JPH06178982A - 海水清浄装置 - Google Patents
海水清浄装置Info
- Publication number
- JPH06178982A JPH06178982A JP4333254A JP33325492A JPH06178982A JP H06178982 A JPH06178982 A JP H06178982A JP 4333254 A JP4333254 A JP 4333254A JP 33325492 A JP33325492 A JP 33325492A JP H06178982 A JPH06178982 A JP H06178982A
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- Japan
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- seawater
- sea water
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- chlorine concentration
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、大規模海水プールやマリーナ，泊
地等の閉鎖性海域内の海水の殺菌，殺藻を行なう海水清
浄装置に関し、海水中への残留塩素の拡散を容易に行
い、且つ、その海水中における残留塩素の濃度を所定の
濃度にすることができ、さらに、コストダウンを図るこ
とを目的とする。 【構成】 海水中に対向・配置された陽電極及び陰電極
と、陽電極と陰電極に電流を供給する電源と、海水中に
陽電極の下方に位置して設けられ、海水中に気泡を供給
する散気装置と、海水中の残留塩素を検出する残留塩素
濃度検出器と、残留塩素濃度検出器に接続され、残留塩
素濃度が設定濃度より小さい場合に電源に出力命令を出
す残留塩素濃度制御装置とを備えている。
地等の閉鎖性海域内の海水の殺菌，殺藻を行なう海水清
浄装置に関し、海水中への残留塩素の拡散を容易に行
い、且つ、その海水中における残留塩素の濃度を所定の
濃度にすることができ、さらに、コストダウンを図るこ
とを目的とする。 【構成】 海水中に対向・配置された陽電極及び陰電極
と、陽電極と陰電極に電流を供給する電源と、海水中に
陽電極の下方に位置して設けられ、海水中に気泡を供給
する散気装置と、海水中の残留塩素を検出する残留塩素
濃度検出器と、残留塩素濃度検出器に接続され、残留塩
素濃度が設定濃度より小さい場合に電源に出力命令を出
す残留塩素濃度制御装置とを備えている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、大規模海水プールやマ
リーナ，泊地等の閉鎖性海域内の海水の殺菌，殺藻を行
なう海水清浄装置に関する。
リーナ，泊地等の閉鎖性海域内の海水の殺菌，殺藻を行
なう海水清浄装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、海水プールやマリーナ，泊地等の
閉鎖性海域の海水には、汚れが発生し、例えば、海水プ
ールの殺菌，殺藻を行なう際には、次亜塩素酸ナトリウ
ムや次亜塩素酸カリウム等の薬が使用されている。
閉鎖性海域の海水には、汚れが発生し、例えば、海水プ
ールの殺菌，殺藻を行なう際には、次亜塩素酸ナトリウ
ムや次亜塩素酸カリウム等の薬が使用されている。
【０００３】また、マリーナ，泊地等の閉鎖性海域にお
ける水の美観を創出するために、海水の清浄度を維持す
る必要があり、閉鎖性海域内で自然発生する藻類の除
去，或いは、その発生の抑制は重要な技術とされてい
る。
ける水の美観を創出するために、海水の清浄度を維持す
る必要があり、閉鎖性海域内で自然発生する藻類の除
去，或いは、その発生の抑制は重要な技術とされてい
る。
【０００４】そこで、閉鎖性海域で発生する赤潮等の対
策には、モンモリロナイト系粘土鉱物や硫酸アルミニウ
ム等が用いられ、赤潮等を擬集沈殿させている。
策には、モンモリロナイト系粘土鉱物や硫酸アルミニウ
ム等が用いられ、赤潮等を擬集沈殿させている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、海水中に残
留塩素を供給するために、次亜塩素酸ナトリウム，次亜
塩素酸カリウム等の薬が必要で、コストアップを招くと
いう問題がある。
留塩素を供給するために、次亜塩素酸ナトリウム，次亜
塩素酸カリウム等の薬が必要で、コストアップを招くと
いう問題がある。
【０００６】また、モンモリロナイト系粘土鉱物や硫酸
アルミニウム等を用いて赤潮等を擬集沈殿する対策も、
その散布方法が難しく、場所によってその濃度が異な
り、清浄度も異なるという問題がある。
