JPH06169875A - レンタル用セパレートマット - Google Patents
レンタル用セパレートマットInfo
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- JPH06169875A JPH06169875A JP43A JP32806292A JPH06169875A JP H06169875 A JPH06169875 A JP H06169875A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 32806292 A JP32806292 A JP 32806292A JP H06169875 A JPH06169875 A JP H06169875A
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- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06N—WALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06N7/00—Flexible sheet materials not otherwise provided for, e.g. textile threads, filaments, yarns or tow, glued on macromolecular material
- D06N7/0094—Fibrous material being coated on one surface with at least one layer of an inorganic material and at least one layer of a macromolecular material
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06N—WALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06N2209/00—Properties of the materials
- D06N2209/04—Properties of the materials having electrical or magnetic properties
- D06N2209/045—Magnetic, paramagnetic
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06N—WALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06N2213/00—Others characteristics
- D06N2213/06—Characteristics of the backing in carpets, rugs, synthetic lawn
- D06N2213/068—Releasability between at least two of the layers
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Carpets (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 レンタルサービスに際して、取付取り外し時
の作業性が良好で、容易に洗浄が可能でかつ一体化マッ
トに比べ軽量で、接着力(マット原布/ゴムベース)が
強固でかつ環境(客先に設置された時の雨、日光、ダス
ト付着)の変化に対し安定した接着力を維持する事が可
能なレンタル用セパレートマットを提供する。 【構成】 マット支持用平面部を有するベース1の少な
くともマット支持用平面がマグネットゴムシート2で形
成され且つマット本体5のバッキングが磁性体粉を配合
したエラストマー8で形成され且つマグネットゴムシー
ト及びマットバッキングの少なくとも一方が高分子可塑
剤9を含有するレンタル用セパレートマット。
の作業性が良好で、容易に洗浄が可能でかつ一体化マッ
トに比べ軽量で、接着力(マット原布/ゴムベース)が
強固でかつ環境(客先に設置された時の雨、日光、ダス
ト付着)の変化に対し安定した接着力を維持する事が可
能なレンタル用セパレートマットを提供する。 【構成】 マット支持用平面部を有するベース1の少な
くともマット支持用平面がマグネットゴムシート2で形
成され且つマット本体5のバッキングが磁性体粉を配合
したエラストマー8で形成され且つマグネットゴムシー
ト及びマットバッキングの少なくとも一方が高分子可塑
剤9を含有するレンタル用セパレートマット。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンタル用セパレートマ
ットに関するもので、より詳細には玄関、入り口等に敷
設して使用するダストコントロール用セパレートマット
の着脱性、固定性乃至接着性、安全性の向上、即ちマッ
ト(原布)とベース(ゴム)の接着システムの改良に関
する。
ットに関するもので、より詳細には玄関、入り口等に敷
設して使用するダストコントロール用セパレートマット
の着脱性、固定性乃至接着性、安全性の向上、即ちマッ
ト(原布)とベース(ゴム)の接着システムの改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】商店、事務所、一般家庭の玄関、入り口
等に敷設して使用されるダストコントロール用マット
(靴拭きマット)には、大別してセパレートマットと一
体化マットとの二種類がある。これらのマットは、一般
にレンタルシステムで運用されており、一定期間を限っ
て需用家に貸与された後回収され、洗浄、再生を行った
後、再度需用家に供給する。
等に敷設して使用されるダストコントロール用マット
(靴拭きマット)には、大別してセパレートマットと一
体化マットとの二種類がある。これらのマットは、一般
にレンタルシステムで運用されており、一定期間を限っ
て需用家に貸与された後回収され、洗浄、再生を行った
後、再度需用家に供給する。
【0003】これらのマットの内、セパレートマットで
は、構成上下敷きとなるゴムベースとマット本体(原
布)とが機械的に分離されており、レンタルサービス業
務では、原布のみを取り外して、回収、配送等を行い、
また洗浄再生に際しても、マット本体(原布)のみを洗
浄、再生する。一方、一体化マットでは、構成上下敷き
となるゴムベースとマット本体(原布)とが機械的に一
体化されており、レンタルサービス業務では、一体化さ
れたものを全体として、回収、配送し、また洗浄再生に
際しても、全体を洗浄、再生しなければならない。
は、構成上下敷きとなるゴムベースとマット本体(原
布)とが機械的に分離されており、レンタルサービス業
務では、原布のみを取り外して、回収、配送等を行い、
また洗浄再生に際しても、マット本体(原布)のみを洗
浄、再生する。一方、一体化マットでは、構成上下敷き
となるゴムベースとマット本体(原布)とが機械的に一
体化されており、レンタルサービス業務では、一体化さ
れたものを全体として、回収、配送し、また洗浄再生に
際しても、全体を洗浄、再生しなければならない。
【0004】このため、レンタル用セパレートマットで
は、ゴムベースは一度敷設すれば半永久的に使用される
ため、マット本体(原布)のみを製造すればよく、低コ
ストで多品種のマットを製造可能であり、イニシャルコ
ストも低く済むこと、サービス業務においても、低重量
でしかも嵩ばらないため、回収、持ち運び、移送、貯蔵
等が容易で、流通コストも低くて済むこと、及び洗浄、
再生に際しても、マット本体(原布)のみを洗浄するた
め、洗浄機が低負荷で容易に安価に洗浄できること等の
メリットがある。
は、ゴムベースは一度敷設すれば半永久的に使用される
ため、マット本体(原布)のみを製造すればよく、低コ
ストで多品種のマットを製造可能であり、イニシャルコ
ストも低く済むこと、サービス業務においても、低重量
