JPH06173712A - ガスタービンケーシングの冷却装置 - Google Patents

ガスタービンケーシングの冷却装置

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JPH06173712A
JPH06173712A JP33211692A JP33211692A JPH06173712A JP H06173712 A JPH06173712 A JP H06173712A JP 33211692 A JP33211692 A JP 33211692A JP 33211692 A JP33211692 A JP 33211692A JP H06173712 A JPH06173712 A JP H06173712A
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JP
Japan
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casing
paragraph
exhaust
cooling
gas turbine
Prior art date
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Pending
Application number
JP33211692A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Maruyama
仁志 丸山
Isao Tajiri
功 田尻
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却部からの流体がガスタービン排熱の熱輻
射を受けないようにして排気ケーシングおよび段落部ケ
ーシングを冷却する。 【構成】 第1の構成;冷却部9の案内管10から排気デ
ィフューザ5に至る放出部に透口板13を設け、前記冷却
部9からの流体を非加熱域と加熱域に区分けし、非加熱
域の流体を段落部ケーシング7の通路12に導く。 第2の構成;冷却部9の案内管10から分岐し、段落部ケ
ーシング7に開口する通路12に結ぶ導通管14を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガスタービンケーシ
ングの冷却装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガスタービンは、航空、流体輸
送、発電等の各種分野に使用されてきたが、とりわけ発
電分野においては、ガスタービン単機としての使用のほ
かに、蒸気タービンと組合せて使用する、いわゆるコン
バインドサイクル発電にも適用分野が広がってきてい
る。
【0003】コンバータサイクル発電は、ガスタービ
ン、発電機、蒸気タービンを一軸で結んだものであっ
て、ガスタービンの排熱が蒸気発生に利用され、発生蒸
気を蒸気タービンに与えることによって、熱の有効活用
が図られている。このため、ガスタービン単機あるいは
蒸気タービン単機の熱効率にくらべて高く、燃料の節約
に寄与している。
【0004】ところが、コンバインドサイクル発電の電
力発生に要する出力配分は、蒸気タービンの出力が1に
対し、ガスタービンの出力は2以上の割合になってお
り、現有熱効率を今一歩高めるにはガスタービンの高温
化が求められている。このためガスタービンに与えられ
る作動ガス温度のスケールアップの研究が進められてい
るが、かかる高温化に付随してガスタービンケーシング
の耐熱性の問題点が指摘されている。図3は、従来のガ
スタービンを示す一部切欠き概略構成図である。
【0005】全体を符号1で示すガスタービンは、静翼
2a,3a、動翼2b,3bを対とする段落部2,3を
有し、これら段落部2,3は回転軸Rに沿って次順に配
され、後流側に向うにしたがって作動ガス4の環状通過
面積を拡口するようにしてある。特に、最終段落部3の
静翼3a、動翼3bでは、翼長が初段落部のそれに比
し、数倍になっている。
【0006】作動ガス4は、各段落部で膨張仕事をして
最終段落部3に至るが、ここでは、初段落部を通過する
ときの圧力にくらべかなり低下している。このため、最
終段落部3には、圧力を回復させる、いわゆるコーン状
に形成された排気ディフューザ5が連接されている。
【0007】一方、各段落部は、シュランドセグメント
6,6を介在させて段落部ケーシング7で覆設され、ま
た、排気ディフューザ5は排気ケーシング8で覆設され
ており、これら段落部ケーシング7、排気ケーシング8
は、最終段落部3で接合されている。
【0008】上記排気ケーシング8側には、送風機、フ
ァンなどの冷却部9が設けられており、案内管10を通し
て冷却部9からの冷却用の流体11が排気ケーシング8、
段落部ケーシング7に開口する通路12に送り出してい
る。このようにして、従来のガスタービンは、作動ガス
4の高い熱輻射を受ける排気ケーシング8、段落部ケー
シング7の熱問題に対処している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述構成に
よる冷却技術では、冷却部9からの流体11が排気ケーシ
ング8、段落部ケーシング7に冷却用として送られてい
ても、排気ディフューザ5からの熱輻射が高すぎてその
流体11が予熱されてしまい、予想されるような冷却効果
が得られていない問題点があった。特に、段落部ケーシ
ング7の通路12は、開口面積が小さいことも手伝って対
流冷却に必要な流速が得られていないこともその原因の
一つであった。
【0010】さらに、作動ガス4の温度を、従来よりも
スケールアップする研究が進められているだけに、排気
ケーシング8、段落部ケーシング7の冷却技術の向上が
一段と必要になってきている。
【0011】この発明は、このような背影から検討が加
えられたもので、従来技術をそのまま活用しながら、従
来よりも一段と高い冷却効果をもたらすガスタービンケ
ーシングの冷却装置を公表することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的に沿って、この
発明にかかる第1の構成は、静翼、動翼を対とする段落
部と排気ディフューザとを軸方向に沿って配し、段落部
を覆設する段落部ケーシングと排気ディフューザを覆設
