JPH06170723A - 熱膨張によるねじれ防止機構 - Google Patents

熱膨張によるねじれ防止機構

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JPH06170723A
JPH06170723A JP11524492A JP11524492A JPH06170723A JP H06170723 A JPH06170723 A JP H06170723A JP 11524492 A JP11524492 A JP 11524492A JP 11524492 A JP11524492 A JP 11524492A JP H06170723 A JPH06170723 A JP H06170723A
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JP
Japan
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plate
upper plate
lower plate
thermal expansion
stud bolt
Prior art date
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Pending
Application number
JP11524492A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukiaki Sasagawa
幸明 笹川
Tsukasa Nakahara
司 中原
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RATSUPU MASTER S F T KK
Original Assignee
RATSUPU MASTER S F T KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】半導体ウエハ等の、高精度平坦面を要求される
研磨加工中の摩擦熱による熱膨張の際に発生する定盤の
ねじれを防止し、加工の高精度を維持する。 【構成】下プレート3の上面に円孔3bを有する上プレ
ート受部3aを膨出形成する。夫々の円孔3bへスタッ
ドボルト4をコイルスプリング4aを介して摺動自在に
貫通させ、上プレート5の螺孔5aへ螺着させる。これ
により定盤と固定部材の熱膨張差を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、半導体ウエ
ハ等の高精度平坦面を要求されるワークのラップ盤又は
ポリッシング盤等の研磨装置の定盤に関するものであ
り、詳しくは、研磨加工中の摩擦熱による熱膨張の際に
発生する定盤のねじれを防止する機構に関するものであ
る。
【0002】
【発明の背景】本発明に係るこの種の半導体ウエハは、
コンピュータ等の電子関連機器、所謂OA機器等の集積
回路に使用されており、その開発は日々進歩しており機
器そのものの小型化に伴う極薄化と、歩留まりの観点か
らのより超高精度の加工精度と、作業性の観点からより
一層の拡径化が要求されてきている。
【0003】
【従来技術とその問題点】一般にシリコン等の半導体ウ
エハは、先ず、シリコン結晶体を一定の厚さにスライシ
ングし、そのスライシングした半導体ウエハを更に所望
の厚さにするために研削加工を行っている。
【0004】通常、研削加工はカップホイールダイヤモ
ンド砥石によって粗研削、仕上研削等に分けて行われて
いるが、昨今要求される半導体ウエハは高精度の平坦精
度と鏡面加工であり、従来のようなカップホイールダイ
ヤモンド砥石で研削するだけでは、半導体ウエハに研削
によるダメージが残り求められる平坦精度に仕上げるの
は不可能と成ってきており、研削加工後に研磨加工が必
要と成りつつある。
【0005】然し乍、従来の研磨装置の定盤は、基盤よ
り立設する回転軸に一体化して形成しており、又、上定
盤と下定盤とを分割したものもあるが、単に上定盤の交
換を容易とするだけのものであり、比較的確りと定盤同
志を密着させて固定しており、前述のような定盤は研磨
加工中に発生する摩擦熱により膨張すると、定盤又は上
定盤と固定部材との間に温度差が発生し、その結果膨張
率が同調できず、定盤が歪に変形、つまり、ねじれるも
のであり、その僅かなねじれのために、研磨加工後の平
坦精度にバラツキがでて均一化が計れない等の問題点を
有していた。
【0006】
【発明の目的】本発明は上記の問題点に鑑みて成された
もので、鋭意研鑚の結果、これらの問題点を一挙に解決
