JPH0617821A - 軸受およびモーターの減速装置 - Google Patents

軸受およびモーターの減速装置

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JPH0617821A
JPH0617821A JP4194757A JP19475792A JPH0617821A JP H0617821 A JPH0617821 A JP H0617821A JP 4194757 A JP4194757 A JP 4194757A JP 19475792 A JP19475792 A JP 19475792A JP H0617821 A JPH0617821 A JP H0617821A
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JP
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gear
bearing
motor
shaft
output shaft
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JP4194757A
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Tatsuo Chiaki
千明  達生
Masae Miyagawa
正衛 宮川
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/04Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for axial load only
    • F16C17/08Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for axial load only for supporting the end face of a shaft or other member, e.g. footstep bearings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】軸3を軸支する内径部に粘度の高い潤滑油を充
填しても、軽い損失負荷トルクで済ますことを可能に
し、さらに、外径部を圧入しても、内径部の軸3との摺
動面1a、1b、1cの内径変化を無くすことを可能に
する。 【構成】軸受内径部の円周方向の限定された複数位置に
軸3を回転自在に軸支する比較的小径の摺動面1a、1
b、1cを形成し、軸受外径部の前記各摺動面とは円周
方向の位相がずれた複数位置に比較的大きな径の圧入固
定用の突出部1g、1h、1iを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にモーターの駆動軸
などを軸支するのに好適な軸受、並びにモーターの回転
力を減速して取り出すためのモーターの減速装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近のビデオカメラ等においては、小型
軽量化を目的として、リヤフォーカス構造のズームレン
ズが用いられるようになった。このようなレンズにおい
ては、従来のカム筒が廃止され、変倍レンズとフォーカ
スレンズをそれぞれ独立したモーターにより所定の関係
で駆動することによってズーミングやフォーカシングを
行っている。このようなレンズは、例えば実開平2−7
1155号に開示されるようなレンズ鏡筒構造を成して
いる。
【0003】そして、このようなレンズに用いられるモ
ーターにおいては、図3に示すように、モーター10の
出力軸に直接リードスクリュー部11を設け、略コの字
状の軸受保持部材12の片側に固定された第1の軸受1
3とボール14、並びに該軸受保持部材12のもう一方
の側またはモーター10に固定された第2の軸受15に
より、前記リードスクリュー部11の両端を軸支するよ
うに構成されたモーター駆動装置が使用されている。ま
た、このようなモーター駆動装置においては、リードス
クリュー11は、モーター10内に設けられた与圧バネ
により第1の軸受13の方向に付勢されている。
【0004】また、例えば、ビデオ用レンズの転輪駆動
用モーターなど、ステッピングモーター等の小型モータ
ーにおいては、ローターシャフトの回転数を減速するた
めの減速装置を組み付けることが行なわれている。図5
は従来のこの種のモーターの減速装置の構成を例示する
縦断面図である。図5において、50はステッピングモ
ーター等の小型モーター、51はモーター50のロータ
ーシャフト、52はローターシャフト51に固定された
モーターギヤ(モーターピニオン)、53はビス54で
モーター50の出力側に固定された減速装置のケース
(ギヤケース)、55は第1の回転軸シャフト56によ
