JPH06177627A - Tv帯受信アンテナ装置 - Google Patents

Tv帯受信アンテナ装置

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JPH06177627A
JPH06177627A JP35257092A JP35257092A JPH06177627A JP H06177627 A JPH06177627 A JP H06177627A JP 35257092 A JP35257092 A JP 35257092A JP 35257092 A JP35257092 A JP 35257092A JP H06177627 A JPH06177627 A JP H06177627A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
maximum value
antenna
signal
phase
Prior art date
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Pending
Application number
JP35257092A
Other languages
English (en)
Inventor
Harunori Murakami
治憲 村上
Hidetoshi Oka
秀俊 岡
Koji Matsuda
幸二 松田
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2本のアンテナを自動車等移動体の後部窓ガ
ラス上に配設し、これらのアンテナで受信した受信信号
の位相を所定の方法で変化させ合成することによって良
好な受信性能を有するTV帯受信アンテナ装置を提供す
ること。 【構成】 2本のアンテナからの受信信号の位相をTV
映像信号のブランキング期間内に多段階に変化する制御
信号によって位相シフトして合成し、合成信号のうちT
V受像機へのアンテナ出力として最大になる映像信号レ
ベルを検出・記憶しながら前記制御信号を掃引し、記憶
した最大レベルに対応する制御電圧をセットしてアンテ
ナ最大出力を得ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車等移動体の窓
ガラスに配設されるTV帯受信アンテナ装置の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車等移動体におけるTV受信を指向
性の異なる4本のアンテナを設け、これらのアンテナの
中で最良の受信レベルを与えるアンテナをダイバーシテ
ィ回路を用いて選択する技術が実開昭63−12930
7号公報で開示されている。
【0003】図7はこのような4本のアンテナ線を後部
窓ガラス上に配設した従来のTV帯受信アンテナ装置の
構成図である。
【0004】自動車等移動体の後部窓ガラス100の4
隅には、指向特性の異なるTV用の4本のアンテナ素子
101〜104が配設されている。これらの各アンテナ
素子101〜104の給電点105〜108には、それ
ぞれ給電線109〜112が接続されている。
【0005】さらに、給電線109〜112はダイバー
シティ回路113に接続されており、アンテナ素子10
1〜104で受信された電波は給電線109〜112を
介してダイバーシティ回路113に伝播される。
【0006】ダイバーシティ回路113では、ブランキ
ング期間を利用して4本のアンテナ素子101〜104
を切り換え、TV受信機の映像出力を比較して最大とな
るアンテナを選択し、次のブランキング期間までその位
置を保持する動作を行ない、これによって安定した受信
を可能にする。
【0007】なお、114は後部窓ガラスの中央に配設
した防曇用ヒータ線である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のTV帯受信アンテナ装置には次に述べるような問題が
ある。
【0009】ダイバーシティ受信においては、通常4
本のTVアンテナを異なる位置に付設して使用するの
で、各アンテナに対応する4本の給電線を配設する必要
があり、どうしてもコスト高となる。
【0010】ダイバーシティ受信用の4本の異なる指
向特性を有するアンテナを作成する必要があることから
どうしてもコスト高となる。
【0011】本発明は上記課題を解決するためなされた
もので、その目的は 2本のアンテナを自動車等移動体
の後部窓ガラス上に配設し、これらのアンテナで受信し
た電波の位相を所定の方法で変化させ合成することによ
って良好な受信性能を有するTV帯受信アンテナ装置を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係るTV帯受信アンテナ装置は、自動車等移動
体の後部窓ガラスに設けた2本のアンテナと、これらの
アンテナからの受信信号の位相を多段階に変化する制御
信号によってシフトさせる少なくとも1つの移相回路
と、この移相回路からの位相シフトされた受信信号を合
成する合成回路と、この合成回路からの合成された受信
信号の最大値を前記制御信号に従って検出しTV受像機
に出力する最大値回路と、この最大値回路からの受信信
号に基づいて得られた前記TV受像機からの映像信号の
レベルを検出し記憶し、さらに前記移相回路および前記
最大値回路に制御信号を供給するとともに、前記最大値
回路からの前記受信信号の最大値に対応するレベル信号
を前記最大値回路に供給して前記制御信号をセットする
レベル検出回路とを具備することを特徴とする。
【0013】
【作用】移相回路において2本のアンテナからの受信信
