JPH0617219A - 溶融めっき用絞りダイス - Google Patents
溶融めっき用絞りダイスInfo
- Publication number
- JPH0617219A JPH0617219A JP19653692A JP19653692A JPH0617219A JP H0617219 A JPH0617219 A JP H0617219A JP 19653692 A JP19653692 A JP 19653692A JP 19653692 A JP19653692 A JP 19653692A JP H0617219 A JPH0617219 A JP H0617219A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- die
- specific gravity
- hot
- drawing die
- case member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21C—MANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
- B21C3/00—Profiling tools for metal drawing; Combinations of dies and mandrels
- B21C3/02—Dies; Selection of material therefor; Cleaning thereof
- B21C3/025—Dies; Selection of material therefor; Cleaning thereof comprising diamond parts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Coating With Molten Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶融めっき金属液中に沈まず、金属線材の線
通し作業をスムースに行なうことが出来る溶融めっき用
絞りダイスを提供する。 【構成】 比重が約4.5近辺のチタンを用い、規定の
外径及び厚さのケース部材3を作製する。次にこのケー
ス部材3の中心にダイヤモンド製のコア部材1をニッケ
ル−クロム合金粉末焼結材からなるマウント部材2によ
って固定し、比重が約6.0のダイス4を製造する。
通し作業をスムースに行なうことが出来る溶融めっき用
絞りダイスを提供する。 【構成】 比重が約4.5近辺のチタンを用い、規定の
外径及び厚さのケース部材3を作製する。次にこのケー
ス部材3の中心にダイヤモンド製のコア部材1をニッケ
ル−クロム合金粉末焼結材からなるマウント部材2によ
って固定し、比重が約6.0のダイス4を製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属線材を溶融めっきす
る際に使用される絞りダイスに関するものである。
る際に使用される絞りダイスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属線材、例えば銅線、鋼線等の表面に
錫、はんだ或は亜鉛等の金属を溶融めっきする場合は、
該金属線材を溶融めっき装置の溶融めっき金属液(以下
溶融金属液と略記する。)の中を通過させ溶融金属を付
着させた後、絞りダイスを通過させ余分な溶融金属を絞
り取り、均一なめっき層を設けるものである。従来より
用いられているダイスについて図2を用いて説明する。
なお、同図(a)及び(b)はそれぞれ斜視図及び断面
図を示す。ダイス4はダイヤモンドや超硬合金からなる
コア材1をニッケル−クロム合金粉末焼結材等からなる
マウント部材2で円形状のケース部材3aの中心に固定
した構造となっている。前記ケース部材3aは前記溶融
金属が付着しにくく、耐熱強度の大きなクロム合金鋼や
ステンレス鋼等が用いられており、ダイス4全体の比重
は前記溶融金属液の比重よりも大きいものであった。
錫、はんだ或は亜鉛等の金属を溶融めっきする場合は、
該金属線材を溶融めっき装置の溶融めっき金属液(以下
溶融金属液と略記する。)の中を通過させ溶融金属を付
着させた後、絞りダイスを通過させ余分な溶融金属を絞
り取り、均一なめっき層を設けるものである。従来より
用いられているダイスについて図2を用いて説明する。
なお、同図(a)及び(b)はそれぞれ斜視図及び断面
図を示す。ダイス4はダイヤモンドや超硬合金からなる
コア材1をニッケル−クロム合金粉末焼結材等からなる
マウント部材2で円形状のケース部材3aの中心に固定
した構造となっている。前記ケース部材3aは前記溶融
金属が付着しにくく、耐熱強度の大きなクロム合金鋼や
ステンレス鋼等が用いられており、ダイス4全体の比重
は前記溶融金属液の比重よりも大きいものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】溶融めっき線の製造
時、作業者はダイス4のコア部材1の穴に金属線材を通
すという、所謂線通し作業を行っている。この線通し作
業のとき、ダイス4を誤って溶融金属液中に落としてし
まった場合は、ダイス4全体の比重が溶融金属液の比重
よりも大きいためにダイス4が溶融金属液中に沈んでし
まい、線通し作業を中断して沈んだダイスを取り出さな
ければならなかった。しかしながら、溶融金属液の温度
が高く、熱くて危険性があるうえに溶融金属液中ではど
こにあるかわからず取り出すのは非常に困難であった。
時、作業者はダイス4のコア部材1の穴に金属線材を通
すという、所謂線通し作業を行っている。この線通し作
業のとき、ダイス4を誤って溶融金属液中に落としてし
まった場合は、ダイス4全体の比重が溶融金属液の比重
よりも大きいためにダイス4が溶融金属液中に沈んでし
まい、線通し作業を中断して沈んだダイスを取り出さな
ければならなかった。しかしながら、溶融金属液の温度
が高く、熱くて危険性があるうえに溶融金属液中ではど
こにあるかわからず取り出すのは非常に困難であった。
【0004】本発明は上記従来技術が有する問題点を解
決するために為されたものであり、溶融金属液に浮かば
せることが可能なダイスを提供することを目的とする。
決するために為されたものであり、溶融金属液に浮かば
せることが可能なダイスを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明はコア部材をマウント部材によってケース部材
の中心に固定してなる溶融めっき用絞りダイスに於い
て、前記ケース部材が溶融メッキ金属液の比重と同等若
しくはそれ以下の比重を有する金属材料からなる溶融め
っき用絞りダイスにある。また、前記金属材料がチタ
ン、チタン合金又はアルミ合金からなる溶融めっき用絞
りダイスにある。なお、前記金属材料は前記溶融金属液
の高温度に耐えられなければならないのは勿論である。
に本発明はコア部材をマウント部材によってケース部材
の中心に固定してなる溶融めっき用絞りダイスに於い
て、前記ケース部材が溶融メッキ金属液の比重と同等若
しくはそれ以下の比重を有する金属材料からなる溶融め
