JPH06178836A - ゴルフ練習装置 - Google Patents
ゴルフ練習装置Info
- Publication number
- JPH06178836A JPH06178836A JP35261892A JP35261892A JPH06178836A JP H06178836 A JPH06178836 A JP H06178836A JP 35261892 A JP35261892 A JP 35261892A JP 35261892 A JP35261892 A JP 35261892A JP H06178836 A JPH06178836 A JP H06178836A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tee
- ball
- mandrel
- air passage
- pressure
- Prior art date
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- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
[目的] ごみの浸入を防止でき、誤検知ないし誤動作
が生じ難いゴルフ練習装置を提供する。 [構成] 打席床面2下でボール5を載せたティー4を
床面2上に上昇させるようにしたゴルフ練習装置におい
て、ティー4を、軸心に沿って空気通路37を有するテ
ィー本体4aと、その空気通路37に遊嵌された心棒4
bとで構成する。空気通路37にティー本体4aの上端
から心棒4bを突出させるべく送風する送風手段47を
圧力センサ52を介して接続する。心棒4bにボール5
の重さで上記空気通路37を閉塞する弁体49を設け
る。圧力センサ52に応答して高圧時にティー4を上昇
させ、低圧時にティー4を下降させる昇降機構9を設け
る。
が生じ難いゴルフ練習装置を提供する。 [構成] 打席床面2下でボール5を載せたティー4を
床面2上に上昇させるようにしたゴルフ練習装置におい
て、ティー4を、軸心に沿って空気通路37を有するテ
ィー本体4aと、その空気通路37に遊嵌された心棒4
bとで構成する。空気通路37にティー本体4aの上端
から心棒4bを突出させるべく送風する送風手段47を
圧力センサ52を介して接続する。心棒4bにボール5
の重さで上記空気通路37を閉塞する弁体49を設け
る。圧力センサ52に応答して高圧時にティー4を上昇
させ、低圧時にティー4を下降させる昇降機構9を設け
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はゴルフ練習装置に関す
るもので、更に詳細には、ゴルフボールのティーアップ
を自動的に行うようにしたゴルフ練習装置に関するもの
である。
るもので、更に詳細には、ゴルフボールのティーアップ
を自動的に行うようにしたゴルフ練習装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ練習場において、ゴルフの練習を
行う場合、その都度ボールをティー上にセットしなけれ
ばならず、面倒であることから、このようなティーアッ
プを自動的に行うようにしたゴルフ練習装置が種々提案
されている。中でも、ティー上のボールの有無によりテ
ィーが打席床面から自動的に出没するようにしたもの、
すなわちティー上のボールを打つとティーが昇降機構に
より床面下に下降し、床面下のボール供給機構によりテ
ィー上にボールが供給されると、ティーが床面上に上昇
するようにしたものは、その都度ティーアップのための
煩わしいスイッチ操作またはペダル操作を一切必要とし
ない点で優れている。
行う場合、その都度ボールをティー上にセットしなけれ
ばならず、面倒であることから、このようなティーアッ
プを自動的に行うようにしたゴルフ練習装置が種々提案
されている。中でも、ティー上のボールの有無によりテ
ィーが打席床面から自動的に出没するようにしたもの、
すなわちティー上のボールを打つとティーが昇降機構に
より床面下に下降し、床面下のボール供給機構によりテ
ィー上にボールが供給されると、ティーが床面上に上昇
するようにしたものは、その都度ティーアップのための
煩わしいスイッチ操作またはペダル操作を一切必要とし
ない点で優れている。
