JPH06170141A - 乾式エアフィルタのフィルタエレメント - Google Patents

乾式エアフィルタのフィルタエレメント

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JPH06170141A
JPH06170141A JP35092892A JP35092892A JPH06170141A JP H06170141 A JPH06170141 A JP H06170141A JP 35092892 A JP35092892 A JP 35092892A JP 35092892 A JP35092892 A JP 35092892A JP H06170141 A JPH06170141 A JP H06170141A
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JP
Japan
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main body
filter
plate
end plates
element main
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Pending
Application number
JP35092892A
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English (en)
Inventor
Kenji Kunimoto
憲二 国本
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SOOGO KK
Original Assignee
SOOGO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筒状のエレメント主体の両端に弾性発泡体製
のエンドプレートが装着してある、乾式のエアフィルタ
用のフィルタエレメントにおいて、エンドプレートとエ
レメント主体の固定構造を改良することにより、フィル
タエレメントを能率良く安価に製造する。 【構成】 第1エンドプレート2および第2エンドプレ
ート3のそれぞれを、射出成形機で予め発泡成形してお
く。エレメント主体1を組み上げた後、その両端に両エ
ンドプレート2・3を接着固定する。 【効果】 従来は、エレメント主体をエンドプレートに
インサート固定するための多数個の金型やコンベア、発
泡用の加熱炉が不可欠であったが、これらの設備が不要
となる。エンドプレートを予め成形しておき、これを接
着するだけであるので、形状および機能不良を生じるこ
となく能率良くフィルタエレメントを製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、乾式のエアフィルタ
に適用されるフィルタエレメントに関し、とくに筒状の
エレメント主体の両端に弾性発泡体で形成したエンドプ
レートが装着してあるフィルタエレメントを対象とす
る。
【0002】
【従来の技術】通常のフィルタエレメントは、円筒状の
エレメント主体とその上下両端を塞ぐ板金製のエンドプ
レートで形成してあり、シールリングやクッション材を
介してフィルタケースに組み込まれる。この種のフィル
タエレメントでは、濾紙の保形材として、内筒、外筒と
一対のエンドプレートが必要であり、さらにシールリン
グやクッション材が不可欠であるため、エアフィルタの
構造が複雑化し、そのコストが高く付く。
【0003】そこで構造が簡素化された最近のエアフィ
ルタでは、エレメント主体の両端をシール材やクッショ
ン材を兼ねるエンドプレートで閉塞したフィルタエレメ
ントが用いられつつある。図5において、この種のフィ
ルタエレメントは、円筒状のエレメント主体21の一端
を第1エンドプレート22で閉塞し、他端の内外筒間の
空間を第2エンドプレート23で閉塞している。エレメ
ント主体21はエキスパンドメタル製の外筒24と、パ
ンチングメタル製の内筒25を有し、両筒24・25間
に濾紙26が装填してある。両エンドプレート22・2
3はそれぞれ塩化ビニール発泡体などの弾性発泡体で形
成されており、振動吸収用の緩衝体と、区室の気密状態
を維持するシール材を兼ねている。第2エンドプレート
23は濾過後の空気取り出しのためにドーナツ形に形成
してある。上記の構造のフィルタエレメントを製造する
について、従来は各エンドプレート22・23の発泡成
形時にエレメント主体21を金型27・28・29に装
着して、その端部を片側ずつエンドプレート22・23