号の位相をレベル検出回路からの多段階に変化する制御
信号に基づいてシフトさせ、合成回路において合成した
後、最大値回路で最大受信信号を検出し、この信号(電
圧)をTV受像機へ送る。
【0014】前記最大値回路からのアンテナ出力に基づ
いて得られたTV受像機の映像出力のレベルはレベル検
出回路に記憶され、そのうちの最大レベル信号が最大値
回路に供給される。これにより制御信号がセットされ、
最大値の検出が行われる。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明する。図1は本発明に係るTV帯受信アンテナ装置の
概要を示す説明図、図2は本実施例の動作を示すタイミ
ング図、図3は本実施例のブロック構成図である。
【0016】TV帯受信アンテナ装置1は、自動車等移
動体の後部窓ガラス2のほぼ中央に配設された複数本の
加熱用導電線3、受信用アンテナ4を備える。
【0017】加熱用導電線3は窓ガラス2の左右のエッ
ジに沿ってそれぞれ配設された母線3L,3R1,3R
2で全体としてコ字状に付設する。上記各導電線3は銀
ペーストを印刷し、それを乾燥・焼成して形成する。
【0018】なお、加熱用導電線3は上記のように上下
に分割したタイプでなく、非分割タイプとしてもよい。
【0019】受信用アンテナ4はTV用アンテナであっ
て、加熱用導電線3の上側に設ける。この受信用アンテ
ナ4は水平方向に延びるアンテナ素子4a,4bと垂直
方向に延びるアンテナ素子4cを備え、アンテナ素子4
aからなるアンテナAとアンテナ素子4b,4cからな
るアンテナBを構成する。
【0020】アンテナ素子4a,4bは互いに近接して
平行に延び、その一端は連結線4dで連結され、他端は
給電点5,6を備える。したがって、給電点5,6は互
いに近接して配設されることになる。
【0021】このときのアンテナ素子4aの長さは45
0mm、アンテナ素子4bの長さは400mm、アンテ
ナ素子4aと4bの間隔は20mm、アンテナ素子4b
と加熱用導電線3の間隔は30mmである。
【0022】垂直方向に延びるアンテナ素子4cは窓ガ
ラス2の左側のエッジに沿って下方へ延び、導電線3を
上下方向に短絡する母線3Lと高周波的に結合させ、導
電線3から誘導される受信電力を有効にアンテナ4へ供
給できるようにする。
【0023】このときのアンテナ素子4cの垂直部分の
長さは260mm、母線3Lとの間隔は5mm、母線3
Lと重なる部分の長さは230mmである。また、母線
3Lとガラスエッジとの間隔は25mmである。
【0024】なお、高周波コイルL1,L2およびコン
デンサC1を介挿し、加熱用導電線3からの誘導電力を
有効に利用できるようにするとともに、電源ラインから
のノイズの混入を防止するようにしている。
【0025】また、受信用アンテナ4(アンテナAおよ
びアンテナB)を給電点5,6を介して制御回路7に接
続し、さらにこの制御回路7からアンテナフィーダ8を
介してTV受像機9に接続する。そして、TV受像機9
から制御回路7を制御する制御信号を送出する。
【0026】ところで、TV受像機の垂直偏向回路で
は、映像信号から分離した垂直同期信号に同期した垂直
偏向用ののこぎり波を発生させ、偏向コイルに加え、受
像管の電子ビームを偏向させている。
【0027】こののこぎり波はテレビ垂直同期信号のブ
ランキング期間毎にその期間内で直線的に変化すること
に着目し、本発明においては、こののこぎり波を多段階
に変化する制御電圧として用いることにした。
【0028】図2に示すように、こののこぎり波の直線
的な電圧変化に応じて映像信号のキャリアレベルは変化
することから、TV受像機からのキャリアレベルの一番
高い電圧値をレベル検出回路に予め検出記憶しておき、
掃引後その電圧値に対応する制御電圧をセットすること
で良好なアンテナ出力を得るようにする。このようにし
て得た一番良い状態の一画面づつをTV受像機で受信す
る動作を繰り返す。
【0029】上記実施例の動作を図3を参照して詳述す
る。TV受像機9からの映像出力をレベル検出回路10
に入力し、さらにこのレベル検出回路10から制御信号
を移相回路(または共振回路)11,12へ入力する。
アンテナ4からの受信信号は、移相回路11,12へ送
られ、ここでTV受像機9の映像信号に基づいて多段階
に変化する上記制御信号に従って位相がシフトする。
【0030】位相をシフトした受信信号は、位相合成回
路13において位相合成し、アンテナ出力13aとして
最大値回路14に送る。
【0031】最大値回路14では制御信号10aおよび
レベル検出回路10に記憶しているアンテナ出力レベル
の一番高い電圧(信号)10bに従って前記アンテナ出
力13aを掃引して最大値を求めこれをアンテナ出力1
4aとしてTV受像機9へ送る。
【0032】この最大値は、最大値回路14からのアン
テナ出力14aを受けたTV受像機9の映像信号の映像
キャリアレベルをレベル検出回路10で検出し、その最
大値を記憶しておき、制御信号の1ブランキング期間終
了後、アンテナ出力レベルの一番高い電圧(信号)10
bとして最大値回路14へ供給し、制御電圧をセットす
ることにより得られる。
【0033】すなわち、レベル検出回路10はTV受像
機9から映像信号を供給され、そのうち最大のアンテナ
出力レベルに対応する映像キャリアレベルを1ブランキ
ング期間終了毎、最大値回路14へ供給する。
【0034】なお、レベル検出回路10の動作タイミン
グは、TV受像機9からの垂直同期パルスに従ってタイ
ミング制御回路15により規制される。
【0035】図4はアンテナAの182MHzにおける
指向特性図、図5はアンテナBの182MHzにおける
