわらず負荷LD′を消灯状態に
保持する。
具体的に説明すると、端末器IIIにおいては、端末器ア
ドレス指定兼負荷制御スイッチXがオンとなると商用
電源EからリレーRの常開接点r42を通して負荷L
に給電され、負荷LDが点灯する。また、端末器
アドレス指定兼負荷制御スイッチXがオフとなると給
電が停止して負荷LDが消灯する。
一方、端末器III′においては、リレーR′の常開接
点r42′がオフであるため、端末器アドレス指定兼負
荷制御スイッチXのオンにかかわらず、負荷LD
は消灯状態にある。
:コントローラIにより端末器IIIのアドレス指定
を取消すとともに負荷LDを消灯する。このリセット
動作は、第6図に示すようにリセットスイッチXをオ
フにすることにより行う。この際、端末器アドレス指定
兼負荷制御スイッチX,Xはオン,オフのいずれの
状態であってもよい。
この結果、端末器IIIにおいて、被指定状態信号保持回
路HDの出力保持および負荷可制御状態信号保持回路
HLの出力保持が解除され、したがって、負荷LD
が点灯状態であっても強制的に消灯することになる。一
方、端末器III′については、アドレス指定されていな
いので、被指定状態信号保持回路HD′および負荷可
制御状態信号保持回路HL′の状態は変化しないが、
もしアドレス指定されておれば端末器IIIの場合と同様
に動作する。
具体的に説明すると、リセットスイッチXがオフとな
ると、端末器IIIについてリレーR,Rへの通電が
停止し、自己保持が解除されることになる。
つぎに、コントローラIにより複数の端末器III,III′
に接続された負荷LD,LD′を同時に制御する場
合について説明する。
:Aと同様に予め端末器III,III′に各々固有ア
ドレスを設定しておく。
:Aと同様に端末器IIIを指定する(第3図参
照)。
:コントローラIにより端末器III′を指定する。
この指定は、第7図に示すように、コントローラIの端
末器アドレス指定兼負荷制御スイッチX,Xをアド
レス「01」に対応してオフ,オンにするとともにリセ
ットスイッチXをオンにする。
この結果、端末器III,III′においてアドレス比較回路
CP,CP′がそれぞれコントローラIからの指定
アドレスと固有アドレスとを比較する。端末器III′の
方は、固有アドレスが「01」に設定されているので、
アドレス比較回路CP′がアドレス一致信号を出力
し、このアドレス一致信号によって被指定状態信号保持
回路HD′が被指定状態信号を出力し、その出力状態
を保持することになる。一方、端末器IIIの方は固有ア
ドレスが「10」に設定されているので、アドレス比較
回路CPがアドレス一致信号を出力しないが、先にア
ドレス指定されているので、被指定状態信号保持回路H
は出力保持状態にある。
具体的に説明すると、端末器アドレス指定兼負荷制御ス
イッチX,Xがオフ,オンとなるとともにリセット
スイッチXがオンとなったことにより、端末器III′
のリレーR′に通電され、常開接点r21′がオンと
なり、常閉接点r22′がオフとなり、その状態とアド
レス設定スイッチSW′,SW′の状態とが整合
し、アドレス設定スイッチSW′,常開接点
12′,アドレス設定スイッチSW′,常閉接点r
21′を通してリレーR′に通電され、常開接点r
31′がオンとなってリレーR′が自己保持状態とな
る。このとき、リレーR′が励磁されていることから
常閉接点r23′がオフでリレーR′に通電されない
ため、リレーR′が自己保持状態とはならず、したが
って常開接点r42′がオフであって、端末器アドレス
指定兼負荷制御スイッチXがオンとなっても負荷LD
′は点灯しない。
一方、端末器IIIも、リレーRに通電され常開接点r
21がオンとなり、常開接点r22がオフとなるが、そ
の状態とアドレス設定スイッチSW,SWの状態と
が整合しない。ところが、リレーRに通電され、リレ
ーRは自己保持状態となっている。このときも、同様
にリレーRが励磁されないため、負荷LDが点灯す
ることはない。
:コントローラIによりアドレス設定モードから負
荷制御モードに切替える。このモード切替は、第8図に
示すように、端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチX
,Xを切替指令信号「00」に対応してオフ,オフ
にするとともにリセットスイッチXをオンにする。
この結果、両端末器III,III′では、切替指令信号検出
回路MS,MS′が切替指令信号を検出して切替指
令検出信号を出力し、この切替指令検出信号と被指定状
態信号保持回路HD,HD′の被指定状態信号との
論理積条件に応答して負荷可制御状態信号保持回路HL
,HL′が負荷可制御状態信号を出力し、その出力
状態を保持することになる。
具体的に説明すると、端末器アドレス指定兼負荷制御ス
イッチX,Xがオフ,オフ、リセットスイッチX
がオンとなると、両端末器III,III′においては、リレ
ーR,R,R′,R′への通電が停止し、常閉
接点r13,r23,r13′,r23′がオン,オ
ン,オン,オンとなり、リレーR,R′の常開接点