でしかも嵩ばらないため、回収、持ち運び、移送、貯蔵
等が容易で、流通コストも低くて済むこと、及び洗浄、
再生に際しても、マット本体(原布)のみを洗浄するた
め、洗浄機が低負荷で容易に安価に洗浄できること等の
メリットがある。
【0005】一方、セパレートマットでは、マットとゴ
ムベースとの間に何らかの接着機構を設けなければなら
ないため、マット(原布)/ゴムベースの接着力低下に
より位置ずれ、マットのめくれ等が発生し、外観が不良
となったり、歩行時の安全性が損なわれるという傾向が
ある。またマット(原布)/ゴムベースをぴったりとし
かもフラットにセットする必要があり、取付作業時の作
業効率が悪いという問題もある。
ムベースとの間に何らかの接着機構を設けなければなら
ないため、マット(原布)/ゴムベースの接着力低下に
より位置ずれ、マットのめくれ等が発生し、外観が不良
となったり、歩行時の安全性が損なわれるという傾向が
ある。またマット(原布)/ゴムベースをぴったりとし
かもフラットにセットする必要があり、取付作業時の作
業効率が悪いという問題もある。
【0006】セパレートマットと、一体化マットとを比
較すると、セパレートマットの上記デメリットは、マッ
トとゴムベースとが一体化されるため、メリットとなっ
ているが、この一体化により、セパレートマットのメリ
ットの点が全て一体化マットではデメリットとなってい
ることが了解されよう。
較すると、セパレートマットの上記デメリットは、マッ
トとゴムベースとが一体化されるため、メリットとなっ
ているが、この一体化により、セパレートマットのメリ
ットの点が全て一体化マットではデメリットとなってい
ることが了解されよう。
【0007】この様なセパレートマットとして使用する
目的で数々の考案がある。例えば、実公昭49−160
6号、実公昭63−18496号、特願昭55−117
041号、実公昭63−117462号各公報等々が知
られている。
目的で数々の考案がある。例えば、実公昭49−160
6号、実公昭63−18496号、特願昭55−117
041号、実公昭63−117462号各公報等々が知
られている。
【0008】セパレートマットにおいて、原布とゴムの
接着には、特公昭59−7450号公報に見られるとお
り、一般的には面ファスナー等による物理的、部分的接
着が主に用いられてきた。詳細には原布サイドに面ファ
スナーのメス(ループ部)を設置し、ベースゴムサイド
に面ファスナーのオス(フック乃至カット部)を設置す
る。
接着には、特公昭59−7450号公報に見られるとお
り、一般的には面ファスナー等による物理的、部分的接
着が主に用いられてきた。詳細には原布サイドに面ファ
スナーのメス(ループ部)を設置し、ベースゴムサイド
に面ファスナーのオス(フック乃至カット部)を設置す
る。
【0009】また、磁性体による接着に関して数々の考
案があげられる。特開昭54−28413号、実開昭5
9−16976号、実開昭60−95079号、特開昭
60−118774号公報等。
案があげられる。特開昭54−28413号、実開昭5
9−16976号、実開昭60−95079号、特開昭
60−118774号公報等。
【0010】
【発明が解決しようとする問題点】原布とゴムの着脱自
在方式の接着方法に関しては次の様なものが考えられ
る。 物理的接着 1 面ファスナーによる接着 2 凹凸の組み合わせによる接着 3 その他機械的な固定具による接着 4 磁性体による接着。 化学的接着 1 粘着体による接着。
在方式の接着方法に関しては次の様なものが考えられ
る。 物理的接着 1 面ファスナーによる接着 2 凹凸の組み合わせによる接着 3 その他機械的な固定具による接着 4 磁性体による接着。 化学的接着 1 粘着体による接着。
【0011】しかしながら、上記の面ファスナー接着方
式では、ダストコントロール用マットとしてくり返し洗
浄等の再生加工を行う事により面ファスナーの接着強度
低下を避ける事ができない。また面ファスナーは、マッ
ト面に対し部分的に設置する事が多く、一般的には四ス
ミ及び辺の中央に用いられる。
式では、ダストコントロール用マットとしてくり返し洗
浄等の再生加工を行う事により面ファスナーの接着強度
低下を避ける事ができない。また面ファスナーは、マッ
ト面に対し部分的に設置する事が多く、一般的には四ス
ミ及び辺の中央に用いられる。
【0012】また、辺の非接着部が、靴底等で踏まれる
ことにより、シワ等が発生しやすく、安全性(歩行)の
点で問題となる事もあり、また外観も見苦しい状態とな
る。更に、面ファスナーを辺全体に用いると、マット原
布とファスナー部の収縮の違いからくり返し洗浄等によ
り波うち状態となる。更にまた、マット全体の外観とし
て、接着部は面ファスナーのオス+メスの厚みがプラス
され、外観が見苦しく、またドア等の開閉時にひっかか
る等の問題が発生する。工程的には、原布製造後、面フ
ァスナーを縫い付ける必要があり、コストアップの原因
となる。
ことにより、シワ等が発生しやすく、安全性(歩行)の
点で問題となる事もあり、また外観も見苦しい状態とな
る。更に、面ファスナーを辺全体に用いると、マット原
布とファスナー部の収縮の違いからくり返し洗浄等によ
り波うち状態となる。更にまた、マット全体の外観とし
て、接着部は面ファスナーのオス+メスの厚みがプラス
され、外観が見苦しく、またドア等の開閉時にひっかか
る等の問題が発生する。工程的には、原布製造後、面フ
ァスナーを縫い付ける必要があり、コストアップの原因
となる。
【0013】凹凸及び機械的な固定具による接着は原布
裏面形状を設定する必要があり、コスト、重量的に増加
する事が避けられず、また垂直方向の接着力が得にく
く、原布のくり返し洗浄により凹凸部自身の摩耗が発生
しまた表面の布部の劣化(摩耗)を促進する事となり、
原布の寿命が低下する。
裏面形状を設定する必要があり、コスト、重量的に増加
する事が避けられず、また垂直方向の接着力が得にく
く、原布のくり返し洗浄により凹凸部自身の摩耗が発生
しまた表面の布部の劣化(摩耗)を促進する事となり、
原布の寿命が低下する。
【0014】磁性体による接着は外的環境の変化に対し
良好で安定な接着力を維持し、くり返しの洗浄による経
時変化も少なく、全体として安定した接着力を保有でき
る。しかし接着面が平滑で接着面間の間隔が少ない程強
固な接着が可能であり、かつ磁性体の磁力の調整も可能
であるが、レンタルマットとして使用する場合原布の裏
面の凹凸を避ける事はできず、またコスト的、重量的な
点からある程度限定された磁力及び磁性接着力しか得る
事ができない。このため、磁気力をマットのベースへの
固定に使用するという提案は、極めて多数行われている
にもかかわらず、未だ実用化されるに至っていない。
良好で安定な接着力を維持し、くり返しの洗浄による経
時変化も少なく、全体として安定した接着力を保有でき
る。しかし接着面が平滑で接着面間の間隔が少ない程強
固な接着が可能であり、かつ磁性体の磁力の調整も可能
であるが、レンタルマットとして使用する場合原布の裏
面の凹凸を避ける事はできず、またコスト的、重量的な
点からある程度限定された磁力及び磁性接着力しか得る
事ができない。このため、磁気力をマットのベースへの
固定に使用するという提案は、極めて多数行われている
にもかかわらず、未だ実用化されるに至っていない。
【0015】更に、粘着体による接着は雨水、砂等の混
入により接着力が低下し、全天候下での安定した接着力
を維持する事が困難である。
入により接着力が低下し、全天候下での安定した接着力
を維持する事が困難である。
【0016】磁性体に粘着成分を付与し接着力を向上さ
せようとする特開昭60−118774号公報の提案
は、着想において優れたものであるが、粘着成分の経時
変化、レンタル洗浄時の粘着磁性体同士の接着により作
業性不良、容易に取りはずしが出来ない等でレンタル用
マットとしては不適不十分であった。
せようとする特開昭60−118774号公報の提案
は、着想において優れたものであるが、粘着成分の経時
変化、レンタル洗浄時の粘着磁性体同士の接着により作
