JPH06171689A - 複数個のディスク形状記録媒体貯蔵及び運搬装置 - Google Patents

複数個のディスク形状記録媒体貯蔵及び運搬装置

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JPH06171689A
JPH06171689A JP4137000A JP13700092A JPH06171689A JP H06171689 A JPH06171689 A JP H06171689A JP 4137000 A JP4137000 A JP 4137000A JP 13700092 A JP13700092 A JP 13700092A JP H06171689 A JPH06171689 A JP H06171689A
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    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数個のディスク形状記録媒体をその中の選
択された一つが効率的に引き出せるような態様で貯蔵、
運搬出来る携帯式装置を提供する。 【構成】 枢着された下側ベース部品（１２）と上側カ
バー部品（１４）を備え、内部にはディスク形状の記録
媒体を平行な近接位置において保持するための多数個の
割溝（４６）を含んでいるハウジング（２４）が提供さ
れている。前記上側カバー部品には軸線方向に変位可能
なセレクタ（１００）が装着されており、上側カバー部
品が下側ベース部品に対して枢動運動する際上側カバー
部品内の一つの特定のディスク（４４）を選択し、該デ
ィスクが上側カバー部品から手動的に容易に取り出せる
よう自動的に保持するよう利用することが出来る。好ま
しい実施例においては、着脱自在の透明カバー（２０）
が設けられ、本装置内に貯蔵された各ディスクを識別す
る着脱式指標をカバーするのに利用することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は一般的には記録媒体の貯
蔵装置に関するものであり、特にディスク形状の記録媒
体を貯蔵及び運搬するための貯蔵装置に関する。更に具
体的には、本発明は一つの選択されたディスクの効率的
な取出しを許容する態様により多数個のディスク形状記
録媒体を貯蔵及び運搬するための装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】記録媒体のための貯蔵装置は一般的に知
られている。レコード、コンパクトディスクのようなデ
ィスク形状の記録媒体はそれらがデリケートで平坦な記
録表面を有するが故の取扱い及び貯蔵に関する特別な問
題に遭遇する。従って薄肉で、非記録表面である周縁外
側エッジによりディスク形状記録媒体を取扱い、記録表
面の損傷を避けるのが好ましい。
【０００３】コンパクトディスクは一般的にはそれらの
平坦な記録表面上に光学的に読み取り可能なデータを暗
号化している。コンパクトディスクは一般的に時として
「宝石箱」と称されるプラスチック箱内に入れて販売さ
れる。販売用にコンパクトディスクをパッケージ包装す
るのに利用される殆んどのコンパクトディスク箱は実質
的に寸法及び形状が標準化されている。大部分のものは
長方形をなしており、ＣＤ（コンパクトディスク）をそ
の中心孔により保持するための装着ハブを備えている。
ＣＤ箱は通常購入された後には単一のコンパクトディス
クのための貯蔵装置内において維持される。多重コンパ
クトディスク箱を組織し、貯蔵するためには他のタイプ
の貯蔵装置が必要とされる。
【０００４】コンパクトディスク箱は貯蔵目的のために
は十分であることがわかっているが、改善の余地はあ
る。例えば、時として一枚のコンパクトディスクをその
装着ハブから取出すことが困難になり、必要な力を作用
させることにより記録表面を損傷するという可能性が生
ずる。また、コンパクトディスク箱の内側表面が時とし
てコンパクトディスクの記録表面と接触し、これを劣下
