JPH06174989A - 光学素子の間隔調整方法及び調整装置 - Google Patents
光学素子の間隔調整方法及び調整装置Info
- Publication number
- JPH06174989A JPH06174989A JP33048392A JP33048392A JPH06174989A JP H06174989 A JPH06174989 A JP H06174989A JP 33048392 A JP33048392 A JP 33048392A JP 33048392 A JP33048392 A JP 33048392A JP H06174989 A JPH06174989 A JP H06174989A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明の目的は、隣接して設けられる光学素
子同士の光軸方向の間隔を高精度に且つ簡便に調整する
ことにある。 【構成】レンズ枠に保持されるとともに光軸が一致され
て配置される一対の光学素子は、その間に間隔調整装置
10を備えている。この調整装置は、その円周上を3等分
する位置に保持孔13を有する保持部材12と、上記レンズ
の光軸方向に沿った高さhが高精度に加工されている円
柱形のスペ−サ−14と、から構成されている。スペ−サ
−は、高さhを異ならせて複数種類用意され、この中か
ら光学素子の間隔を所望の値に規定することができる高
さhを有するスペ−サ−が選択され、交換される。
子同士の光軸方向の間隔を高精度に且つ簡便に調整する
ことにある。 【構成】レンズ枠に保持されるとともに光軸が一致され
て配置される一対の光学素子は、その間に間隔調整装置
10を備えている。この調整装置は、その円周上を3等分
する位置に保持孔13を有する保持部材12と、上記レンズ
の光軸方向に沿った高さhが高精度に加工されている円
柱形のスペ−サ−14と、から構成されている。スペ−サ
−は、高さhを異ならせて複数種類用意され、この中か
ら光学素子の間隔を所望の値に規定することができる高
さhを有するスペ−サ−が選択され、交換される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光軸が一致するよう
に隣接して設けられた一対の光学素子の間の光軸方向の
間隔を高精度に調整する光学素子の間隔調整方法及び調
整装置に関し、特に、高倍率の顕微鏡対物レンズ、例え
ば非球面鏡を有する反射型対物レンズ及びステッパ−の
対物レンズに適用される光学素子の間隔調整方法及び調
整装置に関する。
に隣接して設けられた一対の光学素子の間の光軸方向の
間隔を高精度に調整する光学素子の間隔調整方法及び調
整装置に関し、特に、高倍率の顕微鏡対物レンズ、例え
ば非球面鏡を有する反射型対物レンズ及びステッパ−の
対物レンズに適用される光学素子の間隔調整方法及び調
整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学素子、特にレンズをその光軸
に沿って移動する方法として、特開平1-19313 号公報、
或いは特開平1-173007号公報に開示された方法が知られ
ている。特開平1-19313 号公報に開示された方法は、ヘ
リコイドネジを備えたレンズ保持リングでレンズを保持
して、光軸に沿って移動させている。この方法は、通
常、カメラのフォ−カス機構に用いられている。また、
特開平1-173007号公報に開示された方法は、レンズを保
持するとともにカムを有する内枠とダボを有する外枠と
を組合わせて、外枠に対して内枠を回転させてダボにカ
ムをスライドさせることにより、レンズを光軸方向に移
動させている。
に沿って移動する方法として、特開平1-19313 号公報、
或いは特開平1-173007号公報に開示された方法が知られ
ている。特開平1-19313 号公報に開示された方法は、ヘ
リコイドネジを備えたレンズ保持リングでレンズを保持
して、光軸に沿って移動させている。この方法は、通
常、カメラのフォ−カス機構に用いられている。また、
特開平1-173007号公報に開示された方法は、レンズを保
持するとともにカムを有する内枠とダボを有する外枠と
