JPH06172649A - 耐洗剤性組成物 - Google Patents

耐洗剤性組成物

Info

Publication number
JPH06172649A
JPH06172649A JP5197217A JP19721793A JPH06172649A JP H06172649 A JPH06172649 A JP H06172649A JP 5197217 A JP5197217 A JP 5197217A JP 19721793 A JP19721793 A JP 19721793A JP H06172649 A JPH06172649 A JP H06172649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
units
weight
organopolysiloxane
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5197217A
Other languages
English (en)
Inventor
Eugene R Martin
アール. マーティン ユージン
Andrew J Conti
ジェイ. コンティ アンドリュー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wacker Chemical Corp
Original Assignee
Wacker Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wacker Chemical Corp filed Critical Wacker Chemical Corp
Publication of JPH06172649A publication Critical patent/JPH06172649A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09GPOLISHING COMPOSITIONS; SKI WAXES
    • C09G1/00Polishing compositions
    • C09G1/04Aqueous dispersions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09GPOLISHING COMPOSITIONS; SKI WAXES
    • C09G1/00Polishing compositions
    • C09G1/06Other polishing compositions
    • C09G1/14Other polishing compositions based on non-waxy substances
    • C09G1/16Other polishing compositions based on non-waxy substances on natural or synthetic resins

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐洗剤性組成物を提供する。 【構成】 該組成物は、R2SiO単位10〜99モル
%およびR3SiO3/2単位および/またはSiO4/2
位90〜1モル%を有するヒドロカルボンオキシ末端ブ
ロック化された分枝鎖状のオルガノポリシロキサンの水
性エマルジョンからなり、上記式中、Rは1価の炭化水
素基である。ほかのシリコーン流体、たとえばアミノ官
能性シリコーン流体、オルガノアルコキシシラン、シリ
コーン樹脂、オルガノポリシロキサン流体、シリコーン
ガム、研磨剤、界面活性剤および有機溶剤を水性エマル
ジョンに配合することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、組成物、詳しくは耐洗
剤性の改良された艶出し組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】溶剤中に溶けたまたは水性エマルジョン
としてのワックスをベースとし、かつ結合したアミン基
を有するオルガノポリシロキサンを含有する耐洗剤性の
艶出し剤は周知である。たとえば、米国特許第3508
933号明細書において、Yatesにより、ヒドロキ
シル末端ブロック化されたポリジメチルシロキサンおよ
びアミノアルコキシシランの反応生成物を含有する自動
車用艶出し剤が記載されている。同様に米国特許第35
44498号明細書において、Holstocket
al.により、5個のシロキシ単位を有するシラノール
末端ブロック化されたポリジメチルシロキサン、アミノ
アルキルトリアルコキシシランおよびアミノアルコキシ
アルキルトリアルコキシシランの部分的加水分解および
縮合から得られたコポリマーおよび800個のジメチル
シロキシ単位を有するシラノール末端ブロック化された
ポリジメチルシロキサンとアミノアルコキシアルケニル
トリアルコキシシランとの部分的加水分解および縮合か
ら得られたコポリマーとからなる部分的アミン塩を含有
する耐洗剤性の艶出し剤が記載されている。
【0003】ヒドロキシル末端化されたオルガノポリシ
ロキサンおよびアミン基を含有するオルガノポリシロキ
サンの混合物を含有する艶出し組成物は周知であり、開
示されている。たとえば米国特許第3817889号明
細書において、Fink et al.により、ヒドロ
キシル末端化されたオルガノポリシロキサンおよび酸素
原子を介してオルガノポリシロキサンの珪素原子に結合
したアミン基を有するメチルシロキサンを含有する耐洗
剤性組成物が記載されている。
【0004】米国特許第4743689号明細書におい
て、Hill et al.により末端のアルコキシ基
を有する線状のポリジオルガノシロキサンを含有する連
続的油相およびポリジオルガノシロキサン−ポリオキシ
アルキレンコポリマーを含有する不連続相を有するシリ
コーンエマルジョン艶出し剤が記載されている。
【0005】米国特許第3960575号明細書におい
て、Martinにより、アミノ官能性シリコーン流体
およびヒドロキシル末端ブロック化されたオルガノポリ
シロキサンを含有する耐洗剤性艶出し剤が記載されてお
り、該アミノ官能性シリコーン流体は環状シロキサンお
よびアミノ官能性シランまたはシロキサンの平衡化から
得られる。
【0006】米国特許第4273584号明細書におい
て、D’Angelo et al.により、ヒドロキ
シ末端化されたポリジメチルシロキサン、アミノポリシ
ランおよび場合により部分的に加水分解されたオルガノ
トリアルコキシシランの混合物を含有する耐洗剤性組成
物が記載されている。
【0007】米国特許第4600436号明細書におい
て、Traver et al.により耐久性のシリコ
ーンエマルジョン艶出し剤が記載されており、該艶出し