業性不良、容易に取りはずしが出来ない等でレンタル用
マットとしては不適不十分であった。
【0017】従って、本発明の目的は、レンタルサービ
スに際して、取付取り外し時の作業性が良好で、容易に
洗浄が可能でかつ一体化マットに比べ軽量で、接着力
(マット原布/ゴムベース)が強固でかつ環境(客先に
設置された時の雨、日光、ダスト付着)の変化に対し安
定した接着力を維持する事が可能なレンタル用セパレー
トマットを提供するにある。
スに際して、取付取り外し時の作業性が良好で、容易に
洗浄が可能でかつ一体化マットに比べ軽量で、接着力
(マット原布/ゴムベース)が強固でかつ環境(客先に
設置された時の雨、日光、ダスト付着)の変化に対し安
定した接着力を維持する事が可能なレンタル用セパレー
トマットを提供するにある。
【0018】
【問題点を解決するための手段】本発明によれば、基布
と基布に植込まれたマットパイルと基布の裏面に施され
たエラストマーバッキングとを備えたマット本体及びマ
ット支持用平面部を有するベースから成るレンタル用セ
パレートマットにおいて、ベースの少なくともマット支
持用平面をマグネットゴムシートで形成し、マット本体
のバッキングを磁性体粉を配合したエラストマーで形成
し且つマグネットゴムシート及びマットバッキングの少
なくとも一方に高分子可塑剤を含有させる。
と基布に植込まれたマットパイルと基布の裏面に施され
たエラストマーバッキングとを備えたマット本体及びマ
ット支持用平面部を有するベースから成るレンタル用セ
パレートマットにおいて、ベースの少なくともマット支
持用平面をマグネットゴムシートで形成し、マット本体
のバッキングを磁性体粉を配合したエラストマーで形成
し且つマグネットゴムシート及びマットバッキングの少
なくとも一方に高分子可塑剤を含有させる。
【0019】本発明は、マット本体バッキングのエラス
トマーがニトリル−ブタジエンゴムである場合に接着性
に関して著しい効果が得られる。 また、マット本体の
バッキング及びベースのマグネットゴムシートの両方
が、高分子可塑剤を含有するものであることが好まし
い。
トマーがニトリル−ブタジエンゴムである場合に接着性
に関して著しい効果が得られる。 また、マット本体の
バッキング及びベースのマグネットゴムシートの両方
が、高分子可塑剤を含有するものであることが好まし
い。
【0020】
【作用】本発明において、ベースの少なくともマット支
持用平面をマグネットゴムシートで形成し、マット本体
のバッキングを磁性体粉を配合したエラストマーで形成
し且つマグネットゴムシート及びマットバッキングの少
なくとも一方に高分子可塑剤を含有させることにより、
マット面に対して垂直方向の面接着力を著しく増大さ
せ、しかもマット面に対して90乃至180度方向のピ
ール力(引き剥し力)を適切の範囲に維持することが可
能となる。
持用平面をマグネットゴムシートで形成し、マット本体
のバッキングを磁性体粉を配合したエラストマーで形成
し且つマグネットゴムシート及びマットバッキングの少
なくとも一方に高分子可塑剤を含有させることにより、
マット面に対して垂直方向の面接着力を著しく増大さ
せ、しかもマット面に対して90乃至180度方向のピ
ール力(引き剥し力)を適切の範囲に維持することが可
能となる。
【0021】磁気力による接着は、接着初期から引き剥
し迄安定した接着力が得られ、しかもこの接着は外的環
境の変化に対しても良好で安定な接着力を維持し、くり
返しの洗浄による経時変化も少なく、全体として安定し
た接着力を保有できる。本発明でも、この磁気による接
着を利用するため、ベースの少なくともマット支持用平
面をマグネットゴムシートで形成し、マット本体のバッ
キングを磁性体粉を配合したエラストマーで形成する。
ベース側をマグネットゴムシートとするのは、重い方を
固定して使用し、マット本体の方を可及的に軽量化する
ためであり、また、磁気による接着では接着面が平滑で
接着面間の間隔が少ない程強固な接着が可能であるた
め、マット本体のバッキング面に多少凹凸があっても、
靴等で踏まれたとき、両者が密着して、強い接着力が得
られるようにするためである。他にダストコントロール
用マットとしてマット本体を洗浄再生する際、マット本
体同士が接着するのを防止するためマット本体バッキン
グ部には磁性体に接着する成分を配合する。
し迄安定した接着力が得られ、しかもこの接着は外的環
境の変化に対しても良好で安定な接着力を維持し、くり
返しの洗浄による経時変化も少なく、全体として安定し
た接着力を保有できる。本発明でも、この磁気による接
着を利用するため、ベースの少なくともマット支持用平
面をマグネットゴムシートで形成し、マット本体のバッ
キングを磁性体粉を配合したエラストマーで形成する。
ベース側をマグネットゴムシートとするのは、重い方を
固定して使用し、マット本体の方を可及的に軽量化する
ためであり、また、磁気による接着では接着面が平滑で
接着面間の間隔が少ない程強固な接着が可能であるた
め、マット本体のバッキング面に多少凹凸があっても、
靴等で踏まれたとき、両者が密着して、強い接着力が得
られるようにするためである。他にダストコントロール
用マットとしてマット本体を洗浄再生する際、マット本
体同士が接着するのを防止するためマット本体バッキン
グ部には磁性体に接着する成分を配合する。
【0022】本発明では、上記マグネットゴムシート及
びマットバッキングの少なくとも一方に高分子可塑剤を
含有させることが顕著な特徴である。高分子可塑剤は、
ゴム乃至エラストマーを柔軟化させる目的で使用される
ものであるが、ゴム乃至エラストマー成形品の表面に移
行する性質を有している。この高分子可塑剤は、高分子
の性質として、低分子可塑剤のように表面がべとつき、
或いは他の物質に移行する性質はないが、ゴム乃至エラ
ストマー成形品同士が長時間圧接する場合、両者を密着
させる性質がある。本発明は、高分子可塑剤による上記
の機能を磁気による吸引力と併用して、マットとベース
との着脱自在な接着性能及び両者のフィット性を高める
ものである。
びマットバッキングの少なくとも一方に高分子可塑剤を
含有させることが顕著な特徴である。高分子可塑剤は、
ゴム乃至エラストマーを柔軟化させる目的で使用される
ものであるが、ゴム乃至エラストマー成形品の表面に移
行する性質を有している。この高分子可塑剤は、高分子
の性質として、低分子可塑剤のように表面がべとつき、
或いは他の物質に移行する性質はないが、ゴム乃至エラ
ストマー成形品同士が長時間圧接する場合、両者を密着
させる性質がある。本発明は、高分子可塑剤による上記
の機能を磁気による吸引力と併用して、マットとベース
との着脱自在な接着性能及び両者のフィット性を高める
ものである。
【0023】換言すると、本発明の接着メカニズムは、
マグネット及び磁性体間の接着力を圧着力として利用
し、マットとベースとを長期間持続して圧着させること
と、この圧着力の持続により高分子可塑剤が2つの物質
(マット及びベース)を融着に近い形で接着させること
との2つのプロセスから成る接着方法であり、特にマッ
ト(原布)単独やそれら相互間では融着しない(磁力に
よる長期間の圧着が無なければ接着しない)ものであ
る。
マグネット及び磁性体間の接着力を圧着力として利用
し、マットとベースとを長期間持続して圧着させること
と、この圧着力の持続により高分子可塑剤が2つの物質
(マット及びベース)を融着に近い形で接着させること
との2つのプロセスから成る接着方法であり、特にマッ
ト(原布)単独やそれら相互間では融着しない(磁力に
よる長期間の圧着が無なければ接着しない)ものであ
る。
【0024】本発明では、このように、マグネット及び
磁性体間の接着力と、この圧着力の持続による高分子可
塑剤のマット及びベースの密着増強作用とにより、マッ
ト面に対して垂直方向に大きい接着力が得られ、ベース
に対して優れたフィット性も得られる。即ち、一度セッ
トすると、この上を歩行しても或いは衝撃等を与えて
も、マット本体がはがれたり、波立ちやめくれ或いは位
置ズレを生じることがなく、一体化マットと同等のフラ