アルミニウム等を用いて赤潮等を擬集沈殿する対策も、
その散布方法が難しく、場所によってその濃度が異な
り、清浄度も異なるという問題がある。
【０００７】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、海水中への残留塩素の拡
散を容易に行い、且つ、その海水中における残留塩素の
濃度を所定の濃度にすることができ、さらに、コストダ
ウンを図った海水清浄装置を提供することである。
なされたもので、その目的は、海水中への残留塩素の拡
散を容易に行い、且つ、その海水中における残留塩素の
濃度を所定の濃度にすることができ、さらに、コストダ
ウンを図った海水清浄装置を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、海水中に対向
・配置された陽電極及び陰電極と、陽電極と陰電極に電
流を供給する電源と、海水中に陽電極の下方に位置して
設けられ、海水中に気泡を供給する散気装置と、海水中
の残留塩素を検出する残留塩素濃度検出器と、残留塩素
濃度検出器に接続され、残留塩素濃度が設定濃度より小
さい場合に電源に出力命令を出す残留塩素濃度制御装置
とを備えていることを特徴とする。
・配置された陽電極及び陰電極と、陽電極と陰電極に電
流を供給する電源と、海水中に陽電極の下方に位置して
設けられ、海水中に気泡を供給する散気装置と、海水中
の残留塩素を検出する残留塩素濃度検出器と、残留塩素
濃度検出器に接続され、残留塩素濃度が設定濃度より小
さい場合に電源に出力命令を出す残留塩素濃度制御装置
とを備えていることを特徴とする。
【０００９】
【作用】本発明においては、残留塩素濃度検出器によっ
て海水中の残留塩素濃度が検出されるが、その信号が残
留塩素濃度制御装置に送られる。残留塩素濃度制御装置
においては、海水中の塩素濃度が設定濃度より小さい場
合に残留塩素濃度制御装置から電源に出力命令が出され
る。
て海水中の残留塩素濃度が検出されるが、その信号が残
留塩素濃度制御装置に送られる。残留塩素濃度制御装置
においては、海水中の塩素濃度が設定濃度より小さい場
合に残留塩素濃度制御装置から電源に出力命令が出され
る。
【００１０】電源から、陽電極及び陰電極に電流が供給
され、海水を電解水溶液として、電気分解が陽電極と陰
電極の間で行なわれ、海水中の陽電極に塩素ガスが発生
する。同時に、陽電極の下方の散気装置から気泡が散気
され、この気泡の上昇とともに塩素ガスが海水中に撹拌
される。
され、海水を電解水溶液として、電気分解が陽電極と陰
電極の間で行なわれ、海水中の陽電極に塩素ガスが発生
する。同時に、陽電極の下方の散気装置から気泡が散気
され、この気泡の上昇とともに塩素ガスが海水中に撹拌
される。
【００１１】この塩素ガスは、海水に溶けて次亜塩素酸
が生じ、さらに、この次亜塩素酸は、水素イオンと次亜
塩素酸イオンに電離し、次亜塩素酸及び次亜塩素酸イオ
ン（残留塩素）によって海水が殺菌，殺藻される。
が生じ、さらに、この次亜塩素酸は、水素イオンと次亜
塩素酸イオンに電離し、次亜塩素酸及び次亜塩素酸イオ
ン（残留塩素）によって海水が殺菌，殺藻される。
【００１２】海水の塩素濃度が設定濃度になると、電源
からの出力命令が停止される。このようにして、海水の
残留塩素濃度が所定の濃度に保たれる。
からの出力命令が停止される。このようにして、海水の
残留塩素濃度が所定の濃度に保たれる。
【００１３】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。図１は本発明の実施例に係わる海水清浄装置を
示す。
明する。図１は本発明の実施例に係わる海水清浄装置を
示す。
【００１４】図において、符号１は、閉鎖性海域として
の泊地を示し、この泊地１の海水中に、２組の陽電極２
及び陰電極３が対向・配置されている。４は直流定電圧
電流装置で、各陽電極２，２及び陰電極３，３に配線５
Ａ，５Ｂ，５Ｃ，５Ｄを介して接続されている。
の泊地を示し、この泊地１の海水中に、２組の陽電極２
及び陰電極３が対向・配置されている。４は直流定電圧
電流装置で、各陽電極２，２及び陰電極３，３に配線５
Ａ，５Ｂ，５Ｃ，５Ｄを介して接続されている。
【００１５】泊地１には、電極式の残留塩素センサ６，
６が海水中に没して設けられ、残留塩素センサ６，６
は、各陰電極３，３の上方に位置している。各残留塩素
センサ６，６は、残留塩素分析計７に接続されている。
残留塩素センサ６，６と残留塩素分析計７とにより残留
塩素濃度検出器が構成されている。
６が海水中に没して設けられ、残留塩素センサ６，６
は、各陰電極３，３の上方に位置している。各残留塩素
センサ６，６は、残留塩素分析計７に接続されている。
残留塩素センサ６，６と残留塩素分析計７とにより残留
