JPH06177093A - 半導体製造装置 - Google Patents
半導体製造装置Info
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- JPH06177093A JPH06177093A JP32660192A JP32660192A JPH06177093A JP H06177093 A JPH06177093 A JP H06177093A JP 32660192 A JP32660192 A JP 32660192A JP 32660192 A JP32660192 A JP 32660192A JP H06177093 A JPH06177093 A JP H06177093A
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- gas
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 レジストのアッシングにおいて、高スループ
ットでかつエッチング均一性の良い半導体製造装置を実
現する。 【構成】 レジストが塗布されている半導体基板12を
回転しながら、無数の穴の開いた石英の反応ガス吹き付
け板15bからオゾンガス21を半導体基板12上に吹
き付ける。同時に、KrFエキシマレーザ光26を石英
の窓14と反応ガス吹き付け板15bを通して半導体基
板12上のレジスト表面に全面照射し、レジストをアッ
シングする。またCO2濃度モニター16によりエッチ
ング終点検出を行う。これにより、エッチングの均一性
と安定性が向上した。本装置は大気圧状態でエッチング
可能であるため、スループットが向上した。
ットでかつエッチング均一性の良い半導体製造装置を実
現する。 【構成】 レジストが塗布されている半導体基板12を
回転しながら、無数の穴の開いた石英の反応ガス吹き付
け板15bからオゾンガス21を半導体基板12上に吹
き付ける。同時に、KrFエキシマレーザ光26を石英
の窓14と反応ガス吹き付け板15bを通して半導体基
板12上のレジスト表面に全面照射し、レジストをアッ
シングする。またCO2濃度モニター16によりエッチ
ング終点検出を行う。これにより、エッチングの均一性
と安定性が向上した。本装置は大気圧状態でエッチング
可能であるため、スループットが向上した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体デバイスのプロ
セス技術に関するものであり、特に、レジストのアッシ
ングを行う半導体製造装置に関するものである。
セス技術に関するものであり、特に、レジストのアッシ
ングを行う半導体製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レジストのアッシングの方法としては、
酸素プラズマを用いたエッチングや酸素ガスを用いた光
アシストエッチングなどがある。本発明は、この光アシ
ストエッチングによるレジストのアッシング装置に関す
るものであるが、従来の装置を図を用いて説明する。
酸素プラズマを用いたエッチングや酸素ガスを用いた光
アシストエッチングなどがある。本発明は、この光アシ
ストエッチングによるレジストのアッシング装置に関す
るものであるが、従来の装置を図を用いて説明する。
【0003】従来の半導体製造装置の断面図を図3に示
す。構成は大きく分けて光源の水銀ランプ17と反応室
11に分けられる。反応室11は、水銀ランプ17から
のDUV光(遠紫外線)20を透過させるための石英で
できた窓14と、半導体基板12を支持固定するための
ステージ13と、反応ガスであるオゾンガス21を導入
する導入口23と、真空ポンプを用いて反応生成ガス2
2を排気する排気口24とで構成されている。
す。構成は大きく分けて光源の水銀ランプ17と反応室
11に分けられる。反応室11は、水銀ランプ17から
のDUV光(遠紫外線)20を透過させるための石英で
できた窓14と、半導体基板12を支持固定するための
ステージ13と、反応ガスであるオゾンガス21を導入
する導入口23と、真空ポンプを用いて反応生成ガス2
2を排気する排気口24とで構成されている。
【0004】次に動作について、レジストのアッシング
を例にとって説明する。導入口23からオゾンガス21
を導入し、ステージ13に固定されたレジストが塗布さ
れている半導体基板12上にオゾンガス21を流し、水
銀ランプ17からのDUV光20が窓14を通して半導
体基板12上のレジスト表面に照射される。半導体基板
12上に塗布されたレジストはDUV光20からエネル
ギーを吸収し、オゾンガス21と反応しレジストはアッ
シングされる。反応生成ガス22として二酸化炭素が生
成され、排気口24から真空ポンプで排気される。この