すると共に、広径化、極薄化する半導体ウエハの平坦精
度の向上の要望に対応できる半導体ウエハの研磨装置の
定盤に創達し、これを提供する目的である。
【0007】
【発明の構成】本発明の構成は、回転軸と、下プレート
と、スタッドボルトで固定される上プレートとを具備
し、下プレートの上面へ上プレート受部を膨出形成し、
上プレート受部へは複数の円孔を穿設し、上プレートの
下面へは螺孔を形成すると共に、スタッドボルトへはコ
イルスプリングを捲着し、下プレートの円孔へスタッド
ボルトをコイルスプリングを介して貫通させ上プレート
の螺孔へ螺着させた構成である。
【0008】
【発明の作用】本発明の作用は、下プレートの上面へ上
プレート受部を膨出形成すると共に、スタッドボルトへ
はコイルスプリングを捲着して、該スタッドボルトを下
プレートの複数の円孔へ摺動自在に貫通させ上プレート
の下面の螺孔へ夫々螺着させたことによって、上プレー
トの熱膨張による歪なねじれを防止するものである。
【0009】
【発明の実施例】斯る目的を達成した本発明の研磨装置
を以下実施例の図面によって説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例の説明のための概
要図であり、図2は下プレートの平面図である。
【0011】本発明は、主として、半導体ウエハ等の高
精度平坦面を要求されるワークのラップ盤又はポリッシ
ング盤等の研磨装置の定盤1に関するものであり、詳し
くは、研磨加工中の摩擦熱による熱膨張の際に発生する
定盤1のねじれを防止する機構に関するものであり、該
基盤へ立設させた回転軸2と、該回転軸2の上端へ水平
保持した下プレート3と、該下プレート3の上方へスタ
ッドボルト4で固定される上プレート5とを具備し、前
記下プレート3の上面へ断面矩形状の上面平坦面を有し
たリング状の上プレート受部3aを回転軸2と同心状に
膨出形成し、該上プレート受部3aへはスタッドボルト
4の胴囲を摺動自在に貫通させる複数の円孔3bを当間
隔に穿設し、該夫々の円孔3bと合致する位置の上プレ
ート5の下面へはスタッドボルト4を螺着させる螺孔5
aを夫々形成すると共に、該夫々のスタッドボルト4の
首部へはコイルスプリング4aを捲着し、前記下プレー
ト3の夫々の円孔3bへ前記スタッドボルト4をコイル
スプリング4aを介して摺動自在に貫通させ上プレート
5の螺孔5aへ夫々螺着させたものである。
【0012】即ち、本発明は、昨今要求されるシリコン
等の半導体ウエハの極薄化、拡径化、高精度の平坦加工
に充分に対応できるラップ盤又はポリッシング盤等の研
磨装置の定盤1に関するものであり、更に詳しくは、研
磨加工中の摩擦により発生する摩擦熱で定盤1が熱膨張
し歪にねじれるのを防止する機構に関するものである。
【0013】本発明の研磨装置は下方の基盤より回転軸
2を立設させ、該回転軸2はモーターによって駆動源を
得て機械的な接続により適宜回転しているものであり、
その外域へは該回転軸2を軸受6を介して担持して立設
させるケーシング7を備えたものである。
【0014】前記回転軸2は先端辺へ下プレート3を上
端に水平保持させるために平坦面状のフランジ部2aを
形成し、該フランジ部2aの上方へは小径とした下プレ
ート3の中心に穿設した嵌着穴へ挿通させる軸着部2b
を形成し、前記フランジ部2aと下プレート3を固定用
ボルト8で固定したものである。
【0015】前記下プレート3は中心へ前記回転軸2の
先端の軸着部2bを嵌入させる嵌着穴3cを穿設し、上
面へは回転軸2と同心状のリング状とした断面矩形状の
上面平坦面を有した上プレート受部3aを膨出形成させ
たものであり、該上プレート受部3aへは当間隔に複数
の円孔3bを穿設したものであり、該夫々の円孔3bは
後述するスタッドボルト4を摺動自在に貫通させるもの
であり、図2に図示の実施例では当間隔に八個の円孔3
bを穿設したものである。
【0016】前記スタッドボルト4は先端へ螺合用の螺
子部と、円柱状の胴部と、基端へ螺着用の操作頭部とを
有するものであるが、夫々のスタッドボルト4の首部へ
はコイルスプリング4aを夫々捲着し、前記胴部は下プ
レート3の円孔3bと摺動自在としたものである。
【0017】前記下プレート3の上方へスタッドボルト
4で固定される上プレート5へは前記下プレート3の夫
々の円孔3bと合致する位置へ螺孔5aを夫々形成した
ものである。
【0018】そして、下プレート3を回転軸2の先端へ
嵌着し固定用ボルト8で固定し、下プレート3の夫々の
円孔3bの位置と上プレート5の螺孔5aの位置を合致
