JPH06179812A - 改良されたポリフエニレンエーテルアロイ - Google Patents

改良されたポリフエニレンエーテルアロイ

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JPH06179812A
JPH06179812A JP4356947A JP35694792A JPH06179812A JP H06179812 A JPH06179812 A JP H06179812A JP 4356947 A JP4356947 A JP 4356947A JP 35694792 A JP35694792 A JP 35694792A JP H06179812 A JPH06179812 A JP H06179812A
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poly
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】増強された衝撃強さ及び改良された加工特性を
有するポリフエニレンエーテル材料を提供する。 【構成】ポリフエニレンエーテルポリマー;所望により
ポリエステル、ポリアミド及びポリカーボネートから選
択した第二のポリマー;及び約0.05〜約5重量%の
水素化ポリ(α−オレフイン)流体を含有する容易に成
形されるエンジイアリングプラスチック組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】ポリフエニレンエーテルは、すぐれた加水
分解安定性、寸法安定性、強靱性、耐熱性及び電気的性
質を特長として有する広く使用されている熱可塑性エン
ジニアリング樹脂である。これらのポリフエニレンエー
テルは、例えばエポキシトリアジン、ホスフエートトリ
アジン又はオルトエステルトリアジンの如き官能基でキ
ャップできる。これらのキャップド即ち官能化されたポ
リフエニレンエーテルは高い使用性、耐溶媒性及び追加
の利点を有する製品を生ぜしめる。これらのキャップド
ポリフエニレンエーテルは、ポリエステル及びポリアミ
ドの如き変性材料と混合でき、更に現状技術のポリマー
アロイ又はブレンドを越えて形成されるポリマーアロイ
の特性を改良する。PCT公開出願87−850にはポ
リフエニレンエーテル樹脂とポリエステルのブレンドが
記載され、ガソリンの如き非極性溶媒に対し抵抗性であ
る改良された材料を提供するため、ポリアルキレンジカ
ルボシキレート(特にポリアルキレンテレフタレート)
の如きポリエステルをポリフエニレンエーテル樹脂に加
えることができることを記載している。
【0002】ポリフエニレンエーテルとポリアルキレン
テレフタレートとのかかる満足できるブレンド組成物を
工業的に提供するに当っての一つの問題は、ポリアルキ
レンテレフタレートが加工中或る程度の劣化を受けるこ
とにある、これはポリフエニレンエーテルポリマーの代
表的な加工温度が、多くのポリアルキレンテレフタレー
トポリマーの熱分解温度を越えるという事実に原因があ
る。結果として、多くのアロイに対する許容し得ない狭
い加工温度帯が多くの射出成形用でのアロイの利用度を
制限している。
【0003】従って、ポリフエニレンエーテルポリマー
を使用する人工組成物の状態よりも低い温度で射出成形
でき、かつ低い加工温度で加工できるポリフエニレンエ
ーテルと他の重合体例えばポリアルキレンジカルボキシ
レートとのブレンド及び他のポリフエニレンエーテル含
有アロイを提供する要求が存在する。
【0004】Kenneth F. Miller 等の米国特許第46
26566号には、芳香族カーボネートポリマーと離型
剤としての水素化ポリ(α−オレフイン)の使用を教示
している。Nelsonの米国特許第4870124号には熱
可塑性樹脂組成物用離型剤としてポリ(α−オレフイ
ン)の水素化ポリマーの及びオリゴマーの使用を教示し
ている。これらの両文献とも、キャップした又は官能性
化したポリフエニレンエーテルブレンド又はアロイから
なるポリマーアロイ組成物の加工性及び流動性を改良す
るため、水素化ポリ(α−オレフイン)流体の使用は教
示していない。
【0005】本発明の目的は、増強された衝撃強さ及び
改良された加工特性を有する新規なポリフエニレンエー
テル材料を提供することにある。本発明の別の目的は、
前記本発明の目的による材料を用いて、使用すべき低い
加工成形法を提供することにある。
【0006】本発明は、好ましくはキャップされたポリ
フエニレンエーテルポリマー;ポリエステルポリマー、
ポリアミドポリマー、ポリカーボネートポリマー及びそ
れらの混合物からなるポリマーの群から選択した第二ポ
リマー;及び水素化ポリ(α−オレフイン)ポリマーを
含有する熱可塑性樹脂組成物に関する。
【0007】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、現状技術
