JPH06171294A - 彫刻機械用工具 - Google Patents
彫刻機械用工具Info
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- JPH06171294A JPH06171294A JP5223639A JP22363993A JPH06171294A JP H06171294 A JPH06171294 A JP H06171294A JP 5223639 A JP5223639 A JP 5223639A JP 22363993 A JP22363993 A JP 22363993A JP H06171294 A JPH06171294 A JP H06171294A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insert
- surface portion
- tool
- support
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B44—DECORATIVE ARTS
- B44B—MACHINES, APPARATUS OR TOOLS FOR ARTISTIC WORK, e.g. FOR SCULPTURING, GUILLOCHING, CARVING, BRANDING, INLAYING
- B44B3/00—Artist's machines or apparatus equipped with tools or work holders moving or able to be controlled substantially two- dimensionally for carving, engraving, or guilloching shallow ornamenting or markings
- B44B3/06—Accessories, e.g. tool or work holders
- B44B3/063—Tool holders
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B27/00—Tools for turning or boring machines; Tools of a similar kind in general; Accessories therefor
- B23B27/14—Cutting tools of which the bits or tips or cutting inserts are of special material
- B23B27/16—Cutting tools of which the bits or tips or cutting inserts are of special material with exchangeable cutting bits or cutting inserts, e.g. able to be clamped
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T279/00—Chucks or sockets
- Y10T279/17—Socket type
- Y10T279/17957—Friction grip
- Y10T279/17965—Drill type
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T407/00—Cutters, for shaping
- Y10T407/19—Rotary cutting tool
- Y10T407/1906—Rotary cutting tool including holder [i.e., head] having seat for inserted tool
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T408/00—Cutting by use of rotating axially moving tool
- Y10T408/94—Tool-support
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T409/00—Gear cutting, milling, or planing
- Y10T409/30—Milling
- Y10T409/30952—Milling with cutter holder
