JPH06179136A - 組付装置 - Google Patents

組付装置

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Publication number
JPH06179136A
JPH06179136A JP4334497A JP33449792A JPH06179136A JP H06179136 A JPH06179136 A JP H06179136A JP 4334497 A JP4334497 A JP 4334497A JP 33449792 A JP33449792 A JP 33449792A JP H06179136 A JPH06179136 A JP H06179136A
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JP
Japan
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assembly
component
work
assembling
robots
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Application number
JP4334497A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Inoue
博章 井上
Masamichi Kogai
雅道 小飼
Shuji Nishimoto
周司 西本
Nobuo Kihara
伸雄 木原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】相互に異なる方向に向く複数の部品組付面部を
有した組立構成部材に対する部品組付けを、構成が共通
化された複数の組付作業ステーションにおいて、実質的
に同一の構成を有した複数の作業ロボットにより行う。 【構成】共通の構成を有して縦列配置された組付作業ス
テーション(S1〜S8)に夫々配され、実質的に同一
に構成された作業ロボット(15,21)と、それら作
業ロボット(15,21)の夫々により部品組付けがな
されるフロントユニット(F)を、組付作業ステーショ
ン(S1〜S8)の夫々に順次搬入する台車(30)に
配され、台車(30)により搬送されるフロントユニッ
ト(F)を、作業ロボット(15,21)の夫々による
部品組付けに適した姿勢をとらせるべく、姿勢変更可能
に支持する部材支持機構(35)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各々が作業ロボットを
備え、共通の構成を有するものとされて縦列配置された
複数の組付作業ステーションの夫々に、組立構成部材を
部材搬送台車により順次搬入し、各組付作業ステーショ
ンにおいて組立構成部材に対する部品組付けを行う組付
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両製造工程における車体生産ラインに
おいて、車体組立作業の効率化を図るべく、例えば、特
開昭63-235174 号公報にも示される如くに、複数の車体
構成部材に対する部品組付けを個別に行った後、部品組
付けが夫々なされた複数の車体構成部材を一体化するこ
とが知られている。斯かる車体構成部材にあっては、例
えば、部材搬送台車に載置されて、複数の組付作業ステ
ーションの夫々に順次搬入される状態におかれたもと
で、それら組付作業ステーションに夫々配された複数の
作業ロボットにより、予め用意された部品の組付けが自
動的に行われるものとされる。
【0003】このような複数の作業ロボットが夫々配さ
れた複数の組付作業ステーションが設置された作業ライ
ンにあっては、複数の組付作業ステーションが縦列配置
されて夫々の構成が共通化されるとともに、複数の作業
ロボットの構成も実質的に同一とされて共通化された場
合には、設備全体に要される費用の低減が図られること
になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、複数の組付作業ステーションの夫々に順次搬入され
る車体構成部材が相互に異なる方向に向く複数の部品組
付面部が設けられたものとされると、その車体構成部材
における複数の部品組付面部の夫々についての組付作業
を行う複数の作業ロボットが、相互に異なる方向から車
体構成部材に対する組付作業を行うものとされることに
なって、それにより、それら作業ロボットを共通化する
ことができず、設備全体に要される費用の低減を図るこ
とが困難とされるという問題がある。
【0005】斯かる点に鑑み、本発明は、縦列配置され
た複数の組付作業ステーションが共通の構成を有するも