のポリフエニレン熱可塑性樹脂組成物を越えた増強され
た耐衝撃性を有する成形品を提供するため容易に成形で
きる。更にこれらの熱可塑性樹脂組成物は、ポリフエニ
レンエーテル及びポリアルキレンテレフタレートの現状
技術の熱可塑性樹脂組成物に対して改良された加工特性
を有する。本発明を用いて作った物品は、ポリフエニレ
ンエーテルポリマーを含む現状技術の組成物に比して増
強された衝撃特性を有し、ポリ(α−オレフイン)ポリ
マーの使用のため低い加工又は成形温度で成形又は加工
できる。
【0008】本発明は、好ましくはキャップされた官能
性化ポリフエニレンエーテル;ポリエステルポリマー、
ポリアミドポリマー、ポリカーボネートポリマー及びそ
れらの混合物からなるポリマーの群から選択した第二ポ
リマー;及び水素化ポリ(α−オレフイン)ポリマーを
含有する熱可塑性樹脂組成物に関する。
【0009】ポリフエニレンエーテル樹脂は当業者に良
く知られており、一般に下記式のものでる。
【0010】
【化3】
【0011】式中R1 はそれぞれハロゲン、アルキル
基、アリール基及びアルコキシ基からなる群から選択さ
れ、qは0〜4であり、pは平均で少なくとも20であ
る。R1 がアルキル基、アリール基又はアルコキシ基を
含有するとき、好適には基は約1〜約12個の炭素原子
を含有する。
【0012】本発明において使用するのに好適なポリフ
エニレンエーテルポリマーは当業者に良く知られてお
り、相当するフエノール又はその反応性誘導体から当業
者に知られている多くの方法で作ることができる。ポリ
フエニレンエーテル樹脂の例及びそれらの製造方法はHa
y の米国特許第3306874号及び第3306875
号、Stamatoff の米国特許第3257357号及び第3
257358号及びS. B. Brown 等の米国特許第493
5472号に記載されている、これらの全てをここに引
用して組入れる。
【0013】本明細書全体において、「ポリフエニレン
エーテル樹脂」は、非置換ポリフエニレンエーテルポリ
マー、置換ポリフエニレンエーテルポリマー(この場合
芳香族環が置換されている)、ポリフエニレンエーテル
コポリマー及びそれらのブレンドを含む。
【0014】本発明において有用なポリフエニレンエー
テルポリマーには、限定するものでなく、ポリ(2,6
−ジメチル−1,4−フエニレン)エーテル;ポリ
(2,3,6−トリメチル−1,4−フエニレン)エー
テル;ポリ(2,6−ジエチル−1,4−フエニレン)
エーテル;ポリ(2−メチル−6−プロピル−1,4−
フエニレン)エーテル;ポリ(2,6−ジプロピル−
1,4−フエニレン)エーテル;ポリ(2−エチル−6
−プロピル−1,4−フエニレン)エーテル;ポリ
(2,6−ジラウリルー1,4−フエニレン)エーテ
ル;ポリ(2,6−ジフエニル−1,4−フエニレン)
エーテル;ポリ(2,6−ジメトキシ−1,4−フエニ
レン)エーテル;ポリ(2,6−ジエトキシ−1,4−
フエニレン)エーテル;ポリ(2−メトキシ−6−エト
キシ−1,4−フエニレン)エーテル;ポリ(2−エチ
ル−6−ステアリルオキシ−1,4−フエニレン)エー
テル;ポリ(2,6−ジクロロ−1,4−フエニレン)
エーテル;ポリ(2−メチル−6−フエニル−1,4−
フエニレン)エーテル;ポリ(2,6−ジベンジル−
1,4−フエニレン)エーテル;ポリ(2−エトキシ−
1,4−フエニレン)エーテル;ポリ(2−クロロ−
1,4−フエニレン)エーテル;ポリ(2,6−ジブロ
モ−1,4−フエニレン)エーテル;ポリ(3−ブロモ
−2,6−ジメチル−1,4−フエニレン)エーテル、
それらのコポリマー及びそれらの混合物等を含む。
【0015】本発明の組成物において使用するため特に
好ましいポリフエニレンエーテルポリマーには、ポリ
(2,6−ジメチル−1,4−フエニレン)エーテル、
ポリ(2,3,6−トリメチル−1,4−フエニレン)
エーテル、これらのポリマーのブレンド及び2,3,6
−トリメチル−1,4−フエニレンエーテルの単位と
2,6−ジメチル−1,4−フエニレンエーテルの単位
を含むコポリマーがある。かかるポリマー及びコポリマ
ーの例は米国特許第4806297号にも記載されてい
る。
【0016】ポリフエニレンエーテルをキャップせずに
使用するとき、それらは、5〜95重量%のポリカーボ
ネートと混合した95〜5重量部の量で使用するのが好
ましい。好適なポリカーボネートにはビスフエノールA
ポリカーボネートを含む。好ましい実施態様において、
ポリカーボネートは混合物の約1〜約35重量%であ
り、かかるポリカーボネートには、ビスフエノールA
(4,4′−ジヒドロキシ−ビフエニル−2,2−プロ
パン)から作った既知のポリカーボネートを含む。他の
有用なポリカーボネートには米国特許第4806297
号、特にその第9欄及び第10欄に記載された如きコポ
リカーボネートを含む、これも引用してここに組入れ
る。
