JPH06173791A - 磁気燃料処理装置 - Google Patents

磁気燃料処理装置

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JPH06173791A
JPH06173791A JP5090085A JP9008593A JPH06173791A JP H06173791 A JPH06173791 A JP H06173791A JP 5090085 A JP5090085 A JP 5090085A JP 9008593 A JP9008593 A JP 9008593A JP H06173791 A JPH06173791 A JP H06173791A
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JP
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fuel
magnetic
magnet
reflector
magnet member
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JP5090085A
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Romulo V Dalupan
ロムロ・ブイ・ダルパン
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GEKKO INTERNATL LC
Getsukoo Internatl L C
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GEKKO INTERNATL LC
Getsukoo Internatl L C
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M27/00Apparatus for treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture, by catalysts, electric means, magnetism, rays, sound waves, or the like
    • F02M27/04Apparatus for treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture, by catalysts, electric means, magnetism, rays, sound waves, or the like by electric means, ionisation, polarisation or magnetism
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M27/00Apparatus for treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture, by catalysts, electric means, magnetism, rays, sound waves, or the like
    • F02M27/04Apparatus for treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture, by catalysts, electric means, magnetism, rays, sound waves, or the like by electric means, ionisation, polarisation or magnetism
    • F02M27/045Apparatus for treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture, by catalysts, electric means, magnetism, rays, sound waves, or the like by electric means, ionisation, polarisation or magnetism by permanent magnets
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガソリン系燃料を使用する内燃機関のため
の、燃料の分子から不純物微粒子を分離するための磁気
燃料処理装置を提供する。 【構成】 磁気燃料処理装置10は燃料送給管17を備
え、この燃料送給管は複数のマグネット・パック26を
貫通して延在している。各マグネット・パックは燃料送
給管の中を流れて通過する燃料に対して、全体として正
の磁気作用を及ぼす。各マグネット・パックは、磁極の
向きを交互にして燃料送給管の一側に配設される複数の
磁石部材27、29、31と、磁石部材と磁石部材との
間に介装され燃料送給管に対して垂直方向に延展する外
部磁気リフレクタ部材28、30とから構成される。更
に、マグネット・パックと位置を揃えて燃料送給管の中
に配設される内部磁気リフレクタ片を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃焼効率を改善するこ
とにより、燃費を向上させると共に燃焼過程で生成され
る汚染物質を減少させることを目的とした、内燃機関用
の燃料処理装置に関する。より詳しくは、本発明は、ガ
ソリン系の燃料を使用する内燃機関のための磁気燃料処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の燃料に磁気処理を施すため