【0003】そして、上記ティー上のボールの有無を検
知する手段として、例えば特公昭51−29460号公
報に示されるように、上端にボール支持面を有し、この
ボール支持面と連通する光路を内部に有する筒状のティ
ーを形成し、このティー内の光路の底部にボール支持面
におけるボールの有無を検知する光電スイッチを設けた
もの、あるいは特開平1−250278号公報に示され
るようにティーをスプリングで保持し、ボールの重さに
よるティーの変位を感知するスイッチを設けたもの等が
提案されている。
知する手段として、例えば特公昭51−29460号公
報に示されるように、上端にボール支持面を有し、この
ボール支持面と連通する光路を内部に有する筒状のティ
ーを形成し、このティー内の光路の底部にボール支持面
におけるボールの有無を検知する光電スイッチを設けた
もの、あるいは特開平1−250278号公報に示され
るようにティーをスプリングで保持し、ボールの重さに
よるティーの変位を感知するスイッチを設けたもの等が
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者のボール検知手段を備えたゴルフ練習装置において
は、光路にごみが侵入し易く、誤検知ないし誤動作を生
じ易いという問題があった。また、後者のボール検知手
段を備えたゴルフ練習装置においては、ティーが不安定
で揺れ易く、ボールが脱落し易いという問題がある。
者のボール検知手段を備えたゴルフ練習装置において
は、光路にごみが侵入し易く、誤検知ないし誤動作を生
じ易いという問題があった。また、後者のボール検知手
段を備えたゴルフ練習装置においては、ティーが不安定
で揺れ易く、ボールが脱落し易いという問題がある。
【0005】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、ごみの浸入を防止でき、誤検知ないし誤
動作が生じ難く、しかもティー上からボールが脱落し難
いゴルフ練習装置を提供することを目的とするものであ
る。
されたもので、ごみの浸入を防止でき、誤検知ないし誤
動作が生じ難く、しかもティー上からボールが脱落し難
いゴルフ練習装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明のゴルフ練習装置は、打席床面下でボールを
載せたティーを床面上に上昇させるようにしたゴルフ練
習装置において、上記ティーを軸心に沿って空気通路を
有するティー本体とその空気通路に遊嵌された心棒とで
構成し、上記空気通路にティーの上端から心棒を突出さ
せるべく送風する送風手段を圧力センサを介して接続
し、上記心棒にボールの重量で上記空気通路を閉塞する
弁体を設け、上記圧力センサに応答して高圧時にティー
を上昇させ、低圧時にティーを下降させる昇降機構を設
けたことを特徴としている。
にこの発明のゴルフ練習装置は、打席床面下でボールを
載せたティーを床面上に上昇させるようにしたゴルフ練
習装置において、上記ティーを軸心に沿って空気通路を
有するティー本体とその空気通路に遊嵌された心棒とで
構成し、上記空気通路にティーの上端から心棒を突出さ
せるべく送風する送風手段を圧力センサを介して接続
し、上記心棒にボールの重量で上記空気通路を閉塞する
弁体を設け、上記圧力センサに応答して高圧時にティー
を上昇させ、低圧時にティーを下降させる昇降機構を設
けたことを特徴としている。
【0007】この発明においては、上記ティーを構成す
るティー本体および心棒の材質は特に限定されないが、
例えばティー本体を軟質材により形成し、心棒を硬質材
により形成した方がティーの昇降時の揺れを防止できる
点で好ましい。また、昇降機構に対するティー本体の取
付け方も特に限定されないが、例えばティー本体の下端
にフランジを設け、このフランジを内周に雌ねじを有す
るキャップ状の固定具により上記昇降機構に固定した方
がティーの交換を容易にできる点で好ましい。
るティー本体および心棒の材質は特に限定されないが、
例えばティー本体を軟質材により形成し、心棒を硬質材
により形成した方がティーの昇降時の揺れを防止できる
点で好ましい。また、昇降機構に対するティー本体の取
付け方も特に限定されないが、例えばティー本体の下端
にフランジを設け、このフランジを内周に雌ねじを有す
