JPH06170746A - プリント板挿抜工具の保管方法 - Google Patents

プリント板挿抜工具の保管方法

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JPH06170746A
JPH06170746A JP32108492A JP32108492A JPH06170746A JP H06170746 A JPH06170746 A JP H06170746A JP 32108492 A JP32108492 A JP 32108492A JP 32108492 A JP32108492 A JP 32108492A JP H06170746 A JPH06170746 A JP H06170746A
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JP
Japan
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tool
electronic device
alarm
printed board
switch
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JP32108492A
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Shinjirou Yuasa
信仁朗 湯浅
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子機器に実装したプリント板を、挿抜する
際に使用する挿抜工具の保管方法に関し、挿抜工具が電
子機器の設置部の所定の場所に保管されているか否か
を、監視部で確認し得るプリント板挿抜工具の保管方法
を提供することを目的とする。 【構成】 監視部(B) とは離れた設置部(A) に設置され
た電子機器1と、電子機器1の架に添設したプリント板
の挿抜工具20を収納する収容箱30と、挿抜工具20を収容
箱30に収納することで作動する収容箱30に設けられたス
イッチ60と、監視部(B) 側に設けられ工具信号回路50を
介してスイッチ60に接続された工具検出部52とを、備え
た構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器に実装したプ
リント板を、挿抜する際に使用する挿抜工具の保管方法
に関する。
【0002】近年は、図8,9に例示したように、多数
のプリント板が電子機器の構成部品として使用されてい
る。図において、10は、下側板, 左右の側板, 及びバッ
クボードコネクタ13A を配設したバックボード13とで構
成された、前面が開口した箱形のシェルフであって、電
子機器1の架1Aに多段に搭載されるものである。
【0003】シェルフ10は、下側板及び上側板のそれぞ
れの内側に、ガイドレールを絞り出し加工等して配列し
て設けてある。そして、プリント板15の上下側縁のそれ
ぞれを、上下一対のガイドレールを選択して差し込み、
プリント板コネクタ15A を対向するバックボードコネク
タ13Aにプラグインすることで、多数のプリント板15を
それぞれのシェルフ10に並列に収容している。
【0004】なお、このようにガイドレールを絞り出し
加工したことにより、シェルフ10の上・下の側板には、
通風スリットがそれぞれ配列形成されている。一方、シ
ェルフ10の前面に枠板部材11を設け、この枠板部材11の
左右の側板部を架1Aの正面架柱に当接し、ボルトを用い
て架1Aに固着するようにしている。
【0005】そして、すべてのプリント板15をシェルフ
10に挿入実装した後に、シェルフの開口側に正面板9を
取り付けて前面を塞いでいる。2は、冷却しようとする
シェルフの上方で、架1Aに搭載するファンユニットであ
る。
【0006】ファンユニット2は、シェルフ10の平面視
形状に等しい角形の枠内に、複数のファンを平面的に配
列したもので、ファンの回転により下方のシェルフ内の
空気を吸い込み上方に排出する。
【0007】5は、4側面が側板で囲まれた、シェルフ
の平面視形状に等しい枠形の吸排風ユニットである。吸
排風ユニット5は、枠内に側面視で前下がりの対角線上
に位置するよう、遮蔽板を設けて、枠体内を斜め上方,
斜め下方の2つの空間に仕切っている。
【0008】また、吸排風ユニット5の前側板に冷気を
吸入する窓を、後側板に暖気を排出する窓をそれぞれ設
けている。電子機器は、床に設置した架1A上に、下から
