JPH06178451A - 発電機の系統連系運転方式 - Google Patents

発電機の系統連系運転方式

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JPH06178451A
JPH06178451A JP4350342A JP35034292A JPH06178451A JP H06178451 A JPH06178451 A JP H06178451A JP 4350342 A JP4350342 A JP 4350342A JP 35034292 A JP35034292 A JP 35034292A JP H06178451 A JPH06178451 A JP H06178451A
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    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【目的】 逆潮流方式を採用せずに発電機と商用電源系
統とを系統連系運転するにあたり、最低買電電力をでき
るだけ少なくして省エネルギーおよびランニングコスト
の低減を図る。 【構成】 電力負荷の減少を検出する負荷変動検出手段
と、電力負荷が減少したとき所定の演算式に基づいて最
低買電電力を演算する演算手段と、演算した最低買電電
力に基づいて発電機の発電出力を制御する発電出力制御
手段とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱併給発電システム(コ
ージェネレーションシステム)に有効な発電機の系統連
系運転方式に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、資源の保存と開発が極めて大きな
問題となっているが、既存エネルギーの有効活用もまた
重要である。こうした傾向の中で、一つの燃料源から電
気エネルギーと熱エネルギーという二つのエネルギーを
同時に取り出すことのできるコージェネレーションシス
テムは、既存のエネルギーの有効活用・資源保存に非常
に有効であり、積極的に表現すれば新しいエネルギー源
の創造であると評価され、確実に社会に貢献するエネル
ギー管理技術である。
【0003】コージェネレーションシステムそのものは
新しいものではないが、近年エネルギー保存の強調およ
びNOx やSOx に代表される地球環境汚染の問題が提
起されるに及んでその有効性が認識され、再浮上してき
た。
【0004】そこでコージェネレーションシステムにお
ける電気エネルギーに着目すると、原動機としてガスタ
ービン、ガスエンジン、ディーゼルエンジンなどの回転
系を採用すると、原動機の軸動力を電気エネルギーに変
換するのに同期発電機や誘導発電機が使用されることは
よく知られている。さらにエネルギーの有効利用のため
にはコージェネレーションシステムと商用電源との連系
運転が不可欠であることもよく知られており、この系統
連系運転により少なくとも、電圧、周波数の安定;負荷
側回路構成の単純化;買電契約電力の低減;発電機負荷
率の改善;無停電で電力供給が可能;大型電動機の始動
が可能というようなメリットが得られる。
【0005】反面、系統連系運転においては技術上、法
規上種々の制約が発生するのもまた事実である。その制
約の一つはコージェネレーションシステムから電力会社
の配電線側への電力逆送電である。これは、商用電源側
が停止したとき、それと連系運転しているコージェネレ
ーションシステムの発電電力が商用電源側に流出し、同
一配電線に接続されている他の需要家に悪影響を及ぼし
たり、電力会社側の電源再投入や配電線の保全に支障を
来すからである。これを防止するため「系統連系技術ガ
イドライン」で保護継電方式を規定している。今までの
系統連系方式では、たとえコージェネレーションシステ
ムで余剰電力が発生しても、系統側には余剰電力を流入
させないこと、すなわち逆潮流を認めない方式であっ
た。その限りにおいては前記ガイドラインで規定する保
護継電方式では、商用電源の喪失と同時に受電遮断器を
トリップし、かつ再送電時は配電線が無電圧であること
を確認して電力会社側の遮断器を投入していた。従って
コージェネレーションシステムで使用される発電機は使
用する継電器の種別や個数に若干の差異があったとして
も、同期発電機と誘導発電機はほぼ同じ扱いであった。
【0006】ところが近年エネルギーの有効活用という
観点からコージェネレーションでの余剰電力を積極的に
電力会社の配電線に逆潮流させようとする傾向があり、
各電力会社も余剰電力を購入する機運になってきた。逆
潮流方式の場合においてもコージェネレーションの単独
運転防止は最大の課題の一つである。そのため逆潮流方
式における単独運転検出システムとして、同期発電機を
採用する場合、無効電力検出方式、力率検出方式、有効
電力検出方式、系統インピーダンス検出方式など多くの
方式が検討されているが、いずれの方式も保護継電方式
が複雑で価格が高くなる上に、検出が確実に行われるか
否かに問題があり、少なくとも現状では同期発電機での
逆潮流は技術的には解決されておらず、燃料電池や太陽
光発電のように直流出力をインバータにより交流電力に