ときの反応室11内の圧力は10Pa程度で減圧状態で
ある。
を例にとって説明する。導入口23からオゾンガス21
を導入し、ステージ13に固定されたレジストが塗布さ
れている半導体基板12上にオゾンガス21を流し、水
銀ランプ17からのDUV光20が窓14を通して半導
体基板12上のレジスト表面に照射される。半導体基板
12上に塗布されたレジストはDUV光20からエネル
ギーを吸収し、オゾンガス21と反応しレジストはアッ
シングされる。反応生成ガス22として二酸化炭素が生
成され、排気口24から真空ポンプで排気される。この
ときの反応室11内の圧力は10Pa程度で減圧状態で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成で
は、主に3つの問題点を有している。
は、主に3つの問題点を有している。
【0006】第1に反応室を真空に保たなければならな
いので、試料の出し入れには反応室を大気圧にするかあ
るいは予備排気室を設けて大気圧にしなければならな
い。大気圧にする時間と大気圧状態から減圧状態にする
時間がかかるため、半導体基板の処理速度が遅くなる。
つまり、従来の装置ではスループットが悪いという問題
点がある。
いので、試料の出し入れには反応室を大気圧にするかあ
るいは予備排気室を設けて大気圧にしなければならな
い。大気圧にする時間と大気圧状態から減圧状態にする
時間がかかるため、半導体基板の処理速度が遅くなる。
つまり、従来の装置ではスループットが悪いという問題
点がある。
【0007】第2に反応ガスの流れる方向が図3に示す
ように半導体基板に水平方向であるため、ほとんど排気
口から排気されるため、実際にエッチングに寄与するガ
スの量が少ない。つまり、反応ガスの流量の効率が悪い
という問題点がある。また、図3の様なガスの導入の仕
方では半導体基板上における反応ガス密度のむらが大き
い。従って、エッチングの均一性が悪いという問題点が
ある。
ように半導体基板に水平方向であるため、ほとんど排気
口から排気されるため、実際にエッチングに寄与するガ
スの量が少ない。つまり、反応ガスの流量の効率が悪い
という問題点がある。また、図3の様なガスの導入の仕
方では半導体基板上における反応ガス密度のむらが大き
い。従って、エッチングの均一性が悪いという問題点が
ある。
【0008】第3にエッチングの終点検出機能がないた
め、エッチングの安定性に欠けるという問題点があっ
た。
め、エッチングの安定性に欠けるという問題点があっ
た。
【0009】以上より、従来の装置では低スループット
でしかも、エッチングの効率、均一性、安定性が悪いと
いう問題点を有していた。
でしかも、エッチングの効率、均一性、安定性が悪いと
いう問題点を有していた。
【0010】本発明は、上記課題を解決するもので、レ
ジストのアッシングにおいて高スループットでかつエッ
チング均一性の良い半導体製造装置を提供することを目
的としている。
ジストのアッシングにおいて高スループットでかつエッ
チング均一性の良い半導体製造装置を提供することを目
的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体製造装置
は、半導体基板に対して平行に位置する反応ガスの吹き
出し口を兼ねた石英板と、前記半導体基板を支持し回転
させるステージとを有する大気圧の反応室と、前記半導
体基板全面に放射線を照射する光源とを備えて成る。
は、半導体基板に対して平行に位置する反応ガスの吹き
出し口を兼ねた石英板と、前記半導体基板を支持し回転
させるステージとを有する大気圧の反応室と、前記半導
体基板全面に放射線を照射する光源とを備えて成る。
【0012】本発明の半導体製造装置は上述の半導体製
造装置において、さらに反応生成ガスの検出器を設けた
ことを特徴とする。
造装置において、さらに反応生成ガスの検出器を設けた
ことを特徴とする。
【0013】また望ましくは、上記石英板は前記半導体
基板の大きさよりも大きくかつ一様に複数の吹き出し口
を有する。
基板の大きさよりも大きくかつ一様に複数の吹き出し口
を有する。
【0014】特に、上記反応ガスはオゾンガス叉は酸素
ガスである。また特に、上記反応生成ガスの検出器は二
酸化炭素のガス濃度検出器である。
ガスである。また特に、上記反応生成ガスの検出器は二
酸化炭素のガス濃度検出器である。
【0015】更に上記半導体基板全面に放射線を照射す
る光源はエキシマレーザを用いる。
る光源はエキシマレーザを用いる。
【0016】
【作用】本発明では、半導体基板上部に反応ガスの吹き
出し口を兼ねた石英板を設けることにより、その石英板
を通して光源からの光が照射され、同時に反応ガスが半
導体基板に吹き付けられる。半導体基板上にレジスト層
がある場合には、レジストが光からエネルギーを吸収し