ットな外観と敷設安定性を有している。また、環境(客
先に設置された時の雨、日光、ダスト付着)の変化に対
し安定した接着力を維持する事ができる。
磁性体間の接着力と、この圧着力の持続による高分子可
塑剤のマット及びベースの密着増強作用とにより、マッ
ト面に対して垂直方向に大きい接着力が得られ、ベース
に対して優れたフィット性も得られる。即ち、一度セッ
トすると、この上を歩行しても或いは衝撃等を与えて
も、マット本体がはがれたり、波立ちやめくれ或いは位
置ズレを生じることがなく、一体化マットと同等のフラ
ットな外観と敷設安定性を有している。また、環境(客
先に設置された時の雨、日光、ダスト付着)の変化に対
し安定した接着力を維持する事ができる。
【0025】また、本発明のレンタル用セパレートマッ
トにおけるマット本体とベースとの結合力の主体は磁気
力であり、磁気による吸引力は距離の2乗に反比例する
ことと、高分子可塑剤による界面接着作用がエラストマ
ーバッキングとベースシートとのごく表面での接着力に
限られることとから、ベースに対してマット本体を90
度乃至180度方向に引き剥し力を加えると、比較的小
さい力で粘り強さなしに容易にマット本体の引き剥しに
よる分離が行える。更に、引き剥しと逆にベースに対し
て、マット本体の敷設操作を行い、ベース表面とマット
本体表面とを十分に接近させれば、再接着が常に容易に
可能となる。このため、レンタルサービスに際して、取
付、取り外し時の作業性が良好であり、持ち運びする重
量も、洗浄、再生する重量もマット本体のみのものであ
るので、流通及び再生における負荷を軽減することがで
きる。
トにおけるマット本体とベースとの結合力の主体は磁気
力であり、磁気による吸引力は距離の2乗に反比例する
ことと、高分子可塑剤による界面接着作用がエラストマ
ーバッキングとベースシートとのごく表面での接着力に
限られることとから、ベースに対してマット本体を90
度乃至180度方向に引き剥し力を加えると、比較的小
さい力で粘り強さなしに容易にマット本体の引き剥しに
よる分離が行える。更に、引き剥しと逆にベースに対し
て、マット本体の敷設操作を行い、ベース表面とマット
本体表面とを十分に接近させれば、再接着が常に容易に
可能となる。このため、レンタルサービスに際して、取
付、取り外し時の作業性が良好であり、持ち運びする重
量も、洗浄、再生する重量もマット本体のみのものであ
るので、流通及び再生における負荷を軽減することがで
きる。
【0026】
(セパレートマットの構造)本発明を添付図面に基づい
て以下に説明する。本発明に使用するマット支持用ベー
スを示す図1において、このベース1は長方形、楕円形
等の額縁付きのシート2から成っており、このシートの
少なくともマット支持用平面部3はマグネットゴムシー
トからなっている。ベースシート2の裏面はフロアに対
する支持面4となっている。
て以下に説明する。本発明に使用するマット支持用ベー
スを示す図1において、このベース1は長方形、楕円形
等の額縁付きのシート2から成っており、このシートの
少なくともマット支持用平面部3はマグネットゴムシー
トからなっている。ベースシート2の裏面はフロアに対
する支持面4となっている。
【0027】マット本体を示す図2において、このマッ
ト本体5は、基布6、この基布に対して繊維をタフト化
等により植設し、先端をループ状に残し或いは先端を切
揃えることによって形成されたパイル糸7及びこの基布
に対してパイル糸を固定するエラストマーバッキング層
8から成っている。このエラストマーバッキング8は、
磁性体粉を配合したエラストマーで形成されている。
ト本体5は、基布6、この基布に対して繊維をタフト化
等により植設し、先端をループ状に残し或いは先端を切
揃えることによって形成されたパイル糸7及びこの基布
に対してパイル糸を固定するエラストマーバッキング層
8から成っている。このエラストマーバッキング8は、
磁性体粉を配合したエラストマーで形成されている。
【0028】本発明では、上記マグネットゴムシート3
及びエラストマーバッキング8の少なくとも一方、好適
には両方を高分子可塑剤を含有するもので形成する。
及びエラストマーバッキング8の少なくとも一方、好適
には両方を高分子可塑剤を含有するもので形成する。
【0029】図3は、上記マット本体5とベース1との
接着の状態をモデル的に説明する。 A:接着前のマット本体、ベースゴムシート部の状態を
モデル的に示す。マット本体5のバッキング8面、ベー
スゴムシート2のマット支持用表面3には高分子可塑剤
9が析出(表面に)した状態である。
接着の状態をモデル的に説明する。 A:接着前のマット本体、ベースゴムシート部の状態を
モデル的に示す。マット本体5のバッキング8面、ベー
スゴムシート2のマット支持用表面3には高分子可塑剤
9が析出(表面に)した状態である。
【0030】B:接着により磁性体同士が強固に引き合
い、取りはずされるまで加圧された状態となる。高分子
可塑剤9同士の接着はその分子量設計により流動性を変
更する事が可能で、最大接着力を設定する事ができる。
い、取りはずされるまで加圧された状態となる。高分子
可塑剤9同士の接着はその分子量設計により流動性を変
更する事が可能で、最大接着力を設定する事ができる。
【0031】C:接着終了状態を示し、高分子可塑剤9
が相互にまじり合い融着しており、磁性体相互の接着力
に表面可塑剤9の接着力がプラスされた状態となり、強
固でしかも使用環境の変化にも対応する接着力を持続
し、かつ脱着のくり返しによっても接着力が変化しな
い。
が相互にまじり合い融着しており、磁性体相互の接着力
に表面可塑剤9の接着力がプラスされた状態となり、強
固でしかも使用環境の変化にも対応する接着力を持続
し、かつ脱着のくり返しによっても接着力が変化しな
い。
【0032】上記の接着システムを用いることにより、
ダストコントロールマットとして使用する場合、くり返
しのレンタルサイクル、洗浄再生により接着力が変化し
ない:特に、ベースゴムシート、マット本体表面に析出
した可塑剤成分は高分子化されており、洗浄により溶出
する事は無い:接着、脱着のくり返しによっても可塑剤
(表面)は変化しない。ゴミ、ダスト等が混入してもマ
ット本体に付着するため容易に持ち出す事が可能で通常
の洗浄により容易に回復する:マット本体同士は容易に
は接着しない:等の利点を与える。
ダストコントロールマットとして使用する場合、くり返
しのレンタルサイクル、洗浄再生により接着力が変化し
ない:特に、ベースゴムシート、マット本体表面に析出
した可塑剤成分は高分子化されており、洗浄により溶出
する事は無い:接着、脱着のくり返しによっても可塑剤
(表面)は変化しない。ゴミ、ダスト等が混入してもマ
ット本体に付着するため容易に持ち出す事が可能で通常
の洗浄により容易に回復する:マット本体同士は容易に
は接着しない:等の利点を与える。
【0033】(マット本体)本発明に用いるマット本体
は、バッキングが磁性体粉或いは更に高分子可塑剤を含
有するエラストマーで形成されているという点を除け
ば、それ自体公知の任意のマットであってよい。
は、バッキングが磁性体粉或いは更に高分子可塑剤を含
有するエラストマーで形成されているという点を除け
ば、それ自体公知の任意のマットであってよい。
【0034】基布としては、織布、不織布、編布、或い
はネッチング、更にはプラスチックネット等の任意のも
のが使用され、それを構成する繊維は、任意の合成繊
維、例えばポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリ
ル繊維、超高分子量ポリオレフィン繊維等から成ってい
てよいが、高分子量の熱可塑性ポリエステル、特にポリ
エチレンテレフタレート、或はエチレンテレフタレート
を主体とする熱可塑性コポリエステルから成っているの
が最も好ましい。
はネッチング、更にはプラスチックネット等の任意のも
のが使用され、それを構成する繊維は、任意の合成繊
維、例えばポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリ
ル繊維、超高分子量ポリオレフィン繊維等から成ってい
てよいが、高分子量の熱可塑性ポリエステル、特にポリ
エチレンテレフタレート、或はエチレンテレフタレート
を主体とする熱可塑性コポリエステルから成っているの
が最も好ましい。
【0035】織布の場合、その織り組織は特に制限はな
いが、平織りで十分であるが、所望によっては、綾織
り、その他の変形織り等であっても何等差しつかえな
い。また、不織布場合、スパンボンド不織布、メルトブ
ローン不織布或いはこれらの組み合わせ等の任意のもの
であってよい。基布の目付け量は、マットの重量等によ
っても相違するが、一般に50乃至500g/平方米の
範囲に有るのが好ましい。
いが、平織りで十分であるが、所望によっては、綾織
り、その他の変形織り等であっても何等差しつかえな
い。また、不織布場合、スパンボンド不織布、メルトブ
ローン不織布或いはこれらの組み合わせ等の任意のもの
であってよい。基布の目付け量は、マットの重量等によ
っても相違するが、一般に50乃至500g/平方米の
範囲に有るのが好ましい。
【0036】基布に植設するパイル糸としては、木綿繊
維、レーヨン繊維、ポリビニルアルコール繊維、アクリ
ル繊維、ナイロン繊維、その他の合成繊維の一種或は二
種以上からなる紡績糸やマルチフイラメント糸を用いる
ことができる。パイル糸の植え込みは、タフテイング、
ミシン縫い、刺繍、フック等のそれ自体公知の任意の方
法で行うことができる。植え込むパイル長は一般に3乃
至20mmの範囲にあるのがよく、パイルの種類はカッ
トパイルでもループパイルでもよく、また捲縮でも、未
捲縮でもよく、パイル長も一定でも互いに異なっていて
もよく、例えば、ハイカット−ロウループ等であっても
よい。パイルの繊度も大幅に変化でき、0.05乃至1300
デニールの範囲にある。パイルの打ち込み条件は公知の
ものでよく、ゲージは2/inch乃至20/inch、ステッ
チは2/inch乃至20/inchの範囲にあるのがよい。
維、レーヨン繊維、ポリビニルアルコール繊維、アクリ
ル繊維、ナイロン繊維、その他の合成繊維の一種或は二
種以上からなる紡績糸やマルチフイラメント糸を用いる
ことができる。パイル糸の植え込みは、タフテイング、
ミシン縫い、刺繍、フック等のそれ自体公知の任意の方
法で行うことができる。植え込むパイル長は一般に3乃
至20mmの範囲にあるのがよく、パイルの種類はカッ
トパイルでもループパイルでもよく、また捲縮でも、未
捲縮でもよく、パイル長も一定でも互いに異なっていて
もよく、例えば、ハイカット−ロウループ等であっても
よい。パイルの繊度も大幅に変化でき、0.05乃至1300
デニールの範囲にある。パイルの打ち込み条件は公知の
ものでよく、ゲージは2/inch乃至20/inch、ステッ
チは2/inch乃至20/inchの範囲にあるのがよい。
【0037】バッキングとなるエラストマーとしては、
例えばニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、スチレン
−ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(C
R)、ポリブタジエン(BR)、ポリイソプレン(II
B)、ブチルゴム、天然ゴム、エチレン−プロピレンゴ
ム(EPR)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(E
PDM)、ポリウレタン、塩素化ポリエチレン、塩素化
ポリプロピレン、軟質塩化ビニル樹脂等をもちいること
ができる。耐油性、耐侯性等の見地からは、ニトリル−
ブタジエンゴム(NBR)が好ましい。これらのエラス
トマーは、ラテックス或いはプラスチゾルの形でバッキ
ングの形成に用いる。
例えばニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、スチレン
−ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(C
R)、ポリブタジエン(BR)、ポリイソプレン(II
B)、ブチルゴム、天然ゴム、エチレン−プロピレンゴ
ム(EPR)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(E
PDM)、ポリウレタン、塩素化ポリエチレン、塩素化
ポリプロピレン、軟質塩化ビニル樹脂等をもちいること
ができる。耐油性、耐侯性等の見地からは、ニトリル−
ブタジエンゴム(NBR)が好ましい。これらのエラス
トマーは、ラテックス或いはプラスチゾルの形でバッキ
ングの形成に用いる。
【0038】バッキング中に配合する磁性体粉として
は、例えば鉄粉、鉄合金粉、四三酸化鉄(マグネタイ
ト)、フェライト等が使用される。フェライトとして
は、例えば酸化鉄亜鉛、酸化鉄イットリウム、酸化鉄カ
ドミウム、酸化鉄ガドリニウム、酸化鉄鉛、酸化鉄ニッ
ケル、酸化鉄ネオジウム、酸化鉄バリウム、酸化鉄マグ
ネシウム、酸化鉄マンガン、酸化鉄ランタン等の1種或
いは2種以上から成る組成のフェライト粒子が使用され
る。磁性体粉の粒径は、一般に0.1乃至10μmの範
囲にあるのが、バッキングの形成に適している。磁性体
粉の配合量は、エラストマー100重量部当たり20乃
至1300重量部、特に50乃至800重量部の範囲にある
ことが磁気接着力とバッキングの耐久性との点で好まし
い。
は、例えば鉄粉、鉄合金粉、四三酸化鉄(マグネタイ
ト)、フェライト等が使用される。フェライトとして
は、例えば酸化鉄亜鉛、酸化鉄イットリウム、酸化鉄カ
ドミウム、酸化鉄ガドリニウム、酸化鉄鉛、酸化鉄ニッ
ケル、酸化鉄ネオジウム、酸化鉄バリウム、酸化鉄マグ
ネシウム、酸化鉄マンガン、酸化鉄ランタン等の1種或
いは2種以上から成る組成のフェライト粒子が使用され
る。磁性体粉の粒径は、一般に0.1乃至10μmの範
囲にあるのが、バッキングの形成に適している。磁性体
粉の配合量は、エラストマー100重量部当たり20乃
至1300重量部、特に50乃至800重量部の範囲にある
ことが磁気接着力とバッキングの耐久性との点で好まし
い。
【0039】バッキングエラストマー及び/またはベー
ス中に配合する高分子可塑剤としては、可塑剤の内高分
子量のものであれば特に制限を受けることなしに使用し
得るが、特にポリエステル系可塑剤、例えば ポリ(ジエチレングリコール、テルペン無水マレイン酸
付加物)エステル ポリ(プロピレングリコール、アジピン酸)エステル ポリ(1・3ブタンジオール、アジピン酸)エステル ポリ(プロピレングリコール、セバチン酸)エステル ポリ(1・3ブタンジオール、セバチン酸)エステル ポリ(プロピレングリコール、フタール酸)エステル ポリ(1・3ブタンジオール、フタール酸)エステル ポリ(エチレングリコール、アジピン酸)エステル ポリ(1・6−ヘキサンジオール、アジピン酸)エステ
ル アセチル化ポリ(ブタンジオール、アジピン酸)エステ
ル <ブタンジオールは1・3−及び1・4−タイプ>又は
液状ゴムジエン系で(ポリブタジエン、ポリクロロプレ
ン、イソプレン、アクリロニトリル−ブタジエン1−3
ペンタジエン)その他多硫化ゴム系、ウレタン系、シリ
コン系等を用いることが好ましい。これらの高分子可塑
剤は、一般に250乃至300,000、特に1000乃至100,000
の平均分子量を有していることが望ましい。
ス中に配合する高分子可塑剤としては、可塑剤の内高分
子量のものであれば特に制限を受けることなしに使用し
得るが、特にポリエステル系可塑剤、例えば ポリ(ジエチレングリコール、テルペン無水マレイン酸
付加物)エステル ポリ(プロピレングリコール、アジピン酸)エステル ポリ(1・3ブタンジオール、アジピン酸)エステル ポリ(プロピレングリコール、セバチン酸)エステル ポリ(1・3ブタンジオール、セバチン酸)エステル ポリ(プロピレングリコール、フタール酸)エステル ポリ(1・3ブタンジオール、フタール酸)エステル ポリ(エチレングリコール、アジピン酸)エステル ポリ(1・6−ヘキサンジオール、アジピン酸)エステ
