JPH0617798A - 液体の汲み揚げ方法およびそれに用いる装置 - Google Patents

液体の汲み揚げ方法およびそれに用いる装置

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JPH0617798A
JPH0617798A JP13861092A JP13861092A JPH0617798A JP H0617798 A JPH0617798 A JP H0617798A JP 13861092 A JP13861092 A JP 13861092A JP 13861092 A JP13861092 A JP 13861092A JP H0617798 A JPH0617798 A JP H0617798A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で、構造を簡単化することができる液体
の汲み揚げ装置を提供する。 【構成】 液面上方から液体内に向けて汲み揚げ管10
を配設し、圧縮気体供給手段20を用いて、上記汲み揚
げ管10の下端側に気体を送り込むことにより液体を汲
み揚げる装置である。そして、上記汲み揚げ管10の上
端吐出口を密封状の真空室11内に導入してこの真空室
11の底面よりも上方に位置決めし、上記真空室11の
天井部側に、この真空室11内を減圧する真空ポンプ1
3を接続するとともに、上記真空室11の底面に、この
真空室11内に汲み揚げられた液体を流下させて外部に
排出する排出管15の上端流入口を開口させるととも
に、他端吐出口を下向きに延ばしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土砂等の固形物が混在
している液体を高所に汲み揚げることのできる液体の汲
み揚げ方法およびそれに用いる装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】土砂等を含む水の汲み揚げを行うための
汲み揚げ方法として、気泡ポンプを用いた方法がある。
この気泡ポンプは炭鉱の坑道等の排水の目的で開発され
たものであり、水中深く差し込まれた汲み揚げ管下端の
吸込口付近から汲み揚げ管内に空気を圧入することによ
って、上記汲み揚げ管内に水と空気の混合体の上昇流を
生じさせ、汲み揚げ管の上端側に水を汲み揚げるように
なっている。このような気泡ポンプを用いた方法では、
ポンプがポンピング経路中に設けられていないため、ポ
ンピング流が通る汲み揚げ管内に障害となるものがな
く、土砂等の固形物を含む水でも汲み揚げることができ
るという利点を有している。しかしながら、その原理
は、汲み揚げ管の下端から汲み揚げ管内に空気を圧入す
ることによって、汲み揚げ管内の水を、水と空気の混合
状態にし、その混合体の平均比重を水だけの比重よりも
小さくすることにより、水面よりも高い水柱を汲み揚げ
管内に生じさせるというものである。そのため、上記の
ような気泡ポンプを用いた方法では、揚水能力が汲み揚
げ管の下端の液面下の深さに制約され、充分な深さが確
保できない場合には、その使用が困難となる。したがっ
て、その用途は深井戸や深い海底,湖底等に限定される
という問題がある。また、汲み揚げ管内に生じる上昇流
の速度が小さいため水とともに汲み揚げることのできる
固形物はバラスト(砂利)程度のものが限度であるとい
う問題も有している。
【0003】このため、特開昭62−195498号公
報に示す装置が提案されている。すなわち、この装置
は、下端開口が第1の液体内に浸漬している入口部分
と、下端開口が第2の液体内に浸漬している出口部分
と、これら両部分の上端開口同士を連結する頂点装置と
からなる導管を備えており、上記入口部分の下端開口内
に空気を圧入するため空気圧縮機および送出ラインを設
けている。また、上記頂点装置にガス受け室を設け、こ
のガス受け室にあけた吸込口を吸込ポンプに連通すると
ともに上記吸込口を開閉する弁部材を上記頂点装置内に
配設するようにしている。
【0004】この装置を用い、つぎのようにして、液体
の汲み揚げが行なわれる。すなわち、最初の状態では、
導管内は大気圧であるため入口部分内の液面および出口
