JPH0617712B2 - 歯車保持装置および該装置を用いた歯車伝導装置 - Google Patents

歯車保持装置および該装置を用いた歯車伝導装置

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JPH0617712B2
JPH0617712B2 JP4911083A JP4911083A JPH0617712B2 JP H0617712 B2 JPH0617712 B2 JP H0617712B2 JP 4911083 A JP4911083 A JP 4911083A JP 4911083 A JP4911083 A JP 4911083A JP H0617712 B2 JPH0617712 B2 JP H0617712B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は歯車保持装置、特に、複数本のほぼ等しい中間
軸と、少なくとも一対の軸方向に密接に接近して位置す
る放射方向の浮動型主軸歯車とを有する伝導装置用主軸
歯車保持装置およびこれを用いた歯車伝導装置に関す
る。
[従来の技術] 従来、対をなして軸方向に接近して位置し、放射方向に
浮動する主軸歯車用の歯車保持装置は、よく知られてい
る。その従来の装置は、例えば特許出願公告昭和44年
第5012号に示されるように、一方向への歯車の軸方
向の動きを防ぐために、2個の接近して位置する歯車の
うちの1方に関連した保持装置が普通利用され、その歯
車の他方向への動きは他方の歯車とそれに関連する保持
装置とにより防止され、又その逆も行われる。それらの
歯車の1方を移動させようとする力が他方の歯車とそれ
に関連した保持装置とにより反作用される時、その力は
異なる速度で回転する保持装置の表面を横切らなければ
ならない。そして、これは保持装置を摩耗させたり、破
壊させたりしてしまう。
対をなして密接に接近して位置し、放射方向へ浮動する
主軸歯車のための改良型歯車保持装置は、本発明の譲渡
人に譲渡されている米国特許第4,034,620号に示されて
いる。ここに示されている改良型の歯車保持装置は次の
ような構造体を利用している。即ち、接近して位置する
主軸歯車の1方を他方の主軸歯車に対して相対的に移動
させようとする軸方向の力は、同速で、即ち、主軸にク
ラッチ結合した主軸歯車の速度で回転する反動面を横切
らなければならない。それは反動表面の摩耗と破壊を最
少限にするので、この構造体は非常に望ましいけれど
も、スラスト部材を製造するには、幾分複雑で高価な設
計となり、更に2個の接近して位置する主軸歯車の組み
合わせはあとで分解を困難にしたり、分解不可能にした
りするので、この構造体は完全に満足なものではなかっ
た [発明が解決しようとする課題] そこで、本発明によれば、対をなして非常に接近して位
置する浮動型主軸歯車のための改良型歯車保持装置が提
供され、これは、クラッチ結合した主軸歯車を軸方向へ
移動させようとする力を、同一速度、即ち主軸とそれに
かみ合った歯車との速度で回転する表面を介して、主軸
に対して反作用させる。この改良型歯車保持装置は、製
造が比較的簡単で安価な部材を使用しその取りかえも大
変容易で、主軸と主軸歯車との組立体の組立と分解も比
較的容易である。
前述のことは、スラスト部材を主軸に軸方向に固定し、
それを、主軸と共に回転させるようにすることにより達
成され、そのスラスト部材は、クラッチ結合した歯車に
作用する軸方向の力を主軸へ移動させ、その時密接に接
近して位置する主軸歯車対のクラッチ結合していない歯
車と共に回転する表面には、大きな軸方向の負荷はかか
らない。更に、その歯車保持装置は、主軸に対して主軸
歯車の相対的な放射方向の浮動を可能とし、又、主軸歯
車を主軸に組立てたり、そこから分解するのも容易にで
きる。
従って、本発明の目的は、複数本のほぼ等しい中間軸組
立体と浮動型主軸歯車とを有する伝導装置に用いられる
ごく接近して位置する前記主軸歯車のための改良型歯車
保持装置を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、保持装置が主軸歯車の主軸
への組立とその分解とを比較的容易にするような、複数
本のほぼ等しい中間軸を有する伝導装置に用いられる、
接近して位置する浮動型主軸歯車のための改良型歯車保
持装置を提供することである。
本発明のこれらの目的及び他の目的及び効果は、添付図
面に関連して説明されている以降の説明から明らかとな
るであろう。
以降の説明で便宜上、或る用語を参考として使用してい
るが、それに限定されるものではない。
「上方へ」,「下方へ」,「右方へ」および「左方へ」
という言葉は図面での方向を示す。それらの用語は、前
述の用語や、その脈生語や、同様の意味をもつ語を包含
する。
「単一型伝導装置」という用語は、操作者が複数個の単
一歯車型減速装置の1つを選択するような、速度変換伝
導装置を指すために使用される。「複合型伝導装置」と
いう用語は、主伝導部分と、補助伝導部分とを有し、そ
の主伝導部分の選択された歯車型減速装置と、前記補助
伝導部分にあるもう1つの選択された歯車型減速装置と
を複合させたような伝導装置を指すために使用される。
[課題を解決するための手段] 本発明の歯車保持装置は、 第1主軸歯車が、第2主軸歯車に向き合う放射方向に延
びる第1スラスト面と、第1内径面とにより第1ポケッ