ル アセチル化ポリ(ブタンジオール、アジピン酸)エステ
ル <ブタンジオールは1・3−及び1・4−タイプ>又は
液状ゴムジエン系で(ポリブタジエン、ポリクロロプレ
ン、イソプレン、アクリロニトリル−ブタジエン1−3
ペンタジエン)その他多硫化ゴム系、ウレタン系、シリ
コン系等を用いることが好ましい。これらの高分子可塑
剤は、一般に250乃至300,000、特に1000乃至100,000
の平均分子量を有していることが望ましい。
【0040】高分子可塑剤の配合量は、所定の面接着力
が得られるように選定する。一般にエラストマー100
重量部当たり、1乃至100重量部、特に2乃至50重
量部配合するのが望ましい。上記範囲よりも少ないと、
面接着力の補助作用が十分得られない場合があり、一方
上記範囲を越えるとゴムそのものが柔らかくなりすぎる
傾向がみられる。
が得られるように選定する。一般にエラストマー100
重量部当たり、1乃至100重量部、特に2乃至50重
量部配合するのが望ましい。上記範囲よりも少ないと、
面接着力の補助作用が十分得られない場合があり、一方
上記範囲を越えるとゴムそのものが柔らかくなりすぎる
傾向がみられる。
【0041】バッキング用のエラストマー中には、それ
自体公知の配合剤、例えば硫黄系或は有機系の加硫剤、
加硫促進剤、軟化剤、老化防止剤、充填剤、分散剤、可
塑剤、着色剤等をそれ自体公知の配合量で配合すること
ができる。
自体公知の配合剤、例えば硫黄系或は有機系の加硫剤、
加硫促進剤、軟化剤、老化防止剤、充填剤、分散剤、可
塑剤、着色剤等をそれ自体公知の配合量で配合すること
ができる。
【0042】上記各成分を配合したエラストマー組成物
を、パイル植設マットの非パイル面に、ラテックス或い
はプラスチゾル等の形で塗布し、必要により乾燥した
後、キュア乃至ゲル化を行って、基布に密着したバッキ
ング層を形成させる。バッキング層の塗工量は、固形分
として100乃至1500g/m2 、特に200乃至1000g
/m2 の範囲にあるのがよい。
を、パイル植設マットの非パイル面に、ラテックス或い
はプラスチゾル等の形で塗布し、必要により乾燥した
後、キュア乃至ゲル化を行って、基布に密着したバッキ
ング層を形成させる。バッキング層の塗工量は、固形分
として100乃至1500g/m2 、特に200乃至1000g
/m2 の範囲にあるのがよい。
【0043】このダストコントロール用マットのパイル
糸は、靴底等との摺擦により、靴底等に付着するダスト
をパイル糸上に吸着し、保持する作用を行う。パイル糸
によるダスト吸着・保持作用を一層高めるために、パイ
ル糸にダスト吸着性液体を塗布乃至含浸させることがで
きる。このようなダスト吸着性液体としては、例えば流
動パラフィン、スピンドル油、アルキルベンゼン油、ジ
エステル油、ひまし油等の鉱物油、合成油或いは植物油
系の油剤類や、特公昭53−10194号及び53−3
7471号公報に記載されている水性ダスト吸着剤を挙
げることができる。
糸は、靴底等との摺擦により、靴底等に付着するダスト
をパイル糸上に吸着し、保持する作用を行う。パイル糸
によるダスト吸着・保持作用を一層高めるために、パイ
ル糸にダスト吸着性液体を塗布乃至含浸させることがで
きる。このようなダスト吸着性液体としては、例えば流
動パラフィン、スピンドル油、アルキルベンゼン油、ジ
エステル油、ひまし油等の鉱物油、合成油或いは植物油
系の油剤類や、特公昭53−10194号及び53−3
7471号公報に記載されている水性ダスト吸着剤を挙
げることができる。
【0044】(ベースシート)本発明では、ベースのう
ち、少なくともマット支持用平面部をマグネットゴムシ
ートで形成させる。マグネットゴムシートは、キュアさ
れたエラストマーの中にマグネットの粒子、即ち着磁さ
れた強磁性体粒子が分散されているものである。このマ
グネットゴムシートは、エラストマーに強磁性体粉を必
要により他の配合剤と共に配合し、この配合物を混練
し、加硫した後、これを着磁することにより得られる。
ち、少なくともマット支持用平面部をマグネットゴムシ
ートで形成させる。マグネットゴムシートは、キュアさ
れたエラストマーの中にマグネットの粒子、即ち着磁さ
れた強磁性体粒子が分散されているものである。このマ
グネットゴムシートは、エラストマーに強磁性体粉を必
要により他の配合剤と共に配合し、この配合物を混練
し、加硫した後、これを着磁することにより得られる。
【0045】エラストマーとしては、マット本体のバッ
キングについて述べたエラストマー、特にNBRが好適
に使用される。強磁性材料としては通常粉末のものが用
いられ具体的にはフェライト磁石用粉末、コバルト、ア
ルニまたはアルニコ、稀土類コバルト、ソフトフェライ
ト粉末、パーマロイ粉末等を使用することができる。フ
ェライトとしては、エラストマーバッキングに関して述
べたものが何れも使用されるが、酸化鉄バリウムBaO
・6Fe2 O3、又は酸化鉄マグネシウムMgO・nF
e2 O3 、酸化鉄ストロンチウムSrO・6Fe2 O3
のものが磁性の点で広く使用されている。
キングについて述べたエラストマー、特にNBRが好適
に使用される。強磁性材料としては通常粉末のものが用
いられ具体的にはフェライト磁石用粉末、コバルト、ア
ルニまたはアルニコ、稀土類コバルト、ソフトフェライ
ト粉末、パーマロイ粉末等を使用することができる。フ
ェライトとしては、エラストマーバッキングに関して述
べたものが何れも使用されるが、酸化鉄バリウムBaO
・6Fe2 O3、又は酸化鉄マグネシウムMgO・nF
e2 O3 、酸化鉄ストロンチウムSrO・6Fe2 O3
のものが磁性の点で広く使用されている。
【0046】強磁性体粉として異方性のものも等方性の
ものも使用でき、ここで等方性の磁性粉粒子形状が球状
に近いものであって、磁性は多少弱いが加工性に優れて
おり、一方異方性のものは長径/短径の比が大きいもの
であって、加工性は劣るが磁性は強いというものであ
る。強磁性体粉の粒径は、一般に0.1乃至10μmの
範囲にあるのがよい。強磁性体粉の配合量は、ゴム成分
100重量部に対し50〜1300重量部、好ましくは
50〜800重量部の範囲で使用するのがよい。
ものも使用でき、ここで等方性の磁性粉粒子形状が球状
に近いものであって、磁性は多少弱いが加工性に優れて
おり、一方異方性のものは長径/短径の比が大きいもの
であって、加工性は劣るが磁性は強いというものであ
る。強磁性体粉の粒径は、一般に0.1乃至10μmの
範囲にあるのがよい。強磁性体粉の配合量は、ゴム成分
100重量部に対し50〜1300重量部、好ましくは
50〜800重量部の範囲で使用するのがよい。
【0047】ベースゴムシートに対する高分子可塑剤
も、エラストマーバッキングで使用したのと同様のもの
を使用する。高分子可塑剤の配合量も、エラストマーバ
ッキングの場合と同様に、エラストマー100重量部当
たり、1乃至100重量部、特に2乃至50重量部配合
するのが望ましい。マグネットゴムシート用のエラスト
マー中には、それ自体公知の配合剤、例えば硫黄系或は
有機系の加硫剤、加硫促進剤、軟化剤、老化防止剤、充
填剤、分散剤、可塑剤、着色剤等をそれ自体公知の配合
量で配合することができる。
も、エラストマーバッキングで使用したのと同様のもの
を使用する。高分子可塑剤の配合量も、エラストマーバ
ッキングの場合と同様に、エラストマー100重量部当
たり、1乃至100重量部、特に2乃至50重量部配合
するのが望ましい。マグネットゴムシート用のエラスト
マー中には、それ自体公知の配合剤、例えば硫黄系或は
有機系の加硫剤、加硫促進剤、軟化剤、老化防止剤、充
填剤、分散剤、可塑剤、着色剤等をそれ自体公知の配合
量で配合することができる。
【0048】上記のゴム配合物を、各種のロール、ニー
ダ等で混練し、シート或いはその他の形状に成形し、加
硫する。加硫は、一般に130乃至200℃の温度で
0.5乃至5kg/cm2 の圧力下で行うのが好まし
い。このように成形したゴムシートを強力な磁界内に置
き、着磁する。着磁はそれ自体公知の条件下に行われる
が、一般に着磁力は0.1×106 〜2.0×106