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
- Turning (AREA)
- Earth Drilling (AREA)
- Adornments (AREA)
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
- Jigs For Machine Tools (AREA)
- Sawing (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インサート取替えが容易であり、且つ、大き
なインサート寸法公差を許容する斯ゝるインサートを具
備したインサート支持体を含む彫刻機械用の工具を提供
する。 【構成】 長尺支持体１１ａはポケット１８を有し、イ
ンサート１９はこのポケットに圧入可能な後部２２を有
す。後部２２は傾斜平坦面部２４と部分円柱面部から成
る周面を有し、ポケット１８はインサート後部面部に夫
々対応した傾斜面部２５と部分円筒面部から成る周面を
有す。傾斜面部２５は支持体１１ａの半径方向及び／或
いは長手方向における対応する傾斜平坦面部２４に向う
凸湾曲を呈するように輪郭付けられる。 【効果】 凸湾曲は傾斜平坦面部の部分円柱面部に対す
る傾斜角度の大きな公差を許容し、ポケットのインサー
ト保留効果を向上させる。
なインサート寸法公差を許容する斯ゝるインサートを具
備したインサート支持体を含む彫刻機械用の工具を提供
する。 【構成】 長尺支持体１１ａはポケット１８を有し、イ
ンサート１９はこのポケットに圧入可能な後部２２を有
す。後部２２は傾斜平坦面部２４と部分円柱面部から成
る周面を有し、ポケット１８はインサート後部面部に夫
々対応した傾斜面部２５と部分円筒面部から成る周面を
有す。傾斜面部２５は支持体１１ａの半径方向及び／或
いは長手方向における対応する傾斜平坦面部２４に向う
凸湾曲を呈するように輪郭付けられる。 【効果】 凸湾曲は傾斜平坦面部の部分円柱面部に対す
る傾斜角度の大きな公差を許容し、ポケットのインサー
ト保留効果を向上させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、支持体を構成し、その
少くとも１端に切削インサートを具備している、斯ゝる
金属体を含む彫刻機械用工具に関する。
少くとも１端に切削インサートを具備している、斯ゝる
金属体を含む彫刻機械用工具に関する。
【０００２】
【従来の技術】これらの工具は通常真鍮、スチール或い
は銅の板、プラスチック材の板或いは大理石に形状とパ
ターンを工作するのに使用される。その最も一般的な使
用法の１つは文字の彫刻であるが、金型彫造や輪郭工作
並びに金属やクリスタルの彫刻にも使用される。これら
の彫刻工具は、一般に、硬質金属製のインサート（植
刃）が載置されて、これが半田付け固定されているスチ
ールの支持体を含んで成る。この種の事例の欠陥はスチ
ール工具本体が腐蝕、酸化及びハンドリングによる機械
的きずに敏感であることにある。これに加えて、工具が
摩耗したときには工具全体の交換やインサートの修復を
必要とするが、このいづれの操作も可成りの費用を伴う
ものである。
は銅の板、プラスチック材の板或いは大理石に形状とパ
ターンを工作するのに使用される。その最も一般的な使
用法の１つは文字の彫刻であるが、金型彫造や輪郭工作
並びに金属やクリスタルの彫刻にも使用される。これら
の彫刻工具は、一般に、硬質金属製のインサート（植
刃）が載置されて、これが半田付け固定されているスチ
ールの支持体を含んで成る。この種の事例の欠陥はスチ
ール工具本体が腐蝕、酸化及びハンドリングによる機械
的きずに敏感であることにある。これに加えて、工具が
摩耗したときには工具全体の交換やインサートの修復を
必要とするが、このいづれの操作も可成りの費用を伴う
ものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はこれら
の問題を解消するために、再研磨作業を省くことが出来
て、しかも支持部にインサートを容易に且つ信頼度の高
い状態で以って取付けることが出来る、斯ゝる彫刻機械
用の工具を提供することにある。
の問題を解消するために、再研磨作業を省くことが出来
て、しかも支持部にインサートを容易に且つ信頼度の高
い状態で以って取付けることが出来る、斯ゝる彫刻機械