させるということが発生する。
【０００５】現在の所、コンパクトディスク箱のための
貯蔵装置であって満足すべき携帯性能を備えたものは存
在していない。コンパクトディスク箱の厚味が大きいた
めに、多重コンパクトディスク箱をある場所から別の場
所へと運搬するのは幾分面倒である。既存のコンパクト
ディスク箱ホルダは据置き用途のためのものであり、か
くて携帯用途に転換することは容易ではない。
【０００６】米国特許第４，７０２，５３３号は平坦な
記録媒体貯蔵のための装置にして、コンパクトディスク
が外向きに滑動する開口頂部トレイ内に垂直に積重ねら
れている貯蔵装置を記述している。各トレイはもとのコ
ンパクトディスク箱の下側部分にして平行な横方向ガイ
ドレールに沿って滑動可能な下側部分から構成されてい
る。トレイが不都合に滑り出さないようにするための錠
止機構が設けられている。しかしながら、前述の特許に
おいて記述された装置は各コンパクトディスク箱に対す
るスペースが必要とされるので携帯式キャリアとしては
実際的でない。又滑動トレイ機構は機械的に構造が複雑
となり易く、製造費も高くなり易い。
【０００７】より最近になって、米国特許第４，８７
５，７４３号が複数個のディスク形状記録媒体を貯蔵す
るための装置にして、ハウジングと複数個の薄肉で実質
的にＣ字形状のレバー部材を含み、前記部材の各々が記
録媒体の外側周縁表面によってディスク形状の記録媒体
を保持するための内側周縁表面を備えている貯蔵装置を
開示した。各レバー部材はピボット柱によってハウジン
グに枢着されており、ハウジングに出入りするよう枢動
することが可能である。錠止機構は前記レバー部材がハ
ウジングから抜け出ることを防止する一方、拘束機構が
未錠止状態のレバーを閉鎖又は開口位置に保持せしめて
いる。本装置は前述の装置よりも進歩しているが、各コ
ンパクトディスクに対して別個のハウジングを製作し、
これを次に前述の特許の貯蔵装置内に枢着してやる必要
がある。
【０００８】かくしてコンパクトディスクのような多数
個のディスク形状記録媒体を効率的に貯蔵出来、場所か
ら場所へと運搬することの出来る貯蔵装置に対するニー
ズがあることは明白であろう。
【０００９】
【発明の要約】本発明の一つの目的は記録媒体を貯蔵す
るための改良された装置を提供することである。
【００１０】本発明の別の目的はディスク形状の記録媒
体を貯蔵、運搬するための改良された装置を提供するこ
とである。
【００１１】本発明の更に別の目的は複数個のディスク
から選択された一つのディスクを効率的に取り出すこと
を許容する態様で多数個のディスク形状記録媒体を貯
蔵、運搬するための改良された装置を提供することであ
る。
【００１２】前述の目的は以下のようにして達成され
る。本発明に係る携帯式記録媒体貯蔵装置はレコード又
はコンパクトディスクのような多数個のディスク形状記
録媒体を貯蔵、運搬するのに利用することが出来る。枢
着された下側ベース部品と上側カバー部品を備えたハウ
ジングが提供されており、該ハウジングは内部にディス
ク形状記録媒体を平行な近接位置に保持するための多数
個の割溝を含んでいる。軸線方向に変位可能なセレクタ
が上側カバー部品に装着されており、上側カバー部品が
下側ベース部品に対して枢動運動する際特定のディスク
を選択し、上側カバー部品内に自動的に保持するよう利
用出来るので、ディスクは上側カバー部品から容易に手
動的に取り出すことが可能である。かくして多数個のデ
ィスクを従来の貯蔵装置とくらべてより小さな体積によ
り貯蔵及び運搬してやることが可能である。好ましい実
施例においては、着脱自在な透明カバーが設けられてお
り、貯蔵装置内に貯蔵された各ディスクを識別する取外
し自在の指標をカバーするのに利用することが可能であ
る。
【００１３】
【実施例】付図、特に図１を参照すると、本発明に係る
新しいディスク貯蔵装置の正面図が示されている。例示
したように、ディスク貯蔵装置１０は下側のベース部品
１２及び上側のカバー部品１４を含んでいる。下側のベ