のとされるとともに、それら組付作業ステーションに夫
々配される複数の作業ロボットが実質的に同一の構成を
有するものとされたもとで、複数の組付作業ステーショ
ンの夫々に順次搬入される、例えば、車体構成部材とさ
れる組立構成部材が相互に異なる方向に向く複数の部品
組付面部が設けられたものとされる場合にも、各組付作
業ステーションにおいて、作業ロボットによる組立構成
部材に対する部品組付けが容易に行われるようになされ
た組付装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る組付装置は、共通の構成を有して縦列
配置された複数の組付作業ステーションに夫々配され、
実質的に同一に構成された複数の作業ロボットと、それ
ら作業ロボットの夫々により部品組付けがなされる組立
構成部材を、複数の組付作業ステーションの夫々に順次
搬入する部材搬送台車と、部材搬送台車に配された部材
支持機構とが備えられ、部材支持機構が、部材搬送台車
により搬送される組立構成部材を、複数の作業ロボット
の夫々による部品組付けに適した姿勢をとらせるべく、
姿勢変更可能に支持するものとされて、構成される。
【0007】
【作用】上述の如くの構成とされる本発明に係る組付装
置においては、部材搬送台車により搬送される組立構成
部材の姿勢が、部材搬送台車に配されて組立構成部材を
支持する部材支持機構により、複数の組付作業ステーシ
ョンの夫々において、そこに配された作業ロボットによ
り部品組付けが行われる部品組付面部に組付作業が行わ
れ易い位置及び向きをとらせるべく、変更される。この
ようにされることにより、複数の組付作業ステーション
の夫々に順次搬入される組立構成部材が相互に異なる方
向に向く複数の部品組付面部が設けられたものとされる
場合にも、複数の組付作業ステーションが縦列配置され
て共通の構成を有するものとされるとともに、それら複
数の組付作業ステーションに夫々配された複数の作業ロ
ボットが実質的に同一に構成されたものとされたもと
で、組立構成部材に対する部品組付けが容易に行われ
る。
【0008】
【実施例】図2は、本発明に係る組付装置の一例が適用
された複数の縦列配置された組付作業ステーションを示
す。
【0009】図2にあっては、組付作業ラインにおいて
縦列配置された複数の組付作業ステーションS1〜S8
を貫通して、それらに間欠的に搬入される磁気誘導・自
走式とされた複数の台車30のための走行路が形成され
ており、その走行路に沿って台車誘導情報が記録された
磁気テープ10が設置されている。台車30の夫々は、
磁気テープ10による誘導を受けて走行路上を自走する
ものとされている。
【0010】台車30は、図1に示される如くの自動車
の車体を構成するフロントユニットFを、組付作業ステ
ーションS1〜S8の夫々に順次搬入する。組付作業ス
テーションS1〜S8の夫々は、例えば、図1において
組付作業ステーションS7が示されてあらわされる如
く、磁気テープ10を挟んで相互対向する状態で立設さ
れた一対の支柱11及び一対の支柱12、及び、それら
支柱11及び12により支持されて、磁気テープ10が
伸びる方向に沿って伸びる一対の上方構築部材13及び
14が設けられている。そして、ティーチングプレイバ
ック式とされ、7軸の自由度を有した多関節型の作業ロ
ボット15が、上方構築部材13により吊下げ支持され
ている。
【0011】作業ロボット15は、上方構築部材13に
磁気テープ10が伸びる方向に沿う移動が可能とされる
とともに回動可能な状態をもって取り付けられた基部1
6,基部16に回動可能に取り付けられた第1のアーム
17,第1のアーム17に回動可能に取り付けられた第
2のアーム18、及び、第2のアーム18の先端部に取
り付けられた把持部20を有している。斯かる作業ロボ
ット15と実質的に同一な構成とされた作業ロボット2
1が、上方構築部材14により吊下げ支持されている。
【0012】作業ロボット15の下方における支柱11
と支柱11との間、及び、作業ロボット21の下方にお
ける支柱12と支柱12との間には、磁気テープ10を
挟んで相互対向せしめられた架台22及び23が設置さ
れている。架台22及び23は同様なものとされ、夫
々、スライダ機構を含んで形成された部品載置部24が
配されている。部品載置部24には、バッテリ等の複数
の部品及びウオッシャ用タンク等の複数の部品が夫々収
容された部品収容ケース25が複数個配されており、そ
れら部品収容ケース25は、組付作業ステーションS7
にその外部から供給される。
【0013】組付作業ステーションS1〜S6及びS8
の各々も、組付作業ステーションS7と同様な構成とさ
れて、上方構築部材13及び14に相当する一対の上方
構築部材により2機の作業ロボットを吊下げ支持すると
