JPH0616992A - 被覆用組成物 - Google Patents

被覆用組成物

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JPH0616992A
JPH0616992A JP20068192A JP20068192A JPH0616992A JP H0616992 A JPH0616992 A JP H0616992A JP 20068192 A JP20068192 A JP 20068192A JP 20068192 A JP20068192 A JP 20068192A JP H0616992 A JPH0616992 A JP H0616992A
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JP20068192A
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Nobuyuki Miyazaki
信幸 宮崎
Takashi Takayanagi
敬志 高柳
Toshihiko Hashimoto
利彦 橋本
Hiroshi Momotori
洋 百鳥
Masami Kondou
マサミ 近藤
Yoshihiko Sakai
芳彦 酒井
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Asia Industry Co Ltd
AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
Asia Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】架橋部位を有する溶剤可溶性含フッ素共重合
体、Tgが80℃以上のアクリルポリオール、Tgが5
0℃以上のシリコーンオリゴマー、硬化剤およびTgが
50℃以上の硬化剤からなる。 【効果】塵埃堆積性が少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被覆用組成物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、耐候性の優れた塗膜を与える塗料
用組成物として溶剤可溶性の架橋部位を持った含フッ素
共重合体を必須として含む塗料用被覆組成物が知られて
いる。たとえば特開昭57−34107号公報、特開昭
58−136662号公報などに塗料用組成物の必須成
分となる溶剤可溶性の含フッ素共重合体および含フッ素
共重合体を含有する被覆組成物が記載されている。これ
らはその高耐候性を利用して外装用途に幅広く利用され
ている。
【0003】外装用塗料は屋外使用時において、土砂、
塵埃、鉄粉、煤煙の堆積や堆積箇所からの風雨による流
下のための雨すじ汚れが発生する場合がある。一方上記
含フッ素共重合体によるフッ素樹脂塗料は高級塗料とし
て利用されるので、従来の塗料以上にこの汚れの低減が
要求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高耐候性と耐汚れ性は
塗料の大きな課題であり、本発明は、高耐候性フッ素樹
脂塗料を用いて、より耐汚れ性の優れた耐久性のよい塗
料組成物を提供する技術である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の問題点を
解決すべくなされたものであり、(A)フルオロオレフ
ィンに基づくフッ素含量が10重量%以上であり、架橋
部位を有する溶剤可溶性の含フッ素共重合体、(B)ガ
ラス転移温度が80℃以上のアクリルポリオール、
(C)ガラス転移温度が50℃以上のシリコーンオリゴ
マー、(D)(A)成分の架橋部位と結合し得る硬化
剤、および(E)ガラス転移温度が50℃以上で(A)
成分の架橋部位と反応結合し得る硬化剤、が配合されて
なり、配合割合が(A)成分100重量部当り、(B)
成分が1〜80重量部、(C)成分が1〜300重量
部、(D)成分が1〜40重量部、(E)成分が1〜4
0重量部である被覆用組成物を提供するものである。
【0006】本発明において溶剤可溶性の含フッ素共重
合体はフルオロオレフィンおよびフルオロオレフィンと
