JPH06175728A - Nc装置 - Google Patents
Nc装置Info
- Publication number
- JPH06175728A JPH06175728A JP32773592A JP32773592A JPH06175728A JP H06175728 A JPH06175728 A JP H06175728A JP 32773592 A JP32773592 A JP 32773592A JP 32773592 A JP32773592 A JP 32773592A JP H06175728 A JPH06175728 A JP H06175728A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 NC装置における非線形要素の位置誤差をハ
ンチングなく小さくするようにした。 【構成】 サーボ系にバンバン補正器6を挿入して、位
置誤差に相応する操作関数を出力する。
ンチングなく小さくするようにした。 【構成】 サーボ系にバンバン補正器6を挿入して、位
置誤差に相応する操作関数を出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボットや三次元側定
機などのサーボ応用製品にあって、精度向上のための送
りサーボとしたNC装置に関する。
機などのサーボ応用製品にあって、精度向上のための送
りサーボとしたNC装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のNC装置のサーボブロック図を図
4に示す。図4において、逆伝達関数補正器1を除いた
線形要素のサーボ系2、3、4、5よりなる伝達関数は
次式(数1)となる。
4に示す。図4において、逆伝達関数補正器1を除いた
線形要素のサーボ系2、3、4、5よりなる伝達関数は
次式(数1)となる。
【数1】 そして、ここで逆伝達関数補正器1にて次式(数2)な
る演算を行なう。
る演算を行なう。
【数2】 すると、Pout =G′(S)・G(S)・Pin=Pinと
なり、理論的には機械位置Pout は指令位置Pinとなっ
て、サーボ誤差がなくなる。
なり、理論的には機械位置Pout は指令位置Pinとなっ
て、サーボ誤差がなくなる。
【0003】また、図5に示すフィードフォワードによ
る方式にあって、サーボ誤差を小さくする方式も同様の
考え方で、サーボ系2、3、4、5にあって速度フィー
ドフォワード補正器7によりフィードフォワードゲイン
定数α(0≦α≦1)を乗じた指令位置Pinの微分であ
る指令速度を出力する。この場合、αが1に近い程精度
が向上する。
る方式にあって、サーボ誤差を小さくする方式も同様の
考え方で、サーボ系2、3、4、5にあって速度フィー
ドフォワード補正器7によりフィードフォワードゲイン
定数α(0≦α≦1)を乗じた指令位置Pinの微分であ
る指令速度を出力する。この場合、αが1に近い程精度
が向上する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の図4、図5に示
す従来の技術にあって、サーボ系が線形で表わされる場
合は、理論的にはサーボ誤差を零あるいは極めて小さい
値にすることができるが、一方機械のガタ、ねじれ、摩
擦などの非線形要素による誤差に対しては逆伝達関数補
正、フィードフォワード補正のいずれもが有効に働か
ず、特に起動時及び方向反転時に大きな誤差を生じてい
る。
す従来の技術にあって、サーボ系が線形で表わされる場
合は、理論的にはサーボ誤差を零あるいは極めて小さい
値にすることができるが、一方機械のガタ、ねじれ、摩
擦などの非線形要素による誤差に対しては逆伝達関数補
正、フィードフォワード補正のいずれもが有効に働か
ず、特に起動時及び方向反転時に大きな誤差を生じてい
る。
【0005】本発明は、上述の問題に鑑み非線形要素に
よる誤差を軽減するようにしたNC装置の提供を目的と
する。
よる誤差を軽減するようにしたNC装置の提供を目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する本
発明は、線形要素のサーボ系に逆伝達関数補正器又はフ
ィードフォワード補正器を加えてサーボ誤差を無くした
NC装置において、非線形要素の誤差を小さくするよう
バンバン補正器を上記サーボ系に挿入したことを特徴と
する。
発明は、線形要素のサーボ系に逆伝達関数補正器又はフ
ィードフォワード補正器を加えてサーボ誤差を無くした
NC装置において、非線形要素の誤差を小さくするよう
バンバン補正器を上記サーボ系に挿入したことを特徴と
する。
【0007】
【作用】例えば非線形要素による誤差が生じ指令位置P
inと機械位置Pout との差、つまり位置の誤差εP があ
る規定値εPSより大きくなるとある関数fの操作量を加
え位置の誤差εP がある規定値εPEより小さくなると何
もしないという機能を有するバンバン補正(ON/OF
F補正)器を挿入することにより、位置の誤差ε P を小