指向特性図、図6はアンテナAおよびアンテナBを合成
した本実施例の182MHzにおける指向特性図であ
る。
【0036】なお、図6において、(a)、(b)およ
び(c)は、それぞれ制御電圧が0ボルト、6ボルト、
13ボルトにおける指向特性を示す。
【0037】図4、図5および図6の対比から本発明に
よれば、指向特性は著しく改善され、レベル低下を相互
に補うことができ多数のアンテナによるダイバーシティ
受信と同様の効果を得ることができ、実用に十分な利得
が得られることがわかる。
【0038】なお、使用するアンテナ素子数を増やして
も移相回路を付加し合成した受信信号を引き出すように
すれば1本のアンテナフィーダでよいことは勿論であ
る。また、使用するアンテナ素子数を増やせば、合成さ
れた受信状態の変化を大きくすることができさらに本発
明の効果を高めることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るTV帯
受信アンテナ装置によれば、次のような効果を奏する。
【0040】2つの受信信号の位相をTV映像の垂直
同期信号のブランキング期間内に多段階に変化する制御
電圧により位相シフトし、これらの位相シフトした信号
を合成し、合成信号のうちTV受像機へのアンテナ出力
として最大となる映像信号レベルを検出記憶しながら前
記制御電圧を掃引し、記憶した最大レベルに対応する制
御電圧をセットしてアンテナ最大出力を得られるように
構成することによって、アンテナ特性を無段階に変化さ
せることができ、従って2本のアンテナで最良の受信状
態を選択することができ、受信性能を向上することがで
きるとともにアンテナ付設の省スペース化を図ることが
できる。
【0041】アンテナフィーダ線が1本であり、受信
アンテナを構成するアンテナパターンが少ないので、設
計が簡単になり、廉価な装置を提供できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るTV帯受信アンテナ装置の概要を
示す説明図
【図2】実施例の動作を示すタイミング図
【図3】実施例のブロック構成図
【図4】アンテナ素子4a(アンテナA)の182MH
zにおける指向特性図
【図5】アンテナ素子4b,4c(アンテナB)の18
2MHzにおける指向特性図
【図6】アンテナAおよびアンテナBを合成したときの
182MHzにおける指向特性図
【図7】従来のTV帯受信アンテナ装置の構成図
【符号の説明】
1…TV帯受信アンテナ装置、2…後部窓ガラス、3…
加熱用導電線、3L1,3L2,3R…母線、4…受信
用アンテナ、4a〜4d…アンテナ素子、5,6…給電
点、7…制御回路、8…アンテナフィーダ、9…TV受
像機、10…レベル検出回路、11,12…移相回路、
13…位相合成回路、14…最大値回路、15…タイミ
ング制御回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車等移動体の窓ガラスに設けた複数
    本のアンテナと、これらのアンテナに対応して設けら
    れ、多段階に変化する制御信号によって受信信号の位相
    を多段階にシフトさせる少なくとも1つの移相回路と、
    この移相回路からの位相シフトされた受信信号を合成す
    る合成回路と、この合成回路からの合成された受信信号
    の最大値を前記制御信号により検出してTV受像機に出
    力する最大値回路と、この最大値回路からの受信信号に
    基づいて得られた前記TV受像機の映像信号レベルを検
    出・記憶し、前記移相回路および前記最大値回路にTV
    映像のブランキング期間内に多段階に変化する制御信号
    を供給するとともに、制御電圧のブランキング期間内で
    の掃引後、前記記憶したレベル信号の最大値に対応する
    制御信号を前記移相回路および前記最大値回路に供給し
    て前記制御電圧をセットするレベル検出回路とを具備す
    ることを特徴とするTV帯受信アンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記アンテナの本数は2本である請求項
    1記載のTV帯受信アンテナ装置。
JP35257092A 1992-12-10 1992-12-10 Tv帯受信アンテナ装置 Pending JPH06177627A (ja)

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JP35257092A JPH06177627A (ja) 1992-12-10 1992-12-10 Tv帯受信アンテナ装置

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JP (1) JPH06177627A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11195447B2 (en) 2018-09-03 2021-12-07 Samsung Display Co., Ltd. Display device and driving method thereof

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11195447B2 (en) 2018-09-03 2021-12-07 Samsung Display Co., Ltd. Display device and driving method thereof

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010907