トを形成し、 第2主軸歯車が、第1主軸歯車と向き合う放射方向に延
びる第2スラスト面と、第2内径面とにより第2ポケッ
トを形成する、 型式の伝導装置に用いられるものであって、 保持装置の全体が、第1ポケットと第2ポケットとによ
り形成された環状空間に配置され、両主軸歯車のうちク
ラッチ結合している歯車にかかる軸方向の力を主軸の所
で、同一回転速度で回転するスラスト面を介して、クラ
ッチ結合していない主軸歯車へ向かって、またはその歯
車から離反する方向へ主軸に対して反作用させるように
なっており、 主軸とともに回転し、第1スラスト面に向き合ってそれ
と軸方向へ接触する放射方向へ延びる第3スラスト面を
形成するほぼ円盤形の第1スラスト座金と、 主軸とともに回転し、前記第2スラスト面と向き合って
それと接触する放射方向に延びる第4スラスト面を形成
するほぼ円盤形の第2スラスト座金と、 第1主軸歯車へ向かって少なくとも軸方向へ主軸に対し
て第1スラスト座金を軸方向に固定する装置と、 第2主軸歯車へ向かって少なくとも軸方向へ主軸に対し
て第2スラスト座金を軸方向へ固定する装置と、 第1スラスト座金と第2スラスト座金との間に介在し、
第1主軸歯車と第2主軸歯車とが軸方向へ接触するのを
防ぐのに十分な軸方向の間隔をおいた状態にスラスト座
金の第3と第4のスラスト面を保持するスペーサー装置
と、 第1内径面(74)に組立て、分解可能で、第3スラスト面
とは反対側の第1スラスト座金面と接触して、第1主軸
歯車が第2主軸歯車から離反する方向の軸方向の動きを
制限する装置と、 第2内径面に組立て、分解可能で、第4スラスト面と反
対側の第2スラスト座金のスラスト面と接触して、第2
主軸歯車が第1主軸歯車から離反する方向の軸方向の動
きを制限する装置と、 を有している。
[実施例] ここで第1図を参照すれば、浮動主軸と、浮動主軸歯車
と、2つの事実上同じ中間軸組立体とを有する2本の中
間軸型伝導装置10が示されている。この特殊な型の伝
導装置10は本発明の周囲条件を与えるためだけに示さ
れている。この伝導装置の詳細については参考として取
りあげた米国特許第3,105,395号、3,237,472号、3,238,
613号、4,034,620号に示されている。なかでも米国特許
第3,237,472号には、本文に示すものと事実上同じ伝導
装置が示されている。米国特許第3,238,613号には、補
助伝導部分と組合わせて使用される複合型伝導装置の主
伝導部分としての伝導装置を示している。
伝導装置10は、ハウジング(図示せず)と、軸受14
によって支持された入力軸12と、その入力軸により駆
動される入力歯車16と、一対の事実上等しい中間軸組
立体18,18Aと浮動主軸組立体20とを有する。
中間軸組立体18は、中間軸22を有しその右端と左端
は軸受24,26により回転自在に支持される。それら
の軸受は中間軸に対して自由に回転し、従来周知のよう
に、伝導装置のハウジングに対して、その軸方向と放射
方向の相対的動きはできない。中間軸組立体18Aは、
同様に、軸受24A,26Aにより支持された中間軸2
2Aを有する。それらの各中間軸は、複数個の同一寸法
及び同一機能をもつ歯車の1つを備える。これらの歯車
はそれぞれ中間軸とともに回転するように固定される。
歯車28,28Aは入力歯車16とかみ合い、それによ
って、中間軸は同一速度で回転する。歯車対30−30
A,32−32A,34−34A,36−36Aは前進
比歯車であり、歯車対38−38Aは、逆進比歯車であ
る。
浮動主軸組立体20は、主軸40を有し、その主軸の外
側スプライン42(第3〜5図)はその軸の実質上全長
にわたって延びる。軸40の右端は出力軸であり、その
伝導装置10が複合式伝導装置の主部分である場合、補
助伝導部分への入力部となる。軸40の左端は、何らか
の方法で回転及び放射方向の動きをするように支持され
る。主軸の装着装置の他の詳細については、米国特許第
3,105,395号、3,237,472号、3,238,613号及び/又は3,5
00,695号に示されている。
5個の主軸駆動歯車44,46,48,50,52が主
軸40を取り巻いている。隣接する主軸歯車44,46
と48,50は一緒に接近して位置し、その伝導装置の
長さを短くしている。入力歯車16と主軸歯車は、内側
スプラインにより主軸に摺動自在に接続する確実なクラ
ッチ54,56,58によって、一度に一個、主軸40
に選択的にクラッチ結合する。各クラッチはジョー、即
ち外側スプラインを有し、その外側スプラインは、歯車
44,46,48,50,52により形成されるスプラ
イン44A,46A,48A,50A,52A(不図
示)のようなジョー、即ち内側スプラインとかみ合う。
摺動クラッチは一度に一個、その一部しか示されていな
い変換フォーク60,52,64と結合するように、
又、それからはずれるように移動する。その変換フォー
クの構造及び操作方法は従来よく知られている。主軸歯
車44は常時、歯車対30−30Aとかみ合い、主軸歯
車46は歯車対32−32Aと常時かみ合い、主軸歯車
48は歯車対34−34Aと常時かみ合い、主軸歯車5
0は歯車対36−36Aと常時かみ合う。主軸歯車52
は一対の遊び歯車(図示せず)と常時、かみ合いその遊
び歯車は順次、周知のように、逆進速度操作様式にする
ように中間軸歯車対38−38Aと常時、かみ合う。主