用の工具を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】尖端を有する切削インサ
ートを具備した支持体を含んで成る彫刻機械用の工具に
おいて、該インサート（１９）は該尖端（１９ａ）を形
成しているテーパ状前部と、傾斜平坦面部（２４）と部
分円柱面部から成る周面を有する後部（２２）とを有し
ており、該支持体（１１ａ）はこれを該インサート（１
９）に着脱可能に連結するために設けられていて、該イ
ンサート（１９）をその後部において受容するためのポ
ケット（１８）を有する長尺体の形状であり、当該ポケ
ット（１８）は該インサート後部（２２）の該傾斜平坦
面部（２４）と該部分円柱面部に夫々対応した傾斜面部
（２５）と部分円筒面部から成る周面を有するように形
成されており、該支持体ポケット（１８）の該傾斜面部
（２５）は、対応する該傾斜平坦面（２４）へ向った該
支持体（１１ａ）の半径方向及び／或いは長手方向にお
ける凸湾曲を呈するように輪郭付けられている。
ートを具備した支持体を含んで成る彫刻機械用の工具に
おいて、該インサート（１９）は該尖端（１９ａ）を形
成しているテーパ状前部と、傾斜平坦面部（２４）と部
分円柱面部から成る周面を有する後部（２２）とを有し
ており、該支持体（１１ａ）はこれを該インサート（１
９）に着脱可能に連結するために設けられていて、該イ
ンサート（１９）をその後部において受容するためのポ
ケット（１８）を有する長尺体の形状であり、当該ポケ
ット（１８）は該インサート後部（２２）の該傾斜平坦
面部（２４）と該部分円柱面部に夫々対応した傾斜面部
（２５）と部分円筒面部から成る周面を有するように形
成されており、該支持体ポケット（１８）の該傾斜面部
（２５）は、対応する該傾斜平坦面（２４）へ向った該
支持体（１１ａ）の半径方向及び／或いは長手方向にお
ける凸湾曲を呈するように輪郭付けられている。
【０００５】
【作用】該インサート（１９）は、前記着脱可能連結の
ためにその後部（２２）において該ポケット（１８）に
強制的に挿置されたときに、該対応傾斜平坦面部（２
４）に圧接されるようにした。ポケットの傾斜面部（２
５）が前記のように凸湾曲しているが故に、何ら湾曲し
ていないインサートの傾斜平坦面（２４）がこの凸湾曲
面を半径外方へ押圧する結果、ポケット周面は変形しよ
うとする。従って、ポケットとインサートの両傾斜面部
によるクサビ効果の他に、この強制的な変形性向による
インサートに対するポケットのクランプ効果が同時に発
生し、インサートは支持部材にポケットにおいて強固に
保留されることになる。なお、上記変形性向とは、ポケ
ットの横断面視において、上方向に延長し、その分左右
方向に縮むようにポケット周面が変形しようとする性向
である。
ためにその後部（２２）において該ポケット（１８）に
強制的に挿置されたときに、該対応傾斜平坦面部（２
４）に圧接されるようにした。ポケットの傾斜面部（２
５）が前記のように凸湾曲しているが故に、何ら湾曲し
ていないインサートの傾斜平坦面（２４）がこの凸湾曲
面を半径外方へ押圧する結果、ポケット周面は変形しよ
うとする。従って、ポケットとインサートの両傾斜面部
によるクサビ効果の他に、この強制的な変形性向による
インサートに対するポケットのクランプ効果が同時に発
生し、インサートは支持部材にポケットにおいて強固に
保留されることになる。なお、上記変形性向とは、ポケ
ットの横断面視において、上方向に延長し、その分左右
方向に縮むようにポケット周面が変形しようとする性向
である。
【０００６】
【実施例】先ず、比較説明のために、従来の工具につい
て説明する。図１において、従来式の彫刻工具１０はス
チールのインサート支持体１１を含み、これに炭化物イ
ンサート１２が確保されて接合部１３に沿った半田付け
により定位置に固定されている。支持体１１は円柱形部
材である。工具１０は更に図２に示すホルダ１５に挿入
される。このホルダ後部にはネジ結合部材１４が螺結さ
れている。支持体１１はホルダ１５を貫通する中心孔１
６に挿入され、更にこの孔に後端において連通した結合
部材１４の孔に延入している。半径方向の固定ネジ１７
がホルダ１５に支持体１１を軸方向位置に調節固定する
ために配設され、支持体先端のインサート１２をホルダ
１５の前端を越えて前方へ外延させるようになってい
る。
て説明する。図１において、従来式の彫刻工具１０はス
チールのインサート支持体１１を含み、これに炭化物イ
ンサート１２が確保されて接合部１３に沿った半田付け
により定位置に固定されている。支持体１１は円柱形部
