JPH06176392A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH06176392A
JPH06176392A JP34345592A JP34345592A JPH06176392A JP H06176392 A JPH06176392 A JP H06176392A JP 34345592 A JP34345592 A JP 34345592A JP 34345592 A JP34345592 A JP 34345592A JP H06176392 A JPH06176392 A JP H06176392A
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Japan
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optical disk
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tracking error
signal
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JP34345592A
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Hideji Eguchi
秀治 江口
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】書き換え可能な光ディスク媒体を使用する光デ
ィスク装置に於いて、トラッキング制御の精度と安定性
を高くした光ディスク装置を提供する。 【構成】周回状に設けられた情報トラックの中心線上に
離散的に形成されたプレピット列を有する書き換え可能
な光ディスク媒体の記録再生をする光ディスク装置であ
って、前記光ディスク媒体から反射するレーザ光を光電
変換する4分割光検知器14と、この4分割光検知器1
4の出力を用いてプレピット列のみからトラッキング誤
差信号を得るトラッキング誤差信号検出手段1とを備
え、定常動作時には前記トラッキング誤差信号検出手段
の出力に応じてトラッキング制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報の書き込みや書き
換えが可能な光ディスクを用いる光ディスク装置に係わ
り、特に、高精度なトラッキング制御が可能な光ディス
ク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスク装置の一例について、
特にそのトラッキング制御について以下に図5を基に説
明する。図5は、従来の光ディスク装置の要部を示す図
である。同図に示す従来の光ディスク装置20に於い
て、22は周回状に多数の情報トラックが設けられてい
る光ディスク媒体、23Aは半導体レーザ光源、24は
前記光源23Aからの光束を平行光束にするコリメート
レンズ、25は前記半導体レーザ等の光源23Aからの
照射光束と前記光ディスク媒体22からの反射光束とを
分離する偏光ビームスプリッタ、26は前記偏光ビーム
スプリッタ25からのレーザ光を集光し前記光ディスク
媒体22上に光スポットを結像させるための対物レンズ
である。
【0003】27は前記対物レンズ26により集光され
た光スポット、32は前記対物レンズ26を前記光ディ
スク媒体22の半径方向に動かし前記光スポット27を
情報トラックと直交する方向即ち半径方向に移動させる
ためのトラッキングアクチュエータ、28は前記偏光ビ
ームスプリッタ25からの反射光束を集光する集光レン
ズ、29は前記集光レンズ28からの光束を受光し光電
変換を行うための2分割光検知器、30は前記2分割光
検知器29を構成する光検知器j、kの出力信号の差分
を出力する減算器、31はローパスフィルタや位相補償
フィルタを含み前記トラッキングアクチュエータ32を
駆動するためのトラッキング駆動回路である。
【0004】前記2分割光検知器29は、その分割線Z
が前記偏光ビームスプリッタ25からの反射光束の中心
になるように置かれ、前記光検知器29に投影された情
報トラックの方向(以下、トラック方向と記す)と前記
分割線Zの方向とが対応するように配置されている。そ
して前記2分割光検知器29は、前記光ディスク媒体2
2のトラック方向に実質的に対応した分割線Zによって
光検知器jと光検知器kとに分割されている。前記光デ
ィスク22は、例えば光磁気ディスクや相変化型光ディ
