JPH06169558A - マイクロモータ用コンデンサ及びマイクロモータ回転子 - Google Patents

マイクロモータ用コンデンサ及びマイクロモータ回転子

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Publication number
JPH06169558A
JPH06169558A JP34331192A JP34331192A JPH06169558A JP H06169558 A JPH06169558 A JP H06169558A JP 34331192 A JP34331192 A JP 34331192A JP 34331192 A JP34331192 A JP 34331192A JP H06169558 A JPH06169558 A JP H06169558A
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JP
Japan
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capacitor
electrode
micromotor
porcelain substrate
mounting hole
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP34331192A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Harada
拓 原田
Kouya Ishigaki
高哉 石垣
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】モータの大小に関係なく、所定の位置関係で整
流子に接続でき、低コストで信頼性の高いマイクロモー
タ用コンデンサ及びマイクロモータ回転子を提供する。 【構成】磁器基板1は平板状である。取付孔2は磁器基
板1のほぼ中央部において厚み方向に貫通して設けられ
ている。内部電極31〜34は磁器基板1の内部に埋設
され、コンデンサ電極を構成している。取出電極41〜
44は孔の内周面に設けられ、内部電極31〜34と導
通している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロモータ用コン
デンサ及びマイクロモータ回転子に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロモータは一種の直流電動機であ
り、整流子とブラシとの組合せを有し、整流子とブラシ
との間で火花を発生する。火花を消去し、火花に起因す
るノイズをなくす手段として、従来より、バリスタやコ
ンデンサ等で構成された火花消去手段が提案されてい
る。火花消去技術を開示する文献としては特開昭50ー
109408号公報、実公昭46ー27985号、実公
昭53ー54312号等が知られている。これらの公知
技術文献に開示された火花消去装置は、コンデンサまた
はバリスタで構成され、基板の中心部に取付孔を有し、
取付孔の部分でマイクロモータ回転子の回転軸に装着さ
れている。火花消去装置は、また、基板内部に内部電極
を有すると共に、外周側面に内部電極と導通する側面電
極を有し、側面電極を基板の厚み方向の一面に設けられ
た平面電極に連続させてある。平面電極は整流子に接続
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の火花消去装置は、コンデンサの場合であっても、バリ
スタの場合であっても、基板の外周側面に内部電極と導
通する側面電極を有し、側面電極から導かれた平面電極
に整流子を接続する構造となっていたため、電極引き出
し構造が複雑になる。このため、電極形成コストが高く
なる。平面電極はモータの形状が大きくなる程、長くな
る傾向にあるため、それにつれて、電極形成コストが高
くなる。
【0004】モータの形状が小さくなると、平面電極間
の距離が短くなり、電極間距離が少し変化しただけで、
耐圧不良を招く等の問題を生じ易くなる。
【0005】そこで、本発明は、上述する従来の問題点
を解決し、モータの形状が大型化した場合でも、小型化
された場合も、取付孔の内部で整流子と最短経路で接続
でき、コストが安価で、信頼性の高いマイクロモータ用
コンデンサ及び回転子を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明は、磁器基板と、取付孔と、内部電極と、取