にインサート固定する形態を採っていた(文献不詳)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにエレメン
ト主体をエンドプレートにインサート固定する形態で
は、フィルタエレメントを連続生産するについて、多数
個の金型を用意する必要があり、生産のための設備費用
が高く付く。これは、エレメント主体が組み付けられた
金型をコンベアで送りながら、成形材料の注型や発泡の
ための加熱処理を行うからであり、さらに第1エンドプ
レートと第2エンドプレート用の金型の一群を、それぞ
れ個別に用意する必要があるからである。金型をエレメ
ント主体ごと移送するので、嵩張る不利もある。エレメ
ント主体をインサートする関係で、発泡法が常圧発泡法
に制約されるため、成形に長い時間を要し、さらに成形
不良を生じやすい不利もあり、総体に生産性が低い。
【0005】この発明の目的は、エレメント主体の両端
にシール材やクッション材を兼ねるエンドプレートが装
着してあるフィルタエレメントを、大掛りな製造設備を
用いる必要もなく、短時間で能率良く生産できるように
し、その製造コストを減少することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のフィルタエレ
メントは、内筒4と外筒5、および両筒4・5間に装填
される濾紙6を含むエレメント主体1と、シール材およ
び緩衝材を兼ねてエレメント主体1の両端に装着される
第1エンドプレート2および第2エンドプレート3を備
えており、両エンドプレート2・3が弾性発泡材を素材
にして成形機で発泡成形されていること、両エンドプレ
ート2・3のそれぞれがエレメント主体1に接着固定し
てあることを特徴とする。具体的には第2エンドプレー
ト3を、外筒5に外嵌する輪状の外リップ13と、内筒
4に内嵌する輪状の内リップ14と、両リップ13・1
4を接続するプレート主壁12と、プレート主壁12の
内面に接着固定した補強板15とで構成する。
【0007】
【作用】この発明では、予め成形機によって第1・第2
エンドプレート2・3を発泡成形しておく。そのうえで
各エンドプレート2・3をエレメント主体1に対して接
着固定する。こうした組付形態によれば、エレメント主
体1をインサート固定するための多数個の金型やコンベ
アライン、および発泡用の加熱炉などの生産設備を省略
できる。両エンドプレート2・3のそれぞれを、成形機
によって大量にしかも正確に成形できる。
【0008】
【発明の効果】この発明では、成形機で第1・第2エン
ドプレート2・3を発泡成形し、これらをエレメント主
体1に接着固定してフィルタエレメントを形成した。従
って、エレメント主体がエンドプレートにインサート固
定してある従来のフィルタエレメントに比べて、より簡
単な設備でフィルタエレメントを能率良く製造できるこ
と、単位時間当たりの製造個数を増加できること、両エ
ンドプレート2・3をエレメント主体1と一体化するに
ついて、両エンドプレート2・3の形状不良や機能不良
を生じる余地がないことなどの特長を有し、全体として
フィルタエレメントを製造する際の生産性を向上し、そ
の製造コストを十分に減少できる。
【0009】
【実施例】図1ないし図4はこの発明に係るフィルタエ
レメントの実施例を示す。図2および図3においてフィ
ルタエレメントは、円筒状のエレメント主体1と、その
下端および上端に装着固定した第1エンドプレート2お
よび第2エンドプレート3からなる。エレメント主体1
は、パンチングメタルで形成した円筒状の内筒4と、エ
キスパンドメタルで形成した円筒状の外筒5と、両筒4
・5間に装填した濾紙6とで構成する。濾紙6は長尺の
濾紙材を内外に連続して折り返えして断面放射形状に形
成してある。
【0010】エレメント主体1の上下端を塞いで、内筒
4と外筒5との間に濾紙室を区画し、さらに濾紙6より
内側の内気室を区画するために、第1・第2エンドプレ
ート2・3が設けてある。両エンドプレート2・3は、
それぞれシール材および緩衝材を兼ねており、射出成形
機あるいは圧縮成形機によって発泡成形する。その形成
材料としては、発泡天然ゴムや発泡塩化ビニルなどの弾
性に富む発泡材を用いる。
【0011】図4において、第1エンドプレート2は、
エレメント主体1の下端面の全体を塞ぐ円盤状のプレー
ト主壁8を有し、その周壁から外筒5に外嵌する輪状の
外リップ9を突設し、プレート主壁8の上面壁の中央寄
りに内筒4に内嵌する内リップ10を突設する。さらに
プレート主壁8の下面側の三個所に緩衝突起11を一体
に突設する。プレート主壁8の内リップ10で囲まれた
部分の肉厚は他よりぶ厚く形成する。
【0012】図3において、第2エンドプレート3は、
エレメント主体1の濾紙室端を塞ぐドーナツ形のプレー
