JPH0617029A - 微細スポンジ構造を有する水膨張性シール材の製造法及び同水膨張性シール材 - Google Patents
微細スポンジ構造を有する水膨張性シール材の製造法及び同水膨張性シール材Info
- Publication number
- JPH0617029A JPH0617029A JP19755192A JP19755192A JPH0617029A JP H0617029 A JPH0617029 A JP H0617029A JP 19755192 A JP19755192 A JP 19755192A JP 19755192 A JP19755192 A JP 19755192A JP H0617029 A JPH0617029 A JP H0617029A
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- JP
- Japan
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- water
- sealing material
- unvulcanized rubber
- inner layer
- layer
- Prior art date
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- Pending
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- Sealing Material Composition (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 均一微細なスポンジ構造を有する水膨張シー
ル材を提供する。 【構成】 水溶性モノマーをアゾ系ラジカル重合開始剤
及び未加硫ゴムと共に混練し、押出予備成形したのち、
蒸気加硫缶で加硫成形することにより、前記水溶性モノ
マーを前記未加硫ゴムにグラフト重合させ、軟質微細ス
ポンジ層よりなる内層10と軟質スキン層即ち軟質外層
10よりなる均一微細なスポンジ構造を有する水膨張性
シール材を得る。
ル材を提供する。 【構成】 水溶性モノマーをアゾ系ラジカル重合開始剤
及び未加硫ゴムと共に混練し、押出予備成形したのち、
蒸気加硫缶で加硫成形することにより、前記水溶性モノ
マーを前記未加硫ゴムにグラフト重合させ、軟質微細ス
ポンジ層よりなる内層10と軟質スキン層即ち軟質外層
10よりなる均一微細なスポンジ構造を有する水膨張性
シール材を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、均一な微細スポンジ構
造を有する水膨張性シール材の製造法及び同水膨張性シ
ール材に関するものである。
造を有する水膨張性シール材の製造法及び同水膨張性シ
ール材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高吸水性樹脂と未加硫スポンジゴムとを
混練成形することよりなる水膨張性スポンジ製造法は知
られている。
混練成形することよりなる水膨張性スポンジ製造法は知
られている。
【0003】しかしながら、上記従来の製造法では、均
一な微細スポンジ構造を有する水膨張性シール材を製造
出来ないと言う問題点がある。
一な微細スポンジ構造を有する水膨張性シール材を製造
出来ないと言う問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の水膨張性シール材の製造法は、均一な微細
スポンジ構造を有する水膨張性シール材を提供出来ない
ことである。
点は、従来の水膨張性シール材の製造法は、均一な微細
スポンジ構造を有する水膨張性シール材を提供出来ない
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る微細スポン
ジ構造を有する水膨張性シール材の製造法は、水溶性モ
ノマーをアゾ系ラジカル重合開始剤及び未加硫ゴムと共
に混練し、押出予備成形したのち、蒸気加硫缶で加硫成
形することにより、前記水溶性モノマーを前記未加硫ゴ
ムにグラフト重合させることを特徴としている。
ジ構造を有する水膨張性シール材の製造法は、水溶性モ
ノマーをアゾ系ラジカル重合開始剤及び未加硫ゴムと共
に混練し、押出予備成形したのち、蒸気加硫缶で加硫成
形することにより、前記水溶性モノマーを前記未加硫ゴ
ムにグラフト重合させることを特徴としている。
【0006】また、この発明に係る水膨張性シール材
は、外層をソリッド材とし且つ内層をスポンジ材とした
水膨張性シール材において、外層20を内層10より軟
質に形成してある。
は、外層をソリッド材とし且つ内層をスポンジ材とした
水膨張性シール材において、外層20を内層10より軟
質に形成してある。
【0007】
【実施例】実施例について説明すると、スチレンスルホ
ン酸ソーダ(東ソー製スピノマーNaSS)・ポリエチ
レングリコールジメタアクリレート(日本油脂製ブレン
マーPDE)等の水溶性モノマーを、2,2’アゾビス
(2−メチルブチロニトリル:和光純薬製V−59)・
1,1’アゾビス(1−シクロヘキサンカルボニトリ
ル:和光純薬製V−40)等のアゾ系ラジカル重合開始
剤、未加硫ゴムとして、NBR・CR等の極性を有する
ジエン系未加硫ゴム、その他DOP等の可塑剤・シリカ
等の充填剤等と共に混練し、押出機により予備成形した
のち、蒸気加硫缶で加硫成形することにより、前記水溶
性モノマーと前記未加硫ゴムとをグラフト重合させる。
ン酸ソーダ(東ソー製スピノマーNaSS)・ポリエチ
レングリコールジメタアクリレート(日本油脂製ブレン
マーPDE)等の水溶性モノマーを、2,2’アゾビス
(2−メチルブチロニトリル:和光純薬製V−59)・
1,1’アゾビス(1−シクロヘキサンカルボニトリ
ル:和光純薬製V−40)等のアゾ系ラジカル重合開始
剤、未加硫ゴムとして、NBR・CR等の極性を有する
ジエン系未加硫ゴム、その他DOP等の可塑剤・シリカ
等の充填剤等と共に混練し、押出機により予備成形した
のち、蒸気加硫缶で加硫成形することにより、前記水溶
性モノマーと前記未加硫ゴムとをグラフト重合させる。