する排気ケーシングとは連続的に結ばれ、これらケーシ
ング外に配する冷却部からの流体を、排気ケーシングお
よび段落部ケーシングに開口する通路に導くガスタービ
ンケーシングの冷却装置において、上記冷却部の案内管
から排気ディフューザに向う放出部に透口板を設けたも
のである。
【0013】また、この発明にかかる第2の構成は、静
翼、動翼を対とする段落部と排気ディフューザとを軸方
向に沿って配し、段落部を覆設する段落部ケーシングと
排気ディフューザを覆設する排気ケーシングとは連続的
に結ばれ、これらケーシング外に配する冷却部からの流
体を、排気ケーシングおよび段落部ケーシングに開口す
る通路に導くガスタービンケーシングの冷却装置におい
て、上記冷却部の案内管から分岐し、上記段落部ケーシ
ングに開口する通路に結ぶ導通管を設けたものである。
【0014】
【作用】第1の構成によれば、冷却部の案内管から排気
ディフューザに向う放出部に透口板が設けられているの
で、案内管からの冷却用の流体は排気ディフューザから
の熱輻射を直接受けず、その流体自身がもつ温度で冷却
することができる。
【0015】また、第2の構成によれば、冷却部の案内
管から分岐し、段落部ケーシングに開口する通路に結ぶ
導通管を設けているので、このような構成にしても案内
管からの冷却用の流体は排気ディフューザからの熱輻射
を直接受けずに済む。
【0016】したがって、第1の構成でも、第2の構成
でも冷却部の案内管からの冷却用の流体は加熱されない
まま使用できるから、排気ケーシングおよび段落部ケー
シングは従来よりも一段と冷却効果を増す。
【0017】
【実施例】以下、この発明にかかるガスタービンケーシ
ングの冷却装置の一実施例を図を参照して説明する。
【0018】図1は、この発明にかかるガスタービンケ
ーシングの冷却装置を示す第1実施例である。なお、こ
の図に使用されている構成部品番号は、図3と同一にし
てある。
【0019】この発明は、図1にも示すように、冷却部
9の案内管10から排気ディフューザ5に向って送り出さ
れる冷却用の流体11の放出部Dに透口板13を設けた点に
特徴を有する。この透口板13は、放出部Dの軸方向に沿
って延び、非加熱部H1 と加熱部H2とに区分けされて
いる。
【0020】非加熱部H1 に送り出された流体11は、こ
こで排気ケーシング8を冷却する一方、段落部ケーシン
グ7の通路12にも案内され、段落部ケーシング7を冷却
している。また、非加熱部H1 から透口板13を通った流
体11は、加熱部H2 でも排気ディフューザ5を冷却し、
冷却後、器外に放出される。
【0021】したがって、冷却部9の案内管10からの流
体11は、非加熱部H1 と加熱部H2とに分けられて排気
ケーシング8、段落部ケーシング7を冷却することにな
るので、冷却効果は一段と高くなる。
【0022】図2は、この発明にかかるガスタービンケ
ーシングの冷却装置の第2実施例を示す概略図である。
この図でも、従来の図3と同一構成部品には同一符号を
付してある。
【0023】この第2実施例は、図2に示すように、冷
却部9の案内管10から分岐し、段落部ケーシング7に開
口する通路12に導通管14を設けた点を特徴とする。すな
わち、冷却部9の案内管10を通る流体11は、一方を放出
部Dに送り出し、他方を導通管14を経て段落部ケーシン
グ7の通路12にも送り出す。
【0024】したがって、冷却部9の案内管10から導通
管14を経て段落部ケーシング7の通路12に送られる流体
11は、排気ディフューザ5からの熱輻射を受けていない
ため、その流体自身の温度で段落部ケーシング7を冷却
することができる。このため冷却効果は従来よりも高ま
る。
【0025】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明にかかる
ダスタービンケーシングの冷却装置では、冷却部から送
り出される流体が、加熱を受けないでそれ自身の温度で
排気ケーシングおよび段落部ケーシングを冷却できるよ
う構成に改良を加えてあるので、高温化を目ざすガスタ
ービンであって十分に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるガスタービンケーシングの冷
却装置の第1実施例を示す一部切欠き概略図。
【図2】この発明にかかるガスタービンケーシングの冷
却装置の第2実施例を示す一部切欠き概略図。
【図3】従来の実施例を示す一部切欠き概略図。
【符号の説明】
1…ガスタービン 2a,3a…静翼 2b,3b…動翼 2,3…段落部 5…排気ディフューザ 7…段落部ケーシン
グ 8…排気ケーシング 9…冷却部 10…案内管 12…通路 13…透口板 14…導通管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静翼、動翼を対とする段落部と排気ディ
    フューザとを軸方向に沿って配し、段落部を覆設する段
    落部ケーシングと排気ディフューザを覆設する排気ケー
    シングとは連続的に結ばれ、これらケーシング外に配す
    る冷却部からの流体を、排気ケーシングおよび段落部ケ
    ーシングに開口する通路に導くガスタービンケーシング
    の冷却装置において、上記冷却部の案内管から排気ディ
    フューザに向う放出部に透口板を設けたことを特徴とす
    るガスタービンケーシングの冷却装置。
  2. 【請求項2】 静翼、動翼を対とする段落部と排気ディ
    フューザとを軸方向に沿って配し、段落部を覆設する段
    落部ケーシングと排気ディフューザを覆設する排気ケー
    シングとは連続的に結ばれ、これらケーシング外に配す
    る冷却部からの流体を、排気ケーシングおよび段落部ケ
    ーシングに開口する通路に導くガスタービンケーシング
    の冷却装置において、上記冷却部の案内管から分岐し、
    上記段落部ケーシングに開口する通路に結ぶ導通管を設
    けたことを特徴とするガスタービンケーシングの冷却装
    置。
JP33211692A 1992-12-14 1992-12-14 ガスタービンケーシングの冷却装置 Pending JPH06173712A (ja)

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