ト主壁12と、プレート主壁12の外縁および内縁から
それぞれ突設した外リップ13および内リップ14と、
プレート主壁12の内面に接着固定される補強板15と
からなる。プレート主壁12の上面側の三個所に緩衝突
起16を一体に形成する。内リップ14はエアフィルタ
の給気パイプ用のシール材を兼ねている。そのために内
リップ14の全体の肉厚を他よりぶ厚く形成し、その内
面上半部に段階状のテーパー面からなるシール部17を
設けている。補強板15は鋼板をドーナツ形にプレス成
形して形成し、その内縁および外縁のそれぞれに嵌合壁
18・19を折り起こす。補強板15とプレート主壁1
2とは例えば瞬間接着剤で接着する。
【0013】フィルタエレメントを組み立てるについて
は、図1に示すようにまず内筒4、外筒5、濾紙6の三
者でエレメント主体1を組む。つぎに、第1エンドプレ
ート2と第2エンドプレート3をエレメント主体1に例
えば酢酸ビニル系の接着剤でそれぞれ接着する。具体的
には、内外のリップ9・10間のプレート主壁8の内面
と、補強板15の内面をそれぞれエレメント主体1に接
着する。なお、図示したフィルタエレメントは、トラッ
クエンジン用のエアフィルタに適用されるものであっ
て、外筒の直径寸法は約23cm、両エンドプレート2・
3を含む上下寸法は約41cmである。
【0014】両エンドプレート2・3の断面形状はエレ
メント主体1の重量や形状に応じて変更すべきであるの
で、実施例の断面形状には限定しない。フィルタエレメ
ントのフィルタケースに対する取り付け構造によって
は、第1エンドプレート2を第2エンドプレート3で兼
ねることができる。第2エンドプレート3の補強板15
は、プラスチック成形品でもよく、場合によっては省略
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンドプレートとエレメント主体の関係構造を
示す断面図である。
【図2】フィルタエレメントの斜視図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】図2におけるB−B線断面図である。
【図5】従来のエンドプレートとエレメント主体の固定
形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 エレメント主体 2 第1エンドプレート 3 第2エンドプレート 4 内筒 5 外筒 6 濾紙 12 プレート主壁 13 外リップ 14 内リップ 15 補強板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒4と外筒5、および両筒4・5間に
    装填される濾紙6を含むエレメント主体1と、シール材
    および緩衝材を兼ねてエレメント主体1の両端に装着さ
    れる第1エンドプレート2および第2エンドプレート3
    とからなるフィルタエレメントであって、 両エンドプレート2・3が弾性発泡材を素材にして成形
    機で発泡成形されており、 両エンドプレート2・3のそれぞれがエレメント主体1
    に接着固定してあることを特徴とする乾式エアフィルタ
    のフィルタエレメント。
  2. 【請求項2】 第2エンドプレート3が、外筒5に外嵌
    する輪状の外リップ13と、内筒4に内嵌する輪状の内
    リップ14と、両リップ13・14を接続するプレート
    主壁12と、プレート主壁12の内面に接着固定した補
    強板15とで構成される請求項1記載の乾式エアフィル
    タのフィルタエレメント。
JP35092892A 1992-12-03 1992-12-03 乾式エアフィルタのフィルタエレメント Pending JPH06170141A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030087173A (ko) * 2002-05-07 2003-11-13 재단법인 한국기기유화시험연구원 자동차용 원통형 공기 청정기 및 그의 제조방법
JP2009534176A (ja) * 2006-04-18 2009-09-24 ボールドウィン・フィルターズ・インコーポレーテッド コンポジット成形エンドキャップを有するエアフィルタエレメント

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KR20030087173A (ko) * 2002-05-07 2003-11-13 재단법인 한국기기유화시험연구원 자동차용 원통형 공기 청정기 및 그의 제조방법
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