JPH06174360A - 冷凍庫 - Google Patents

冷凍庫

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JPH06174360A
JPH06174360A JP22125293A JP22125293A JPH06174360A JP H06174360 A JPH06174360 A JP H06174360A JP 22125293 A JP22125293 A JP 22125293A JP 22125293 A JP22125293 A JP 22125293A JP H06174360 A JPH06174360 A JP H06174360A
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insulating box
heat
cooler
heat insulating
freezer
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Makoto Fukuchi
誠 福地
Masao Saito
正夫 斉藤
Kenji Sato
堅治 佐藤
Nobumitsu Imai
宣充 今井
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2321/00Details or arrangements for defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2321/14Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water
    • F25D2321/146Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water characterised by the pipes or pipe connections

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  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造により庫内圧力の低下を低減して
扉の開放を容易とし、且つ、その場合のエネルギー損失
も少ない冷凍庫を提供する。 【構成】 冷凍庫1は断熱箱体2と、断熱箱体2の庫内
3を開閉自在に閉塞する扉6と、庫内3に設けられた冷
却器15と、冷却器15と熱交換した冷気を庫内3に循
環する送風機25と、送風機25の吐出側において一端
を開口し、冷却器15からのドレン水を断熱箱体2外に
排出する排水路36と、断熱箱体2外に位置する排水路
36の他端部に設けられたトラップ部とを具備する。排
水路36の一端とトラップ部との間には断熱箱体2外に
開放するY字管32を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、庫内を冷凍温度にする
ことにより、食品等を凍結保存する冷凍庫に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来この種冷凍庫は、レストランの厨房
やスーパーマーケットの店舗等に設置されるものであ
り、断熱箱体の庫内に冷凍食品を収納して冷却器により
−15℃以下の冷凍温度に冷却すると共に、断熱箱体の
開口は断熱扉により、或いは断熱性のガラス扉によって
開閉自在に閉塞する構造とされている。
【0003】ところで、係る冷凍庫の扉を開放した後閉
じると、扉の開放中に庫内に流入した比較的高温多湿の
外気が急速に収縮するため、庫内圧力は図7中実線L1
で示す如く一時的に著しく低下する。即ち、図7の時刻
t1にて扉を開放し、10秒後の時刻t2にて閉じたも
のとすると、庫内圧力は時刻t2にて扉の閉鎖圧力によ
って一旦上昇し、その後、開放途中に流入した外気の収
縮によって急速に低下する。そして、扉の閉鎖から約1
2秒後の時刻t3に最も低くなり、その後は扉周辺、或
いは断熱箱体周囲の隙間等からの外気の流入によって圧
力は徐々に上昇して行き、扉閉鎖から約45秒後の時刻
t7には略外気圧力と平衡する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、庫内が冷
凍温度の冷却される冷凍庫では、扉の開放によって庫内
の冷気と外気が入れ代わり、再び扉が閉じられた後は入
れ代わった外気が冷却されて体積が収縮することによ