【0008】さらに具体例により説明すると、 未加硫ゴム(NBR230SL) 100重量部 st/acid 2重量部 充填剤(シリカ) 10重量部 可塑剤(DOP) 30重量部 水溶性モノマー(スピノマーNaSS) 80重量部 アゾ系ラジカル重合開始剤(V−40) 0.8重量部 老化防止剤MB(17ラックMB) 3重量部 の配合のものを混練し、押出予備成形後、150℃・2
〜6気圧(好ましくは5気圧)の蒸気加硫缶で15分間
蒸気加硫することにより、アゾ系ラジカル重合開始剤
(V−40)が発泡剤としても作用し、気泡径50〜2
00ミクロン(5気圧の場合、50ミクロン)の均一な微細スポ
ンジ構造を有する水膨張性シール材を得た。
〜6気圧(好ましくは5気圧)の蒸気加硫缶で15分間
蒸気加硫することにより、アゾ系ラジカル重合開始剤
(V−40)が発泡剤としても作用し、気泡径50〜2
00ミクロン(5気圧の場合、50ミクロン)の均一な微細スポ
ンジ構造を有する水膨張性シール材を得た。
【0009】なお、これによって得られたシール材は、
図1に示すように、微細スポンジ構造を有するHs=5
5度の硬質微細スポンジ層よりなる内層10の表面にH
s=47度の軟質スキン層即ち軟質外層20を形成し、
コンクリートへの馴染みがよくなり、且つ水膨張圧が高
くなって、シール性にすぐれる。したがって本発明方法
により一層の物を押出又は加工製造することによって、
2層の物を作ることが出来、かつ外層を内層より軟質な
層とするとができる。
図1に示すように、微細スポンジ構造を有するHs=5
5度の硬質微細スポンジ層よりなる内層10の表面にH
s=47度の軟質スキン層即ち軟質外層20を形成し、
コンクリートへの馴染みがよくなり、且つ水膨張圧が高
くなって、シール性にすぐれる。したがって本発明方法
により一層の物を押出又は加工製造することによって、
2層の物を作ることが出来、かつ外層を内層より軟質な
層とするとができる。
【0010】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるため、
均一微細なスポンジ構造を有する水膨張性シール材が得
られる。
均一微細なスポンジ構造を有する水膨張性シール材が得
られる。
【図1】本発明の実施例を示す水膨張性シール材の斜視
図である。
図である。
10 内層 20 外層
Claims (2)
- 【請求項1】 水溶性モノマーをアゾ系ラジカル重合開
始剤及び未加硫ゴムと共に混練し、押出予備成形したの
ち、蒸気加硫缶で加硫成形することにより、前記水溶性
モノマーを前記未加硫ゴムにグラフト重合させることを
特徴とする微細スポンジ構造を有する水膨張性シール材
の製造法。 - 【請求項2】 外層をソリッド材とし且つ内層をスポン
ジ材とした水膨張性シール材において、外層(20)を
内層(10)より軟質に形成したことを特徴とする水膨
張性シール材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19755192A JPH0617029A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 微細スポンジ構造を有する水膨張性シール材の製造法及び同水膨張性シール材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19755192A JPH0617029A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 微細スポンジ構造を有する水膨張性シール材の製造法及び同水膨張性シール材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617029A true JPH0617029A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=16376373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19755192A Pending JPH0617029A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 微細スポンジ構造を有する水膨張性シール材の製造法及び同水膨張性シール材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617029A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009242623A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Sekisui Chem Co Ltd | シール材 |
WO2012138205A2 (ko) * | 2011-04-08 | 2012-10-11 | 경상대학교 산학협력단 | 수팽창재를 이용한 밀폐용 패킹 부재 |
CN108276723A (zh) * | 2018-01-29 | 2018-07-13 | 中国科学院长春应用化学研究所 | 一种油气阻断封堵材料 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP19755192A patent/JPH0617029A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009242623A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Sekisui Chem Co Ltd | シール材 |
WO2012138205A2 (ko) * | 2011-04-08 | 2012-10-11 | 경상대학교 산학협력단 | 수팽창재를 이용한 밀폐용 패킹 부재 |
WO2012138205A3 (ko) * | 2011-04-08 | 2013-01-10 | 경상대학교 산학협력단 | 수팽창재를 이용한 밀폐용 패킹 부재 |
CN108276723A (zh) * | 2018-01-29 | 2018-07-13 | 中国科学院长春应用化学研究所 | 一种油气阻断封堵材料 |
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