を組合わせて、外枠に対して内枠を回転させてダボにカ
ムをスライドさせることにより、レンズを光軸方向に移
動させている。
【0003】また、特開昭60-98410号公報には、スペ−
サ−を備えたレンズが開示されており、スペ−サ−をレ
ンズの球面に対してスライドさせることによりレンズと
スペ−サ−との光軸を一致させる方法が開示されてい
る。また、隣接して設けられた一対のレンズ枠の間隔を
光軸方向で調整する方法としては、レンズ枠の間に箔状
のスペ−サ−を挿入してレンズ同士の間隔を光軸方向で
調整する方法が知られている。
サ−を備えたレンズが開示されており、スペ−サ−をレ
ンズの球面に対してスライドさせることによりレンズと
スペ−サ−との光軸を一致させる方法が開示されてい
る。また、隣接して設けられた一対のレンズ枠の間隔を
光軸方向で調整する方法としては、レンズ枠の間に箔状
のスペ−サ−を挿入してレンズ同士の間隔を光軸方向で
調整する方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平1-19313 号
公報、或いは特開平1-173007号公報に開示されている方
法は、ともに、レンズを光軸方向に移動できるが、光軸
方向に対する移動距離を高精度に調整することは困難で
あり、特にミクロンオ−ダ−でのレンズ間の距離の調整
が必要とされている対物レンズ等の各レンズ間距離の調
整には適用できない。
公報、或いは特開平1-173007号公報に開示されている方
法は、ともに、レンズを光軸方向に移動できるが、光軸
方向に対する移動距離を高精度に調整することは困難で
あり、特にミクロンオ−ダ−でのレンズ間の距離の調整
が必要とされている対物レンズ等の各レンズ間距離の調
整には適用できない。
【0005】また、上記特開昭60-98410号公報に開示さ
れている方法は、レンズの光軸調整に用いられる方法で
あり、スペ−サ−を備えたことによってレンズを光軸方
向に位置決めするものではない。また、上記のような箔
状スペ−サ−を用いてレンズ枠の間の間隔を調整する場
合には、レンズ枠の口径が大きくなるとスペ−サ−の加
工精度が悪くなり、しかも、取扱い性が悪くなるという
問題がある。この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、隣接して設けられる光学素子同士の光
軸方向の間隔を高精度に且つ簡便に調整することにあ
る。
れている方法は、レンズの光軸調整に用いられる方法で
あり、スペ−サ−を備えたことによってレンズを光軸方
向に位置決めするものではない。また、上記のような箔
状スペ−サ−を用いてレンズ枠の間の間隔を調整する場
合には、レンズ枠の口径が大きくなるとスペ−サ−の加
工精度が悪くなり、しかも、取扱い性が悪くなるという
問題がある。この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、隣接して設けられる光学素子同士の光
軸方向の間隔を高精度に且つ簡便に調整することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の方法によれ
ば、それぞれ枠部材に保持され光軸が一致するように隣
接して設けられた一対の光学素子の間の光軸方向の間隔
を調整する方法において、上記枠部材の間の間隔を規定
する高さを有する柱状のスペ−サ−を、該高さを異なら
せて複数種類用意する工程と、環状の本体と、本体の周
囲方向に互いに離間して本体に形成された複数の保持孔
とを有する保持部材を用意する工程と、上記用意された
複数種類のスペ−サ−から一種類のスペ−サ−を選択
し、該スペ−サ−を、保持部材の複数の保持孔にそれぞ
れ挿通する工程と、上記保持孔に挿通されたスペ−サ−
の軸が上記光学素子の光軸と平行になるように、上記枠
部材の間に上記保持部材を挿入し、上記枠部材間にスペ
−サ−を挾接する工程と、を有し、上記保持孔に挿通さ
れたスペ−サ−を高さの異なる他のスペ−サ−と交換す
ることにより、上記光学素子の間隔を所望の値に調整す
る。
ば、それぞれ枠部材に保持され光軸が一致するように隣
接して設けられた一対の光学素子の間の光軸方向の間隔
を調整する方法において、上記枠部材の間の間隔を規定