31,r31′がオン,オンとなっていることからリ
レーR,R′に通電され、その常開接点r41,r
41′がオン,オンとなり、リレーR,R′が自己
保持状態となる。このときは、リレーR,R′に通
電されて常開接点r42,r42′がオン,オンとなる
が、端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチXがオフ
であるため、負荷LD,LD′は点灯しない。
:コントローラIにより負荷LD,LD′をオ
ンオフ制御する。この負荷制御は、負荷点灯時は第9図
に示すように、端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチ
をオンにするとともにリセットスイッチXをオン
にする。また、負荷消灯時は、端末器アドレス指定兼負
荷制御スイッチXをオフにするとともにリセットスイ
ッチXをオンにする。なお、端末器アドレス指定兼負
荷制御スイッチXについては、負荷LD,LD
が端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチXに接続さ
れているのみであるので、オンでもオフでもよい。
この結果、両端末器III,III′の負荷制御回路CT
CT′は負荷可制御状態信号が出力されているので、
端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチXのオンオフ
に応答して負荷LD,LD′を点灯,消灯させるこ
とになる。
具体的に説明すると、両端末器III,III′においては、
端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチXがオンにな
ると、商用電源EからリレーR,R′の常開接点r
42,r42′を通して負荷LD,LD′に給電さ
れ、負荷LD,LD′が点灯する。また、端末器ア
ドレス指定兼負荷制御スイッチXがオフとなると、給
電が停止して負荷LD,LD′が消灯する。
:コントローラIによりすべての端末器III,III″
のアドレス指定を取消すとともにすべての負荷LD
LD′を消灯する。このリセット動作は前記のA
同じである。
この実施例の遠隔制御装置は、コントローラIの端末器
アドレス指定兼負荷制御スイッチX,Xのオンオフ
の組合せによる指定アドレスと端末器III,III′のアド
レス設定スイッチSW,SW,SW′,SW
により設定された固有アドレスとをアドレス比較回路C
,CP′で比較し、アドレス比較回路CP,C
′からのアドレス一致信号に応答して被指定状態信
号保持回路HD,HD′から被指定状態信号を出力
させるとともにその出力状態を保持させ、上記指定アド
レスにおける端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチX
,Xのオンオフの組合せと異なるオンオフの組合せ
の切替指令信号を切替指令信号検出回路MS,M
′が検出し、切替指令信号検出回路MS,M
′からの切替指令検出信号に応答して負荷可制御状
態信号保持回路HL,HL′から負荷可制御状態信
号を出力させるとともにその出力状態を保持させ、負荷
可制御状態信号保持回路HL,HL′から負荷可制
御状態信号が出力されているときにのみ負荷制御回路C
,CT′が端末器アドレス指定兼負荷制御スイッ
チX,Xのオンオフに応じて負荷LD,LD
を制御するため、端末器アドレス指定兼負荷制御スイッ
チX,Xで端末器III,III′のアドレス指定と負荷
の制御とを干渉を起こすことなく行うことができ、コン
トローラIと端末器III,III′とを結ぶ配線本数を少な
くして配線コストを下げることができる。
この発明の第2の実施例を第10図に基づいて説明す
る。この遠隔制御装置は、第10図に示すように、端末
器IVのアドレス比較回路CPをリレーRおよびその
常閉接点r14,常開接点r15とリレーRおよびそ
の常閉接点r24,常開接点r25とリレーRおよび
その常閉接点r51とで構成し、切替指令信号検出回路
MSをリレーRの常開接点r16とリレーRの常
開接点r26とリレーRおよびその常閉接点r61
構成したもので、端末器IVのその他の構成は第1図の端
末器IIIと同様である。
アドレス比較回路CPは、見かけ上第1図のアドレス
比較回路CPとは構成,動作が異なるが、論理的には
全く同じ動作をするものであり、アドレス設定スイッチ
SW,SWの状態と端末器アドレス指定兼負荷制御
スイッチX,Xの状態が整合したときにリレーR
への通電が停止して常閉接点r51がオンとなってリレ
ーRを自己保持させる。
また、切替指令信号検出回路MSも、見かけ上第1図
の切替指令信号検出回路MSとは構成,動作が異なる
が、論理的には全く同じ動作をするものであり、端末器
アドレス指定兼負荷制御スイッチX,Xがそれぞれ
オフ,オフとなったときにリレーRを自己保持させ
る。
したがって、コントローラIに対し、第10図の構成の
端末器IVを接続した場合にも、第1図のものと同様の遠
隔制御を行うことができる。