部分内の液面はその外側の液面と同じ高さになってい
る。ついで、吸込ポンプを始動させると、導管内の圧力
が減少し、上記入口部分内の液面および出口部分内の液
面は引き上げられる。そののち、または上記吸込ポンプ
の始動と同時に空気圧縮機を始動させ、この空気圧縮機
から加圧空気を送出ラインを通して上記入口部分の下端
開口内に圧入する。これにより、上記入口部分内の第1
の液体の有効密度が減少し、入口部分内の液面はさらに
引き上げられる。このとき、上記入口部分の下端開口内
に圧入された空気は泡となつて上記入口部分内の第1の
液体中を上昇したのち上記頂点装置内に入りガス受け室
から吸込ポンプに吸い上げられる。やがて、上記入口部
分内の液面は頂点装置に達し、そののち、頂点装置を通
って出口部分内に流れ込み、出口部分内の液面とつなが
り、これにより上記入口部分,頂点装置および出口部分
に連続した液体の通路が確立されるようになる。このよ
うにして液体の通路が確立された後は、上記頂点装置内
で液面の平衡液面が維持されるように弁部材が上記ガス
受け室にあけた吸込口を開閉し頂点装置内の適正なガス
抜きを行う。その結果、出口部分内の液体は入口部分内
の液体よりも大きい密度を有することから、サイホン効
果により上記液体の通路は維持される。この装置によれ
ば、上記気泡ポンプを用いる方法よりも、揚水能力を大
幅に向上させることができるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置では、導管の入口部分,頂点装置および出口部分に連
続した液体の通路が確立されたのちは、サイホン効果に
より液体を汲み揚げるようにしているため、頂点装置内
のガス抜きを適正に行って頂点装置内での平衡液面を維
持しなければならない。したがって、頂点装置内に弁部
材を配設しなければならず、頂点装置の構造が複雑化す
るうえ、高価になる。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、安価で、しかも構造を簡単化することのできる
液体の汲み揚げ方法およびそれに用いる装置の提供をそ
の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、液中より液面上に突き出した汲み揚げ
管の上端吐出口を、真空室内に導入してこの真空室の底
面よりも上方に位置決めし、この真空室内を減圧手段で
減圧することにより、大気圧との差圧による液柱を汲み
揚げ管内に作り、この液柱の下端側に気体を送り込ん
で、この液柱を気液混合状態にし全体比重を軽減するこ
とによって、継続的な上昇流を形成して真空室内に汲み
揚げ、上記真空室の底面に、この真空室内に汲み揚げら
れた液体を流下させて外部に排出する排出管の上端流入
口を開口させるとともに、他端吐出口を下向きに延ばし
た液体の汲み揚げ方法を第1の要旨とし、液面上方から
液体内に向けて汲み揚げ管を配設し、圧縮気体供給手段
を用いて、上記汲み揚げ管の下端側に気体を送り込むこ
とにより液体を汲み揚げる装置であって、上記汲み揚げ
管の上端吐出口を密封状の真空室内に導入してこの真空
室の底面よりも上方に位置決めし、上記真空室の天井部
側に、この真空室内を減圧する減圧手段を接続するとと
もに、上記真空室の底面に、この真空室内に汲み揚げら
れた液体を流下させて外部に排出する排出管の上端流入
口を開口させるとともに、他端吐出口を下向きに延ばし
た液体の汲み揚げ装置を第2の要旨とする。
【0008】
【作用】すなわち、本発明の液体の汲み揚げ装置は、液
体を汲み揚げる時には、常に真空室内を減圧手段に接続
しておき、これにより真空室内を常に減圧状態にし、こ
の真空室内の減圧状態のみを利用して液体を真空室内に
汲み揚げるものである。したがって、本発明の液体の汲
み揚げ装置によれば、従来例のように頂点装置内に弁部
材を配設する必要がなく、構造が簡単化するうえ、安価
になる。また、酸素を禁忌する対象物を汲み揚げる場合
には、大気に代えて、窒素ガス等適当な気体を汲み揚げ
管内に送り込むことによって同一のポンピングを行うこ
とができる。さらに、本発明の装置を酸素供給装置とし
ても使用することができる。すなわち、本発明の装置に