剤は(a)水、(b)乳化剤、(c)ジオルガノポリシ
ロキサン流体、(d)アミノ官能性シラン、(e)アル
キルトリアルコキシシランおよび(f)重合触媒の乳化
重合により得られたアミノ官能性シリコーンエマルジョ
ンを、(a)25℃で約50〜100000センチポア
ズの粘度を有するジオルガノポリシロキサンポリマー流
体、(b)水および(c)乳化剤を含有するシリコーン
エマルジョンと混合する。
【0008】アルコキシ末端ブロック化された分枝鎖状
のジオルガノポリシロキサンを含有する組成物は、アミ
ノ官能性オルガノポリシロキサンを含有する組成物より
耐久性のあるコーティングを硬質の支持体に提供し、か
つ耐洗剤性が高いことが判明した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、耐洗剤性組成物を提供することであった。本発明の
もう1つの課題は、より耐久性のあるコーティングを有
する艶出し組成物を提供することであった。本発明のも
う1つの課題は耐洗剤性の艶出しエマルジョンを提供す
ることであった。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明によ
り、(1)ヒドロカルボンオキシ末端ブロック化された
分枝鎖状のオルガノポリシロキサンおよび(2)場合に
より(a)ワックス、(b)研磨剤、(c)有機溶剤、
(d)シリコーン添加剤、(e)界面活性剤および
(f)濃化剤からなる群から選択される成分および
(3)水を含有し、界面活性剤(e)が組成物の重量に
対して0.5重量%以上の量で存在する組成物により解
決される。
【0011】ヒドロキシカルボンオキシ末端ブロック化
された分枝鎖状のオルガノポリシロキサンは、式:R2
SiO(“D”単位)、RSiO3/2(“T”単位)お
よびSiO4/2(“Q”単位)の単位を有し、Rは1〜
18個の炭素原子を有する1価の炭化水素基である。ヒ
ドロカルボンオキシ末端ブロック化された分枝鎖のオル
ガノポリシロキサンは“D”単位10〜99モル%およ
び“T”単位および/または“Q”単位90〜1モル%
および更に有利には“D”単位15〜80モル%および
“T”単位および/または“Q”単位85〜20モル%
を含有する。ヒドロカルボンオキシ末端ブロック化され
たオルガノポリシロキサン中の“T”および“Q”単位
のモル%は90:0〜0:90および更に有利には0:
75〜75:0の範囲であり、ただし少なくとも1つの
“T”単位および/または“Q”単位がオルガノポリシ
ロキサン中に存在する。
【0012】ヒドロカルボンオキシ末端ブロック化され
た分枝鎖状のオルガノポリシロキサンは更に式:
【0013】
【化1】
【0014】[式中、Rは前記のものを表し、R′は1
〜18個の炭素原子を有する1価の炭化水素基を表し、
かつxは10〜1000、有利には10〜100の値を
有し、yは0〜1000、有利には0〜100の値を有
し、zは0〜1000、有利には0〜100の値を有
し、ただしy+zは少なくとも1に等しくなければなら
ない。]により表される。
【0015】基RおよびR′の例はアルキル基、たとえ
ばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、1−n−ブチル基、2−n−ブチル基、イソブチル
基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、
ネオペンチル基およびt−ペンチル基、ヘキシル基、た
とえばn−ヘキシル基、ヘプチル基、たとえばn−ヘプ
チル基、オクチル基、たとえばn−オクチル基およびイ
ソオクチル基、2,2,4−トリメチルペンチル基、ノ
ニル基、たとえばn−ノニル基、デシル基、たとえばn
−デシル基、ドデシル基、たとえばn−ドデシル基、オ
クタデシル基、たとえばn−オクタデシル基、アルケニ
ル基、たとえばビニル基、アリル基およびエチルアリル
基、シクロアルキル基、たとえばシクロペンチル基、シ
クロヘキシル基およびシクロヘプチル基およびメチルシ
クロヘキシル基、アリール基、たとえばフェニル基、ナ
フチル基、アントリル基およびフェナントリル基、アル
カリル基、たとえばo−、m−、p−トリル基、キシリ
ル基およびエチルフェニル基、およびアルアルキル基、
たとえばベンジル基およびα−およびβ−フェニルエチ
ル基である。メチル基およびエチル基が有利なRおよび
R′の基である。
【0016】ヒドロカルボンオキシ末端ブロック化され
た分枝鎖状のオルガノポリシロキサンはオルガノヒドロ
カルボンオキシシランをヒドロキシル末端化されたオル
ガノポリシロキサンと平衡化触媒の存在下で反応させる
ことにより製造することができる。
【0017】オルガノヒドロカルボンオキシシランは
式:RnSi(OR′)4-n(RおよびR′は前記のもの
を表し、nは0または1である)により表すことができ
る。
【0018】オルガノヒドロカルボンオキシシランの例
は、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシ
ラン、メチルトリプロポキシシラン、メチルトリブトキ
シシラン、メチルトリペントキシシラン、メチルトリヘ
キソキシシラン、メチルトリオクトキシシラン、メチル
トリデコキシシラン、メチルトリオクタデコキシシラ
ン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシ
ラン、エチルトリプロポキシシラン、エチルトリブトキ
シシラン、エチルトリヘキソキシシラン、エチルトリデ
コキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、プロピル
トリエトキシシラン、プロピルトリプロポキシシラン、
プロピルトリブトキシシラン、プロピルトリヘキソキシ
シラン、プロピルトリオクトキシシラン、プロピルトリ
デコキシシラン、ブチルトリメトキシシラン、ブチルト
リエトキシシラン、ブチルトリプロポキシシラン、ブチ
ルトリブトキシシラン、ブチルトリヘキソキシシラン、
ブチルトリオクトキシシラン、ペンチルトリメトキシシ
ラン、ペンチルトリエトキシシラン、ヘキシルトリメト
キシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、ヘキシルト
リプロポキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、オ
クチルトリエトキシシラン、オクチルトリプロポキシシ
ラン、オクチルトリブトキシシラン、オクチルトリヘキ
ソキシシラン、テトラエチルオルトシリケート、テトラ
プロピルオルトシリケート、テトラブトキシオルトシリ
ケート等である。有利にはオルガノヒドロカルボンオキ
シシランは、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエ
トキシシラン、メチルトリブトキシシラン、エチルトリ
メトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、エチルト
リブトキシシラン、テトラエチルオルトシリケートおよ
びテトラプロピルオルトシリケートである。
【0019】平衡化に使用することができるヒドロキシ
ル末端化されたオルガノポリシロキサンは一般式:
【0020】
【化2】
【0021】[Rは前記のものを表し、mは6〜100
0の数を表す]で示される線状のオルガノポリシロキサ
ン流体である。一般にこれらのオルガノポリシロキサン
は珪素原子当りR基約1.8〜2.1のRとSiの比を
有する。
【0022】これらのオルガノポリシロキサン流体はオ
ルガノポリシロキサン流体を製造するための当業者に周
知の通常の方法により製造する。
【0023】オルガノポリシロキサン流体の粘度は25
℃で約5〜約20000mPa・sおよび更に有利には
25℃で約500〜10000mPa・sの範囲内にあ
ってもよい。
【0024】使用することができる適当なヒドロキシル
末端化されたオルガノポリシロキサンの例は、ジオルガ
ノポリシロキサン、たとえばジメチルポリシロキサン、
ジエチルポリシロキサン、ジプロピルポリシロキサン、
ジブチルポリシロキサン、メチルビニルポリシロキサ
ン、ジフェニルポリシロキサン、メチルエチルポリシロ
キサン、メチルフェニルポリシロキサン、およびジメチ
ルメチルフェニルポリシロキサンおよびジメチルジフェ
ニルシロキサンおよびジメチルメチルビニルポリシロキ
サンのコポリマー等である。
【0025】平衡化に使用することができる触媒は、S
i結合したヒドロキシル基とSi結合したアルコキシ基
との縮合またはシロキサン化合物の転位または平衡化を
促進するためにこれまで使用されてきたかまたは使用す
ることができた塩基性触媒である。使用することができ
る塩基性触媒の例はアルカリ金属水酸化物である。ほか
の塩基性触媒はアルカリ金属アルコラート、たとえばカ
リウムメトキシドである。アルカリ金属はリチウム、ナ
トリウム、カリウム、ルビジウムまたはセシウムであっ
てもよく、ナトリウムおよびカリウムが有利なアルカリ
金属である。ほかの適当な触媒の例は、カリウムメチル
シリコネートおよび塩基性の第四アンモニウム化合物、
たとえば水酸化テトラメチルアンモニウムおよびオクタ
メチルシクロテトラシロキサンから得られるテトラメチ
ルアンモニウムシロキサノラートである。
【0026】単独の種類の塩基性触媒または少なくとも
2つの異なる種類の塩基性触媒を含有する混合物、たと
えば水酸化ナトリウムとカリウムエチラートの混合物を
使用することができる。
【0027】使用される触媒の量は広い範囲にわたって
変動してもよく、特別な量は触媒の性質に依存して変動
する。たとえば塩基性触媒は有利には比較的低い濃度
で、たとえば有機珪素化合物の重量に対して約0.00
5〜3重量%、更に有利には約0.2〜1重量%で使用
する。
【0028】平衡化される有機珪素化合物中の触媒の良
好な分配のために平衡化触媒を不活性溶剤、すなわち触
媒および有機珪素化合物と平衡化のために使用される温
度で反応しない溶剤中で溶液の形で使用することができ
る。一般にはこれらの溶剤は平衡化触媒20〜60重量
%を含有する。使用することができる適当な溶剤の例
は、炭化水素、たとえばベンゼン、トルエン、キシレン
および石油エーテル、ハロゲン化炭化水素、たとえば塩
化メチレン、ペルクロロエチレンおよびクロロベンゼ
ン、エーテル、たとえばジエチルエーテルおよびジブチ
ルエーテル、同様にメチルイソブチルケトンである。
【0029】平衡化は有利には50℃〜175℃、更に
有利には100℃〜150℃で行う。このために適用さ
れる圧力は一般に大気圧、すなわち約760mmHg
(絶対)である。Si結合したヒドロキシル基およびS
i結合したアルコキシ基の縮合により平衡化の間に形成
されるアルコールは、反応混合物を介して空気または窒
素を導入することにより除去することができる。平衡化
は一般に5〜8時間実施する。所望の場合は平衡化を不
活性溶剤、たとえば前記溶剤の1種中で行うことができ
る。
【0030】触媒は、このことは必要でないが、中和さ
れても熱により破壊されていてもよい。有利には触媒は
得られたオルガノポリシロキサンが長時間にわたってよ
り安定であるように中和する。
【0031】本発明の艶出し組成物中に使用されるヒド
ロカルボンオキシ末端ブロック化されたオルガノポリシ
ロキサンの量は、艶出し組成物の重量に対して0.5〜
20重量%、更に有利には約1〜10重量%の範囲内に
あってもよい。
【0032】艶出し組成物中に存在するほかの成分はシ
リコーン流体および/または界面活性剤である。
【0033】艶出し組成物中に存在してもよいシリコー
ン流体の例は、オルガノポリシロキサン流体、環状オル
ガノポリシロキサン、アミノ官能性オルガノポリシロキ
サン、シリコーン樹脂およびシリコーンガムである。
【0034】オルガノポリシロキサン流体は一般式:
【0035】
【化3】
【0036】[R1はRまたは1〜18個の炭素原子を
有するフッ素化された炭化水素を表し、mは前記のもの
を表し、R″は式:R″′Oの基またはRを表し、
R″′は水素原子またはRである]により表すことがで
きる。
【0037】RおよびR″′基の例は前記のR基の例と
同じものである。R″が式:R″′Oの基を表し、かつ
R″′がRである場合は、Rは有利には1〜6個の炭素
原子を有する。
【0038】R1により表されるフッ素化された炭化水
素基の例は、フルオロエチル基、3−フルオロプロピル
基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、5,5,
5,4,4,3,3−ヘプタフルオロペンチル基、フル
オロフェニル基、ジフルオロフェニル基およびトリフル
オロトリル基である。
【0039】これらのオルガノポリシロキサン流体はト
リオルガノシロキシ末端ブロック化されたジオルガノポ
リシロキサン、ヒドロキシル末端ブロック化されたジオ
ルガノポリシロキサンまたはアルコキシ末端ブロック化
されたジオルガノポリシロキサンであってもよい。
【0040】ジオルガノポリシロキサンは当業者に周知
のホモポリマーまたはコポリマーであってもよい。その
ようなシロキサンの例は、ジメチルシロキサン、ジエチ
ルシロキサン、メチルフェニルシロキサン、フェニルエ
チルシロキサン、エチルメチルシロキサン、メチルビニ
ルシロキサンおよびそのコポリマーである。
【0041】オルガノポリシロキサン流体の粘度は25
℃で2〜100000mPa・s、更に有利には25℃
で約5〜60000mPa・sの範囲内にあってもよ
い。
【0042】これらのオルガノポリシロキサン流体は当
業者に周知であり、その製造方法は文献に記載されてい
る。