この実施例の効果は第1の実施例と同様である。
この発明の第3の実施例を第11図および第12図に基
づいて説明する。この遠隔制御装置は、コントローラ
I′に接続する端末器Vのアドレス比較回路CP、被
指定状態信号保持回路HD,切替指令信号検出回路M
,負荷可制御状態信号保持回路HLおよび負荷制
御回路CTを無接点回路で構成したものである。
また、上記の各回路を無接点化したことから、コントロ
ーラI′の内部構成も第1図のものとは異なっている。
ただ、端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチX,X
とリセットスイッチXが存在し、端末器アドレス指
定兼負荷制御配線L,Lとリセット配線Lと共通
配線L11とが設けられている点は同じである。
すなわち、コントローラI′は、直流電源E′の正極に
端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチX,Xとリ
セットスイッチXとを接続し、端末器アドレス指定兼
負荷制御スイッチX,Xより端末器アドレス指定兼
負荷制御配線L,Lを引き出し、リセットスイッチ
よりリセット配線Lを引き出し、直流電源E′の
負極より共通配線L11を引き出している。
端末器Vにおいて、アドレス比較回路CPは、排他的
オア回路EX,EXとナンド回路NA(オア回路
を用いてもよい)とで構成されており、被指定状態信号
保持回路HDはRSフリップフロップFFで構成さ
れ、切替指令信号検出回路MSはナンド回路NA
構成され、負荷可制御状態信号保持回路HLはRSフ
リップフロップFFで構成され、負荷制御回路CT
はアンド回路ANで構成される。これらの各回路の論
理的動作は、第1図における同名の回路と同じである。
ここで、各回路の動作を第12図を参照して説明する。
時刻tでリセットスイッチXをオンにすると、端末
器Vに第2図(A)のように電源供給される。このと
き、端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチX,X
はオフ,オフであって、端末器アドレス指定兼負荷制御
配線L,Lは第12図(B),(C)に示すように
低レベルであり、アドレス設定スイッチSW,SW
の共通端子はそれぞれ高レベル,低レベルであるので、
排他的オア回路EX,EXの出力は第12図
(D),(E)のように高レベル,低レベルとなる。し
たがって、ナンド回路NAの出力が第12図(F)の
ように高レベルとなり、RSフリップフロップFF出力は第12図(G)のように高レベルとなり、ナンド
回路NAの出力は第12図(H)のように高レベルに
なる。この結果、RSフリップフロップFFのQ
力は第12図(I)のように低レベルで、アンド回路A
の出力は第12図(J)のように低レベルであり、
負荷LDである発光ダイオードは消灯している。
時刻tでアドレス指定のために、端末器アドレス指定
兼負荷制御スイッチX,Xをオン,オフにすると、
端末器アドレス指定兼負荷制御配線L,Lはそれぞ
れ高レベル,低レベルとなり、排他的オア回路EX
EXの出力は第12図(D),(E)に示すようにそ
れぞれ低レベル,低レベルとなり、ナンド回路NA
出力が第12図(F)のように低レベルとなる。これに
よってRSフリップフロップFFがセットされて 出力が第12図(G)のように低レベルとなる。このと
き、ナンド回路NAの出力は第12図(H)のように
高レベルのままであり、RSフリップフロップFF
アンド回路ANは第12図(I),(J)のように以
前の状態を保持する。
時刻tで切替指令信号を出力するために、端末器アド
レス指定兼負荷制御スイッチX,Xをそれぞれオ
フ,オフにすると、端末器アドレス指定兼負荷制御配線
,Lが第12図(B),(C)のようにそれぞれ
低レベル,低レベルとなり、排他的オア回路EX,E
の出力が第12図(D),(E)のようにそれぞれ
高レベル,低レベルとなり、ナンド回路NAの出力が
第12図(F)のように高レベルとなる。
RSフリップフロップFFは第12図(G)のように
以前の状態を保持し、したがってナンド回路NAは第
12図(H)のように低レベルとなり、RSフリップフ
ロップFFがセットされてQ出力が第12図(I)
のように高レベルとなる。このときアンド回路AN
出力は、端末器アドレス指定兼負荷制御配線Lが低レ
ベルであるため、第12図(J)のように以前の状態を
保持する。
時刻tで、負荷LDを点灯させるために、端末器ア
ドレス指定兼負荷制御スイッチX,Xをそれぞれオ
ン,オフにすると、端末器アドレス指定兼負荷制御配線
,Lが第12図(B),(C)のようにそれぞれ
高レベル,低レベルとなり、排他的オア回路EX,E
は第12図(D),(E)のようにそれぞれ低レベ
ル,低レベルとなり、ナンド回路NAの出力は第12
図(F)のように低レベルとなり、RSフリップフロッ
プFF出力は第12図(G)のように以前の状態を保持し、ナ
ンド回路NAの出力は第12図(H)のように高レベ
ルとなり、RSフリップフロップFFのQ出力は第