よって同一槽の液を循環させることにより、極めて効果
的なエアレーションが行われるものであり、このエアレ
ーション効果を、酸欠状態にある河川や堀池等の曝気に
活用することで、本発明の装置を環境技術に役立てるこ
とが可能になる。また、本発明の方法によれば、上記の
ような安価で、構造が簡単な装置により大幅に揚水能力
を向上させることができるようになる。
【0009】つぎに、本発明を実施例にもとづいて詳し
く説明する。
【0010】
【実施例】図1は本発明に用いる液体の汲み揚げ装置の
一実施例を示している。図において、10は水面の上方
(液面から2800mm上方の位置)から液面内部(液
面下400mmの位置)に延びている管径25mmの汲
み揚げ管である。この汲み揚げ管10の上端部は曲成さ
れ、その上端吐出口が密封箱状の真空室11内で水平方
向を向いた状態に開口している。これにより、吐出流速
により上記上端吐出口から吐出される水が後述する真空
ポンプ13に吸引されることを防いでいる。また、上記
汲み揚げ管10の下端側は、従来例と同様に、外周面に
円周に沿って複数個の孔17が穿設され、その外周に密
封箱状の空気室18が設けられている。19はその空気
室18と空気圧縮機(吸込仕事率,102W、真空度,
780水柱mm、風量,0.80m3 毎分の能力の家庭
用掃除機を使用)20とを連通する空気用配管である。
【0011】12は上記真空室11の上端側から外部に
延びる配管であり、13は配管12の先端に接続された
真空ポンプ(吸込仕事率,110W、真空度,709水
柱mm、風量,0.95m3 毎分の能力の家庭用掃除機
を使用)である。14は配管12に設けられた通気性の
ミストセパレーターであり、このミストセパレーター1
4は、真空ポンプ13で真空室11内を減圧する際、配
管12中を流れる空気から水分等を除去し、真空ポンプ
13内に水分が入り込むことを防止する。
【0012】15は真空室11の底部から垂設されてい
る排出管であり、下部側でU字形トラップ15aを形成
し、先端の排出口には逆止弁16が設けられている。こ
の逆止弁16と上記真空室11の底部との間の鉛直高さ
が真空室11内に造成する真空度に等しい液柱の高さ以
上になるようにしている。したがって、逆止弁16は、
排出管15内を流下する液の管内液柱が真空室11内の
真空度と等しくなるまでは外部の大気圧が大きいため閉
じており、大気は流入しない。流下する液が排出管15
内に溜まって排出管15内の液柱が真空室11内の真空
度と等しくなると、排出口の内外の圧力がバランスし、
液柱がそれ以上になると逆止弁16が開いて排出口から
液が排出される。その際、交代に排出管15内に流入し
ようとする大気の流れは、U字形トラップ15aによっ
て遮断される。
【0013】この構成において、まず、真空ポンプ13
および空気圧縮機20を作動させる。その結果、真空室
11内が減圧されその内部の気圧が低下するとともに空
気室18内に圧縮空気が圧入され、汲み揚げ管10内に
激しい気液混合の上昇流が生じ、汲み揚げ管10の下端
開口付近の沈澱物や固形物が水とともに真空室11内に
勢いよく汲み揚げられる。ついで、真空室11内に汲み
揚げられた水等は排出管15を通って流下し、排出口に
設けた逆止弁16が自動的に開閉し、真空室11内から
流下してくる水等を外部に排出する。すなわち、排出管
15内の液面位置が、逆止弁16の位置よりも一定の高
さだけ高い場合に、逆止弁16を閉成する力は0にな
り、上記一定の高さよりも上記液面位置が高くなると、
逆止弁16が開成し水等の排出が始まり、低くなると逆
止弁16が閉成する。このため、排出管15を流下する
水等の液面位置が、常に一定の高さを維持した状態で、
継続的に水等の排出が行われる。上記実施例において
は、この一定の高さが略800mmであった。また、真
空室11から真空ポンプ13により吸引される空気は、
ミストセパレーター14でほこりや水蒸気等の不純物を
排除されたのち、真空ポンプ13に吸い込まれる。
【0014】このように、この液体の汲み揚げ装置は、
空気圧縮機20から送られてくる圧縮空気を、汲み揚げ
管10内の水等に混合しその平均比重を小さくすること
により汲み揚げ管10での液面高さを高くすることに加