軸駆動歯車は、主軸40を取り囲むけれども、そこに放
射方向に支持されない。各対の歯車はそれが噛み合う対
をなす中間軸歯車(又は遊び歯車)により放射方向に支
持される。即ち主軸の駆動歯車の各々は、主軸に対して
放射方向に浮動する。主軸及び/又はその歯車を浮動さ
せるという特徴は、中間軸の歯車間の殆んど等しいトル
クスプリットを提供する。周知のこの特徴は、多数の事
実上等しい中間軸伝導装置の耐摩耗性寿命を大きく改善
する。
主軸駆動歯車44,46,48,50,52は、主軸に
クラッチ結合し、負荷がかかる時、主軸の軸線方向に沿
って作用する実質的な力によりしばしば作用される。こ
の軸方向の力の原因、即ち正確な理由は、完全には理解
されておらず、その軸線に沿った力の方向に完全には予
期できない。その力はしばしば歯車及びそのクラッチの
かみ合いスプライン間に現れる。その力がスプライン間
に現れる時、それらはしばしば歯車のスプラインからク
ラッチをはずす方向へ作用する。しかしながらその力は
クラッチを歯車スプラインに更にかみ合わせる方向へ作
用する時もある。そのような力が現れる場所に拘わず、
その力は主軸の軸線に沿って軸方向へ歯車を移動させる
ので、歯車保持装置は前記力に反動してそのような動き
を防ぐために必要である。しかしながら、その力が、異
なる速度で回転する歯車表面及び保持装置表面によって
反動される場合、その力はそれらの表面を摩耗させ、時
としてその表面は早期に破壊させる。
第1図に示す5つの前進速度と1つの逆進速度をもつ型
の伝導装置の変換様式が第2図に概略的に示されてい
る。
伝導装置の長さを短縮させるために2個の主軸歯車を接
近して位置づけ、中間軸歯車対のトルクスプリットを等
しくするために主軸を浮動させるという特徴は、これま
で、伝導装置の技術分野ですぐれた進歩として認識され
てきた。しかしながら、これらの特徴は同時に、密接に
接近し放射方向へ浮動する主軸歯車の軸方向の動きを防
ぐための丈夫な歯車保持装置の設計を複雑化する。なぜ
なら、その歯車保持装置は、比較的小さなスペースに閉
じ込められ、時として、その歯車を軸方向へ移動させる
ように働く比較的強い軸方向の力に対して反作用せねば
ならないからである。従来の歯車保持装置の或るもの
は、違った速度で回転する表面に作用する強い応力によ
り摩耗,過熱,及び早期破壊の問題があった。前述の米
国特許第4,034,620号に図示かつ説明している歯車保持
装置の構造体は、比較的強い力に反作用する全ての表面
が同一速度で回転するか、同一速度で回転しようとする
ので、早期破壊の問題を実質的に解決している。しかし
ながら、その構造体は比較的複雑な保持装置の構成部材
を有するので、それを一旦、組立てると、軸方向に接近
して位置する主軸対の分解は困難もしくは不可能とな
る。従って、そのような構造体を使用する場合、1個の
歯車が破壊すると、両方の歯車を取りかえることが必要
となる。
ここで、第3図を参照すれば、主軸組立体20が詳しく
示されている。その図示を簡単化するために、第3図に
は主軸歯車52と、摺動クラッチ54,56,58は示
されていない。図示のように、主軸40はほぼその全長
にわたって延びる外側スプライン42を有する。主軸ス
プライン42は、勿論、主軸40を取巻く主軸歯車4
4,46,48,50,52により形成される内側スプ
ライン44A,46A,48A,50A,52Aに実質
上、平行である。主軸歯車44,46と主軸歯車48,
50は各々一対の軸方向に接近して位置し、放射方向へ
浮動する主軸歯車で成る。歯車保持装置66は接近して
位置する対をなした主軸歯車44,46を主軸40に対
して軸方向に保持する。歯車保持装置68は接近して位
置する対をなした主軸歯車48,50を主軸40に対し
て軸方向に保持する。歯車保持装置66,68は実質
上、等しく製造や在庫調べがやり易いように共通の部材
で形成するのが好ましい。
歯車44は、放射方向へ延びる面72と、内径面74と
により形成される右向きポケット70を備えている。主
軸歯車46は、放射方向へ延びる面78と内径面80と
により形成される左向きポケット76を備えている。
保持組立体66は、一般に、軸方向に向き合うポケット
70,76により形成される環状スペース内に受入れら
れる。その保持組立体66は、主軸40のスプライン4
2に形成された環状周囲溝84に受入れられた外側係止
リング82と、主軸スプライン42とかみ合う内側スプ
ライン88を有するスラスト座金86と、スペーサーリ
ング90と、主軸スプライン42とかみ合う内側スプラ
イン94を有するスラスト座金92と、スプライン42
に切欠された周囲溝98に配置された外側係止リング9
6とを有する。図示のように係止リング82は、スラス
ト座金86と、スペーサーリング90と、スラスト座金
92を主軸40に対し軸方向で左方向へ動かないように
保持し、係止リング96はスラスト座金92と、スペー
サーリング90と、スラスト座金86を主軸40に対し
て軸方向で左方向へ動かないように保持する。スペーサ
ーリング90は、図示のように、主軸に対して自由に回
転する。あるいは、主軸に対してスプライン結合するよ
うにしてもよい。
係止リング82と96は同じであり、スラスト座金86
と92も同じである。
保持装置66は又、歯車44の内径面74に形成された
溝102に保持された内側係止リング100と歯車46
の内径面80に形成された環状溝106に支持される内