【0043】本発明の艶出し剤に使用することができる
環状シロキサンは一般式:(R2SiO)yにより表さ
れ、式中Rは前記のものを表し、yは4〜12の数であ
る。
【0044】適当な環状シロキサンの例は、オクタメチ
ルシクロテトラシロキサン、1,2,3,4−テトラメ
チル−1,2,3,4−テトラビニルシクロテトラシロ
キサン、1,2,3,4−テトラメチル−1,2,3,
4−テトラフェニルシクロテトラシロキサン、オクタエ
チルシクロテトラシロキサン、オクタプロピルシクロテ
トラシロキサン、オクタブチルシクロテトラシロキサ
ン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチル
シクロヘキサシロキサン、テトラデカメチルシクロヘプ
タシロキサン、ヘキサデカメチルシクロオクタシロキサ
ン、エイコサメチルシクロデカシロキサン等である。
【0045】本発明の艶出し剤に使用することができる
アミノ官能性オルガノポリシロキサンは、オルガノポリ
シロキサンを触媒の存在下でアミノ官能性シランまたは
シロキサンで平衡化する米国特許第3890269号明
細書にMartinにより記載の方法により製造するこ
とができる。平衡化工程で使用することができるオルガ
ノポリシロキサンは、環状シロキサン、たとえばヘキサ
メチルシクロトリシロキサンおよびオクタメチルシクロ
テトラシロキサンである。
【0046】使用することができる適当なアミノ官能性
シランの例は、β−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、β−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルト
リエトキシシラン、メチル−β−(アミノエチル)−γ
−アミノプロピルジメトキシシラン、ω−アミノヘキシ
ルトリブトキシシラン、β−(アミノエトキシ)プロピ
ルトリメトキシシラン、β−(アミノエトキシ)ヘキシ
ルトリエトキシシランおよびそのシロキサンである。
【0047】平衡化反応は塩基性触媒の存在下で約25
℃から200℃までの温度で、有利には不活性雰囲気中
で行う。
【0048】アミノ官能性オルガノポリシロキサンは、
アミノ官能性シランをヒドロキシル末端化されたジメチ
ルポリシロキサンと適当な分子量で反応させ、その後得
られた混合物を100℃〜200℃の温度に加熱するこ
とにより製造することができる。アミノ官能性オルガノ
ポリシロキサンは、米国特許第2947771号明細書
のBaileyによる方法により、環状シロキサンを水
酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムの存在下でアミノ
アルキル珪素化合物といっしょにまたは該化合物のシラ
ノレート誘導体といっしょに加熱することにより製造す
ることもできる。
【0049】本発明の艶出し剤中に使用されるアミノ官
能性オルガノポリシロキサンは有利には25℃で約50
〜100000mPa・s、更に有利には約100〜5
0000mPa・sの粘度を有する。
【0050】本発明の艶出し剤に混合することができる
ほかのシリコーン添加剤は一般式:
【0051】
【化4】
【0052】[Rは前記のものを表し、aは約0.8〜
1.8、更に有利には約1〜1.6の平均である]を有
するシリコーン樹脂である。有利にはR基の約85%が
メチルまたはフェニル基であり、かつR基の50%以上
はメチル基である。
【0053】シリコーン樹脂はMQ樹脂、すなわちR3
SiO1/2単位およびSiO4/2単位を含有する樹脂かま
たはT樹脂、たとえばRSiO3/2単位を含有する樹脂
であってもよく、Rは前記のものを表す。
【0054】MQ樹脂はR3SiO1/2単位とSiO4/2
単位の比が約0.25:1〜約2:1の数でR3SiO
1/2単位およびSiO4/2単位を有するコポリマーであ
る。MDQ樹脂はR3SiO1/2単位、R2SiO単位お
よびSiO4/2単位を有するコポリマーであり、この場
合にR3SiO1/2単位とSiO4/2単位の比が約0.2
5:1〜約0.8:1であり、R2SiO単位とSiO
4/2単位の比が約0.1:1までであることができる。
【0055】シリコーン樹脂は有利にはアルコキシ官能
基、たとえばメトキシ官能基またはエトキシ官能基を約
0〜30重量%含有する。約10重量%未満のヒドロキ
シル基を含有するシリコーン樹脂が有利である。シリコ
ーン樹脂およびその製造方法は、米国特許第39193
44号明細書にMerrill et al.により、
米国特許第4605446号明細書にオソザキによりお
よび米国特許第4935484号明細書にWolfgr
uber et al.により記載されている。
【0056】有利にはシリコーン樹脂は25℃で約10
〜20000mPa・s、更に有利には約500〜10
000mPa・sの粘度を有する。
【0057】本発明の艶出し剤中に使用されるシリコー
ン流体の量は組成物の重量に対して0〜74.5重量
%、有利には1〜25重量%の範囲内にあってもよい。
【0058】本発明の組成物中に使用することができる
界面活性剤は、艶出しエマルジョンを製造するために適
当なものである。一般に界面活性剤は、特別の界面活性
剤または所望のエマルジョン特性を提供するために当業
者により調整される界面活性剤を組み合わせてカチオン
性、アニオン性または非アニオン性であることができ
る。適当なカチオン性界面活性剤には、食用の油脂のモ
ノ−およびジグリセリド、ソルビタン脂肪酸エステル、
たとえばソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノラ
ウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモ
ノステアレート、ソルビタンジオレエート、ソルビタン
トリステアレート、ソルビタントリオレエート等、ポリ
オキシアルキレンソルビトール脂肪酸エステル、たとえ
ばポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、モノ
パルミテート、モノステアレート、モノオレエート、ト
リオレエート等、ポリオキシアルキレンソルビトールエ
ステル、たとえばポリオキシエチレンソルビトールオレ
エート、ラウレート等、ポリオキシエチレン酸、たとえ
ばポリオキシエチレンステアレート、ポリオキシエチレ
ンパルミテート、ポリオキシエチレンラウレート等、ポ
リオキシアルキレンエーテル、たとえばポリオキシエチ
レンラウリルエーテル、セチルエーテル、ステアリルエ
ーテル、オレリルエーテル、トリデシルエーテル等、ポ
リオキシエチレン脂肪族グリセリド、ポリオキシアルキ
レンアルキルアミン、N−セルチル−N−エチルモルホ
リニウムエソスルフェート、N−ソヤ−N−エチルモル
ホリニウムエソスルフェート、アルキルアリールスルホ