する高さを有する柱状のスペ−サ−を、該高さを異なら
せて複数種類用意する工程と、環状の本体と、本体の周
囲方向に互いに離間して本体に形成された複数の保持孔
とを有する保持部材を用意する工程と、上記用意された
複数種類のスペ−サ−から一種類のスペ−サ−を選択
し、該スペ−サ−を、保持部材の複数の保持孔にそれぞ
れ挿通する工程と、上記保持孔に挿通されたスペ−サ−
の軸が上記光学素子の光軸と平行になるように、上記枠
部材の間に上記保持部材を挿入し、上記枠部材間にスペ
−サ−を挾接する工程と、を有し、上記保持孔に挿通さ
れたスペ−サ−を高さの異なる他のスペ−サ−と交換す
ることにより、上記光学素子の間隔を所望の値に調整す
る。
【0007】また、この発明の装置によれば、それぞれ
枠部材に保持され、光軸が一致するように隣接して設け
られた一対の光学素子の光軸方向の間隔を調整する調整
装置において、軸に直交する一対の端面それぞれ有して
いるとともに、高さの異なる複数種類の柱状のスペ−サ
−と、環状の本体と、本体の円周方向に互いに離間して
本体に形成されているとともに、上記スペ−サ−の中か
ら選択された同一種類のスペ−サ−がそれぞれ挿通され
た保持孔とを有する保持部材と、を備え、上記保持孔に
スペ−サ−が挿通された保持部材は、各スペ−サ−の軸
が上記光学素子の光軸と平行に位置し一対の端面がそれ
ぞれ枠部材に当接した状態で、上記一対の枠部材間に配
設されている。
枠部材に保持され、光軸が一致するように隣接して設け
られた一対の光学素子の光軸方向の間隔を調整する調整
装置において、軸に直交する一対の端面それぞれ有して
いるとともに、高さの異なる複数種類の柱状のスペ−サ
−と、環状の本体と、本体の円周方向に互いに離間して
本体に形成されているとともに、上記スペ−サ−の中か
ら選択された同一種類のスペ−サ−がそれぞれ挿通され
た保持孔とを有する保持部材と、を備え、上記保持孔に
スペ−サ−が挿通された保持部材は、各スペ−サ−の軸
が上記光学素子の光軸と平行に位置し一対の端面がそれ
ぞれ枠部材に当接した状態で、上記一対の枠部材間に配
設されている。
【0008】
【作用】上記光学素子の間隔調整方法及び装置によれ
ば、高さを高精度に加工した柱状のスペ−サ−を、高さ
を異ならせて複数種類用意する。上記複数種類のスペ−
サ−の中から、光学素子を保持する枠部材の間隔を規定
する高さを有するスペ−サ−が選択され、このスペ−サ
−が環状の本体を有する保持部材の複数の保持孔に挿通
される。この保持部材は、スペ−サ−の高さ方向が上記
光学素子の光軸方向と平行になるように上記枠部材の間
に設置され、スペ−サ−の端面が枠部材に当接され、枠
部材の間隔がスペ−サ−の高さによって規定され、光学
素子の間隔が規定される。そして、光学素子の間隔を光
軸方向で調整する場合には、保持部材に挿通されたスペ
−サ−を高さの異なる他のスペ−サ−に交換する。
ば、高さを高精度に加工した柱状のスペ−サ−を、高さ
を異ならせて複数種類用意する。上記複数種類のスペ−
サ−の中から、光学素子を保持する枠部材の間隔を規定
する高さを有するスペ−サ−が選択され、このスペ−サ
−が環状の本体を有する保持部材の複数の保持孔に挿通
される。この保持部材は、スペ−サ−の高さ方向が上記
光学素子の光軸方向と平行になるように上記枠部材の間
に設置され、スペ−サ−の端面が枠部材に当接され、枠
部材の間隔がスペ−サ−の高さによって規定され、光学
素子の間隔が規定される。そして、光学素子の間隔を光
軸方向で調整する場合には、保持部材に挿通されたスペ
−サ−を高さの異なる他のスペ−サ−に交換する。
【0009】
【実施例】以下図面を参照しながら、この発明の光学素
子の間隔調整装置を用いて反射型対物レンズの各光学素
子の間の間隔を調整する方法について説明する。
子の間隔調整装置を用いて反射型対物レンズの各光学素
子の間の間隔を調整する方法について説明する。
【0010】図1に示すように、反射型対物レンズ1
は、レンズ枠2に接着固定された非球面鏡4と、レンズ
枠6に接着固定された球面鏡8とから成る2つのブロッ
ク3、5で構成されている。ブロック3、5は、非球面
鏡4の光軸と球面鏡8の光軸とが一致するように対向し