変換するコージェネレーションに限定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで逆潮流を行わ
ない運転方式では電力負荷の変動に充分注意する必要が
ある。電力負荷には図3に示すようにほぼ一定の固定負
荷Bと変動する変動負荷Aとがある。いま図3(a)に
示すように固定負荷Bと変動負荷Aの両方をコージェネ
レーションシステムの発電機からの発電出力Dで賄って
いるとすると、定常状態ではまったく問題はない。とこ
ろが、電動機負荷の始動や停止などのように急激な負荷
変動、特に負荷減少があった場合、図3(b)に示すよ
うに変動負荷Aが急激になくなり、電力負荷は固定負荷
Bのみとなる。このとき発電機を駆動している原動機は
この負荷変動に対応しようとしてガバナーが調整される
が、ガバナーの操作は一般にハンチングを防止するため
に、数秒から10数秒程度かけて出力調整をするために
負荷が急変して発電出力の整定が終了するまでの間発電
出力と負荷電力との差すなはちD−Bは余剰電力となっ
て商用電力側に流出することとなる。
【0008】逆潮流運転方式を採用していない場合は、
前記ガイドラインにより逆電力継電器の取り付けが義務
付けられており、系統電源側にたとえば発電機定格出力
の10%以上の電力が2秒以上流出すると数サイクルの
高速度で受電遮断器をトリップしなければならないこと
になっている。このために余剰電力により系統連系運転
が解列することになる。この状態で再び負荷(変動負荷
分)が急増し、発電出力よりも電力負荷の方が大きくな
るとコージェネレーションシステムは当然過負荷になる
ので、過負荷継電器により発電機用遮断器はトリップす
る。すなわち電源はすべて断たれ、いわゆるブラックア
ウト現象が発生する。
【0009】このブラックアウト現象はいかなるシステ
ムでも絶対に避けなければならず、そのために電力負荷
の中にエレベータ、ポンプ、ファンなどのように始動、
停止を繰り返す負荷があるか否かを検討し、このような
負荷変動が存在する場合はこの変動負荷を越える電力相
当分を電力会社から購入し、電力負荷にはコージェネレ
ーションシステムによる発電電力と商用電力との両方か
ら供給する必要がある。このことを図4で説明すると、
電力負荷中の最大変動負荷をAとすると、電力会社から
購入する買電電力Cは常にC>Aとしなければならな
い。この場合は図4(a)に示すように次の数1の関係
が成立する。
【0010】
【数1】A+B=C+D この状態で図4(b)に示すように電力負荷がそれまで
のA+Bから最大変動負荷Aだけ減少して固定負荷Bに
なっても次の数2の関係が成立するように買電電力が自
動的にCからC′に減少するため、発電出力Dには何ら
の変化もなく余剰電力が発生することはない。
【0011】
【数2】B=C′+D 従来、このように逆潮流方式を採用せずに系統連系運転
をする場合は、電力負荷に急激に変動する部分があると
きには、この最大変動電力値(上の例ではA)より大き
い買電電力(最低買電電力で、上の例ではC)を設定す
る必要があり、しかも最低買電電力の設定は原動機の調
速率などの特性を考慮せずに一律に行っていた。しかし
このように最低買電電力を設定することはコージェネレ
ーションシステムで全電力負荷を賄える場合でも、あえ
て高価な商用電力を購入することになるので、エネルギ
ー的にもランニングコスト上でも不利となり、これがコ
ージェネレーションシステムの導入効果を発揮しない理
由の一つにもなっている。
【0012】従って本発明の目的は、逆潮流方式を採用
せずに発電機を商用電源系統と系統連系運転するにあた
り、最低買電電力をできるだけ少なくして、省エネルギ
ーおよびランニングコストの低減を図ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、電力負荷の減少を検出する負荷変動検出
手段と、電力負荷が減少したとき所定の演算式に基づい
て最低買電電力を演算する演算手段と、演算した最低買
電電力に基づいて発電機の発電出力を減少するように制
御する発電出力制御手段とを設けた。
【0014】
【作用】電力負荷が所定値まで減少したとき、下記の数
3で示す演算式に基づいて最低買電電力を演算し、この
演算した最低買電電力に基づいて発電機の発電出力を減
少するように制御することにより、いかなる負荷変動に
対しても逆潮流を起こすことなく最低の買電電力で系統
連系運転ができる。
【0015】
【数3】 C1 ≧A+UP−D{(T3 −T1 )/T2 } C2 ≧A−RP ここでAは変動負荷、C1 およびC2 は買電電力、Dは
発電機出力、T1 は原動機のガバナーが動作し始める時
間、T2 は全負荷から無負荷への負荷移行時間、T3
逆潮流時間、RPは逆電力継電器の設定電力値、UPは
不足電力継電器の設定電力値。
【0016】
【実施例】以下本発明を図面に基づいて説明する。
【0017】実施例の説明に先立って、図5を用いて本
発明による系統連系運転方式の原理を説明する。
【0018】図5は横軸に時間、縦軸に電力値をとって
負荷電力、発電電力および買電電力の時間変化を表した
ものである。図中の符号は図3および図4と同じで、A
は変動負荷、Bは固定負荷、Cは買電電力、Dは定格発
電電力である。
【0019】いまある時点P1 で電力負荷A+Bと、買