ネート、第四アミンアセテート、ポリオキシエチレンノ
ニルフェノール、ジオクチルスルホ琥珀酸ナトリウム、
モルホリンオレエート、トリエタノールアミンステアリ
ン酸塩等が含まれる。界面活性剤が塩、たとえばアミン
の塩である場合は、アミン塩のアミンおよび酸の部分を
別々に反応混合物に加えるかまたは反応混合物の別の成
分として加え、アミン塩界面活性剤を現場で形成する。
従って界面活性剤がモルホリンオレエートのような物質
の場合は界面活性剤を製造するためにオレイン酸をモル
ホリンから分けて加える。
【0059】本発明の組成物中に使用される界面活性剤
の量は重要でなく、艶出し組成物の重量に対して0.5
〜6重量%、更に有利には1〜5重量%の範囲内にあっ
てもよい。
【0060】ヒドロカルボンオキシ末端ブロック化され
た分枝鎖状のオルガノポリシロキサンおよび界面活性剤
を含有する本発明の組成物は艶出し組成物を形成するほ
かの成分と組み合わせてもよい。
【0061】艶出し組成物中に使用することができるほ
かの成分の例はワックスおよび研磨剤である。
【0062】使用することができる適当なワックスの例
は、モンタンワックス、カルナウバ、カンデリラ、ウリ
キュリー(ouricury)、蜜蝋および合成ワックス、たと
えばオゾセライト、ポリエチレンワックスおよび微細結
晶質および酸化したパラフィンを含めたパラフィンワッ
クスである。一般にはワックスは艶出し組成物の重量に
対して0〜10重量%、更に有利には1〜8重量%の量
で存在するのが有利である。
【0063】1種のみのワックスを使用してもよいが、
艶出し組成物中に2種以上の異なる種類のワックスを使
用することができる。
【0064】艶出し組成物は艶出し組成物中にこれまで
使用したかまたは使用することができた微分散の研磨剤
を含有することもできる。適当な研磨剤の例は、珪藻
土、ニューベルグチョーク、無定形シリカおよび珪酸ア
ルミニウムである。一般に研磨剤の量は艶出し組成物の
重量に対して0〜12重量%、更に有利には1〜10重
量%の範囲内にあってもよい。
【0065】本発明による艶出し組成物に研磨剤を使用
する場合は、乾燥した艶出しフィルムの剥離の容易性が
一般式:RnSi(OR′)4-n(R、R′およびnは前
記のものを表す)のオルガノヒドロカルボンオキシシラ
ンの添加により高められることが判明した。
【0066】使用してもよいシランの例は前記に記載し
たオルガノヒドロカルボンオキシシランと同じ例であ
る。
【0067】艶出し組成物の剥離特性を高めるために必
要なシランの量は、艶出し組成物に対して約0.05〜
1重量%、更に有利には約0.1〜約0.8重量%の範
囲内にある。
【0068】シランは艶出し組成物の任意の成分に添加
してもよくまたは艶出し組成物を製造した後で添加して
もよい。有利にはシランはほかの成分を艶出し組成物に
加える前にアルコキシ分枝鎖状のオルガノポリシロキサ
ンと混合する。
【0069】所望の場合は1種以上の従来の濃化剤を使
用してもよい。これらは組成物が溶剤分散液である場合
はもちろん必要でない。使用してもよい濃化剤は、たと
えばカルボキシメチルセルロースナトリウムおよびカル
ボキシビニルポリマー、たとえばメチルビニルエーテル
無水マレイン酸樹脂、エチレン無水マレイン酸樹脂、天
然のガムおよびコロイドの珪酸マグネシウムである。
【0070】本発明の艶出し組成物に使用される水の量
は広い範囲にわたって変動してもよい。たとえば水の量
は艶出し組成物の重量に対して約25〜85重量%およ
び更に有利には約30〜80重量%の範囲内にあっても
よい。
【0071】これらの組成物に使用されてもよい溶剤
は、石油フラクションのような炭化水素溶剤、たとえば
石油ナフサ、灯油および揮発油である。適当なハロゲン
化炭化水素溶剤の例は四塩化炭素、ペルクロロエチレ
ン、トリクロロエチレンおよび1,1,2−トリクロロ
エタンである。使用される溶剤の量はもちろん存在する
固形物の量および所望の濃度に依存し、従って大きく変
動してもよい。従って、溶剤分散液である組成物におい
ては水は存在しないが、一方水をベースとしたエマルジ
ョンにおいては水は組成物の重量に対して約90重量%
までの量で存在してもよい。
【0072】従って、溶剤の量は艶出し組成物の重量に
対して0〜約74.5重量%および更に有利には0〜約
50重量%の範囲内にあってもよい。
【0073】艶出し組成物に加えてもよいほかの成分は
本発明の艶出し組成物に加えてもよい。本発明の艶出し
組成物に加えてもよいほかの成分の例は、染料、臭気剤
および自動車艶出し剤を製造するために一般に使用され
るほかの成分である。
【0074】本発明の艶出し組成物は任意の適当な方法
で製造することができる。たとえば成分を個々に高めら
れた温度で高い剪断力で水に添加してもよい。有利には
水相を分散するために十分な撹拌および/または剪断力
が使用される。アルコキシ末端ブロック化した分枝鎖状
のオルガノポリシロキサンの存在下で予め製造した油相
を水相に加えることも可能である。この方法では、はじ
めに水中油のエマルジョンが形成されてもよく、該エマ
ルジョンを本発明のエマルジョンを形成するために多く
の油相の混合物に転化する。選択的な方法では、アルコ
キシ末端ブロック化された分枝鎖状のオルガノポリシロ
キサンの存在下で予め製造した水相を予め製造した油相
に添加してもよく、この場合に油中水のエマルジョンが
形成される。
【0075】有利な方法においては、研磨剤をはじめに
水と混合し、次いで界面活性剤および溶剤を撹拌しなが
ら加える。混合物は有利には高められた温度に、約80
℃に加熱し、次いでワックスを撹拌しながら加え、その
後アルコキシ末端化された分枝鎖状のオルガノポリシロ
キサン流体および場合により任意のほかの添加剤を加え
る。
【0076】本発明の艶出し剤は25℃〜150℃の温
度でおよび更に有利には50℃〜125℃の温度で大気
圧で製造してもよい。エマルジョンは組成物に対して高
い剪断効果を与える装置内で製造してもよい。使用して
もよい装置の例はコロイドミルおよび高速撹拌機であ
る。
【0077】本発明の組成物は良好なエマルジョン安定
性を有し、自動車のような金属支持体に容易に塗装する
ことができ、良好にはがれ、光沢のある表面を生じる。
ヒドロカルボニキシ末端ブロック化された分枝鎖状のオ
ルガノポリシロキサンを含有する組成物は改良された耐
洗浄性および改良された耐久性を有する。
【0078】以下の例で実施した耐洗浄性試験を以下に
記載する: 耐洗浄性試験法 A.パネルの記載 ACTコールドロールスチール 4×13×32″ ペイント製造:PPG ベースコート:HBAL8555ブラック クリアーコート:URC1000 Advanced Coatings Technol
ogies,Incより入手した。
【0079】B.艶出し剤の塗装 比較すべき艶出し剤を綿布を使用してほぼ同量(約0.