塩素濃度検出器が構成されている。
【００１６】８は残留塩素濃度制御装置で、その入力側
が残留塩素分析計７に接続されている。この残留塩素濃
度制御装置８は、残留塩素濃度が設定濃度より小さい場
合に直流定電圧電流装置４に後述する内容の出力命令を
出すようになっている。
が残留塩素分析計７に接続されている。この残留塩素濃
度制御装置８は、残留塩素濃度が設定濃度より小さい場
合に直流定電圧電流装置４に後述する内容の出力命令を
出すようになっている。
【００１７】上記残留塩素濃度制御装置８の出力側は、
空気圧縮機９と、電動開閉弁１０と、上記直流定電圧電
流装置４に接続されている。空気圧縮機９には配管１１
が接続され、この配管１１の先端に上記電動開閉弁１０
が設けられている。電動開閉弁１０には、空気供給管１
２，１２の基端が接続され、各空気供給管１２の先端に
は、それぞれ散気装置１３，１３が設けられ、各散気装
置１３，１３は各陽電極３，３の下方に位置している。
空気圧縮機９と、電動開閉弁１０と、上記直流定電圧電
流装置４に接続されている。空気圧縮機９には配管１１
が接続され、この配管１１の先端に上記電動開閉弁１０
が設けられている。電動開閉弁１０には、空気供給管１
２，１２の基端が接続され、各空気供給管１２の先端に
は、それぞれ散気装置１３，１３が設けられ、各散気装
置１３，１３は各陽電極３，３の下方に位置している。
【００１８】しかして、本実施例においては、残留塩素
センサ６，６により、泊地１内の海水の残留塩素濃度が
常時監視され、検出された信号が残留塩素分析計７によ
り増幅され、あらかじめ標準試料等によって作成された
検量線をもとに換算された分析結果が、濃度信号として
残留塩素濃度制御装置８に送られる。
センサ６，６により、泊地１内の海水の残留塩素濃度が
常時監視され、検出された信号が残留塩素分析計７によ
り増幅され、あらかじめ標準試料等によって作成された
検量線をもとに換算された分析結果が、濃度信号として
残留塩素濃度制御装置８に送られる。
【００１９】残留塩素濃度制御装置８においては、検出
された残留塩素濃度と設定濃度とを比較し、残留塩素濃
度が設定濃度より大きい場合には、直流定電圧電流装置
４の運転が停止され、空気圧縮機９の運転が停止され、
電動開閉弁１０が閉じられている。
された残留塩素濃度と設定濃度とを比較し、残留塩素濃
度が設定濃度より大きい場合には、直流定電圧電流装置
４の運転が停止され、空気圧縮機９の運転が停止され、
電動開閉弁１０が閉じられている。
【００２０】そして、泊地１内の海水の環境が悪くな
り、海水中の残留塩素が消費されると、残留塩素濃度が
設定濃度より小さくなる。このように、残留塩素濃度が
設定濃度より小さくなった場合に直流定電圧電流装置４
からの指令で、直流定電圧電流装置４が運転され、空気
圧縮機９が運転され、電動開閉弁１０が開かれる。
り、海水中の残留塩素が消費されると、残留塩素濃度が
設定濃度より小さくなる。このように、残留塩素濃度が
設定濃度より小さくなった場合に直流定電圧電流装置４
からの指令で、直流定電圧電流装置４が運転され、空気
圧縮機９が運転され、電動開閉弁１０が開かれる。
【００２１】かかる状態の作用を以下に説明する。直流
定電圧電流装置４から電流が、陽電極２及び陰電極３の
間に供給されると、海水を電解水溶液として、電気分解
がが陽電極２及び陰電極３の間で行なわれ、海水中の陽
電極２に以下のような化学作用で塩素ガスが発生する。
定電圧電流装置４から電流が、陽電極２及び陰電極３の
間に供給されると、海水を電解水溶液として、電気分解
がが陽電極２及び陰電極３の間で行なわれ、海水中の陽
電極２に以下のような化学作用で塩素ガスが発生する。
【００２２】陽電極２及び陰電極３間に電圧が印加され
ると、海水を電解水溶液として、海水中の陽イオン（ナ
トリウムイオン）が陰電極３に向って泳動し、陰イオン
（塩素イオン）が陽電極２に向って泳動する。
ると、海水を電解水溶液として、海水中の陽イオン（ナ
トリウムイオン）が陰電極３に向って泳動し、陰イオン
（塩素イオン）が陽電極２に向って泳動する。
【００２３】陽電極２では、陰イオン（塩素イオン）の
酸化反応が起こり、塩素ガスが発生する。一方、陰電極
３では、陽イオン（ナトリウムイオン）が還元されて、
ナトリウムが析出する。
酸化反応が起こり、塩素ガスが発生する。一方、陰電極
３では、陽イオン（ナトリウムイオン）が還元されて、
ナトリウムが析出する。
【００２４】同時に、空気圧縮機９から圧縮空気が電動
開閉弁１０を介して各散気装置１３，１３に導かれ、散
気装置１３，１３から圧縮空気が海水中に気泡として曝
気される。塩素ガスは、各散気装置１３，１３からの散
気する気泡により、海水中に撹拌されて拡散する。
開閉弁１０を介して各散気装置１３，１３に導かれ、散