て設けられている。各レンズ枠2、6の互いに対向する
環状の端面2a、6aは、それぞれ非球面鏡4及び球面鏡8
の光軸と直交する平面内に、同一形状に形成されてお
り、これらの端面の間に間隔調整装置10が挾設されてい
る。
は、レンズ枠2に接着固定された非球面鏡4と、レンズ
枠6に接着固定された球面鏡8とから成る2つのブロッ
ク3、5で構成されている。ブロック3、5は、非球面
鏡4の光軸と球面鏡8の光軸とが一致するように対向し
て設けられている。各レンズ枠2、6の互いに対向する
環状の端面2a、6aは、それぞれ非球面鏡4及び球面鏡8
の光軸と直交する平面内に、同一形状に形成されてお
り、これらの端面の間に間隔調整装置10が挾設されてい
る。
【0011】図2に示すように、間隔調整装置10は、上
記端面2a、6aと略同じ径を有する環状の本体を構成する
保持部材12と、円柱形に形成された3つのスペ−サ−14
とから組立てられている。保持部材12は、その円周方向
に等間隔離間して形成された3つの保持孔13を有し、各
保持孔13にスペ−サ−14が挿通されている。
記端面2a、6aと略同じ径を有する環状の本体を構成する
保持部材12と、円柱形に形成された3つのスペ−サ−14
とから組立てられている。保持部材12は、その円周方向
に等間隔離間して形成された3つの保持孔13を有し、各
保持孔13にスペ−サ−14が挿通されている。
【0012】スペ−サ−14は、軸方向の高さhがミクロ
ンオ−ダ−に高精度に加工されているとともに、その両
端面は軸に対して高精度に直角に加工されている。この
ように高さhが高精度に加工されたスペ−サ−14は、高
さhをミクロンオ−ダ−で異ならせたものが複数種類用
意される。複数種類の中から一種類のスペ−サ−14が選
択され、保持部材12の保持孔13に挿通されて間隔調整装
置10が組立てられている。尚、保持孔13の直径は、スペ
−サ−14の径より若干大きく形成されており、スペ−サ
−14は、保持部材12に対して軸方向へ移動可能に備えら
れている。また、保持部材12の本体の厚さは、各スペ−
サ−14の高さhよりも小さく形成され、スペ−サ−14
は、保持孔13に挿通された状態において両端部が本体か
ら突出している。
ンオ−ダ−に高精度に加工されているとともに、その両
端面は軸に対して高精度に直角に加工されている。この
ように高さhが高精度に加工されたスペ−サ−14は、高
さhをミクロンオ−ダ−で異ならせたものが複数種類用
意される。複数種類の中から一種類のスペ−サ−14が選
択され、保持部材12の保持孔13に挿通されて間隔調整装
置10が組立てられている。尚、保持孔13の直径は、スペ
−サ−14の径より若干大きく形成されており、スペ−サ
−14は、保持部材12に対して軸方向へ移動可能に備えら
れている。また、保持部材12の本体の厚さは、各スペ−
サ−14の高さhよりも小さく形成され、スペ−サ−14
は、保持孔13に挿通された状態において両端部が本体か
ら突出している。
【0013】上記のように組立てられた間隔調整装置10
は、各スペ−サ−14の両端面がレンズ枠の端面2a、6aに
それぞれ当接するように、且つスペ−サ−14の軸が光学
部材の光軸と平行になるようにブロック3及び5の間に
設置される。そして、ブロック3、5の間の間隔、即ち
レンズ枠2、6の間の間隔は、スペ−サ−14の高さhに
よって決定される。また、この間隔を調整する際には、
保持部材12に保持されたスペ−サ−14を、高さhの異な
る他のスペ−サ−と交換することにより調整が行われ
る。従って、レンズ枠の間の間隔が高精度に調整され、
非球面鏡4及び球面鏡8の間の間隔がミクロンオ−ダ−
で調整されることになる。
は、各スペ−サ−14の両端面がレンズ枠の端面2a、6aに
それぞれ当接するように、且つスペ−サ−14の軸が光学
部材の光軸と平行になるようにブロック3及び5の間に
設置される。そして、ブロック3、5の間の間隔、即ち
レンズ枠2、6の間の間隔は、スペ−サ−14の高さhに
よって決定される。また、この間隔を調整する際には、
保持部材12に保持されたスペ−サ−14を、高さhの異な
る他のスペ−サ−と交換することにより調整が行われ
る。従って、レンズ枠の間の間隔が高精度に調整され、