るキャップ状の固定具により上記昇降機構に固定した方
がティーの交換を容易にできる点で好ましい。
【0008】
【作用】上記のように構成されるこの発明のゴルフ練習
装置によれば、ティーアップされたティー上のボールを
打つと、ティー本体の空気通路内の心棒が送風圧力で上
昇し、弁体が空気通路を開放することから送風圧力が低
下し、圧力センサに応答して昇降機構が作動し、ティー
が下降する。ティー上にボールが載ると、ボールの重さ
で心棒が送風圧力に抗して下降し、弁体が空気通路を閉
塞することから送風圧力が上昇し、圧力センサに応答し
て昇降機構が作動し、ティーが上昇する。このようにテ
ィー本体の空気通路から空気を吹き出すようにしたの
で、ごみの侵入を防止でき、しかもティー本体上に載せ
られるボールの重さにより心棒に設けた弁体が送風圧力
に抗して空気通路を開閉し、これによる送風圧力の変化
を圧力センサで感知してティーの昇降機構を作動させる
ようにしたので、誤検知ないし誤動作が生じ難い。ま
た、ティー本体自体はボールの重さで変位する構造でな
いため、揺れ難く、ボールが脱落し難い。
装置によれば、ティーアップされたティー上のボールを
打つと、ティー本体の空気通路内の心棒が送風圧力で上
昇し、弁体が空気通路を開放することから送風圧力が低
下し、圧力センサに応答して昇降機構が作動し、ティー
が下降する。ティー上にボールが載ると、ボールの重さ
で心棒が送風圧力に抗して下降し、弁体が空気通路を閉
塞することから送風圧力が上昇し、圧力センサに応答し
て昇降機構が作動し、ティーが上昇する。このようにテ
ィー本体の空気通路から空気を吹き出すようにしたの
で、ごみの侵入を防止でき、しかもティー本体上に載せ
られるボールの重さにより心棒に設けた弁体が送風圧力
に抗して空気通路を開閉し、これによる送風圧力の変化
を圧力センサで感知してティーの昇降機構を作動させる
ようにしたので、誤検知ないし誤動作が生じ難い。ま
た、ティー本体自体はボールの重さで変位する構造でな
いため、揺れ難く、ボールが脱落し難い。
【0009】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。
に説明する。
【0010】図1において、1はゴルフ練習場等に設置
されるゴルフ練習装置の打席床面2を構成する偏平な箱
形の練習台で、この練習台1の一側には練習者が練習台
1に上がり降りするための上面の傾斜した傾斜盤3が連
結されている。練習台1上面の一端にはティー4がボー
ル5を載せた状態で上昇延出するすための開口部6が形
成され、練習台1には練習台1の内部に設けた後述する
ボール球供給機構にボール5を供給するための樋7が貫
通して取付けられている。
されるゴルフ練習装置の打席床面2を構成する偏平な箱
形の練習台で、この練習台1の一側には練習者が練習台
1に上がり降りするための上面の傾斜した傾斜盤3が連
結されている。練習台1上面の一端にはティー4がボー
ル5を載せた状態で上昇延出するすための開口部6が形
成され、練習台1には練習台1の内部に設けた後述する
ボール球供給機構にボール5を供給するための樋7が貫
通して取付けられている。
【0011】上記練習台1の内部には、打席床面2下で
ボール5を載せたティー4を開口部6から打席床面2上
に上昇させるティーアップユニット8が組込まれてい
る。具体的には、図2ないし図3に示すように、ティー
アップユニット8は、ティー4の昇降機構9と、打席床
面下の待機位置にあるティー4上にボールを1個ずつ供
給するボール供給機構10とから主に構成されている。
なお、11は練習台1の下板12と上板13との間に介
設された支柱、14は上板13上に設けられた人工芝で
ある。
ボール5を載せたティー4を開口部6から打席床面2上
に上昇させるティーアップユニット8が組込まれてい
る。具体的には、図2ないし図3に示すように、ティー
アップユニット8は、ティー4の昇降機構9と、打席床
面下の待機位置にあるティー4上にボールを1個ずつ供
給するボール供給機構10とから主に構成されている。
なお、11は練習台1の下板12と上板13との間に介
設された支柱、14は上板13上に設けられた人工芝で
ある。
【0012】上記昇降機構9は、ティー4を取付けると
共に端部に水平のスライド溝15を有する昇降自在の昇
降枠16と、そのスライド溝15に先端部を係合させて