の、磁気燃料処理装置が公知となっている。例えばカナ
ダ特許第1092917号には、ディーゼル燃料を磁気
処理するための装置が開示されている。このカナダ特許
の装置では、第1マグネット手段により、燃料を、先ず
正の磁気作用に曝し、続いて負の磁気作用に曝すように
している。ディーゼル燃料中の、その燃料本来の炭化水
素の分子には、様々な微粒子状物質(例えば鉱物質の微
粒子、塵埃、それに重油質の物質等)が弱い力で結合し
ているため、このように燃料を正負の磁気作用に次々と
曝すことによって、それら微粒子状物質の分離を促進し
ているのである。更に、こうして燃料を、先に正の磁気
作用に曝し、続いて負の磁気作用に曝した後には、その
燃料を再び、負の磁気作用に曝すようにしており、それ
によって燃料の炭化水素分子の物理的な膨張を促進させ
るという効果を得るようにしている。こうすることを通
して、ディーゼル燃料の分子が、より完全燃焼に近い状
態で燃焼し易くしているのである。微粒子状物質を燃料
の分子から分極させるこの過程においては、微粒子状物
質は更に、燃料送給管や燃焼室の内壁面に対しても分極
し、そのため、微粒子状物質のうち、燃焼過程の進行中
にシリンダの内壁面に付着するものの割合が低下する。
更に加えて、微粒子状物質が燃料分子から分離されるた
め、微粒子状物質によって燃焼過程が阻害されることも
少なくなり、更には、それら微粒子状物質自体も幾分は
燃焼するようになるため、内燃機関から排出される微粒
子状物質の排出量も減少する。
【0003】上記カナダ特許第1092917号の装置
には、正の磁気作用にもたらす領域を手前に(燃料送給
管の上流側に)設け、それより後に(下流側に)負の磁
気作用をもたらす領域を設けるために、燃料が流れる燃
料送給管に密着させて磁石部材を配置し、しかもその磁
石部材の向きを、N極を上流側に向け、S極を下流側に
向けるようにしている。更にこの磁石部材には、それに
密着させて(複数の)磁気リフレクタ構造体を配置して
あり、それら磁気リフレクタ構造体の働きによって、磁
石部材の磁束を、できるだけ燃料の流れに近い位置で集
中させるようにしている。磁石部材に密着させたそれら
磁気リフレクタ構造体は、燃料送給管に埋設されてお
り、それら磁気リフレクタの先端は、燃料の流れの中に
突き出している。また更に、別のリフレクタ部材を、磁
石部材の位置とは反対側の、燃料送給管の外側面に配置
してある。以上のリフレクタ構造体とリフレクタ部材と
で、磁石部材の磁束を、そのN極からS極まで導くよう
にしている。更に下流には、一連の複数のリング形の磁
石部材を、いずれもそのN極を上流側に向け、S極を下
流側に向けて、互いに密接するようにして配設してあ
る。更に、1つの円錐形の磁気リフレクタを、それら複
数のリング形の磁石部材のうち、最も下流側に配置され
たリング形磁石部材のS極に密接させて配置してある。
この磁気リフレクタは、強磁性体材料で製作してあり、
最も下流側に配置された磁石部材のS極から発している
磁束の一部を燃料の流れの方向に導いており、これによ
って、燃料処理装置を通過している間に燃料に加わる様
々な磁力作用の、その全体としての合計作用が、負の磁
気作用となるようにしている。この負の磁力作用は、デ
ィーゼル燃料の成分である大きな炭化水素分子の物理的
な膨張を引き起こすことが、これまでに知られている。
【0004】燃料送給管の中を流れている燃料を、より
効率的に磁界の磁気作用に曝せるようにするために、磁
石部材の形状や配設態様を様々に異なったものとするこ
とが行なわれている。例えば米国特許第5127385
号には、改良した磁石部材の形状及び配設態様の一例が
開示されている。この米国特許の装置も、主としてディ
ーゼル燃料に磁気処理を施すためのものであるが、ただ
し、この米国特許の装置では、最初の(一番手前の)磁
気作用を及ぼすための領域を、一対のマグネット・パッ
クを燃料送給管を挟むようにして両側に1つずつ配設す
ることによって形成している。
【0005】それら一対のマグネット・パックのうちの
一方について説明すると、先ず、そのマグネット・パッ
クは、3個の磁石部材を含んでおり、それら3個の磁石
部材が燃料送給管の一側に、燃料送給管に沿って一列に
並んで位置している。また、それら3個の磁石部材の間
を夫々に隔てるようにして2枚の磁気リフレクタ部材を
備えている。3個の磁石部材のうち、最も上流側に位置
する磁石部材は、そのS極が上流側を向きN極が下流側
を向いている。中央の磁石部材は、そのN極が上流側を
向きS極が下流側を向いている。最も下流側の磁石部材
は、そのS極が上流側を向きN極が下流側を向いてお
り、従って、最も上流側の磁石部材と同じ磁極の向きで
ある。この構成態様では更に、磁石部材どうしの間に配
設されている2枚の磁気リフレクタ部材が、夫々の端縁
部で燃料送給管を包持しており、また、それら2枚のリ
フレクタ部材の夫々の端縁部は、一方がN極で他方がS
極となっており、上流側がN極、そして下流側がS極で
ある。燃料送給管を間に挟んで反対側に、以上のマグネ
ット・パックと向かい合わせに配設してある他方のマグ
ネット・パックも、同様に3個の磁石部材と2枚の磁気
リフレクタとから構成されている。ただし、そちら側の
マグネット・パックの3個の磁石部材の夫々の磁極は、
対向しているこちら側のマグネット・パックの対応する
3個の磁石部材の磁極とは逆の極性にしてある。そのた
め、そちら側のマグネット・パックではそれら磁石部材
によって、上流側の磁気リフレクタ部材の端縁部がS極
とされ、下流側の磁気リフレクタ部材の端縁部がN極と
されている。また、燃料の中を貫通する磁束を更に集中
させるために、燃料送給管の中に、更に別の(複数の)
磁気リフレクタ部材を圧入してある。それら磁気リフレ