スクのような書き換え可能な光ディスク媒体であり、以
下に光磁気ディスクを例にとって説明する。
【0005】前記光ディスク媒体22の反射膜面には、
情報トラックが同心円状或いは螺旋状に形成されてお
り、この情報トラックは、トラックの中心線上に多数の
ピットが予め凹凸状に刻まれているプレピット列即ち管
理情報領域と、トラッキング制御をするための案内溝が
予め凹凸状に設けられている情報記録領域とからなって
いる。図6は、光ディスク媒体の情報トラックの一部を
示す図である。図6に示すディスクは、記録或いは再生
時に一定の角速度で回転される(以下、CAVと記す)
光磁気ディスクであり、記録、再生が可能な光ディスク
媒体である。同図に於いて、前記光ディスク媒体に設け
られた情報トラック上では、プレピット列と適当な長さ
の案内溝とから1つのブロックが構成され、前記ブロッ
クが連続的に多数設けられている。
【0006】前記ピット列では、情報トラックの中心線
上に多数のピットが凹凸状に形成され、ピットとピット
間にはランド部が設けられている。図5に示す光ディス
ク装置20では、記録或いは再生時に、光ディスク媒体
の案内溝及びプレピット列からのレーザビームの反射回
折光が前記2分割光検知器29によって検出され、略連
続的にトラッキング誤差信号を得て、連続的にトラッキ
ング制御が行われている。この種の装置では、トラッキ
ング誤差信号の検出方式として、基本的にはいわゆるプ
ッシュプル法が採用されている。
【0007】プッシュプル法によるトラッキング誤差信
号の検出法については、特公昭59−18771号公報
等に記載されている。以下、図5に示す従来の光ディス
ク装置20のトラッキング制御関連の動作説明をする。
図5に於いて、前記光源23Aから発生する光ビームは
コリメートレンズ24によって平行光束に変えられ偏光
ビームスプリッタ25を通過し、前記対物レンズ26に
よってスポットに集光されて光磁気ディスク22の反射
膜面に焦点を結ぶ。
【0008】反射膜面には凹凸状にピットや案内溝が刻
まれているため、前記光スポット27が前記ピット上に
ある場合は、光ビームは回折されて散乱し、前記対物レ
ンズ26に集められる光量は、前記光スポット27が前
記ランド部上にある場合より小さい。また前記反射膜面
で反射されたレーザ光ビームは、対物レンズ26を通
り、偏光ビームスプリッタ25で反射されて、集光レン
ズ28によって集光され前記2分割光検知器29に入射
する。
【0009】情報トラックの中心とビームスポットの中
心とのずれ(以下、光スポットの中心と情報トラック中
心とのずれをトラッキング誤差と記し、トラッキング誤
差の程度を表す信号をトラッキング誤差信号と記す)の
検出は、光ディスク媒体上のピット或いは案内溝で反射
回折された光ビームを、トラック中心に対応させた光検
知器29の分割線Zに対称に配置された一対の光検知器
j、kで受光し、その一対の受光部での出力差を取り出
すことが基本になっている。即ち、前記光スポット27
の中心が前記ピット又は案内溝の中心線(即ちトラック
中心)上にある場合にはトラック方向に対応した前記分
割線Zに対称な反射回折光分布が得られ、前記中心線上
にない場合には非対称な光分布となる。
【0010】前記したように、ビームスポットの中心が
情報トラックの中心から光ディスク媒体の半径方向に偏
移している時は,前記案内溝及びピット列の中心線が前
記光検知器の分割線Zに対して偏り、前記2分割光検知
器29の光検知器j、kが受ける光量の差は、トラック
中心からのビームスポットの偏りに応じたものとなり、
これがトラッキング誤差信号として利用される。尚、光
ディスク媒体上のランド部では、トラッキング誤差信号
は検出できない。
【0011】前記減算器30から、光検知器j、kの出
力の差分がトラッキング誤差信号として出力され、トラ
ッキング駆動回路31に供給される。前記トラッキング
駆動回路31では、ローパスフィルタによって高周波成
分が除去され、トラッキングアクチュエータ32が駆動
されて、前記光スポット27の中心が常に情報トラック
の中心を照射するように制御される。尚、前記半導体レ
ーザ光源23Aの出力光は、記録時には大きく再生時に
は小さく設定されるため、前記減算器30の増幅度は、
記録時と再生時で別々に設定される。
【0011】ところでトラッキング誤差信号の検出法と
して、光ディスク媒体の案内溝を利用し前記プッシュプ
ル方式によって検出した場合、光ディスク媒体の偏心、
傾斜、面振れ等の悪影響が出て高精度のトラッキング制
