JPH0617411A - 波を打ち消す装置及び波を選択的に通過させる装置 - Google Patents

波を打ち消す装置及び波を選択的に通過させる装置

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JPH0617411A
JPH0617411A JP17706792A JP17706792A JPH0617411A JP H0617411 A JPH0617411 A JP H0617411A JP 17706792 A JP17706792 A JP 17706792A JP 17706792 A JP17706792 A JP 17706792A JP H0617411 A JPH0617411 A JP H0617411A
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JP
Japan
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wave
resonance
vibration
piezoelectric
resonator
Prior art date
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Application number
JP17706792A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Kaida
弘明 開田
Jiro Inoue
二郎 井上
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 様々な場所に設置することができ、伝播して
きた波を打ち消すことにより、波の他の部分への漏洩を
効果的に防止もしくは抑制し得る、波を打ち消す装置を
提供する。 【構成】 伝播してきた波1により、それ自体が変位し
て該波を打ち消すように構成されている共振子2を備え
ることを特徴とする、波を打ち消す装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝播してきた波を打ち
消し、波の伝播を防止または抑制し得るように構成され
た波を打ち消す装置及び該波を選択的に通過させる装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、様々な分野において、波の伝播を
防止することが求められている。例えば、海岸や川岸の
護岸工事に際しては、陸上への海水や水の浸入を防止す
るために、消波ブロックが多用されている。消波ブロッ
クは、コンクリート成型体よりなり、その外形を複雑な
形状とすることにより、伝播してきた波を細かく砕き得
るように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記消
波ブロックは、海岸等において広い範囲に渡り設置する
のには適しているが、海上において伝播してきた波を打
ち消すのには不適当である。すなわち、沖合等において
観測作業等を実施する際に波の影響を遮断したい場合が
ある。このような場合、コンクリートブロックからなる
消波ブロックはかなりの重量を有するものであるため、
作業海域の周囲において水面に浮かせて設置することが
できない。
【0004】また、伝播してきた波は、種々の成分の波
が複合しているものであるのが普通である。そして、こ
のような波のうち、特定の成分の波のみを通過させたい
場合があるが、このような要求に応える装置は従来存在
しなかった。本発明の目的は、設置場所の如何に関わら
ず、伝播してきた波を効果的に打ち消すことができる装
置並びに伝播してきた波に含まれている特定の成分の波
のみを選択的に通過させ得る装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、伝播してきた波により、それ自体が変位して、該波
を打ち消すように構成されている波を打ち消す手段を備
えることを特徴とする、波を打ち消す装置である。ま
た、請求項3に記載の発明は、伝播してきた波により、
それ自体が変位して該波に含まれている特定の成分の波
の通過を防止もしくは抑制し、他の成分の波を選択的に
通過させることを可能とする波を打ち消す手段を備える
ことを特徴とする、波を選択的に通過させる装置であ
る。
【0006】上記請求項1,3に記載の発明において、
波を打ち消す手段は、請求項2,4に記載のように、例
えば共振子により構成される。以下、本発明の構成を、
より詳細に説明する。請求項1,3に記載の発明は、い
ずれも伝播してきた波を打ち消すように構成された波を
打ち消す手段を備える。本発明において、伝播してくる