反応ガス(オゾン)と反応し、レジスト層がエッチング
される。半導体基板上部から反応ガスを吹き付けるた
め、従来の装置のガスフローに比べて効率が良くなる。
また、反応室は半導体基板を支持し回転させるステージ
を有しているため、エッチングの均一性が良くなる。従
来装置では減圧状態で動作するが、本半導体製造装置の
反応室は大気圧で動作するという理由と半導体基板全面
に光を照射するという理由から半導体基板の処理速度が
向上する。
出し口を兼ねた石英板を設けることにより、その石英板
を通して光源からの光が照射され、同時に反応ガスが半
導体基板に吹き付けられる。半導体基板上にレジスト層
がある場合には、レジストが光からエネルギーを吸収し
反応ガス(オゾン)と反応し、レジスト層がエッチング
される。半導体基板上部から反応ガスを吹き付けるた
め、従来の装置のガスフローに比べて効率が良くなる。
また、反応室は半導体基板を支持し回転させるステージ
を有しているため、エッチングの均一性が良くなる。従
来装置では減圧状態で動作するが、本半導体製造装置の
反応室は大気圧で動作するという理由と半導体基板全面
に光を照射するという理由から半導体基板の処理速度が
向上する。
【0017】また、反応生成ガスの検出器を設けること
により、エッチングの終点検出が可能となり、エッチン
グの再現性と安定性が向上する。
により、エッチングの終点検出が可能となり、エッチン
グの再現性と安定性が向上する。
【0018】特に、上述した石英板は半導体基板の大き
さよりも大きくかつ一様に多数の吹き出し口を有する場
合には、ウエハ全面において反応ガス密度が均一になる
ため、さらにエッチング均一性が向上する。
さよりも大きくかつ一様に多数の吹き出し口を有する場
合には、ウエハ全面において反応ガス密度が均一になる
ため、さらにエッチング均一性が向上する。
【0019】光源としてエキシマレーザを用いることに
よって、エッチングレートが速くなり、スループットが
向上する。
よって、エッチングレートが速くなり、スループットが
向上する。
【0020】従って、本発明を用いることによって、レ
ジストのアッシングにおいて、高スループットでかつエ
ッチング均一性と安定性の良い半導体製造装置を実現す
ることができ、半導体デバイスのプロセス技術に有効に
作用する。
ジストのアッシングにおいて、高スループットでかつエ
ッチング均一性と安定性の良い半導体製造装置を実現す
ることができ、半導体デバイスのプロセス技術に有効に
作用する。
【0021】
(実施例1)図1は本発明の第一の実施例における半導
体製造装置の断面図を示すものである。まず装置の構成
について述べる。構成は大きく分けて光源と反応室11
に分けられる。光源は、水銀ランプ17とフライアイレ
ンズ18とレンズ19で構成されている。一方反応室1
1は、水銀ランプ17からのDUV光(遠紫外線)20
を透過させるための石英でできた窓14と、半導体基板
12を支持し回転するためのステージ13と、反応ガス
であるオゾンガス21を導入する導入口23と、反応生
成ガス22を排気する排気口24と、半導体基板上にオ
ゾンガス21を吹き付けるための石英でできた反応ガス
吹き付け板15aと、エッチング終点検出器であるCO
2濃度モニター16とで構成されている。
体製造装置の断面図を示すものである。まず装置の構成
について述べる。構成は大きく分けて光源と反応室11
に分けられる。光源は、水銀ランプ17とフライアイレ
ンズ18とレンズ19で構成されている。一方反応室1
1は、水銀ランプ17からのDUV光(遠紫外線)20
を透過させるための石英でできた窓14と、半導体基板
12を支持し回転するためのステージ13と、反応ガス
であるオゾンガス21を導入する導入口23と、反応生
成ガス22を排気する排気口24と、半導体基板上にオ
ゾンガス21を吹き付けるための石英でできた反応ガス
吹き付け板15aと、エッチング終点検出器であるCO
2濃度モニター16とで構成されている。
【0022】光源は、水銀ランプ17からのDUV光2
0はフライアイレンズ18で拡大され、レンズ19で平
行光線を作り、半導体基板12全面に照明するように構
成されている。また、石英でできた窓14と反応ガス吹
き付け板15aの大きさは半導体基板12の大きさより
大きくしてある。反応ガス吹き付け板15aにはステー
ジの中心に相当する位置に直径2cm程度の穴を設けて
いる。
0はフライアイレンズ18で拡大され、レンズ19で平
行光線を作り、半導体基板12全面に照明するように構
成されている。また、石英でできた窓14と反応ガス吹
き付け板15aの大きさは半導体基板12の大きさより
大きくしてある。反応ガス吹き付け板15aにはステー
ジの中心に相当する位置に直径2cm程度の穴を設けて
いる。