御は困難であることが知られている。例えば光ディスク
媒体の偏心量が大きい場合、トラッキング動作によって
前記対物レンズ26の中心とレーザビームの光軸とがず
れを生じ、これによってトラッキング誤差信号に疑似信
号が重畳されてトラッキング制御の精度が低下する。光
ディスク媒体の傾斜や面振れ等により、前記レーザ光が
光ディスク媒体の面に垂直に入射しない場合にも、同様
にトラッキング誤差信号に直流オフセット信号が重畳さ
れてトラッキング制御の精度が低下する。
【0012】また情報トラック上の案内溝からの反射光
を用いてトラッキング誤差信号が検出された場合、情報
トラックに記録された情報の影響を受けて前記トラッキ
ング誤差信号の信号対雑音比が悪く、光ディスク装置に
於けるトラッキング制御の精度と安定性を低下させると
いう問題点があった。一方、光ディスク媒体として光磁
気ディスクを使用した場合には、記録前後に於いて反射
膜での反射率の変化がないが、光ディスク媒体として相
変化型を使用した場合、反射膜での反射率が記録前後で
大きく変化するため、これがトラッキング制御の精度を
低下させる一因となる。
【0013】前記したように従来の光ディスク装置で
は、高精度のトラッキング制御が困難なため、高密度再
生専用光ディスクのように、トラックピッチが狭くピッ
トが連続的に設けられた光ディスク媒体の再生を行う光
ディスク再生装置に於いては、トラッキング誤差信号の
検出法として、例えばヘテロダイン方式等が採用される
例がある。前記ヘテロダイン方式については、特公昭5
6−30610号公報などに記載されている。前記ヘテ
ロダイン方式では、情報トラック上に設けられたピット
のトラック方向の端部で比較的良好にトラッキング誤差
信号が検出され、前記したような種々の疑似信号が比較
的少ないとされている。しかし、連続したピットが予め
形成されていない書き換え可能型光ディスクの記録再生
では、前記ヘテロダイン方式のようなトラッキング誤差
信号検出方式を利用できないと言う問題があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、光磁
気ディスクのような書き換え可能型光ディスク媒体の記
録再生を行う従来の光ディスク装置に於いては、情報ト
ラック上の案内溝からの反射光を用いてトラッキング誤
差信号が検出されていたため、前記トラッキング誤差信
号の信号対雑音比が悪く、光ディスク装置に於けるトラ
ッキング制御の精度と安定性を低下させるという問題点
があった。このため高密度の記録、再生ができないと言
う問題があった。本発明は、書き換え可能な光ディスク
媒体を使用する光ディスク装置に於いて、トラッキング
制御の精度と安定性を高くした光ディスク装置を提供す
ることを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク装置
は、周回状に設けられた情報トラックの中心線上に離散
的に形成されたプレピット列を有する書き換え可能な光
ディスク媒体の記録及び又は再生をする光ディスク装置
であって、前記光ディスク媒体から反射するレーザ光を
光電変換する4分割光検知器と、この4分割光検知器の
出力を用いてプレピット列のみからトラッキング誤差信
号を得るトラッキング誤差信号検出手段とを備え、トラ
ッキング引き込み動作が終了した後の定常動作時には、
前記トラッキング誤差信号検出手段の出力に応じてトラ
ッキング制御を行うようにした光ディスク装置である。
【0016】また本発明の光ディスク装置は、前記4分
割光検知器の分割線のうち、前記情報トラックの中心線
に実質的に対応させた分割線の一方の側にある2つの光
検知器のそれぞれの出力を乗算する乗算器と、他方の側
にある2つの光検知器のそれぞれの出力を乗算する乗算
器とを備え、前記2個の乗算器のそれぞれの出力の差信
号からトラッキング誤差信号を得るようにしたトラッキ
ング誤差信号検出手段を備えて、トラッキング引き込み
動作が終了した後の定常動作時には、前記トラッキング
誤差信号検出手段の出力に応じてトラッキング制御を行
うようにした光ディスク装置である。
【0017】
【作用】トラッキング引き込み動作が終了した後の定常
動作時には、トラッキング誤差信号は、情報トラック上
に離散的に配置されたピット列からの反射光のみを用い
て生成される。ピット列とピット列の間では、前のピッ
ト列で検出されホールドされたトラッキング誤差信号に
基づいてトラッキング制御が行われる。このため、前記
トラッキング誤差信号には光ディスク媒体の情報記録領