〔GOe〕の(BH)max=最大エネルギーで行うのが
好ましい。
ダ等で混練し、シート或いはその他の形状に成形し、加
硫する。加硫は、一般に130乃至200℃の温度で
0.5乃至5kg/cm2 の圧力下で行うのが好まし
い。このように成形したゴムシートを強力な磁界内に置
き、着磁する。着磁はそれ自体公知の条件下に行われる
が、一般に着磁力は0.1×106 〜2.0×106
〔GOe〕の(BH)max=最大エネルギーで行うのが
好ましい。
【0049】本発明において、ベース全体が、マグネッ
トゴムシートからなっていることが構造の単純さの点で
好ましいが、ベースの内マット支持用平面部をマグネッ
トゴムシートとし、底部を通常のゴムシートとした積層
構造のベースを用いることもできる。また、マット支持
用平面部の内接着に必要な面積の部分のみをマグネット
ゴムシートで形成させることもできる。更に、ベースの
周囲に額縁状の枠を保護のため設けることもできる。
トゴムシートからなっていることが構造の単純さの点で
好ましいが、ベースの内マット支持用平面部をマグネッ
トゴムシートとし、底部を通常のゴムシートとした積層
構造のベースを用いることもできる。また、マット支持
用平面部の内接着に必要な面積の部分のみをマグネット
ゴムシートで形成させることもできる。更に、ベースの
周囲に額縁状の枠を保護のため設けることもできる。
【0050】
【実施例】本発明を次の例で説明する。原布とゴムとの組み合わせ
【0051】
【表1】 上記No1,2,3の原布及びゴムベースを作製した。
【0052】(A) 原 布 下記のポリエステル平織
り布に、捲縮性ナイロンマルチフィラメント糸をタフト
化してマットを製造した。 パイル BCF ナイロンカットパイル ステッチ 6個/inch ゲージ 8個/inch パイル高さ 9mm 目付け量 1100g/m2 基 布 ポリエステル平織り布 120g/m2 上記原布に1,2,3のゴムラテックスを250g/m
2 (固型分)塗布し、160℃−30分乾燥、加硫を行
った。
り布に、捲縮性ナイロンマルチフィラメント糸をタフト
化してマットを製造した。 パイル BCF ナイロンカットパイル ステッチ 6個/inch ゲージ 8個/inch パイル高さ 9mm 目付け量 1100g/m2 基 布 ポリエステル平織り布 120g/m2 上記原布に1,2,3のゴムラテックスを250g/m
2 (固型分)塗布し、160℃−30分乾燥、加硫を行
った。
【0053】配 合 (A)−1 NBRラテックス 100部 重質炭酸カルシウム 50 増 粘 剤 1.5 メチロールメラミン 7 バリウムフェライト 200 (A)−2 NBRラテックス 100部 重質炭酸カルシウム 50 増 粘 剤 1.5 メチロールメラミン 7 アジピン酸系ポリエステル 20 (分子量 3000) 分 散 剤 5 バリウムフェライト 200 (A)−3 SBRラテックス 100部 重質炭酸カルシウム 50 増 粘 剤 1.5 メチロールメラミン 7 バリウムフェライト 200
【0054】(B) ゴムベース 下記ゴムを混練り後1
mm厚のシート状に加工し150℃−30分加圧、加硫
を行った。このシートを所定の方法で着磁したものをサ
ンプルとした。 (B)−1 SBR 100部 ZnO 5 ステアリン酸 1 カーボンブラック 50 加硫促進剤 MBT 1.5 硫 黄 2.0 バリウムフェライト 500 アジピン酸系ポリエステル 50 (B)−2 NBR 100部 ZnO 5 ステアリン酸 1 カーボンブラック 50 加硫促進剤 MBT 1.5 硫 黄 2.0 バリウムフェライト 500 アジピン酸系ポリエステル 50 (B)−3 NBR 100部 ZnO 5 ステアリン酸 1 カーボンブラック 50 加硫促進剤 MBT 1.5 硫 黄 2.0 バリウムフェライト 500
mm厚のシート状に加工し150℃−30分加圧、加硫
を行った。このシートを所定の方法で着磁したものをサ
ンプルとした。 (B)−1 SBR 100部 ZnO 5 ステアリン酸 1 カーボンブラック 50 加硫促進剤 MBT 1.5 硫 黄 2.0 バリウムフェライト 500 アジピン酸系ポリエステル 50 (B)−2 NBR 100部 ZnO 5 ステアリン酸 1 カーボンブラック 50 加硫促進剤 MBT 1.5 硫 黄 2.0 バリウムフェライト 500 アジピン酸系ポリエステル 50 (B)−3 NBR 100部 ZnO 5 ステアリン酸 1 カーボンブラック 50 加硫促進剤 MBT 1.5 硫 黄 2.0 バリウムフェライト 500
【0055】上記原布及びゴムシートをそれぞれ接合
し、No1、2、3のサンプルマットを作製し、通行人
数2000人/日の場所に14日間設置し、マットとベース
の移動(ずれ)距離を測定した。
し、No1、2、3のサンプルマットを作製し、通行人
数2000人/日の場所に14日間設置し、マットとベース
の移動(ずれ)距離を測定した。
【0056】
【表2】 次に上記マットをくり返し40回洗浄、乾燥を行い再度
同一の試験を行った。
同一の試験を行った。
【0057】
【0058】結 果 高分子可塑剤を配合したNo1,2はマットの移動(ず
れ)も無く安定して使用でき、レンタルマットとしてく
り返しの洗浄後も同様に良好であった。
れ)も無く安定して使用でき、レンタルマットとしてく
り返しの洗浄後も同様に良好であった。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、ベースのマット支持用
平面部をマグネットゴムシートで形成し且つマット本体
のエラストマーバッキングに磁性体粉を配合し、しかも
マグネットゴムシート及びマットバッキングの少なくと
も一方に高分子可塑剤を含有させることにより、マット
面に対して垂直方向の面接着力を著しく増大させ、しか
もマット面に対して90乃至180度方向のピール力
(引き剥し力)を適切の範囲に維持することが可能とな
り、これにより、一体化マットに比べ軽量で、接着力
(マット原布/ゴムベース)が強固でかつ環境(客先に
設置された時の雨、日光、ダスト付着)の変化に対し安
定した接着力を維持する事が可能で、レンタルサービス
に際して、取付取り外し時の作業性が良好で、容易に洗
浄が可能でかつレンタル用セパレートマットを提供する
ことができた。
平面部をマグネットゴムシートで形成し且つマット本体
のエラストマーバッキングに磁性体粉を配合し、しかも
マグネットゴムシート及びマットバッキングの少なくと
も一方に高分子可塑剤を含有させることにより、マット
面に対して垂直方向の面接着力を著しく増大させ、しか
もマット面に対して90乃至180度方向のピール力
(引き剥し力)を適切の範囲に維持することが可能とな
り、これにより、一体化マットに比べ軽量で、接着力
(マット原布/ゴムベース)が強固でかつ環境(客先に
設置された時の雨、日光、ダスト付着)の変化に対し安
定した接着力を維持する事が可能で、レンタルサービス
に際して、取付取り外し時の作業性が良好で、容易に洗
浄が可能でかつレンタル用セパレートマットを提供する
ことができた。
【図1】 本発明に使用するマット支持用ベースを示す
図で、Aは斜視図、Bは断面図である。
図で、Aは斜視図、Bは断面図である。
【図2】 本発明に使用するマット本体を示す図で、A
は斜視図、Bは断面図である。
は斜視図、Bは断面図である。
【図3】 上記マット本体とベースとの接着の状態をモ
デル的に説明する説明図であって、A:接着前のマット
本体、ベースゴムシート部の状態を示し、B:接着によ
り磁性体同士が強固に引き合い、取りはずされるまで加
圧された状態にあることを示し、C:接着終了状態を示
す。
デル的に説明する説明図であって、A:接着前のマット
本体、ベースゴムシート部の状態を示し、B:接着によ
り磁性体同士が強固に引き合い、取りはずされるまで加
圧された状態にあることを示し、C:接着終了状態を示
す。
1 ベース 2 シート 3 マット支持用平面部 4 フロアに対する支持面 5 マット本体 6 基布 7 パイル糸 8 エラストマーバッキング 9 高分子可塑剤