波とは、海で自然に発生する波の他、物体の振動に伴っ
て固体や液体もしくは気体等の流体を媒体として伝達し
てくる波も含まれる。
【0007】上記請求項1,3に記載の発明における波
を打ち消す手段は、それ自体が伝播してきた波により変
位するように構成されている。すなわち、伝播してきた
波のエネルギーにより、それ自体が部分的にあるいは全
体的に変位するように構成されている。そして、この変
位により、伝播してきた波を打ち消すように構成されて
いる。この波を打ち消す手段の原理及び作用は後述の実
施例の説明において詳細に説明する。好ましくは、上記
波を打ち消す手段は共振子により構成され、すなわち変
位を繰り返すことにより伝播してくる波を打ち消すよう
に構成されている。
【0008】波を打ち消す手段は、それ自体の変位によ
り波を打ち消すように構成されるものであるため、該波
を打ち消す手段の形状及び寸法等を工夫すれば、様々な
波を打ち消し得るように構成することができる。言い換
えれば、該波を打ち消す手段の材質、形状及び寸法等を
工夫することにより、上記変位状態を変化させ、それに
よって波に含まれている特定の成分の波の通過を防止も
しくは抑制することができ、他の成分の波を選択的に通
過させることができる。
【0009】なお、請求項1,3に記載の発明における
波を打ち消す手段は、伝播してくる波により変位して上
記のように作用するものであるため、伝播してきた波を
受け得るように配置することが必要である。この場合、
波が伝播してくる媒体としては、液体や固体に限らず、
気体であってもよい。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明では、上記波を打ち消す
手段が、伝播してきた波によりそれ自体が変位し、該波
を打ち消すように作用する。従って、伝播してきた波を
自身の変位により打ち消すものであるため、波の他の部
分への通過を効果的に防止することができる。
【0011】また、請求項3に記載の発明では、波を打
ち消す手段が、該波に含まれている特定の成分の波の通
過を防止もしくは抑制するように作用するため、他の成
分の波を選択的に通過させることができる。従って、請
求項3に記載の発明の波を選択的に通過させる装置は、
フィルタとして用いることができる。
【0012】
【実施例の説明】以下、図面を参照しつつ、本発明の原
理及び具体的な実施例を説明することにより、本発明を
明らかにする。まず、図1を参照して、本発明の原理を
説明する。図1は、請求項1に記載の発明にかかる波を
打ち消す装置を説明するための模式図である。
【0013】いま、図示のように波1が矢印A方向に伝
播しているものとする。この波1を受け得るように波を
打ち消す手段としての共振子2が配置されている。共振
子2は、伝播してきた波1のエネルギーによりそれ自身
が変位するように構成されている。図1では、共振子2
は、図示の矢印Bで示すように屈曲振動するように構成
されている。この場合、共振子2の屈曲振動に伴って、
伝播してきた波1が打ち消される。この波を打ち消す機
構については、図2〜図4を参照して説明する実験例及
び後述の実施例の説明により明らかにする。
【0014】請求項1に記載の発明では、上記のように
波を打ち消す手段としての共振子2が屈曲モードで共振
し、それによって伝播してきた波が打ち消される。従っ
て、共振子2の波1が伝播してきた側とは反対側におい
ては、上記打ち消しにより参照番号1aで示すように波
は完全に打ち消されたり、あるいは参照番号1bで示す
ように波の強度が非常に小さくされ得る。
【0015】図1に示した構成では、波を打ち消す手段
は屈曲モードで共振する共振子2で構成されていた。こ
の場合、波1は、海で発生する波のように自然に発生す
るものであってもよく、あるいは固体を伝わってきたあ
る周期を有する振動であってもよい。すなわち、自然に
発生する波だけでなく、物理的な振動に伴って発生する
波であってもよい。
【0016】上記のように伝播してくる波が、屈曲モー
ドで共振する波を打ち消す装置により打ち消し得ること
を、図2〜図4を参照して説明する。図2は、本発明の
原理を明らかにするための実験装置を示す正面断面図で
ある。図2を参照して、振動試験機3の上面に支持ロッ
ド4が立設されている。支持ロッド4の中間高さ位置に
屈曲モードで振動し得る鋼鉄棒5が固定されている。鋼
鉄棒5は、長さ180mm×幅12mm×厚み15mm
の鋼鉄からなる棒状の部材であり、その重量は240
g、屈曲時の共振周波数は約1kHzである。他方、上
記支持ロッド4は、直径8mmの鋼鉄からなる円柱状の
部材であり、上記鋼鉄棒5の中央に設けられた貫通孔に
挿入されており、かつ鋼鉄棒5と支持ロッド4とは図示