材である。工具１０は更に図２に示すホルダ１５に挿入
される。このホルダ後部にはネジ結合部材１４が螺結さ
れている。支持体１１はホルダ１５を貫通する中心孔１
６に挿入され、更にこの孔に後端において連通した結合
部材１４の孔に延入している。半径方向の固定ネジ１７
がホルダ１５に支持体１１を軸方向位置に調節固定する
ために配設され、支持体先端のインサート１２をホルダ
１５の前端を越えて前方へ外延させるようになってい
る。
【０００７】これに対し、本発明の工具は、図３に示す
ように、長尺の円筒形支持部材１１ａを含んで成り、こ
れには着脱可能インサート１９を収容可能なポケットが
配設されている。このインサート１９の１例は、図６に
示すように、基本的に長尺の円柱形ロッドに基づいてい
て、当該ロッドを面取し、且つ尖端（１９ａ）に向けて
先細り加工することにより形成されたテーパ状前部；ロ
ッドを一切面取りしないことにより残留形成された円柱
状中間部；及びロッドをその１側において面取りするこ
とにより傾斜平坦面部（２４）を提供するように形成さ
れた後部（２２）の三者を含むように当該ロッドから変
形された形状になっている。このインサート１９は後端
面２３として、切頭円形面を有している。
ように、長尺の円筒形支持部材１１ａを含んで成り、こ
れには着脱可能インサート１９を収容可能なポケットが
配設されている。このインサート１９の１例は、図６に
示すように、基本的に長尺の円柱形ロッドに基づいてい
て、当該ロッドを面取し、且つ尖端（１９ａ）に向けて
先細り加工することにより形成されたテーパ状前部；ロ
ッドを一切面取りしないことにより残留形成された円柱
状中間部；及びロッドをその１側において面取りするこ
とにより傾斜平坦面部（２４）を提供するように形成さ
れた後部（２２）の三者を含むように当該ロッドから変
形された形状になっている。このインサート１９は後端
面２３として、切頭円形面を有している。
【０００８】図３，４、及び５に示すように、支持体１
１ａは軸孔２８を有している。この軸孔はその１端側で
拡大加工されたポケット１８を形成している。このポケ
ットは軸を横断する底面２１を有している。インサート
の切頭円柱後部２２を圧入受容したときに、インサート
と支持体の両部材間の圧接を確実にするために、ポケッ
トの傾斜面部２５が支持体の半径方向及び／或いは長手
方向においてインサートの傾斜平坦面部２４の方へ凸湾
曲を呈するように輪郭付けられている。
１ａは軸孔２８を有している。この軸孔はその１端側で
拡大加工されたポケット１８を形成している。このポケ
ットは軸を横断する底面２１を有している。インサート
の切頭円柱後部２２を圧入受容したときに、インサート
と支持体の両部材間の圧接を確実にするために、ポケッ
トの傾斜面部２５が支持体の半径方向及び／或いは長手
方向においてインサートの傾斜平坦面部２４の方へ凸湾
曲を呈するように輪郭付けられている。
【０００９】図８に示すように、インサート１９はポケ
ット１８に圧入すると、インサートの傾斜平坦面部２４
がこれに対応した形状のポケット傾斜面部２５と係合し
てポケット内部に保持され得る。更に、ポケット傾斜壁
部２５の上述した二重凸湾曲面は、インサートの形状と
角度に関しある種の欠陥があっても、この種のインサー
トの使用を可能にする自由度をもたらしている。従っ
て、インサート１９をポケット傾斜壁部の点ＡやＢの個
所で接触するようにポケットに挿入することが可能であ
る。
ット１８に圧入すると、インサートの傾斜平坦面部２４
がこれに対応した形状のポケット傾斜面部２５と係合し
てポケット内部に保持され得る。更に、ポケット傾斜壁
部２５の上述した二重凸湾曲面は、インサートの形状と
角度に関しある種の欠陥があっても、この種のインサー
トの使用を可能にする自由度をもたらしている。従っ
て、インサート１９をポケット傾斜壁部の点ＡやＢの個
所で接触するようにポケットに挿入することが可能であ
る。
【００１０】使用可能なインサートの角度公差は、従っ
てβ2 −β1 に等しい。この公差は長手方向に見たとき
の壁の凸湾曲に関係している。半径方向に見たときの壁
の凸湾曲にも関係していることは明白であり、本発明の
工具は半径方向及び／或いは長手方向におけるインサー
トの角度欠陥から解放され得る。
てβ2 −β1 に等しい。この公差は長手方向に見たとき
の壁の凸湾曲に関係している。半径方向に見たときの壁
の凸湾曲にも関係していることは明白であり、本発明の
