JPH06178419A - コアンダフロー通線装置 - Google Patents

コアンダフロー通線装置

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JPH06178419A
JPH06178419A JP32806392A JP32806392A JPH06178419A JP H06178419 A JPH06178419 A JP H06178419A JP 32806392 A JP32806392 A JP 32806392A JP 32806392 A JP32806392 A JP 32806392A JP H06178419 A JPH06178419 A JP H06178419A
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coanda
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Kiyoyuki Horii
清之 堀井
Kakuji Osumi
角治 大隅
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Toa Kikai Kogyo Co Ltd
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Toa Kikai Kogyo Co Ltd
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/46Processes or apparatus adapted for installing or repairing optical fibres or optical cables
    • G02B6/50Underground or underwater installation; Installation through tubing, conduits or ducts
    • G02B6/52Underground or underwater installation; Installation through tubing, conduits or ducts using fluid, e.g. air

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 導線の吸引導入口(2)と、その後方の圧縮
流体供給用のコアンダスリット(3)、およびコアンダ
スリット(3)から噴出した流体と吸引導入口(2)か
ら吸引された流体との流路であるコアンダ曲面(4)と
直管(5)とを有するコアンダユニット部に、その直管
部(5)において漸拡大のディフューザ(6)を配設す
る。 【効果】 屈曲部においてもチョークが起こらず、大き
な吸引力と搬送力によって、高効率な通線が可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコアンダフロー通線装
置に関するものである。さらに詳しくは、この発明は多
数の屈曲部を有する100m程度までの比較的短距離の配管
に導線を通す配線工事に特に有用で、高効率で通線を行
なうことを可能とするコアンダフロー通線装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来より、オフィスビル、工
場、通信施設等において、配管内に導線等を通すことが
しばしば行われてきており、そのための通線方法には多
くの工夫が凝らされている。たとえば、これまで知られ
ている通線方法としは、ア)圧縮流体を用いる方法と、
イ)圧縮流体を用いない方法とがある。前者の例として
は、管路に圧縮流体を供給して導線を搬送する方法が知
られており、また後者の例としては、針金等によって強
制的に手作業で導線を押し込んでいく方法が知られてい
る。
【0003】しかしながら、前者の方法においては多数
の屈曲部を有する管路においては、特にその屈曲部にお
いて、配管内の圧縮流体がチョークし、そのため、流れ
がスムーズにならず、従って、導線等を搬送する搬送力
が低下して通線は極めて困難となる。このため、一般的
に配管内の圧力を非常に低くして通線する方法も考えら
れるが、この場合においてもやはり導線等を搬送する搬
送力が非常に低く、実際的には非常に通線効率が悪い。
【0004】またさらに、前者の方法における一般的に
用いられる乱流の管内流においては、その乱れが非常に
大きく、従って、導線等と管壁との摩擦が生じるため、
特に屈曲部を持った配管においては、通線が非常に困難
である。また、後者の方法の場合には、人力で導線を押
し込むために多くの場合その通線は難しく、短い距離で
なんとか通線が可能な場合でもその作業労力は大変なも
のとなる。
【0005】このような状況において、多数の屈曲部を
有する長距離配管においても、導線等と管壁との摩擦を
減少させて、簡便に効率よく通線を行なうことのできる
新しいタイプの通線装置をこの発明者はすでに提案して
いる。その装置はこの発明の発明者が、各種の応用分野
への適用について積極的に検討を進めてきたコアンダス