回転運動を昇降枠16の昇降運動に換えるクランク17
を有する回転駆動部18とから主に構成されている。昇
降枠16は、練習台1内に垂直に設けられた一対のガイ
ドロッド19に摺動自在に支持されている。クランク1
7は、練習台1内に軸受20を介して回転自在に支持さ
れたクランク軸21の一端に設けられ、クランク17に
は、昇降枠16のスライド溝15と係合するローラ22
を取付けられている。また、クランク17の回転駆動部
18として、クランク軸21にはブレーキ付きモータ2
3が歯車24,25を介して連結されている。
共に端部に水平のスライド溝15を有する昇降自在の昇
降枠16と、そのスライド溝15に先端部を係合させて
回転運動を昇降枠16の昇降運動に換えるクランク17
を有する回転駆動部18とから主に構成されている。昇
降枠16は、練習台1内に垂直に設けられた一対のガイ
ドロッド19に摺動自在に支持されている。クランク1
7は、練習台1内に軸受20を介して回転自在に支持さ
れたクランク軸21の一端に設けられ、クランク17に
は、昇降枠16のスライド溝15と係合するローラ22
を取付けられている。また、クランク17の回転駆動部
18として、クランク軸21にはブレーキ付きモータ2
3が歯車24,25を介して連結されている。
【0013】ティー4の上限位置と下限位置あるいは打
席床面2からのティー高さをクランク軸21の回転角に
よって検出するために、クランク軸21にはエンコーダ
26が連結されている。
席床面2からのティー高さをクランク軸21の回転角に
よって検出するために、クランク軸21にはエンコーダ
26が連結されている。
【0014】一方、練習台1内には、上面の開口部6と
ほぼ同一口径で連通した垂直のガイド筒体27が設けら
れ、このガイド筒体27には、その内部まで延出した昇
降枠16の水平な腕16aの昇降移動を許容するための
スリット28が形成されている。昇降枠16の腕16a
にはティー4が起立して取付けられ、ガイド筒体27の
上側部には下限の待機位置にあるティー4上にボール供
給機構10からのボール4を導入するボール導入口29
が形成されている。
ほぼ同一口径で連通した垂直のガイド筒体27が設けら
れ、このガイド筒体27には、その内部まで延出した昇
降枠16の水平な腕16aの昇降移動を許容するための
スリット28が形成されている。昇降枠16の腕16a
にはティー4が起立して取付けられ、ガイド筒体27の
上側部には下限の待機位置にあるティー4上にボール供
給機構10からのボール4を導入するボール導入口29
が形成されている。
【0015】ボール供給機構10は、上記ボール導入口
29と、上側部を連通させた横形円筒状のハウジング3
0を備え、ハウジング30の一端下部には上記樋7の終
端部と連通したボール取込口31が形成されている。上
記ハウジング30内には、一対のボール掻き溝32を有
する回転体33が収容され、回転体33には、減速機3
4を介してブレーキ付きモータ35が連結されている。
また、上記減速機34には、図5に示すように、回転体
33の回転角を検出するエンコーダ36が連結され、こ
のエンコーダ36に設けられた図示しないスリットをセ
ンサ36aにて検出して回転体33を180度ずつ回転
させることにより、ボール5を1個ずつ供給できるよう
になっている。このボール供給機構10においては、1
80度ずらして一対のボール掻き溝32を有する回転体
33を採用しているため、回転体33を小さくでき、練
習台1の高さの低減が図れる。
29と、上側部を連通させた横形円筒状のハウジング3
0を備え、ハウジング30の一端下部には上記樋7の終
端部と連通したボール取込口31が形成されている。上
記ハウジング30内には、一対のボール掻き溝32を有
する回転体33が収容され、回転体33には、減速機3
4を介してブレーキ付きモータ35が連結されている。
また、上記減速機34には、図5に示すように、回転体
33の回転角を検出するエンコーダ36が連結され、こ
のエンコーダ36に設けられた図示しないスリットをセ
ンサ36aにて検出して回転体33を180度ずつ回転
させることにより、ボール5を1個ずつ供給できるよう
になっている。このボール供給機構10においては、1
80度ずらして一対のボール掻き溝32を有する回転体
33を採用しているため、回転体33を小さくでき、練
