JPH06170277A - 空気清浄装置 - Google Patents
空気清浄装置Info
- Publication number
- JPH06170277A JPH06170277A JP32186792A JP32186792A JPH06170277A JP H06170277 A JPH06170277 A JP H06170277A JP 32186792 A JP32186792 A JP 32186792A JP 32186792 A JP32186792 A JP 32186792A JP H06170277 A JPH06170277 A JP H06170277A
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- JP
- Japan
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- corona discharge
- charged
- air
- droplet
- liquid drop
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、大気中の粒子状汚染質とガス状汚
染質を同時に除去することのできる空気清浄装置を提供
することを目的とする。 【構成】 粒子状汚染質とガス状汚染質とを含む汚染大
気をコロナ放電で荷電するコロナ放電部と、対象ガスを
溶解する溶液を霧化液滴とし、更に前記コロナ放電部で
荷電した汚染大気の電荷とは逆の電荷に荷電する荷電液
滴発生部と、電荷により液滴を吸引分離する液滴分離部
と、前記液滴分離部で分離した液滴を収容する液滴集合
槽と、前記コロナ放電部に汚染大気を供給する送風機と
を具えたことを特徴とする空気清浄装置。
染質を同時に除去することのできる空気清浄装置を提供
することを目的とする。 【構成】 粒子状汚染質とガス状汚染質とを含む汚染大
気をコロナ放電で荷電するコロナ放電部と、対象ガスを
溶解する溶液を霧化液滴とし、更に前記コロナ放電部で
荷電した汚染大気の電荷とは逆の電荷に荷電する荷電液
滴発生部と、電荷により液滴を吸引分離する液滴分離部
と、前記液滴分離部で分離した液滴を収容する液滴集合
槽と、前記コロナ放電部に汚染大気を供給する送風機と
を具えたことを特徴とする空気清浄装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体製造産業、食品製
造産業、医薬品製造産業等で使用されるクリーンエア製
造装置、或は大気汚染の原因となる工業排出物、バイオ
関連排出物、原子力関連排出物の除去装置等に用いられ
る空気清浄装置に関する。
造産業、医薬品製造産業等で使用されるクリーンエア製
造装置、或は大気汚染の原因となる工業排出物、バイオ
関連排出物、原子力関連排出物の除去装置等に用いられ
る空気清浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の大気汚染質除去装置としては、粒
子状汚染質に対して主に、エアフィルタ、電気集塵器
(静電分離器)、など、ガス状汚染質に対しては主にス
プレー洗浄方法、活性炭等の吸着材吸収法などがある。
子状汚染質に対して主に、エアフィルタ、電気集塵器
(静電分離器)、など、ガス状汚染質に対しては主にス
プレー洗浄方法、活性炭等の吸着材吸収法などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の汚染質除去装置
では、大気(空気)中の粒子状汚染質とガス状汚染質の
除去がそれぞれ別の装置で取扱われ、一台の装置による
粒子状汚染質とガス状汚染質の同時除去が難しく、装置
容積が大きくなる等の問題があった。本発明は、大気中
の粒子状汚染質とガス状汚染質を同時に除去することの
できる空気清浄装置を提供することを目的とするもので
ある。
では、大気(空気)中の粒子状汚染質とガス状汚染質の
除去がそれぞれ別の装置で取扱われ、一台の装置による
粒子状汚染質とガス状汚染質の同時除去が難しく、装置
容積が大きくなる等の問題があった。本発明は、大気中
の粒子状汚染質とガス状汚染質を同時に除去することの
できる空気清浄装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】まず、汚染質(粒子状、
ガス状)を含む大気をコロナ放電で荷電する。次に対象
とするガスを吸収する溶液を荷電〔大気の荷電符号とは
反対とする。大気が正(プラス)であれば溶液は負(マ
イナス)、大気が負(マイナス)であれば溶液は正(プ
ラス)とする。〕して霧化し、上記の荷電した大気と混
合し、その後に、大気中より霧化液滴を平等電界発生装
置等の液滴分離器で分離する。
ガス状)を含む大気をコロナ放電で荷電する。次に対象
とするガスを吸収する溶液を荷電〔大気の荷電符号とは
反対とする。大気が正(プラス)であれば溶液は負(マ
イナス)、大気が負(マイナス)であれば溶液は正(プ
ラス)とする。〕して霧化し、上記の荷電した大気と混
合し、その後に、大気中より霧化液滴を平等電界発生装
置等の液滴分離器で分離する。
【0005】
【作用】大気中の粒子状汚染質はコロナ放電で電荷を持
っているため、汚染質と反対符号を持つ溶液の霧化液滴
とクーロン力で引き合い、液滴表面に付着する。また、