さくすることができ、しかもこの補正は一過性の補正で
あるため、上記ε PS、εPEやfを適宜定めれば、例えば
位置ループゲインを上げて非線形誤差を少なくするとき
に生ずるハンチングを防止して、結局誤差を小さくする
ことができる。
inと機械位置Pout との差、つまり位置の誤差εP があ
る規定値εPSより大きくなるとある関数fの操作量を加
え位置の誤差εP がある規定値εPEより小さくなると何
もしないという機能を有するバンバン補正(ON/OF
F補正)器を挿入することにより、位置の誤差ε P を小
さくすることができ、しかもこの補正は一過性の補正で
あるため、上記ε PS、εPEやfを適宜定めれば、例えば
位置ループゲインを上げて非線形誤差を少なくするとき
に生ずるハンチングを防止して、結局誤差を小さくする
ことができる。
【0008】
【実施例】ここで、図1〜図3を参照して本発明の実施
例を説明する。図1は、図4に対応するサーボ系のブロ
ック図であり、同一部分には同符号を付す。図1におい
て、逆伝達関数補正器1を加えた線形要素サーボ系2、
3、4、5にあっては、ブロック2の出力に出力が加え
合わされるバンバン補正器6が挿入され、この補正器6
の入力としては指令位置Pin及び機械位置Pout の差が
入る。
例を説明する。図1は、図4に対応するサーボ系のブロ
ック図であり、同一部分には同符号を付す。図1におい
て、逆伝達関数補正器1を加えた線形要素サーボ系2、
3、4、5にあっては、ブロック2の出力に出力が加え
合わされるバンバン補正器6が挿入され、この補正器6
の入力としては指令位置Pin及び機械位置Pout の差が
入る。
【0009】図2はバンバン補正器6の詳細ブロックを
示す。入力としてはεP =Pin−P out であるεP が生
じ、絶対値化回路11にて|εP |を求める。次に、開
始定数εPSと絶対値|εP |とをブロック12にて比較
し、|εP |≧εPSの場合補正指令器15をセットす
る。また、終了定数εPEと絶対値|εP |とをブロック
13にて比較し、|εP |≦εPEの場合補正指令器15
をリセットする。すなわち、ある一定値以上の誤差|ε
P |にて補正指令器15のセット、他の値以下の誤差|
εP |にて補正指令器15のリセットを行なう。
示す。入力としてはεP =Pin−P out であるεP が生
じ、絶対値化回路11にて|εP |を求める。次に、開
始定数εPSと絶対値|εP |とをブロック12にて比較
し、|εP |≧εPSの場合補正指令器15をセットす
る。また、終了定数εPEと絶対値|εP |とをブロック
13にて比較し、|εP |≦εPEの場合補正指令器15
をリセットする。すなわち、ある一定値以上の誤差|ε
P |にて補正指令器15のセット、他の値以下の誤差|
εP |にて補正指令器15のリセットを行なう。
【0010】補正指令器15のセットにより、スイッチ
18がONされて操作関数f(ここでは定数回路16の
fo )を出力し、補正指令器15のリセットにより、ス
イッチ18がOFFされて図2の状態になる。符号切替
器17は、補正指令器15のセットによりスイッチ18
を介して定数fo を出力するものであるが、この切替器
17の出力に当っては、入力である誤差εP の符号判定
器14にて判定されたεP の正又は負によりfo の符号
を切替えるという機能を有する。すなわち、εP の符号
が正の時は符号切替器17ではそのままfo で出力し、
εP の符号が負の時には符号を反転させて−fo にて出
力するものである。
18がONされて操作関数f(ここでは定数回路16の
fo )を出力し、補正指令器15のリセットにより、ス
イッチ18がOFFされて図2の状態になる。符号切替
器17は、補正指令器15のセットによりスイッチ18
を介して定数fo を出力するものであるが、この切替器
17の出力に当っては、入力である誤差εP の符号判定
器14にて判定されたεP の正又は負によりfo の符号
を切替えるという機能を有する。すなわち、εP の符号
が正の時は符号切替器17ではそのままfo で出力し、
εP の符号が負の時には符号を反転させて−fo にて出
力するものである。
【0011】このようにバンバン補正器6は、位置の誤
差εP が正でかつ大きい時には正のバンバン補正量fo
を、また位置の誤差εP が負で絶対値が大きい時は負の
バンバン補正量−fo を、それぞれ速度指令に加え、そ
の他の場合は何もしないという一過性の補正を加える。
この結果、ハンチングを防ぎつつ機械系のガタ、ねじ
れ、摩擦等のサーボ系の非線形要素による誤差を小さく
することができる。
差εP が正でかつ大きい時には正のバンバン補正量fo
を、また位置の誤差εP が負で絶対値が大きい時は負の
バンバン補正量−fo を、それぞれ速度指令に加え、そ
の他の場合は何もしないという一過性の補正を加える。
この結果、ハンチングを防ぎつつ機械系のガタ、ねじ
れ、摩擦等のサーボ系の非線形要素による誤差を小さく
することができる。
【0012】図3はバンバン補正器のフローチャートで