75グラム)で塗装し、45分間乾燥した。フィルを乾
燥後新しい綿布で艶出しをした。次いで艶出ししたパネ
ルをオーブンで100℃で1時間老化した。
【0080】C.耐洗剤性試験 1.洗剤溶液 蒸留水95% カリウムトリポリホスフェート4% Triton X−100(Rohm and Haa
s)1% 2.洗浄工程 (a)装置−スクラップ試験機、Gardener 直
線洗浄および研磨機。
【0081】(b)艶出ししたパネルを洗浄ベースに固
定し、30回こすった。
【0082】(c)パネルを水道水および引き続き蒸留
水で洗浄した。
【0083】(d)パネルを周囲温度で20分間乾燥し
た。
【0084】(e)耐洗浄特性 (1)Rame’−Hart角度計100−10型を使
用して25マイクロリッターの水滴の接触角を測定し
た。
【0085】(2)同量の水滴をそれぞれのパネルにた
らした。
【0086】以下の例において特にことわりのない限り
部はすべて重量部を表し、粘度はすべて25℃での数値
である。
【0087】
【実施例】アルコキシ末端ブロック化された分枝鎖状の
オルガノポリシロキサン流体の製造 DT単位を有するアルコキシ末端ブロック化されたオル
ガノポリシロキサンの製造: (A)機械的撹拌機、サイドアームアダプタ、温度計、
水凝縮機、単首収集フラスコおよび加熱炉を有する3首
フラスコに、OH末端化したジメチルポリシロキサン
(粘度65mPa・s)およびOH含量0.83重量%
を有する環状シロキサンを含有する混合物403.7
部、メチルトリメトキシシラン21.4部および水酸化
カリウム0.75部を加え、145℃で3時間加熱し
た。約5.25部を留去し、次いで反応生成物を周囲温
度に冷却し、特性化した。粘度350mPa・sおよび
29SiNMRにより決定したD:Tモル比約41:1を
有した。NMR分析により更にT:MOCH3モル比
1:1.35を示した。
【0088】DQ単位を有するアルコキシ末端ブロック
化されたオルガノポリシロキサンの製造: (B)機械的撹拌機、サイドアームアダプタ、温度計、
水凝縮機、単首収集フラスコおよび加熱炉を有する3首
フラスコに、OH末端化したジメチルポリシロキサン
(粘度65mPa・s)およびOH含量0.83重量%
を有する環状シロキサンを含有する混合物250部、テ
トラエチルオルトシリケート41.2部および水酸化カ
リウム1部を加え、150℃で3時間加熱した。揮発成
分約9.7部を留去し、次いで反応生成物を周囲温度に
冷却し、特性化した。粘度20mPa・sおよび29Si
NMRにより決定したD:Qモル比約25:1を有し
た。NMR分析により更にQ:MOC25モル比1:
0.72を示した。
【0089】アミノ官能性シリコーン流体の製造 (C)窒素雰囲気を有し、機械的撹拌機および加熱炉を
有する3首フラスコに、オクタメチルシクロテトラシロ
キサン247.5部、2−アミノエチル−3−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン16.5部および水酸化カリ
ウム0.03部を加え、145℃で4時間加熱した。反
応生成物を約60℃に冷却した。酢酸約0.03部を加
えて水酸化カリウムを中和した。中和した生成物を濾過
した。生成物は粘度60mPa・sおよび流体1グラム
当り塩基0.6ミリ当量の塩基当量を有した。
【0090】(D)窒素雰囲気を有し、機械的撹拌機お
よび加熱炉を有する3首フラスコに、オクタメチルシク
ロテトラシロキサン111部、2−アミノエチル−3−
アミノプロピルトリメトキシシラン22.2部および水
酸化カリウム0.02部を加え、125℃で4時間加熱
した。反応生成物を約60℃に冷却した。酢酸約0.0
2部を加えて水酸化カリウムを中和した。中和した生成
物を濾過した。生成物は粘度20mPa・sおよび流体
1グラム当り塩基1.5ミリ当量の塩基当量を有した。
【0091】(E)窒素雰囲気を有する別の3首フラス
コに、前記(D)で製造したアミノ官能性流体100
部、粘度20000mPa・sを有するOH末端化され
たジメチルポリシロキサン150部、イソプロピルアル
コール50部および無臭の無機アルコール200部を加
えた。反応混合物を1時間混合した。得られた生成物は
粘度150mPa・sおよび流体1グラム当り塩基0.
3ミリ当量の塩基含量を有した。
【0092】(F)窒素雰囲気を有し、機械的撹拌機お
よび加熱炉を有する3首フラスコに、オクタメチルシク
ロテトラシロキサン142.1部、2−アミノエチル−
3−アミノプロピルトリメトキシシラン2.2部および
水酸化カリウム0.02部を加え、145℃で4時間加
熱した。反応生成物を約60℃に冷却した。酢酸約0.