【0023】次に動作について、レジストのアッシング
を例として説明する。導入口23からオゾンガス21を
導入し、ステージ13に固定されたレジストが塗布され
ている半導体基板12上に反応ガス吹き付け板15aか
らオゾンガス21を吹き付ける。同時に、水銀ランプ1
7からのDUV光20が石英でできた窓14と反応ガス
吹き付け板15aを通して半導体基板12上のレジスト
表面に照射される。半導体基板12上に塗布されたレジ
ストはDUV光20からエネルギーを吸収し、オゾンガ
ス21と反応しレジストはエッチングされる。反応生成
ガス22として二酸化炭素が生成され、排気口24から
排気される。エッチングで発生した二酸化炭素をCO2
濃度モニター16で検出し、エッチング終点検出を行
う。このときの反応室11内の圧力は大気圧状態であ
る。また、半導体基板12上へのオゾンガス21吹き付
けと同時に半導体基板12を固定しているステージ13
を回転させる。
を例として説明する。導入口23からオゾンガス21を
導入し、ステージ13に固定されたレジストが塗布され
ている半導体基板12上に反応ガス吹き付け板15aか
らオゾンガス21を吹き付ける。同時に、水銀ランプ1
7からのDUV光20が石英でできた窓14と反応ガス
吹き付け板15aを通して半導体基板12上のレジスト
表面に照射される。半導体基板12上に塗布されたレジ
ストはDUV光20からエネルギーを吸収し、オゾンガ
ス21と反応しレジストはエッチングされる。反応生成
ガス22として二酸化炭素が生成され、排気口24から
排気される。エッチングで発生した二酸化炭素をCO2
濃度モニター16で検出し、エッチング終点検出を行
う。このときの反応室11内の圧力は大気圧状態であ
る。また、半導体基板12上へのオゾンガス21吹き付
けと同時に半導体基板12を固定しているステージ13
を回転させる。
【0024】以上のように、本実施例によれば、従来装
置の様に真空に排気する必要がなく、大気圧で動作可能
であるため、試料の交換に時間がかからないためスルー
プットが向上した。半導体基板を回転しながら、半導体
基板の直上部から反応ガスが吹き付けられ、しかも光源
からDUV光が全面照射されるため、エッチングの均一
性と安定性が向上した。しかも反応ガスフローに無駄が
ないため、反応ガスの消費効率が向上した。さらに、二
酸化炭素濃度検出器16を設けたため、エッチングの終
点検出が可能となり、エッチングの再現性と安定性がよ
り向上した。
置の様に真空に排気する必要がなく、大気圧で動作可能
であるため、試料の交換に時間がかからないためスルー
プットが向上した。半導体基板を回転しながら、半導体
基板の直上部から反応ガスが吹き付けられ、しかも光源
からDUV光が全面照射されるため、エッチングの均一
性と安定性が向上した。しかも反応ガスフローに無駄が
ないため、反応ガスの消費効率が向上した。さらに、二
酸化炭素濃度検出器16を設けたため、エッチングの終
点検出が可能となり、エッチングの再現性と安定性がよ
り向上した。
【0025】なお、本実施例において、光源に水銀ラン
プからのDUV光を用いたが他の光源を用いてもよい。
反応ガスとしてオゾンガスを用いたが、酸素ガスあるい
は他のガスでもよい。終点検出器として二酸化炭素濃度
検出器を用いたが、反応生成ガスの他の検出器を用いて
もよい。また本実施例では、反応ガス吹き付け板15a
にはステージの中心に相当する位置に直径2cm程度の
穴を設けたが、半導体基板全面において反応ガス密度が
均一になるような条件であれば穴の位置と大きさは任意
である。
プからのDUV光を用いたが他の光源を用いてもよい。
反応ガスとしてオゾンガスを用いたが、酸素ガスあるい
は他のガスでもよい。終点検出器として二酸化炭素濃度
検出器を用いたが、反応生成ガスの他の検出器を用いて
もよい。また本実施例では、反応ガス吹き付け板15a
にはステージの中心に相当する位置に直径2cm程度の
穴を設けたが、半導体基板全面において反応ガス密度が
均一になるような条件であれば穴の位置と大きさは任意
である。
【0026】なお、本実施例ではレジストのアッシング
を例にとって説明したが、レジストのドライ現像につい
ても本製造装置は使用可能である。
を例にとって説明したが、レジストのドライ現像につい
ても本製造装置は使用可能である。
【0027】(実施例2)図2は本発明の第二の実施例
における半導体製造装置の断面図を示すものである。ま
ず装置の構成について述べる。構成は大きく分けて光源
と反応室11に分けられる。光源は、KrFエキシマレ
ーザ光源25とフライアイレンズ18とレンズ19で構
成されている。一方反応室11は、KrFエキシマレー
ザ光源25からのKrFエキシマレーザ光26を透過さ
せるための石英でできた窓14と、半導体基板12を支