上に向かって吸排風ユニット5,下段のシェルフ10, 上
段シェルフ10, ファンユニット2、そして他の吸排風ユ
ニット5,下段シェルフ10, 上段のシェルフ10, 他のフ
ァンユニット2の順に積層することで構成され、強制冷
却する構造である。
【0009】電子機器が通信設備等の場合は、複数の電
子機器を纏めて、監視部から離れた設置部(例えば無人
局等)に配列設置するのが一般である。上述のように監
視部と電子機器の設置部とが離れている場合には、電子
機器に障害が発生すると自動的にアラームを発信するア
ラーム発信器を設ける。
【0010】また監視部にアラーム受信部を設け、アラ
ーム回路を介してアラーム発信器に接続して、監視部で
電子機器の障害発生を検知し得るようにしている。さら
に、監視部に保守信号受信部を設けるとともに、電子機
器の設置部に手動操作の保守信号発信スイッチを設け
る。そして保守信号受信部と保守信号発信スイッチとを
保守信号回路を介して接続し、電子機器が保守中である
ことを、監視部で確認し得るようにしている。
【0011】一方、このような電子機器に実装したプリ
ント板は、保守作業時にシェルフから抜去したり、シェ
ルフに挿着したりしなければならない。なお、プリント
板コネクタとバックボードコネクタの接触子の接触力が
強いので、手でプリント板を挿抜することができない。
【0012】したがって、容易にプリント板を挿抜し得
る工具が要求されている。
【0013】
【従来の技術】従来のプリント板を挿抜する工具として
は、プリント板の前側縁の上下に、対向して揺動自在に
装着するイジェクタがある。
【0014】イジェクタは、側面視がほぼ舌状で根本側
の端部に一対の突部を有するものである。イジェクタを
用いてプリント板をシェルフに挿着するには、イジェク
タを所望に傾斜させて一方の突部を枠板部材の後面に当
接させる。そして、イジェクタの他端を指で把持してイ
ジェクタをほぼ垂直に起こし、梃子の原理によりプリン
ト板をシェルフ内に押し込み、プリント板コネクタをバ
ッグボードコネクタにプラグインさせる。
【0015】また、プリント板をシェルフから抜去する
には、イジェクタをほぼ垂直にして、他方の突部を枠板
部材の前面に当接させる。そして、イジェクタの他端を
指で把持してイジェクタをほぼ水平に倒して、梃子の原
理によりプリント板をシェルフから引き出し、プリント
板コネクタとバッグボードコネクタとの嵌合を解除す
る。
【0016】上述のようなイジェクタは、それぞれのプ
リント板に装着されているので、プリント板を挿抜する
のに便利である。しかしながら、それぞれのプリント板
に2個ずつ複雑の構造のイジェクタを装着しなければな
らないことと、シェルフの開口を塞ぐ正面板の構造が複
雑になることにより、電子機器がコスト高になる。
【0017】したがって、電子機器の低コスト化を計っ
た図10に図示したような挿抜工具が使用されている。挿
抜工具20は、角棒形の本体部21の一方の端部に、プリン
ト板の孔に差込み係合させるピン22を設け、また他方の
端部に、2股形梃子部25を設けるとともに、2股形梃子
部25を架橋する支点ピン27を設けたものである。
【0018】挿抜工具20を用いてプリント板をシェルフ
に挿着するには、図11の(A) に図示したように、挿抜工
具20をほぼ垂直にし、2股形梃子部25がプリント板15を
挟むように位置合わせして、2股形梃子部25の先端部26
をシェルフ10の枠板部材の後面に当接させる。
【0019】そして、図11の(B) に図示したように、挿
抜工具20をほぼ水平に起こし、支点ピン27でプリント板
15の前側縁押して、梃子の原理によりシェルフ10をシェ
ルフ10内に押し込み、プリント板コネクタをバッグボー
ドコネクタにプラグインさせる。
【0020】また、プリント板をシェルフから抜去する
には、挿抜工具20のピン22を、プリント板15の孔16に差
込み、挿抜工具20を引っ張ることで、プリント板15をシ
ェルフ10から引き出し、プリント板コネクタとバッグボ
ードコネクタとの嵌合を解除する。
【0021】このような挿抜工具20が、1個あれば総て
のプリント板の挿抜作業を実施できるので、電子機器の
構造が簡単となるので、電子機器が低コストとなる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述の挿抜工具は小形
で携帯自在であるので、保管が粗雑になり勝ちである。
したがって、電子機器の設置部の所定の場所に保管する
ようにしないと、緊急の保守作業に支障を来すという問
題点があった。