【0017】好ましい実施態様において、本発明では、
ポリフエニレンエーテルポリマーは、ポリマーに更に反
応性を与える、そして或る場合には、アロイ又はブレン
ドを作るためポリフエニレンエーテルポリマーと関連に
おいて使用しうる他のポリマー系との追加の相溶性を与
える末端基で官能性化又はキャップする。例えばポリフ
エニレンエーテルは、Brown 等の発明の名所が「エポキ
シトリアジンキャップドポリフエニレンエーテルからの
ポリフエニレンエーテル−ポリエステルコポリマーを含
む組成物」である1989年5月15日出願の米国出願
第07/351903号、及びBrown の発明の名称が
「エポキシトリアジンキャップドポリフエニレンエーテ
ル及びその製造法」である1989年5月15日出願の
米国出願第07/351905号に記載された方法でエ
ポキシ末端基での官能性化できる、これら両出願は引用
してここに組入れる。これらのエポキシ官能性化ポリフ
エニレンエーテルポリマーは下記一般式の末端基を有す
る。
【0018】
【化4】
【0019】式中各Q1 は独立とハロゲン、一級もしく
は二級低級アルキル基(即ち7個以下の炭素原子を含有
するアルキル基)、フエニル基、ハロアルキル基、アミ
ノアルキル基、炭化水素オキシ基又はハロゲン原子と酸
素原子を少なくとも2個の炭素原子が分離しているハロ
炭化水素オキシ基である。
【0020】各Q2 は独立に水素、ハロゲン、一級もし
くは二級低級アルキル基、フエニル基、ハロアルキル
基、炭化水素オキシ基又はQ1 で定義した如きハロ炭化
水素オキシ基である。
【0021】Xはアルキル基、シクロアルキル基又は芳
香族基又は下記式の基である。
【0022】
【化5】
【0023】R1 は2価脂肪族、脂環式族、複素環式族
又は非置換もしくは置換芳香族炭化水素基である。
【0024】エポキシ官能性化ポリフエニレンエーテル
ポリマーは、これらの官能性化ポリフエニレンエーテル
ポリマーを製造するに当って使用するのに好適なエポキ
シトリアジン化合物で官能性化又はキャップする、そし
てBrown 等の米国特許第4895945号に記載されて
いる、これは引用してここに組入れる。
【0025】好ましい官能性化ポリフエニレンエーテル
ポリマーの第二の群はホスフエート官能性化ポリフエニ
レンエーテルポリマーを含有する。これらのホスフエー
ト官能性化ポリフエニレンエーテルは、Phanstiel 等の
発明の名称が「ポリフエニレンエーテルの反応性キャッ
ピングに有用な置換クロロトリアジン」の1991年2
月11日出願の米国出願第07/654444号、及び
Phanstiel 等の発明の名称が「置換トリアジンキャップ
ドポリフエニレンエーテルからのコポリマー含有組成
物」の1991年2月11日出願の米国出願第07/6
54443号、及びPhanstiel 等の発明の名称が「置換
トリアジンキャップドポリフエニレンエーテル」の19
91年2月11日出願の米国出願第07/653586
号に記載されている、これらは引用してここに組入れ
る。
【0026】これらのホスフエート官能性化ポリフエニ
レンエーテルは、ホスフエート置換トリアジン化合物か
ら作られる。代表的なホスフエートトリアジンには、2
−クロロ−4−(2−ジエチルホスフエートエトキシ)
−6−(2,4,6−トリメチルフエノキシ)−1,
3,5−トリアジン;2−クロロ−4−(2−ジブチル
ホスフエートエトキシ)−6−(2,4,6−トリメチ
ルフエノキシ)−1,3,5−トリアジン及び2−クロ
ロ−4−(2−ジブチルホスフエートエトキシ)−6−
(2,6−ジメチルフエノキシ)−1,3,5−トリア
ジンを含む。
【0027】本発明において有用な官能性化された即ち
キャップされたポリフエニレンエーテルポリマーの第三
の好ましい群は、Khouri等の発明の名称が「オルトエス
テルキャップドポリフエニレンエーテル及びそれから作
ったコポリマー」の1990年8月13日出願の米国出
願第07/566025号及びKhouriの発明の名称が
「実質的に純粋なヒドロキシアルキル置換環式オルトエ
ステル及びそれらの製造法」の1990年12月7日出
願の米国出願第07/623838号に記載されている
如きオルトエステル置換トリアジン化合物を用いるオル
トエステル官能性化ポリフエニレンエーテルポリマーで
ある。
【0028】更に本発明の熱可塑性樹脂組成物に含まれ
るポリフエニレンエーテルポリマーには、1種以上の官
能性化又は非官能性化ポリフエニレンエーテルポリマー
及び/又はコポリマー又はそれらの混合物を含むことが
できる。
【0029】本発明において有用なポリフエニレンエー
テルは一般に約3000〜40000の範囲内の多くの
平均分子量及びゲル透過クロマトグラフィで測定したと
き、約20000〜80000の範囲内の重量平均分子
量を有する。ポリマーの固有粘度は25℃でクロロホル
ム中で測定して約0.15〜0.65dl/gの範囲に
最もしばしば入る。