り、庫内圧力が著しく低下する。そのため、扉を開放す
るために必要な力も図7に示すように大きなものとな
り、最も圧力が下がる時点では15Kgfもの力を必要
とする。係る力が扉の把手に加わると把手自体が破損し
てしまう危険性があり、係る不都合は断熱箱体の密閉性
が向上すればするほど顕著に現れる。また、扉の開放に
必要な力として許容される5Kgf程度まで庫内圧力が
上昇するには、時刻t2から27秒も経過した時刻t6
まで待たなければならず、使用性も著しく悪化する。
【0005】そこで、従来では断熱箱体の壁面に孔を穿
設して庫内と外部とを連通状態とし、庫内の圧力低下に
より外気が庫内に進入できるようにして前記庫内圧力の
低下を防止する構造が採られていたが、孔を介した庫内
外の熱遮断が困難となって冷却能力が低下すると共に、
孔周囲への結露の解消のためにヒータ等を設けなければ
ならず、エネルギー損失が著しくなる問題があった。
【0006】本発明は係る従来の技術的課題を解決する
ために成されたものであり、簡単な構造により庫内圧力
の低下を低減して扉の開放を容易とし、且つ、その場合
のエネルギー損失も少ない冷凍庫を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための手段として、断熱箱体と、該断熱箱体の庫内を開
閉自在に閉塞する扉と、前記庫内に設けられた冷却器
と、該冷却器と熱交換した冷気を前記庫内に循環する送
風機と、該送風機の吐出側において一端を開口し、前記
冷却器からのドレン水を前記断熱箱体外に排出する排水
路と、前記断熱箱体外に位置する前記排水路の他端部に
設けられたトラップ部とを具備した冷凍庫において、前
記排水路の一端とトラップ部との間に、前記断熱箱体外
に開放する通気部を形成した冷凍庫を提供する。
【0008】また、第2発明として、断熱箱体と、該断
熱箱体の庫内を開閉自在に閉塞する扉と、下面に冷却器
が取り付けられ、前記断熱箱体の天壁に形成した透孔を
塞ぐように取り付けられた断熱板と、前記冷却器と熱交
換した冷気を前記庫内に循環する送風機とを具備した冷
凍庫において、前記断熱板を前記送風機の吐出側に位置
するように配置すると共に、前記断熱板と断熱箱体との
間に通気性の断熱シール材を介設した冷凍庫を提供す
る。
【0009】また、第3発明として、断熱箱体と、該断
熱箱体の庫内を開閉自在に閉塞する扉と、前記庫内に設
けられた冷却器と、該冷却器と熱交換した冷気を前記庫
内に循環する送風機と、該送風機の吐出側において一端
を開口し、前記断熱箱体後面に形成された溝内に収納さ
れ、前記冷却器からのドレン水を前記断熱箱体外に排出
する排水路と、該排水路の他端部に設けられたトラップ
部とを具備した冷凍庫において、前記排水路の一端とト
ラップ部との間で、且つ前記溝内に収納され、前記断熱
箱体外に開放する通気部を形成した冷凍庫を提供する。
【0010】また、第4発明として、断熱箱体と、該断
熱箱体の庫内を開閉自在に閉塞する扉と、前記庫内に設
けられた冷却器と、該冷却器と熱交換した冷気を前記庫
内に循環する送風機と、該送風機の吐出側において一端
を開口し、前記断熱箱体後面に形成された溝内に収納さ
れ、前記冷却器からのドレン水を前記断熱箱体外に排出
する排水路と、該排水路の他端部に設けられたトラップ
部と、前記排水路の一端とトラップ部との間で、且つ前
記排水路の中間部に前記断熱箱体外に開放するため、下
方を向く開口を備えた通気部とを具備した冷凍庫を提供
する。
【0011】
【作用】請求項1の発明の冷凍庫1によれば、排水路3
6は他端にトラップ部34が設けられているものの、排
水路36の一端とトラップ部34との間に断熱箱体2外
に開放する通気部(Y字管32)が形成されているの
で、扉6が一旦開放されて閉じられた後に庫内圧力が低
下すると、通気部(Y字管32)から外気が庫内3に進
入して係る圧力低下を緩和する。このとき、排水路36
の一端開口は送風機25の吐出側において開口している
ので、排水路36一端の開口には冷気が吹き付けられて
おり、圧力差により通気部(Y字管32)から流入した
外気は開口から庫内3に入って直ぐに拡散されることに
なる。従って、排水路36一端の開口部に着霜が生じ難
く、また、生じても吹き付けられる冷気によって直ぐに
昇華されることになる。更に、係る冷気の吹き付けによ
って、圧力が平衡された後においては、通気部(Y字管
32)から庫内3へ外気が流入し難くなると共に、排水
路36の開口は小さく流入抵抗も大きいため、一端開口