ともに、外部から供給された複数の部品収容ケース25
を載置する部品載置部24が設けられた架台22及び2
3に相当する2個の架台が設けられて、組付作業ステー
ションS7との共通化が図られたものとされている。さ
らに、組付作業ステーションS1〜S6及びS8の各々
における2機の作業ロボットも、組付作業ステーション
S7に配された作業ロボット15及び21と実質的に同
一の構成とされて、作業ロボット15及び21との共通
化が図られている。それにより、組付作業ステーション
S1〜S8及びそれら組付作業ステーションS1〜S8
の夫々に配された作業ロボットを含む設備全体に要され
る費用が低減される。さらに、組付作業ステーションS
1〜S8の夫々においては、作業ロボットが吊下げ支持
されて、上方スペースの有効利用が図られることによ
り、全体が小型化されることになる。
【0014】斯かる組付作業ステーションS1〜S6及
びS8の夫々に配された各部品収容ケース内にも、台車
30によって搬送されるフロントユニットFに組み付け
られる部品が収容されている。例えば、組付作業ステー
ションS1においては、各部品収容ケースにエンジンル
ーム用インシュレータ等の複数の部品が収容され、組付
作業ステーションS2においては、各部品収容ケースに
マスターバック等の複数の部品が収容され、組付作業ス
テーションS3においては、各部品収容ケースにキャニ
スタ等の複数の部品が収容され、組付作業ステーション
S4においては、各部品収容ケースに車室用インシュレ
ータ等の複数の部品が収容され、組付作業ステーション
S5においては、各部品収容ケースにブレーキペダル等
の複数の部品が収容され、組付作業ステーションS6に
おいては、各部品収容ケースに空調用通路部分等の複数
の部品が収容され、さらに、組付作業ステーションS8
においては、各部品収容ケースにイグニッションコイル
ユニット等の複数の部品が収容されている。
【0015】台車30により搬送されるフロントユニッ
トFは、エンジンルームと車室とを区画するダッシュパ
ネル及び左右のフェンダパネルが取り付けられて形成さ
れている。斯かるフロントユニットFは、図3及び図4
に示される如く、組付作業ステーションS1〜S8の夫
々において部品の組付けが行われる、相互に異なる方向
に向いている第1〜第3の部品組付面部F1〜F3を有
しており、ダッシュパネルにおけるエンジンルーム側の
壁面となる部分が第1の部品組付面部F1とされ、ま
た、ダッシュパネルにおける車室側の壁面部となる部分
が第2の部品組付面部F2とされ、さらに、左右のフェ
ンダパネルの一方におけるエンジンルーム側の壁面とな
る部分が第3の部品組付面部F3とされている。
【0016】一方、図1に示される如く、台車30にお
ける基台31には、フロントユニットFを姿勢変更可能
に支持する部材支持機構35,部品収容ケース36及び
車載作業ロボット37が配されている。
【0017】部材支持機構35は、所定の相互間距離を
有して磁気テープ10の伸びる方向に沿って配され、夫
々、円板状部材39が設けられた一対のギア機構部40
A及び40Bを有している。ギア機構部40Aは、図3
に示される如く、基台31に立設された支持板部材42
により回動可能に支持された大径ギア43及び小径ギア
44、及び、基台31に配された減速機付きのモータ4
5を有している。小径ギア44は、支持板部材42の上
方側部分に取り付けられて大径ギア43に噛合せしめら
れており、大径ギア43は、モータ45の出力軸に取り
付けられたギア46に噛合せしめられている。大径ギア
43は、モータ45の作動により回動せしめられて、小
径ギア44を回動する。小径ギア44は、磁気テープ1
0が伸びる方向に沿って伸びる支軸50を有しており、
その支軸50の両端部に、円板状部材39と部材支持ア
ーム47を支持する回動部材49とが取り付けられてい
る。
【0018】部材支持アーム47は、小径ギア44が大
径ギア43により回動せしめられるとき、円板状部材3
9,小径ギア44及び回動部材49の中心軸線回りを回
動するものとされる。また、円板状部材39の周縁部に
は複数の透孔39aが設けられており、支持板部材42
には、円板状部材39に設けられた複数の透孔39aの
いずれかに選択的に挿通せしめられるプランジャを有
し、そのプランジャを介して円板状部39に係合する複
数のアクチュエータ51が取り付けられている。ギア機
構部40Bも、ギア機構部40Aと同様の構成とされ、
アクチュエータ51が取り付けられた支持板部材42,
大径ギア43,小径ギア44,モータ45,部材支持ア
ーム47、及び、回動部材49等に夫々相当する、アク
チュエータが取り付けられた支持板部材,大径ギア,小
径ギア,モータ,部材支持アーム、及び、回動部材等を
有している。そして、ギア機構部40Aに設けられた部