の状態で固定されている。
【0017】振動試験機3を図示の矢印で示すように上
下方向に周波数1kHzで振動させたところ、鋼鉄棒5
は屈曲モードで共振し、支持ロッド4の上端4aの変位
量は、図3に示す通りであった。図3において、変位量
ΔBは約2.6μmであった。比較のために、上記鋼鉄
棒5を設けないで支持ロッド4を振動試験機3に立設
し、同様に振動試験機3を振動させたところ、支持ロッ
ド4の上端4aの変位量は、図4に示す通りであり、図
中の変位量ΔAは、約22.6μmであった。
【0018】図3及び図4の比較から明らかなように、
振動試験機3から支持ロッド4を経て伝達されてきた振
動が鋼鉄棒5を設けたことにより、該鋼鉄棒5の部分で
十分に減衰されていることがわかる。なお、本願発明者
らは、鋼鉄棒5の質量により振動がダンピングされたの
ではないかとも考え、与える振動の周波数を変更し、鋼
鉄棒を共振させずに実験したところ、支持ロッド4の上
端4aにおける変位量は、図3に示したようには抑制さ
れないことが確かめられた。すなわち、このことからも
明らかなように、単に鋼鉄棒5の重量により、伝播して
きた振動をダンピングしているものではなく、上記のよ
うに伝播してきた振動が鋼鉄棒5の共振により打ち消さ
れているものと考えられる。
【0019】上記のように、振動源である振動試験機3
を振動させた場合、その振動に伴って振動すなわち波が
支持ロッド4を伝播し、鋼鉄棒5に伝達されている。従
って、この伝播してきた振動すなわち波は、上記鋼鉄棒
5において打ち消されるためか、上記のように鋼鉄棒5
より上の支持ロッド部分への振動すなわち波の伝達が効
果的に抑制されていることがわかる。言い換えれば、上
記実験から明らかなように、伝播してきた波に対して、
それ自体が変位して該波を打ち消すように構成されてい
る鋼鉄棒5を用いれば、伝播してきた波を効果的に打ち
消し得ることがわかる。
【0020】また、上記のように波を打ち消す手段とし
て、鋼鉄棒5すなわち共振子を用いる場合、該共振子の
寸法及び形状等を工夫すれば、当然のことながら伝播し
てきた波の打ち消しの程度も変更され得る。また、本願
発明者の実験によれば、共振子の共振周波数を伝播して
きた振動すなわち波の周波数と一致あるいは近接させる
ことにより、伝播してきた波をより効果的に打ち消すこ
とがわかっている。
【0021】他方、通常の波は、様々な成分の波が複合
した形態であるのが普通である。よって、上記共振子の
寸法及び形状等を変化させて共振周波数を変化させた
り、複数の共振子を用いれば、特定の成分の波のみを打
ち消すことができる。従って、請求項3に記載の発明の
ように、特定の成分の波のみを打ち消し、該特定の成分
の波の通過を防止または抑制することができ、残りの成
分の波を選択的に通過させることができる。よって、請
求項3に記載の発明のように構成すれば、特定の成分の
波のみを遮断し得るフィルタとして利用することができ
る。
【0022】以下、より具体的な第1〜第3の実施例に
ついて説明する。なお、上記のように、本発明が適用さ
れる波は、海で発生する波の他、固体の振動に伴って伝
播する波をも含むものであるが、以下の実施例では振動
源としての圧電共振ユニットを有するエネルギー閉じ込
め型の圧電共振子において、該圧電共振ユニットから伝
播してきた振動すなわち波を打ち消すために波を打ち消
すための手段としての共振部が構成されている。また、
後述するように、第1,第2の実施例の説明において、
上記共振部における波の打ち消しのメカニズムをより詳
細に説明する。
【0023】長さ振動モードを利用した実施例の圧電共
振子 図5(a),(b)は、本発明の第1の実施例にかかる
圧電共振子を示す平面図及び圧電基板を透かして下面の
電極形状を示した平面図である。圧電共振子21は、中
央に配置された圧電共振ユニット22を有する。波を発
生させる振動源としての圧電共振ユニット22は、厚み
方向に一様に分極処理された平面形状が細長い矩形の圧
電セラミック基板の両主面に電極22a,22bを形成
した構造を有する。電極22a,22bから交流電圧を
印加することにより、圧電共振ユニット22は長さ振動
モードで伸縮振動するように構成されている。
【0024】圧電共振ユニット22の長さ方向中央部に
おいては、一方側に振動伝達部23が連結されている。
振動伝達部23は、圧電共振ユニット22の伸縮振動に
伴う振動を後述の共振部24に伝達するために設けられ
ている。また、振動伝達部23が圧電共振ユニット22
の長さ方向中央部に連結されているのは、圧電共振ユニ
ット22の振動をできるだけ妨げないためである。
【0025】振動伝達部23の他端には、屈曲モードで
共振するように構成された波を打ち消す装置としての共