工具は半径方向及び／或いは長手方向におけるインサー
トの角度欠陥から解放され得る。
【００１１】上記の工具は半田付け作業を不要にする。
その上、この切削工具が摩耗する事態になれば、インサ
ートと支持体１１ａを任意に分離することが出来るの
で、このインサート１９を交換するだけで充分であり、
従来のように工具を修復させるようなことは最早や必要
ではない。
その上、この切削工具が摩耗する事態になれば、インサ
ートと支持体１１ａを任意に分離することが出来るの
で、このインサート１９を交換するだけで充分であり、
従来のように工具を修復させるようなことは最早や必要
ではない。
【００１２】工具の２種の部材、即ちインサート１９と
支持体１１ａはその特定の外形により、インサート１９
が支持体１１ａのポケット１８の壁に当接させると、位
置的に設定されて自動的にロック、即固定される。従っ
て、インサートは強度の振動や大きな外力を蒙る条件下
においてさえ、所要位置に保留することが出来る。これ
はインサート１９と支持体１１ａとのポケット１８にお
けるクサビ効果とポケット壁の変形によるクランプ効果
によるものである。
支持体１１ａはその特定の外形により、インサート１９
が支持体１１ａのポケット１８の壁に当接させると、位
置的に設定されて自動的にロック、即固定される。従っ
て、インサートは強度の振動や大きな外力を蒙る条件下
においてさえ、所要位置に保留することが出来る。これ
はインサート１９と支持体１１ａとのポケット１８にお
けるクサビ効果とポケット壁の変形によるクランプ効果
によるものである。
【００１３】支持部材１１ａとインサート１９を円柱体
（ロッド）からの面取り加工により成形する方法は、こ
れら部材の工作をいづれも容易にし、従って図１のよう
なロック性能を向上させるものではない円錐形ポケット
（クサビ効果のみを発揮）のような他の形態に適合させ
るものに較べコストを節約することが出来る。
（ロッド）からの面取り加工により成形する方法は、こ
れら部材の工作をいづれも容易にし、従って図１のよう
なロック性能を向上させるものではない円錐形ポケット
（クサビ効果のみを発揮）のような他の形態に適合させ
るものに較べコストを節約することが出来る。
【００１４】ポケット１８の傾斜面部２５の凸湾曲のお
蔭で、支持体１１ａに、形状や角度に欠陥のある傾斜平
坦面２４が工具を損傷させることなくインサートを連携
させることが可能になる。更に、この凸湾曲傾斜面部２
５の存在により、円柱面取り後部２２の傾斜平坦面部２
４と残余の部分円柱面部のなす角度の工作精度から解放
され得る。なお、インサート後部外形とポケット内形が
上記例と違って完全に補完した形状（同一形状）であれ
ば、インサートの傾斜面部２４と残余の部分円柱面部の
なす鋭い狹角度のエッヂライン（稜線）がインサート挿
入時にポケット壁に喰い込み、この稜線部分で破損する
危険があるが、本発明に係わるポケットの図５に示す凸
湾曲のお蔭でこの種の危険は回避される。
蔭で、支持体１１ａに、形状や角度に欠陥のある傾斜平
坦面２４が工具を損傷させることなくインサートを連携
させることが可能になる。更に、この凸湾曲傾斜面部２
５の存在により、円柱面取り後部２２の傾斜平坦面部２
４と残余の部分円柱面部のなす角度の工作精度から解放
され得る。なお、インサート後部外形とポケット内形が
上記例と違って完全に補完した形状（同一形状）であれ
ば、インサートの傾斜面部２４と残余の部分円柱面部の
なす鋭い狹角度のエッヂライン（稜線）がインサート挿
入時にポケット壁に喰い込み、この稜線部分で破損する
危険があるが、本発明に係わるポケットの図５に示す凸
湾曲のお蔭でこの種の危険は回避される。
【００１５】インサート１９のロッキング（固定）はポ
ケット１８の凸湾曲面部２５に圧接することにより達成
されるが、そのときこの圧接はポケットの部分円筒面部
をインサートの円柱面取り後部２２における部分円柱面
部に対して全面的に当接させるのは勿論である。
ケット１８の凸湾曲面部２５に圧接することにより達成
されるが、そのときこの圧接はポケットの部分円筒面部
をインサートの円柱面取り後部２２における部分円柱面
部に対して全面的に当接させるのは勿論である。
【００１６】図７に示すように、インサート１９を取替
えるための工具分解を実行するには、円柱ロッドの押棒
２６をその後部に錘り２７を付与することによりインサ
ート支持部材１１ａの軸孔２８に挿入してインサート後
部端面２３を押圧し、それによりインサート１９を支持
体１１ａから押出し解放することが出来る。