ある。補正のON,OFF判定にて補正がなければ補正
キャンセルとし補正があるとき+補正か−補正かを判定
し実行するフローを経由する。
ある。補正のON,OFF判定にて補正がなければ補正
キャンセルとし補正があるとき+補正か−補正かを判定
し実行するフローを経由する。
【0013】これまでの説明では、図1に示す逆伝達関
数補正器1を加えたサーボ系につき述べたが、図5に示
すフィードフォワード系におけるサーボ誤差を小さくす
るNC装置に対しても図1と同様にバンバン補正器を挿
入することにより、位置誤差を小さくすることができ
る。
数補正器1を加えたサーボ系につき述べたが、図5に示
すフィードフォワード系におけるサーボ誤差を小さくす
るNC装置に対しても図1と同様にバンバン補正器を挿
入することにより、位置誤差を小さくすることができ
る。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、N
Cのサーボ系における機械のガタ、ねじれ、摩擦などの
非線形要素による位置の誤差を簡単にかつサーボ系への
悪影響(ハンチング)なく、小さくすることができる。
Cのサーボ系における機械のガタ、ねじれ、摩擦などの
非線形要素による位置の誤差を簡単にかつサーボ系への
悪影響(ハンチング)なく、小さくすることができる。
【図1】本発明の一実施例のサーボ系のブロック図。
【図2】バンバン補正器のブロック図。
【図3】バンバン補正器のフローチャート。
【図4】従来のNC装置のサーボ系のブロック図。
【図5】従来の他のサーボ系のブロック図。
1 逆伝達関数補正器 6 バンバン補正器 7 フィードフォワード補正器 11 絶対値化回路 12、13、14 比較ブロック 15 補正指令器 16 定数回路 17 符号切替器 18 スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 線形要素のサーボ系に逆伝達関数補正器
又はフィードフォワード補正器を加えてサーボ誤差を無
くしたNC装置において、 非線形要素の誤差を小さくするようバンバン補正器を上
記サーボ系に挿入したことを特徴とするNC装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32773592A JPH06175728A (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | Nc装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32773592A JPH06175728A (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | Nc装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06175728A true JPH06175728A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18202402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32773592A Withdrawn JPH06175728A (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | Nc装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06175728A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002132302A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-10 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | プロセス制御方法及び装置 |
CN102109822A (zh) * | 2011-04-02 | 2011-06-29 | 重庆交通大学 | 伺服电机的变结构双自由度智能集成控制方法 |
-
1992
- 1992-12-08 JP JP32773592A patent/JPH06175728A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002132302A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-10 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | プロセス制御方法及び装置 |
CN102109822A (zh) * | 2011-04-02 | 2011-06-29 | 重庆交通大学 | 伺服电机的变结构双自由度智能集成控制方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000307 |