ース部品１２及び上側のカバー部品１４は好ましくは構
成の容易さから実質的に同一のものとするのが良く、下
側ベース部品１２は上側カバー部品１４とともに用いら
れて、貯蔵すべきディスク形状の記録媒体よりもわずか
に大きな寸法の全体的に円筒状の貯蔵装置が形成され
る。端部プレート１６及び１８は下側ベース部品１２及
び上側カバー部品１４と協働してこれらにより画成され
た円筒状貯蔵スペースを完全に取囲んでいる。
【００１４】図１には又透明なラベルカバー２０が示さ
れている。透明なラベルカバー２０は例えばゼネラル・
エレクトリック社の登録商標であるＬＥＸＡＮの如き透
明なプラスチック材料から構成されているのが好まし
い。透明なラベルカバー２０はその下に用いられる複数
個の指標であって、ディスク貯蔵装置１０内に貯蔵され
るディスク形状の記録媒体の各々を識別するのに用いら
れるのが好ましい指標を保護するのに用いることが可能
である。
【００１５】やはり図１において、セレクタハウジング
２４内に装着されるセレクタノブ２２が示されている。
セレクタノブ２２は以下詳細に説明する態様で用いるこ
とによって、上側カバー部品１４内の複数個のディスク
形状の記録媒体の内の特定の一つを選定する一方、ディ
スク貯蔵装置１０内の複数個のディスク形状記録媒体の
残りが、上側カバー部品１４の下側ベース部品１２に対
する枢動運動中下側ベース部品１２内にとどまるように
自動的に保持してやることが可能である。上側カバー部
品１４上には二つの別個の指標コラムを設け、これらに
互い違いの索引記号を付け、セレクタノブ２２が各コラ
ム内の指標と整合させることが可能である。
【００１６】次に図２を参照すると、本発明の新しいデ
ィスク貯蔵装置１０の部分的に切取って示せる側面図が
示されており、同図は装置の取っ手の作動を例示してい
る。図２に示されるように、ディスク貯蔵装置１０は好
ましくはベース２６を含んでいるが、これはディスク貯
蔵装置１０が係止することの出来る平坦表面を提供する
のに適当な任意の形状のものとして形成することが出来
る。運搬用取っ手２８が２つの等しい取っ手ブラケット
を介して上側カバー部品１４の上側表面に沿って長手方
向に装着されているのが好ましい。
【００１７】例示したように、取っ手ブラケット３０は
好ましくは取っ手ブラケット溝３２を含んでおり、同溝
は枢動カム３６並びにピボット３７と協働することで取
っ手２８をして図２の想像線で示される位置へと回転さ
れることを許容せしめている。取っ手ブラケット３０は
又取っ手ブラケットフック３４を含んでおり、該フック
はロックカム３８と協働することにより、取っ手２８が
図２の想像線の如く最上側位置へと上昇された時に、下
側ベース部品１２が上側カバー部品１４に対して枢動す
ることを防止するようにしており、その結果ディスク貯
蔵装置１０は密閉位置へと効率的に保持される。
【００１８】もちろん、当業者ならば取っ手２８は一対
の取っ手ブラケット３０により支持されており、ディス
ク貯蔵装置１０の反対側端部プレート内にも等しい取っ
手ブラケット３０が存在しているのが好ましいことを理
解するであろう。
【００１９】次に図３を参照すると、本発明に係る新し
いディスク貯蔵装置１０の側面図にして、単一のディス
クを同装置から取出す態様を例示している側面図が示さ
れている。例示したごとく、上側カバー部品１４はヒン
ジ４０を介して下側ベース部品１２に関して枢動させる
ことが可能である。ヒンジ４０はディスク貯蔵装置１０
が出会うかも知れない摩耗及び裂傷に耐え得るよう作ら
れた適当なヒンジであるのが好ましく、上側カバー部品
１４の下側ベース部品１２に対する枢動運動を以下に示
す態様で制限するのにヒンジリミタ４２が用いられる。
以下より詳細に説明するように、前記ヒンジリミタ４２
は好ましくは、以下述べる態様で締結される上側ヒンジ
リミタ４２ａ及び下側ヒンジリミタ４２ｂを有している
のが好ましい。
【００２０】やはり図３を参照すると、セレクタハウジ
ング２４内のセレクタノブ２２は特定のディスク４４を
