JPH061736B2 - 負荷時タツプ切換装置 - Google Patents
負荷時タツプ切換装置Info
- Publication number
- JPH061736B2 JPH061736B2 JP12825385A JP12825385A JPH061736B2 JP H061736 B2 JPH061736 B2 JP H061736B2 JP 12825385 A JP12825385 A JP 12825385A JP 12825385 A JP12825385 A JP 12825385A JP H061736 B2 JPH061736 B2 JP H061736B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arc contact
- movable arc
- load tap
- contact
- switching device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H9/00—Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
- H01H9/0005—Tap change devices
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H9/00—Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
- H01H9/0005—Tap change devices
- H01H2009/0061—Monitoring tap change switching devices
Description
【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は、負荷時タップ切換装置に関するもので、特
に、切換開閉器の可動アーク接点の消耗量を検出する検
出装置を備えた負荷時タップ切換装置に係る。
に、切換開閉器の可動アーク接点の消耗量を検出する検
出装置を備えた負荷時タップ切換装置に係る。
［発明の技術的背景とその問題点］ 送配電系統の変圧器に設けられる負荷時タップ切換装置
は、送配電系統の負荷が変動して、この変動による電圧
変化が一定限度を越えた際に、変圧器に設けられている
タップを切換えることにより送配電系統の電圧を一定に
保つものである。
は、送配電系統の負荷が変動して、この変動による電圧
変化が一定限度を越えた際に、変圧器に設けられている
タップを切換えることにより送配電系統の電圧を一定に
保つものである。
この負荷時タップ切換装置は、切換信号発生部と、負荷
時タップ切換器及び電動操作機構から構成され、負荷時
タップ切換器は更に切換開閉器とタップ選択器より構成
されている。
時タップ切換器及び電動操作機構から構成され、負荷時
タップ切換器は更に切換開閉器とタップ選択器より構成
されている。
この様な構成を有する負荷時タップ切換装置において、
切換動作の概略は次の通りである。即ち、電圧変化が一
定限度を越えた際には、まず、切換信号発生部で信号が
作成され、これにより電動操作機構が始動して、負荷時
タップ切換器を駆動する。その結果、負荷時タップ切換
器の駆動軸が回転し、この駆動力によりタップ選択器の
可動接点が一つの固定接点から外れて移動し、他の固定
接点に投入されると、これに対応して切換開閉器が一方
のタップから他方のタップに切換動作を行なうようにな
っている。
切換動作の概略は次の通りである。即ち、電圧変化が一
定限度を越えた際には、まず、切換信号発生部で信号が
作成され、これにより電動操作機構が始動して、負荷時
タップ切換器を駆動する。その結果、負荷時タップ切換
器の駆動軸が回転し、この駆動力によりタップ選択器の
可動接点が一つの固定接点から外れて移動し、他の固定
接点に投入されると、これに対応して切換開閉器が一方
のタップから他方のタップに切換動作を行なうようにな
っている。
ところで、以上のように構成された従来の負荷時タップ
切換装置においては、特に主幹線である送配電系統で故
障が発生すると、広範囲にわたって停電する可能性が高
く、問題となっていた。そのため、種々の故障を防止す
るために、構成機器及び構成部材の保守点検作業が必要
であった。特に、負荷時タップ切換器に用いられている
アーク接点等の電気的消耗部品は、２０万回の使用に耐
え得る寿命が要求されているが、故障防止の対策上、５
年又は２〜１０万回毎に点検する必要があった。この点
検作業は、切換開閉器を分解して行なわなければなら