材支持アーム47、及び、ギア機構部40Bに設けられ
た部材支持アームが、それにフロントユニットFの下面
部における車幅方向に沿う両端部が夫々取り付けられた
ものとされて、フロントユニットFを支持している。
【0019】部材支持機構35におけるギア機構部40
Aを構成するモータ45、及び、ギア機構部40Bを構
成するモータは、夫々、ギア機構部40Aにおける回動
部材49、及び、ギア機構部40Bにおける回動部材を
所定角度、例えば、90度づつ回動させるべく作動せし
められるとともに選択的に正転及び逆転せしめられて、
フロントユニットFの姿勢を変更するものとされてい
る。斯かるギア機構部40Aのモータ45及びギア機構
部40Bのモータにより、フロントユニットFが、図3
において実線により示される如くの第2の部品組付面部
F2が上方に向く姿勢,図3において一点鎖線により示
される如くの第1の部品組付面部F1が上方に向く姿
勢、及び、図4に示される如くの第3の部品組付面部F
3が上下方向に沿って配されることになる姿勢を選択的
にとるものとされる。
【0020】さらに、ギア機構部40Aにおける複数の
アクチュエータ51は、フロントユニットFの姿勢変更
に同期してプランジャを進退動させ、円板状部材39に
対する係合位置を変更するとともに、ギア機構部40B
における複数のアクチュエータも、フロントユニットF
の姿勢変更に同期してプランジャを進退動させ、円板状
部材39に対する係合位置を変更するものとされて、そ
れにより、フロントユニットFに部材支持機構35によ
り変更された姿勢を維持させる。
【0021】斯かるフロントユニットFにあっては、部
材支持機構35によって、台車30が組付作業ステーシ
ョンS1に搬入される際には、第1の部品組付面部F1
が上方に向く姿勢をとるものとされる。そして、台車3
0により組付作業ステーションS1〜S3の夫々に搬入
された後、組付作業ステーションS3から搬出されるま
での期間は、第1の部品組付面部F1が上方に向く姿勢
に維持され、台車30により組付作業ステーションS3
から組付作業ステーションS4に向かって搬送される際
には姿勢変更が行われて、第2の部品組付面部F2が上
方に向く姿勢をとるものとされ、台車30により組付作
業ステーションS4〜S6の夫々に搬入された後、組付
作業ステーションS6から搬出されるまでの期間は、第
2の部品組付面部F2が上方に向く姿勢に維持される。
さらに、台車30により組付作業ステーションS6から
組付作業ステーションS7に向かって搬送される際には
姿勢変更が行われて、第3の部品組付面部F3が上下方
向に沿って配されることになる姿勢をとるものとされ、
台車30により組付作業ステーションS7及びS8の夫
々に搬入された後、組付作業ステーションS8から搬出
されるまでの期間は、第3の部品組付面部F3が上下方
向に沿って配されることになる姿勢に維持される。
【0022】一方、部品収容ケース36は、基台31上
におけるフロントユニットFに対向する位置をとる架台
52に配された車載部品載置部(図にあらわれない)に
載置されている。部品収容ケース36内には、フロント
ユニットFに組み付けられる部品、例えば、グロメッ
ト,ビス,ボルト等の複数の締結部品が収容されてい
る。また、車載作業ロボット37は、架台52の側部に
配されている。車載作業ロボット37は、ティーチング
プレイバック式とされ、7軸の自由度を有した多関節型
の作業ロボットとされており、基台31に、磁気テープ
10が伸びる方向に沿う移動が可能とされるとともに回
動可能な状態をもって取り付けられた基部54,基部5
4に回動可能に取り付けられた第1のアーム55,第1
のアーム55に回動可能に取り付けられた第2のアーム
56、及び、第2のアーム56の先端部に取り付けられ
た把持部57を有している。
【0023】上述の如くの台車30が走行せしめられる
組付作業ステーションS1〜S8が設置された組付作業
ラインにおいては、複数の台車30が夫々間欠的に移動
し、それらの移動が同時に行われる。それにより、組付
作業ステーションS1〜S8の夫々には、同時にフロン
トユニットFが搬入される。また、組付作業ステーショ
ンS1〜S8の夫々に搬入されたフロントユニットFに
対する部品組付が、組付作業ステーションS1〜S8の
夫々に配された2機の作業ロボットにより同時に行われ
る。
【0024】このような組付作業ラインに設置された組
付作業ステーションS1においては、そこに吊り下げ支
持された2機の作業ロボットの下方となる位置に、部材
支持機構35により第1の部品組付面部F1が上方に向
く姿勢に維持されたフロントユニットFが搬入される。
そして、搬入されたフロントユニットFの上方側からそ
の第1の部品組付面部F1に対して、2機の作業ロボッ