習台1の高さの低減が図れる。
【0016】上記ティー4は、軸心に沿って空気通路3
7を有するティー本体4aと、その空気通路37に遊嵌
された心棒4bとから主に構成されている。上記ティー
本体4aは、図4に示すように、ゴム等の軟質材により
形成され、その上端部にはボール載置部38が、下端部
には外向きのフランジ39がそれぞれ形成されている。
上記昇降枠16の腕19aには、ティー本体4aのフラ
ンジ39を固定するためのこれより若干大きめの円形の
台座40が形成され、台座40の外周には雄ねじ部41
が形成されている。上記フランジ39はその上端周縁部
に係合し、内周に上記雄ねじ部41と螺合する雌ねじ部
42を有するキャップ状の固定具43により台座40上
に固定されている。固定具43の上面にはその着脱用回
転治具の係合孔44が形成されている。
7を有するティー本体4aと、その空気通路37に遊嵌
された心棒4bとから主に構成されている。上記ティー
本体4aは、図4に示すように、ゴム等の軟質材により
形成され、その上端部にはボール載置部38が、下端部
には外向きのフランジ39がそれぞれ形成されている。
上記昇降枠16の腕19aには、ティー本体4aのフラ
ンジ39を固定するためのこれより若干大きめの円形の
台座40が形成され、台座40の外周には雄ねじ部41
が形成されている。上記フランジ39はその上端周縁部
に係合し、内周に上記雄ねじ部41と螺合する雌ねじ部
42を有するキャップ状の固定具43により台座40上
に固定されている。固定具43の上面にはその着脱用回
転治具の係合孔44が形成されている。
【0017】上記台座40には、空気通路37と連通す
る送風口45が形成され、この送風口45の上流には、
送風管46を介して送風手段であるブロワ47及び風量
制御手段であるレギュレータ48が接続されている。上
記心棒4bは、ティー本体4aよりも硬い合成樹脂等の
硬質材により形成され、下端部には送風口45の開口端
を塞ぐ円形の弁体49が形成されている。ティー本体4
aの下端中央部には台座40との間で弁体49の上下移
動を所定範囲で許容する弁体収容室50が形成され、弁
体49の上面にはこれが送風圧力(送風圧)で上昇した
時に弁体収容室50の上壁との間に送風通過用の隙間を
確保するための複数の突起部51が形成されている。上
記心棒4bは送風圧力により浮上して、その上端部が空
気通路37の開口端より突出するように設定され、ティ
ー本体4aのボール載置部38にボール5を載せるとボ
ール5の重さで心棒4bが送風圧力に抗して押下げら
れ、これにより弁体49が空気通路37、具体的には送
風口45を閉塞するように構成されている。従って、テ
ィー4上のボール5の有無によって送風管46内の送風
圧力が増減変化することになる。
る送風口45が形成され、この送風口45の上流には、
送風管46を介して送風手段であるブロワ47及び風量
制御手段であるレギュレータ48が接続されている。上
記心棒4bは、ティー本体4aよりも硬い合成樹脂等の
硬質材により形成され、下端部には送風口45の開口端
を塞ぐ円形の弁体49が形成されている。ティー本体4
aの下端中央部には台座40との間で弁体49の上下移
動を所定範囲で許容する弁体収容室50が形成され、弁
体49の上面にはこれが送風圧力(送風圧)で上昇した
時に弁体収容室50の上壁との間に送風通過用の隙間を
確保するための複数の突起部51が形成されている。上
記心棒4bは送風圧力により浮上して、その上端部が空
気通路37の開口端より突出するように設定され、ティ
ー本体4aのボール載置部38にボール5を載せるとボ
ール5の重さで心棒4bが送風圧力に抗して押下げら
れ、これにより弁体49が空気通路37、具体的には送
風口45を閉塞するように構成されている。従って、テ
ィー4上のボール5の有無によって送風管46内の送風
圧力が増減変化することになる。
【0018】この送風圧力の変化を利用してティー4上
のボール5の有無を検出するために、送風管46には送
風圧力を検知する圧力センサ52が設けられ、この圧力
センサ52に応答して昇降機構9が高圧時にはティー4
を上限または設定高さまで上昇させ、低圧時にはティー
4を下限まで下降させるようになっている。そして、こ
のような制御を行うために圧力センサ52、昇降機構9