から冷気が排水路36に流入して通気部(Y字管32)
から漏出することもない。
【0012】また、請求項2の発明の冷凍庫1によれ
ば、断熱箱体2の透孔9と断熱板11との間に通気性の
断熱シール材17を介在させているので、扉6が一旦開
放されて閉じられた後に庫内圧力が低下すると、断熱シ
ール材17から外気が庫内3に進入して係る圧力低下を
緩和する。このとき、断熱板11は送風機25の吐出側
に位置しているので、断熱シール材17には冷気が吹き
付けられており、圧力差により断熱シール材17から流
入した外気は庫内3に入って直ぐに拡散されることにな
る。従って、断熱シール材17の庫内3側に着霜が生じ
難く、また、生じても吹き付けられる冷気によって直ぐ
に昇華されることになる。更に、係る冷気の吹き付けに
よって、圧力が平衡された後においては、断熱シート材
17から庫内3へ外気が流入し難くなると共に、断熱シ
ール材17内の通気孔は小さく流通抵抗も大きいため、
断熱シール材17から冷気が漏出することもない。
【0013】また、請求項3の発明の冷凍庫1によれ
ば、請求項1の作用の他に、排水路が冷凍庫1後面に形
成された溝内に収納されている関係上、冷蔵庫1を壁面
に押しつけて設置することが可能となるものである。ま
た、請求項4の発明の冷凍庫1によれば、請求項1の作
用の他に、通気部(Y字管32)の開口が設置する壁に
臨む様後方に向けて形成されている場合であっても、下
方傾斜状に切口が形成された開口であるため、冷蔵庫1
を設置する壁に当接させても通気部(Y字管32)の開
口が塞がれること無く、且つ塵埃の侵入も防止できる。
【0014】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の冷凍庫1の上部縦断側面図、図2は
冷凍庫1の縦断側面図、図3は断熱箱体2の天壁2Aの
縦断側面図、図4は通気部の他の実施例を具備した冷凍
庫1の縦断側面図、図5は通気部の他の実施例を具備し
た冷凍庫1の後面図、図6は通気部の正面図である。冷
凍庫1は前方に開放する断熱箱体2と、該断熱箱体2内
に構成された庫内3の前面開口4を上下に仕切る仕切部
材5と、仕切られた開口4を開閉自在に閉塞する二枚の
断熱扉6,6とから構成されている。断熱扉6,6前面
には把手7,7が取り付けられると共に、庫内3には複
数段の棚8が架設されている。
【0015】断熱箱体2の天壁2A後部には矩形状の透
孔9が形成されており、この透孔9の周辺の天壁2A上
面は内側に狭く傾斜した形状とされている。この透孔9
は断熱板11によって上方から閉塞するものであるが、
この断熱板11上面には冷却装置を構成する圧縮機1
2、凝縮器13及び凝縮器用ファン14が取り付けられ
ると共に、断熱板11の下面には前記圧縮機12等と共
に周知の冷凍サイクルを構成する冷却器15が取り付け
られる。そして、冷却器15を取り付けた状態で断熱板
11は上方から図3の如く透孔9周辺に載置され、これ
によって透孔9は閉塞されると共に、冷却器15は庫内
3上部に配置される(図3では圧縮機12等を省略して
いる。)このとき、前記断熱板11の下面周辺は前記透
孔9周辺の天壁2Aの傾斜形状に合致した傾斜形状を呈
しており、透孔9周辺の天壁2Aと断熱板11間には所
定厚みを有した連続気泡のモルトプレン等の通気性断熱
シール材17が介在される。ここで、断熱板11はボル
ト18によって天壁2Aに固定されるものであるが、両
者の間隔はスペーサ19によって調整可能とされてい
る。従って、断熱シール材17の潰れ代をこのスペーサ
19によって調整し、所定の通気性能を発揮するように
構成する。
【0016】一方、庫内3に配置された冷却器15下側
にはドレンパン21が配設され、更に、ドレンパン21
の下方には区画板22が架設されて庫内3上部に冷却器
21を収納する冷却室23を構成する。区画板22の前
部には吸込グリル24が形成されており、この吸込グリ
ル24の上方に対応する冷却室23内には送風機25が
配設される。また、区画板22の後部には吐出口26が
形成され、送風機25は運転して図1中矢印の如く吸込
グリル24から庫内3の冷気を吸引し、後方の冷却器1
5方向に吐出して熱交換させた後、吐出口26から庫内
3に吐出する。そして、庫内3内を循環した冷気は再び
吸込グリル24から送風機25に吸い込まれ、係る冷気
循環によって庫内3は−15℃以下の冷凍温度に維持さ
れる。また、係る構成によって断熱板11は送風機25
の冷気吐出側に位置することになり、それによって断熱