えて、真空ポンプ13により減圧状態にされた真空室1
1に、汲み揚げ管10の上部側と下部側との気圧差を利
用して上記水等を吸い上げるようになっているため、揚
水の上限を高くできる。また、汲み揚げる固形物の大き
さを大きくできる等の揚水能力を大幅に向上することが
できる。また、従来例のように頂点装置内に弁部材を配
設する必要がなく、構造が簡単化し、安価になる。さら
に、配管12にミストセパレーター14を設けているた
め、真空ポンプ13内に空気以外の不純物が侵入しその
不純物の侵入により真空ポンプ13が損傷されるという
事態を回避することができる。
【0015】なお、上記の装置において、真空ポンプ1
3だけを作動させた場合と空気圧縮機20だけを作動さ
せた場合の上昇高さは、ともに略800mmであった。ま
た、上記実施例では気体として、空気を用いているが、
これに限定するものではなく、揚水される液体の種類に
よっては、不活性ガス等を用いてもよい。
【0016】図2は本発明の他の実施例に用いる液体の
汲み揚げ装置を示している。図において、21は回収槽
であり、真空室11の底部から直線状に垂設された排出
管22の下端側に配設されている。23はその回収槽2
1内の上部側に設けられたオーバーフローであり、回収
槽21内の液体が一定高さ以上になるとそれを外部に排
出する。上記回収槽21は、真空ポンプ13の揚水能力
高さよりも高いその長さ分だけ、真空室11の下方に位
置するように配設されている。このため、真空室11内
の減圧によって、汲み揚げ管10内の一定高さまで液体
等が揚水されると同時に、排出管22内にも、回収槽2
1内の液体等が揚水されるが、この回収槽21の配設位
置から真空室11までの高さが真空ポンプ13の揚水能
力高さよりも高いため、真空室11まで到達することは
ない。したがって、この真空ポンプ13の作動に加え
て、気泡ポンプを作動させることにより、液体等を真空
室11内に汲み揚げ、これを排出管22を介して回収槽
21内に排出することができる。その他の部分について
は、上記実施例と同様である。また、その他の作用効果
についても同様である。
【0017】図3は本発明のさらに他の実施例に用いる
液体の汲み揚げ装置を示している。この装置は図1に示
す装置において、真空ポンプ13および空気圧縮機20
のうちのどちらか一方のものを用いず,他方のものにそ
の両方の機能を持たせたものである。すなわち、上記他
方のものを真空ポンプ13とすると、この真空ポンプ1
3の吸込口を、上記実施例と同様、配管12に接続する
とともに、その吐出口を空気用配管19に接続してい
る。このため、真空室11内から吸引した空気をそのま
ま空気室18内に送り込んで循環させることができるよ
うになっている。これにより、真空気泡ポンプのコスト
を低減できる。
【0018】図4は本発明のさらに他の実施例に用いる
液体の汲み揚げ装置を示している。この装置は、真空室
11aの減圧手段として真空ポンプを用いるのではな
く、ジェットエジェクター26を用いている。すなわ
ち、図において、27は壁面28を境界として真空室1
1aと一体的に形成されたジェット水回収槽であり、そ
の上部側空間に真空室11aの上部側から延びるジェッ
ト水回収用配管29が突出している。このジェット水回
収用配管29は真空室11a側が大径に形成されてい
る。30はジェット水回収槽27の天井部に設けられた
空気抜き部であり、31はジェット水回収槽23内のジ
ェット水を一定レベルに維持するためのオーバーフロー
管である。32はジェット水回収槽27の底部から延び
るジェット水循環用配管であり、他端がジェット水噴射
用のジェットエジェクター26に接続されている。この
ジェットエジェクター26からはジェット水吐出用配管
33が延設され、その先端部33aが真空室11a内に
延びている。この先端部33aは、ジェット水回収用配
管29の開口に所定間隔を保って相対峙する位置に位置
決めされており、そのため、ジェットエジェクター26
を作動させると、ジェット水回収槽27,ジェット水循
環用配管32,ジェットエジェクター26,ジェット水
吐出用配管33,ジェット水回収用配管29で形成され
る循環路にジェット水が勢いよく循環し、ジェット水流