り回転自在に軸支された2段歯ギヤから成る第1の減速
ギヤ、57は第2の回転軸シャフト58により回転自在
に軸支された2段歯ギヤから成る第2の減速ギヤ、59
はギヤケース53に回転自在に軸支された減速装置の出
力軸、60は出力軸59に固定された出力軸ギヤであ
る。
【0005】上記モーターギヤ52、第1の減速ギヤ5
5、第2の減速ギヤ57および出力軸ギヤ60は減速装
置のギヤケース53の内部に収納されており、図5に示
すように順次噛み合うように配列されている。また、ギ
ヤケース52の開放端部には、ビス61により、蓋部材
62が固定されている。なお、前記出力軸59は、ギヤ
ケース53に形成された軸受孔63および前記蓋部材6
2に装着された軸受64によって、回転自在に軸支され
ている。さらに、前記出力軸59の前記蓋部材62から
突出した部分には駆動力を取り出すための駆動用ギヤ6
5が固定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示すような従来の軸受においては、リードスクリュー1
1のスラスト荷重をボールベアリング(第1の軸受)1
3で受けているため、振動や騒音が大きくなりやすく、
特にビデオカメラ用レンズに用いる場合、レンズを駆動
する際にボールベアリング13から発生する振動や騒音
がマイクロフォンに入って録音されてしまうという課題
があった。また、図3における第1の軸受13としてす
べり軸受を使用すれば、該軸受からの振動や騒音を低減
することができる。しかし、この第1の軸受13はリー
ドスクリュー11のスラスト荷重とラジアル荷重の双方
を受けねばならず、軸受部の耐久性を確保しかつ低い損
失トルクで済ませるためには潤滑油の油膜を確保する必
要があり、そのためには、軸と軸受のクリアランスを2
0μm以下程度にする必要が生じ、極めて高い精度を確
保せねばならず、製造が極めて困難になるという課題が
ある。
【0007】また、第1の軸受13に粘度の高い油を注
油することにより軸受クリアランスを大きく取ることも
可能であるが、粘度の高い油を使用すると、損失トルク
が増大し、レンズを駆動するのに大きなエネルギーを要
するために駆動源となるモーターが大型のものになり、
ビデオカメラ自体が大きくなり、携帯性が損なわれると
いう課題がある。さらにまた、このような軸受は軸受保
持部材(図3中の部材12など)に圧入固定されるのが
一般的であり、上記従来の軸受では、圧入の際に内径部
が変形し、所定のクリアランスを安定的に確保すること
が困難であるという課題がある。
【0008】請求項1の発明はこのような技術的課題に
鑑みてなされたものであり、請求項1の発明の目的は、
高い粘度の潤滑油を使用しても損失負荷トルクが軽く、
高い効率を得ることができ、かつ、軸受を圧入固定する
際の摺動面の内径変化を無くし、高い量産性が得られる
軸受を提供することである。
【0009】また、図5に示した従来のモーターの減速
装置においては、各減速ギヤ55および57ごとに回転
軸シャフト56、58およびそれらの軸受部を設け、各
減速ギヤ55、57を平面的に配置していたので、回転
軸シャフトおよび軸受の数が多くなり、構造が複雑でコ
ストが嵩むという課題、並びに平面的レイアウトのため
に必要スペースが大きくなるという課題があった。な
お、図5には2個の減速ギヤを用いる場合を示したが、
減速ギヤを3個以上用いる場合には、該減速ギヤの数に
応じて回転軸シャフトおよび軸受の数も増加することに
なる。
【0010】請求項2の発明はこのような技術的課題に
鑑みてなされたものであり、請求項2の発明の目的は、
減速ギヤの回転軸シャフトを省略することにより、構造
の簡単化、製造コストの低減、並びに装置のコンパクト
化を図り得るモーターの減速装置を提供することであ
る。
【0011】
【課題解決のための手段】請求項1の発明による軸受
は、内径部の円周方向複数位置に軸と摺動する小径の摺
動面を形成し、外径部の前記摺動面とは円周方向の位相
がずれた複数位置に大径の圧入固定面を形成する構成と
することにより、粘度の高い潤滑油を使用しても軽い損
失負荷トルクで済み、しかも圧入による摺動面の内径変
化を無くし得る軸受を提供するものである。
【0012】請求項2の発明は、モーターの回転力を減
速して取り出すための減速装置において、モーターギヤ
が固定されたローターシャフトおよび出力軸ギヤが固定
された出力軸の2本の回転軸のそれぞれに、減速ギヤ
を、前記モーターギヤおよび前記出力軸ギヤと段重ね状
態で回転自在に嵌合する構成とすることにより、減速ギ
ヤの回転軸シャフトを省略することができ、構造の簡単
化、製造コストの低減、並びに装置のコンパクト化を図
り得るモーターの減速装置を提供するものである。
【0013】請求項3の発明は、上記請求項2の発明に
おいて、前記ローターシャフトおよび前記出力軸に嵌合
される減速ギヤが、大径歯と小径歯を有する2段歯ギヤ
である構成とすることにより、減速ギヤの回転軸シャフ