【0030】本発明における第二の成分は、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリカーボネート及びそれらの混合物
からなるポリマーの群から選択されたポリマーである。
【0031】本発明において有用なポリエステルには、
ポリ(アルキレンジカルボキシレート)、エラストマー
ポリエステル、ポリアクリレート及びポリエステルコポ
リマー例えばコポリエステルカーボネートによって例示
される熱可塑性ポリエステルを含む。好ましいキャップ
ドポリフエニレンエーテルポリマー中のエポキシ末端基
で生ずる主反応はポリエステルのカルボン酸基を含むと
考えられることから、前記ポリエステルは相対的に高い
カルボン酸末端基濃度を有するのが非常に好ましい。5
0〜250ミクロン当量/gの範囲での濃度が一般に好
ましい。
【0032】最も好ましいポリエステルポリマーはポリ
(アルキレンジカルボキシレート)であり、これには特
にジアルキレンテレフタレート(特にポリブチレンテレ
フタレート及びポリエチレンテレフタレート)を含む。
【0033】好ましいポリエステルは、60重量%のフ
エノールと40重量%の1,1,2,2−テトラクロロ
エタンの混合物中で30℃で0.50〜1.30の固有
粘度を有するものである。
【0034】本発明で有用なポリアルキレンテレフタレ
ートポリマーは当業者に知られている。これらのポリマ
ーの例は米国特許第4902753号、第412852
6号、第3953394号、第3672487号、第3
047539号、第2822348号、第272788
1号、第2720502号及び第2465319号に記
載されている。
【0035】本発明において有用なポリアミドは、当業
者に良く知られている。ポリアミドの特別の例には、ポ
リアミド−6、ポリアミド−6,6、ポリアミド−1
1、ポリアミド−12、ポリアミド−6,3、ポリアミ
ド−6,4、ポリアミド−6,10、及びポリアミド−
6,12のみならず、テレフタル酸及び/又はイソフタ
ル酸とトリメチルヘキサメチレンジアミンから作ったポ
リアミド;アジピン酸とm−キシリレンジアミンから作
ったポリアミド;アジピン酸、アゼライン酸、2,2−
ビス−(p−アミノシクロヘキシル)プロパンから作っ
たポリアミド;及びテレフタル酸及び4,4′−ジアミ
ノジシクロヘキシルメタンから作ったポリアミドがあ
る。前記ポリアミド又はそのプレポリマーの2種以上の
混合物及び/又はコポリマーも本発明の範囲内に入る。
【0036】更にポリアミドは、アミノ基とカルボン酸
基の間に少なくとも2個の炭素原子を有するモノアミノ
−モノカルボン酸又はそのラクタムの重合、アミノ基の
間に少なくとも2個の炭素原子を含むジアミンとジカル
ボン酸の実質的に当量割合の重合、又は実質的に当量割
合のジアミンとジカルボン酸と共に前述した如きモノア
ミノカルボン酸又はそのラクタムの重合を含む既知の方
法で作ることができる。ジカルボン酸はその官能性誘導
体例えばエステル又は酸クロライドの形で使用するとよ
い。ポリアミド及びポリアミドプリカーサー材料の詳細
な説明は米国特許第4755566号に与えられてい
る。他の有用なポリアミド(しばしばナイロンと称され
る)は、米国特許第4732938号、第465976
0号及び第4315086号に記載されている、これら
もここに引用して組入れる。
【0037】使用するポリアミドは、しばしば1種以上
のポリアミドを1種以上のポリマー又はコポリマー弾性
強靱化剤と混合することによって作られる「強靱化ナイ
ロン」と称されるものの1種以上であることもできる。
この種の材料は米国特許第4174358号、第447
4927号、第4346194号、第4251644
号、第3884882号、第4147740号(これら
はここに引用して組入れる)及びJ. APPL. POLY. SC
I. 27巻(1982年) 、425〜437頁のGalluc
ci等の論文、「エポキシ変性ポリエチレンの製造及び反
応」に記載されている。
【0038】本発明のために好ましいポリアミドはポリ
アミド−6;6,6;11及び12であり、最も好まし
いのはポリアミド−6,6である。
【0039】本発明の第三成分は、水素化(α−オレフ
イン)重合体であり、これは触媒反応による1−オレフ
インの重合と、それに続く水素化で残存不飽和を除くこ
とによって誘導される。かかる触媒の例にはカチオン触
媒及び複分解触媒を含み、水素化α−オレフインポリマ
ーを製造する方法は液体の形であり、米国特許第428
2393号、第4225739号、第4319065
号、第4311864号、第4334113号及び第4
409415号に記載されている、これらは引用してこ
こに組入れる。かかるポリマー又は材料は当業者では流
体と称され、オリゴマーを含めて種々の分子量を含む。
【0040】本発明で使用する好ましい飽和α−オレフ
イン流体は、ASTM D445によって測定したと