気装置１３，１３から圧縮空気が海水中に気泡として曝
気される。塩素ガスは、各散気装置１３，１３からの散
気する気泡により、海水中に撹拌されて拡散する。
【００２５】この塩素ガスは、海水に溶けて次亜塩素酸
が生じ、さらに、この次亜塩素酸は、水素イオンと次亜
塩素酸イオンに電離して残留塩素濃度が上がり、次亜塩
素酸及び次亜塩素酸イオンによって海水の殺菌・殺藻作
用が営まれる。
が生じ、さらに、この次亜塩素酸は、水素イオンと次亜
塩素酸イオンに電離して残留塩素濃度が上がり、次亜塩
素酸及び次亜塩素酸イオンによって海水の殺菌・殺藻作
用が営まれる。
【００２６】海水の塩素濃度が設定濃度になると、直流
定電圧電流装置４からの出力命令が停止されるととも
に、散気装置１３，１３から圧縮空気の曝気が停止され
る。このようにして、海水の残留塩素濃度が所定の値に
保たれる。
定電圧電流装置４からの出力命令が停止されるととも
に、散気装置１３，１３から圧縮空気の曝気が停止され
る。このようにして、海水の残留塩素濃度が所定の値に
保たれる。
【００２７】以上の如き構成によれば、海水を電気分解
することにより塩素ガスを発生させると同時に、散気装
置１３からの気泡の上昇により塩素ガスを海水の全域に
亘って攪拌し、海水の全域に残留塩素を簡単にかつ自動
的に拡散させ、この残留塩素により、海水の殺菌，殺藻
を全域に亘って行なうことができる。
することにより塩素ガスを発生させると同時に、散気装
置１３からの気泡の上昇により塩素ガスを海水の全域に
亘って攪拌し、海水の全域に残留塩素を簡単にかつ自動
的に拡散させ、この残留塩素により、海水の殺菌，殺藻
を全域に亘って行なうことができる。
【００２８】また、常に、残留塩素濃度検出器８で海水
中の残留塩素濃度を監視し、残留塩素濃度制御装置８に
より、その残留塩素濃度を制御しているので、海水中の
残留塩素濃度を所定の濃度に保ことができる効果を奏す
る。
中の残留塩素濃度を監視し、残留塩素濃度制御装置８に
より、その残留塩素濃度を制御しているので、海水中の
残留塩素濃度を所定の濃度に保ことができる効果を奏す
る。
【００２９】従って、海水の殺菌，殺藻操作をその全域
に亘って充分に行ない、閉鎖性海域の海水を好気的環境
に保つことができる。例えば、図２に示すように、
（Ａ）クロロフィルａ量より（Ｂ）フェオ色素量を差し
引いた値が藻類の生存量を表し、この値が抑制されると
いう試験結果が得られている。
に亘って充分に行ない、閉鎖性海域の海水を好気的環境
に保つことができる。例えば、図２に示すように、
（Ａ）クロロフィルａ量より（Ｂ）フェオ色素量を差し
引いた値が藻類の生存量を表し、この値が抑制されると
いう試験結果が得られている。
【００３０】また、海水中の塩化ナトリウムを利用して
残留塩素を生成しているので、従来における残留塩素を
発生させるための次亜塩素酸ナトリウム，次亜塩素酸カ
リウム等の薬が不要になり、コストダウンを図ることが
できる。そのランニングコストは従来技術の１／１００
程度となっている。
残留塩素を生成しているので、従来における残留塩素を
発生させるための次亜塩素酸ナトリウム，次亜塩素酸カ
リウム等の薬が不要になり、コストダウンを図ることが
できる。そのランニングコストは従来技術の１／１００
程度となっている。
【００３１】なお、本実施例においては、閉鎖性海域と
して泊地を挙げて説明しているが、大規模海水プールや
マリーナ、或いは内湾にも適用できる。
して泊地を挙げて説明しているが、大規模海水プールや
マリーナ、或いは内湾にも適用できる。
【００３２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、海
水を電気分解することにより塩素ガスを発生させると同
時に、散気装置からの気泡の上昇により塩素ガスを海水
の全域に亘って攪拌し、海水の全域に残留塩素を簡単に
かつ自動的に拡散させ、この残留塩素により、海水の殺
菌，殺藻をその全域に亘って行なうことができる。
水を電気分解することにより塩素ガスを発生させると同
時に、散気装置からの気泡の上昇により塩素ガスを海水
の全域に亘って攪拌し、海水の全域に残留塩素を簡単に
かつ自動的に拡散させ、この残留塩素により、海水の殺
菌，殺藻をその全域に亘って行なうことができる。
【００３３】また、常に、残留塩素濃度検出器で海水中
の残留塩素濃度を監視し、残留塩素濃度制御装置によ
り、その残留塩素濃度を制御しているので、海水中の残
留塩素濃度を所定の濃度に保ことができる効果を奏す
る。
の残留塩素濃度を監視し、残留塩素濃度制御装置によ
り、その残留塩素濃度を制御しているので、海水中の残
留塩素濃度を所定の濃度に保ことができる効果を奏す
る。
【００３４】従って、海水の殺菌，殺藻操作をその全域