が露呈している真空室11a内においては、真空室11
a内の空気がジェット水に巻き込まれてジェット水回収
槽27側に吸引される。その結果、真空室11a内が減
圧され、汲み揚げ管10の下部側から液体等を吸い揚
げ、この液体等を排出管15aから排出する。この際、
ジェット水回収槽27内に運ばれた空気は空気抜き部3
0からジェット水回収槽27の外部へ排出され、ジェッ
ト水回収槽27内の液体量が一定量を越えるとオーバー
フロー管31から外部へ排出される。その他の部分につ
いては図1の実施例と同様である。このように構成する
ことにより、真空室11a内の真空度を、さらに高度に
することができ揚水能力をさらに向上できる。また、ジ
ェット水流が、下方から上方に向かうのではなく、水平
方向に向かうため、動力が少なくてすむ。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明の液体の汲み揚げ
装置によれば、従来例にように頂点装置内に弁部材を配
設する必要がなく、構造が簡単化するうえ、安価にな
る。また、本発明の方法によれば、上記のような安価
で、構造が簡単な装置により大幅に揚水能力を向上させ
ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す要部断面図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例を示す要部断面図で
ある。
【図4】本発明のさらに他の実施例を示す要部断面図で
ある。
【符号の説明】
10 汲み揚げ管 11 真空室 13 真空ポンプ 15 排出管 20 空気圧縮機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液中より液面上に突き出した汲み揚げ管
    の上端吐出口を、真空室内に導入してこの真空室の底面
    よりも上方に位置決めし、この真空室内を減圧手段で減
    圧することにより、大気圧との差圧による液柱を汲み揚
    げ管内に作り、この液柱の下端側に気体を送り込んで、
    この液柱を気液混合状態にし全体比重を軽減することに
    よって、継続的な上昇流を形成して真空室内に汲み揚
    げ、上記真空室の底面に、この真空室内に汲み揚げられ
    た液体を流下させて外部に排出する排出管の上端流入口
    を開口させるとともに、他端吐出口を下向きに延ばした
    ことを特徴とする液体の汲み揚げ方法。
  2. 【請求項2】 液面上方から液体内に向けて汲み揚げ管
    を配設し、圧縮気体供給手段を用いて、上記汲み揚げ管
    の下端側に気体を送り込むことにより液体を汲み揚げる
    装置であって、上記汲み揚げ管の上端吐出口を密封状の
    真空室内に導入してこの真空室の底面よりも上方に位置
    決めし、上記真空室の天井部側に、この真空室内を減圧
    する減圧手段を接続するとともに、上記真空室の底面
    に、この真空室内に汲み揚げられた液体を流下させて外
    部に排出する排出管の上端流入口を開口させるととも
    に、他端吐出口を下向きに延ばしたことを特徴とする液
    体の汲み揚げ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006307490A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Hokuriyou Denko Kk 陸上設置型取水装置

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JPS62195498A (ja) * 1986-01-28 1987-08-28 レイモンド アンソニ− ブレツクナ− 液体汲み上げ方法及び装置

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JP4565280B2 (ja) * 2005-04-27 2010-10-20 北菱電興株式会社 陸上設置型取水装置

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