側係止リング104とを有する。
スラスト座金86と92もまた、同じであって、その外
径は、内径面74,80の内径より小さいので、主軸4
0に対する歯車44,46の放射方向の動きが可能とな
る。スラスト座金86とスペーサーリング90と、スラ
スト座金92との軸方向の幅を合わせたもの108は、
歯車44の右方端面110から放射方向延び面72まで
の軸方向隔たりと、歯車46の左端面112から軸方向
延び面78までの軸方向隔たりとを合わせた幅より大き
い。従って歯車44と46の対向端面110と112は
当接せず、かくして、負荷のもとにお互いにちがった回
転速度で回転する時にも、摩耗することがない。
係止リング100の左端面114はそれが最も右側に位
置する時、スラスト座金86の軸方向の厚み118より
わずかに大きな距離116だけ、放射方向延び面72か
ら軸方向へ離れて位置する。係止リング104は、それ
が最も左側に位置する時、スラスト座金92の軸方向の
厚み122よりわずかに大きな距離120だけ、放射方
向延び面78から軸方向へ離れて位置する。例えば、そ
れらの距離116,120はそれぞれ厚み118,12
2より約0.127mm(約0.005インチ)だけ大きい。
歯車保持装置66の操作と、実質上それに等しい歯車保
持装置68の操作は次の例から明らかとなるであろう。
即ち、例示の目的で、歯車46が摺動クラッチ56の軸
方向で左方への動きにより主軸40にクラッチ結合して
いると仮定する。主軸歯車46が主軸40にそのように
クラッチで結合する時、主軸40と、主軸歯車46と、
ばねリング104と、スラスト座金92と、スペーサー
リング90と、スラスト座金86と、係止リング82は
負荷のかかった歯車46と同じ回転速度で回転するか、
回転しようとする。従ってそれらの部材は、主軸40と
スプライン結合している場合、及び/又は主軸と共に自
由に回転する場合、主軸40と共に回転すると考えるこ
とは理解される。クラッチ結合した歯車46を噛み合っ
ていない歯車44の方へ移動させるような軸方向の力が
作用する場合、即ち、歯車46に左方向への軸方向の力
が作用する場合、そのような軸方向への力は、次のよう
にして、主軸40に対して反作用を受ける。即ち、歯車
46の左向きの放射方向の面78はスラスト座金92の
右向き端面124に当接し、そのスラスト座金92左向
き端面126をスペーサーリング90の右向き端面12
8に当接させ、それによって、スペーサーリング90の
左向き端面130をスラスト座金86の右向き端面13
2に当接させ、その結果、スラスト座金86の左向き端
面134を係止リング82に当接させることにより、か
くして力は主軸40に直接反作用される。かくして、種
々の反作用表面、即ち第2スラスト面78−第4スラス
ト面124,第6スラスト面126−スペンサー右面1
28,スペンサー左面130−第3スラスト面132,
第5スラスト面134−係止リング82の右面136は
全部同一速度で回転するか、回転する傾向があり、かく
して歯車保持装置の種々の部材や歯車に対する摩耗を減
少させる。
軸方向で右方向への力を歯車46に作用させて、クラッ
チ結合した歯車46を、クラッチ結合していない歯車4
4から離そうとする場合、次のようにしてそのような反
動力が主軸40に作用する。即ち、内側係止リング10
4の右向き端面138がスラスト座金92の左向き端面
126に当接し、そのスラスト座金の右向き端面124
を係止リング96の左向き端面140に当接させ、かく
して、軸方向の力が直接、主軸40に反作用される。種
々の反作用面、即ち係止リング104の右面138−第
6スラスト面126と第4スラスト面124−係止リン
グ96の左面140は同一速度で回転するか、回転しよ
うとすることがわかり、その速度は主軸およびクラッチ
結合歯車の速度と同じである。歯車44が主軸40にク
ラッチ結合する時、歯車保持装置66は歯車44から軸
方向の力は同様に主軸40に反作用される。歯車保持装
置66と実質上等しい歯車保持装置68は歯車48又は
50のクラッチ結合した歯車からの軸方向の力を実質上
同じ方法で反作用させるので、これ以上説明はしない。
簡単にいって、歯車保持装置68はスプライン42に備
わっている環状溝144に配置された係止リング142
と、スプライン148の所で主軸40にスプライン結合
したスラスト座金146と、スペンサーリング150
と、スプライン154の所で主軸40にスプライン結合
したスラストリング152と、主軸スプライン42に備
わっている環状溝158に配置された係止リング156
とを有する。歯車保持装置68は又、歯車48に備わっ
ている環状溝162に支持された係止リング160と、
歯車50に備わっている環状溝166に配置された係止
リング164とを有する。
スペンサーリング90,150は、係止リング100,
104,160,164の内径よりも小さな外径168
を有する。スペーサー座金90,150の外径面と係止
リング100,104,160,164の内径面との間
の放射方向の間隙は、主軸に対して主軸歯車の放射方向
の動きを可能にするが、例えば、それが配置されている
溝から強い軸方向の力などによりとび出すことによる如
く、内側係止リングは不意にとび出すことが出来るほど
充分な大きさではない。
前述のように、この改良型歯車保持装置66,68の重
要な特徴は、その構成部材が比較的簡単なことである。