クタ部材の各々は、細長い形状であって、2つの向かい
合った凹面を備えており、それら凹面の各々は、燃料送
給管の両側に配設されている2つのマグネット・パック
のうちの夫々一方に正対している。上述のカナダ特許第
1092917号の燃料処理装置と同様に、この米国特
許第5127385号の燃料処理装置でも、装置全体の
うちの、負の磁力作用の方が優勢な磁力作用をを及ぼす
ことによって燃料の分子の膨張を引き起こすための部分
は、複数個のマグネット・パックで形成してあり、それ
らマグネット・パックの各々は、カナダ特許第1092
917号の燃料処理装置の「膨張器」部分と略々同様に
構成されている。より詳しく説明すると、各々のマグネ
ット・パックは、燃料送給管の外側に嵌装された1つな
いし複数のリング形の磁石部材から構成されている。そ
れらリング形の磁石部材は、そのいずれもが、N極を上
流側に向け、S極を下流側に向けてある。また、リング
形の磁石部材の下流側には、そのリング形の磁石部材に
密着させて、円錐形のコレクタ部材を配設してあり、こ
のコレクタ部材が、隣接している磁石部材のS極から出
ている磁束の流れを燃料の流れの方向に導いて、その磁
束を燃料に作用させており、それによって、実質的に負
の磁気作用が、燃料の中の炭化水素の分子の物理的な膨
張を引き起こすようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上に説明した2件の特
許に係る装置は、いずれも、ディーゼル燃料の成分の分
子より軽い分子(即ち、ガソリン系燃料の成分の分子)
を対象とした場合でも、或る程度までは良好に機能し得
るものである。しかしながら、それら2件の特許に係る
装置のいずれも、あくまでも、主としてディーゼル燃料
を対象としたものであって、ディーゼル燃料の分子は、
ガソリン系燃料に含まれている分子と比べれば、相当に
大きく重い分子であり、そのような大きく重い分子にと
っては、負の磁気作用の領域でもたらされる分子の膨張
が特に大きな利点となるという特別の事情がある。一
方、ディーゼル燃料やそれに類似した燃料は、ガソリン
系燃料等の、より軽量の燃料と比較して精製度が低く、
そのため常磁性体の不純物や、鉱物質、塵埃、炭素粒子
等々の含有率が高いという事情もある。
【0007】負の磁気作用をディーゼル燃料に及ぼすこ
とによって、ディーゼル燃料の分子を物理的に膨張させ
ること以外のその他の効果も得られると現在では考えら
れている。即ち、燃焼に関与する物質である炭化水素燃
料と酸素(空気)とを結合させるときには、負の電荷が
存在することが望ましいと考えられている。そのため従
来の装置では、ディーゼル燃料を負の磁気作用に曝し、
その際に負の電荷を燃料に付与することによって、燃料
の燃焼性能を向上させていた。しかしながら、ガソリン
系燃料を使用している内燃機関は、その殆どが火花点火
式の内燃機関であり、それゆえ、ディーゼル式の内燃機
関には存在しない点火用の火花から負の電荷が供給され
るため、ガソリン系燃料を使用している内燃機関では、
その燃料に負の電荷を付加することは不要であると現在
では考えられている。
【0008】ディーゼル燃料より軽量のガソリン系燃料
は、磁気作用に対する反応の仕方がディーゼル燃料とは
幾分異なっており、その原因は、それら燃料の成分の化
学組成が異なることに加えて、更に、それら燃料の不純
物の特性が異なることにもあると考えられている。例え
ば、ガソリン系燃料は、ディーゼル燃料と比較した場
合、水の含有率がかなり高い。ガソリン系燃料に含有さ
れている水の分子は、ガソリン系燃料の成分の炭化水素
の分子との間で弱い結合をし易く、そのため燃焼過程を
阻害し易い。
【0009】従って本発明の目的は、特に、内燃機関用
のガソリン系燃料を処理するための磁気燃料処理装置を
提供することにある。
【0010】本発明の更なる目的は、燃料を磁気作用に
曝すための更に改良した手段を備えることによって燃料
の処理を改善した、ガソリン系燃料を処理するための磁
気燃料処理装置を提供することにある。
【0011】本発明の更なる目的は、水の分子を炭化水
素の分子から分離させることにおいて効果的な、ガソリ
ン系燃料を処理するための磁気燃料処理装置を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気燃料処理
装置を提供し、この磁気燃料処理装置は、燃料として適
当な可燃性の炭化水素系物質と、該炭化水素系物質と弱
く結合した水や微粒子状物質等の常磁性汚染物質とを、
その成分として含んでいる内燃機関用のガソリン等の燃
料に磁気処理を施すための装置である。
【0013】この磁気燃料処理装置は、燃料を、燃料流
路の一部に沿って、燃料貯留源から内燃機関へ送給する
ための燃料送給管を含んでいる。
【0014】複数のマグネット・パック手段を、前記燃
料送給管の少なくとも一部分に沿って列設してある。そ
れらマグネット・パック手段は、その各々が、前記燃料
送給管の一側を実質的に囲繞し、前記燃料を、また特に
前記燃料の中に混入している前記常磁性物質を、先に負
の磁気作用に曝し、続いて正の磁気作用に曝すように
し、しかもそれら磁気作用を合計した全体の作用とし
て、前記燃料に正の磁気作用を及ぼすことによって、常
磁性物質である微粒子状物質を、分極させ、前記燃料中
の可燃性の炭化水素の分子から分離し、それによって、
その可燃性の炭化水素の分子をより完全燃焼に近い状態
で燃焼させるようにするものである。
【0015】前記複数のマグネット・パック手段は、そ
の各々が、前記燃料送給管の一側に配置した少なくとも
1つの磁石部材を含んでいる。この磁石部材は、前記燃
料の流れが、最初にこの磁石部材の一方の磁極の近傍を
通過し、続いてこの磁石部材の他方の磁極の近傍を通過