及びボール供給機構10の各エンコーダ26,36から
の検出信号が制御部53に入力され、制御部53は上述
のように昇降機構9を制御すると共に、ティー4を下降
させる時にそのティー4上にボール5を供給すべくボー
ル供給機構10を制御するように構成されている。
のボール5の有無を検出するために、送風管46には送
風圧力を検知する圧力センサ52が設けられ、この圧力
センサ52に応答して昇降機構9が高圧時にはティー4
を上限または設定高さまで上昇させ、低圧時にはティー
4を下限まで下降させるようになっている。そして、こ
のような制御を行うために圧力センサ52、昇降機構9
及びボール供給機構10の各エンコーダ26,36から
の検出信号が制御部53に入力され、制御部53は上述
のように昇降機構9を制御すると共に、ティー4を下降
させる時にそのティー4上にボール5を供給すべくボー
ル供給機構10を制御するように構成されている。
【0019】なお、ボール導入口29には、ボール5の
有無を検知する光センサ54が設けられ、ここにボール
5がある時にはボール供給機構10が作動されないよう
になっている。すなわち、ティー4が下降してボール供
給機構10が作動する際に打席床面2上のボール5が開
口部6からティー4上に落下した場合、ボール供給機構
10による供給ボールがボール導入口29に残り、この
ボール5が次にティー4上に供給されるため、ティー4
が下降してもボール供給機構10が作動しないようにな
っている。
有無を検知する光センサ54が設けられ、ここにボール
5がある時にはボール供給機構10が作動されないよう
になっている。すなわち、ティー4が下降してボール供
給機構10が作動する際に打席床面2上のボール5が開
口部6からティー4上に落下した場合、ボール供給機構
10による供給ボールがボール導入口29に残り、この
ボール5が次にティー4上に供給されるため、ティー4
が下降してもボール供給機構10が作動しないようにな
っている。
【0020】次に、上記実施例の作用を述べる。今、テ
ィーアップされたティー4上のボール5をショットした
とすると、ティー本体4a内の心棒4bに作用していた
ボール5の重さが除去されることから、心棒4bが下端
の弁体49に作用している送風圧力によって上昇する。
これにより心棒4bの上端部がティー本体4a内の空気
通路37の開口端から突出すると共に、上記弁体49が
送風口45から離反し、送風管46内の送風圧力が空気
通路37を通って大気に開放される。そのため、送風管
46内の送風圧力が低下し、これを圧力センサ52が検
出し、その信号を制御部53に送り、制御部53からの
信号により昇降機構9及びボール供給機構10を作動さ
せる。
ィーアップされたティー4上のボール5をショットした
とすると、ティー本体4a内の心棒4bに作用していた
ボール5の重さが除去されることから、心棒4bが下端
の弁体49に作用している送風圧力によって上昇する。
これにより心棒4bの上端部がティー本体4a内の空気
通路37の開口端から突出すると共に、上記弁体49が
送風口45から離反し、送風管46内の送風圧力が空気
通路37を通って大気に開放される。そのため、送風管
46内の送風圧力が低下し、これを圧力センサ52が検
出し、その信号を制御部53に送り、制御部53からの
信号により昇降機構9及びボール供給機構10を作動さ
せる。
【0021】これによりティー4が下降すると共に、ボ
ール供給機構10の回転体33が半回転し、下限の待機
位置で待機状態となったティー4上にボール5が供給さ
れる。ティー4上にボール5が載ると、ボール5の重さ
で心棒4bが送風圧力に抗して下降し、弁体49が送風
口45を閉塞する。そのため、送風管46内の送風圧力
が上昇し、これを制御部53が圧力センサ52を介して
検出し、昇降機構9を作動させ、ティー4が上昇するこ
とにより最初のティーアップ状態に戻る。
ール供給機構10の回転体33が半回転し、下限の待機
位置で待機状態となったティー4上にボール5が供給さ
れる。ティー4上にボール5が載ると、ボール5の重さ
で心棒4bが送風圧力に抗して下降し、弁体49が送風
口45を閉塞する。そのため、送風管46内の送風圧力
が上昇し、これを制御部53が圧力センサ52を介して
検出し、昇降機構9を作動させ、ティー4が上昇するこ
とにより最初のティーアップ状態に戻る。