図示のように、係止リング82,142,156は標準
型外側係止リングであり、係止リング100,104,
160,164は標準型内側係止リングである。スラス
ト座金86,92,146,152は内側スプラインを
有する簡単な円盤形座金部材である。好ましい実施例に
おいて、伝導装置内の全てのスラスト座金は同じもので
ある。スペンサーリング90,150はスプライン結合
しても、しなくてもよい簡単な円盤形部材である。
本発明の改良型歯車保持装置のもう1つの重要な特徴
は、主軸組立体の組立と分解が容易なことである。密接
に接近して位置する主軸歯車44,46を主軸40の左
端から主軸40に組立てるのに係止リング96が溝98
に組立てられ、スラスト座金92が溝100に配置され
た係止リング104によって歯車46に前もって組立ら
れ、歯車46とスラスト座金92と係止リング104の
下組立体は、スラスト座金92が係止リング98に接触
するまで外側スプライン42上を右方へ摺動し、スペン
サーリング90は、それがスラスト座金92に接触する
まで主軸40上を右へ摺動し、スラスト座金86は溝1
02に配置された係止リング100によって歯車44に
組立てられ、歯車44とスラスト座金86と係止リング
100の下組立体は、スラスト座金86のスペーサー9
0に接触するまでスプライン42上をすべり、それから
係止リング82を溝84に組立て組立操作を完成する。
歯車対44,46を主軸から分解するためには、係止リ
ング82を溝84からはずし、主軸40上を左方へすべ
らせ、主軸歯車44とスラスト座金86と係止リング1
00の下組立体は主軸40から左方へすべらせ、スペー
サー座金90も主軸40から左方へすべらせ、主軸歯車
46とスラスト座金92と係止リング104との下組立
体も主軸から左方へすべらせ、それから係止リング96
を周囲溝98から取りはずすことができる。勿論、密接
に接近した対の主軸歯車44〜46と、主軸歯車48〜
50と主軸のいずれの端部からも組立て及び/又は分解
できる。さらに、手入れ等の目的のためには、各対の歯
車の1方だけを取りはずすだけでよい。
歯車44とスラスト座金86と内側係止リング100の
下組立体と、歯車46とスラスト座金92と内側係止リ
ング104の下組立体のどちらも、別個の前もって組立
てた下組立体と同様に、主軸組立体に組立てたり、そこ
から分解したりすることができることも明らかである。
本発明の第2の実施例が第4図に示されている。その第
4図において歯車保持装置の第2の実施例200は、密
接に近接して位置する主軸歯車44,46を主軸40に
対して軸方向に保持し、主軸歯車44,46を主軸40
に対して放射方向へ移動させ、主軸歯車44,46にか
かる軸方向の力を主軸40に反作用させるために利用さ
れる。歯車44,46は、歯車保持装置66に関連した
前述の歯車44,46と事質上同じである。歯車保持装
置200は主軸40のスプライン42に形成された溝8
4に配置された係止リング82と、スプライン204に
より主軸40にスプライン結合したスラスト座金202
と、スプライン208により主軸40にスプライン結合
したスラスト座金206と、主軸40のスプライン42
に形成された環状溝98に配置された係止リング96と
を有する。
歯車保持装置200はまた、歯車44のポケット内径表
面74に形成された環状溝102に配置された係止リン
グ100と、歯車46のポケット内径表面80に形成さ
れた環状溝106に配置された係止リング104とを有
する。係止リング100はスラスト座金202の放射方
向で外方を延びるフランジ部分210と接触し、係止リ
ング104はスラスト座金206の放射方向で外方を延
びるフランジ部分212と接触する。係止リング100
と104は主軸歯車44,46とスラスト座金202,
206との間で軸方向への制限された相対的な動きを可
能にし、そのような相対的な軸方向の動きは約0.005イ
ンチの範囲である。
この歯車保持装置200の操作は、前述の歯車保持装置
66,68の操作と同じである。簡単に言って、歯車4
6がそれとともに回転する主軸にクラッチ結合するとす
れば、その主軸歯車46にかかる左方への軸方向の力
は、次のようにして主軸40へ反作用する。即ち、歯車
46はスラスト座金206に当接し、そのスラスト座金
206はスラスト座金202に当接し、そのスラスト座
金202は係止リング82に当接し、この係止リング8
2は軸方向の力を直接主軸40へ働かせる。主軸歯車4
6が主軸40とクラッチ結合する時、主軸40と主軸歯
車46と、係止リング96と、スラスト座金206と、
スラスト座金202と、係止リング82とは全て同一回
転速度で回転するか、そのように回転しようとする。そ
の回転速度は主軸及び主軸歯車46の回転速度と同じで
ある。軸方向で右方向への力は次のようにして主軸歯車
46から主軸40に対して反作用される。即ち、主軸歯
車46は係止リング104に反作用し、この係止リング
104はスラスト座金206に反作用し、そのスラスト
座金206は係止リング96に反作用し、この係止リン
グ96は軸方向で右方への力を直接、主軸40に反作用
させる。主軸歯車46が主軸40にクラッチ結合する
時、主軸40と、主軸歯車46と、係止リング104
と、スラスト座金206と、係止リング96は全て、同
一回転速度、即ち、主軸及びクラッチ結合した主軸歯車
の回転速度で回転するか、回転しようとする。