共重合可能な単量体からなる溶剤可溶の共重合体が採用
される。ここでフルオロオレフィンとしては、CF2
CF2 、CFH=CH2 、CF2 =CH2 、CClF=
CF2 、CHCl=CF2 、CCl2 =CF2 、CCl
F=CClF、CHF=CCl2 、CH2 =CClF、
CCl2 =CClF、等のフルオロエチレン類、CFC
lCF=CClF2 、CF3 CCl=CF2 、CF3
F=CFCl、CF2 CCl=CF2 、CF2 ClCF
=CFCl、CFCl2 CF=CF2 、CF3 CCl=
CClF、CF3 CCl=CCl2 、CClF2 CF=
CCl2 、CCl3 CF=CF2 、CF2 ClCCl=
CCl2、CFCl2 CCl=CCl2 、CF3 CF=
CHCl、CClF2 CF=CHCl、CF3 CCl=
CHCl、CHF2 CCl2 =CCl2 、CF2 ClC
H=CCl2 、CF2 ClCCl=CHCl、CCl3
CF=CHCl、CCl3CF=CHCl、CHBrC
=CCl2 、等のフルオロプロパン類、CF3 CCl=
CFCF、CF2 =CFCF2 CClF2 、CF3 CF
2 CF=CCl2 、CF3 CF=CF2 等の炭素数4以
上のフルオロオレフィン類を挙げることができる。また
この中で重合性、安全性の観点からテトラフルオロエチ
レン、クロロトリフルオロエチレンが好ましく採用され
る。
【0007】また、単量体としてはフルオロオレフィン
と共重合性のエチレン性不飽和化合物などが採用され
る。かかるエチレン性不飽和化合物としてはオレフィン
類、ビニルエーテル類、ビニルエステル類、アリルエー
テル類、アリルエステル類、イソプロペニルエーテル
類、アクリロイル基またはメタクリロイル基含有の有機
化合物が例示される。特にフルオロオレフィンとの共重
合性が優れ、また溶剤可溶性が優れる点から、炭素数1
〜10程度の直鎖状、分岐状または脂環状のアルキル基
を有するビニルエーテル類、ビニルエステル類、アリル
エーテル類、イソプロペニルエーテル類が好ましい。ま
たフルオロオレフィンと共重合可能な単量体はそれぞれ
単独であってもよく、2種類以上の化合物が共重合され
てもよい。
【0008】また溶剤可溶性の含フッ素共重合体はフッ
素含有量が10重量%以上であることが好ましい。フッ
素含有量が少なすぎると充分な耐候性が得られず、好ま
しくない。好ましくは、フルオロオレフィンが20〜8
0モル%の割合で共重合した含フッ素共重合体である。
フルオロオレフィンの共重合割合が多すぎると溶剤への
溶解性が悪くなり、少なすぎると耐候性が低下するた
め、好ましくない。
【0009】また含フッ素樹脂共重合体は硬化部位を有
しており、硬化剤を使用して硬化させることにより塗膜
が耐溶剤性、耐酸、アルカリ性などが一層向上するため
好ましい。かかる硬化反応部位としては、水酸基、カル
ボン酸基、酸アミド基、アミノ基、などの活性水素含有
基やエポキシ基、不飽和基、その他活性ハロゲン含有基
などが例示される。中でも活性水素含有基が通常硬化反
応部位として利用される。この中で特に水酸基が好まし
い。
【0010】かかる硬化反応性部位の導入方法として
は、ヒドロキシアルキルビニルエーテル、ヒドロキシア
ルキルビニルエステル、グリシジルビニルエーテル、ア
クリル酸、メタクリル酸、アリールビニルエーテル、ビ
ニルシラノール、アクリルエポキシなどの硬化反応性部
位を有する単量体を共重合せしめ、あるいは含フッ素共
重合体に酸無水物やイソシアネートアルキル(メタ)ア
クリレート、グリシジルメタクリレートなどを高分子反
応により付加せしめる重合体のエステル結合を加水分解
してカルボン酸基または水酸基に変換せしめるなどの方
法が採用される。またカルボン酸基、水酸基に対しグリ
シジルメタクリレートなどを反応させてビニル基を導入
し、硬化させることも採用できる。
【0011】また溶剤可溶性含フッ素共重合体はテトラ
ヒドロフラン中30℃で測定される固有粘度が0.01
〜4.00dl/gの範囲にあるものが塗装性、塗膜物
性が優れることから好ましい。
【0012】本発明にいうガラス転移温度(以下、Tg
という)が80℃以上のアクリルポリオールとはアルキ
ルアクリレートとヒドロキシアルキルアクリレートとの
混合物、アルキルアクリレートとヒドロキシアルキルア