12図(I)のように以前の状態を保持し、したがって
アンド回路ANの出力が第12図(J)のように高レ
ベルとなって負荷LDが点灯する。
時刻tで、端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチX
,Xをそれぞれオフ,オフにすると、時刻t〜t
間と同じ状態になって負荷LDが消灯する。
時刻tで端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチ
,Xを再びオン,オフにすると、時刻t,t
間と同じ状態となって負荷LDが点灯する。
時刻tでリセットのために、端末器アドレス指定兼負
荷制御スイッチX,X,リセットスイッチXをそ
れぞれオフ,オフ,オフにすると、端末器Vへの給電が
遮断され、排他的オア回路EX,EX,ナンド回路
NA,NA,RSフリップフロップFF,F
,アンド回路ANは動作を停止し、負荷LD
消灯する。
この実施例は、端末器Vを半導体素子で構成しているの
で、直流電源E′が必要となるが、負荷LDをコント
ローラI′により遠隔制御する動作については、前述の
各実施例と同様であり、同様の効果が得られる。
この発明の第4の実施例を第13図ないし第16図に基
づいて説明する。この遠隔制御装置は、体育館等の天井
に設置される多数の照明器具の姿勢制御を行って室内の
照明状態を例えば平均的照明状態から中央重点的照明状
態へまたはその逆へ変化させたり、ランプ交換等のため
に照明器具の昇降制御を行う照明システム(特願昭61-2
07491 号参照)に適用されるものである。
この遠隔制御装置は、第13図に示すように、コントロ
ーラVIと複数の端末器VII,VII′(4ビットアドレスで
最大15台接続できるが、ここでは2台のみ図示してい
る)とを6本の配線群VIIIで接続している。
コントローラVIは、4ビットアドレスであるので、4個
の端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチX〜X
リセットスイッチXと、端末器アドレス指定兼負荷制
御スイッチX〜X,リセットスイッチXをそれぞ
れオンオフさせるリレーY〜Y,Yと、リレーY
〜Y,Yを制御するコンピュータZとから構成さ
れている。
そして、端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチX
から端末器アドレス指定兼負荷制御配線L〜L
が引き出され、リセットスイッチXからリセット配線
が引き出され、商用電源Eから共通配線L11が引
き出されている。
端末器VIIは、アドレス設定スイッチSW〜SW
リレーRRおよびその常開接点rr11,常閉接点r
12,rr13とリレーRRおよびその常開接点r
21,常閉接点rr22,rr23とリレーRR
よびその常開接点rr31,常閉接点rr32,rr
33とリレーRRおよびその常開接点rr41,rr
44,rr46,rr48,常閉接点rr42,rr
43,rr45,rr47,rr49とリレーRR
よびその常開接点rr51とリレーRRおよびその常
開接点rr61とで構成されている。Mは照明器具の
水平回転用モータ、Mは照明器具の垂直回転用モー
タ、Mは照明器具の昇降用モータである。CPはア
ドレス比較回路,HDは被指定状態信号保持回路、M
は切替指令信号検出回路、HLは負荷可制御状態
信号保持回路、CTは負荷制御回路である。
端末器VII′は端末器VIIと同一の構成である。
この遠隔制御装置は、4ビットアドレスで端末器VII,V
II′を指定するように構成した点および制御対象が各端
末器VII,VII′について6種類ある点が第1の実施例と
異なるが、端末器アドレス指定,モード切替については
第1の実施例と同様であるので、詳細は省き、概略につ
いて説明するにとどめる。
第1表および第2表は、端末器アドレス指定兼負荷制御
スイッチX〜XおよびリセットスイッチXのオン
(1)、オフ(0)と指定アドレス(10進表記)、お
よび制御対象の状態との関係を示す。なお、水平回転角
度,垂直回転角度,昇降量は水平回転用モータM,垂
直回転用モータM,昇降用モータMの回転時間によ
り調整できる。
第14図は第13図の遠隔制御装置の動作を示すフロー
チャートであり、これに基づいて動作を簡単に説明す
る。コントローラVIのリセットスイッチX,端末器ア
ドレス指定兼負荷制御スイッチX〜Xが「0000
0」のとき(リセット状態)は端末器VII,VII′は動作
しない。
アドレス信号を1回または2〜数回出すと、すなわち1
回または2〜数回繰返してX〜Xを「10111」
の状態にすると、各端末器VII,VII′は、アドレス信号
を受け取り、固有アドレスと一致しているかどうかをア
ドレス比較回路CP,CP′で判定し、一致してい
る端末器VIIについては被指定状態信号保持回路HD
を保持状態にし、アドレスが不一致の端末器VII′はつ
ぎのアドレス信号を待つ。
コントローラVIが切替指令信号を出力すると、すなわち
〜Xを「10000」にすると、各端末器VII,V