振部24が連結されている。また、共振部24には、連
結バー25を介して比較的大きな面積を有する保持部2
6が連結されている。保持部26は、圧電共振子21を
ケース基板等の他の部材に機械的に保持するのに好適な
ように、図示のような比較的大きな面積を有するように
構成されている。
【0026】また、電極22aは、接続導電部27aに
より保持部26の上面に形成された端子電極28aに電
気的に接続されている。振動伝達部23が連結されてい
る側とは反対側においても、圧電共振ユニット22に振
動伝達部29、共振部30、連結バー31及び保持部3
2が連結されており、上記振動伝達部23側と同様に構
成されている。もっとも、図5(b)に示すように、電
極22bに電気的に接続される接続導電部27b及び端
子電極28bは、それぞれ、振動伝達部29、共振部3
0、連結バー31及び保持部32の下面側に形成されて
いる。
【0027】本実施例の圧電共振子21では、端子電極
28a,28b間に交流電圧を印加することにより、上
記圧電共振ユニット22が長さ振動モードにより伸縮振
動する。その結果、上記振動が、振動伝達部23,29
を経て共振部24,30に伝達される。そして、図6及
び図7を参照して説明するように、振動伝達部における
変位ベクトルと、共振部における変位ベクトルとが打ち
消し合うためか、連結バー25,31側には振動はほと
んど漏洩しない。従って、共振部24,30までの部分
において振動エネルギーが閉じ込められることになるた
め、保持部26,32を利用して外部に機械的に固定し
た場合、長さ振動モードを利用したエネルギー閉じ込め
型の圧電共振子21を実現することができる。
【0028】なお、好ましくは、上記共振部24,30
の共振周波数は、圧電共振ユニット22の共振周波数と
等しくされる。これは、共振周波数を圧電共振ユニット
22の共振周波数と一致させることにより、上記変位ベ
クトルの打ち消し合いがより効果的に行われるからであ
る。
【0029】上記のように、共振部24,30を圧電共
振ユニット22に振動伝達部23,29を介して連結し
たことにより、圧電共振ユニットの共振に基づくエネル
ギーを閉じ込め得ることは、本願発明者らの実験により
偶然見出されたものであるが、このように共振部24,
30により伝播されてきた振動を閉じ込め得るのは、以
下の機構によるものと考えられる。
【0030】上記のように伝播されてきた振動閉じ込め
得る機構としては、以下の図6及び図7を参照して説明
する2通りの機構が考えられる。すなわち、図5(a)
から明らかなように、例えば振動伝達部23の外側に共
振部24が連結されているが、この共振部24は、振動
伝達部23を延長した部分の両側に片持ちばりで一対の
共振部を連結した構造、あるいは振動伝達部23と連結
バー25との間に1個の共振部24を介在させた構造と
考えられる。図6は、前者の構造を前提とした共振部の
作用を説明するための模式的拡大平面図であり、図7
は、後者の構造を前提とした共振部の作用を説明するた
めの模式的拡大平面図である。
【0031】まず、一対の共振部が振動伝達部を延長し
た部分の両側に構成されていると考え、図6を参照して
共振部の作用を説明する。いま、上記圧電共振ユニット
に連結された振動伝達部23aが存在するとする。この
場合、圧電共振ユニットが伸縮振動すると、伝播してき
た振動によって、振動伝達部23aは、参照番号23b
で示す状態と、参照番号23cで示す状態とを繰り返す
ように変形する。
【0032】ところで、この振動伝達部に上記共振部2
4a,24bが連結されているとすると、図6に示すよ
うに共振部24a,24bが、上記振動伝達部23b,
23cの変形に伴って図示のように傾き、共振する。そ
の結果、傾いた各共振部24a,24bにおける変位ベ
クトルは図示の矢印Aで示す向きになる。
【0033】他方、振動伝達部23bにおける図示のX
軸方向の変位ベクトルは矢印Bで示すとおりである。従
って、いずれの状態においても、共振部24におけるX
軸方向に沿う変位ベクトルと、振動伝達部におけるX軸
方向に沿う変位ベクトルとが打ち消し合う方向となって
釣り合っている。よって、上記共振部24a,24bの
共振に伴って、振動伝達部を伝播してきた振動が打ち消
されることにより、共振部24a,24bまでの部分に
振動エネルギーが閉じ込められることになると考えられ
る。
【0034】他方、振動伝達部の他端に1個の共振部2
4の中央部が連結されていると考えた場合の機構を図7
を参照して説明する。いま、上記圧電共振ユニットに連
結された振動伝達部23aが存在するとする。この場
合、圧電共振ユニットが伸縮振動すると、伝播してきた