に亘って充分に行ない、閉鎖性海域の海水を好気的環境
に保つことができる。また、海水中の塩化ナトリウムを
利用して残留塩素を生成しているので、従来における残
留塩素を発生させるための次亜塩素酸ナトリウム，次亜
塩素酸カリウム等の薬が不要になり、コストダウンを図
ることができる。
に亘って充分に行ない、閉鎖性海域の海水を好気的環境
に保つことができる。また、海水中の塩化ナトリウムを
利用して残留塩素を生成しているので、従来における残
留塩素を発生させるための次亜塩素酸ナトリウム，次亜
塩素酸カリウム等の薬が不要になり、コストダウンを図
ることができる。
【図１】本発明の実施例に係わる海水清浄装置の構成図
である。
である。
【図２】本実施例の効果の説明図である。
２ 陽電極 ３ 陰電極 ４ 直流定電圧電流装置 ６ 残留塩素センサ ７ 残留塩素分析計 ８ 残留塩素濃度制御装置 １３ 散気装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 寛子 東京都江東区南砂２丁目５番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項１】 海水中に対向・配置された陽電極及び陰
電極と、 陽電極と陰電極に電流を供給する電源と、 海水中に陽電極の下方に位置して設けられ、海水中に気
泡を供給する散気装置と、 海水中の残留塩素を検出する残留塩素濃度検出器と、 残留塩素濃度検出器に接続され、残留塩素濃度が設定濃
度より小さい場合に電源に出力命令を出す残留塩素濃度
制御装置とを備えていることを特徴とする海水清浄装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33325492A JP3169458B2 (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 海水清浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33325492A JP3169458B2 (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 海水清浄装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06178982A true JPH06178982A (ja) | 1994-06-28 |
| JP3169458B2 JP3169458B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=18264055
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33325492A Expired - Fee Related JP3169458B2 (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 海水清浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3169458B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008049179A1 (en) * | 2006-10-24 | 2008-05-02 | Cirne Silva Andre Luiz | Treatment system of ships ballast water, offshore petroleum platforms and vessels, in general, through a process in an electrochemical reactor |
-
1992
- 1992-12-14 JP JP33325492A patent/JP3169458B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008049179A1 (en) * | 2006-10-24 | 2008-05-02 | Cirne Silva Andre Luiz | Treatment system of ships ballast water, offshore petroleum platforms and vessels, in general, through a process in an electrochemical reactor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3169458B2 (ja) | 2001-05-28 |
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