II′は切替指令信号を受けて、被指定状態信号保持回路
HD,HD′から被指定状態信号が出力されている
かどうかを判定し、出力されている端末器VIIについて
のみ負荷可制御状態信号保持回路HLを保持状態にす
る。
コントローラVIが負荷制御信号を出力すると、すなわち
〜Xを例えば「11001」にすると、各端末器
VII,VII′は、負荷可制御状態信号が出力されているか
どうかを判定し、出力されている端末器VIIについての
み負荷制御回路CTが例えば水平回転用モータを一定
時間を正回転させる。
コントローラVIがリセット信号を出すと、すなわちX
〜Xが「00000」になると、初期化される。
第15図は3台の照明器具(No.1,No.2,No.3)の
姿勢制御を行う場合のコントローラVIの動作パターンの
一例を示している。
第16図はこの遠隔制御装置の構造を示す概略図であ
る。第16図において、11は分電盤、12はコントロ
ーラ、13〜16は端末器である。17〜20は端末器
13〜16と一体化された照明器具であり、各々水平回
転,垂直回転および昇降のための構成が内蔵されてい
る。21〜24はランプ用の2芯電源配線、25は遠隔
制御用6芯配線、26はコントローラ用2芯電源配線で
ある。
この遠隔制御装置を使用して例えば体育館の照明システ
ムを遠隔制御することで、体育館の全体を平均的に照明
したり、中央を重点的に照明したりというように任意の
照明パターンで体育館内を照明することができる。この
照明パターンは、コントローラ12内のコンピュータに
より多種類登録しておくことができ、スイッチ操作によ
り必要に応じて照明パターンを選択できるようになって
いる。このように各照明器具13〜16の姿勢制御によ
って照明パターンを変えるようにすると、点灯,消灯の
組合せによって照明パターンを変えるものに比べて照明
器具13〜16の総数を少なくできる。
この発明の第5の実施例を第17図に基づいて説明す
る。この遠隔制御装置は、第17図に示すように、複数
の端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチX〜X
よびリセットスイッチXを有するコントローラVIと、
複数の端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチX〜X
およびリセットスイッチXより引き出した配線群VI
IIに並列的に接続した負荷制御用の複数の端末器IX,I
X′とを備え、 複数の端末器IX,IX′の各々が固有アドレスを設定する
複数のアドレス設定スイッチSW〜SW,SW
〜SW′と、この複数のアドレス設定スイッチSW
〜SW,SW′〜SW′により設定された固有ア
ドレスと複数の端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチ
〜Xのオンオフの組合せによる指定アドレスとを
比較し固有アドレスと指定アドレスとの一致に応答して
アドレス一致信号を出力するアドレス比較回路CP
CP′と、このアドレス比較回路CP,CP′か
らのアドレス一致信号に応答して被指定状態信号を出力
しその出力状態を保持し前記リセットスイッチXによ
るリセット信号に応答して被指定状態信号の出力保持を
解除する被指定状態信号保持回路HD,HD′と、
複数の端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチX〜X
のすべての指定アドレスに対応するオンオフの組合せ
以外の所定のオンオフの組合せによる負荷作動指令信号
を検出して負荷作動指令検出信号を出力する負荷作動指
令信号検出回路DT,DT′と、複数の端末器アド
レス指定兼負荷制御スイッチX〜Xのすべての指定
アドレスに対応するオンオフの組合せおよび負荷作動指
令信号に対応するオンオフの組合せ以外の所定の組合せ
による負荷停止指令信号を検出して負荷停止指令検出信
号を出力する負荷停止指令信号検出回路DT,D
′と、被指定状態信号保持回路HD,HD′の
被指定状態信号と負荷作動指令信号検出回路DT,D
′の負荷作動指令検出信号との論理積条件に応答し
て負荷LD,LD′を作動保持し被指定状態信号保
持回路HD,HD′の被指定状態信号と負荷停止指
令信号検出回路DT,DT′の負荷停止指令検出信
号との論理積条件に応答して負荷LD,LD′を停
止保持する負荷制御回路CT,CT′とで構成され
ている。
アドレス比較回路CP,被指定状態信号HDは第1
3図のものと同じでその動作も同じである。
負荷作動指令信号検出回路DTはリレーRR〜RR
の常閉接点sr11,sr21,sr31,sr41
で構成され、負荷停止指令信号検出回路DTはリレー
RR〜RRの常開接点sr12,sr22,sr
32,sr42で構成されている。負荷制御回路CT
は2巻線ラッチング型のリレーRRおよびその接点r
71で構成されている。
以下、より詳しく説明する。この遠隔制御装置は、第1
7図に示すように、コントローラVIと複数の端末器IX,
IX′(4ビットアドレスで最大15台接続できるが、こ