非球面鏡4及び球面鏡8の間の間隔がミクロンオ−ダ−
で調整されることになる。
【0014】以上のように本発明の調整方法を、例えば
上記実施例のように各光学素子の間隔が高精度に調整さ
れる必要のある反射型対物レンズの間隔の調整に用いる
ことにより、今まで、光学素子或いはレンズ枠の加工寸
法を高精度に保つだけでは充分とされなかった光学素子
の高精度な位置決めが可能となり、光学素子間に正確な
間隔を有する反射型対物レンズが提供できる。また、保
持部材12は、複数のスペ−サ−14をレンズ枠2、6間の
所望の位置に保持可能であり、しかも複数のスペ−サ−
14をレンズ枠2、6間に容易に装着可能に形成されてい
る。
上記実施例のように各光学素子の間隔が高精度に調整さ
れる必要のある反射型対物レンズの間隔の調整に用いる
ことにより、今まで、光学素子或いはレンズ枠の加工寸
法を高精度に保つだけでは充分とされなかった光学素子
の高精度な位置決めが可能となり、光学素子間に正確な
間隔を有する反射型対物レンズが提供できる。また、保
持部材12は、複数のスペ−サ−14をレンズ枠2、6間の
所望の位置に保持可能であり、しかも複数のスペ−サ−
14をレンズ枠2、6間に容易に装着可能に形成されてい
る。
【0015】また、間隔調整装置10の調整は、高さhの
異なる複数のスペ−サ−14の中から所望の高さを有する
スペ−サ−14を選択して交換するだけで行われ、保持部
材12の交換の必要はない。また、スペ−サ−14の光軸に
沿った高さhを精度良く加工するだけで、光学素子間の
光軸方向の間隔が簡便にしかもミクロンオ−ダ−の精度
で調整でき、また、従来困難であった負方向への間隔の
調整も可能となる。
異なる複数のスペ−サ−14の中から所望の高さを有する
スペ−サ−14を選択して交換するだけで行われ、保持部
材12の交換の必要はない。また、スペ−サ−14の光軸に
沿った高さhを精度良く加工するだけで、光学素子間の
光軸方向の間隔が簡便にしかもミクロンオ−ダ−の精度
で調整でき、また、従来困難であった負方向への間隔の
調整も可能となる。
【0016】尚、この発明の間隔調整装置は、上記実施
例に限定されることなく、この発明の範囲内で種々変更
可能である。例えば、スペ−サ−14の形状は、角柱等で
も良く、高さhが正確に規定できるものであればよい。
また、保持部材12及び保持孔13の形状は、スペ−サ−の
形状によって或いは光学素子の種類によって変更され
る。更に、この発明の方法は、他の光学素子、例えばス
テッパ−の対物レンズの間隔調整にも適用できる。
例に限定されることなく、この発明の範囲内で種々変更
可能である。例えば、スペ−サ−14の形状は、角柱等で
も良く、高さhが正確に規定できるものであればよい。
また、保持部材12及び保持孔13の形状は、スペ−サ−の
形状によって或いは光学素子の種類によって変更され
る。更に、この発明の方法は、他の光学素子、例えばス
テッパ−の対物レンズの間隔調整にも適用できる。
【0017】
【発明の効果】光軸方向の高さがミクロンオ−ダ−で加
工された複数種類の柱状のスペ−サ−から、一対の光学
素子の間隔を所望の値に規定することのできる高さを有
するスペ−サ−を選び、このスペ−サ−を一対の光学素
子の間に設置することにより、光学素子の間に高精度且
つ簡便に所望の間隔を与えることができる。
工された複数種類の柱状のスペ−サ−から、一対の光学
素子の間隔を所望の値に規定することのできる高さを有
するスペ−サ−を選び、このスペ−サ−を一対の光学素
子の間に設置することにより、光学素子の間に高精度且
つ簡便に所望の間隔を与えることができる。
【図1】図1は、この発明の光学素子の間隔調整装置
を、反射型対物レンズに用いた実施例を示す断面図。
を、反射型対物レンズに用いた実施例を示す断面図。
【図2】図2(A)は、この発明の光学素子の間隔調整
装置を示す概略図。図2(B)は、図2(A)の間隔調
整装置を示す正面図。
装置を示す概略図。図2(B)は、図2(A)の間隔調
整装置を示す正面図。
10…間隔調整装置、12…保持部材、13…保持孔、14…ス
ペ−サ−
ペ−サ−
Claims (2)
- 【請求項1】それぞれ枠部材に保持され光軸が一致する