トによりエンジンルーム用インシュレータ等の部品が組
み付けられる。組付作業ステーションS2においては、
そこに吊り下げ支持された2機の作業ロボットの下方と
なる位置に、部材支持機構35により第1の部品組付面
部F1が上方に向く姿勢に維持されたフロントユニット
Fが搬入される。そして、搬入されたフロントユニット
Fの上方側から、組付作業ステーションS1において部
品組付けが行われた第1の部品組付面部F1に対して、
2機の作業ロボットによりマスターバック等の部品が組
み付けられる。組付作業ステーションS3においては、
そこに吊り下げ支持された2機の作業ロボットの下方と
なる位置に、部材支持機構35により第1の部品組付面
部F1が上方に向く姿勢に維持されたフロントユニット
Fが搬入される。そして、搬入されたフロントユニット
Fの上方側から、組付作業ステーションS1及びS2の
夫々において部品組付けが行われた第1の部品組付面部
F1に対して、2機の作業ロボットによりキャニスタ等
の部品が組み付けられる。
【0025】また、組付作業ステーションS4において
は、そこに吊り下げ支持された2機の作業ロボットの下
方となる位置に、部材支持機構35によって第2の部品
組付面部F2が上方に向く姿勢に変更されたフロントユ
ニットFが搬入される。そして、搬入されたフロントユ
ニットFの上方側からその第2の部品組付面部F2に対
して、2機の作業ロボットにより車室側インシュレータ
等の部品が組み付けられる。組付作業ステーションS5
においては、そこに吊り下げ支持された2機の作業ロボ
ットの下方となる位置に、部材支持機構35によって第
2の部品組付面部F2が上方に向く姿勢に維持されたフ
ロントユニットFが搬入される。そして、搬入されたフ
ロントユニットFの上方側から、組付作業ステーション
S4において部品組付けが行われた第2の部品組付面部
F2に対して、2機の作業ロボットによりブレーキペダ
ル等の部品が組み付けられる。組付作業ステーションS
6においては、そこに吊り下げ支持された2機の作業ロ
ボットの下方となる位置に、部材支持機構35によって
第2の部品組付面部F2が上方に向く姿勢に維持された
フロントユニットFが搬入される。そして、搬入された
フロントユニットFの上方側から、組付作業ステーショ
ンS4及びS5の夫々において部品組付けが行われた第
2の部品組付面部F2に対して、2機の作業ロボットに
より空調用通路部分等の部品が組み付けられる。
【0026】さらに、組付作業ステーションS7におい
ては、そこに吊り下げ支持された作業ロボット15及び
21の下方となる位置に、部材支持機構35によって、
第3の部品組付面部F3が上下方向に沿って配されるこ
とになる姿勢に変更されたフロントユニットFが搬入さ
れる。そして、搬入されたフロントユニットFの上方側
からその第3の部品組付面部F3に対して、作業ロボッ
ト15及び21によりバッテリ及びウオッシャ用タンク
等の部品が組み付けられる。組付作業ステーションS8
においては、そこに吊り下げ支持された2機の作業ロボ
ットの下方となる位置に、部材支持機構35によって、
第3の部品組付面部F3が上下方向に沿って配されるこ
とになる姿勢に維持されたフロントユニットFが搬入さ
れる。そして、搬入されたフロントユニットFの上方側
から、組付作業ステーションS7において部品組付けが
行われた第3の部品組付面部F3に対して、2機の作業
ロボットによりイグニッションコイルユニット等の部品
が組み付けられる。
【0027】このように、台車30により搬送されるフ
ロントユニットFの姿勢が、組付作業ステーションS1
〜S8の夫々において、そこに吊下げ支持された作業ロ
ボットにより部品組付けが行われる第1の部品組付面部
F1,第2の部品組付面部F2もしくは第3の部品組付
面部F3に組付作業が行われ易い位置及び向きをとらせ
るべく、変更されるので、フロントユニットFにおける
相互に異なる方向に向いている第1〜第3の部品組付面
部F1〜F3に対する部品組付けが、組付作業ステーシ
ョンS1〜S8が縦列配置されて共通の構成を有するも
のとされるとともに、それら組付作業ステーションS1
〜S8に夫々配された複数の作業ロボットが実質的に同
一に構成されたものとされたもとで、フロントユニット
Fに対する部品組付けが容易に行われることになる。
【0028】一方、組付作業ステーションS1〜S8の
夫々にフロントユニットFを順次搬入する台車30に配
された車載作業ロボット37により、部品収容ケース3
6内に収容された締結部品が用いられて、組付作業ステ
ーションS1〜S8の夫々においてフロントユニットF
に組み付けられた部品についての仮留が行われる。
【0029】このように車載作業ロボット37によりフ
ロントユニットFに対する部品の仮留めが行われるに際