【0023】本発明はこのような点に鑑みて創作された
もので、挿抜工具が電子機器の設置部の所定の場所に保
管されているか否かを、監視部で確認し得るプリント板
挿抜工具の保管方法を提供することを目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、図1に図示したように、監視部Bとは離
れた設置部Aに設置された電子機器1と、電子機器1の
架に添設したプリント板の挿抜工具20を収納する収容箱
30と、挿抜工具20を収容箱30に収納することで作動する
収容箱30に設けられたスイッチ60と、監視部B側に設け
られ工具信号回路50を介してスイッチ60に接続された工
具検出部52とを備えた構成とする。
【0025】また図2に例示したように、監視部Bとは
離れた設置部Aに設置された電子機器1と、電子機器1
に障害が発生すると自動的にアラーム回路40が閉じる電
子機器1側に設けたアラーム発信器41と、アラーム回路
40を介してアラーム発信器41に接続された監視部B側に
設けたアラーム受信部42と、監視部Bに設けられた保守
信号受信部47と、保守時に手動で保守信号回路45を閉じ
ることで保守信号受信部47が作動する設置部A側に設け
た保守信号発信スイッチ46と、を備えた電子機器システ
ムにおいて、電子機器1の架に添設した、プリント板の
挿抜工具20を収納する収容箱30と、挿抜工具20を収容箱
30に収納することで作動する、収容箱30に設けられたス
イッチ60と、電子機器1の監視部B側に設けられ工具信
号回路50を介してスイッチ60に接続された工具検出部52
とを備えたものとする。
【0026】そして、保守時にアラーム回路40が開とな
るよう、保守信号発信スイッチ46を接続する。挿抜工具
20が収容箱30に収納されている時に、工具信号回路50が
閉じるようスイッチ60を接続した構成とする。
【0027】或いはまた、図6に例示したように、監視
部Bとは離れた設置部Aに設置された電子機器1と、電
子機器1に障害が発生すると自動的にアラーム回路40が
閉じる電子機器1側に設けたアラーム発信器41と、アラ
ーム回路40を介してアラーム発信器41に接続された監視
部B側に設けたアラーム受信部42と、監視部Bに設けら
れた保守信号受信部47と、保守時に手動で保守信号回路
45を閉じることで保守信号受信部47が作動する設置部A
側に設けた保守信号発信スイッチ46と、を備えた電子機
器システムにおいて、電子機器1の架に添設した、プリ
ント板の挿抜工具20を収納する収容箱30と、挿抜工具20
を収容箱30に収納することで作動する収容箱30に設けら
れた切替スイッチ70と、電子機器1の監視部B側に設け
られ、工具信号回路50を介して切替スイッチ70に接続さ
れた工具検出部52とを備えたものとする。
【0028】そして、切替スイッチ70は、挿抜工具20が
収納されていない時に工具信号回路50が閉じ、挿抜工具
20が収納されている時にアラーム回路40が閉じ得るよう
にアラーム発信器41と直列して接続された構成とする。
【0029】
【作用】本発明によれば、挿抜工具が電子機器の所定の
場所に収納されていると、監視部に設けた工具検出部
に、例えば青ランプが点灯する。
【0030】即ち、監視部で挿抜工具の有無を常時把握
しているので、電子機器の障害発生時に、保守作業者が
設置部に急行して保守作業を直ちに開始することができ
る。請求項2,3のいずれの発明でも、電子機器の障害
発生時以外は、挿抜工具が電子機器の所定の場所に収納
されているか否かを、監視部で確認することができる。
【0031】そして、保守作業者が挿抜工具を使用して
いる時は、当然のこととして工具検出部に挿抜工具が収
容箱に収容されていないことが表示される。しかしその
際は保守信号受信部に保守作業中の表示がされているの
で、監視部では挿抜工具の補充等のことを心配する必要
がない。
【0032】
【実施例】以下図を参照しながら、本発明を具体的に説
明する。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物を示
す。
【0033】図1は本発明の原理を示す図、図2は本発
明の一実施例の構成図、図3の(A),(B) は本発明の実施
例の要所を示す図、図4の(A),(B) は本発明の実施例の
収容箱の断面図、図5は本発明の他の収容箱の断面図で
ある。
【0034】また図6は本発明の他の実施例の構成図、
図7は本発明の他の実施例の収容箱の断面図である。図
1において、1は、監視部Bとは離れた設置部Aに設置
された例えば通信機器等の電子機器である。