するように向きを定めてある。更にこの磁石部材は、3
組の互いに平行な対向側面を有する直方体の形状として
あり、それら3組の対向側面のうち、前記燃料送給管に
対して略々垂直な方向に延展している対向側面に、該磁
石部材の両磁極が存在するようにしてある。
【0016】前記複数のマグネット・パック手段の各々
は、更に、前記磁石部材に近接させて配設した、該磁石
部材の一方の磁極から発している磁束を前記燃料送給管
の中へ向けて集中させるための少なくとも1つの外部リ
フレクタ部材を含んでいる。各々の外部リフレクタ部材
は、壁部と基部とを有する部材として構成してある。該
基部には、円錐面を有する切欠部を形成してあり、それ
によって、該基部を前記燃料送給管に近接した位置に配
置して、該基部に該燃料送給管を部分的に囲繞させるこ
とができるようにしてある。また、前記円錐面を有する
前記切欠部によって、該基部には、半円形で鋭角の縁部
が形成されており、この半円形の鋭角の縁部を前記燃料
送給管に密接して配置することによって、この半円形の
鋭角の縁部が、隣接している磁石部材のための磁束集中
部となるようにしてある。
【0017】前記複数のマグネット・パック手段の各々
は、更に、前記少なくとも1つの外部リフレクタ部材に
対して略々位置を揃えて前記燃料送給管の中に配設し
た、前記磁石部材の前記磁極から発している前記磁束を
前記燃料の中において更に集中させ且つ導くための少な
くとも1つの内部リフレクタ部材を含んでいる。この内
部リフレクタ部材は、その各々を略々直方体の形状と
し、その直方体の表面に、その直方体の長手方向に延在
する断面W字形の溝部を形成したものとすることが好ま
しい。
【0018】本発明の好適実施例においては、前記複数
のマグネット・パック手段の各々が更に、前記燃料流路
に対して、N極をその上流側に、S極をその下流側に向
けて配設した第1磁石部材を含んでいる。また、この第
1磁石部材に隣接させてこの第1磁石部材の下流側に配
設した、磁束集中手段を有する第1外部リフレクタ部材
を含んでいる。また、第2磁石部材を含んでおり、この
第2磁石部材は、前記燃料流路に対して、S極をその上
流側に、N極をその下流側に向けて配設してあり、しか
も、前記第1外部リフレクタ部材の、前記第1磁石部材
とは反対側の側面に隣接させて配設してある。また、前
記第1外部リフレクタ部材と同様に磁束集中手段を有す
る第2外部リフレクタ部材を、前記第2磁石部材に隣接
させて該第2磁石部材の下流側に配設してある。また、
第3磁石部材を、前記リフレクタ部材に隣接させて、N
極を上流側に、S極を下流側に向けて配設してある。更
には、前記燃料送給管の中に前記燃料流路に沿って複数
の内部リフレクタ部材を配設してあり、前記断面W字形
の溝部が該燃料送給管に対して平行に延在するようにし
てあり、それら複数の内部リフレクタ部材を、前記燃料
の流れの方向において前後に連続する内部リフレクタ部
材どうしの間で、前記燃料送給管の軸心の周りに回転す
る方向に角度をずらして配設してある。更に、本発明の
好適実施例においては、それら複数の内部リフレクタ部
材を、前記燃料の流れの方向において前後に連続する内
部リフレクタ部材どうしの間で、前記燃料送給管の軸心
の周りに回転する方向に角度を5°ずらして配設してあ
る。
【0019】本発明の好適実施例は更に、前記燃料送給
管の中に嵌挿する形状に形成した、該燃料送給管の中に
おいて前記複数の内部リフレクタ部材を支持するコア部
材を備えている。このコア部材は、アルミニウム等の非
磁性体材料で製作するのが良い。
【0020】本発明の好適実施例には、5個のマグネッ
ト・パックを使用している。前記磁石部材として好まし
いものは永久磁石であり、例えばセラミック系永久磁石
等であるが、しかしながら、電磁石を使用して磁気作用
を発生させることも可能である。また、外部リフレクタ
部材と内部リフレクタ部材とはいずれも、透磁性材料で
製作すべきであり、強磁性体材料で製作することが好ま
しい。
【0021】実施例の装置は更に、前記マグネット・パ
ックを前記燃料送給管に対して好ましい向きに保持する
ためのフレームを備えている。このフレームは、ナイロ
ン等の材料で製作するようにしており、それによって、
前記内燃機関の、その他の構成部分で発生するおそれの
ある、外部の静電気の影響から、前記燃料送給管を絶縁
して保護するようにしている。更にこのフレームを保護
して支持するためのハウジングを使用するようにしても
良い。このハウジングは、例えばアルミニウム等で製作
すれば良い。
【0022】
【実施例】図1に示した燃料処理装置10は、内燃機関
(不図示)の燃料供給系の中の、燃料タンク(不図示)
と、内燃機関のキャブレタないし燃料噴射装置(不図
示)との間に装備するように構成した装置である。この
燃料処理装置10はフレーム11を含んでおり、このフ
レーム11は、ベース部12、端壁部13、14、区画
壁部15、それに頂壁部16を備えており、それらは全
て、本発明のこの好適実施例においては、ナイロン等の
材料で製作するようにしており、それによってこの装置
10の内部構造を外部の静電気から絶縁するようにして
おり、このようにしたのは、外部の静電気が伝わると、
この装置10の中の磁界に悪影響が及ぶおそれがあるか
らである。
【0023】フレーム11を貫通して燃料送給管17が
延在しており、この燃料送給管17は、図の手前側で最
初に、端壁部13の開口18を通り抜けている。燃料送
給管17は、その直径の半ば程までが、ベース部12に
長手方向に延在するように形成した溝19(図4参照)
に埋め込まれている。区画壁部15には半円形の切欠部
(不図示)を形成してあり、その切欠部に燃料送給管1
7の上半分が嵌り込むようにしてある。燃料送給管17
は、端壁部13に形成した開口18と同様の、端壁部1