し、フロントユニットFの第1の部品組付面部F1に対
して部品組付けが行われる組付作業ステーションS1〜
S3の夫々においては、フロントユニットFがその第1
の部品組付面部F1が上方に向く姿勢に維持されて、第
1の部品組付面部F1に組み付けられた部品が容易に離
脱する事態が回避され、また、フロントユニットFの第
2の部品組付面部F2に対して部品組付が行われる組付
作業ステーションS4〜S6の夫々においては、フロン
トユニットFがその第2の部品組付面部F2が上方に向
く姿勢に維持されて、第2の部品組付面部F2に組み付
けられた部品が容易に離脱する事態が回避される。さら
に、フロントユニットFの第3の部品組付面部F3に対
して部品組付けが行われる組付作業ステーションS6及
びS7の夫々においては、フロントユニットFが、その
第3の部品組付面部F3が上下方向に沿って配されるこ
とになる姿勢に維持されて、第3の部品組付面部F3に
組付けられた部品が容易に離脱する事態が回避されるの
で、組付作業ステーションS1〜S8の夫々においてフ
ロントユニットFに組み付けられる部品を保持するため
の部品保持手段が不要とされることになる。
【0030】さらに、車載作業ロボット37によりフロ
ントユニットFに組み付けられる締結部品は、台車30
に予め載置されたものとされることにより、締結部品に
ついての供給手段が不要とされ、また、車載ロボット3
7は、台車30により搬送されつつ、フロントユニット
Fに対する締結部品の組付けを行うものとされることに
より、作業効率の向上が図られる。
【0031】斯かる組付作業ステーションS1〜S8の
夫々に実質的に同一の構成を有して配された作業ロボッ
トは、例えば、図5において示される如くの把持部20
を有している。図5において把持部20は、図1に示さ
れる如くの第2のアーム18に回動及び揺動可能に係合
せしめられた可動係合部26と、可動係合部26に設け
られて、図5において実線及び一点鎖線により示される
如くに、選択的に相互近接及び相互離隔せしめられる一
対の指機構部27とを含んで構成されている。一方、組
付作業ステーションS1〜S8の夫々においてフロント
ユニットFに組み付けられる部品の各々には、図5にお
いて示される空調用通路部分60によりあらわされる如
くの、作業ロボットにおける把持部20に設けられた一
対の指機構部27に係合せしめられる被把持部61が共
通に設けられている。
【0032】このように組付作業ステーションS1〜S
8の夫々においてフロントユニットFに組み付けられる
各部品が共通の被把持部61が設けられたものとされて
いることにより、組付作業ステーションS1〜S8の夫
々に配された作業ロボットは、共通の把持部20により
フロントユニットFに対する部品組付けを行うことがで
きる。
【0033】なお、上述の例においては、複数の組付作
業ステーションを貫通して伸びる磁気テープが設置さ
れ、その磁気テープによる誘導を受けて走行する磁気誘
導・自走式とされた台車によりフロントユニットの搬送
が行われるようにされているが、本発明に係る組付装置
においては、例えば、複数の組付作業ステーションを貫
通して伸びるレールが敷設され、そのレール上を走行せ
しめられる自走式とされた台車によりフロントユニット
の搬送が行われるようにされてもよい。
【0034】また、上述の例においては、複数の組付作
業ステーションの夫々において部品組付けが行われる車
体構成部材がフロントユニットとされているが、本発明
に係る組付装置は、複数の組付作業ステーションの夫々
において部品組付けが行われる車体構成部材がフロント
ユニットに限られることなく、例えば、車体本体とされ
てもよい。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る組付装置によれば、部材搬送台車により搬送される
組立構成部材の姿勢が、部材搬送台車に配されて組立構
成部材を支持する部材支持機構により、複数の組付作業
ステーションの夫々において、そこに配された作業ロボ
ットにより部品組付けが行われる部品組付面部に組付作
業が行われ易い位置及び向きをとらせるべく、変更され
ることにより、複数の組付作業ステーションの夫々に順
次搬入される組立構成部材が相互に異なる方向に向く複
数の部品組付面部が設けられたものとされる場合にも、
複数の組付作業ステーションが縦列配置されて共通の構
成を有するものとされるとともに、それら複数の組付作
業ステーションに夫々配された複数の作業ロボットが実
質的に同一に構成されたものとされたもとで、組立構成
部材に対する部品組付けを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る組付装置の一例の主要部分を示す
斜視図である。