シール材17には送風機25によって加速された冷気が
吹き付けられることになる。
【0017】一方、ドレンパン21の後端部には小径の
排水口28が形成され、この排水口28から延びる排水
管29は断熱箱体2を貫通して断熱箱体2後面に突出し
ている。排水管29には断熱箱体2後側において排水ホ
ース31が接続されると共に、排水ホース31には通気
部を構成するY字管32の上端開口部が接続される。Y
字管32の下端開口部には排水ホース33が接続されて
おり、排水ホース33は断熱箱体2下側に延在してトラ
ップ部34に接続されている。これら排水管29、排水
ホース31,33、Y字管32及びトラップ部34によ
って排水路36が構成される。そして、冷却器15の除
霜時等に冷却器15から滴下したドレン水はドレンパン
21に受容され、排水口28から排水管29を通って排
水ホース31に流入し、Y字管32及び排水ホース33
内を流下してトラップ部34に至り、そこから溢れて排
出されることになる。トラップ部34には常時ドレン水
が貯溜されて水封されており、それによって排水溝から
発生する悪臭が排水ホース33から庫内3に侵入するの
を防止している。
【0018】また、Y字管32の中間開口部は断熱箱体
2後方に向けて開放しており、当該中間開口部には逆止
弁38が取り付けられる。この逆止弁38は外部からY
字管32への空気の流通を許容するものの、Y字管32
内から外部への空気の流通は阻止するものである。更
に、前記排水口28は吐出口26部分にあって送風機2
5の冷気吐出側に位置している。それによって、排水口
28にはその開放方向から送風機25によって加速され
た冷気が吹き付けられることになる。
【0019】次に、通気部であるY字管32について他
の実施例を図4乃至図6を参照して説明する。断熱箱体
2の後面には、全高に渡って溝40が形成されており、
排水ホース31,33及びこれらを接続するY字管32
は溝40内に収納されるものである。Y字管32の外気
と連通する枝部41は、斜め上方に突出して形成されて
おり、枝部41の切り口は下方傾斜状であって、且つ開
口43が下方を向く様に切りかかれている。更に、前記
枝部41は前記逆止弁38と同様の構造をしており、外
部かY字管32内への空気の流通を許容するものの、Y
字管32内から外部への空気の流通は阻止するものであ
る。この具体的構造は図6に示す様に、枝部41内に形
成されたバネ(図示しない)にて前記開口43方向に付
勢される弁部42を備え、この弁部42の端部を閉状態
に保持する保持部材44とよりなる構造である。
【0020】そして、このY字管32は枝部41が側方
を向く様に取り付けられると共に、溝40はY字管32
の幅以上に形成されているため、溝40内に確実に収納
されるものである。また、溝40は、このY字管32が
如何なる向きに取り付けられても収納し得る幅及び深さ
を有するものであっても良いものである。以上の如き構
成で、次に図4の時刻t1に扉6が一旦開放されて時刻
t2に再び閉じられた場合について説明する。庫内3の
空気圧力(以下、庫内圧力と称す)は時刻t2にて前述
同様に扉の閉鎖圧力によって一旦上昇し、その後、開放
中に流入した外気の収縮によって急速に低下して行く。
そして、庫内圧力が外気圧力より低くなると、Y字管3
2に取り付けられた逆止弁38から外気がY字管32内
に流入し、排水ホース31及び排水管29を通って排水
口28より冷却室23内に流入する。また、庫内圧力と
外気圧力との差が一定以上となると、断熱シール材17
より外気が冷却室23内に流入するように断熱シール材
17の潰れ代を調整して置く。
【0021】係るY字管32及び断熱シール材17から
の外気の進入によって、庫内圧力の降下角度は図4中破
線L2で示す如く従来(L1)よりも緩慢となり、従来
よりも高い値で上昇方向に転ずるようになる。その後、
庫内圧力は急速に上昇し、扉6の閉鎖から16秒程の時
刻t4には、扉6の開放に必要な力として許容される5
Kgf程まで庫内圧力に上昇するため、従来に比して扉
6の再開放までの待ち時間が著しく短縮され、使用性が
顕著に向上すると共に、把手7の破損事故が未然に防止
されるようになる。尚、庫内圧力はその後も徐々に上昇
して行き、扉閉鎖から約25秒後の時刻t5には略外気
圧力と平衡する。
【0022】このとき、送風機25によって加速された
冷気は排水口28、及び断熱シール材17に吹き付けら
れているので、係る圧力平衡までに流入した外気は、冷
却室23内に入って直ぐに拡散されることになる。従っ