こでは2台のみ図示している)とを6本の配線群VIIIで
接続している。
コントローラVIは、4ビットアドレスであるので、4個
の端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチX〜X
リセットスイッチXと、端末器アドレス指定兼負荷制
御スイッチX〜X,リセットスイッチXをそれぞ
れオンオフさせるリレー(図示せず)と、リレーを制御
するコンピュータ(図示せず)とから構成されている。
そして、端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチX
から端末器アドレス指定兼負荷制御配線L〜L
が引き出され、リセットスイッチXからリセット配線
が引き出され、商用電源Eから共通配線L11が引
き出されている。
端末器IXは、アドレス設定スイッチSW〜SWとリ
レーRRおよびその常開接点rr11,sr12,常
閉接点rr12,sr11とリレーRRおよびその常
開接点rr21,sr22,常閉接点rr22,sr
21とリレーRRおよびその常開接点rr31,sr
32,常閉接点rr32,sr31とリレーRRおよ
びその常開接点rr41,sr42,常閉接点r
42,sr41とリレーRRおよびその常開接点r
51と2巻線ラッチング型のリレーRRおよびその
接点rr71とで構成される。
この遠隔制御装置は、各端末器IX,IX′に対するアドレ
ス指定により被指定状態信号保持回路HD,HD
が被指定状態信号を出力保持する点については前記の実
施例と同じであるが、モード切替を行わない点で前記実
施例とは異なる。すなわち、この実施例では、端末器ア
ドレス指定兼負荷制御スイッチX〜Xが例えばオ
フ,オフ,オフ,オフの状態すなわち「0000」の状
態を負荷作動指令信号と決めるとともに端末器アドレス
指定兼負荷制御スイッチX〜Xが例えばオン,オ
ン,オン,オンの状態すなわち「1111」の状態を負
荷停止指令信号と決め、それ以外の状態をアドレス信号
としている。そして、例えば端末器IXがアドレス指定さ
れて被指定状態信号保持回路HDが被指定状態信号の
出力保持状態にあるとき、すなわち常開接点rr51
オンとなっているときのみ「0000」の負荷作動指令
信号が入力されたときに負荷作動指令信号検出回路DT
がそれを検出して負荷制御回路CTのリレーRR
をセットし、これにより接点rr71をオンにして負荷
LDを点灯させ、また、「1111」の負荷停止指令
信号を負荷停止指令信号検出回路DTが検出してリレ
ーRRをリセットし、これにより接点rr71をオフ
にして負荷LDを消灯させる。
第2表は、端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチX
〜XおよびリセットスイッチXオン(1),オフ
(0)と指定アドレス(10進表記)および制御対象の
状態との関係を示す。
この実施例の遠隔制御装置は、コントローラVIの端末器
アドレス指定兼負荷制御スイッチX〜Xのオンオフ
の組合せによる指定アドレスと端末器IX,IX′のアドレ
ス設定スイッチSW〜SW,SW′〜SW′に
より設定された固有アドレスとをアドレス比較回路CP
,CP′で比較し、アドレス比較回路CP,CP
′からのアドレス一致信号に応答して被指定状態信号
保持回路HD,HD′から被指定状態信号を出力さ
せるとともにその出力状態を保持させ、この状態におい
て、上記指定アドレスにおける端末器アドレス指定兼負
荷制御スイッチX〜Xのオンオフの組合せとそれぞ
れ異なるオンオフの組合せの負荷作動指令信号および負
荷停止指令信号を負荷作動指令信号検出回路DTおよ
び負荷停止指令信号検出回路DTが検出したときに、
その負荷作動指令信号および負荷停止指令検出信号によ
って負荷制御回路CT,CT′をそれぞれセットお
よびリセットしてそれぞれ負荷LD,LD′を作動
保持および停止保持するようにしたため、端末器アドレ
ス指定兼負荷制御スイッチX〜Xで端末器IX,IX′
のアドレス指定と負荷LD,LD′の制御とを干渉
を起こすことなく行うことができ、コントローラVIと端
末器IX,IX′とを結ぶ配線本数を少なくして配線コスト
を下げることができる。
しかも、端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチX
の2種類のオンオフの組合せを負荷作動指令信号お
よび負荷停止指令信号とし、これら両信号によって負荷
制御回路CT,CT′をセットおよびリセットする
ため、他の端末器の追加指定による他の負荷の追加作動
を一の端末器により制御される負荷を停止することなく
行える。
すなわち、この遠隔制御装置によれば、負荷制御回路C
に2巻線ラッチング型のリレーRRを使用してい
るため、例えば端末器IXを指定して負荷LDを点灯さ
せている状態で、負荷LDを点灯したいときに、端末
器IX′を指定し負荷作動指令信号を出力することにより
負荷LDを消灯させることなく負荷LDを追加点灯
させることができる。
その他、前述の実施例と同様に配線本数を少なくできる