き、100℃で約2〜約20センチストークス、好まし
くは8〜12センチストークスの動粘度を有するもので
ある。かかる流体はEmery Industries から市場で入手
でき、Emery 3002、Emery 3004、Emery 300
6等として知られている。或いはGulf Oil Corp. に
よって作られたシンフルイツド(synfluid) が有用であ
り、同じくQuantum Chemicalsのポリ(α−オレフイ
ン)3002;ポリ(α−オレフイン)3004;ポリ
(α−オレフイン)3006;ポリ(α−オレフイン)
3008、及びポリ(α−オレフイン)3010も有用
である。
【0041】本発明の実施に当って、ポリエステル、ポ
リアミド、ポリカーボネート又はそれらの混合物に対す
るポリフエニレンエーテルの重量比は、樹脂組成物の全
重量を基準にしてポリフエニレンエーテル約5〜約95
重量%及び他のポリマー約95〜約5重量%で変えるこ
とができる。水素化α−オレフイン流体は組成物の約
0.05〜約5重量%である。
【0042】ポリフエニレンエーテル及びポリアミドを
使用する本発明の実施態様においては、ポリフエニレン
エーテル対ポリアミドの重量比は約5対95から約95
対5まで変えることができる。これらの組成物におい
て、水素化(α−オレフイン)流体は全組成物の約0.
05〜約5重量%、好ましくは0.1〜2重量%の範囲
内にあるべきである。更に好ましくは組成物は約15〜
約75重量%のポリフエニレンエーテルポリマー及び約
85〜約25重量%のポリアルキレンテレフタレートポ
リマー又は他のポリマーを含有する。
【0043】本発明の組成物において使用するのに好適
な各種の耐衝撃性改良剤が知られている。耐衝撃性改良
剤の好ましい例にはここに説明した如き種類の1種以上
のビニル芳香族ポリマーを含む。一つの実施態様におい
て、耐衝撃性改良剤には、ゴム、天然又は合成弾性体例
えばEPDMゴム又はポリブチルアクリレート、ジエン
ゴム、例えばポリブタジエン、イソプレン等を含む。代
表的な耐衝撃性改良剤は、全組成物の約1〜約30重量
%であるとよい。
【0044】或いは、本発明の組成物は耐衝撃性改良剤
としてビニル芳香族ポリマーを含んでもよい。これらの
ビニル芳香族ポリマーには非置換ポリスチレン、置換ポ
リスチレン及びポリスチレンコポリマー樹脂を含む。好
適なポリスチレン樹脂には、アタクチックスチレン、ハ
ロゲン化スチレン、ポリ−α−メチルスチレン、ポリ−
p−メチルスチレン、スチレン−アクリロニトリル−ス
チレン、スチレン−無水物マレイン酸−スチレン、スチ
レン−ブタジエンコポリマー、ゴム変性ポリスチレン及
びそれらの混合物を含む。
【0045】本発明の各実施態様において、ビニル芳香
族ポリマーとして、HTPS(高耐衝撃性ポリスチレ
ン)として従来より当業者に知られているゴム変性ポリ
スチレンポリマーを含むことができる。ゴム変性ポリス
チレンは前形成ポリスチレンにゴムを付加することによ
り、又はスチレンモノマーにゴムを加え、モノマーをゴ
ムの存在下に重合させて作ることができる。これらの方
法は当業者に知られており、本発明において使用するた
めのゴム変性ポリスチレンを作るために使用でき、別の
例ではビニル芳香族ポリマーを使用する。ビニル芳香族
ポリマーはビニル芳香族モノマー及びアルケン炭化水素
モノマー、又は共役ジエンモノマーのブロックを含有す
る。各種のブロックポリマーが知られている。ブロック
ポリマーはA及びBのブロックからなるテーパード線状
ブロックコポリマーを含有でき、ここにAは重合したビ
ニル芳香族炭化水素ブロックであり、Bは少なくとも1
種の重合した共役ジエンから誘導される水素化、部分水
素化又は非水素化ブロックである。当業者に知られてい
るテーパード線状ブロックコポリマーは例えば米国特許
第4948832号、第4918145号、第4913
971号及び第4116917号に教示されている。市
場で入手しうるテーパードトリブロックポリマーは、Fi
na Oil CompanyからFinaclear (登録商標)520で
入手できる。
【0046】他の耐衝撃性改良剤には、式A−B−Aで
表わされるブロックコポリマーがある、ここで末端ブロ
ックAは同じであっても異なってもよく、ビニル芳香族
化合物から作られた熱可塑性ホモポリマー又はコポリマ
ーである。ビニル芳香族化合物の例には、限定するもの
ではないが、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルト
ルエン、ビニルキシレン、エチルビニルキシレン、ビニ
ルナフタレン等及びそれらの混合物を含む。中央ブロッ
クBは、エチレンもしくはブチレン、共役ジエン等又は
それらの混合物の如きアルケン炭化水素から誘導された
エラストマーポリマーを含む。ブロックコポリマーは水
素化法を受けることができ、これによってコポリマーの