選択し、これを上側カバー部品が下側ベース部品１２に
関して枢動運動する間上側カバー部品１４内に保持する
よう作動する。かくして、図３を参照すると、当業者な
らば次に選択されたディスク４４を上側カバー部品１４
から手動的に取り出す一方、残りのディスク形状の貯蔵
媒体を下側のベース部品１２内に貯蔵しておくことが可
能である。
【００２１】セレクタノブ２２がディスク４４を選択
し、上側カバー部品１４内に保持する態様を以下に詳細
に説明する。
【００２２】次に図４を参照すると、本発明に係る新し
いディスク貯蔵装置１０の内部の部分的平面図が示され
ている。例示したごとく、ディスク貯蔵装置１０は複数
個の貯蔵溝４６を含んでおり、それらの各々はコンパク
トディスクのようなディスク形状の記録媒体の周縁エッ
ジを収納するのに適当な寸法をしている。かくして、図
４を参照するならば、当業者はコンパクトディスクのよ
うな多数個のディスク形状記録媒体をして各コンパクト
ディスクが関連する割溝４６内に配置された状態でディ
スク貯蔵装置１０内に貯蔵せしめることが可能なること
を理解されよう。本発明の例示した実施例においては、
４０個の割溝４６が設けられているが、それらの全ては
図４内に例示されていない。
【００２３】次に、特定のディスク４４を選択し、上側
カバー部品１４内に保持する態様について例示する。図
４内に示したように、セレクタプランジャ４８が設けら
れ、セレクタノブ２２に固定されている。セレクタプラ
ンジャ４８は把持表面５４を含んでおり、該表面はディ
スク４４を上側カバー部品１４内に保持するために選択
された割溝４６と整合させることが可能である。
【００２４】図４内に例示したように、セレクタ機構が
セレクタハウジング２４内に装着されているが、該ハウ
ジングは隔室リップ５８に滑着されており、拘束割溝５
０を介して上側カバー部品１４内に設けた選択溝４６と
整合させることが出来る。割溝５０はセレクタプランジ
ャ４８の下側表面上に設けた拘束歯６２（図示せず）と
協働することにより、把持表面５４が上側カバー部品１
４内の特定の割溝４６と正確に整合することを保証して
いる。又整合表面５２が設けられ、当業界周知の態様に
より、セレクタハウジング２４が隔室リップ５８に沿っ
て軸線運動する際の同ハウジングの整合性を維持せしめ
ている。
【００２５】図４には又一対のヒンジリミタ４２ａ及び
４２ｂが示されているが、同リミタは互いに協働的に連
結することにより図３に示したヒンジリミタ４２を形成
することが出来る。当業者は各ヒンジリミタ４２ａがア
ングル形状の端部を含んでおり、該端部は各ヒンジリミ
タ４２ｂのアングル形状端部と協働することによりこれ
らの要素を互いにリンク結合することが可能なることを
理解するであろう。
【００２６】次に図５を参照すると、本発明に係る新し
いディスク貯蔵装置１０のディスクセレクタ機構１００
の詳細図が示されている。例示したように、各割溝４６
はディスク４４を収納している。セレクタハウジング２
４は隔室リップ５８に滑着されており、セレクタプラン
ジャ４８は図示の態様によりセレクタハウジング２４へ
出入りするよう移動が可能である。セレクタプランジャ
４８を下向きに押圧して把持表面５４が接触関係を以っ
て割溝４６内のディスク４４内に押入されるような偏倚
力を提供するためにばね５６が利用されている。かくし
て選択したディスク４４を選んだ上側カバー部品１４内
に保持してやることが可能である。
【００２７】セレクタプランジャ４８の下側表面上に設
けた一対の拘束歯が関連する拘束割溝５０と協働するこ
とにより把持表面５４が各選択コンパクトディスクと正
確に整合することを保証している。かくして、セレクタ
ノブ２２を把持し、セレクタノブ２２をばね５６によっ
て与えられる偏倚力に対抗してセレクタハウジング２４
からセレクタノブ２２を引き離し、把持表面５４が割溝
４６内のディスク４４との接触から外されるようにして
やることにより、ある特定のディスクを選択し、これを
上側カバー部品１４が下側ベース部品１２に対して枢動