えるための工具分解を実行するには、円柱ロッドの押棒
２６をその後部に錘り２７を付与することによりインサ
ート支持部材１１ａの軸孔２８に挿入してインサート後
部端面２３を押圧し、それによりインサート１９を支持
体１１ａから押出し解放することが出来る。
【００１７】インサート支持部材１１ａは、好ましくは
耐腐蝕・酸化性の硬質材料（セメンテッドカーバイド、
ステンレススチール等）で製造される。インサート１９
は、好ましくはこの支持部材１１ａと同じ材料で製造さ
れる。しかし、高速度鋼、被覆セメンテッドカーバイド
材料或いは多結晶ダイヤモンドヘッドのような別の材質
によって製作したインサートを用いることも出来る。
耐腐蝕・酸化性の硬質材料（セメンテッドカーバイド、
ステンレススチール等）で製造される。インサート１９
は、好ましくはこの支持部材１１ａと同じ材料で製造さ
れる。しかし、高速度鋼、被覆セメンテッドカーバイド
材料或いは多結晶ダイヤモンドヘッドのような別の材質
によって製作したインサートを用いることも出来る。
【００１８】上記例は、本発明の単なる１例を示してい
るに過ぎず、従って本発明はこれに限定されず、種々の
変形がその範囲内で可能であり、例えば上記例のような
ポケットをインサート支持体１１ａの両端に設けて、交
互にインサート受容ポケットとして利用するようにして
もよい。
るに過ぎず、従って本発明はこれに限定されず、種々の
変形がその範囲内で可能であり、例えば上記例のような
ポケットをインサート支持体１１ａの両端に設けて、交
互にインサート受容ポケットとして利用するようにして
もよい。
【００１９】
【発明の効果】インサート支持体１１ａのポケット１８
はインサート後部２２とは完全な補完形状ではない。従
ってインサートを受容してポケットの中にロックするの
に、インサートに狹い寸法公差を要求せず、従って工作
精度の低いインサートであっても交換可能なインサート
として利用出来る。しかも、ポケットの凸湾曲面によ
り、クランプ効果が発生し、傾斜面のクサビ効果と併せ
て、強固なインサート保留性能が発揮される。
はインサート後部２２とは完全な補完形状ではない。従
ってインサートを受容してポケットの中にロックするの
に、インサートに狹い寸法公差を要求せず、従って工作
精度の低いインサートであっても交換可能なインサート
として利用出来る。しかも、ポケットの凸湾曲面によ
り、クランプ効果が発生し、傾斜面のクサビ効果と併せ
て、強固なインサート保留性能が発揮される。
【図１】ヘッド、即ち半田付けインサートを具備した従
来の彫刻機械用工具を示す正面図である。
来の彫刻機械用工具を示す正面図である。
【図２】彫刻機械に設置されるべきホルダに固定されて
いる図１の工具の状態を示す１部断面平面図である。
いる図１の工具の状態を示す１部断面平面図である。
【図３】本発明に係わる彫刻機械用工具の１部縦断面平
面図である。
面図である。
【図４】図３における工具の１部分を構成する、長方形
支持体の拡大縦断面部分図である。
支持体の拡大縦断面部分図である。
【図５】図４におけるポケットの横断面図である。
【図６】図３における工具の１部を構成するインサート
の斜視図である。
の斜視図である。
【図７】本発明に係わる、工具とこれに組込んだ分解工
具を示す１部縦断面平面図である。
具を示す１部縦断面平面図である。
【図８】支持体のポケットに挿入されたインサートを示
す１部縦断面拡大部分図である。
す１部縦断面拡大部分図である。
１０…工具 １１…従来例のインサート支持体 １１ａ…本発明に係わるインサート支持体 １２…従来例のインサート １３…半田接合部 １４…結合部材 １５…ホルダ １６…中心孔 １７…固定ネジ １８…ポケット １９…本発明に係わるインサート １９ａ…インサートの尖端 ２１…ポケット底面 ２２…インサート後部 ２３…インサート後端面 ２４…インサート後部の傾斜平坦面部 ２５…ポケットの傾斜面部 ２６…押棒 ２７…錘り ２８…支持体軸孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン パルジャト フランス国，エフ−26210 エピノウズ （番地なし)
Claims (5)
- 【請求項１】 尖端を有する切削インサートを具備した
支持体を含んで成る彫刻機械用の工具において、 該インサート（１９）は該尖端（１９ａ）を形成してい
るテーパ状前部と、傾斜平坦面部（２４）と部分円柱面
部から成る周面を有する後部（２２）とを有しており、