ず、作業が大掛かりなものとなっていた。また、アーク
接点の消耗量が外部から分らないので、切換開閉器を分
解した時点で、アーク接点を交換する必要がないことも
あり、作業性が悪かった。
切換装置においては、特に主幹線である送配電系統で故
障が発生すると、広範囲にわたって停電する可能性が高
く、問題となっていた。そのため、種々の故障を防止す
るために、構成機器及び構成部材の保守点検作業が必要
であった。特に、負荷時タップ切換器に用いられている
アーク接点等の電気的消耗部品は、２０万回の使用に耐
え得る寿命が要求されているが、故障防止の対策上、５
年又は２〜１０万回毎に点検する必要があった。この点
検作業は、切換開閉器を分解して行なわなければなら
ず、作業が大掛かりなものとなっていた。また、アーク
接点の消耗量が外部から分らないので、切換開閉器を分
解した時点で、アーク接点を交換する必要がないことも
あり、作業性が悪かった。
［発明の目的］ 本発明は、上述のような従来技術の問題点を解消するた
めに提案されたもので、その目的は、切換開閉器のアー
ク接点の消耗量を外部から検出できるようにして、保守
・点検作業を不要とした負荷時タップ切換装置を提供す
ることにある。
めに提案されたもので、その目的は、切換開閉器のアー
ク接点の消耗量を外部から検出できるようにして、保守
・点検作業を不要とした負荷時タップ切換装置を提供す
ることにある。
［発明の概要］ 本発明の負荷時タップ切換装置は、切換開閉器の可動ア
ーク接点又は可動アーク接点の駆動部の移動方向と平行
に、例えば、発光部と受光部より成る移動量検出部を配
設し、負荷時タップ切換器が動作した時に可動アーク接
点が移動する最大移動量からアーク接点の消耗量を検出
し、アーク接点の寿命を点検作業を施すことなく判定で
きるようにしたものである。
ーク接点又は可動アーク接点の駆動部の移動方向と平行
に、例えば、発光部と受光部より成る移動量検出部を配
設し、負荷時タップ切換器が動作した時に可動アーク接
点が移動する最大移動量からアーク接点の消耗量を検出
し、アーク接点の寿命を点検作業を施すことなく判定で
きるようにしたものである。
［発明の実施例］ 以下、本発明の一実施例を第１図乃至第３図に基づいて
具体的に説明する。
具体的に説明する。
＊構成＊ 第１図に示した様に、負荷時タップ切換変圧器１の容器
内部に、切換開閉器２とタップ選択器３とから構成され
る負荷時タップ切換器が配設され、切換開閉器２には、
電流しゃ断用の固定アーク接点４及びこの固定アーク接
点４と接触する位置まで移動して電流のしゃ断を行なう
可動アーク接点５が設けられている。また、固定アーク
接点４及び可動アーク接点５の近傍には、可動アーク接
点５の移動方向と平行に、その移動量を検出するための
移動量検出部６が設けられ、移動量検出部６によって読
みとられた光信号が、光ファイバ７によってコネクタ８
を介し、アーク消耗量判定部９に送られる。
内部に、切換開閉器２とタップ選択器３とから構成され
る負荷時タップ切換器が配設され、切換開閉器２には、
電流しゃ断用の固定アーク接点４及びこの固定アーク接
点４と接触する位置まで移動して電流のしゃ断を行なう
可動アーク接点５が設けられている。また、固定アーク
接点４及び可動アーク接点５の近傍には、可動アーク接
点５の移動方向と平行に、その移動量を検出するための
移動量検出部６が設けられ、移動量検出部６によって読
みとられた光信号が、光ファイバ７によってコネクタ８
を介し、アーク消耗量判定部９に送られる。
また、前記移動量検出部６は第２図に示した様に構成さ
れている。即ち、固定アーク接点４に対して移動する可
動アーク接点５の移動方向と平行に、発光部６ａとその
光を感知する受光部６ｂとが対向する位置に設置され、
それぞれ光ファイバ７に接続されている。
れている。即ち、固定アーク接点４に対して移動する可
動アーク接点５の移動方向と平行に、発光部６ａとその
光を感知する受光部６ｂとが対向する位置に設置され、
それぞれ光ファイバ７に接続されている。
＊作用＊ 以上の様な構成を有する本発明の作用は次の通りであ
る。
る。
第２図において、可動アーク接点５が固定アーク接点４
に接する方向に移動するにつれ、発光部６ａから発する
光が可動アーク接点５によって遮られる位置が変化す
る。その結果、受光部６ｂによって読みとられる光の位
置が変化し、可動アーク接点５の移動量が検出できる。
に接する方向に移動するにつれ、発光部６ａから発する
光が可動アーク接点５によって遮られる位置が変化す
る。その結果、受光部６ｂによって読みとられる光の位