振動によって、振動伝達部は、参照番号23bで示す状
態と、参照番号23cで示す状態とを繰り返すように変
形する。
【0035】そして、この振動伝達部の他端に共振部2
4が中心で連結されている場合、図7に示すように、共
振部24が、上記振動伝達部の変形に伴って図示のよう
に屈曲振動する。その結果、共振部24内における変位
ベクトルは、図示の通りとなる。すなわち、図6に示し
た場合と同様に、振動伝達部23b,23cを延長した
部分における変位ベクトルBと、共振部24の残りの部
分における変位ベクトルAとが、X軸方向において打ち
消し合うように釣り合う。よって、共振部24の共振に
伴って、振動伝達部を伝播してきた振動が打ち消される
ことにより、共振部24までの部分に振動エネルギーが
閉じ込められることになると考えられる。
【0036】なお、上記2種類の振動エネルギー閉じ込
め機構は、推測に基づくものであるが、いずれにして
も、図5に示したように振動伝達部23に共振部24を
連結することにより、振動伝達部23を伝播してきた振
動が共振部24において打ち消され、それによって振動
エネルギーの閉じ込めが果たされる。上記共振部24の
作用を、具体的な実験結果に基づき説明する。
【0037】図8は、比較のために用意した構造であ
り、長さ振動モードで振動し得るように構成された圧電
共振ユニット35の両側面中央部に、圧電共振ユニット
35と直交する方向に伸びるバー36が連結されている
(図8では一方側面側の構造のみを図示しているが、他
方側面側も同様に構成されている。)。
【0038】他方、図9は、図8に示した構造におい
て、共振部37を設けた構造を有する。すなわち、図9
の構造では、圧電共振ユニット35に振動伝達部38を
介して共振部37を連結し、共振部37の振動伝達部3
8が連結されている側とは反対側の面にバー39を連結
した構造を有する。言い換えれば、上記振動伝達部38
及びバー39からなる部分の途中に、上記共振部37を
形成した構造に相当する。なお、圧電共振ユニット35
の他方側面側も同様に構成されている。
【0039】図8に示した圧電共振子において長さ振動
モードで圧電共振ユニット35を振動させた場合、その
変位分布は図10(a)に示す通りとなり、バーの延び
る方向すなわちX軸方向における各部分におけるX軸方
向の変位量Vx の絶対値は、図10(b)に示す通りと
なる。
【0040】他方、図9に示した圧電共振子において圧
電共振ユニット35を共振させた場合の振動の変位分布
は、図11(a)に示す通りであった。また、図11
(a)のX軸方向に沿う各部分におけるX軸方向の変位
量の絶対値Vx は、図11(b)に示す通りであった。
【0041】図10(b)及び図11(b)を比較すれ
ば明らかなように、共振部37を設けたことにより、共
振部37より先のバー39においては伝播してきた振動
による変位量が非常に小さいことがわかる。言い換えれ
ば、共振部37までの部分において振動エネルギーが効
果的に閉じ込められ得ることがわかる。
【0042】なお、図5に示した実施例の圧電共振子2
1では、共振部24,30の外側に連結バー25,31
を介して保持部26,32を連結していたが、これは製
品化の際の機械的固定を容易とするために設けられてい
たものに過ぎない。すなわち、図12に示すように、共
振部24,30の、振動伝達部23,29が連結されて
いる側とは反対側に他の部分と連結するための連結部4
0a,40bを形成しておけば、図5に示した実施例の
場合と同様に、共振部24,30までの部分に振動エネ
ルギーが閉じ込められ得るため、図5に示した実施例と
同様にエネルギー閉じ込め型の圧電共振子として使用す
ることができる。
【0043】また、図5に示した実施例の圧電共振子2
1では、圧電共振ユニット22の両側に、それぞれ一個
の共振部24,30が配置されていたが、図13に示す
ように、圧電共振ユニット22の両側において、それぞ
れ、複数の共振部24,24,24,30,30,30
を配置してもよい。この場合、複数の共振部24間及び
共振部30間が、それぞれ、振動伝達部23a,23
b,31a,31bで連結されていることになる。
【0044】輪郭すべり振動モードを利用した圧電共振
子についての実施例 図14は、輪郭すべり振動モードを利用した圧電共振子
についての実施例を示す斜視図である。圧電共振子51
では、中央に輪郭すべり振動モードを利用した圧電共振
ユニット52が配置されている。圧電共振ユニット52
では、角板状の圧電セラミック板が後述の励振用の電極
と平行な分極方向Pに沿って、一様に分極処理されてい
る。
【0045】圧電共振ユニット52では、図14に立て
た状態で図示された圧電共振ユニット52の上面及び下