該支持体（１１ａ）はこれを該インサート（１９）に着
脱可能に連結するために設けられていて、該インサート
（１９）をその後部（２２）において受容するためのポ
ケット（１８）を有する長尺体の形状であり、当該ポケ
ット（１８）は該インサート後部（２２）の該傾斜平坦
面部（２４）と該部分円柱面部に夫々対応した傾斜面部
（２５）と部分円筒面部から成る周面を有するように形
成されており、 該支持体ポケット（１８）の該傾斜面部（２５）は、対
応する該傾斜平坦面（２４）へ向った該支持体（１１
ａ）の半径方向における凸湾曲を呈するように輪郭付け
られていて、それにより該インサート（１９）が前記着
脱可能連結のためにその後部（２２）において該ポケッ
ト（１８）に強制的に挿置されたときに、該対応傾斜平
坦面部（２４）に圧接されるようにしたことを特徴とす
る彫刻機械用工具。 - 【請求項２】 尖端を有する切削インサートを具備した
支持体を含んで成る彫刻機械用の工具において、 該インサート（１９）は該尖端（１９ａ）を形成してい
るテーパ状前部と、傾斜平坦面部（２４）と部分円柱面
部から成る周面を有する後部（２２）とを有しており、
該支持体（１１ａ）はこれを該インサート（１９）に着
脱可能に連結するために設けられていて、該インサート
（１９）をその後部（２２）において受容するためのポ
ケット（１８）を有する長尺体の形状であり、当該ポケ
ット（１８）は該インサート後部（２２）の該傾斜平坦
面部（２４）と該部分円柱面部に夫々対応した傾斜面部
（２５）と部分円筒面部から成る周面を有するように形
成されており、 該支持体ポケット（１８）の該傾斜面部（２５）は、対
応する該傾斜平坦面（２４）へ向った該支持体（１１
ａ）の長手方向における凸湾曲を呈するように輪郭付け
られていて、それにより該インサート（１９）が前記着
脱可能連結のためにその後部（２２）において該ポケッ
ト（１８）に強制的に挿置されたときに、該対応傾斜平
坦面部（２４）に圧接されるようにしたことを特徴とす
る彫刻機械用工具。 - 【請求項３】 尖端を有する切削インサートを具備した
支持体を含んで成る彫刻機械用の工具において、 該インサート（１９）は該尖端（１９ａ）を形成してい
るテーパ状前部と、傾斜平坦面部（２４）と部分円柱面
部から成る周面を有する後部（２２）とを有しており、
該支持体（１１ａ）はこれを該インサート（１９）に着
脱可能に連結するために設けられていて、該インサート
（１９）をその後部（２２）において受容するためのポ
ケット（１８）を有する長尺体の形状であり、当該ポケ
ット（１８）は該インサート後部（２２）の該傾斜平坦
面部（２４）と該部分円柱面部に夫々対応した傾斜面部
（２５）と部分円筒面部から成る周面を有するように形
成されており、 該支持体ポケット（１８）の該傾斜面部（２５）は、対
応する該傾斜平坦面（２４）へ向った該支持体（１１
ａ）の半径方向と長手方向の両方における２種の凸湾曲
を呈するように輪郭付けられていて、それにより該イン
サート（１９）が前記着脱可能連結のためにその後部
（２２）において該ポケット（１８）に強制的に挿置さ
れたときに、該対応傾斜平坦面部（２４）に圧接される
ようにしたことを特徴とする彫刻機械用工具。 - 【請求項４】 該支持体（１１ａ）が軸孔（２８）を有
していて、当該軸孔の１端部に該ポケット（１８）が形
成されており、該インサート（１９）がその後端にその
軸を横断するように延長した切頭円形面（２３）を有
し、該ポケット（１８）はこれが該軸孔（２８）に連通
することになる該切頭円形後端面（２３）に対応した底
面（２１）を有しており、該インサート（１９）がその
後端面（２３）を該軸孔（２８）を通じて押棒（２６）
で押すことにより該支持体（１１ａ）から離脱させるよ
うにした、請求項１〜３のいづれか１項に記載の彫刻機
械用工具。 - 【請求項５】 該インサート（１９）は基本的に長尺の
円柱形ロッドに基づいていて、当該ロッドを面取し、且
つ該尖端（１９ａ）に向けて先細り加工することにより
形成された該テーパ状前部；該ロッドを一切面取りしな
いことにより残留形成された円柱状中間部；及び該ロッ
ドをその１側において面取りすることにより該傾斜平坦
面部（２４）を提供するように形成された該後部（２
２）の三者を含むように該ロッドから変形された形状で
ある、請求項１〜４のいづれか１項に記載の彫刻機械用
工具。
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