大気中のガス状汚染質(水溶性ガス)は液滴表面に接触
し、液滴中に溶けこむ。粒子状汚染質とガス状汚染質を
取込んだ液滴を除去することにより、汚染空気(大気)
が浄化される。
っているため、汚染質と反対符号を持つ溶液の霧化液滴
とクーロン力で引き合い、液滴表面に付着する。また、
大気中のガス状汚染質(水溶性ガス)は液滴表面に接触
し、液滴中に溶けこむ。粒子状汚染質とガス状汚染質を
取込んだ液滴を除去することにより、汚染空気(大気)
が浄化される。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図1,図2について説明す
る。粒子状汚染質とガス状汚染質を含む汚染大気1を送
風機2で吸込み、清浄装置本体3へ送る。装置本体3内
では、まずコロナ放電部4において、粒子状汚染質が負
コロナで、負(マイナス)に滞電する。次に荷電液滴発
生部5では、溶液(ガス状汚染質吸収用)が正電荷を持
つ様霧化(微粒化)され、汚染大気と混合する。なお、
荷電液滴発生部5での溶液微粒化には、スプレーノズ
ル、あるいは、超音波加湿器等を用いる。
る。粒子状汚染質とガス状汚染質を含む汚染大気1を送
風機2で吸込み、清浄装置本体3へ送る。装置本体3内
では、まずコロナ放電部4において、粒子状汚染質が負
コロナで、負(マイナス)に滞電する。次に荷電液滴発
生部5では、溶液(ガス状汚染質吸収用)が正電荷を持
つ様霧化(微粒化)され、汚染大気と混合する。なお、
荷電液滴発生部5での溶液微粒化には、スプレーノズ
ル、あるいは、超音波加湿器等を用いる。
【0007】汚染大気と霧化液滴が混合すると、負電荷
を持つ粒子状汚染質と正電荷を持つ液滴がクーロン力で
引き合い、粒子状汚染質は、液滴表面に付着する。ま
た、ガス状汚染質は液滴表面に接触し、液滴中に取込ま
れる。図2に上記プロセスを模式的に示す。コロナ放電
部4では、粒子状汚染質と負イオンが衝突し、粒子状汚
染質は負に滞電する。荷電液滴発生部5では、正に滞電
した液滴に、粒子状汚染質とガス状汚染質が取込まれ
る。
を持つ粒子状汚染質と正電荷を持つ液滴がクーロン力で
引き合い、粒子状汚染質は、液滴表面に付着する。ま
た、ガス状汚染質は液滴表面に接触し、液滴中に取込ま
れる。図2に上記プロセスを模式的に示す。コロナ放電
部4では、粒子状汚染質と負イオンが衝突し、粒子状汚
染質は負に滞電する。荷電液滴発生部5では、正に滞電
した液滴に、粒子状汚染質とガス状汚染質が取込まれ
る。
【0008】なお、荷電液滴発生部5では、荷電液滴に
粒子状汚染質が付着したときに、電気的に中和しない様
に液滴荷電量(正荷電量)を多くしておく。粒子状とガ
ス状汚染質を取り込んだ液滴は、まだ正に滞電している
ため、液滴分離部(平等電界発生部)6において、クー
ロン力が負極7へ引きよせられ、分離される。
粒子状汚染質が付着したときに、電気的に中和しない様
に液滴荷電量(正荷電量)を多くしておく。粒子状とガ
ス状汚染質を取り込んだ液滴は、まだ正に滞電している
ため、液滴分離部(平等電界発生部)6において、クー
ロン力が負極7へ引きよせられ、分離される。
【0009】汚染質を除去された大気は、クリーンエア
(浄化空気、大気)8として装置本体3より排出され
る。液滴分離部6で分離された液滴は、汚染溶液として
液滴集合槽9に集め、汚染溶液浄化装置10で処理さ
れ、不純物(粒子状汚染質とガス状汚染質の化合物)を
取除いた上で、荷電液滴発生部5へ送り、再利用され
る。
(浄化空気、大気)8として装置本体3より排出され
る。液滴分離部6で分離された液滴は、汚染溶液として
液滴集合槽9に集め、汚染溶液浄化装置10で処理さ
れ、不純物(粒子状汚染質とガス状汚染質の化合物)を
取除いた上で、荷電液滴発生部5へ送り、再利用され
る。
【0010】荷電液滴に使用する溶液は、除去対象のガ
ス状汚染質を溶かし易い液体を用いる。水溶性ガス状汚
染質については、純水を用いることがてきる。
ス状汚染質を溶かし易い液体を用いる。水溶性ガス状汚
染質については、純水を用いることがてきる。
【0011】
【発明の効果】本発明による空気清浄装置は、粒子状汚
染質とガス状汚染質とを含む汚染大気をコロナ放電で荷
電するコロナ放電部と、対象ガスを溶解する溶液を霧化
液滴とし、更に前記コロナ放電部で荷電した汚染大気の
電荷とは逆の電荷に荷電する荷電液滴発生部と、電荷に
より液滴を吸引分離する液滴分離部と、前記液滴分離部
で分離した液滴を収容する液滴集合槽と、前記コロナ放
電部に汚染大気を提供する送風機とを具えたことによ
り、次の効果を有する。
染質とガス状汚染質とを含む汚染大気をコロナ放電で荷
電するコロナ放電部と、対象ガスを溶解する溶液を霧化
液滴とし、更に前記コロナ放電部で荷電した汚染大気の
電荷とは逆の電荷に荷電する荷電液滴発生部と、電荷に
より液滴を吸引分離する液滴分離部と、前記液滴分離部
で分離した液滴を収容する液滴集合槽と、前記コロナ放
電部に汚染大気を提供する送風機とを具えたことによ
り、次の効果を有する。
【0012】大気中の粒子状及びガス状汚染質が液滴に
それぞれ付着、吸収され、その液滴が静電効果により大
気中から除去されるため、大気中の汚染物質である粒子
状汚染質とガス状汚染質の同時除去が可能となる。更に
この除去装置のコンパクト化、低コスト化が図れる。