電電力Cと,定格発電電力Dとが次の数4で示すように
平衡しているものとする。
【0020】
【数4】A+B=C+D このとき時刻t1 で電力負荷のうち変動負荷Aが0にな
ったとすると、電力負荷曲線は図5に示すようにA+B
からBに大きく減少する。この負荷変動が発生して電力
変化の値を検出し電気信号で伝送しても原動機のガバナ
ーが動作し始めるまでに若干の時間を要し、この時間を
1 とする。また原動機が100%負荷から0%負荷ま
で負荷移行するのに要する時間をT2 とする。したがっ
て時点P2 ではC=B−DからC<0となり、,図に示
すように買電電力Cは負となり、商用電源側に流出す
る。電力会社での逆潮流の許容時間をT3 とし、逆電力
継電器RPの設定電力値をRP(kW)、不足電力継電
器UPの設定電力値をUP(kW)とすると、逆潮流許
容時間内に逆潮流がなくなって受電遮断器をトリップし
ないためには、 (1)逆潮流の許容時間T3 の間、逆電力の値が逆電力
継電器RPの設定値RP(kW)以内であること (2)逆潮流の許容時間T3 以内に、不足電力継電器U
Pの設定値UP(kW)以上であること の条件を満足しなければならない。
【0021】よって定格発電電力Dを時間T3 以内にこ
の条件を満足するようにその出力をD′まで減少させる
必要があり、この所定時間をT4 とすると、T4 は数5
により求めることができる。
【0022】
【数5】T4 =T3 −T1 そこで上の条件(1)および(2)を満足するために
は、次の数6および数7が成立しなければならない。
【0023】
【数6】 C1 ≧A+UP−D(T4 /T2 ) =A+UP−D{(T3 −T1 )/T2 } ・・・(1)
【0024】
【数7】 C2 ≧A−RP ・・・(2) したがって最低買電電力としては上の買電電力C1 およ
びC2 のいずれか大きい方をとる。
【0025】たとえば、 最大変動負荷A:500kW 発電機定格出力D:2000kW 原動機のガバナーが動作し始める時間T1 :1.2秒 負荷移行時間T2 :5.0秒 逆潮流時間T3 :2.0秒 逆電力継電器RPの設定値RP:200kW 不足電力継電器UPの設定電力値UP:50kW とすると、買電電力C1 およびC2 は上記式(1)およ
び(2)により次のように求めることができる。
【0026】C1 =500+50−2000(2.0−
1.2)/5.0=230kW C2 =500−200=300kW となり、この場合の最低買電電力は大きい方の300k
Wとすればよいことになる。
【0027】従来の最大変動負荷=最低買電電力とする
一律的な考え方によれば、上の例では500kWが最低
買電電力となるが、本発明の原理によれば300kWと
なり、200kWの買電が節約され、年間では相当量の
ランニングコストの節減となる。
【0028】負荷電力と発電電力との差が最低買電電力
量であるから、最低買電量は図5の時点P2 において上
記演算を行うことによって自動的に決定される。通常ひ
とつのシステム内には多くの負荷があり、これらの負荷
はアットランダムに始動、停止するため負荷変動量は一
定とは限らない。そこで最低買電量をいずれの時点も逆
潮流とならない最小値に保持するためには時々刻々変動
する各電力値を検出して演算を行う必要がある。
【0029】さて、図1は本発明を商用電力系統とコー
ジェネレーションシステムとの系統連系運転に適用した
システム図を示す。
【0030】商用電力系統1と、原動機5により駆動さ
れる発電機3とは遮断器2および4を介して系統連系運
転を行っているものとする。6は原動機5のガバナー装
置である。この電源系統には負荷12、13、14が接
続されており、商用電源側の受電部分には計器用変流器
10および計器用変圧器11を介して不足電力継電器U
Pおよび逆電力継電器RPが接続されている。前述した
ガイドラインではこの他に種々の保護継電器の設置が規
定されているが、ここでは省略してある。
【0031】一方、コージェネレーションシステムの発
電機3にはその発電電力を検出するための電力検出装置
15が計器用変流器16を介して接続され、負荷12、
13、14には各負荷電力を連続して検出するためにそ
れぞれ電力検出装置16、17、18が接続されてい
る。7は電力検出装置15、16、17、18で検出し
た電力値と、不足電力継電器UPおよび逆電力継電器R
Pの設定値と、図5に関して説明した各時間T1 、T
2 、T3 、T4 をメモリ8から取り込んで、発電機3の
発電出力を制御するためのガバナー装置6に制御信号を
供給するコントローラであり、CPUで構成されてい
る。メモリ8には、ガバナー装置6および発電機3の特
性で決まる時間T1 、T2 、T3 、T4 の他に、不足電
力継電器UPおよび逆電力継電器RPの設定値が記憶さ
れている。
【0032】次に図2を用いて本発明による系統連系運
転方式を説明する。
【0033】図2は本発明による系統連系運転方式のフ
ローチャートを示しており、このフローチャートは遮断
器4を閉成することによって発電機3と商用電源系統1
との系統連系運転が開始したところでスタートする。
【0034】まずコントローラ7は電力検出装置15、
16、17、18で検出した電力値P、P1 、P2 、P