【0035】電子機器1は、図8,9に図示したよう
に、多数のプリント板を並列に収容したシェルフを、架
に多段に搭載したものである。20は、詳細を図10に図示
したように、角棒形の本体部の一方の端部にプリント板
をシェルフから抜去する際に使用するピンを設け、他方
の端部にプリント板をシェルフに挿着する際に使用する
2股形梃子部を設けた挿抜工具である。
【0036】30は、上部が開口したほぼ角筒形の収容箱
であって、挿抜工具20を縦に差込むことで、挿抜工具20
が収納される。収容箱30の底部に、挿抜工具20が収納さ
れた時に工具信号回路50が閉じるスイッチ60を装着して
いる。
【0037】このような収容箱30を、電子機器1の架に
取り付けている。52は、監視部Bに設けた工具検出部で
あって、収容箱30に設けたスイッチ60に工具信号回路50
を介して接続している。
【0038】工具検出部52は、挿抜工具20が収容箱30に
収納されている時は、例えば青ランプが点灯するように
なっている。上述のように構成されているので、設置部
Aに設置された電子機器1の所定の位置に、挿抜工具20
が収納されているか否かを、設置部Aとは離れた監視部
で常時把握できる。
【0039】したがって、電子機器の障害発生時に、保
守作業者が設置部に急行し、挿抜工具20を使用して保守
作業を直ちに開始することができる。なお、保守作業者
が挿抜工具20をを取り上げると、工具検出部52の青ラン
プが消えることは勿論のことである。
【0040】図2において、設置部Aに設置した電子機
器1には、障害が発生すると自動的にアラーム回路40が
閉じるアラーム発信器41を設けてある。このアラーム発
信器41は、例えば障害が発生すると発信器のコイルに自
動的に電流が流れ、このことにより発信器のリレーがオ
ンとなるものである。
【0041】また、設置部Aとは離れた場所の監視部B
に、アラーム受信部42を設けアラーム回路40を介してア
ラーム発信器41に接続している。このアラーム受信部42
は、アラーム発信器41が作動しアラーム回路40が閉じる
ことで、例えば警報が鳴ったり、或いは赤ランプが点灯
する等するものである。
【0042】設置部Aには、保守時に保守作業者が手動
で切り換えることで、保守信号回路45が閉じる保守信号
発信スイッチ46を設置している。そして、監視部Bには
保守信号受信部47を設け、保守信号回路45を介して保守
信号発信スイッチ46に接続している。
【0043】この保守信号受信部47は、保守信号回路45
が閉じることで、例えば赤ランプが点灯するものであ
る。一方、電子機器1の架にプリント板の挿抜工具20を
収納する収容箱30を添設して、収容箱30にスイッチ60を
設けてある。
【0044】このスイッチ60は、収容箱30に挿抜工具20
が収納されていると、工具信号回路50が閉じるようなス
イッチである。そして、監視部Bに工具検出部52を設
け、工具信号回路50を介してスイッチ60に接続してい
る。
【0045】このスイッチ60は、挿抜工具20が収容箱30
に収納されている時は、例えば青ランプが点灯するよう
になっている。上述の保守信号発信スイッチ46は切替ス
ッチであって、保守信号発信スイッチ46を操作して保守
信号回路45を閉じると、アラーム回路40が開となるよう
に接続している。
【0046】なお、前述の工具信号回路50のアース線路
はアラーム回路40のアース線路と共通の線路としてい
る。上述のように保守時以外は保守信号発信スイッチ46
がアラーム回路40を閉じるように切り換えられているの
で、電子機器1に障害が発生しアラーム発信器41が作動
すると、監視部Bのアラーム受信部42に障害発生が表示
される。
【0047】そして、保守作業者が設置部Aに行き保守
信号発信スイッチ46を切り換えると、アラーム回路40が
開くと同時に保守信号回路45が閉じるので、監視部Bで
保守作業を実施していることが確認される。
【0048】なお、アラーム回路40が開くと、アラーム
受信部42での障害の表示は消滅するが、保守信号受信部
47で保守中のことが確認されているので、アラーム回路
40が故障した等と心配する必要がない。
【0049】また、保守時に収容箱30から挿抜工具20を
取り出すと、工具検出部52では挿抜工具無しの表示に切
り替わる。しかし、保守信号受信部47で保守中のことが
確認されているので、監視部では挿抜工具の補充等の心
配をする必要がない。
【0050】以下、図3乃至図5を参照しながら収容箱
のスイッチについて詳述する。収容箱30は、合成樹脂等