【0022】このようにティー本体4aに形成した空気
通路37から空気を吹出すようにしたので、ティー本体
4a内あるいは開口部6へのごみの侵入を防止でき、し
かもティー本体4a上に載せられるボール5の重さによ
り心棒4bに設けた弁体49が送風圧力に抗して空気通
路37を開閉し、これによる送風圧力の変化を圧力セン
サ52で感知してティー4の昇降機構9を作動させるよ
うにしたので、誤検知ないし誤動作が生じ難い。また、
ティー本体4a自体はボール5の重さで変位する構造で
ないため、揺れ難く、ボール5が脱落し難い。特に、テ
ィー本体4aは軟質材により形成されているが、心棒4
bが硬質材により形成されているので、中空でかつ軟質
材であることに起因して揺れ易いティー本体4aの昇降
時の揺れを防止することができる。また、ティー本体4
aの下端にフランジ39を形成し、このフランジ39を
内周に雌ねじ42を有するキャップ状の固定具43によ
り昇降機構9の台座40に固定するように構成したの
で、ティー本体4aないし心棒4bが損傷した場合これ
らの交換が容易にできる。
通路37から空気を吹出すようにしたので、ティー本体
4a内あるいは開口部6へのごみの侵入を防止でき、し
かもティー本体4a上に載せられるボール5の重さによ
り心棒4bに設けた弁体49が送風圧力に抗して空気通
路37を開閉し、これによる送風圧力の変化を圧力セン
サ52で感知してティー4の昇降機構9を作動させるよ
うにしたので、誤検知ないし誤動作が生じ難い。また、
ティー本体4a自体はボール5の重さで変位する構造で
ないため、揺れ難く、ボール5が脱落し難い。特に、テ
ィー本体4aは軟質材により形成されているが、心棒4
bが硬質材により形成されているので、中空でかつ軟質
材であることに起因して揺れ易いティー本体4aの昇降
時の揺れを防止することができる。また、ティー本体4
aの下端にフランジ39を形成し、このフランジ39を
内周に雌ねじ42を有するキャップ状の固定具43によ
り昇降機構9の台座40に固定するように構成したの
で、ティー本体4aないし心棒4bが損傷した場合これ
らの交換が容易にできる。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明のゴル
フ練習装置によれば、上記のように構成されているの
で、以下のような優れた効果が得られる。
フ練習装置によれば、上記のように構成されているの
で、以下のような優れた効果が得られる。
【0024】1)請求項1記載のゴルフ練習装置によれ
ば、ティー本体の空気通路から空気を吹き出すようにし
たので、ごみの侵入を防止でき、しかもティー本体上に
載せられるボールの重さにより心棒に設けた弁体が送風
圧力に抗して空気通路を開閉し、これによる送風圧力の
変化を圧力センサで感知してティーの昇降機構を作動さ
せるようにしたので、誤検知ないし誤動作が生じ難い。
また、ティー本体自体はボールの重さで変位する構造で
ないため、揺れ難く、ボールが脱落し難い。
ば、ティー本体の空気通路から空気を吹き出すようにし
たので、ごみの侵入を防止でき、しかもティー本体上に
載せられるボールの重さにより心棒に設けた弁体が送風
圧力に抗して空気通路を開閉し、これによる送風圧力の
変化を圧力センサで感知してティーの昇降機構を作動さ
せるようにしたので、誤検知ないし誤動作が生じ難い。
また、ティー本体自体はボールの重さで変位する構造で
ないため、揺れ難く、ボールが脱落し難い。
【0025】2)請求項2記載のゴルフ練習装置によれ
ば、ティーを構成するティー本体を軟質材により形成
し、心棒を硬質材により形成するので、ティーの昇降時
の揺れを更に確実に防止することができる。
ば、ティーを構成するティー本体を軟質材により形成
し、心棒を硬質材により形成するので、ティーの昇降時
の揺れを更に確実に防止することができる。
【0026】3)請求項3記載のゴルフ練習装置によれ
ば、ティー本体の下端にフランジを設け、このフランジ
を内周に雌ねじを有するキャップ状の固定具により昇降
機構に固定するので、破損等によるティーの交換を容易
にすることができる。
ば、ティー本体の下端にフランジを設け、このフランジ
を内周に雌ねじを有するキャップ状の固定具により昇降
機構に固定するので、破損等によるティーの交換を容易