3 を読み込む(F−1)。この状態でP1 +P2 +P3
=C+Pであったとする。またこの時点でP0 =P1
2 +P3 であるとする(F2)。次に負荷P1 、P
2 、P3 が変動して今までの合計負荷P0 より減少して
P´0 となったとすると(F−3)、メモリ8から時間
1 、T2 、T3 と不足電力継電器UPおよび逆電力継
電器RPの設定値UPおよびRPを読み出す(F−
4)。これらのデータを用いて上記式(1)および
(2)に基づいて買電電力C1 とC2 を演算する(F−
5)。演算は次の数8および数9のようになる。
【0035】
【数8】
【0036】
【数9】 こうして演算したC1 およびC2 のうち大きい方を最低
買電電力C´とする。コ 演算することによって発電機3が賄うべき発電電力P´
を次の数10に基づいて演算し、この発電電力となるよ
うにガバナー装置6に制御信号を送る(F−6)。
【0037】
【数10】 その結果原動機5の回転数が制御され、それによって発
電機3の発電出力が演 終了指令が出るまでステップ(F−1)から(F−7)
までの動作を繰り返す。終了指令が出たところで(F−
8)負荷移行を行ない(F−9)、遮断器4が開放され
(F−10)、系統連系運転は終了する。
【0038】このように時々刻々変動する負荷に応じて
最低買電電力を演算し、発電機の発電電力を制御するよ
うにすれば、常に逆潮流によって系統解列になることな
く買電電力を最低値に抑えることができる。
【0039】上記実施例は商用電源系統とコージェネレ
ーションシステムとの系統連系運転であるが、本発明は
これに限らず自家発電設備の発電機などの一般の発電機
と商用電源系統との系統連系運転にも適用することがで
きることはもちろんである。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、商用電源系統と発電機との系統連系運転を行う系に
おいて、いかなる負荷変動に対しても逆潮流による系統
解列を起こすことなく最低の買電電力で発電機と系統連
系運転ができるので、省エネルギーおよび経済運転が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を商用電力系統とコージェネレーション
システムとの系統連系運転に適用したシステム図を示
す。
【図2】本発明による系統連系運転方式のフローチャー
トを示す。
【図3】逆潮流方式を採用しない場合の系統連系運転に
おいて、(a)は定常運転状態、(b)は電力負荷変動
時の状態をそれぞれ示す。
【図4】買電電力の変化を示しており、(a)は定常運
転状態、(b)は電力負荷変動時の状態をそれぞれ示
す。
【図5】負荷電力、発電電力および買電電力の時間変化
を示す。
【符号の説明】
1 商用電力系統 2、4 遮断器 3 発電機 5 原動機 6 ガバナー装置 7 コントローラ 8 メモリ 10、16計器用変流器 11 計器用変圧器 12、13、14 負荷 15、16、17、18 電力検出装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源と連系運転される発電機の系統
    連系運転方式において、電力負荷の減少を検出する負荷
    変動検出手段と、電力負荷が減少したとき所定の演算式
    に基づいて最低買電電力を演算する演算手段と、演算し
    た最低買電電力に基づいて発電機の発電出力を制御する
    発電出力制御手段とを有することを特徴とする発電機の
    系統連系運転方式。
  2. 【請求項2】 前記発電機が原動機によって駆動され、
    前記原動機の回転数が前記発電出力制御手段によって制
    御される請求項1に記載の発電機の系統連系運転方式。
  3. 【請求項3】 前記所定の演算式は次の2式であり、該
    2式を満足する買電電力C1 、C2 のうち大きい方を最
    低買電電力とする請求項2に記載の発電機の系統連系運
    転方式。 C1 ≧A+UP−D{(T3 −T1 )/T2 } C2 ≧A−RP ここでAは変動負荷、C1 およびC2 は買電電力、Dは
    発電機出力、T1 は原動機のガバナーが動作し始める時
    間、T2 は全負荷から無負荷への負荷移行時間、T3
    逆潮流時間、RPは逆電力継電器の設定電力値、UPは
    不足電力継電器の設定電力値。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001069669A (ja) * 1999-08-27 2001-03-16 Hitachi Ltd 受電電力の制御装置
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US11158672B2 (en) 2018-12-28 2021-10-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Magnetic tunnel junction elements and magnetic resistance memory devices including the same

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