主軸歯車44,46は、主軸に係止リング82または9
6を組立て、または分解する前に、またはそのあとに、
主軸歯車46とスラスト座金206と係止リング104
との下組立体と、主軸歯車44とスラスト座金202と
係止リング100との下組立体を主軸にまたはそこから
はずれるように単に摺動させることによって、主軸40
のいずれか1方の端部から主軸40へ迅速かつ容易に組
立て、又は分解され得る。歯車46と座金200は係止
リング104との下組立体と、歯車44と座金202と
係止リング104との下組立体のどちらも、前もって組
立てた下組立体として、主軸組立体20から独立して組
立て、分解できることに注意する。
本発明の第3の実施例が図5に示されている。この第5
図において、歯車保持装置300は密接に近接して位置
する主軸歯車44,46を主軸40に組立てるために使
用される。その歯車保持装置300は、係止リング8
2,96を用いず、スラスト座金302,304が第6
図に関連して説明するように、キー306により軸方向
に保持されることを除けば、その構造も機能も前述の歯
車保持装置66,68と同じである。簡単にいって、ス
ラスト座金302,304は内側スプライン307を有
し、そのために、それらの座金は、主軸40に沿ってそ
の主軸に形成された比較的広い周囲溝308まで摺動で
きる。その周囲溝308の幅は、内側スプライン307
の軸方向の長さよりわずかに長い。それからスラスト座
金は、1方のスプラインに等しい回転距離だけ、主軸4
0に対して周囲方向へ回転し、それによってスラスト座
金の内側スプライン歯は主軸の外側スプライン歯と並
ぶ。そのスラスト座金はそれからキー306を挿入する
ことによって主軸40に対して回転しないように係止さ
れる。溝308の肩部308Aは主軸40にスラスト座
金302,304を軸方向へ位置づけるようにスプライ
ン307と接触する。座金等をスプライン軸に軸方向に
保持するこの方法は従来よく知られており、前述の米国
特許第4,034,620号にも示されている。
本発明の好ましい実施例は例示の目的で示したものであ
る。従って、本発明の本旨と範囲から離れることなしに
部品を種々変形させることができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、近接する2つの主軸歯車
の対面するポケット内に係止リング、座金およびスペー
サーからなる歯車保持装置を収容し、その装置の構造を
限定することにより、両歯車間に間隙を保持するように
したので、摩耗による損傷のおそれがなく、かつ、構成
部品が簡単であり、また組立て、分解および取付け、取
り外しの容易な歯車保持装置ならびにそれを用いた歯車
伝導装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、5つの前進速度と1つの逆進速度と2本の中
間軸と、浮動主軸歯車とを有する高速歯車伝導装置、即
ち主伝導部分の概略図、 第2図は第1図の伝導部分の伝導変換様式の概略図、 第3図は第1図の伝導部分の主組立体の部分断面図であ
って、本発明の歯車保持装置の一実施例を示す部分断面
図、 第4図および第5図は、本発明のそれぞれ第2、および
第3の実施例を示す部分断面図、 第6図は第5図の実施例の一部の展開斜視図である。 10……高速歯車伝導装置 12……入力軸 14,24,24A,26,26A……軸受 16……入力歯車 18……中間軸組立体 20……主軸組立体 22,22A……中間軸 28,28A,30,30A,32,32A,34,3
4A,36,36A,38,38A……中間軸歯車 40……主軸 42……主軸外側スプライン 44,46,48,50,52……主軸歯車 44A,46A,48A,50A……主軸歯車内側スプ
ライン(クラッチと噛合用) 54,56,58……クラッチ装置 60,62,64……変換フォーク 66,68……スラスト装置 70,76……第1,第2ポケット 72,78……第1,第2スラスト面 74,80……第1,第2内径面 82,96……第1,第2外側係止リング(スラスト固
定装置) 84,98……第1,第2外側溝 86,92……第1,第2スラスト座金 88,94……座金内側スプライン 90……スペーサーリング 100,104……第1,第2内側係止リング(相互接
続装置) 102,106……内側溝 108……座金86,スペーサーリング90,座金92
の各幅の計 110……歯車44の右端面 112……歯車46の左端面 114……係止リング100の左面 116……座金86の幅118+0.127mm 118,122……座金86,92の幅 120……座金92の幅122+0.127mm 124,126……座金92の右面、左面(第4,第6
スラスト面) 128,130……スペーサーリングの右面、左面 132,134……座金86の右面、左面(第3,第5
スラスト面) 136……係止リング82の右面 138……係止リング104の右面 140……係止リング96の左面 142,156……第1,第2の外側係止リング 144,158……溝 146,152……第1,第2のスラスト座金 148,154……スプライン 150……スペーサーリング 160,164……第1,第2の内側係止リング 162,166……溝 168……スペーサーリング90,150の外径 200……歯車保持装置(第2実施例) 202,206……スラスト座金 204,208……内側スプライン 210,212……スラスト座金の部分 300……歯車保持装置(第3実施例) 302,304……スラスト座金 306……キー 307……内側スプライン 308……溝 30A……肩部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主軸(40)と、その主軸を包囲し互いに