の絶縁物からなり、挿抜工具20を縦に収納する上部が開
口した角筒形の垂直筒部31と、スイッチ60を収容する角
筒形の水平筒部32とで構成され、図3の(A) に図示した
ようにシェルフ10を搭載した架1Aの正面側に取り付けら
れている。
【0051】スイッチ60は、枢支ピン61を支点として揺
動する揺動板62の一方の端部の上面に設けたほぼ三角柱
形の導電体部材64と、揺動板62がほぼ水平になった時に
導電体部材64の長手方向の左右の側面に当接する一対の
接点ピン66A,66B とから構成されている。
【0052】詳述すると、水平筒部32の両側板を水平に
架橋する枢支ピン61を設け、この枢支ピン61を軸にして
揺動し、導電体部材64とは反対側の端部が垂直筒部31の
底部に位置するように、揺動板62を水平筒部32に装着し
ている。
【0053】一方、導電体部材64に対応するよう、水平
筒部32の両側板のそれぞれにハの字形のガイド孔を設
け、接点ピン66A,66B をこのガイド孔に架橋するように
装着している。
【0054】この接点ピン66A,66B の端部にリードを接
続し、そのリードを工具信号回路50に接続している。し
たがって、挿抜工具20を垂直筒部31に差し込むと、図4
(A) に図示したように、挿抜工具20の下端部が揺動板62
の一方の端部を押下する。
【0055】このことにより揺動板62が水平になるよう
に揺動し、導電体部材64側が持ち上がって導電体部材64
が対向配置された一対の接点ピン66A,66B の間に差し込
まれ、接点ピン66A と接点ピン66B とが導電体部材64を
介して導通状態となる。
【0056】よって、工具信号回路50が閉じるので、工
具検出部52で挿抜工具20が収容箱30に収納されているこ
とが分かる。また、挿抜工具20を収容箱30から取り出す
と、揺動板62は導電体部材64側が重いので、図4(B) に
図示したように、導電体部材64が下がって斜めに傾く。
【0057】したがって、接点ピン66A と接点ピン66B
の導通が絶たれてスイッチ60がオフとなり工具信号回路
50が開く。なお、収容箱に設けるスイッチは、図4に示
したものに限らず、例えば図5に図示したようなもので
も良い。
【0058】図5に示す30-1は、合成樹脂等よりなる有
底円筒形の収容箱であって、底部近傍に収容箱の内に突
出するよう一対の接点部材66A-1,66B-1 を設け、それぞ
れの接点部材66A-1,66B-1 の端部にリードを接続してい
る。
【0059】また、収容箱30-1内に円板状の導電体部材
64-1を挿入し、この導電体部材64-1の下側面を、底板の
中心部に載置したコイルばね69で支えている。したがっ
て、挿抜工具20を収容箱30-1に収納すると、挿抜工具20
の重みにより導電体部材64-1が降下し、一対の接点部材
66A-1 と接点部材66B-1 とが導電体部材64-1を介して導
通状態となる。
【0060】次に図6,図7を参照しながら請求項3の
発明について説明する。図6において、設置部Aに設置
した電子機器1には、障害が発生すると自動的にアラー
ム回路40が閉じるアラーム発信器41を設けてある。
【0061】また、設置部Aとは離れた場所の監視部B
に、アラーム受信部42を設けアラーム回路40を介してア
ラーム発信器41に接続している。設置部Aには、保守時
に保守作業者が手動で切り換えることで、保守信号回路
45が閉じる保守信号発信スイッチ46を設置している。
【0062】そして、監視部Bには保守信号受信部47を
設け、保守信号回路45を介して保守信号発信スイッチ46
に接続している。この保守信号受信部47は、保守信号回
路45が閉じることで、例えば赤ランプが点灯するもので
ある。
【0063】一方、電子機器1の架にプリント板の挿抜
工具20を収納する収容箱30を添設して、収容箱30に切替
スイッチ70を設けてある。この切替スイッチ70は、挿抜
工具20が収容箱30に収納されていない時に工具信号回路
50が閉じ、挿抜工具20が収納されている時にアラーム回
路40が閉じ得るように、アラーム発信器41と直列に接続
されている。
【0064】そして、監視部Bに工具検出部52を設け、
工具信号回路50を介して切替スイッチ70に接続してい
る。この工具検出部52は、工具信号回路50が閉じた時、
即ち収容箱30に挿抜工具20が収納されていない時に、例
えば赤ランプが点灯するものである。
【0065】上述のように挿抜工具20が収容箱30に収納
されている時は、アラーム回路40が閉じ得るように、切
替スイッチ70が接続されているので、電子機器1に障害