トを省略することができ、一層効率よく、構造の簡単
化、製造コストの低減、並びに装置のコンパクト化を図
り得るモーターの減速装置を提供するものである。
【0014】
【作用】上記請求項2および請求項3の構成によれば、
2段歯ギヤからなる減速ギヤを2個用いる減速装置に適
用する場合には、モーターギヤを有するモーターシャフ
トに第2の減速ギヤを段重ね状態で回転可能に嵌合し、
減速装置の出力軸ギヤを有する出力軸に第1の減速ギヤ
を段重ね状態で回転可能に嵌合することにより、従来構
造で必要としていた減速ギヤごとの回転軸シャフトを省
略することができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は請求項1の発明を適用した軸受の一実施例
の中央部縦断面図であり、図2は図1中の線2−2にお
ける断面図である。なお、図1は図2中の線1−1に沿
った断面を示している。図1および図2において、軸受
保持部材4に形成された孔4aに、本発明による軸受1
が圧入固定されている。この軸受1の内径摺動面には、
例えば図3中のリードスクリュー11の先端シャフト等
の軸(シャフト)3が挿入され、軸支されている。
【0016】軸受1は、例えばポリアセタール樹脂等の
成形品で作られている。軸受1の内径部の円周方向複数
位置(図示の例では円周方向3等分の3箇所)に第1の
摺動面1a、第2の摺動面1b、第3の摺動面1cが形
成されており、該内径部のこれらの摺動面以外の部分
(各摺動面の間の領域)1d、1e、1fは該摺動面よ
りも大きな径になっている。
【0017】軸受1の外周部(後述するフランジ部1m
ではなく、軸受本体の外径部)の円周方向複数位置(図
示の例では円周方向3等分の3箇所)には、第1の突出
部1g、第2の突出部1h、第3の突出部1iが形成さ
れており、該外周部のその他の部分(各突出部の間の領
域)1j、1k、1lは前記各突出部1g、1h、1i
より外径が小さくなっている。そして、これらの突出部
1g、1h、1iは、前記内径部の各摺動面1a、1
b、1cとは円周方向の位相がずれた位置(角度方向の
位相が一致しない位置)に形成されている。
【0018】また、前記外周部の第1、第2、第3の突
出部(大径部)1g、1h、1iのそれぞれの円周方向
の幅(円周角)は、前記内径部の前記摺動面とはならな
い部分(内径の大きい部分)1d、1e、1fの円周方
向の幅よりも狭くなっている。さらに、前記外周部の第
1、第2、第3の突出部1g、1h、1iの外径は、軸
受保持部材4の孔4aの径よりも所定の圧入代分だけ大
きくなっており、前記外周部の前記各突出部1g、1
h、1iとならない部分1j、1k、1lの外径は、前
記軸受保持部材4の孔4aよりも小さい径になってい
る。
【0019】さらにまた、軸受1の内径部の前記摺動面
1a、1b、1cとそれ以外の部分1d、1e、1fと
の段差は、軸受1の外周部の前記突出部1g、1h、1
iと軸受保持部材4の孔4aとの圧入代よりも大きな量
(寸法)になっている。
【0020】図1および図2において、軸受1のシャフ
ト3挿入側の端面には、前記孔4aの径より充分に大き
い外径を有するフランジ部1mが形成されている。この
フランジ部1mは、軸受1を孔4aに圧入する場合の軸
方向位置決めストッパーとなるものである。前記シャフ
ト(軸)3は、軸受1の内径部の前記摺動面1a、1
b、1cにより回転自在に軸支されている。また、図示
の軸受1の内径部は端面1nを有する有底穴になってお
り、軸3の軸受側の端面の中心には調心凹部3aが形成
されている。そして、軸受1の前記端面1nと軸3の端
面(調心凹部3a)との間には、ボール2が装着されて
いる。したがって、図示の軸受1によれば、シャフト
(軸)3に加わるスラスト荷重は、ボール2を介して、
前記端面1nによって支持される。
【0021】次に、以上説明した軸受1の使用状態につ
いて説明する。軸受1は軸受保持部材4の孔4aに圧入
することにより固定される。この孔4aとの圧入に用い
られる外径部分は、軸受1の外周部に形成された前記第
1、第2、第3の突出部1g、1h、1iである。圧入
が行なわれると、該突出部1g、1h、1iの外径が小
さくなるとともに、該突出部と同じ円周方向位置(角度
方向の同じ位相)の部分の内径も小さくなる。この時の
同じ位相の部分は、内径部の前記摺動面1a、1b、1
c以外の部分(内径の大きな部分)1d、1e、1fで
あるので、軸3と軸受1との間のクリアランスは充分に
確保することができる。
【0022】軸受1の内径部には、軸3やボール2が挿
入される前に、一定量の比較的粘度の高い潤滑油が塗布
(または注入)される。軸受1の第1、第2、第3の摺
動面1a、1b、1cは所定のクリアランスを介して軸
3と嵌合し、このクリアランスにも前記潤滑油が充填さ
れる。こうして、軸(シャフト)3は、油膜を介して、
前記第1、第2、第3の摺動面1a、1b、1cにより