域からの干渉がなく、またピットの中央部及びピットと
ランド部の境界付近に於いても信号対雑音比の大きい良
好なトラッキング誤差信号が検出でき、安定で高精度の
トラッキング制御が可能となる。
【0018】
【実施例】以下、図1、図2を基に本発明の光ディスク
装置の一実施例の説明をする。図2は、本発明の光ディ
スク装置の一実施例の要部を示す図である。図2に於い
て、図5に示す従来の光ディスク装置と同一の機能を有
する要素には、同一の符号を付しその説明を省略する。
図2に示す本発明の光ディスク装置と、図5に示す従来
の光ディスク装置との主たる相違点は、光ディスク媒体
からの反射光を検出する光検知器と、前記光検知器の出
力からトラッキング誤差信号を検出してトラッキング駆
動回路に供給するトラッキング誤差信号検出手段とであ
る。また、半導体レーザ光源23は、再生時には常に低
出力であり、記録時に於いては、レーザビームが情報記
録領域(案内溝)を照射している時には高出力に、管理
情報領域(プレピット列)を照射している時には再生時
と同様に低出力になるように制御される。
【0019】以下の本発明の説明に於いては、図5に示
す半導体レーザ光源23A、光検知器29、減算器30
以外はそのまま用いるものとし、また本発明の説明に使
用する光ディスク媒体は、図6に示すような案内溝を有
するCAV型の光磁気ディスクである。図2に於いて、
前記集光レンズ28で集光されたレーザ光は4分割光検
知器14に入射され、前記4分割光検知器14の4つの
出力はレーザビームスポットを情報トラックの中心に結
像させるためのトラッキング制御手段40に入力され、
その出力は、前記トラッキングアクチュエータ32を駆
動するためのトラッキング駆動回路31に入力される。
【0020】図1は、本発明の光ディスク装置に於ける
光検知器とトラッキング制御手段とを示す図である。図
1に於いて、14は4分割光検知器、1は光ディスク媒
体のピット列のみからトラッキング誤差信号を検出する
トラッキング誤差信号検出手段である。また、40はト
ラッキング制御手段であって、前記トラッキング誤差信
号検出手段1と主に案内溝部からトラッキング誤差信号
を検出する手段と、スイッチ9などから構成されてい
る。
【0021】図1に示す4分割光検知器14は、前記光
ディスク媒体のトラック方向に実質的に対応させた分割
線Xと、前記光ディスク媒体の半径方向に実質的に対応
させた分割線Yとによって、4個の光検知器A、B、
C、Dに分割されている。前記4個の光検知器A、B、
C、Dは、トラック方向に対し、前記分割線Xの左前に
光検知器Aが、左後にDが、右前にBが、右後にCがそ
れぞれ配置されている。
【0022】図1に示すように、本発明の光ディスク装
置の一実施例に於いては、起動時には、光ディスク媒体
の情報記録領域の案内溝及び管理情報領域のピット列か
らの反射光が前記4分割光検知器14で受光され、前記
光検知器14の4出力からトラッキング誤差信号が略連
続的に生成され、前記トラッキング駆動回路31に印加
されて、トラッキング制御が行われる。一方、前記した
トラッキング制御によってトラッキングの引き込みが終
了し、光ディスク媒体の情報が読取れるようになった後
では、前記光ディスク媒体22の情報記録領域(案内
溝)の部分では、トラッキング誤差信号が検出されず、
離散的に設けられた管理情報領域(ピット列)でのみト
ラッキング誤差信号が検出され、このトラッキング誤差
信号が前記トラッキング駆動回路31に供給されて、高
精度のトラッキング制御が行われる。
【0023】本発明の光ディスク装置の一実施例に於い
ては、起動時には、まず案内溝を利用して大まかなトラ
ッキング制御が行われる。図1に於いて、加算器11で
は前記光検知器A、Dの出力が加算され減算器13に印
加される。加算器12では前記光検知器B、Cの出力が
加算され減算器13に印加される。減算器13からはプ
ッシュプル法によるトラッキング誤差信号が出力されス
イッチ9の端子fに印加される。前記スイッチ9は、外
部からその開閉が制御される半導体スイッチであって、
その出力端子gは前記トラッキング駆動回路31の入力
側に接続されている。
【0024】レーザビームが前記対物レンズ26によっ
て集光され、フォーカス制御によって光ディスク媒体2
2上で光スポットを結像し、前記トラッキング制御で引
き込み動作が終了し、光ディスク媒体上の情報が読取れ
る状態になると、図示しない引き込み終了検出回路から
引き込み終了信号が出力されるが、前記トラッキング制