出電極とを有するマイクロモータ用コンデンサであっ
て、前記磁器基板は、平板状であり、前記取付孔は、前
記磁器基板のほぼ中央部において厚み方向に貫通して設
けられており、前記内部電極は、前記磁器基板の内部に
埋設され、コンデンサ電極を構成しており、前記取出電
極は、前記取付孔の内周面に設けられ、前記内部電極と
導通している。
【0007】本発明に係るマイクロモータ回転子は、上
記コンデンサを含んでおり、コンデンサは取付孔がモー
タ回転軸に装着され、取出電極が整流子に接続されてい
る。
【0008】
【作用】磁器基板は平板状であり、取付孔は磁器基板の
ほぼ中央部において厚み方向に貫通して設けられてお
り、内部電極は磁器基板の内部に埋設されコンデンサ電
極を構成しており、取出電極は内部電極と導通している
から、従来と同様に、取付孔の部分でマイクロモータの
回転軸に装着し、取出電極に整流子を接続することがで
きる。
【0009】取出電極は取付孔の内周面に設けられてい
るから、整流子片を取付孔の内部で直接に接続できる。
このため、モータの形状が大型化した場合でも、小型化
された場合も、最短経路で取付孔の内部で取出電極に直
接に接続でき、コストが安価で、信頼性が高くなる。
【0010】
【実施例】図1は本発明に係るマイクロモータ用コンデ
ンサの部分破断斜視図である。図において、1は磁器基
板、2は取付孔、31〜33は内部電極と、41〜43
は取出電極である。
【0011】磁器基板1は平板状であり、誘電体磁器ま
たは半導体磁器等で構成されている。取付孔2は磁器基
板1のほぼ中央部において厚み方向に貫通して設けられ
ている。内部電極31〜33は磁器基板1の内部に埋設
され、コンデンサ電極を構成している。内部電極31〜
33はモータの極数に応じて選択され、面積及び層数は
モータ側から要求される取得容量に応じて設計される。
【0012】取出電極41〜43は取付孔2の内周面に
設けられ、内部電極31〜33と導通している。取出電
極41〜43は内部電極31〜33のそれぞれと対応す
るように配置される。図示では、内部電極31〜33は
3個であるので、取出電極41〜43も3個備えられて
いる。
【0013】上述のように、磁器基板1は平板状であ
り、取付孔2は磁器基板1のほぼ中央部において厚み方
向に貫通して設けられており、内部電極31〜33は磁
器基板1の内部に埋設されコンデンサ電極を構成してお
り、取出電極41〜43は内部電極31〜33と導通し
ているから、従来と同様に、取付孔2の部分でマイクロ
モータの回転軸に装着し、取出電極41〜43に整流子
を接続することにより、火花消去装置を構成できる。
【0014】取出電極41〜43は取付孔2の内周面に
設けられているから、整流子片を取付孔2の内部で直接
に接続できる。このため、モータの形状が大型化した場
合でも、小型化された場合も、電極構造には何等の変更
をも加える必要がなく、コストが安価になると共に、信
頼性が向上する。
【0015】図2は内部電極31〜33及び取出電極4
1〜43の電気的な接続関係を展開して示す図である。
図2に示されるように、内部電極31〜33は3極モー
タに用いることを前提にし、3種備えられている。内部
電極31は磁器基板1の厚み方向に積層された複数の電
極枝311〜314を有する。内部電極32〜33も同
様の電極枝(321〜323)〜(331〜333)を
有する。内部電極31と内部電極32は電極枝(311
〜314)と電極枝(321〜323)が交互配置とな
るように設けられている。内部電極32と内部電極3
3、内部電極33と内部電極33、及び、内部電極33
と内部電極31とにおいても、電極枝相互の関係は上述
したように定められている。取出電極41は内部電極3
1に、取出電極42は内部電極32に、取出電極43は
内部電極33に、それぞれ接続されている。
【0016】図3は図1及び図2に示したコンデンサの
電気的回路図である。取出電極41と取出電極42との
間では、内部電極31と内部電極32との間に発生する
容量C12が取得される。取出電極42と取出電極43
との間では内部電極32と内部電極33との間に発生す
る容量C23が取得される。取出電極33と取出電極4
3と取出電極41との間では内部電極33と内部電極3
1との間に発生する容量C31が取得されている。
【0017】磁器基板1は円板状または多角板状に形成