面に励振用の電極52a,52bが形成されている。電
極52a,52bは、圧電共振ユニット52の図示され
ている側の主面にも至るように形成されている。電極5
2a,52bは、圧電共振ユニット52を構成している
角板状の圧電セラミック板を介して対向するように配置
されているため、電極52a,52b間に交流電圧を印
加した場合、図15に一点鎖線で示す状態と、破線で示
す状態とを繰り返すように振動する。
【0046】他方、圧電共振ユニット52の一方の側面
中央部には振動伝達部53が連結されている。振動伝達
部53の他端には共振部54が連結されており、共振部
54の外側の側面中央部に連結バー55が、該連結バー
55の他端に保持部56が連結されている。電極52a
は、上記振動伝達部53、共振部54及び連結バー55
を通過するように形成された接続導電部57aにより、
保持部56の一方面に形成された端子電極58aに電気
的に接続されている。
【0047】同様に、圧電共振ユニット52の他方側に
おいても、振動伝達部59、共振部60、連結バー61
及び保持部62が連結されている。そして、保持部62
の一方面に形成された端子電極58bが、接続導電部5
7bにより圧電共振ユニット52の電極52aに電気的
に接続されている。本実施例の圧電共振子51において
も、圧電共振ユニット52が輪郭すべり振動モードで振
動された場合、その振動は上記共振部54,60までの
部分に閉じ込められる。これを、図16及び図17を参
照して説明する。
【0048】図16は、振動伝達部53の延長部分の両
側に一対の共振部が片持ちばりで連結されていると考え
た場合の共振部の作用を説明するための模式図である。
いま、振動伝達部が、初期状態において図16の53a
で示すような状態とする。そして、圧電共振ユニット5
2の振動に伴って輪郭すべり振動に基づく振動(横波)
が伝播してきた場合、振動伝達部は、図16に参照番号
53b及び53cで示す状態を繰り返すように振動す
る。この場合、振動伝達部53b,53cに共振部54
a,54bが片持ちばりで連結されているとすると、各
共振部54a,54bは、上記振動伝達部53b,53
c上において図示の向きに傾く。
【0049】その結果、傾斜している共振部54a,5
4bにおける変位ベクトルの向きは図示の矢印Aで示す
方向となる。他方、振動伝達部53b,53cでは、そ
の変位ベクトルは図示の矢印Bで示す向きとなる。従っ
て、図16のいずれの状態においても、共振部54a,
54bにおける変位ベクトルと、振動伝達部の延長分布
における変位ベクトル(矢印Bで示す変位ベクトル)と
が、Y軸方向において打ち消し合っている。よって、上
記共振部54a,54bの共振によって、伝播してきた
振動が打ち消されることになる。
【0050】他方、図17に示すように振動伝達部53
b,53cの他端に共振部54が連結されているとする
と、共振部54は振動伝達部が参照番号53bで示す状
態と参照番号53cで示す状態との間で変形した場合、
図示のように傾斜する。その結果、共振部54内におけ
る振動伝達部53b,53cの延長部分における変位ベ
クトルBと、振動伝達部の延長部分から側方に突出した
共振部内の部分における変位ベクトルAとが、Y軸方向
において打ち消し合う方向となっている。従って、伝播
してきた振動が、共振部54の共振に伴って打ち消され
るため、共振部54外への振動の漏洩を効果的に防止で
きていると考えられる。
【0051】上記のように、横波が伝播してきた場合で
あってもY軸方向における上記変位ベクトルの釣合いに
より、伝播してきた振動を減衰させるように共振部54
が共振すると考えられる。次に、上記共振部の作用を具
体的な実験結果につき説明する。
【0052】図18(a)は、上記圧電共振ユニット5
2の両側に細長いバー65を連結し(図18(a)では
片側の構造のみを図示)、圧電共振ユニット52を輪郭
すべり振動モードで振動させた場合の振動の変位分布を
有限要素法で測定した図である。また、この場合のX軸
方向に沿う各部分におけるY軸方向における変位量の絶
対値Vy は、図18(b)に示す通りであった。すなわ
ち、輪郭すべり振動に基づく振動(横波)は、上記バー
65に沿って大きな変位量で伝播されていくことがわか
る。
【0053】他方、図19(a)は、上記実施例の圧電
共振子に相当する構造を有するものである。すなわち、
圧電共振ユニット52の両側面中央部に振動伝達部66
を介して共振部67が連結されており、共振部67の外
側に細長いバー68が連結されている(なお、図19
(a)では圧電共振ユニット52の片側に連結される構
造のみを図示しているが、他方側においても同様に構成
されている。)。圧電共振ユニット52の輪郭すべり振