御で引き込み動作が終了する以前には、前記引き込み終
了検出回路からの引き込み終了信号は出力されず、前記
スイッチ9の出力端子gは減算器13の出力が印加され
る端子fと接続されている。この場合、前記減算器13
から出力されるトラッキング誤差信号は、スイッチ9を
介して図5に示すトラッキング駆動回路31に印加さ
れ、トラッキング制御が行われる。
【0025】そして、図示しない前記引き込み終了検出
回路から引き込み終了信号が出力されると、前記引き込
み終了信号に応じて前記スイッチ9の出力端子gは、サ
ンプルホールド回路5の出力が印加される端子eと自動
的に接続される。前記した如く、起動後光ディスク媒体
上のピット列から情報が読み取れるようになると、乗算
器2では前記光検知器BとCの出力が乗算され減算器4
に印加され、乗算器3では前記光検知器AとDの出力が
乗算され減算器4に印加される。前記減算器4では、前
記2つの乗算器2、3の出力が減算されてその差信号が
サンプルホールド回路5に対して出力される。
【0026】加算器6では、前記光検知器14の4出力
が加算され、プレピット列検出回路7に印加される。前
記プレピット列検出回路7の出力Sbはサンプリングパ
ルス発生回路8に印加され、前記サンプリングパルス発
生回路8の出力Sfは前記サンプルホールド回路5に印
加される。前記プレピット列検出回路7では、前記光デ
ィスク媒体22のトラック中心上に予め形成された多数
のピットの凹凸による反射光強度の変化から、情報トラ
ック上のプレピット列の存在が検出され、前記プレピッ
ト列に特定のパターン(信号列)で形成された同期信号
が検出される。情報トラック上に形成されるプレピット
列は、所定の角度毎に所定の角度にわたり凹凸状に形成
されており、光ディスク媒体は所定の回転速度で回転さ
れるので、前記プレピット列は、所定の時間間隔で所定
の時間にわたり検出される。このプレピット列の検出
は、プレピット列に含まれる同期信号を基準にして行わ
れる。
【0027】図4は、プレピット列と各信号の関係を示
す図である。図4に於いて、(b)に示す2値信号Sb
は、プレピット列検出回路7の出力信号を示す。これは
前記光検知器14の4出力が加算器6で加算され、プレ
ピット列検出回路7で2値化されたものである。図1に
示すサンプリングパルス発生回路8では、検出されたト
ラッキング誤差信号のサンプリングを開始するためのサ
ンプリング開始タイミング信号Seと、サンプリングの
継続時間を示すサンプリングパルスSfとが生成され、
前記サンプリングパルスSfがサンプルホールド回路5
に入力されている。
【0028】前記サンプリングパルス発生回路8とサン
プルホールド回路5には、図4の(c)に示すようなク
ロック信号が印加されている。前記クロック信号は、図
示しないクロック生成回路によって前記2値信号Sbに
同期するようにして生成されたものであり、前記クロッ
ク信号の立上がり時に前記2値信号Sbが0か1かによ
り同図の(c)に示すデジタル信号が得られる。前記サ
ンプリングパルス発生回路8では、前記プレピット列か
ら検出されたデジタル信号Sdが例えば10110とな
った時に、これが同期信号と判断され、次のクロックで
同図(e)に示すようなサンプリング開始タイミング信
号Seが発生され、前記サンプリング開始タイミング信
号Seに基づいて所定のパルス幅Tpを有するサンプリ
ングパルスSfが発生され、図1に示すサンプルホール
ド回路5に供給される。
【0029】次に、サンプルホールド回路5の動作を、
図1、図3を基に説明する。図3は、サンプルホールド
回路の動作を説明する図である。サンプルホールド回路
5では、前記減算器4から出力されるトラッキング誤差
信号がローパスフィルター(LPF)42によって平滑
され、この平滑された信号が、前記サンプリングパルス
Sfによって時間Tpの間サンプリングされ、前記サン
プリングパルスSfの立ち下がり時にホールドされる。
【0030】前記スイッチ43は、半導体スイッチ43
の制御端子44に供給される制御信号によりその開閉が
制御される。即ち、前記サンプリングパルスSfの立上
がりでスイッチが閉じられ、その立ち下がりで開かれる
ことによって、端子41に供給される前記減算器4の出
力のサンプリングとホールドが行われる。前記サンプリ
ングとホールドにより得られるトラッキング誤差信号S
gは、例えば図4の(g)に示す通りであり、サンプリ
ングパルスSfが0となった後では、次のプレピット列
が到来するまでは、前記ホールドされた信号がトラッキ