不飽和ゴムブロックBは水素化される。水素化は通常の
水素化触媒及び反応条件を用いて達成できる。水素化ブ
ロックコポリマーにおいて、末端ブロックAは約400
0〜約115000の平均数分子量を有し、一方中央ブ
ロックBは約20000〜約450000の平均分子量
を有しうる。水素化ブロックコポリマーは米国特許第3
431323号及び第3670054号に特記されてい
る、これらは引用してここに組入れる。本発明において
は使用するのに好適なブロックコポリマーは、水素化ス
チレン−ブタジエン−スチレン(スチレン−エチレン−
ブチレン−スチレン)ブロックコポリマー及び水素化ス
チレン−イソプレン−スチレンブロックコポリマーを含
む。この種のブロックコポリマーは、Shell Chemical
よりKraton(登録商標)の商品名で、及びクラレ株式会
社よりSepton(登録商標)の商品名で市場で入手でき
る。
【0047】別の種類の耐衝撃性改良剤には、ビニル芳
香族モノマー及び共役ジエンモノマーのラジアルブロッ
クコポリマーを含むビニル芳香族ポリマーがある。これ
らのラジアルブロックコポリマーも当業者に良く知られ
ている。この種のコポリマーは一般に約60〜約95重
量%の重合したビニル芳香族モノマー及び約40〜約5
重量%の重合した共役ジエンモノマーを含有する。コポ
リマーはラジアル構造を形成する少なくとも三つのポリ
マー鎖を有し、各鎖は通常実質的に非エラストマーのセ
グメントで末端停止されている。これらのコポリマーは
又「ポリモダル(polymodal)分枝ブロックコポリマー」
及び「スターポリマー」とも称される。ラジアルブロッ
クコポリマーの例は米国特許第3639517号に記載
されている、これは引用してここに組入れる。これらの
ブロックコポリマーはPhillipsPetroleum から商品名K
- Resin で市場で入手しうる。
【0048】或いは共役モノマー中のビニル芳香族モノ
マーのラジアルブロックコポリマーは、それ自体が共役
ジエンポリマーを含むセグメント又はブロック、ビニル
芳香族ポリマーブロック、及びカップリング剤を含むラ
ジアルテレブロックコポリマーを含有できる。これらの
ブロックコポリマーはときには「分枝ポリマー」ともさ
れ、米国特許第4097550号に記載されている、こ
れは引用してここに組入れる。ラジアルテレブロックコ
ポリマーは例えば米国特許第3281383号に記載さ
れている如く当業者に知られている方法で製造される、
これも引用してここに組入れる。これらのポリマーも例
えばFina Oil CompanyからFinaprene(登録商標)製
品、グレード401、411、414、416及び41
7として市場で入手できる。
【0049】本発明の組成物が前述した如きビニル芳香
族ポリマーの1種以上を含有するとき、ビニル芳香族ポ
リマーは約1〜約30重量%の量で含まれるのが好まし
い。
【0050】本発明の組成物は、更に1種以上の通常の
添加剤例えば限定するのではなく、酸化防止剤、難燃
剤、強化剤、核形成剤等を含有できる。組成物は、組成
物の性質の一つ以上を更に改良するため、更に1種以上
の追加ポリマー成分を含有できる。例えば衝撃強さは、
ポリフエニレンエーテル及びポリアルキレンテレフタレ
ートポリマー混合物に対し、耐衝撃性改良剤を加えるこ
とによって改良できる。
【0051】本発明による組成物は、任意の既知の方法
を用いて作ることができる。例えばポリフエニレンエー
テルポリマー及びポリアルキレンテレフタレートポリマ
ーは溶融混合又は配合によって作ることができ、水素化
(α−オレフイン)は溶融混合工程中又は前に加えるこ
とができる。しかしながら、ポリ(α−オレフイン)流
体は、本発明の組成物の要求する低加工温度により、溶
融混合開始前に加えるのが好ましい。組成物は容易に種
々の製品に形成でき、各種の形の物品を作るため射出成
形できる。物理的性質、特に衝撃特性については、滑剤
又は加工助剤として水素化(α−オレフイン)流体を使
用しない現状技術の組成物より改良される。
【0052】下記実施例は本発明を説明するが、本発明
の範囲を限定するものではない。
【0053】実施例本発明のポリマーアロイの製造 エポキシ官能性化ポリフエニレンエーテル30重量部、
及びValox (登録商標)315でGeneral Electric C
ompanyから市場で入手しうるポリブチレンテレフタレー
ト60重量部、及びFinaprene 401SBSの商品名で
Fina Oil より市販されている耐衝撃性改良剤10重量
部を含むベース組成物を溶融混合によって作った。それ
らの次の*印を有する試料は、エポキシ官能性化ポリフ
エニレンエーテル10重量部の代りに、Fina Oil より
市販されているFinaclear 520SBS10重量部を更
に含有させた。全組成物は更に、Ciba Geigy より市販
されているIrganox (登録商標)1010(酸化防止