動モードで励振した場合、その振動の伝播に伴う変位分
布を、有限要素法で測定したところ、図19(a)に示
す通りとなった。また、この場合のX軸方向に沿う各部
分におけるY軸方向の変位量の絶対値Vyは、図19
(b)に示す通りであった。図19(b)から明らかな
ように、共振部67が設けられている部分より内側の部
分においてY軸方向の変位量は非常に大きいが、共振部
67より外側の部分ではY軸方向の変位量が非常に小さ
いことがわかる。
【0054】従って、横波を利用した圧電共振子におい
ても、本発明のように共振部を振動伝達部を介して連結
することにより、確実にその振動エネルギーの閉込めを
果たし得ることがわかる。
【0055】拡がり振動モードを利用した圧電共振子に
ついての実施例 図20(a),(b)は、第3の実施例にかかる圧電共
振子を示す平面図及び圧電板を透かして下方の電極を示
した平面図である。第3の実施例は、角板の拡がり振動
モードを利用した圧電共振子である。圧電共振子82
は、角板の拡がり振動モードを利用した圧電共振ユニッ
ト82を有する。圧電共振ユニット82は、角板状の圧
電セラミック板の両主面の全面に電極82a,82bを
形成した構造を有し、該電極82a,82bに挟まれた
圧電セラミック板部分が厚み方向に一様に分極処理され
ている。
【0056】第3の実施例は、圧電共振ユニットとし
て、拡がり振動モードを利用した上記圧電共振ユニット
82を用いたことに特徴を有し、その他の点について
は、第1の実施例の圧電共振子21と同様に構成されて
いる。従って、図16に示した圧電共振子84におい
て、図5に示した第1の実施例の圧電共振子21と相当
する部分については、相当の参照番号を付することによ
り、その説明は省略する。圧電共振子81では、端子電
極28a,28b間に交流電圧を印加することにより、
上記圧電共振ユニット82が拡がり振動モードで共振す
る。そして、本実施例においても、圧電共振ユニット8
2の振動が、振動伝達部23,29を介して共振部2
4,30に伝えられ、共振部24,30が屈曲モードで
共振する。よって、共振部24,30の共振により、伝
達されてきた振動が打ち消され、振動エネルギーが共振
部24,30までの部分に閉じ込められる。
【0057】なお、図20に示した圧電共振子81で
は、圧電共振ユニット図の両側に上記共振部24,30
を振動伝達部23,29を介して連結していたが、圧電
共振ユニット82の図面上、上下方向においても、同様
に振動伝達部を介して屈曲モードで共振し得る共振部を
連結してもよい。以上のように、本発明の圧電共振子で
は、圧電共振ユニットとして、種々の振動モードで共振
し得る圧電共振ユニットを用いることができ、かつ共振
部を振動伝達部を介して連結することにより、振動エネ
ルギーを共振部までの部分に確実に閉じ込めることがで
きる。よって、従来は振動エネルギーを閉じ込めること
ができなかった振動モードを利用したエネルギー閉じ込
め型の圧電共振子を得ることができる。
【0058】また、圧電共振ユニットとして、圧電セラ
ミック板を用いたものを説明したが、水晶等の圧電体か
らなるものを用いてもよい。なお、前述してきた実施例
では、上記共振部として、屈曲モードで共振する共振部
を図示したが、他の振動モード、例えばすべり振動等の
モードで共振する共振部を構成しても、上記実施例と同
様に振動エネルギーを共振部までの部分に閉じ込めるこ
とができる。
【0059】応用例 図21は第1の実施例の圧電共振子を具体的な部品とし
て構成した例を示す略図的斜視図である。すなわち、圧
電共振部品91では、図5に示した圧電共振子21がリ
ード付きの部品として構成されている。圧電共振子21
の一方の保持部26の上面に形成された端子電極28a
にリード端子92aが接合されており、他方、保持部3
2の下面に形成された端子電極(図示されず)にリード
端子92bが接合されている。そして、リード端子92
a,92bの先端側の部分を除いた残りの部分が図示の
一点鎖線で示すように外装樹脂93で被覆されている。
なお、外装樹脂93内には、上記圧電共振ユニット22
及び共振部24,30等の振動部分の振動を妨げないた
めに、空洞が形成されている。空洞は、圧電共振子21
の振動する部分にワックスを塗布し、しかる後熱硬化性
の外装樹脂93を被覆し、熱処理を施すことにより形成
され得る。
【0060】その他、本発明の圧電共振子は、ケース基
板等に実装し、封止することにより、面実装可能なチッ
プ型の部品として構成することも可能である。上述して
きた圧電共振子についての第1〜第3の実施例は、本発
明のあくまでも一例に過ぎない。すなわち、本発明の波
を打ち消す装置及び波を選択的に通過させる装置は、圧
電共振子や音叉等の積極的にその振動状態を利用する振