が発生しアラーム発信器41が作動すると、監視部Bのア
ラーム受信部42に障害発生が表示される。
【0066】そして、保守作業者が設置部Aに行き保守
信号発信スイッチ46をオンにして、保守信号回路45が閉
じることで、監視部Bで保守作業を実施していることが
確認される。
【0067】また、保守時に収容箱30から挿抜工具20を
取り出すと、工具検出部52では挿抜工具無しの赤ランプ
が点灯するが、保守信号受信部47で保守中のことが確認
されているので、監視部では挿抜工具の補充等の心配を
する必要がない。電子機器1の架に添設した収容箱30の
底部に、切替スイッチ70を装着している。
【0068】以下、図7を参照しながら収容箱のスイッ
チについて詳述する。収容箱30は、合成樹脂等の絶縁物
からなり、挿抜工具20を縦に収納する上部が開口した角
筒形の垂直筒部31と、切替スイッチ70を収容する角筒形
の水平筒部32とで構成されている。
【0069】切替スイッチ70は、枢支ピン71を支点とし
て揺動する揺動板72の一方の端部の上面に設けたほぼ三
角柱形の導電体部材74と、下面側に設けたほぼ三角柱形
の導電体部材74と、揺動板72がほぼ水平になった時に導
電体部材74の長手方向の左右の側面に当接する一対の接
点ピン76A,76B と、揺動板72の接点ピン側が下がった傾
斜した時に導電体部材73の長手方向の左右の側面に当接
する一対の接点ピン75A,75B と、から構成されている。
【0070】詳述すると、水平筒部32の両側板を水平に
架橋する枢支ピン71を設け、この枢支ピン71を軸にして
揺動し、導電体部材とは反対側の端部が垂直筒部31の底
部に位置するように、揺動板72を水平筒部32に装着して
いる。
【0071】一方、導電体部材74に対応するよう、水平
筒部32の両側板のそれぞれにハの字形のガイド孔を設
け、接点ピン76A,76B をこのガイド孔に架橋するように
装着している。
【0072】この接点ピン76A,76B の端部にリードを接
続し、そのリードをアラーム回路40に接続している。ま
た、導電体部材73に対応するよう、水平筒部32の両側板
のそれぞれに逆ハの字形のガイド孔を設け、接点ピン75
A,75B をこのガイド孔に架橋するように装着している。
【0073】この接点ピン75A,75B の端部にリードを接
続し、そのリードを工具信号回路50に接続している。し
たがって、挿抜工具20が収容箱30に収納されている場合
には、図7(A) に図示したように、挿抜工具20の下端部
が揺動板72の一方の端部を押下している。
【0074】このことにより揺動板72が水平になるよう
に揺動し、導電体部材74側が持ち上がって導電体部材74
が対向配置された一対の接点ピン76A,76B の間に差し込
まれ、接点ピン76A と接点ピン76B とが導電体部材74を
介して導通状態となる。
【0075】よって、アラーム回路40が閉じうる状態に
あるので、アラーム発信器41が作動すると、アラーム受
信部42に障害発生が表示される。一方、収容箱30に挿抜
工具20が収納されていない時は、図7(B) に図示したよ
うに、揺動板72は導電体部材73が下がって斜めに傾く。
【0076】したがって、接点ピン75A と接点ピン75B
が導電体部材73を介して導通状態となり、工具信号回路
50が閉じて、工具検出部52に赤ランプが点灯する。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、電子機器
側に挿抜工具を収納する収容箱を設け、その収容箱にス
イッチを装着し、監視部側に設けた工具検出部とスイッ
チとを工具信号回路を介して接続したプリント板挿抜工
具の保管方法であって、プリント板挿抜工具が電子機器
の設置部の所定の場所に保管されているか否かを、電子
機器とは離れた監視部で確認することができ、電子機器
の保守作業を迅速に実施し得るという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を示す図
【図2】 本発明の一実施例の構成図
【図3】 (A),(B) は本発明の実施例の要所を示す図
【図4】 (A),(B) は本発明の実施例の収容箱の断面図
【図5】 本発明の他の収容箱の断面図
【図6】 本発明の他の実施例の構成図
【図7】 本発明の他の実施例の収容箱の断面図
【図8】 電子機器の斜視図
【図9】 (A),(B) はシェルフの図
【図10】 挿抜工具の斜視図
【図11】 挿抜工具の使用を説明する図
【符号の説明】
A 設置部 B 監視部 1 電子機器 10 シェル