    軸方向に接近して位置し放射方向に浮動する第1及び第
    2の主軸歯車(44,46)と、前記主軸歯車を支持し
    その主軸歯車を異なる相対的な回転速度で駆動する中間
    軸歯車(30,30A,32,32A)を有する複数本
    のほぼ等しい中間軸(22,22A)と、前記主軸歯車
    を前記主軸に一度に一個、クラッチ結合させるように選
    択的に作動するクラッチ装置(54,56)とを有し、 前記第1主軸歯車(44)は、前記第2主軸歯車(4
    6)に向き合う放射方向に延びる第1スラスト面(7
    2)と、前記第1内径面(74)とにより第1ポケット
    (70)を形成し、 前記第2主軸歯車(46)は、前記第1主軸歯車(4
    4)と向き合う放射方向に延びる第2スラスト面(7
    8)と第2内径面(80)とにより第2ポケット(7
    6)を形成する型式の歯車伝導装置に用いられる歯車保
    持装置(66)であって、 前記歯車保持装置(66)は、その全体が前記第1ポケ
    ット(70)と第2ポケット(76)とにより形成され
    た環状空間に配置され、前記両主軸歯車(44,46)
    のうちクラッチ結合している歯車にかかる軸方向の力
    を、主軸の所で同一回転速度で回転するスラスト面を介
    して、クラッチ結合していない主軸歯車へ向かって、ま
    たはその歯車から離反する方向へ主軸に対して反作用さ
    せるようになっており、 前記主軸とともに回転し、前記第1スラスト面(72)
    に向き合ってそれと軸方向へ接触する放射方向へ延びる
    第3スラスト面(134)を形成するほぼ円盤形の第1
    スラスト座金(86)と、 前記主軸とともに回転し、前記第2スラスト面(78)
    と向き合ってそれと接触する放射方向へ延びる第4スラ
    スト面(124)を形成するほぼ円盤形の第2スラスト
    座金(92)と、 前記第1主軸歯車(44)へ向かって少なくとも軸方向
    へ前記主軸に対して前記第1スラスト座金(86)を軸
    方向に固定する装置と、 前記第2主軸歯車(46)へ向かって少なくとも軸方向
    へ前記主軸に対して前記第2スラスト座金(92)を軸
    方向へ固定する装置と、 前記第1スラスト座金(86)と第2スラスト座金(9
    2)との間に介在し、前記第1主軸歯車(44)と第2
    主軸歯車(46)とが軸方向へ接触するのを防ぐのに十
    分な軸方向の間隔をおいた状態にスラスト座金(86,
    92)の前記第3と第4スラスト面(134,124)
    を保持するスペーサー装置と、 前記第1内径面(74)に組立、分解可能で、前記第3
    スラスト面(134)とは反対側の前記第1スラスト座
    金の第5スラスト面(132)と接触し、前記第1主軸
    歯車(44)が第2主軸歯車(46)から離反する方向
    の軸方向の動きを制限する装置と、 前記第2内径面(80)に組立、分解可能で、前記第4
    スラスト面(124)と反対側の前記第2スラスト座金
    (92)の第6スラスト面(126)と接触し、前記第
    2主軸歯車(46)が前記第1主軸歯車(44)から離
    反する方向の軸方向の動きを制限する装置と、 を有する前記歯車伝導装置用の歯車保持装置(66)。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2のスラスト座金(86,
    92)は前記主軸(40)にスプライン結合してそれと
    ともに回転するようになっている、特許請求の範囲第1
    項記載の歯車保持装置。
  3. 【請求項3】前記第1及び第2の内径面(74,80)
    に組立てられる前記装置は、前記第1及び第2の内径面
    に備わっている内部溝(102,106)に配置される
    第1及び第2の内側係止リング(100,104)で成
    り、前記第1スラスト座金(86)は、前記第1内側係
    止リング(100)との間に軸方向に介在し、前記第2
    スラスト座金(104)は、前記第2スラスト面(7
    8)と前記第2内側係止リング(104)との間に軸方
    向に介在する、特許請求の範囲第1項または第2項記載
    の歯車保持装置。
  4. 【請求項4】前記スペーサー(90)は管状構造であっ
    て、その外径は前記内側係止リング(100,104)
    の変形していない状態での内径よりわずかに小さいの
    で、前記主軸歯車(44,46)は、前記主軸(40)
    に対して放射方向へ浮動するが、前記内側係止リング
    は、前記スペーサー部材が前記両スラスト座金(86,
    92)間に組立てられるとき、前記内側係止リングが内
    部溝(102,106)からはずれるほど十分に内方で
    放射方向に変形しないように仕組まれている、特許請求