02部を加えて水酸化カリウムを中和した。中和した生
成物を濾過した。得られた生成物は粘度325mPa・
sおよび流体1グラム当り塩基0.14ミリ当量の塩基
当量を有した。
【0093】例1 珪酸アルミニウム52.8部を蒸留水71.6部と混合
することにより艶出し組成物を製造し、約80℃に加熱
した。得られた混合物を約10分間撹拌し、次いでモル
ホリン4部およびオレイン酸4.4部を加え、約5分間
混合した。付加的に15分間撹拌してHoechst
wax−S(Hoechst社から入手可能)13.5
部を加える前に、石油溶剤約34部および灯油23.2
部を混合物に加え、約5分間撹拌した。前記(A)のア
ルコキシ末端ブロック化されたオルガノポリシロキサン
流体約16部および粘度10000mPa・sを有する
トリメチルシロキシ末端ブロック化されたジメチルポリ
シロキサン4部を付加的に5分間撹拌しながら混合物に
加えた。次いで石油溶剤約175.6部を加え、得られ
た組成物を付加的に5分間混合した。得られた艶出し組
成物を5つのパネルに塗装し、前記テスト法により耐久
性を検査した。結果を第1表に示す。
【0094】比較例V1 例1の方法を繰り返した、ただしアルコキシ末端ブロッ
ク化された分枝鎖状のオルガノポリシロキサン(A)の
代りに粘度350mPa・sを有するトリメチルシロキ
シ末端ブロック化されたジメチルポリシロキサン16部
を使用した。結果を第1表に示す。
【0095】比較例V2 例1の方法を繰り返した、ただしアルコキシ末端ブロッ
ク化された分枝鎖状のオルガノポリシロキサン(A)の
代りにアミノ官能性シリコーン流体(C)9.3部およ
びアミノ官能性シリコーン流体(D)14.2部を使用
した。結果を第1表に示す。
【0096】比較例V3 新たにこすり、きれいにしたパネルに連続して脱イオン
水の25マイクロリッタ水滴をたらした。それぞれの水
滴をたらした後接触角を測定した。平均接触角は79°
であった。次いで組成物の耐久性を決定するために記載
の方法によりパネルを洗浄した。平均接触角は78.8
°であった。この例はパネルをこすることが艶出ししな
いパネルの接触角に著しく影響しないことを示す。結果
を第1表に示す。
【0097】例2 例1の方法を繰り返した、ただしアルコキシ末端ブロッ
ク化された分枝鎖状のオルガノポリシロキサン(A)の
代りにアルコキシ末端ブロック化された分枝鎖状のオル
ガノポリシロキサン(B)16部を使用した。結果を第
1表に示す。
【0098】例3 例1の方法を繰り返した、ただしアルコキシ末端ブロッ
ク化された分枝鎖状のオルガノポリシロキサン(A)1
6部およびトリメチルシロキシジメチルポリシロキサン
4部の代りにアルコキシ末端ブロック化された分枝鎖状
のオルガノポリシロキサン(A)18部および石油溶剤
2部を使用した。結果を第1表に示す。
【0099】例4 以下の成分を適当に混合することにより艶出し組成物を
製造した: 成分 部 珪酸アルミニウム 52.4 脱イオン水 166 モルホリン 5.6 オレイン酸 6.0 灯油 23.9 アルコキシ末端ブロック化された 分枝鎖のオルガノポリシロキサン(A)20 無臭の無機アルコール 126.1 水中油のエマルジョンが得られ、これを艶出し耐久性を
決定するための前記の方法により検査した。平均接触角
は83.2°であった。結果を第1表に示す。
【0100】第1表艶出し組成物 平均接触角 例1 88.1 比較例V1 74.1 比較例V2 79.5 例2 92 例3 90.4 比較例V3 79 (艶出しせず) 比較例V3 78.8 (こすった後で)例4 83.2 例5 オクタメチルシクロテトラシロキサン78部、Witc
omide511 3部、Bentone34 2.1
部、アルコキシ末端ブロック化された分枝鎖状のオルガ
ノポリシロキサン(A)7.5部およびアミノ官能性シ
リコーン流体(C)7.5部を含有する混合物を珪酸ア
ルミニウム30部および水168.9部を含有する混合
物に撹拌しながら加えることにより艶出し組成物を製造
した。プロピレングリコール約3.0部を引き続き加
え、得られた組成物をペイントしたパネルに塗装した。
得られた艶出し剤は繰返しこすった後で良好な耐久性を
示した。
【0101】例6 例1の方法を繰り返した、ただし酢酸0.8部で中和し
たアルコキシ末端ブロック化された分枝鎖状のオルガノ
ポリシロキサン(A)20部を使用し、トリメチルシロ
キシ末端ブロック化されたジメチルポリシロキサンを省
いた。得られた生成物をペイントしたパネルに綿布を使
用して塗装し、次いで45分間空気乾燥した。剥離の容
易さを乾燥した艶出し残留物を除去するために綿布を使
用して評価した。結果を第2表に示す。
【0102】例7 例6の方法を繰り返した、ただしアルコキシ末端ブロッ
ク化された分枝鎖状のオルガノポリシロキサン(A)は
ジメチルジエトキシシラン0.6部を含有した。得られ
た組成物をペイントしたパネルに塗装し、剥離の容易さ
を45分間乾燥後決定した。結果を第2表に示す。
【0103】例8 例7の方法を繰り返した、ただしジメチルジエトキシシ
ランの代りにメチルトリメトキシシラン0.6部を使用
した。結果を第2表に示す。
【0104】第2表例 塗装の剥離 6 不良 7 良好8 良好

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式:R2SiOの単位と、RSiO3/2
    位、SiO4/2単位およびその混合物からなる群から選
    択される単位とを有し、この場合にRは1価の炭化水素
    基である、ヒドロカルボンオキシ末端ブロック化された
    分枝鎖状のオルガノポリシロキサンおよび組成物の重量
    に対して0.5重量%以上の界面活性剤を有する水性エ
    マルジョンからなる耐洗剤性組成物。
  2. 【請求項2】 分枝鎖状のオルガノポリシロキサンが
    式:R2SiOの単位10〜99モル%と、RSiO3/2
    単位、SiO4/2単位およびその混合物からなる群から
    選択される単位90〜1モル%とを有する請求項1記載
    の組成物。
  3. 【請求項3】 RSiO3/2単位とSiO4/2単位とのモ
    ル%が90:0〜0:90の範囲内にあり、ただし少な
    くとも1つのRSiO3/2単位または1つのSiO4/2
    位がオルガノポリシロキサン中に存在する請求項1記載
    の組成物。
  4. 【請求項4】 水性エマルジョンが組成物の重量に対し
    て1重量%以上の界面活性剤を含有する請求項1記載の
    組成物。
  5. 【請求項5】 水性エマルジョンがまたアミノ官能性シ
    リコーン流体を含有する請求項1記載の組成物。
  6. 【請求項6】 分枝鎖状のオルガノポリシロキサンが水
    性エマルジョン中に組成物の重量に対して0.5〜20
    重量%の量で存在する請求項1記載の組成物。
  7. 【請求項7】 組成物が研磨剤を含有する請求項1記載
    の組成物。
  8. 【請求項8】 組成物がオルガノヒドロカルボンオキシ
    シランを含有する請求項1記載の組成物。
  9. 【請求項9】 組成物がオルガノポリシロキサン流体を
    含有する請求項1記載の組成物。
  10. 【請求項10】 組成物がシリコーン樹脂を含有する請
    求項1記載の組成物。
  11. 【請求項11】 組成物が有機溶剤を含有する請求項1
    記載の組成物。
  12. 【請求項12】 組成物が組成物の重量に対して0.5
    〜20重量%の量のヒドロカルボンオキシ末端ブロック
    化されたオルガノポリシロキサン、0.5重量%以上の
    量の界面活性剤、0.05重量%以上のオルガノヒドロ
    カルボンオキシシラン、研磨剤および水を含有する請求
    項1記載の組成物。
JP5197217A 1992-08-11 1993-08-09 耐洗剤性組成物 Pending JPH06172649A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/927,999 US5264027A (en) 1992-08-11 1992-08-11 Detergent resistant compositions
US07/927999 1992-08-11

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06172649A true JPH06172649A (ja) 1994-06-21

Family

ID=25455566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5197217A Pending JPH06172649A (ja) 1992-08-11 1993-08-09 耐洗剤性組成物

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5264027A (ja)
EP (1) EP0582972B1 (ja)
JP (1) JPH06172649A (ja)
AT (1) ATE129517T1 (ja)
CA (1) CA2089206A1 (ja)
DE (1) DE69300703T2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1683823A1 (en) 2005-01-24 2006-07-26 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Organosilicone resin emulsion composition and article having coating thereof