パイラルフローをその通線のための原理的方法として用
いたものである。
【0006】すなわち、このコアンダスパイラルフロー
は、流体の流れる軸方向流とその周囲との速度差、およ
び密度差が大きく、管軸の流れが速く外側の流れが遅
い、いわゆるスティーパな速度分布を示す。さらに、た
とえば乱れ度が通常の乱流の0.2に対して0.09と半分以
下の値を示し、通常の乱流とは異なる状態を形成すると
いう特徴を有している。しかも、軸方向ベクトルと半径
方向ベクトルとの合成によって特有のスパイラル流を形
成するという特徴がある。
【0007】そこでこのコアンダスパイラルフローが管
内流において管軸に収れんする流れであることを利用し
て、多数の屈曲部を有する長距離の配管であっても、導
線を簡便に効率よく通線できる通線装置がすでに開発さ
れている。この通線装置においては、導線を通線するた
めの所定の管路に、フレキシブルホース等を介して、ま
たは、これを介すことなく、コアンダスパイラルフロー
ユニットを接続する。このコアンダスパイラルユニット
には、環状のコアンダスリットを通じて管路の通線方向
に向けて、圧縮流体供給手段より圧縮流体が供給され
る。この状態において、コアンダスパイラルフローユニ
ットの吸引導入口に所定の導線やケーブル等を挿入す
る。
【0008】導線はフレキシブルホースおよび管路内の
スパイラルフローによって自動搬送され、管壁との摩擦
が少なく通線が高速で進行する。この場合の圧縮流体供
給手段としては、エアーコンプレッサ、あるいは窒素等
の圧縮流体のボンベを用いることができる。ボンベを用
いる場合でも圧縮流体の供給圧力を10kg/cm2程度に保つ
ことができるもので十分である。
【0009】コアンダスパイラルフローユニットは、管
路への接続口と導線を導入する吸引導入口との間に環状
のコアンダスリットと、その近傍の漸縮小管、圧縮流体
の分配室、さらに圧縮流体供給路とを有する。噴出する
環状噴流が、漸縮小管を通過することにより、管軸に収
斂するスパイラルフローが形成され、かつ、吸引導入口
に強い負圧吸引力が生じ、その結果この負圧吸引力によ
って導線が導かれ、この導線は管路内をコアンダスパイ
ラルフローによって管軸に収斂しながら高速で通線され
る。
【0010】以上の通りの通線装置は、多数の屈曲部を
持った1000m以上の長距離配管においても、簡便に
効率よい通線を可能とし、従来の方法に対して極めて優
れた有効性を示す。しかしながら、その後の発明者らの
検討によってこのコアンダスパイラルフローによる通線
方法とその装置の場合にも、さらに改善すべき点がある
ことが明らかになってきた。それはこのようなコアンダ
スパイラルフローを用いた通線においては、数1000mに
もおよぶ配管への通線が可能であり、管内のチョークが
起こらない程度に圧力を低くしても、十分効率よく通線
を行なうことが可能であるが、30m〜100m程度の比較的
短距離の通線においては、効率性を向上させるために供
給流体の圧力を上げる必要があり、そのため特に配管の
屈曲部において、管路内流のチョークが生じ、流れがス
ムーズにならず、結果として、通線効率が低下してしま
うという弱点がある。つまり、30m〜100m程度の比較的
短距離の通線における通線の高効率性については、導線
等と管壁との摩擦を防止するよりもむしろ、管内のチョ
ークを防止する方が得策であるとの結論を得た。
【0011】この発明は、上記の通りの事情を踏まえて
なされたものであって、30〜100m程度の比較的短距離の
通線において、供給流体の圧力を上げても、配管の屈曲
部において、管内流のチョークが起こらず、より効率よ
く通線することができる新しい通線装置を提供すること
を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、導線の吸引導入口と、その後方
の圧縮流体供給用のコアンダスリット、およびコアンダ
スリットから噴出した流体と吸引導入口から吸引された
流体との流路であるコアンダ曲面と直管部とを有するコ
アンダユニット部に、その直管部において漸拡大のディ
フューザを配設してなることを特徴とするコアンダフロ
ー通線装置を提供する。
【0013】図1はこの発明の通線装置の例を示したも
のである。たとえばこの図1に例示したように、この発
明の通線装置におけるコアンダフロー通線装置(1)に
ついては、吸引導入口(2)とその後方の環状のコアン
ダスリット(3)、このコアンダスリット(3)から噴
出した流体と吸引導入口(2)から吸引された流体との
流路であるコアンダ曲面(4)、および、直管部(5)
さらにその先端に接続する漸拡大のディフューザ(6)
とを有する構造を一つの典型例として示すことができ
る。そして圧縮流体分配室(7)、圧縮流体供給路
(8)も有している。
【0014】この構造において、コアンダスリット
(3)からコアンダ曲面(4)への角度(θ)について
は、たとえば5〜70°程度とすることができる。この
角度(θ)において、コアンダスリット(3)から供給
した圧縮流体はコアンダ曲面(4)から直管部(5)へ
と噴出する。この時の直管部(5)の内部の速度分布