運動する間自動的に上側カバー部品１４内に保持してや
ることが可能となる。セレクタノブ２２をセレクタハウ
ジング２４から引き出すことにより、セレクタプランジ
ャ４８の下側表面上に設けた拘束歯（図示せず）は拘束
割溝５０との割溝係止関係から外され、かくしてセレク
タハウジング２４は選択されたコンパクトディスク４４
に対応した位置へと長手方向に移動させることが可能で
ある。
【００２８】かくして、ある特定のディスクを上側カバ
ー部品１４の上側表面上に設けた指標により識別し、セ
レクタ機構１００をして前述した態様により同指標と整
合するよう移動させることにより、上側カバー部品１４
が下側ベース部品１２に関して枢動運動する際前記選択
したディスクを把持し、上側カバー部品１４内に保持す
ることが出来る。
【００２９】次に図６を参照すると、ディスクセレクタ
機構１００の展開図が示されている。図示の如く、セレ
クタハウジング２４は、セレクタプランジャ４８を収納
するようにされたプランジャ割溝６４を含んでいる。セ
レクタプランジャ４８は好ましくはセレクタノブ２２に
固定的に装着されており、ばね５６を収納するようにさ
れたばね装着割溝６０を含んでいる。セレクタプランジ
ャ４８の下側表面上には一対の拘束歯６２が設けられて
おり、拘束割溝５０と協働することにより把持表面５４
が割溝４６内のディスク４４の外側周縁エッジと正確に
整合されることを保証せしめている。
【００３０】ばね５６の一方の端部はばね装着割溝６０
の密閉端部とはめ合い関係に置かれ、一方ばね５６の他
方の端部が隔室リップ５８に対抗して配置されるのが好
ましい。かくして、セレクタプランジャ４８がセレクタ
ハウジング２４のプランジャ割溝６４内に配置され、セ
レクタハウジングが隔室リップ５８に滑着された時に
は、ばね５６の膨脹力は把持表面５４が割溝４６内のデ
ィスク４４の外側周縁エッジと強制接触させるのに役立
つ。ただしセレクタノブ２２がセレクタハウジング２４
から手動的に引き出されると、ディスク４４が解放さ
れ、セレクタハウジング２４は新しく選択されたディス
ク位置へと軸線方向に再配置されることが許容される。
【００３１】セレクタハウジング２４の別の重要な特徴
が参照番号６６において例示されている。参照番号６６
は錠止タブを示しており、該タブは下側ベース部品１２
の隔室リップと協働することにより、セレクタハウジン
グ２４が図１内の最左側位置へと長手方向に移動された
時に上側カバー部品１４の下側ベース部品１２に対する
枢動運動を制限する。
【００３２】次に図７を参照すると、図５のセレクタ機
構１００の図５における線７−７に沿って眺めた図が示
されている。例示したように、ばね５６はばね装着割溝
６０内に圧縮されて装着されており、ばね装着割溝６０
と隔室リップ５８の間において効果的に圧縮されてい
る。かくして、セレクタプランジャ４８が内向きに押圧
されると、把持表面５４はディスク貯蔵装置１０内の選
択されたディスク４４の外側周縁エッジと接触する。セ
レクタノブ２２をセレクタハウジング２４から手動的に
引き出すことにより、ばね５６は圧縮され、把持表面４
４は選択されたディスク４４の外側周縁エッジとの接触
から外れる。セレクタノブ２２が十分に引き出され、拘
束歯６２（図６参照）がもはや拘束溝５０（図５参照）
との割溝係止関係を保持しなくなると、セレクタハウジ
ング２４は隔室リップ５８に沿って長手方向に移動させ
ることが可能となり、ディスク貯蔵装置１０内の任意の
所望のコンパクトディスク４４が選択可能となる。
【００３３】やはり図７には透明なラベルカバー２０の
一部分が示されている。図示の如く、上側カバー部品１
４は突起６８を含んでおり、該突起は透明ラベルカバー
２０内の孔７０と係合するようにされている。かくし
て、透明なラベルカバー２０はディスク貯蔵装置１０か
ら選択的に除去することが可能となり、内部に貯蔵され
たコンパクトディスクを識別するための指標を変更する
ことが可能となる。
【００３４】最後に図８を参照すると、本発明に係る新