動源を有する装置でけでなく、モーターやコンプレッサ
ー等の騒音源となる振動源にも適用することができる。
のみならず、海で発生する波のように液体や気体等の流
体を伝播してきた波を打ち消す際にも用いることができ
る。
【0061】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、波を打ち消す手段が伝播してきた波によりそれ
自体が変位して該波を打ち消す。従って、それ自体の変
位により波を打ち消すものであるため、例えば海上等の
様々な場所に設置することができ、すなわち設置場所の
如何に関わらず、波を効果的に減衰させることかでき
る。
【0062】また、請求項3に記載の発明では、波に含
まれている特定の成分の波の通過を防止または抑制する
ように上記波を打ち消す手段が構成されているため、該
特定の成分の波以外の他の成分の波を選択的に通過させ
ることができる。従って、フィルタとして使用するのに
好適な装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための概略ブロック
図。
【図2】本発明の原理を確かめるために行った試験装置
を示す正面断面図。
【図3】図2に示した試験装置における変位量と時間と
の関係を示す図。
【図4】共振子を設けなかった場合の変位量と時間との
関係を示す図。
【図5】(a),(b)は、それぞれ、第1の実施例の
圧電共振子の平面図及び圧電板を透かして下方の電極形
状を示した模式的平面図。
【図6】第1の実施例における共振部の作用について考
えられる一の機構を説明するための模式図。
【図7】第1の実施例における共振部の作用についての
他の機構を説明するための模式図。
【図8】長さ振動モードを利用した圧電共振ユニットに
バーを連結した構造を示す平面図。
【図9】長さ振動モードを利用した圧電共振ユニットに
共振部を連結した構造を有する平面図。
【図10】(a)及び(b)は、それぞれ、図8に示し
た構造における変位分布を示す図及びX軸方向に沿う各
部分における変位量の絶対値を示す図。
【図11】(a)及び(b)は、それぞれ、図5に示し
た構造における変位分布を示す図及びX軸方向に沿う各
部分における変位量の絶対値を示す図。
【図12】第1の実施例の圧電共振子の変形例を示す平
面図。
【図13】第1の実施例の圧電共振子部品の他の変形例
を示し、複数の共振部が配置された構造を示す平面図。
【図14】第2の実施例の圧電共振子を示す斜視図。
【図15】第2の実施例に用いられる圧電共振ユニット
の変位状態を説明するための模式的平面図。
【図16】第2の実施例における共振部の作用について
の一の機構を説明するための模式図。
【図17】第2の実施例における共振部の作用について
の他の機構を説明するための模式図。
【図18】(a)及び(b)は、それぞれ、輪郭すべり
振動モードを利用した圧電共振ユニットにバーを連結し
た場合の変位分布を示す図及びX軸方向に沿う変位量の
絶対値を示す図。
【図19】輪郭すべり振動モードを利用した圧電共振ユ
ニットに共振部を連結し、かつバーを連結した構造の変
位分布を示す図及びX軸方向に沿う各部分における各変
位量の絶対値を示す図。
【図20】(a)及び(b)は、それぞれ、第3の実施
例の圧電共振子の平面図及び圧電板を透かして見た下方
の電極形状を示す平面図。
【図21】第1の実施例の圧電共振子をリード付き圧電
共振部品として構成した例を示す略図的斜視図。
【符号の説明】
1…波 2…波を打ち消す手段としての共振子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝播してきた波により、それ自体が変位
    して該波を打ち消すように構成されている波を打ち消す
    手段を備えることを特徴とする、波を打ち消す装置。
  2. 【請求項2】 前記波を打ち消す手段が共振子である、
    請求項1に記載の波を打ち消す装置。
  3. 【請求項3】 伝播してきた波により、それ自体が変位
    して該波に含まれている特定の成分の波の通過を防止ま
    たは抑制して他の成分の波を選択的に通過させる、波を
    打ち消す手段を備えることを特徴とする、波を選択的に
    通過させる装置。
  4. 【請求項4】 前記波を打ち消す手段が共振子である、
    請求項3に記載の波を選択的に通過させる装置。
JP17706792A 1992-07-03 1992-07-03 波を打ち消す装置及び波を選択的に通過させる装置 Pending JPH0617411A (ja)

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