4に形成した開口(不図示)を通って、フレーム11か
ら外へ延出している。燃料を磁気作用に曝すために、燃
料送給管17は、磁力に対して殆ど影響を及ぼすことの
ない、例えば胴等の材料で製作することが好ましい。
【0024】次にコア部材20について、図3〜図5を
参照しつつ詳細に説明する。このコア部材20は、燃料
送給管17の中に嵌挿する形状に形成してあり、このコ
ア部材20と燃料送給管17との間のはめあいは、どち
らかといえば締まりばめに近い、嵌挿時に僅かな力で圧
入するようなはめ合いとしておくことが好ましい。コア
部材20にはフランジ部21を形成してあり、このフラ
ンジ部21が取付け具22と協働することで、燃料処理
装置10を内燃機関の燃料供給管に連結できるようにし
ている。燃料タンクからの燃料は、流入部23を介し
て、この燃料処理装置10へ流入し、更に流出部24か
ら流出して、キャブレタないし燃料噴射装置へ向かう。
本発明の好適実施例では、箱状のアウタ・カバー25
(図を見やすくするために想像線で輪郭のみを示した)
を備えており、それによって燃料処理装置10を更に保
護するようにしている。
【0025】フレーム11の内部空間は、区画壁部15
によって、複数の個別の小室を形成するように実質的に
仕切ってあり、図示の実施例ではそれら小室の個数を5
個とし、それら小室の各々に1個ずつのマグネット・パ
ック26を装着してある。それらマグネット・パック2
6は、互いに実質的に同一の形状及び構成態様のものと
してあるため、この燃料処理装置10を理解する上では
それらマグネット・パック26のうちの1個について説
明するだけで充分である。マグネット・パック26は、
3個の磁石部材27、29、31を含んでいる。磁石部
材27と29との間には磁気リフレクタ部材28を介装
してあり、また、磁石部材29と31との間には磁気リ
フレクタ部材30を介装してある。磁石部材27、2
9、31はセラミック系の永久磁石で形成することが好
ましく、更に、その形状を扁平な直方体とし、その直方
体の最も広い一対の側面のうちの一方をN極、他方をS
極にし、そして、それら一対の側面が、燃料送給管17
の軸心に対して垂直な方向に延展するように配設するも
のとすることが好ましい。
【0026】磁石部材27、29、31の磁極の向き
は、燃料送給管17の中を通過する燃料に影響を及ぼす
様々な磁気作用を合計した全体としての磁気作用が、正
の磁気作用となるよう、適切な磁界を作り出す上で特に
重要である。図5には、マグネット・パック26の配設
位置の近傍を通過して流れて行く燃料の、その流れの向
きを矢印Aで示してある。磁石部材27、29、31の
磁極の向きを具体的に述べると、図5において、それら
磁石部材の磁極のうち、磁極32、33、34はN極で
あり、磁極35、36、37はS極である。磁力を強化
し且つ集中させるために、磁気リフレクタ部材28と3
0を備えてある。図2及び図5から分かるように、磁気
リフレクタ部材28と30とは、実質的に同一の形状で
あるが、ただし、マグネット・パック26の中では、そ
れら磁気リフレクタ部材28と30を、磁石部材29を
間に挟んで対称的に、互いに鏡像関係となるように配設
してある。本発明の好適実施例では、磁気リフレクタ部
材28、30を磁力を導くことのできる強磁性体材料で
製作してある。磁気リフレクタ部材28、30の各々
は、垂直壁部40と、この垂直壁部40を支える基部4
1とを含んでおり、垂直壁部40と基部41との間の境
界部分には、水平方向に延在する段部42、43が両面
に1つずつ形成されており、一方の側面の段部42は、
他方の側面の段部43よりも僅かに位置が高い。基部4
1の下縁には、円弧形(略々半円形)の切欠部44を形
成してあり、この切欠部44には、その切欠面にテーパ
を付けてある。従って、切欠部44の切欠面は円錐面と
なっており、その円錐面の両端は、大径の側の端部が外
径縁部45を、そして小径の側の端部が内径縁部46を
形成している。内径縁部46は、鋭角の縁部を形成して
おり、この鋭角の縁部は、互いに向かい合って磁気リフ
レクタ28の垂直壁部40の両側に当接している磁石部
材27と29の磁極(いずれもS極)から発している磁
束、ないしは、互いに向かい合って磁気リフレクタ30
の垂直壁部40の両側に当接している磁石部材29と3
1の磁極(いずれもN極)から発している磁束を、夫々
に、集中させるための磁束集中部として機能している。
そのため、磁気リフレクタ28の内径縁部46は磁束の
集中したS極になっており、一方、磁気リフレクタ30
の内径縁部46は磁束の集中したN極になっている。
【0027】コア部材20は、マグネット・パック26
の配設位置の近傍を通過して燃料送給管17の中を流れ
て行く燃料の流れを、特定の望ましい流れ方にするため
に設けたものである。これについて詳細に説明すると、
コア部材20は、図3に示すように軸部50を備えてい
る。この軸部50は、その全体が略々円筒形であり、ま
たその直径を、燃料送給管17の内径寸法と殆ど同じに
してあるため、このコア部材20を燃料送給管17の中
へ挿入するときには、小さな力で押し込むことができ
る。軸部50には、穴部51を形成してある。この穴部
51は、その一端がコア部材20の上流側の端部に開口
しており、この端部から、軸部50の軸心方向に、この
軸部50に対して同心的に、僅かな距離だけ延伸してお
り、その先で延伸方向が軸部50の軸心に対して傾斜し
た方向に変わり、即ち軸部50の外表面へ向かい、そし
て他端が、軸部50の外表面に形成してある浅い凹溝部
52の中に開口して、この凹溝部52に連通している。
更に軸部50には、その長手方向に一定の間隔で、5つ
の切欠部53、54、55、56、57を形成してあ
る。これらノッチ53〜57の、軸部50上における形