持し回転するためのステージ13と、反応ガスであるオ
ゾンガス21を導入する導入口23と、反応生成ガス2
2を排気する排気口24と、半導体基板上にオゾンガス
21を吹き付けるための石英でできた反応ガス吹き付け
板15bと、エッチング終点検出器であるCO2濃度モ
ニター16とで構成されている。
における半導体製造装置の断面図を示すものである。ま
ず装置の構成について述べる。構成は大きく分けて光源
と反応室11に分けられる。光源は、KrFエキシマレ
ーザ光源25とフライアイレンズ18とレンズ19で構
成されている。一方反応室11は、KrFエキシマレー
ザ光源25からのKrFエキシマレーザ光26を透過さ
せるための石英でできた窓14と、半導体基板12を支
持し回転するためのステージ13と、反応ガスであるオ
ゾンガス21を導入する導入口23と、反応生成ガス2
2を排気する排気口24と、半導体基板上にオゾンガス
21を吹き付けるための石英でできた反応ガス吹き付け
板15bと、エッチング終点検出器であるCO2濃度モ
ニター16とで構成されている。
【0028】光源は、KrFエキシマレーザ光源25か
らのKrFエキシマレーザ光26はフライアイレンズ1
8で拡大され、レンズ19で平行光線を形成し、半導体
基板12全面に照明するように構成されている。また、
石英でできた窓14と反応ガス吹き付け板15bの大き
さは半導体基板12の大きさより大きくしてある。反応
ガス吹き付け板15bには一様でかつ多数の小さい穴を
設けている。
らのKrFエキシマレーザ光26はフライアイレンズ1
8で拡大され、レンズ19で平行光線を形成し、半導体
基板12全面に照明するように構成されている。また、
石英でできた窓14と反応ガス吹き付け板15bの大き
さは半導体基板12の大きさより大きくしてある。反応
ガス吹き付け板15bには一様でかつ多数の小さい穴を
設けている。
【0029】次に動作について、レジストのアッシング
を例として説明する。導入口23からオゾンガス21を
導入し、ステージ13に固定されたレジストが塗布され
ている半導体基板12上に反応ガス吹き付け板15bか
らオゾンガス21を吹き付ける。同時に、KrFエキシ
マレーザ光源25からのKrFエキシマレーザ光26が
石英でできた窓14と反応ガス吹き付け板15bを通し
て半導体基板12上のレジスト表面に照射される。半導
体基板12上に塗布されたレジストはKrFエキシマレ
ーザ光26からエネルギーを吸収し、オゾンガス21と
反応しレジストはアッシングされる。反応生成ガス22
として二酸化炭素が生成され、排気口24から排気され
る。エッチングで発生した二酸化炭素をCO2濃度モニ
ター16で検出し、エッチング終点検出を行う。このと
きの反応室11内の圧力は大気圧状態である。また、半
導体基板12上へのオゾンガス21吹き付けと同時に半
導体基板12を固定しているステージ13を回転させ
る。
を例として説明する。導入口23からオゾンガス21を
導入し、ステージ13に固定されたレジストが塗布され
ている半導体基板12上に反応ガス吹き付け板15bか
らオゾンガス21を吹き付ける。同時に、KrFエキシ
マレーザ光源25からのKrFエキシマレーザ光26が
石英でできた窓14と反応ガス吹き付け板15bを通し
て半導体基板12上のレジスト表面に照射される。半導
体基板12上に塗布されたレジストはKrFエキシマレ
ーザ光26からエネルギーを吸収し、オゾンガス21と
反応しレジストはアッシングされる。反応生成ガス22
として二酸化炭素が生成され、排気口24から排気され
る。エッチングで発生した二酸化炭素をCO2濃度モニ
ター16で検出し、エッチング終点検出を行う。このと
きの反応室11内の圧力は大気圧状態である。また、半
導体基板12上へのオゾンガス21吹き付けと同時に半
導体基板12を固定しているステージ13を回転させ
る。
【0030】以上のように、本実施例によれば、従来装
置の様に真空に排気する必要がなく、大気圧で動作可能
であるため、試料の交換に時間がかからないためスルー
プットが向上した。半導体基板を回転しながら、半導体
基板の直上部から反応ガスが吹き付けられ、しかも光源
からDUV光が全面照射されるため、エッチングの均一
性と安定性が向上した。さらに、反応ガス吹き付け板1
5bに一様でかつ多数の小さい穴を設けることによっ
て、半導体基板全面において反応ガス密度が均一になっ
たため、エッチングの均一性がさらに向上した。しかも
反応ガスフローに無駄がないため、反応ガスの消費効率
が向上した。さらに、二酸化炭素濃度検出器16を設け
たため、エッチングの終点検出が可能となり、エッチン
グの再現性と安定性がより向上した。
置の様に真空に排気する必要がなく、大気圧で動作可能
であるため、試料の交換に時間がかからないためスルー
プットが向上した。半導体基板を回転しながら、半導体