【図2】本発明に係る組付装置の一例が適用された複数
の縦列配置された組付作業ステーションを示す概念図で
ある。
【図3】本発明に係る組付装置の一例における部材支持
機構の動作説明に供される側面図である。
【図4】本発明に係る組付装置の一例における部材支持
機構の動作説明に供される側面図である。
【図5】本発明に係る組付装置の一例における作業ロボ
ットに備えられる把持部及び作業ロボットにより把持さ
れる被把持部を示す側面図である。
【符号の説明】
S1,S2,S3,S4,S5,S6,S7,S8 組
付作業ステーション 13,14 上方構築部材 15,21 作業ロボット 20 把持部 25,36 部品収容ケース 30 台車 35 部材支持機構 37 車載作業ロボット 40A,40B ギア機構部 45 モータ 50 支軸 61 被把持部 F フロントユニット F1 第1の部品組付面部 F2 第2の部品組付面部 F3 第3の部品組付面部
フロントページの続き (72)発明者 木原 伸雄 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共通の構成を有して縦列配置された複数の
    組付作業ステーションに夫々配され、実質的に同一に構
    成された複数の作業ロボットと、 該複数の作業ロボットの夫々により部品組付けがなされ
    る組立構成部材を、上記複数の組付作業ステーションの
    夫々に順次搬入する部材搬送台車と、 該部材搬送台車に配され、該部材搬送台車により搬送さ
    れる組立構成部材を、上記複数の作業ロボットの夫々に
    よる部品組付けに適した姿勢をとらせるべく、姿勢変更
    可能に支持する部材支持機構と、を備えて構成される組
    付装置。
  2. 【請求項2】部材支持機構が、組立構成部材を、特定の
    組付作業ステーションにおいて該組立構成部材における
    部品組付面部を上方に向かせるべく、回動するものとさ
    れたことを特徴とする請求項1記載の組付装置。
  3. 【請求項3】複数の組付作業ステーションの夫々に配さ
    れた作業ロボットが、該組付作業ステーションにおける
    上方構築部材により吊下げ支持されたことを特徴とする
    請求項2記載の組付装置。
  4. 【請求項4】部材搬送台車が、組立構成部材と共に、該
    組立構成部材に組み付けられる部品を搬送するものとさ
    れたことを特徴とする請求項1,2又は3記載の組付装
    置。
  5. 【請求項5】部材搬送台車に車載作業ロボットが配さ
    れ、該車載作業ロボットが、上記部材搬送台車により搬
    送される部品を該部材搬送台車により搬送される組立構
    成部材に組付ける作業を行うことを特徴とする請求項4
    記載の組付装置。
  6. 【請求項6】複数の組付作業ステーションの夫々に配さ
    れた作業ロボットが、組立構成部材に対する部品の組付
    けを行うにあたり、各部品に共通に設けられた被把持部
    に係合して上記部品を把持することを特徴とする請求項
    1記載の組付装置。
JP4334497A 1992-12-15 1992-12-15 組付装置 Pending JPH06179136A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1759808A1 (de) * 2005-09-06 2007-03-07 ThyssenKrupp Drauz Nothelfer GmbH Flexible Fertigungszelle für die Bearbeitung von Bauteilen, insbesondere von Fahrzeugkarosserien
JP2007125634A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Idec Corp 組立装置
JP2019520224A (ja) * 2016-06-14 2019-07-18 トーマス マグネーテ ゲーエムベーハーThomas Magnete Gmbh 組立装置および組立装置の制御方法
JP2019209402A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 ダイハツ工業株式会社 車体組立精度検査方法
US20240059364A1 (en) * 2021-02-11 2024-02-22 Sika Technology Ag System and method for attaching insulating elements to structural elements

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