させて、下方より首部へコイルスプリング4aを捲着し
たスタッドボルト4を下プレート3の円孔3aを貫通さ
せて上プレート5の螺孔5aへ螺着したものである。
【0018】つまり、下プレート3の上面と上プレート
5の下面との間はリング状の上プレート受部3aの平坦
上面のみを密着させており、スタッドボルト4は上プレ
ート5の螺孔5aに螺着させているものの下プレート3
とは摺動可能と成っており、スタッドボルト4の首部に
捲着されたコイルスプリング4aによって、下プレート
3及び上プレート5の熱膨張によるねじれは吸収される
ものである。
【0018】研磨加工による摩擦熱、又は、研磨盤の各
部材そのものの可動部材と不可動部材とによって発生す
る摩擦熱は夫々の部材に熱伝導され、夫々熱膨張する
が、上プレート5に関しては外周方向と上方向に膨張す
るものであるが、外周方向の熱膨張は下プレート3の上
面へ膨出形成した上プレート受部3aの上面平坦面を上
プレート5の下面がスライドすることによって歪の変
形、つまり、ねじれは防止でき、上方向の熱膨張はスタ
ッドボルト4に捲着したコイルスプリング4aによって
吸収されるものであり、上プレート5はねじれること無
く熱膨張するものであって、上プレート5と下プレート
3との夫々の温度差による膨張変形によるねじれ、及
び、上プレート5と下プレート3との夫々の外周縁での
熱膨張による接触は皆無となるものである。
【0018】
【発明の効果】本発明の前述構成により、半導体ウエハ
等の研磨加工等によって発生する熱によって僅かに熱膨
張する上プレートの歪な変形、つまり、ねじれを皆無と
したものであって、熱膨張しても上プレートの上面を平
坦状に保持でき、加工精度を向上させたものであり、加
工後の半導体ウエハの平坦精度にむらがなく、高精度の
加工精度を安定して維持できる画期的なものである。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例の説明のための概要図
である。
【図2】図2は下プレートの平面図である。
【0020】
【符号の説明】
1 定盤 2 回転軸 2a フランジ部 2b 軸着部 3 下プレート 3a 上プレート受部 3b 円孔 3c 嵌着穴 4 スタッドボルト 4a コイルスプリング 5 上プレート 5a 螺孔 6 軸受 7 ケーシング 8 固定用ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体ウエハ等を研磨加工する装置の定盤
    の熱膨張によるねじれの防止機構であって、基盤へ立設
    させた回転軸と、該回転軸の上端へ水平保持した下プレ
    ートと、該下プレートの上方へスタッドボルトで固定さ
    れる上プレートとを具備し、前記下プレートの上面へ断
    面矩形状の上面平坦面を有したリング状の上プレート受
    部を回転軸と同心状に膨出形成し、該上プレート受部へ
    はスタッドボルトの胴囲を摺動自在に貫通させる複数の
    円孔を当間隔に穿設し、該夫々の円孔と合致する位置の
    上プレートの下面へはスタッドボルトを螺着させる螺孔
    を夫々形成すると共に、該夫々のスタッドボルトの首部
    へはコイルスプリングを捲着し、前記下プレートの夫々
    の円孔へ前記スタッドボルトをコイルスプリングを介し
    て摺動自在に貫通させ上プレートの螺孔へ夫々螺着させ
    たことを特徴とする熱膨張によるねじれ防止機構。
JP11524492A 1992-04-09 1992-04-09 熱膨張によるねじれ防止機構 Pending JPH06170723A (ja)

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JP11524492A JPH06170723A (ja) 1992-04-09 1992-04-09 熱膨張によるねじれ防止機構

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107030944A (zh) * 2016-12-30 2017-08-11 桂林电器科学研究院有限公司 一种用于塑料薄膜拉伸生产线的保温箱结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107030944A (zh) * 2016-12-30 2017-08-11 桂林电器科学研究院有限公司 一种用于塑料薄膜拉伸生产线的保温箱结构

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