Claims (4)
- 【請求項1】 基布と基布に植設されたマットパイルと
基布の裏面に施されたエラストマーバッキングとを備え
たマット本体及びマット支持用平面部を有するベースか
ら成るレンタル用セパレートマットにおいて、ベースの
少なくともマット支持用平面がマグネットゴムシートで
形成され且つマット本体のバッキングが磁性体粉を配合
したエラストマーで形成され且つマグネットゴムシート
及びマットバッキングの少なくとも一方が高分子可塑剤
を含有するものであることを特徴とするレンタル用セパ
レートマット。 - 【請求項2】 マット本体バッキングのエラストマーが
ニトリル−ブタジエンゴムである請求項1記載のマッ
ト。 - 【請求項3】 マット本体のバッキング及びベースのマ
グネットゴムシートの両方が、高分子可塑剤を含有する
ものである請求項1記載のマット。 - 【請求項4】 ベースのマグネットゴムシートのエラス
トマーがニトリル−ブタジエンゴムである請求項1記載
のマット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4328062A JP2589036B2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | レンタル用セパレートマット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4328062A JP2589036B2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | レンタル用セパレートマット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06169875A true JPH06169875A (ja) | 1994-06-21 |
JP2589036B2 JP2589036B2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=18206092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4328062A Expired - Lifetime JP2589036B2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | レンタル用セパレートマット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589036B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0653179A1 (en) * | 1993-11-17 | 1995-05-17 | Duskin Company Limited | Separable mat |
WO2017172360A1 (en) * | 2016-03-29 | 2017-10-05 | Milliken & Company | Surface and edge attachment for installation of multi-component floor mat |
WO2017218142A1 (en) * | 2016-06-17 | 2017-12-21 | Milliken & Company | Magnetic floor mat having reduced tuft profile |
US9895888B2 (en) | 2014-04-22 | 2018-02-20 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Fluid flow structure |
WO2018038832A1 (en) * | 2016-08-24 | 2018-03-01 | Milliken & Company | Floor mat with hidden base component |
WO2018186962A1 (en) * | 2017-04-07 | 2018-10-11 | Milliken & Company | Washable floor mat with reinforcement layer |
-
1992
- 1992-12-08 JP JP4328062A patent/JP2589036B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0653179A1 (en) * | 1993-11-17 | 1995-05-17 | Duskin Company Limited | Separable mat |
US9895888B2 (en) | 2014-04-22 | 2018-02-20 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Fluid flow structure |
CN109072545A (zh) * | 2016-03-29 | 2018-12-21 | 美利肯公司 | 用于多部件地板垫安装的表面和边缘连接装置 |
WO2017172360A1 (en) * | 2016-03-29 | 2017-10-05 | Milliken & Company | Surface and edge attachment for installation of multi-component floor mat |
WO2017218142A1 (en) * | 2016-06-17 | 2017-12-21 | Milliken & Company | Magnetic floor mat having reduced tuft profile |
AU2017284068B2 (en) * | 2016-06-17 | 2020-02-20 | Milliken & Company | Magnetic floor mat having reduced tuft profile |
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WO2018038779A1 (en) * | 2016-08-24 | 2018-03-01 | Milliken & Company | Magnetic floor mat with hidden base component |
WO2018038832A1 (en) * | 2016-08-24 | 2018-03-01 | Milliken & Company | Floor mat with hidden base component |
US11678757B2 (en) | 2016-08-24 | 2023-06-20 | Milliken & Company | Floor mat with hidden base component |
US12089760B2 (en) | 2016-08-24 | 2024-09-17 | Milliken & Company | Floor mat with hidden base component |
WO2018186962A1 (en) * | 2017-04-07 | 2018-10-11 | Milliken & Company | Washable floor mat with reinforcement layer |
AU2018249357B2 (en) * | 2017-04-07 | 2021-07-22 | Milliken & Company | Washable floor mat with reinforcement layer |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2589036B2 (ja) | 1997-03-12 |
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