基板の直上部から反応ガスが吹き付けられ、しかも光源
からDUV光が全面照射されるため、エッチングの均一
性と安定性が向上した。さらに、反応ガス吹き付け板1
5bに一様でかつ多数の小さい穴を設けることによっ
て、半導体基板全面において反応ガス密度が均一になっ
たため、エッチングの均一性がさらに向上した。しかも
反応ガスフローに無駄がないため、反応ガスの消費効率
が向上した。さらに、二酸化炭素濃度検出器16を設け
たため、エッチングの終点検出が可能となり、エッチン
グの再現性と安定性がより向上した。
【0031】なお、本実施例において、光源にKrFエ
キシマレーザ光を用いたが他の光源を用いてもよい。反
応ガスとしてオゾンガスを用いたが、酸素ガスあるいは
他のガスでもよい。終点検出器として二酸化炭素濃度検
出器16を用いたが、反応生成ガスの他の検出器を用い
てもよい。また本実施例では、反応ガス吹き付け板15
bに一様でかつ多数の小さい穴を設けたが、穴の位置と
数と大きさは半導体基板全面において反応ガス密度が均
一になるような条件であればよい。
キシマレーザ光を用いたが他の光源を用いてもよい。反
応ガスとしてオゾンガスを用いたが、酸素ガスあるいは
他のガスでもよい。終点検出器として二酸化炭素濃度検
出器16を用いたが、反応生成ガスの他の検出器を用い
てもよい。また本実施例では、反応ガス吹き付け板15
bに一様でかつ多数の小さい穴を設けたが、穴の位置と
数と大きさは半導体基板全面において反応ガス密度が均
一になるような条件であればよい。
【0032】なお、本実施例ではレジストのアッシング
を例にとって説明したが、レジストのドライ現像につい
ても本製造装置は使用可能である。
を例にとって説明したが、レジストのドライ現像につい
ても本製造装置は使用可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体製
造装置によれば、従来装置の様に真空に排気する必要が
なく、大気圧で動作可能であるため、試料の交換に時間
がかからないのでスループットが向上した。また本発明
では、半導体基板を回転しながら、半導体基板の直上部
から反応ガスを吹き付け、しかも光源からDUV光を全
面照射するため、エッチングの均一性と安定性が向上し
た。
造装置によれば、従来装置の様に真空に排気する必要が
なく、大気圧で動作可能であるため、試料の交換に時間
がかからないのでスループットが向上した。また本発明
では、半導体基板を回転しながら、半導体基板の直上部
から反応ガスを吹き付け、しかも光源からDUV光を全
面照射するため、エッチングの均一性と安定性が向上し
た。
【0034】特に本発明では、反応ガス吹き付け板に一
様でかつ多数の小さい穴を設けることによって、半導体
基板全面において反応ガス密度が均一になるため、エッ
チングの均一性がさらに向上した。さらに本発明におい
て、二酸化炭素濃度検出器を設けたため、エッチングの
終点検出が可能となり、エッチングの再現性と安定性が
より向上した。
様でかつ多数の小さい穴を設けることによって、半導体
基板全面において反応ガス密度が均一になるため、エッ
チングの均一性がさらに向上した。さらに本発明におい
て、二酸化炭素濃度検出器を設けたため、エッチングの
終点検出が可能となり、エッチングの再現性と安定性が
より向上した。
【0035】従って、本発明の半導体製造装置を用いる
ことによって、特に、高スループットでかつエッチング
均一性と安定性の良いレジストのアッシング技術に有効
に作用するので、半導体集積回路の製造に大きく寄与す
ることができる。
ことによって、特に、高スループットでかつエッチング
均一性と安定性の良いレジストのアッシング技術に有効
に作用するので、半導体集積回路の製造に大きく寄与す
ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例における半導体製造装置
の断面図
の断面図
【図2】本発明の第2の実施例における半導体製造装置
の断面図
の断面図
【図3】従来の半導体製造装置の断面図
11 反応室 12 半導体基板 13 ステージ 14 窓 15 反応ガス吹き付け板 16 CO2濃度モニター 17 水銀ランプ 20 DUV光 21 オゾンガス 22 反応生成ガス 25 KrFエキシマレーザ光源 26 KrFエキシマレーザ光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹子 勝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 遠藤 政孝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】半導体基板に対して平行に位置する、反応