しいディスク貯蔵装置１０の部分的断面図が示されてい
る。図示したように、透明なラベルカバー２０は上側カ
バー部品１４の後方にある突起７２と係合するようにさ
れた第二の孔７４を含んでおり、この孔の存在により透
明なラベルカバー２０は、ディスク貯蔵装置１０内に貯
蔵されるディスク形状の貯蔵媒体を識別する指標を保護
するために、上側カバー部品１４に関して図示の位置に
固定的に装着してやることが可能である。
【００３５】ディスク貯蔵装置１０の一つの最終的特徴
が図８において例示されている。上側カバー部品１４及
び下側ベース部品１２内においては、各割溝４６（図４
参照）内に平坦な表面７６が設けられており、コンパク
トディスク４４は割溝４６内にあまりぴったりとはまり
合わないようにされるので、ディスクセレクタ機構１０
０の把持表面５４の利用によりディスクの除去が防止さ
れる。
【００３６】敍上より当業者は新しいディスク形状の記
録媒体貯蔵装置であって、複数個のディスクが近密に隔
置された平行関係を以って貯蔵されることを許容し、内
部に貯蔵された選択ディスクの手動による除去を困難な
らしめる装置を本出願人が提供していることを理解され
よう。本発明に係る新しいディスク貯蔵装置はディスク
セレクタ機構にして、特定の一枚のディスクを前記上側
カバー部品内にある複数個のディスク内から選択的に把
持し、これを上側カバー部品が下側ベース部品に関して
枢動運動する際自動的に保持することにより前記選択さ
れたディスクを手動的に取出すことを可能ならしめてい
るディスクセレクタ機構を含んでいる。かくして、密に
貯蔵されているディスク形状の貯蔵媒体に通常派生しが
ちな問題点は本発明に係る新しい構造により克服されて
いる。
【００３７】本発明は特定の具体例を参照して説明され
てきたが、この説明は限定することを目的としてなされ
たものではない。本発明の説明を参照した当業者ならば
開示された実施例の種々の修整例のみならず本発明の代
替的実施例を思い付くであろう。従って特許請求の範囲
はそのような本発明の範囲内にある修整例又は実施例を
も包含するものと理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による新しいディスク貯蔵装置の正面
図。
【図２】図１の新しいディスク貯蔵装置の部分的に切り
取って示せる側面図であり、同装置の作動を例示してい
る。
【図３】本発明による新しいディスク貯蔵装置の側面図
であり同装置から単一ディスク一枚を取り出す所を例示
している。
【図４】本発明による新しいディスク貯蔵装置の内部の
部分的平面図。
【図５】本発明による新しいディスク貯蔵装置のディス
クセレクタ機構の詳細図。
【図６】図５に例示されたディスクセレクタ機構の展開
図。
【図７】図５の線７−７に沿って眺めたディスクセレク
タ機構の断面図。
【図８】本発明に係る新しいディスク貯蔵装置の部分的
断面図。
【符号の説明】
１０ 貯蔵装置 １２ 下側ベース部品 １４ 上側カバー部品 ２０ 透明なカバー ２２ セレクタノブ ２４ ハウジング ２８ 運搬用取っ手 ３０ 取っ手ブラケット ３８ 錠止カム ４０ ヒンジ ４２ ヒンジリミタ ４４ ディスク ４６ 貯蔵割溝 ４８ セレクタプランジャ ５４ 把持表面 ５０ 拘束割溝 １００ ディスクセレクタ機構 ５６ ばね ６４ プランジャ溝 ６２ 拘束歯 ６６ 錠止タブ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 複数個のディスク形状をした記録媒体貯
    蔵及び運搬装置にして、各媒体は外側の周縁エッジを備
    えている装置であって、 下側ベース部品及び上側カバー部品を含んだ携帯式ハウ
    ジング装置と、 前記下側ベース部品と前記上側カバー部品を枢動的に接
    続するための手段装置と、 複数個のディスク形状をした記録媒体を複数個の平行な
    近接位置内に保持するための、前記携帯式ハウジング装
    置内に設けた割溝装置と、 前記上側カバー部品内の前記複数個のディスク形状の記