回転自在に軸支される。また、軸3に加わるスラスト荷
重は、前記ボール2を介して、軸受1の端面1nによっ
て支持される。また、軸受1の外周部における各摺動面
1a、1b、1cと同位相の部分(円周方向に同じ角度
部分)1j、1k、1lと、軸受保持部材4の孔4aと
の間には、所定のクリアランスが確保される。
【0023】以上説明した実施例(軸受1)によれば、
内径部の円周方向複数箇所の限定範囲に軸3と嵌合する
摺動面1a、1b、1cを形成し、その他の範囲の内径
を大きくし、さらに、軸受1を圧入固定する際の圧入代
となる部分(突出部1g、1h、1i)を前記摺動面1
a、1b、1cとは円周方向(角度方向)にずれた位置
に突出させて形成したので、高い粘度の潤滑油を使用し
ても軽い損失負荷トルクで済むために高い効率を得るこ
とができ、また、軸受1を固定する際の摺動面1a、1
b、1cに対する圧入の影響が無くなるために高い量産
性を得ることが可能になった。
【0024】なお、図1および図2の実施例において
は、スラスト軸受とラジアル軸受を兼ねた軸受1を例に
挙げて説明したが、本発明は、軸(シャフト)が貫通す
るラジアル軸受の場合にも同様に適用することができ、
同様の効果が得られるものである。このようなラジアル
軸受の場合には、内径を修正するためのサイジング加工
の工程を省略することが可能であり、モーター等の量産
性をさらに向上させることが可能になる。
【0025】図4は請求項2の発明を適用したモーター
の減速装置の一実施例を示す縦断面図である。図4にお
いて、30はステッピングモーター等の小型モーター、
31はモーター30のローターシャフト(モーターシャ
フト)、32はローターシャフト31に圧入等で固定さ
れたモーターギヤ(モーターピニオン)、33はビス3
4でモーター30の出力側に固定された減速装置のギヤ
ケース(またはギヤボックス)、39は減速装置の出力
軸、20は前記出力軸39に圧入等により固定された出
力軸ギヤである。
【0026】前記ギヤケース33の開放端部には、取り
付けビス21により、蓋部材22が固定されている。前
記ローターシャフト31には、2段歯ギヤから成る第2
の減速ギヤ37がモーターギヤ32と段重ね状態で回転
自在に嵌合装着されている。このローターシャフト31
の先端部は、蓋部材22の同心位置に装着された軸受6
6により回転自在に軸支されている。また、前記減速装
置の出力軸39は、ギヤケース22に形成された軸受孔
23および蓋部材22に装着された軸受24によって、
回転自在に軸支されている。この出力軸39には、2段
歯ギヤから成る第1の減速ギヤ35が出力軸ギヤ20と
段重ね状態で回転自在に嵌合装着されている。
【0027】上記モーターギヤ32、第1の減速ギヤ3
5、第2の減速ギヤ37および出力軸ギヤ20は、減速
装置のギヤケース33の内部に収納されており、また、
前記第1の減速ギヤ35および第2の減速ギヤ37は、
それぞれ、出力軸39およびローターシャフト31の回
転とは無関係にこれらの軸に回転自在に嵌合されてい
る。さらに、前記出力軸39の蓋部材22から突出した
延長部分には、回転力を取り出すための駆動用ギヤ25
が圧入等で固定されている。
【0028】そこで、各ギヤの噛み合い関係は、図4に
も示すように、モーターギヤ32と第1の減速ギヤ35
の大径歯が噛み合い、第1の減速ギヤ35の小径歯と第
2の減速ギヤ37の大径歯が噛み合い、第2の減速ギヤ
37の小径歯と出力軸ギヤ20が噛み合っている。した
がって、モーター30の回転力は、ローターシャフト3
1に固定されたモーターギヤ32→出力軸39に嵌合さ
れた第1の減速ギヤ35→ローターシャフト31に嵌合
された第2の減速ギヤ37→出力軸39に固定された出
力軸ギヤ20の順に伝達され、その間に減速される。こ
うして減速された出力軸39の回転力は、該軸に固定さ
れた駆動用ギヤ25を通して外部へ取り出される。
【0029】以上説明した実施例によれば、モーターギ
ヤ32を有するローターシャフト31および出力軸ギヤ
20を有する出力軸39の2本の回転軸を利用し、これ
ら2本の回転軸31、39のそれぞれに、減速ギヤ3
7、35を、前記ギヤ32、20と段重ね状態で回転自
在に嵌合する構成にしたので、各減速ギヤ37、35の
回転軸シャフトおよび軸受を省略することができ、構造
が簡単で、製造コストを節減することができ、装置のコ
ンパクト化を図ることが可能なモーターの減速装置が得
られた。
【0030】なお、図示の例では、各減速ギヤ35、3
7として大径歯および小径歯を有する一体の2段歯ギヤ
を用いたが、この減速ギヤは、大径歯を有するギヤと小
径歯を有するギヤを別部品で作り、これらを一体回転す
るように同心状態に組み付けたもので構成することもで
きる。また、図示の例では、平歯車25によって出力軸
39の回転力を取り出しているが、これは、ねじ歯車等
の他の歯形を有するギヤ、あるいはベルト駆動用のプー