JP2007523231A (ja) * 2004-01-29 2007-08-16 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 揮発性有機化合物が低減された仕上げ組成物
EP1927634A1 (en) 2006-11-28 2008-06-04 Shinetsu Chemical Co., Ltd. Emulsion coating agent composition and coated products thereof
JP2013519506A (ja) * 2010-02-12 2013-05-30 サイテク・テクノロジー・コーポレーシヨン 油中水エマルジョン組成物およびそれの製造および使用方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5421865A (en) * 1993-10-29 1995-06-06 United Technologies Corporation Water based silicone coating compositions
US5681377A (en) * 1995-12-20 1997-10-28 Lohr; Robert H. Wax-free furniture polish with silicone components
US5968238A (en) * 1998-02-18 1999-10-19 Turtle Wax, Inc. Polishing composition including water soluble polishing agent
DE50307920D1 (de) * 2002-01-29 2007-09-27 Goldschmidt Gmbh Wasser-in-Öl-Cremes von Organo-Siliciumverbindungen
US7875584B2 (en) * 2005-11-28 2011-01-25 Ecolab Usa Inc. Detergent resistant car polish
FR2961418B1 (fr) * 2010-06-21 2013-04-26 Gestalder Joel Pierre Henri Micro-film de protection durable anti-salissures.
CN103173129A (zh) * 2013-04-12 2013-06-26 河北省石家庄市高级技工学校 一种漆面抛光剂

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3306869A (en) * 1965-09-22 1967-02-28 Union Carbide Corp Floor polishes containing siloxane-oxyalkylene block copolymer leveling agents
NL130441C (ja) * 1967-02-20
US3960575A (en) * 1974-11-11 1976-06-01 Sws Silicones Corporation Detergent resistant polish compositions
US4324712A (en) * 1978-11-30 1982-04-13 General Electric Company Silicone resin coating composition
US4273584A (en) * 1979-12-07 1981-06-16 Union Carbide Corporation Detergent resistant compositions
JPS598776A (ja) * 1982-07-08 1984-01-18 Toshiba Silicone Co Ltd つや出し剤組成物
GB8512483D0 (en) * 1985-05-17 1985-06-19 Dow Corning Ltd Polish compositions
US4648904A (en) * 1986-02-14 1987-03-10 Scm Corporation Aqueous systems containing silanes for rendering masonry surfaces water repellant
US5174813A (en) * 1991-11-07 1992-12-29 Dow Corning Corporation Polish containing derivatized amine functional organosilicon compounds

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007523231A (ja) * 2004-01-29 2007-08-16 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 揮発性有機化合物が低減された仕上げ組成物
EP1683823A1 (en) 2005-01-24 2006-07-26 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Organosilicone resin emulsion composition and article having coating thereof
US7563844B2 (en) 2005-01-24 2009-07-21 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Organosilicone resin emulsion composition and article having coating thereof
EP1927634A1 (en) 2006-11-28 2008-06-04 Shinetsu Chemical Co., Ltd. Emulsion coating agent composition and coated products thereof
US8178616B2 (en) 2006-11-28 2012-05-15 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Emulsion coating agent composition and coated products thereof
JP2013519506A (ja) * 2010-02-12 2013-05-30 サイテク・テクノロジー・コーポレーシヨン 油中水エマルジョン組成物およびそれの製造および使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0582972A2 (en) 1994-02-16
EP0582972B1 (en) 1995-10-25
US5264027A (en) 1993-11-23
EP0582972A3 (en) 1994-04-13
DE69300703D1 (de) 1995-11-30
DE69300703T2 (de) 1996-03-21
CA2089206A1 (en) 1994-02-12
ATE129517T1 (de) 1995-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3190629B2 (ja) アミノシロキサン、その製造方法、該アミノシロキサンを使用して表面を処理する方法及びアミノシロキサンを含有する組成物
US4247330A (en) Protective coatings
US3960575A (en) Detergent resistant polish compositions
US5154759A (en) Polish containing amine functional siloxane
KR100239255B1 (ko) 유도체화된 아민 작용성 유기 규소 화합물을 함유하는 광택제
US4246029A (en) Detergent resistant vinyl coatings
JP3368005B2 (ja) 消泡剤組成物
JP2002113304A (ja) シリコーン泡制御組成物
JP2000063523A (ja) 線状ポリエ―テル―ポリシロキサン―コポリマ―、その製法及び使用
JPH1052601A (ja) 分散性シリコーン組成物
CA1273152A (en) Polish compositions
AU666942B2 (en) Surface protectant composition
JP3180909B2 (ja) 噴霧可能な自動車保護剤、噴霧可能な水性オルガノポリシロキサン自動車保護剤エマルションの光沢の改良方法及び支持体に高い光沢を付与する方法
EP0913181A1 (en) Silicone-based antifoam compositions
US3814710A (en) Polish compositions
JPH06172649A (ja) 耐洗剤性組成物
JP2000189711A (ja) 樹脂充填材を含有する泡抑制組成物
US5261951A (en) Polishes for hard surfaces
JPH05271689A (ja) 水系組成物用泡調節組成物
JP4005170B2 (ja) 分散性シリコーン組成物
US5025054A (en) Polish containing a silicone rubber powder
JP3384864B2 (ja) 表面改質された自動車用ウェザーストリップの製造方法
US5705592A (en) Fluorosiloxane-containing care compositions
EP2029684A1 (en) Product for treating vehicle surfaces
US5882387A (en) Polish composition