フ 11 枠板部材 13 バック
ボード 13A バックボードコネクタ 15 プリン
ト板 15A プリント板コネクタ 20 挿抜工
具 21 本体部 22 ピン 25 2股形梃子部 27 支点ピ
ン 30,30-1 収容箱 40 アラー
ム回路 41 アラーム発信器 42 アラー
ム受信部 45 保守信号回路 46 保守信
号発信スイッチ 47 保守信号受信部 50 工具信
号回路 52 工具検出部 60 スイッ
チ 70 切替スイッチ 62,72 揺動
板 64,64-1,73,74 導電体部材 66A,66B,75A,75B,76A,76B 接点ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視部(B) とは離れた設置部(A) に設置
    された電子機器(1)と、 該電子機器(1) の架に添設した、プリント板の挿抜工具
    (20)を収納する収容箱(30)と、 該挿抜工具(20)を該収容箱(30)に収納することで作動す
    る、該収容箱(30)に設けられたスイッチ(60)と、 該監視部(B) 側に設けられ、工具信号回路(50)を介して
    該スイッチ(60)に接続された工具検出部(52)とを、 備えたことを特徴とするプリント板挿抜工具の保管方
    法。
  2. 【請求項2】 監視部(B) とは離れた設置部(A) に設置
    された電子機器(1)と、 該電子機器(1) に障害が発生すると自動的にアラーム回
    路(40)が閉じる、該電子機器(1) 側に設けたアラーム発
    信器(41)と、 該アラーム回路(40)を介して該アラーム発信器(41)に接
    続され、該監視部(B)側に設けたアラーム受信部(42)
    と、 該監視部(B) に設けられた保守信号受信部(47)と、 保守時に手動で保守信号回路(45)が閉じることで、該保
    守信号受信部(47)が作動する該設置部(A) 側に設けた保
    守信号発信スイッチ(46)と、を備えた電子機器システム
    において、 該電子機器(1) の架に添設した、プリント板の挿抜工具
    (20)を収納する収容箱(30)と、 該挿抜工具(20)を該収容箱(30)に収納することで作動す
    る、該収容箱(30)に設けられたスイッチ(60)と、 該電子機器(1) の監視部(B) 側に設けられ、工具信号回
    路(50)を介して該スイッチ(60)に接続された工具検出部
    (52)とを備え、 保守時にアラーム回路(40)が開となるよう、該保守信号
    発信スイッチ(46)が接続され、 該該スイッチ(60)は、該挿抜工具(20)が収容箱(30)に収
    納されている時に該工具信号回路(50)が閉じるよう、接
    続されたものであることを特徴とするプリント板挿抜工
    具の保管方法。
  3. 【請求項3】 監視部(B) とは離れた設置部(A) に設置
    された電子機器(1)と、 該電子機器(1) に障害が発生すると自動的にアラーム回
    路(40)が閉じる、該電子機器(1) 側に設けたアラーム発
    信器(41)と、 該アラーム回路(40)を介して該アラーム発信器(41)に接
    続され、該監視部(B)側に設けたアラーム受信部(42)
    と、 該監視部(B) に設けられた保守信号受信部(47)と、 保守時に手動で保守信号回路(45)が閉じることで、該保
    守信号受信部(47)が作動する該設置部(A) 側に設けた保
    守信号発信スイッチ(46)と、を備えた電子機器システム
    において、 該電子機器(1) の架に添設した、プリント板の挿抜工具
    (20)を収納する収容箱(30)と、 該挿抜工具(20)を該収容箱(30)に収納することで作動す
    る、該収容箱(30)に設けられた切替スイッチ(70)と、 該電子機器(1) の監視部(B) 側に設けられ、工具信号回
    路(50)を介して該切替スイッチ(70)に接続された工具検
    出部(52)とを備え、 該切替スイッチ(70)は、該挿抜工具(20)が収納されてい
    ない時に該工具信号回路(50)が閉じ、該挿抜工具(20)が
    収納されている時に該アラーム回路(40)が閉じる得るよ
    うに、該アラーム発信器(41)と直列して接続されたもの
    であることを特徴とするプリント板挿抜工具の保管方
    法。
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