成位置は、コア部材20を燃料送給管17の中に嵌挿し
て装着したときに、それら切欠部53〜57の軸方向位
置が、5個のマグネット・パック26の軸方向位置と夫
々に揃うような位置としてある。また、切欠部53〜5
7の形状は、内部磁気リフレクタ片61、62、63、
64、65を嵌め込んで装着するのに適した形状にして
ある。
【0028】それら5個の内部磁気リフレクタ片61〜
65は、互いに同一の形状である。内部磁気リフレクタ
片61〜65は、外部磁気リフレクタ28及び30の材
料に用いたものと同一ないし同様の、強磁性体材料で製
作することが好ましい。内部磁気リフレクタ片61〜6
5は、その全体を、平坦な略々直方体の形状とし、その
直方体の表面に、その直方体の長手方向に延在する断面
W字形の溝部66を形成してあり、例えば内部磁気リフ
レクタ片61を軸部50の切欠部53に装着したときに
は、その溝部66が、軸部50の軸心に対して平行な方
向に延在するようにしてある。内部磁気リフレクタ片6
1〜65は、対応する切欠部53〜57の中に容易に嵌
め込んで装着できる形状に形成してある。また、それら
内部磁気リフレクタ片61〜65の幅寸法は、コア部材
20を燃料送給管17に挿入する際に、それら内部磁気
リフレクタ片61〜65が燃料送給管17の内壁にあた
って挿入の障害となることがないように充分に狭く、た
だし、挿入後には、それら内部磁気リフレクタ片61〜
65が燃料送給管17の横方向にがたつくことのないよ
うに、それら内部磁気リフレクタ片61〜65の側縁と
燃料送給管17の内壁との間の間隙寸法が充分に小さく
なるような、適切な寸法にしてある。外部磁気リフレク
タ28、30と、内部磁気リフレクタ片(例えば内部磁
気リフレクタ片61)とから成る、以上の磁気リフレク
タ構造の構成態様は、マグネット・パック26の中の磁
石部材が発している磁束を、燃料送給管17の管壁を透
過させて、燃料送給管17の中を流れる燃料の内部に集
中させることの効果において、かつてない優れた効果を
達成するものである。
【0029】凹溝部52は、切欠部53〜57と、とぎ
れとぎれに続いている凹溝部67〜71とを交互にたど
って、コア部材20の他端まで連通している。そのた
め、コア部材20を燃料送給管17に挿入してあるとき
には、燃料送給管17の中を流れる燃料は、先ず穴部5
1の中を通り、次に凹溝部52の中を通り、更に、内部
磁気リフレクタ片61の表面上、凹溝部67の中、内部
磁気リフレクタ片62の表面上、というように流れて行
き、最後に凹溝部71の中を通って流出部24から流出
する。
【0030】自動車用エンジン等の内燃機関に装備され
ている燃料ポンプは、ポンプの型式が異なれば、その発
生圧力も、また燃料供給速度も様々に異なることはいう
までもない。このように燃料の流れの状態が様々に異な
れば、その燃料が、燃料処理装置10を通過していく間
に曝される磁気作用の量に対しても、その影響が及ぶ可
能性がある。そこで、装置10ないに列設されているマ
グネット・パック26が燃料に及ぼす磁気作用の量をで
きるだけ多くするために、それらマグネット・パック2
6の各々が発している磁束が、燃料送給管17の壁面を
透過した後に、この燃料送給管17の中の燃料に集中す
る方向(角度)を、前後に連続するマグネット・パック
26どうしの間で、少しずつ異ならせるようにしてい
る。そのために、コア部材20の軸部50に形成する5
つの切欠部53〜57を、少しずつ角度をずらして形成
するようにしており、具体的には、軸部50の流入部2
3に最も近い切欠部53に装着する内部磁気リフレクタ
片61の姿勢に対して、軸部50の流入部23の側から
2番目の切欠部54に装着する内部磁気リフレクタ片6
2の姿勢が、軸部50の軸心の回りに、軸部50の流入
部23側の端部から見て時計周りに、約5°回転した傾
斜姿勢となるようにしてあり、また、同様にして、内部
磁気リフレクタ片63も、内部磁気リフレクタ片62に
対して更に5°回転した傾斜姿勢となるようにしてあ
り、以下同様にして内部磁気リフレクタ片63、64、
65も次々と5°ずつ回転させて形成してある。軸部5
0のうち、とぎれとぎれに続いている凹溝部67〜71
を形成してある部分も、同様に次々と回転させた姿勢で
形成してあり、それによって、切欠部53〜57の姿勢
と良好に調和するようにしてある。とぎれとぎれの凹溝
部67〜71は更に、燃料の主たる流れの部分が、内部
磁気リフレクタ片61〜65の略々中央に維持するのを
助ける機能も果たしている。
【0031】以上の燃料処理装置10の動作につて説明
すると、次のとおりである。先ず、この燃料処理装置1
0を、内燃機関の燃料供給管路中の、例えば、燃料ポン
プと燃料取入口ないしキャブレタとの間に介装する。最
適の状況としては、この燃料処理装置10へ流入する流
れが乱流となるようにすることが望ましく、そうすれ
ば、燃料が受ける磁気作用の量を更に容易に高めること
ができる。燃料は、流入部23から、即ち、燃料送給管
17の中に嵌挿して装着したコア部材20の穴部51か
ら、燃料処理装置10の中へ流入する。流入した燃料
は、コア部材20に導かれて流れて行く間に、各々のマ
グネット・パック26が発生している磁界の中を通過し
て行く。各々のマグネット・パック26の近傍を通過す
る際に、燃料は、先ず、磁気リフレクタ部材28の内径
縁部46によって形成されているS極の傍らを通過し、
次に、磁気リフレクタ部材30の内径縁部46によって
形成されているN極の傍らを通過し、それによって燃料
は、最初に負の磁気作用に曝され、続いて正の磁気作用
に曝される。燃料は、全てのマグネット・パック26の
近傍を通過して、この燃料処理装置10から流出した時
点では、それまでに受けた磁気作用を合計した全体とし