    録媒体の特定の一つを選択する一方、前記複数個のディ
    スク形状をした記録媒体の残りを前記上側カバー部品が
    前記下側ベース部品に対して枢動運動する際前記下側ベ
    ース部品内に残留させるよう自動的に保持するためのデ
    ィスクセレクタ装置とを有している複数個のディスク形
    状記録媒体貯蔵及び運搬装置。
  2. 【請求項２】 請求項１に記載の貯蔵及び運搬装置にお
    いて、前記ディスクセレクタ装置は前記複数個のディス
    ク形状記録媒体の特定の一つの外側周縁エッジに接触す
    るようにされた把持表面を含んでいることを特徴とする
    複数個のディスク形状記録媒体貯蔵及び運搬装置。
  3. 【請求項３】 請求項２に記載の貯蔵及び運搬装置にお
    いて、更に前記把持表面をして前記複数個のディスク形
    状記録媒体の特定の一つの外側周縁エッジと接触関係へ
    と押圧するための偏倚装置が含まれていることを特徴と
    する複数個のディスク形状記録媒体貯蔵及び運搬装置。
  4. 【請求項４】 請求項２に記載の貯蔵及び運搬装置にお
    いて、前記ディスクセレクタ装置は前記把持表面をして
    前記複数個のディスク形状記録媒体の特定の一つの外側
    周縁エッジと接触関係となるよう整合させるための整合
    装置を含んでいることを特徴とする複数個のディスク形
    状記録媒体貯蔵及び運搬装置。
  5. 【請求項５】 請求項４に記載の貯蔵及び運搬装置にお
    いて、前記整合装置は前記上側カバー部品の一方のエッ
    ジに沿って配設された複数個の拘束割溝と、前記ディス
    クセレクタ装置上に配設された少なくとも一つの拘束歯
    にして前記複数個の拘束割溝の選択された一つの協働的
    に相互作用する少なくとも一つの拘束歯とを有している
    ことを特徴とする複数個のディスク形状記録媒体貯蔵及
    び運搬装置。
  6. 【請求項６】 請求項１に記載の貯蔵及び運搬装置にお
    いて、更に前記上側カバー部品に装着されるようにされ
    た着脱式透明カバーが含まれており、前記複数個のディ
    スク形状記録媒体の各々を識別する指標を選択的に同カ
    バー下に装着することが可能なることを特徴とする複数
    個のディスク形状記録媒体貯蔵及び運搬装置。
  7. 【請求項７】 請求項１に記載の貯蔵及び運搬装置にお
    いて、更に同装置が人手により運搬出来るようにするた
    め前記上側カバー部品に枢着された取っ手が含まれてい
    ることを特徴とする複数個のディスク形状記録媒体貯蔵
    及び運搬装置。
  8. 【請求項８】 請求項７に記載の貯蔵及び運搬装置にお
    いて、更に前記下側ベース部品内に装着されたカム表面
    と、前記取っ手に装着された協働的取っ手ブラケットが
    含まれており、前記上側カバー部品及び前記下側ベース
    部品の枢動運動はそれらの間の相互作用により選択的に
    拘束してやることが可能なることを特徴とする複数個の
    ディスク形状記録媒体貯蔵及び運搬装置。
  9. 【請求項９】 請求項３に記載の貯蔵及び運搬装置にお
    いて、前記偏倚装置が前記ディスクセレクタ装置内に装
    着されたばねを有していることを特徴とする複数個のデ
    ィスク形状記録媒体貯蔵及び運搬装置。
  10. 【請求項１０】 請求項１に記載の貯蔵及び運搬装置に
    おいて、前記携帯式ハウジング装置がプラスチック材料
    から構成されていることを特徴とする複数個のディスク
    形状記録媒体貯蔵及び運搬装置。
  11. 【請求項１１】 請求項６に記載の貯蔵及び運搬装置に
    おいて、前記着脱式透明カバーがプラスチック材料から
    構成されていることを特徴とする複数個のディスク形状
    記録媒体貯蔵及び運搬装置。
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