という効果がある。
〔発明の効果〕
第1の発明の遠隔制御装置によれば、コントローラの端
末器アドレス指定兼負荷制御スイッチのオンオフの組合
せによる指定アドレスと端末器のアドレス設定スイッチ
により設定された固有アドレスとをアドレス比較回路で
比較し、アドレス比較回路からのアドレス一致信号に応
答して被指定状態信号保持回路から被指定状態信号を出
力させるとともにその出力状態を保持させ、上記指定ア
ドレスにおける端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチ
のオンオフの組合せとそれぞれ異なるオンオフの組合せ
の切替指令信号を切替指令信号検出回路が検出し、切替
指令信号検出回路からの切替指令検出信号に応答して負
荷可制御状態信号保持回路から負荷可制御状態信号を出
力させるとともにその出力状態を保持させ、負荷可制御
状態信号保持回路から負荷可制御状態信号が出力されて
いるときにのみ負荷制御回路が端末器アドレス指定兼負
荷制御スイッチのオンオフに応じて負荷を制御するた
め、端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチで端末器の
アドレス指定と負荷の制御とを干渉を起こすことなく行
うことができ、コントローラと端末器とを結ぶ配線本数
を少なくして配線コストを下げることができる。
また、この発明の遠隔制御装置は、まずコントローラの
端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチを操作してアド
レス指定を行うことにより、制御対象の負荷を有した端
末器を1または複数台選択し、その後切替指令信号を親
機から各端末器へ送ることにより端末器アドレス指定モ
ードから負荷制御モードへ端末器の動作を変更し、その
後コントローラの端末器アドレス指定兼負荷制御スイッ
チを操作して負荷制御を行うことにより、先に選択した
端末器の負荷を一括して制御する構成としているので、
選択された1または複数台の端末器に接続された負荷
を、コントローラに設けた端末器アドレス指定兼負荷制
御スイッチを操作することで同時に直接的に制御するこ
とができ、負荷の動作に違和感を生じさせることはな
い。
第2の発明の遠隔制御装置によれば、コントローラの端
末器アドレス指定兼負荷制御スイッチのオンオフの組合
せによる指定アドレスと端末器のアドレス設定スイッチ
により設定された固有アドレスとをアドレス比較回路で
比較し、アドレス比較回路からのアドレス一致信号に応
答して被指定状態信号保持回路から被指定状態信号を出
力させるとともにその出力状態を保持させ、この状態に
おいて、上記指定アドレスにおける端末器アドレス指定
兼負荷制御スイッチのオンオフの組合せとそれぞれ異な
るオンオフの組合せの負荷作動指令信号および負荷停止
指令信号を負荷作動指令信号検出回路および負荷停止指
令信号検出回路が検出したときに、その負荷作動指令検
出信号および負荷停止指令検出信号によって負荷制御回
路をそれぞれセットおよびリセットして負荷を作動保持
および停止保持するようにしたため、端末器アドレス指
定兼負荷制御スイッチで端末器のアドレス指定と負荷の
制御とを干渉を起こすことなく行うことができ、コント
ローラと端末器とを結ぶ配線本数を少なくして配線コス
トを下げることができ、また、選択された1または複数
台の端末器に接続された負荷を、コントローラに設けた
端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチを操作すること
で同時に直接的に制御することができ、負荷の動作に違
和感を生じさせることはない。
しかも、端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチの2種
類のオンオフの組合せを負荷作動指令信号および負荷停
止指令信号とし、これら両信号によって負荷制御回路を
セットおよびリセットするため、他の端末器の追加指定
による他の負荷の追加作動を一の端末器により制御され
る負荷を停止することなく行える。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例の回路図、第2図ない
し第9図はその動作説明のための回路図、第10図はこ
の発明の第2の実施例の回路図、第11図はこの発明の
第3の実施例の回路図、第12図はその各部のタイムチ
ャート、第13図はこの発明の第4の実施例の回路図、
第14図はその動作を示すフローチャート、第15図は
同じくその動作パターンの一例を示す図、第16図は同
じく構造を示す概略図、第17図はこの発明の第5の実
施例の回路図、第18図は従来例の回路図である。 I……コントローラ、II……配線群、III,III′……端
末器、X……リセットスイッチ、X,X……端末
器アドレス指定兼負荷制御スイッチ、CP,CP
……アドレス比較回路、HD,HD′……被指定状
態信号保持回路、MS,MS′……切替指令信号検
出回路、HL,HL′……負荷可制御状態信号保持