ガスの吹き出し口を兼ねた石英板と、前記半導体基板を
支持し回転させるステージとを有する大気圧の反応室
と、 前記半導体基板全面に放射線を照射する光源とを備えた
半導体製造装置。 - 【請求項2】請求項1記載の半導体製造装置において、
さらに反応生成ガスの検出器を設けたことを特徴とする
半導体製造装置。 - 【請求項3】請求項1記載の石英板は半導体基板の大き
さよりも大きくかつ一様に複数の吹き出し口を有するこ
とを特徴とする半導体製造装置。 - 【請求項4】請求項1記載の反応ガスはオゾンガスであ
ることを特徴とする半導体製造装置。 - 【請求項5】請求項1記載の反応ガスは酸素ガスである
ことを特徴とする半導体製造装置。 - 【請求項6】請求項2記載の反応生成ガスの検出器は二
酸化炭素のガス濃度検出器であることを特徴とする半導
体製造装置。 - 【請求項7】請求項1記載の半導体基板全面に放射線を
照射する光源はエキシマレーザを用いることを特徴とす
る半導体製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32660192A JPH06177093A (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 半導体製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32660192A JPH06177093A (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 半導体製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06177093A true JPH06177093A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18189641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32660192A Pending JPH06177093A (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 半導体製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06177093A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030082729A (ko) * | 2002-04-18 | 2003-10-23 | 주식회사 디엠에스 | 노광 시스템 |
KR20040028388A (ko) * | 2002-09-30 | 2004-04-03 | 삼성전자주식회사 | 반도체 장치의 제조에서 애싱 방법 및 장치 |
US20100328809A1 (en) * | 2009-06-24 | 2010-12-30 | Jo Inagaki | Method for removing resist and for producing a magnetic recording medium, and systems thereof |
US8206549B2 (en) | 2007-07-19 | 2012-06-26 | Samsung Mobile Display Co., Ltd. | Etching apparatus |
JP2017188617A (ja) * | 2016-04-08 | 2017-10-12 | ウシオ電機株式会社 | 紫外線処理装置 |
-
1992
- 1992-12-07 JP JP32660192A patent/JPH06177093A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030082729A (ko) * | 2002-04-18 | 2003-10-23 | 주식회사 디엠에스 | 노광 시스템 |
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US8679732B2 (en) * | 2009-06-24 | 2014-03-25 | HGST Netherlands B.V. | Method for removing resist and for producing a magnetic recording medium, and systems thereof |
JP2017188617A (ja) * | 2016-04-08 | 2017-10-12 | ウシオ電機株式会社 | 紫外線処理装置 |
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