て、正の磁気作用に曝された計算となっている。この磁
界による効果、即ち、燃料が受けた全ての磁気作用の合
計であるところの正の磁気作用による効果は、液体燃料
中の常磁性体微粒子が、その液体燃料の炭化水素の分子
に対して分極し、それによって、常磁性体微粒子(特に
水の分子)が、炭化水素の分子から分離するようになる
という形で現れる。更に、実験の結果として観察された
ところによれば、燃料中に顕微鏡的な細かな泡の発生が
認められた。この顕微鏡的な細かな泡は、液体燃料中に
溶解していた自由酸素が気体酸素(O2 )になったため
に生じたものであると考えられる。また或いは、磁力に
曝された結果、燃料中に混入していた水の分子が分解さ
れ、水素と酸素とを放出した結果とも考えられる。全体
の磁気作用の合計が正の磁気作用となっているというこ
とは、ガソリン系の燃料における炭化水素分子自体には
直接的な影響を及ぼしていない考えられる。
【0032】実際に観察して判明したところによれば、
この燃料処理装置10を使用した内燃機関では、その排
気ガスの質が、使用していない内燃機関の排気ガスと比
較して良好なものとなっていた。具体的には、未燃焼炭
化水素ないし不完全燃焼炭化水素の量が減少していた。
従って、排出される汚染物質の量が減少しており、しか
も、燃料の燃焼効率が向上したために、燃費の値で表わ
される内燃機関の効率も向上していた。
【0033】以上に開示した実施例は、現時点で好適実
施例と考えられる実施例であるが、この実施例に対して
は、本発明の範囲から逸脱することなく、装置の構成態
様に関する様々な変更を施し得ることはいうまでもな
い。例えば、開示した実施例はマグネット・パック26
を5個使用した装置であるが、この5個という個数は、
ガソリン系燃料を使用する場合に、その燃料を正の磁気
作用により多く曝すことの必要及び利点という点を考慮
した実際的な仕様である。しかしながら、この装置を取
り付けるスペースの問題や、燃料の流れに対する影響等
の条件が許せば、更にマグネット・パック26の個数を
増やすことも考えられる。また、以上に開示した本発明
の実施例では、マグネット・パック26には永久磁石を
使用し、特にセラミック系の永久磁石を使用している。
この実施例のように、一般的に入手可能な永久磁石を、
ここに開示した好適な磁気リフレクタと共に使用すれ
ば、磁界強度としては、約21000ガウス程度の強度
を達成し得ることが判明している。しかしながら、永久
磁石に変えて電磁石を使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気燃料処理装置の斜視図であ
り、該装置のハウジングの中の複数のマグネット・パッ
クから成る構成を示す図である。
【図2】図1の装置に使用している複数のマグネット・
パックのうちの1つの分解斜視図であり、磁石部材と外
部磁気リフレクタ部材とを示す図である。
【図3】図1の装置に使用している燃料送給管の中に嵌
挿するコア部材の部分分解斜視図であり、内部磁気リフ
レクタ片を示す図である。
【図4】図1の装置の燃料の流れの方向に対して垂直な
面で切断した、図1の4−4線に沿った断面図であり、
内部磁気リフレクタ片と外部磁気リフレクタ部材とを示
す図である。
【図5】図4の5−5線に沿った、図1の装置に使用し
ている複数のマグネット・パックのうちの1つの断面側
面図であり、外部磁気リフレクタ部材の縁部を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 磁気燃料処理装置 11 フレーム 17 燃料送給管 20 コア部材 26 マグネット・パック 27、29、31 磁石部材 28、30 磁気リフレクタ部材(外部磁気リフレクタ
部材) 32、33、34 N極 35、36、37 S極 46 内径縁部 61、62、63、64、65 内部磁気リフレクタ片 66 溝部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料として適当な可燃性の炭化水素系物
    質と、該炭化水素系物質と弱く結合した水や微粒子状物
    質等の燃料として不適当な常磁性物質とを、その成分と
    して含んでいる内燃機関用のガソリン等の燃料に磁気処
    理を施すための、磁気燃料処理装置において、 燃料を燃料流路に沿って内燃機関へ送給するための燃料
    送給管と、 前記燃料送給管の少なくとも一部分に沿って列設した複
    数のマグネット・パック手段であって、それらマグネッ
    ト・パック手段の各々が、前記燃料送給管の一側を実質
    的に囲繞し、前記燃料を、また特に前記燃料の中に混入
    している前記常磁性物質を、先に負の磁気作用に曝し、
    続いて正の磁気作用に曝すようにし、しかもそれら磁気
    作用を合計した全体の作用として、該常磁性物質に正の
    磁気作用を及ぼして、該常磁性物質を燃料として適当な
    可燃性の前記炭化水素系物質から分離し、それによっ
    て、該炭化水素系物質をより完全燃焼に近い状態で燃焼
    させるようにするものである、複数のマグネット・パッ
    クと、を備えており、 前記複数のマグネット・パック手段の各々が、前記燃料
    送給管の一側に配置した少なくとも1つの磁石部材を含
    んでおり、該磁石部材は、前記燃料の流れが、最初に該
    磁石部材の一方の磁極の近傍を通過し、続いて該磁石部
    材の他方の磁極の近傍を通過するように向きを定めてあ
    り、 前記複数のマグネット・パック手段の各々が更に、前記
    磁石部材に近接させて配設した、該磁石部材の一方の磁
    極から発している磁束を前記燃料送給管の中へ向けて集
    中させるための少なくとも1つの外部リフレクタ部材を