剤)0.3重量部、及びArgus Chemicalより市販されて
いるSeenox(登録商標)412S(酸化防止剤)0.3
重量部、及びGeneral Electric Specialty Chemical
より市販されているUltranox(登録商標)626(酸化
防止剤)0.3重量部を含有させた。表1に試験した組
成物を示す。各試料において使用したPAOは、Quantu
m (登録商標)3004(4cStのPAO)及びQuan
tum 3008(8cStのPAO)であった。組成物の
各成分をWerner Pfleiderer二軸スクリュー押出機(3
0mm)に仕込んだ。押出機は550°F、350rp
mで操作し、減圧(20in)を溶融物に適用した。押
出したストランドを標準の大きさの射出成形用ビーズに
切断し、水を除くため乾燥した。ビーズは記載した如き
正常な又は悪い条件の下で標準試験試料に成形した。試
験法は、HDT(ASTM D648)、引張試験(A
STM D638)、アイゾット D256衝撃試験及
びDynatup D3763であった。表2に各試料の物理
特性を示す。
【0054】 表 1 試料の配合 試料No. 4cSt のPAO の重量部** 8cSt のPAO の重量部** 1 0 0 2 0.5 0 3* 0.5 0 4* 0 0 5 0 0 6 0 0.2 8* 0 0.6 9* 0 0
【0055】*は更に10重量部のFinaclear (登録商
標)520SBS(スチレン−ブタジエン−スチレン)
を含有したベース組成物を示す。**は明示したセンチス
トークス(cSt)粘度を有するポリ(α−オレフイ
ン)流体(PAO)の重量部を示す。
【0056】
【表1】
【0057】HDT(加熱撓み温度)は66psiでの
°F;ノッチはアイゾットはft・lb/in;dynatu
p はft・lb;FMはkpsiでの曲げモジュラス;
FSはkpsiでの曲げ強さ;TYはkpsiでの引張
降伏;TEは%での破断での引張伸び率。
【0058】Dは延性を示し、Bは脆いことを示す。
「正常条件」は代表的な条件(2分の滞留時間で、バレ
ル設定温度550°F)で成形した試料を示す。「悪条
件」は8分の滞留時間でバレル設定温度525°F)の
如き悪条件での試料を示す。
【0059】これらのデータによって明らかな如く、dy
natup 落槍衝撃の延性は、一定のポリフエニレンエーテ
ル/ポリブチレンテレフタレートアロイにポリ(α−オ
レフイン)流体の添加により、著しく改良される。他の
物理的性質、特にHDTは著しくは変化しない。これら
のデータに加えて、材料の押出加工中発生したトルク
は、約0.6重量%のPAO流体の添加によって20%
という大きな値で低下する。
【0060】好ましくはキャップドポリフエニレンエー
テルポリマーは、当業者に知られている如くポリエステ
ル又はポリアミドと混合するかアロイ化する、或る場合
にはかかるキャップドポリフエニレンエーテルポリマー
はポリカーボネートポリマー単独又はポリエステルもし
くはポリアミドと混合する。ポリフエニレンエーテルポ
リマーがキャップされていないとき、それらはポリカー
ボネートと混合するか又はアロイ化することが好まし
い、しかしそれらはポリエステル又はポリアミドと混合
できる。全ての場合において、最終組成物中に、ポリ
(α−オレフイン)流体は組成物の0.05〜5重量%
で混入する。
【0061】前記実施例は本発明の特定の例を示すため
のもので、本発明組成物の範囲を限定するためのもので
はない。本発明の範囲内での追加の例及び利点は当業者
には明らかであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C08L 71/12 23:02) (C08L 71/12 23:02 25:00)

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリフエニレンエーテルポリマー及び約
    0.05〜約5.0重量%のポリ(α−オレフイン)流
    体を含有することを特徴とする成形性熱可塑性ポリマー
    組成物。
  2. 【請求項2】 更にポリエステル、ポリアミド、ポリカ
    ーボネート及びそれらの混合物からなる群から選択した
    ポリマー材料を含有することを特徴とする請求項1の成
    形性熱可塑性ポリマー組成物。
  3. 【請求項3】 前記ポリフエニレンエーテルポリマー
    が、エポキシ、ホスフエート及びオルトエステルからな
    る群から選択した材料でキャップされていることを特徴
    とする請求項2の成形性熱可塑性ポリマー組成物。
  4. 【請求項4】 前記組成物が約15〜約75重量%のエ
    ポキシ官能性化ポリフエニレンエーテルポリマーを含有
    することを特徴とする請求項3の組成物。
  5. 【請求項5】 前記重合体材料が、ポリ(ブチレンテレ