は、管壁が非常に速く管軸が非常に遅い流れとなる。デ
ィフューザ(6)に入ると、流れが広がり、動圧を減少
させることが可能となる。
【0015】つまり、このディフューザ(6)によって
管内流のチョークを発生せずに円滑な流れを形成する。
そして、その結果として、吸引導入口(2)の負圧吸引
力は非常に大きくなり、導線(9)等を効率よく吸引
し、その搬送力を大きなものとする。ディフューザ
(6)の開き角度(ψ)については、3°〜15°程度
とするのが望ましく、また、直管部(5)の口径をd、
配管(10)の径をDとすると、d=(1/6〜4/
6)D程度とするのが望ましい。この開き角度(ψ)と
管径比を最適にすることにより、ディフューザ(6)内
の流れの剥離を抑え、高効率での通線を可能とする。
【0016】さらに、この発明においては、ディフュー
ザ(6)の内壁をクロソイド曲線、トロコイド曲線、2
次、4次等の高次の曲線、指数曲線、対数曲線等のなめ
らかな曲線を用いて曲面形成してもよい。このようなな
めらかな曲面で接続することにより、ディフューザ
(6)内の流れの剥離をさらに良好に抑えることが可能
となる。に向上する。
【0017】以下、実施例を示し、さらに詳しくこの発
明について説明する。
【0018】
【実施例】実際、図1に示した装置において、直管部の
口径(d)18mm、ディフューザ噴出口の口径(D)54m
m、ディフューザの内壁がクロソイド曲線によりつくら
れたなめらかな曲面形状を有し、ディフューザの開き角
度(ψ)が4゜、さらに、コアンダスリットからコアン
ダ曲面への角度(θ)が45゜のコアンダフロー通線装
置を用い、2個所の屈曲部を有する内径54mm長さ30mの
プラスチックチューブに直径1.8mmの光ファイバーを通
線した。
【0019】吸引導入口からディフューザ噴出口までの
長さ(L)は、15.0cm、吸引導入口の径は20.0mmとし
た。圧力2kg/cm2の圧縮空気を環状のコアンダスリット
より供給し通線を行なった。その結果、2秒で通線が終
了した。比較のため発明者がすでに提案しているコアン
ダスパイラルフローユニットを用いた通線装置を用い
て、同様に通線を行なったところ、通線には約4秒の時
間がかかった。
【0020】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、屈曲部においてもチョークが起こらず、大きな吸
引力と搬送力によって高効率な通線が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装置を例示した断面図である。
【符号の説明】
1 コアンダフロー通線装置 2 吸引導入口 3 コアンダスリット 4 コアンダ曲面 5 直管部 6 ディフューザ 7 圧縮流体分配室 8 圧縮流体供給路 9 導線 10 配管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導線の吸引導入口と、その後方の圧縮流
    体供給用のコアンダスリット、およびコアンダスリット
    から噴出した流体と吸引導入口から吸引された流体との
    流路であるコアンダ曲面と直管部とを有するコアンダユ
    ニット部に、その直管部において漸拡大のディフューザ
    を配設してなることを特徴とするコアンダフロー通線装
    置。
  2. 【請求項2】 直管部の口径dとディフューザの噴出口
    径Dの関係が、d=(1/6〜4/6)D程度となるこ
    とを特徴とする請求項1のコアンダフロー通線装置。
  3. 【請求項3】 ディフューザの広がり角度(ψ)が、3
    ゜〜35°程度となることを特徴とする請求項1のコア
    ンダフロー通線装置。
  4. 【請求項4】 ディフューザの内壁が、噴出口側に向か
    ってなめらかな曲面であることを特徴とする請求項1の
    コアンダフロー通線装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101279458B1 (ko) * 2010-06-09 2013-06-26 김영태 유체 증폭기
KR101279018B1 (ko) * 2010-05-11 2013-07-02 주식회사 에이엠에이치시스템즈 유체 증폭기
JP2013194703A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Isuzu Motors Ltd ベンチュリ
JP2013194704A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Isuzu Motors Ltd ベンチュリ
KR102165417B1 (ko) * 2019-08-30 2020-10-14 황인조 배관 유지보수 유닛 및 이를 포함하는 배관 어셈블리
KR20210051745A (ko) * 2019-10-31 2021-05-10 황인조 유속을 증폭하는 배관 유지보수 장치

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