て、排水口28周囲、或いは断熱シール材17の内面周
囲に着霜が生じ難く、また、生じたとしても吹き付けら
れる冷気によって直ぐに昇華されるようになる。更に、
排水口28及び断熱シール材17内の通気孔は小さく流
通抵抗も大きいため、圧力が平衡された後においては、
係る冷気の吹き付けによっても排水管29、或いは断熱
シール材17から断熱箱体2外に冷気が漏出することは
ない。特に、実施例ではY字管32に逆止弁38が取り
付けられているので、冷気の漏出は確実に防止される。
【0023】ところで、送風機25の吸込側に排水口2
8、或いは断熱シール材17が存在すると、庫内外の圧
力が平衡した後においても送風機25の吸引力によって
Y字管32、或いは断熱シール材17から外気が吸い込
まれて庫内3の冷却能力に悪影響を及ぼすようになる
が、本発明では排水口28、及び断熱シール材17に送
風機25からの冷気が吹き付けられるように構成してい
るので、排水口28及び断熱シール材17から庫内へ外
気が流入し難くなる。従って、外気侵入による冷凍庫1
のエネルギー損失も最小限に抑えられる。
【0024】又、前述した様にY字管32が溝40内に
収納されていると、冷蔵庫1の背面を設置する場所の壁
面に当接して設けることができるため、設置に関するデ
ッドスペースを極力少なくすることができ、特に狭い厨
房内で使用される厨房機器においては、通路を広くする
ことができたり、他の厨房機器を設置するための場所を
確保することができる様になる等、今まで無駄となって
いたスペースの有効活用が図れる様になるものである。
また、前述した如く、Y字管32の枝部41は上方に突
出して形成され、逆止弁と同様の構造を有すると共に、
開口43が下方を向いて形成されている関係上、庫内の
冷気の漏出は確実に防止されると共に、Y字管32内へ
の塵埃の侵入を防止することができるものである。
【0025】尚、実施例では扉6として庫内3を透視で
きないものを採用したが、それに限らず、二重ガラス等
を具備した断熱扉を設け、冷凍庫を冷凍ショーケースと
した場合にも本発明は有効である。
【0026】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、排水路の一端とトラップ部との間に断熱箱体外に開
放する通気部が形成されているので、扉が一旦開放され
て閉じられた後に庫内圧力が低下すると、通気部から外
気が庫内に進入して係る圧力低下を緩和する。従って、
扉の閉鎖後、短時間の内に容易に再開放することができ
るようになり、使用性が著しく向上する。特に、構造も
簡単であると共に、排水路の一端開口は送風機の吐出側
において開口しているので、排水路一端の開口には冷気
が吹き付けられることになり、圧力差のために通気部か
ら流入した外気は開口から庫内に入って直ぐに拡散さ
れ、排水路一端の開口部に着霜が生じ難く、また、生じ
ても吹き付けられる冷気によって直ぐに昇華されるよう
になる。更に、係る冷気の吹き付けによって、圧力が平
衡された後においては、通気部から庫内へ外気が流入し
難くなると共に、排水路の開口は小さく流通抵抗も大き
いため、一端開口から冷気が排水路に流入して通気部か
ら漏出することもなくなり、冷凍庫のエネルギー損失も
最小限に抑えられるものである。
【0027】また、請求項2の発明によれば、断熱箱体
の透孔と断熱板との間に通気性の断熱シール材を介在さ
せているので、扉が一旦開放されて閉じられた後に庫内
圧力が低下すると、断熱シール材から外気が庫内に進入
して係る圧力低下を緩和する。従って、扉の閉鎖後、短
時間の内に容易に再開放することができるようになり、
使用性が著しく向上する。特に、構造も簡単であると共
に、断熱板は送風機の吐出側に位置しているので、断熱
シール材には冷気が吹き付けられることになり、圧力差
のために断熱シール材から流入した外気は庫内に入って
直ぐに拡散され、断熱シール材の庫内側に着霜が生じ難
く、また、生じても吹き付けられる冷気によって直ぐに
昇華されるようになる。更に、係る冷気の吹き付けによ
って、圧力が平衡された後においては、断熱シール材か
ら庫内へ外気が流入し難くなると共に、断熱シール材内
の通気孔は小さく流通抵抗も大きいため、断熱シール材
から冷気が漏出することもなくなり、冷凍庫のエネルギ
ー損失も最小限に抑えられるものである。
【0028】また、請求項3の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、断熱箱体の後面に形成された溝