ように隣接して設けられた一対の光学素子の間の光軸方
向の間隔を調整する方法において、 上記枠部材の間の間隔を規定する高さを有する柱状のス
ペ−サ−を、該高さを異ならせて複数種類用意する工程
と、 環状の本体と、本体の周囲方向に互いに離間して本体に
形成された複数の保持孔とを有する保持部材を用意する
工程と、 上記用意された複数種類のスペ−サ−から一種類のスペ
−サ−を選択し、該スペ−サ−を、上記保持部材の複数
の保持孔にそれぞれ挿通する工程と、 上記保持孔に挿通されたスペ−サ−の軸が上記光学素子
の光軸と平行になるように、上記一対の枠部材の間に上
記保持部材を挿入し、上記枠部材間にスペ−サ−を挾持
する工程と、を有し、 上記保持孔に挿通されたスペ−サ−を高さの異なる他の
スペ−サ−と交換することにより、上記光学素子の間隔
を所望の値に調整することを特徴とする光学素子の間隔
調整方法。 - 【請求項2】それぞれ枠部材に保持され、光軸が一致す
るように隣接して設けられた一対の光学素子の光軸方向
の間隔を調整する調整装置において、 軸に直交する一対の端面をそれぞれ有しているととも
に、高さの異なる複数種類の柱状のスペ−サ−と、 環状の本体と、本体の円周方向に互いに離間して本体に
形成されているとともに、上記スペ−サ−の中から選択
された同一種類のスペ−サ−がそれぞれ挿通された保持
孔とを有する保持部材と、を備え、 上記保持孔にスペ−サ−が挿通された保持部材は、各ス
ペ−サ−の軸が上記光学素子の光軸と平行に位置すると
ともに一対の端面がそれぞれ枠部材に当接した状態で、
上記一対の枠部材間に配設されていることを特徴とする
光学素子の間隔調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33048392A JPH06174989A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 光学素子の間隔調整方法及び調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33048392A JPH06174989A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 光学素子の間隔調整方法及び調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06174989A true JPH06174989A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18233133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33048392A Withdrawn JPH06174989A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 光学素子の間隔調整方法及び調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06174989A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101113559B1 (ko) * | 2009-12-08 | 2012-02-24 | 삼성전기주식회사 | 렌즈 모듈 |
KR101113478B1 (ko) * | 2009-12-08 | 2012-02-29 | 삼성전기주식회사 | 렌즈 모듈 |
-
1992
- 1992-12-10 JP JP33048392A patent/JPH06174989A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101113559B1 (ko) * | 2009-12-08 | 2012-02-24 | 삼성전기주식회사 | 렌즈 모듈 |
KR101113478B1 (ko) * | 2009-12-08 | 2012-02-29 | 삼성전기주식회사 | 렌즈 모듈 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000307 |