置が変化し、可動アーク接点５の移動量が検出できる。
この様子を第３図に示した移動量検出部６の受光部６ｂ
の波形図によって説明する。なお、第３図は、可動アー
ク接点５が移動量検出部６のｘ２位置から移動しはじ
め、ｘ５〜ｘ６の位置で固定アーク接点４と接触し、更
にｘ１の位置まで移動した場合の受光部６ｂの波形例を
示している。
の波形図によって説明する。なお、第３図は、可動アー
ク接点５が移動量検出部６のｘ２位置から移動しはじ
め、ｘ５〜ｘ６の位置で固定アーク接点４と接触し、更
にｘ１の位置まで移動した場合の受光部６ｂの波形例を
示している。
第３図において、点線で示した様に、可動アーク接点５
によって光が遮られている時は、移動位置検出信号はＯ
ＦＦとなり、可動アーク接点５が移動するにつれて、再
びＯＮとなる。即ち、移動位置検出信号が規則的にＯＮ
−ＯＦＦする位置の極限値Ａ及びＢは、それぞれ固定ア
ーク接点４と可動アーク接点５の境界位置と、可動アー
ク接点５の他の端面を示している。
によって光が遮られている時は、移動位置検出信号はＯ
ＦＦとなり、可動アーク接点５が移動するにつれて、再
びＯＮとなる。即ち、移動位置検出信号が規則的にＯＮ
−ＯＦＦする位置の極限値Ａ及びＢは、それぞれ固定ア
ーク接点４と可動アーク接点５の境界位置と、可動アー
ク接点５の他の端面を示している。
次に、アーク接点が消耗した場合について説明する。ア
ーク接点が消耗すると、固定アーク接点４の厚さｌ及び
可動アーク接点５の厚さＬは共に減少する。そのため、
固定アーク接点４と可動アーク接点５の境界位置は固定
接点側に移動するba（例えばｘ８）。また、可動アーク
接点５の端面の位置も同様に固定接点側に移動する。そ
して、固定アーク接点４の厚さｌ及び可動アーク接点５
の厚さＬが管理限界値に至った場合、消耗量判定部９
は、アーク接点交換の必要があることを表示する。
ーク接点が消耗すると、固定アーク接点４の厚さｌ及び
可動アーク接点５の厚さＬは共に減少する。そのため、
固定アーク接点４と可動アーク接点５の境界位置は固定
接点側に移動するba（例えばｘ８）。また、可動アーク
接点５の端面の位置も同様に固定接点側に移動する。そ
して、固定アーク接点４の厚さｌ及び可動アーク接点５
の厚さＬが管理限界値に至った場合、消耗量判定部９
は、アーク接点交換の必要があることを表示する。
この様に、可動アーク接点の移動量を検出することによ
り、アーク接点の消耗量を外部から判定することができ
るので、従来から実施されていた保守・点検作業が不要
となる。
り、アーク接点の消耗量を外部から判定することができ
るので、従来から実施されていた保守・点検作業が不要
となる。
＊他の実施例＊ なお、本発明は上述の実施例に限定されるものではな
く、可動アーク接点５を駆動する駆動部に、上記の様な
光ファイバを用いた移動量検出部を設けてもよい。
く、可動アーク接点５を駆動する駆動部に、上記の様な
光ファイバを用いた移動量検出部を設けてもよい。
また、可動アーク接点及び駆動部の移動量を、磁気的或
いは電気的に検出して、固定アーク接点４の厚さｌと可
動アーク接点５の厚さＬの合計の接点厚さ（ｌ＋Ｌ）の
減少値から、アーク接点の消耗量を判定してもよい。
いは電気的に検出して、固定アーク接点４の厚さｌと可
動アーク接点５の厚さＬの合計の接点厚さ（ｌ＋Ｌ）の
減少値から、アーク接点の消耗量を判定してもよい。
［発明の効果］ 以上説明した様に、本発明によれば、可動アーク接点の
移動量或いは可動アーク接点の駆動部の移動量を、可動
アーク接点の移動方向と平行に設けた移動量検出部によ
って検出することにより、アーク接点の消耗量を外部よ
り判定できるようにして、従来、５年又は２〜１０万回
毎に実施していたアーク接点の消耗量の点検作業を不要
とした負荷時タップ切換装置を提供できる。
移動量或いは可動アーク接点の駆動部の移動量を、可動
アーク接点の移動方向と平行に設けた移動量検出部によ
って検出することにより、アーク接点の消耗量を外部よ
り判定できるようにして、従来、５年又は２〜１０万回
毎に実施していたアーク接点の消耗量の点検作業を不要
とした負荷時タップ切換装置を提供できる。
第１図は本発明による負荷時タップ切換装置の一実施例
を示す構成図、第２図は第１図の要部拡大斜視図、第３
図はアーク接点の移動量検出部の波形と接点の厚さの相
関を示す図である。 １…負荷時タップ切換変圧器、２…切換開閉器、３…タ
ップ選択器、４…固定アーク接点、５…可動アーク接
点、６…移動量検出部、６ａ…発光部、６ｂ…受光部、
７…光ファイバ、８…コネクタ、９…消耗量判定部。
を示す構成図、第２図は第１図の要部拡大斜視図、第３