にすることができる。
【図1】この発明に係るゴルフ練習装置の一実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】同ゴルフ練習装置の要部側断面図である。
【図3】同ゴルフ練習装置の要部平面図である。
【図4】この発明におけるティーの構造を示す拡大断面
図である。
図である。
【図5】図2のA−A線断面図である。
2 打席床面 4 ティー 4a ティー本体 4b 心棒 5 ボール 9 昇降機構 37 空気通路 47 送風手段 49 弁体 52 圧力センサ
Claims (3)
- 【請求項1】 打席床面下でボールを載せたティーを床
面上に上昇させるようにしたゴルフ練習装置において、 上記ティーを、軸心に沿って空気通路を有するティー本
体と、その空気通路に遊嵌された心棒とで構成し、 上記空気通路にティーの上端から心棒を突出させるべく
送風する送風手段を圧力センサを介して接続し、 上記心棒にボールの重さで上記空気通路を閉塞する弁体
を設け、 上記圧力センサに応答して高圧時にティーを上昇させ、
低圧時にティーを下降させる昇降機構を設けたことを特
徴とするゴルフ練習装置。 - 【請求項2】 上記ティーを構成するティー本体が軟質
材により形成され、心棒が硬質材により形成されている
ことを特徴とする請求項1記載のゴルフ練習装置。 - 【請求項3】 上記ティー本体が下端にフランジを有
し、このフランジが内周に雌ねじを有するキャップ状の
固定具により上記昇降機構に固定されていることを特徴
とする請求項1または2記載のゴルフ練習装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35261892A JPH06178836A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | ゴルフ練習装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35261892A JPH06178836A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | ゴルフ練習装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06178836A true JPH06178836A (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=18425281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35261892A Withdrawn JPH06178836A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | ゴルフ練習装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06178836A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5718638A (en) * | 1995-07-13 | 1998-02-17 | Kansei Corporation | Automatic golf ball teeing up device |
KR200452459Y1 (ko) * | 2008-12-26 | 2011-03-02 | 조완제 | 다단 유도형 골프공 자동 티업기 |
-
1992
- 1992-12-10 JP JP35261892A patent/JPH06178836A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5718638A (en) * | 1995-07-13 | 1998-02-17 | Kansei Corporation | Automatic golf ball teeing up device |
KR200452459Y1 (ko) * | 2008-12-26 | 2011-03-02 | 조완제 | 다단 유도형 골프공 자동 티업기 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000307 |