内に排水路が収納されているため、冷凍庫を壁面に押し
つけて設置しても排水路が邪魔とならず、冷凍庫を設置
するためのスペースを削減することができ、以て厨房内
のスペース確保に貢献するものである。また、請求項4
の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、開口
が下方を向く様に傾斜状に切りかかれている関係上、開
口から排水路内に塵埃が侵入することを防止でき、以て
排水路の内部の衛生面の向上も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍庫の上部縦断側面図である。
【図2】本発明の冷凍庫の縦断側面図である。
【図3】断熱箱体の天壁の縦断側面図である。
【図4】通気部の他の実施例を具備した冷凍庫の縦断側
面図である。
【図5】通気部の他の実施例を具備した冷凍庫の後面図
である。
【図6】通気部の他の実施例の正面図である。
【図7】庫内圧力の時間推移を説明する図である。
【符号の説明】
1 冷凍庫 2 断熱箱体 3 庫内 6 扉 9 透孔 11 断熱板 15 冷却器 17 断熱シール材 25 送風機 28 排水口 32 Y字管 34 トラップ部 36 排水路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 宣充 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱箱体と、該断熱箱体の庫内を開閉自
    在に閉塞する扉と、前記庫内に設けられた冷却器と、該
    冷却器と熱交換した冷気を前記庫内に循環する送風機
    と、該送風機の吐出側において一端を開口し、前記冷却
    器からのドレン水を前記断熱箱体外に排出する排水路
    と、前記断熱箱体外に位置する前記排水路の他端部に設
    けられたトラップ部とを具備した冷凍庫において、前記
    排水路の一端とトラップ部との間に、前記断熱箱体外に
    開放する通気部を形成したことを特徴とする冷凍庫。
  2. 【請求項2】 断熱箱体と、該断熱箱体の庫内を開閉自
    在に閉塞する扉と、下面に冷却器が取り付けられ、前記
    断熱箱体の天壁に形成した透孔を塞ぐように取り付けら
    れた断熱板と、前記冷却器と熱交換した冷気を前記庫内
    に循環する送風機とを具備した冷凍庫において、前記断
    熱板を前記送風機の吐出側に位置するように配置すると
    共に、前記断熱板と断熱箱体との間に通気性の断熱シー
    ル材を介設したことを特徴とする冷凍庫。
  3. 【請求項3】 断熱箱体と、該断熱箱体の庫内を開閉自
    在に閉塞する扉と、前記庫内に設けられた冷却器と、該
    冷却器と熱交換した冷気を前記庫内に循環する送風機
    と、該送風機の吐出側において一端を開口し、前記断熱
    箱体後面に形成された溝内に収納され、前記冷却器から
    のドレン水を前記断熱箱体外に排出する排水路と、該排
    水路の他端部に設けられたトラップ部とを具備した冷凍
    庫において、前記排水路の一端とトラップ部との間で、
    且つ前記溝内に収納され、前記断熱箱体外に開放する通
    気部を形成したことを特徴とする冷凍庫。
  4. 【請求項4】 断熱箱体と、該断熱箱体の庫内を開閉自
    在に閉塞する扉と、前記庫内に設けられた冷却器と、該
    冷却器と熱交換した冷気を前記庫内に循環する送風機
    と、該送風機の吐出側において一端を開口し、前記断熱
    箱体後面に形成された溝内に収納され、前記冷却器から
    のドレン水を前記断熱箱体外に排出する排水路と、該排
    水路の他端部に設けられたトラップ部と、前記排水路の
    一端とトラップ部との間で、且つ前記排水路の中間部に
    前記断熱箱体外に開放するため、下方を向く開口を備え
    た通気部とを具備したことを特徴とする冷凍庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10300339A (ja) * 1997-04-25 1998-11-13 Sanyo Electric Co Ltd 断熱貯蔵庫
JP2022126605A (ja) * 2021-02-18 2022-08-30 株式会社ソーゴ 倉庫型冷凍冷蔵庫

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