回路、CT,CT′……負荷制御回路、VI……コン
トローラ、VIII……配線群、IX,IX′……端末器、X
……リセットスイッチ、X〜X……端末器アドレス
指定兼負荷制御スイッチ、CP,CP′……アドレ
ス比較回路、HD,HD′……被指定状態信号保持
回路、CT,CT′……負荷制御回路、DT……
負荷作動指令信号検出回路、DT……負荷停止指令信
号検出回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の端末器アドレス指定兼負荷制御スイ
    ッチおよびリセットスイッチを有するコントローラと、
    前記複数の端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチおよ
    びリセットスイッチより引き出した配線群に並列的に接
    続した負荷制御用の複数の端末器とを備え、 前記複数の端末器の各々が固有アドレスを設定する複数
    のアドレス設定スイッチと、この複数のアドレス設定ス
    イッチにより設定された固有アドレスと前記複数の端末
    器アドレス指定兼負荷制御スイッチのオンオフの組合せ
    による指定アドレスとを比較し前記固有アドレスと前記
    指定アドレスとの一致に応答してアドレス一致信号を出
    力するアドレス比較回路と、このアドレス比較回路から
    のアドレス一致信号に応答して被指定状態信号を出力し
    その出力状態を保持し前記リセットスイッチによるリセ
    ット信号に応答して前記被指定状態信号の出力保持を解
    除する被指定状態信号保持回路と、前記複数の端末器ア
    ドレス指定兼負荷制御スイッチのすべての指定アドレス
    に対応するオンオフの組合せ以外の所定のオンオフの組
    合せによる切替指令信号を検出して切替指令検出信号を
    出力する切替指令信号検出回路と、前記被指定状態信号
    保持回路の被指定状態信号と前記切替指令信号検出回路
    の切替指令検出信号との論理積条件に応答して負荷可制
    御状態信号を出力しその出力状態を保持し前記リセット
    スイッチによるリセット信号に応答して前記負荷可制御
    状態信号の出力保持を解除する負荷可制御状態信号保持
    回路と、この負荷可制御状態信号保持回路の負荷可制御
    状態信号の出力期間中前記複数の端末器アドレス指定兼
    負荷制御スイッチのオンオフに応答して負荷を制御する
    負荷制御回路とで構成されている遠隔制御装置。
  2. 【請求項2】前記端末器アドレス指定兼負荷制御スイッ
    チがともにオフの状態を切替指令信号としている特許請
    求の範囲第1項記載の遠隔制御装置。
  3. 【請求項3】複数の端末器アドレス指定兼負荷制御スイ
    ッチおよびリセットスイッチを有するコントローラと、
    前記複数の端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチおよ
    びリセットスイッチより引き出した配線群に並列的に接
    続した負荷制御用の複数の端末器とを備え、 前記複数の端末器の各々が固有アドレスを設定する複数
    のアドレス設定スイッチと、この複数のアドレス設定ス
    イッチにより設定された固有アドレスと前記複数の端末
    器アドレス指定兼負荷制御スイッチのオンオフの組合せ
    による指定アドレスとを比較し前記固有アドレスと前記
    指定アドレスとの一致に応答してアドレス一致信号を出
    力するアドレス比較回路と、このアドレス比較回路から
    のアドレス一致信号に応答して被指定状態信号を出力し
    その出力状態を保持し前記リセットスイッチによるリセ
    ット信号に応答して前記被指定状態信号の出力保持を解
    除する被指定状態信号保持回路と、前記複数の端末器ア
    ドレス指定兼負荷制御スイッチのすべての指定アドレス
    に対応するオンオフの組合せ以外の所定のオンオフの組
    合せによる負荷作動指令信号を検出して負荷作動指令検
    出信号を出力する負荷作動指令信号検出回路と、前記複
    数の端末器アドレス指定兼負荷制御スイッチのすべての
    指定アドレスに対応するオンオフの組合せおよび前記負
    荷作動指令信号に対応するオンオフの組合せ以外の所定
    の組合せによる負荷停止指令信号を検出して負荷停止指
    令検出信号を出力する負荷停止指令信号検出回路と、前
    記被指定状態信号保持回路の被指定状態信号と前記負荷
    作動指令信号検出回路の負荷作動指令検出信号との論理
    積条件に応答して負荷を作動保持し前記被指定状態信号
    保持回路の被指定状態信号と前記負荷停止指令信号検出
    回路の負荷停止指令検出信号との論理積条件に応答して
    前記負荷を停止保持する負荷制御回路とで構成されてい
    る遠隔制御装置。
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