図はアーク接点の移動量検出部の波形と接点の厚さの相
関を示す図である。 １…負荷時タップ切換変圧器、２…切換開閉器、３…タ
ップ選択器、４…固定アーク接点、５…可動アーク接
点、６…移動量検出部、６ａ…発光部、６ｂ…受光部、
７…光ファイバ、８…コネクタ、９…消耗量判定部。
Claims (2)
- 【請求項１】可動アーク接点を有する負荷時タップ切換
装置において、可動アーク接点又は可動アーク接点と連
動して移動する駆動部の移動方向と平行に、前記可動ア
ーク接点の移動量を検出する移動量検出部が設けられ、
この移動量検出部にアーク接点の消耗量判定部が接続さ
れていることを特徴とする負荷時タップ切換装置。 - 【請求項２】前記移動量検出部が、発光用の光ファイバ
及び受光用の光ファイバにより構成されている特許請求
の範囲第１項記載の負荷時タップ切換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12825385A JPH061736B2 (ja) | 1985-06-14 | 1985-06-14 | 負荷時タツプ切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12825385A JPH061736B2 (ja) | 1985-06-14 | 1985-06-14 | 負荷時タツプ切換装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61287208A JPS61287208A (ja) | 1986-12-17 |
| JPH061736B2 true JPH061736B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=14980279
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12825385A Expired - Lifetime JPH061736B2 (ja) | 1985-06-14 | 1985-06-14 | 負荷時タツプ切換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH061736B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2005454A2 (en) * | 2006-04-07 | 2008-12-24 | SPX Corporation | System and method for monitoring displacement within energized tap changer compartments |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0646614B2 (ja) * | 1985-06-17 | 1994-06-15 | 株式会社東芝 | 負荷時タツプ切換装置 |
-
1985
- 1985-06-14 JP JP12825385A patent/JPH061736B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2005454A2 (en) * | 2006-04-07 | 2008-12-24 | SPX Corporation | System and method for monitoring displacement within energized tap changer compartments |
| JP2009533657A (ja) * | 2006-04-07 | 2009-09-17 | ウォウケシャ エレクトリック システムズ，インコーポレイテッド | エネルギーが与えられたタップ切り替え器コンパートメント内の変位を監視するシステム及び方法 |
| US8737775B2 (en) | 2006-04-07 | 2014-05-27 | Waukesha Electric Systems, Inc. | System and method for monitoring displacement within energized tap changer compartments |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61287208A (ja) | 1986-12-17 |
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