クリレートと共重合し得る化合物との混合物、またはヒ
ドロキシアルキルアクリレートと共重合し得る化合物と
の混合物の重合体である。アルキルアクリレートとして
好ましいのは、アルキル基の炭素数が2〜約16のもの
で、例えばブチルメタクリレート、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレートなどがある。
【0013】ここでいう「共重合し得る化合物」とは、
アクリロニトリル、スチレン、ジブチルフマレート、ジ
ブチルマレート、N−メチロールアクリルアミド、N−
メチロールメタクリルアミド、アリルアルコールなどア
ルキルアルキレート、ヒドロキシアルキルアクリレート
と共重合し得る化合物であればいずれでもよい。
【0014】ヒドロキシアルキルアクリレートとして
は、2−ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプ
ロピルアクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロ
ピルメタクリレート、ヒドロキシブチルメタクリレート
などが好適なものとして例示できる。
【0015】ここで上記化合物よりなる重合物のTgは
理論近似式1)により80℃以上となるように配合が設
定されなければならない。 1/Tg=W1 /T1 +W2 /T2 +W3 /T3 +……… 1) ただし Tg:共重合体のガラス転移温度(絶対温度) W1 、W2 、W3 ……共重合体組成物中における特定の
単量体の重量% T1 、T2 、T3 ……その単量体からなるホモポリマー
のガラス転移温度(絶対温度)
【0016】アクリレートを主体とする共重合性化合物
との共重合反応は、メチルメタクリレートを重合するの
に用いられる一般的な方法に従えばよい。好ましくは、
過酸化物やジアゾ化合物のような重合開始剤を用いて、
70〜140℃の温度で不活性溶剤、例えば芳香族、脂
肪族、脂環式炭化水素、ハロゲン化炭化水素、エーテ
ル、エステル、ケトンなどの存在下に重合反応を行うの
がよい。
【0017】本発明にいうシリコーンオリゴマーとは末
端に1個から3個のアルコキシシラン基を有し、その他
に1個以上の硬化部位を有する反応可能な化合物を単
独、または原料の1つとして合成したオリゴマーをい
う。アルコキシシランのアルキル基はメチル基およびエ
チル基が好適である。この化合物が有する硬化反応部位
としてはアミノ基、酸アミド基、メルカプト基などの活
性水素含有基や、エポキシ基、不飽和基、その他活性ハ
ロゲン含有基などが例示される。
【0018】化合物の具体例としてはγ−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、N−メチル−γ−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン、トリアミノプロピルトリメトキ
シシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−(β−アミノエチル)−
γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−ウレ
イドプロピルトリメトキシシラン、γ−ウレイドプロピ
ルトリエトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキ
シシラン、γ−クロロプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−クロロプロピルメチルジエトキシシラン、ビニ
ルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ジ
メチルビニルメトキシシラン、ジメチルビニルエトキシ
シラン、メチルビニルジメトキシシラン、メチルビニル
ジエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシ
ラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ
−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカ
プトプロピルメチルジメトキシシラン等を挙げることが
できる。
【0019】オリゴマー化はアクリレートを重合する一
般法や、イソシアネートとアミンによる尿素化反応の一
般法、エポキシ化反応の一般法、エステル化反応の一般
法に従い合成される。
【0020】重合生成物は通常塗料に使用される(A)
成分、(B)成分そして塗料用硬化剤に良く相溶するた
めに分子量が500から20,000の範囲にあること
が好ましい。
【0021】また、本発明におけるシリコーンオリゴマ
ーはTgが50℃以上である。シリコーンオリゴマーは
アミノ酸、酸アミド基、メルカプト基などの窒素含有基
を有する化合物が含まれるものがTgが高くなる。ま
た、シリコーンオリゴマーは全体に3次元に結合させた
方がTgが向上する傾向にある。また、Tgを向上させ
るためにアクリル骨格、エポキシ基等を導入する方法も
ある。
【0022】本発明の(D)成分である硬化剤は、
(A)成分の架橋部位と反応結合される硬化剤が採用さ
れる。特に、(B)成分および(C)成分が架橋部位を
有する場合には、その架橋部位とも反応結合して良好な
硬化体を与える硬化剤が好ましい。かかる硬化剤として
は、ポリイソシアネート系硬化剤、金属アルコキシド、
シラノール硬化剤、エポキシ化合物、アミノプラストな
どが例示される。ポリイソシアネート硬化剤としては、
ヘキサメチレンジイソシアネートなどのポリイソシアネ
ート化合物、その多量体やイソシアネート基をアルコー
ルなどの活性水素を有する化合物で変性したポリイソシ
アネート化合物誘導体、さらにイソシアネート基をフェ
ノールなどのブロック化剤でブロックしたブロックイソ
シアネート化合物などが採用される。ポリイソシアネー
ト硬化剤としては、特に無黄変タイプのものが好まし
い。
【0023】また、アミノプラストとしては、メラミン
樹脂、グアナミン樹脂、尿素樹脂などが採用される。特
に、メラミン樹脂の中でもメタノール、エタノール、プ
ロパノール、ブタノールなどの低級アルコールの1種あ
るいは2種以上により少なくとも部分的にエーテル化さ
れたメラミンが好ましく採用される。また金属アルコキ
シドとしては、アルミニウムプロポキシド、チタンブト
キシド、ジルコニウムブトキシド、シリコンアルコキシ
ドなどが採用される。
【0024】(E)成分のTgが50℃以上の硬化剤
は、イソホロンジイソシアネートの3量体を基本とする
オリゴマーであって、全体的には5量体、6量体などを
含んでいるものなどがある。また、Tgはオリゴマーの
重合度により調整されるが、(A)成分、(B)成分や
(C)成分との相溶性の良いテトラメチレンジイソシア
ネートやイソホロンジイソシアネートをベースとするオ
リゴマーが好ましい。
【0025】本発明の組成物は、(A)成分100重量
部当り(B)成分が1〜80重量部、(C)成分が1〜
300重量部、(D)成分が1〜40重量部、(E)成
分が1〜40重量部の割合で配合される。(A)〜
(E)成分のいずれが欠けても本発明の目的とする塵埃
堆積性改善等の効果は達成されない。
【0026】本発明の組成物には、消泡剤やレベリング
剤、顔料、など塗料の一般的添加剤を配合してもよい。
さらにTiO2 やSnO2 などの導電性粉末を添加する
ことにより塗膜の帯電性を低下させることができる。シ
リコーン系やフッ素系の撥水撥油剤を配合することによ
り、塗膜の撥水性や撥油性を高めることができる。
【0027】
【実施例】
(A)含フッ素共重合体の合成 表1に示す重量割合にて特開昭57−34107号公報
の実施例1の方法に準拠して含フッ素共重合体a1〜a
6を合成した。なお、a5については、特開昭58−1
36605号公報の実施例1の方法に準拠して、コハク
酸を用いて水酸基の10%をカルボキシル基に変性させ
たものである。
【0028】また、表1において、CTFEはクロロト
リフルオロエチレン、CHVEはシクロヘキシルビニル
エーテル、EVEはエチルビニルエーテル、HBVEは
ヒドロキシブチルビニルエーテル、GVEはグリシジル
ビニルエーテル、EVEsはエチルビニルエステルを表
す。
【0029】
【表1】
【0030】(B)アクリルポリオールの合成 2−ヒドロキシエチルメタクリレート 40重量部 メチルメタクリレート 50重量部 酢酸ブチル 50重量部 を反応器に入れ、加熱撹拌しながら還流状態とする。こ