    フタレート)及びポリ(エチレンテレフタレート)から
    なるポリエステルポリマーの群から選択したポリエステ
    ルポリマーであることを特徴とする請求項3の組成物。
  6. 【請求項6】 ポリエステルがポリ(ブチレンテレフタ
    レート)であることを特徴とする請求項5の組成物。
  7. 【請求項7】 ポリエステルがポリ(エチレンテレフタ
    レート)であることを特徴とする請求項5の組成物。
  8. 【請求項8】 水素化ポリ(α−オレフイン)が、10
    0℃で約2〜約20cStの範囲での動粘度を有するこ
    とを特徴とする請求項1の組成物。
  9. 【請求項9】 前記水素化ポリ(α−オレフイン)が組
    成物の0.1〜2重量%含有されることを特徴とする請
    求項8の組成物。
  10. 【請求項10】 前記材料がエポキシであり、前記ポリ
    フエニレンエーテルポリマーが一般式 【化1】 〔式中各Q1 はそれぞれ独立にハロゲン、一級もしくは
    二級低級アルキル基(1〜7個の炭素原子を含有するア
    ルキル基)、フエニル基、ハロアルキル基、アミノアル
    キル基、炭化水素オキシ基又は少なくとも2個の炭素原
    子がハロゲン原子と酸素原子を分離しているハロ炭化水
    素オキシ基であり、各Q2 はそれぞれ独立に水素、ハロ
    ゲン、一級もしくは二級低級アルキル基、フエニル基、
    ハロアルキル基、炭化水素オキシ基又はQ1 で定義した
    如きハロ炭化水素オキシ基であり、Xはアルキル基、シ
    クロアルキル基又は芳香族基又は式 【化2】 の基であり、R1 は2価脂肪族、脂環式族、複素環式族
    又は非置換もしくは置換芳香族炭化水素基である〕のエ
    ンドキャップを有することを特徴とする請求項3の組成
    物。
  11. 【請求項11】 前記ポリフエニレンエーテルが組成物
    の15〜75重量%含有されていることを特徴とする請
    求項3の組成物。
  12. 【請求項12】 約5〜約95重量%のエポキシ官能性
    化ポリフエニレンエーテルポリマー;約95〜約5重量
    %のポリエステルポリマー;及び0.05〜約5重量%
    の水素化ポリ(α−オレフイン)流体を含有する混合物
    を反応させることにより作ったことを特徴とするポリマ
    ー組成物。
  13. 【請求項13】 エポキシ官能性化ポリフエニレンエー
    テルがポリマーの約15〜約85重量%含有されている
    ことを特徴とする請求項12のポリマー組成物。
  14. 【請求項14】 ポリエステルを、ポリ(ブチレンテレ
    フタレート)及びポリ(エチレンテレフタレート)から
    なるポリマーの群から選択することを特徴とする請求項
    12のポリマー組成物。
  15. 【請求項15】 ポリマーがポリ(ブチレンテレフタレ
    ート)であることを特徴とする請求項14のポリマー組
    成物。
  16. 【請求項16】 ポリマーがポリ(エチレンテレフタレ
    ート)であることを特徴とする請求項11のポリマー組
    成物。
  17. 【請求項17】 水素化ポリ(α−オレフイン)が10
    0℃で約2〜約20cStの範囲の粘度を有することを
    特徴とする請求項13のポリマー組成物。
  18. 【請求項18】 更に耐衝撃性改良剤を含有する請求項
    17のポリマー組成物。
  19. 【請求項19】 官能性化ポリフエニレンエーテル組成
    物を成形できる使用温度を低下させる方法であり、前記
    方法が官能性化ポリフエニレンエーテル組成物を形成
    し、前記組成物を水素化ポリ(α−オレフイン)と混合
    することを含むことを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】 水素化ポリ(α−オレフイン)が、前
    記官能性化ポリフエニレンエーテル組成物の約0.05
    〜約5重量%を構成することを特徴とする請求項19の
    方法。
  21. 【請求項21】 前記官能性化ポリフエニレンエーテル
    が形成されるポリマー組成物の5〜95重量%を構成す
    ることを特徴とする請求項19の方法。
  22. 【請求項22】 形成される前記ポリフエニレンエーテ
    ル組成物が、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネ
    ート及びそれらの混合物からなる群から選択したポリマ
    ー材料を更に95〜5重量%含有することを特徴とする
    請求項21の方法。
  23. 【請求項23】 形成される前記重合体材料がポリエス
    テルを含有することを特徴とする請求項19の方法。
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