    の範囲第3項記載の歯車保持装置。
  5. 【請求項5】前記スラスト座金(86,92)を前記主
    軸(40)に対して保持する前記装置は、前記主軸に備
    わっている外側溝(84,98)に配置された外側係止
    リング(82,96)で成る、特許請求の範囲第1項な
    いし4項のいずれか1項記載の歯車保持装置。
  6. 【請求項6】前記第1主軸歯車(44)、前記第1スラ
    スト座金(86)及び前記第1内側係止リング(10
    0)は、独立した下組立体として前記主軸(40)に組
    立てたり、そこから分解したりすることができ、前記第
    2主軸歯車(46)、前記第2スラスト座金(92)及
    び、前記第2内側係止リング(104)は、独立した下
    組立体として前記主軸に組立てたり、そこから分解した
    りすることができる、特許請求の範囲第3項記載の歯車
    保持装置。
  7. 【請求項7】前記第1及び第2のスラスト座金(86,
    92)は実質上、等しい、特許請求の範囲第6項記載の
    歯車保持装置。
  8. 【請求項8】前記主軸(40)はその長さに沿って軸方
    向に延びるスプライン(42)を備え、前記スラスト座
    金(86,92)は、かみ合い用内側スプライン(8
    8,94)を備えている、特許請求の範囲第1項記載の
    歯車保持装置。
  9. 【請求項9】前記スペーサーが、前記第1及び第2のス
    ラスト座金(202,206)の少なくとも一方と一体
    的に形成された小径スリーブを含む、特許請求の範囲第
    1項記載の歯車保持装置。
  10. 【請求項10】主軸(40)と、その主軸を包囲し互い
    に軸方向に接近して位置し放射方向に浮動する第1及び
    第2の主軸歯車(44,46)と、前記主軸歯車を支持
    しその主軸歯車を異なる相対的な回転速度で駆動する中
    間軸歯車(30,30A,32,32A)を有する複数
    本のほぼ等しい中間軸(22,22A)と、前記主軸歯
    車を前記主軸に一度に一個、クラッチ結合させるように
    選択的に作動するクラッチ装置(54,56)とを有
    し、 前記第1主軸歯車(44)は、前記第2主軸歯車(4
    6)に向き合う放射方向に延びる第1スラスト面(7
    2)と、前記第1内径面(74)とにより第1ポケット
    (70)を形成し、 前記第2主軸歯車(46)は、前記第1主軸歯車(4
    4)と向き合う放射方向に延びる第2スラスト面(7
    8)と第2内径面(80)とにより第2ポケット(7
    6)を形成する型式の歯車伝導装置であって、 前記歯車伝導装置に用いられる歯車保持装置(66)
    は、その全体が前記第1ポケット(70)と第2ポケッ
    ト(76)とにより形成された環状空間に配置され、前
    記両主軸歯車(44,46)のうちクラッチ結合してい
    る歯車にかかる軸方向の力を、主軸の所で同一回転速度
    で回転するスラスト面を介して、クラッチ結合していな
    い主軸歯車へ向かって、またはその歯車から離反する方
    向へ主軸に対して反作用させるようになっており、 前記主軸とともに回転し、前記第1スラスト面(72)
    に向き合ってそれと軸方向へ接触する放射方向へ延びる
    第3スラスト面(134)を形成するほぼ円盤形の第1
    スラスト座金(86)と、 前記主軸とともに回転し、前記第2スラスト面(78)
    と向き合ってそれと接触する放射方向へ延びる第4スラ
    スト面(124)を形成するほぼ円盤形の第2スラスト
    座金(92)と、 前記第1主軸歯車(44)へ向かって少なくとも軸方向
    へ前記主軸に対して前記第スラスト座金(86)を軸方
    向に固定する装置と、 前記第2主軸歯車(46)へ向かって少なくとも軸方向
    へ前記主軸に対して前記第2スラスト座金(92)を軸
    方向へ固定する装置と、 前記第1スラスト座金(86)と第2スラスト座金(9
    2)との間に介在し、前記第1主軸歯車(44)と第2
    主軸歯車(46)とが軸方向へ接触するのを防ぐのに十
    分な軸方向の間隔をおいた状態にスラスト座金(86,
    92)の前記第3と第4スラスト面(134,124)
    を保持するスペーサー装置と、 前記第1内径面(74)に組立、分解可能で、前記第3
    スラスト面(134)とは反対側の前記第1スラスト座
    金の第5スラスト面(132)と接触し、前記第1主軸
    歯車(44)が第2主軸歯車(46)から離反する方向
    の軸方向の動きを制限する装置と、 前記第2内径面(80)に組立、分解可能で、前記第4
    スラスト面(124)と反対側の前記第2スラスト座金
    (92)の第6スラスト面(126)と接触し、前記第
    2主軸歯車(46)が前記第1主軸歯車(44)から離
    反する方向の軸方向の動きを制限する装置と、 を有する前記歯車伝導装置(10)。
JP4911083A 1982-03-25 1983-03-25 歯車保持装置および該装置を用いた歯車伝導装置 Expired - Lifetime JPH0617712B2 (ja)

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