れに アゾビスイソブチロニトリル 1重量部 トルエン 50重量部 の溶液を還流状態を保ちつつ2時間かけて滴下し、滴下
終了後さらに2時間還流を続けた。得られた樹脂液は不
揮発分51%、水酸基価99であり、粘度はガードナー
・ホルツ粘度計でZ2〜3であり、樹脂のTgは82℃
であった。
【0031】(C)シリコーンオリゴマーの合成 γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン 40重量部 酢酸ブチル 20重量部 を反応器に入れ、加熱撹拌しながら還流状態とする。こ
れに アゾビスイソブチロニトリル 2重量部 酢酸ブチル 40重量部 の溶液を還流状態を保ちつつ2時間かけて滴下し、滴下
終了後さらに2時間還流を続けた。得られた樹脂液は不
揮発分48%、粘度は回転粘度計で20cP/25℃で
あり、樹脂のTgは102℃であった。
【0032】(D)硬化剤として、d1としてポリイソ
シアネート系硬化剤(日本ポリウレタン製C−HX:ヘ
キサメチレンジイソシアネート環状3量体)、d2とし
て、メラミン系硬化剤(三井東圧化学製サイメル30
3:ヘキサメトキシメチロールメラミン)を用いた。
【0033】(E)Tgが50℃以上の硬化剤として、
ポリイソシアネート系硬化剤(ヒュルス製IPDI−T
1890:イソホロンジイソシアネート環状3量体)を
用いた。
【0034】またその他の添加剤として、(F)導電製
粉末(大塚化学製ベントールWK−204:K2n
iO2-x )、(G)撥水撥油剤(三菱油化製FM−10
0:フッ素系機能性ブロックポリマー)を用いた。
【0035】実施例1〜6および比較例1〜3 前述の(A)〜(G)成分を表2に示す割合(重量部)
で配合し、溶剤としてキシレンを用い、さらに白色顔料
を添加して塗料化した。
【0036】
【表2】
【0037】上記試料をアルミニウム板上に塗装した
後、屋外に3ケ月間曝露し、未洗浄状態でCIE197
6(L* ,a* ,b* )均等知覚色空間の明度指数L*
値を測定した。L* 値の曝露前との差ΔLを表3に示
す。
【0038】
【表3】
【0039】
【発明の効果】本発明により、含フッ素樹脂塗料のTg
向上、撥水性向上、帯電性の低下等が得られ、塵埃堆積
性の少ない塗料用組成物を提供できた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 利彦 埼玉県久喜市川原井町22番 亜細亜工業株 式会社久喜工場内 (72)発明者 百鳥 洋 埼玉県久喜市川原井町22番 亜細亜工業株 式会社久喜工場内 (72)発明者 近藤 マサミ 埼玉県久喜市川原井町22番 亜細亜工業株 式会社久喜工場内 (72)発明者 酒井 芳彦 埼玉県久喜市川原井町22番 亜細亜工業株 式会社久喜工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)フルオロオレフィンに基づくフッ素
    含量が10重量%以上であり、架橋部位を有する溶剤可
    溶性の含フッ素共重合体、 (B)ガラス転移温度が80℃以上のアクリルポリオー
    ル、 (C)ガラス転移温度が50℃以上のシリコーンオリゴ
    マー、 (D)(A)成分の架橋部位と結合し得る硬化剤、およ
    び (E)ガラス転移温度が50℃以上で(A)成分の架橋
    部位と反応結合し得る硬化剤、が配合されてなり、配合
    割合が(A)成分100重量部当り、(B)成分が1〜
    80重量部、(C)成分が1〜300重量部、(D)成
    分が1〜40重量部、(E)成分が1〜40重量部であ
    る被覆用組成物。
JP20068192A 1992-07-03 1992-07-03 被覆用組成物 Withdrawn JPH0616992A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003206436A (ja) * 2002-01-16 2003-07-22 Dainippon Toryo Co Ltd 上塗り塗料組成物
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