リーやチェーン駆動用のスプロケットなど、他の任意の
形式の伝動機構を介して取り出すことができるのは勿論
である。
【0031】さらに、以上説明の実施例では、ローター
シャフト31に1つの減速ギヤ37を嵌合し、出力軸3
9にも1つの減速ギヤ35を嵌合する場合を例示した
が、本発明は、ローターシャフト31および出力軸39
のそれぞれに2個以上の減速ギヤを嵌合させてさらに多
段減速する場合にも同様に適用することができ、同様の
作用効果を達成し得るものである。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明の軸受によれば、内径部の円周方向複数位置に
軸と摺動する小径の摺動面を形成し、外径部の前記摺動
面とは円周方向の位相がずれた複数位置に大径の圧入固
定面を形成する構成としたので、粘度の高い潤滑油を使
用しても軽い損失負荷トルクで済み、しかも圧入による
摺動面の内径変化を無くし得る軸受が提供される。
【0033】請求項2の発明によれば、モーターの回転
力を減速して取り出すための減速装置において、モータ
ーギヤが固定されたローターシャフトおよび出力軸ギヤ
が固定された出力軸の2本の回転軸のそれぞれに、減速
ギヤを、前記モーターギヤおよび前記出力軸ギヤと段重
ね状態で回転自在に嵌合する構成としたので、減速ギヤ
の回転軸シャフトを省略することができ、構造の簡単
化、製造コストの低減、並びに装置のコンパクト化を図
り得るモーターの減速装置が提供される。
【0034】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
において、前記ローターシャフトおよび前記出力軸に嵌
合される減速ギヤが、大径歯と小径歯を有する2段歯ギ
ヤである構成としたので、減速ギヤの回転軸シャフトを
省略することができ、一層効率よく、構造の簡単化、製
造コストの低減、並びに装置のコンパクト化を図り得る
モーターの減速装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した軸受の一実施例の中央部縦断
面図である。
【図2】図1中の線2−2に沿った断面図である。
【図3】従来の軸受の構造および使用状態を例示する模
式的一部破断側面図である。
【図4】本発明を適用したモーターの減速装置の一実施
例を示す縦断面図である。
【図5】従来のモーターの減速装置の構成例を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1 軸受 1a 内径部の摺動面 1b 内径部の摺動面 1c 内径部の摺動面 1g 外周部の突出部 1h 外周部の突出部 1i 外周部の突出部 1m フランジ部 1n 内径部の端面 2 ボール 3 軸(シャフト) 4 軸受保持部材 4a 孔(軸受固定用) 20 出力軸ギヤ 22 蓋部材 23 軸受孔 24 軸受 25 駆動用ギヤ 30 モーター 31 ローターシャフト 32 モーターギヤ 33 ギヤケース 35 第1の減速ギヤ 37 第2の減速ギヤ 39 出力軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内径部の円周方向複数位置に軸と摺動
    する小径の摺動面を形成し、外径部の前記摺動面とは円
    周方向の位相がずれた複数位置に大径の圧入固定面を形
    成することを特徴とする軸受。
  2. 【請求項2】 モーターの回転力を減速して取り出す
    ための減速装置において、モーターギヤが固定されたロ
    ーターシャフトおよび出力軸ギヤが固定された出力軸の
    2本の回転軸のそれぞれに、減速ギヤを、前記モーター
    ギヤおよび前記出力軸ギヤと段重ね状態で回転自在に嵌
    合することを特徴とするモーターの減速装置。
  3. 【請求項3】 前記ローターシャフトおよび前記出力
    軸に嵌合される減速ギヤが、大径歯と小径歯を有する2
    段歯ギヤであることを特徴とする請求項2のモーターの
    減速装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005226832A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Laing Oliver 球面軸受、電気モータ、及び循環ポンプ
JP2012045240A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Toyomaru Industry Co Ltd 演出装置および当該演出装置を備えた遊技機
JP2013150483A (ja) * 2012-01-20 2013-08-01 Nippon Densan Corp モータ

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