ング駆動回路31に印加され、トラッキング制御が行わ
れる。
【0031】前記光磁気ディスクのピットからの反射回
折光を利用したトラッキング誤差信号は、ピットのトラ
ック方向に於ける端部の回折光が有効に利用されるた
め、光ディスク媒体22の偏心や傾斜の影響が軽減さ
れ、光ディスク装置に於けるトラッキング制御の精度と
安定性が高められるものである。また、図1に示すトラ
ッキング誤差信号検出手段によれば、トラッキング誤差
信号がピットの略全域にわたり検出されているので、信
号対雑音比が高く、トラッキング制御に於ける精度と安
定性を向上できるものである。
【0032】尚、本発明の光ディスク装置では、使用す
る光ディスク媒体が、光磁気ディスクに限定されること
なく、相変化型光ディスクの場合にも応用ができる。ま
た、起動時に於いて、使用する光ディスク媒体が線速度
一定型(CLV型)の場合には、トラッキング引き込み
動作のために前記案内溝が必要であり、前記案内溝を利
用してトラッキング制御信号を検出する必要があるが、
CAV型の場合には、前記案内溝は必ずしも必要ではな
く、前記プレピット列から検出されるトラッキング誤差
信号によってトラッキング引き込み動作をしても支障な
い。
【0033】
【発明の効果】書き換え可能な光ディスク媒体を使用す
る本発明の光ディスク装置では、光ディスクのピットか
らの反射回折光を利用してトラッキング誤差信号を得て
いるので、ピットのトラック方向に於ける端部の回折光
が有効に利用され、光ディスク媒体の偏心や傾斜の影響
が軽減され、トラッキング制御の精度と安定性が高めら
れるものである。また本発明によれば、ピットの略全域
にわたってトラッキング誤差信号を検出しているので、
トラッキング制御に於ける精度と安定性が大幅に向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク装置に於ける光検知器とト
ラッキング制御手段とを示す図である。
【図2】本発明の光ディスク装置の一実施例の要部を示
す図である。
【図3】サンプルホールド回路の動作を説明する図であ
る。
【図4】プレピット列と各信号の関係を示す図である。
【図5】従来の光ディスク装置の一例を示す図である。
【図6】光ディスク媒体の情報トラックの一部を示す図
である。
【符号の説明】
1 トラッキング誤差信号検出手段、 2、3 乗
算器 4、13 減算器、 5 サ
ンプルホールド回路 6、11、12 加算器、 7 プ
レピット列検出回路 8 サンプリングパルス発生回路 14 4分割光検知器、 22 光
ディスク媒体 23 半導体レーザ光源、 24 コ
リメートレンズ 25 偏光ビームスプリッタ、 26 対
物レンズ 28 集光レンズ、 31 ト
ラッキング駆動回路 32 トラッキングアクチュエータ 40 トラッキング制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周回状に設けられた情報トラックの中心線
    上に離散的に形成されたプレピット列を有する書き換え
    可能な光ディスクの記録及び又は再生をする光ディスク
    装置であって、前記光ディスクから反射するレーザ光を
    光電変換する4分割光検知器と、この4分割光検知器の
    出力を用いてプレピット列のみからトラッキング誤差信
    号を得るトラッキング誤差信号検出手段とを備え、トラ
    ッキング引き込み動作後の定常動作時には、前記トラッ
    キング誤差信号検出手段の出力に応じてトラッキング制
    御を行うことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】前記4分割光検知器の分割線のうち、前記
    情報トラックの中心線に実質的に対応させた分割線の一
    方の側にある2つの光検知器のそれぞれの出力を乗算す
    る乗算器と、他方の側にある2つの光検知器のそれぞれ
    の出力を乗算する乗算器とを備え、前記2個の乗算器の
    それぞれの出力の差信号からトラッキング誤差信号を得
    るようにしたトラッキング誤差信号検出手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
JP34345592A 1992-11-30 1992-11-30 光ディスク装置 Pending JPH06176392A (ja)

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