っき用絞りダイスにある。また、前記金属材料がチタ
ン、チタン合金又はアルミ合金からなる溶融めっき用絞
りダイスにある。なお、前記金属材料は前記溶融金属液
の高温度に耐えられなければならないのは勿論である。
【0006】
【作用】本発明のダイスのケース部材は溶融めっき金属
液の比重と同等若しくはそれ以下の比重を有する金属材
料を用いており、チタン、チタン合金又はアルミ合金等
の比重が4.5近辺であるので、ダイス全体の比重を溶
融金属液の比重と同等若しくはそれ以下の比重にするこ
とが出来る。従って、比重6.8の溶融錫、比重7〜1
1の溶融はんだ或は比重6.6の溶融亜鉛等の溶融金属
に浮かばせることができ、従来のダイスのように溶融金
属中に沈んでしまうことがなくなる。
液の比重と同等若しくはそれ以下の比重を有する金属材
料を用いており、チタン、チタン合金又はアルミ合金等
の比重が4.5近辺であるので、ダイス全体の比重を溶
融金属液の比重と同等若しくはそれ以下の比重にするこ
とが出来る。従って、比重6.8の溶融錫、比重7〜1
1の溶融はんだ或は比重6.6の溶融亜鉛等の溶融金属
に浮かばせることができ、従来のダイスのように溶融金
属中に沈んでしまうことがなくなる。
【0007】
【実施例】本発明のダイスの実施例について図を用いて
説明する。なお、本発明は本実施例に限定されるもので
はない。また、本発明のダイスは溶融めっき用の絞りダ
イスに限定されることなく、金属線材の線引加工等に用
いることももちろん可能である。
説明する。なお、本発明は本実施例に限定されるもので
はない。また、本発明のダイスは溶融めっき用の絞りダ
イスに限定されることなく、金属線材の線引加工等に用
いることももちろん可能である。
【0008】図1(a)は本発明のダイスを示す斜視図
であり、また同図(b)は本発明のダイスを示す断面図
である。ダイヤモンドからなるコア部材1をニッケル−
クロム合金粉末焼結材からなるマウント部材2で外径が
25mmφ、厚さが6mmのチタンからなるケース部材
3の中心に固定し、ダイス4を製造した。このダイス4
の比重は5.0であった。
であり、また同図(b)は本発明のダイスを示す断面図
である。ダイヤモンドからなるコア部材1をニッケル−
クロム合金粉末焼結材からなるマウント部材2で外径が
25mmφ、厚さが6mmのチタンからなるケース部材
3の中心に固定し、ダイス4を製造した。このダイス4
の比重は5.0であった。
【0009】ダイスの特性試験 前記実施例のダイス4を温度260℃,比重7〜11の
溶融共晶はんだ浴中に落としてみたが、溶融はんだ表面
に浮き、ペンチ等の工具で容易に取り出すことができ
た。
溶融共晶はんだ浴中に落としてみたが、溶融はんだ表面
に浮き、ペンチ等の工具で容易に取り出すことができ
た。
【0010】
【発明の効果】本発明のダイスを溶融めっき用の絞りダ
イスとして用いることにより線通し作業時、ダイスを溶
融めっき浴に落とした場合も、溶融金属中に沈まずに浮
くので線通し作業を中断させることがなくなり、作業の
能率が向上する。従って産業に寄与するところ極めて大
である。
イスとして用いることにより線通し作業時、ダイスを溶
融めっき浴に落とした場合も、溶融金属中に沈まずに浮
くので線通し作業を中断させることがなくなり、作業の
能率が向上する。従って産業に寄与するところ極めて大
である。
【図1】(a) 本発明のダイスの一実施例を示す斜視
図である。(b) 本発明のダイスの一実施例を示す断
面図である。
図である。(b) 本発明のダイスの一実施例を示す断
面図である。
【図2】(a) 従来のダイスを示す斜視図である。
(b) 従来のダイスを示す断面図である。
(b) 従来のダイスを示す断面図である。
1 コア部材 2 マウント部材 3 ケース部材 4 ダイス
Claims (2)
- 【請求項1】 コア部材をマウント部材によってケース
部材の中心に固定してなる溶融めっき用絞りダイスに於
いて、前記ケース部材が溶融めっき金属液の比重と同等
若しくはそれ以下の比重を有する金属材料からなること
を特徴とする溶融めっき用絞りダイス。 - 【請求項2】 前記金属材料がチタン、チタン合金又は
アルミ合金からなることを特徴とする請求項1記載の溶
融めっき用絞りダイス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4196536A JP2640305B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 溶融めっき用絞りダイス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4196536A JP2640305B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 溶融めっき用絞りダイス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617219A true JPH0617219A (ja) | 1994-01-25 |
JP2640305B2 JP2640305B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=16359379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4196536A Expired - Lifetime JP2640305B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 溶融めっき用絞りダイス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2640305B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59100261A (ja) * | 1982-11-30 | 1984-06-09 | Fujikura Ltd | メツキダイス |
JPS62141057U (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-05 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP4196536A patent/JP2640305B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59100261A (ja) * | 1982-11-30 | 1984-06-09 | Fujikura Ltd | メツキダイス |
JPS62141057U (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-05 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2640305B2 (ja) | 1997-08-13 |
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