それぞれ付着、吸収され、その液滴が静電効果により大
気中から除去されるため、大気中の汚染物質である粒子
状汚染質とガス状汚染質の同時除去が可能となる。更に
この除去装置のコンパクト化、低コスト化が図れる。
【図1】本発明の実施例の構成図である。
【図2】本発明による汚染質除去プロセスを示す模式図
である。
である。
2 送風機 3 清浄装置本体 4 コロナ放電部 5 荷電液滴発生部 6 液滴分離部 9 液滴集合槽
Claims (1)
- 【請求項1】 粒子状汚染質とガス状汚染質とを含む汚
染大気をコロナ放電で荷電するコロナ放電部と、対象ガ
スを溶解する溶液を霧化液滴とし、更に前記コロナ放電
部で荷電した汚染大気の電荷とは逆の電荷に荷電する荷
電液滴発生部と、電荷により液滴を吸引分離する液滴分
離部と、前記液滴分離部で分離した液滴を収容する液滴
集合槽と、前記コロナ放電部に汚染大気を供給する送風
機とを具えたことを特徴とする空気清浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32186792A JPH06170277A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 空気清浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32186792A JPH06170277A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 空気清浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06170277A true JPH06170277A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18137298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32186792A Withdrawn JPH06170277A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 空気清浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06170277A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005349272A (ja) * | 2004-06-09 | 2005-12-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 除塵装置 |
JP2015020094A (ja) * | 2013-07-17 | 2015-02-02 | シャープ株式会社 | 空気清浄化装置および空気清浄化方法 |
JP2017000927A (ja) * | 2015-06-08 | 2017-01-05 | 株式会社インターアクション | 微粒子除去処理装置及び微粒子除去処理方法 |
KR102099565B1 (ko) * | 2018-10-02 | 2020-04-09 | 주식회사 애니텍 | 용액의 수위확인이 가능한 용액 분무장치 및 이를 이용한 정전분무 발생 시스템 |
KR102099564B1 (ko) * | 2018-10-02 | 2020-04-09 | 주식회사 애니텍 | 병렬구조를 갖는 고전압 기반의 정전분무 발생장치 |
KR20220038917A (ko) * | 2020-09-21 | 2022-03-29 | 한국기계연구원 | 음파 가스 처리장치 |
-
1992
- 1992-12-01 JP JP32186792A patent/JPH06170277A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005349272A (ja) * | 2004-06-09 | 2005-12-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 除塵装置 |
JP2015020094A (ja) * | 2013-07-17 | 2015-02-02 | シャープ株式会社 | 空気清浄化装置および空気清浄化方法 |
JP2017000927A (ja) * | 2015-06-08 | 2017-01-05 | 株式会社インターアクション | 微粒子除去処理装置及び微粒子除去処理方法 |
KR102099565B1 (ko) * | 2018-10-02 | 2020-04-09 | 주식회사 애니텍 | 용액의 수위확인이 가능한 용액 분무장치 및 이를 이용한 정전분무 발생 시스템 |
KR102099564B1 (ko) * | 2018-10-02 | 2020-04-09 | 주식회사 애니텍 | 병렬구조를 갖는 고전압 기반의 정전분무 발생장치 |
KR20220038917A (ko) * | 2020-09-21 | 2022-03-29 | 한국기계연구원 | 음파 가스 처리장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000201 |