    含んでおり、 前記複数のマグネット・パック手段の各々が更に、前記
    少なくとも1つの外部リフレクタ部材に対して略々位置
    を揃えて前記燃料送給管の中に配設した、前記磁石部材
    の前記磁極から発している前記磁束を前記燃料の中にお
    いて更に集中させ且つ導くための少なくとも1つの内部
    リフレクタ部材を含んでいる、ことを特徴とする磁気燃
    料処理装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のマグネット・パック手段の各
    々が更に、 前記燃料流路に対して、N極をその上流側に、S極をそ
    の下流側に向けて配設した第1磁石部材と、 前記第1磁石部材に隣接させて該第1磁石部材の下流側
    に配設した、磁束集中手段を有する第1外部リフレクタ
    部材と、 前記燃料流路に対して、S極をその上流側に、N極をそ
    の下流側に向けて配設した第2磁石部材と、 前記第2磁石部材に隣接させて該第2磁石部材の下流側
    に配設した、磁束集中手段を有する第2外部リフレクタ
    部材と、 前記第2外部リフレクタ部材に隣接させて該第2外部リ
    フレクタ部材の下流側に配設した第3磁石部材と、 前記第1外部リフレクタ部材及び前記第2リフレクタ部
    材のうちの少なくとも一方に対して略々位置を揃えて前
    記燃料送給管の中に配設した少なくとも1つの内部リフ
    レクタ部材と、を含んでいることを特徴とする請求項1
    記載の磁気燃料処理装置。
  3. 【請求項3】 前記燃料送給管の中に前記燃料流路に沿
    って複数の内部リフレクタ部材を配設してあり、それら
    複数の内部リフレクタ部材を、前記燃料の流れの方向に
    おいて前後に連続する内部リフレクタ部材どうしの間
    で、前記燃料送給管の軸心の周りに回転する方向に角度
    をずらして配設してあることを特徴とする請求項1記載
    の磁気燃料処理装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の内部リフレクタ部材を、前記
    燃料の流れの方向において前後に連続する内部リフレク
    タ部材どうしの間で、前記燃料送給管の軸心の周りに回
    転する方向に角度を5°ずらして配設してあることを特
    徴とする請求項3記載の磁気燃料処理装置。
  5. 【請求項5】 前記燃料送給管の中に嵌挿する形状に形
    成した、該燃料送給管の中において前記複数の内部リフ
    レクタ部材を支持するコア部材を備えていることを特徴
    とする請求項3記載の磁気燃料処理装置。
  6. 【請求項6】 前記コア部材をアルミニウム等の非磁性
    体材料で製作してあることを特徴とする請求項3記載の
    磁気燃料処理装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のマグネット・パック手段を、
    5つのマグネット・パック手段としたことを特徴とする
    請求項1記載の磁気燃料処理装置。
  8. 【請求項8】 前記磁石部材を永久磁石としたことを特
    徴とする請求項1記載の磁気燃料処理装置。
  9. 【請求項9】 前記磁石部材を電磁石としたことを特徴
    とする請求項1記載の磁気燃料処理装置。
  10. 【請求項10】 前記磁石部材を、3組の互いに平行な
    対向側面を有する直方体の形状とし、それら3組の対向
    側面のうち、前記燃料送給管に対して略々垂直な方向に
    延展している対向側面に、該磁石部材の両磁極が存在す
    るようにしてあることを特徴とする請求項1記載の磁気
    燃料処理装置。
  11. 【請求項11】 前記外部リフレクタ部材の各々を透磁
    性材料で製作してあることを特徴とする請求項1記載の
    磁気燃料処理装置。
  12. 【請求項12】 前記内部リフレクタ部材の各々を透磁
    性材料で製作してあることを特徴とする請求項1記載の
    磁気燃料処理装置。
  13. 【請求項13】 前記外部リフレクタ部材の各々を、壁
    部と基部とを有する部材として構成してあり、 前記基部には、円錐面を有する切欠部を形成してあり、
    それによって、該基部を前記燃料送給管に近接した位置
    に配置して、該基部に該燃料送給管を部分的に囲繞させ
    ることができるようにしてあり、 前記円錐面を有する前記切欠部によって、前記基部に
    は、半円形で鋭角の縁部が形成されており、この半円形
    の鋭角の縁部を前記燃料送給管に密接して配置すること
    によって、この半円形の鋭角の縁部が前記少なくとも1
    つの磁石部材のための磁束集中部となるようにしてあ
    る、ことを特徴とする請求項1記載の磁気燃料処理装
    置。
  14. 【請求項14】 前記複数の内部リフレクタ部材の各々
    を略々直方体の形状とし、その直方体の表面に、その直
    方体の長手方向に延在する断面W字形の溝部を形成し、
    該内部リフレクタ部材を前記燃料送給管の中に配置した
    ときに該断面W字形の溝部が該燃料送給管に対して平行
    に延在するようにしてあることを特徴とする請求項3記
    載の磁気燃料処理装置。
  15. 【請求項15】 前記少なくとも1つのマグネット・パ
    ック手段を前記燃料送給管の前記少なくとも一部分にお
    いて支持するフレーム手段を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の磁気燃料処理装置。
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