する。多角形状の場合、平坦な外周面を用いて位置決め
し、取出電極41〜43と塗布形成できるので、取出電
極41〜43を簡単、かつ、正確に形成できる。また、
多角形状であると、多数のコンデンサ素子を同一基板上
に形成したコンデンサ集合体を得た後、集合体基板を切
断して各コンデンサ素子を取り出す工程を経てコンデン
サを製造する場合、円板状の場合よりも約2割程度多
く、コンデンサ素子を取り出すことができる。対象とす
るモータが3極またはその倍数の極数を持つ場合は、磁
器基板1は3の倍数の多角形状にすることが望ましい。
対象とするモータが4極またはその倍数である場合は4
の倍数の多角形状とすることが望ましい。
【0018】図4は本発明に係るコンデンサを火花消去
手段として用いた3極マイクロモータ回転子の正面図を
示し、図5は図4に示したマイクロモータ回転子の側面
部分断面図を示している。5は図1〜図2に示したコン
デンサ、6は回転子である。611〜613は磁極、6
21〜623は磁極611〜613のそれぞれに巻かれ
たコイル、63は回転軸、64は整流子、641〜64
3は整流子片である。整流子片641〜643にはコイ
ル621〜623がそれぞれ接続されている。コンデン
サ5は取付孔2の部分で回転軸63に装着され、取出電
極41〜43が整流子641〜643に接続されてい
る。従って、コンデンサ5の取出電極41〜43を、整
流子641〜643に対して直接に接続できる。
【0019】図6は本発明に係るコンデンサを火花消去
手段として用いた4極マイクロモータ回転子の正面図で
ある。整流子片641〜644にはコイル621〜62
4がそれぞれ接続されている。コンデンサ5は取付孔2
の部分で回転軸63に装着され、取出電極41〜44が
整流子641〜644に接続されている。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。 (a)磁器基板は平板状であり、取付孔は磁器基板のほ
ぼ中央部において厚み方向に貫通して設けられており、
内部電極は磁器基板の内部に埋設されコンデンサ電極を
構成しており、取出電極は内部電極と導通しているか
ら、従来と同様に、取付孔の部分でマイクロモータの回
転軸に装着し、取出電極に整流子を接続して用いるマイ
クロモータ用コンデンサを提供することができる。 (b)取出電極は取付孔の内周面に設けられているか
ら、モータの形状が大型化した場合でも、小型化された
場合も、最短経路で取付孔の内部で取出電極に直接に接
続でき、コストが安価で、信頼性の高いマイクロモータ
用コンデンサ及び回転子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマイクロモータ用コンデンサの部
分破断斜視図である。
【図2】図1に示したコンデンサの内部電極及び取出電
極の電気的な接続関係を展開して示す図である。
【図3】図1及び図2に示したマイクロモータ用コンデ
ンサの電気的接続回路図である。
【図4】本発明に係るコンデンサを火花消去手段として
用いた3極マイクロモータ回転子の正面図である。
【図5】図4に示したマイクロモータ回転子の側面部分
断面図である。
【図6】本発明に係るコンデンサを火花消去手段として
用いた4極マイクロモータ回転子の正面図である。
【符号の説明】
1 磁器基板 2 取付孔 31〜33 内部電極 41〜43 取出電極 5 コンデンサ 6 回転子 611〜613 磁極 641〜643 整流子片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁器基板と、取付孔と、内部電極と、取
    出電極とを有するマイクロモータ用コンデンサであっ
    て、 前記磁器基板は、平板状であり、 前記取付孔は、前記磁器基板のほぼ中央部において厚み
    方向に貫通して設けられており、 前記内部電極は、前記磁器基板の内部に埋設され、コン
    デンサ電極を構成しており、 前記取出電極は、前記取付孔の内周面に設けられ、前記
    内部電極と導通しているマイクロモータ用コンデンサ。
  2. 【請求項2】 前記磁器基板は、外周が多角形状である
    請求項1に記載のマイクロモータ用コンデンサ。
  3. 【請求項3】 前記磁器基板は、外周が六角形状である
    請求項2に記載のマイクロモータ用コンデンサ。
  4. 【請求項4】 火花消去用コンデンサを有するマイクロ
    モータ回転子であって、 前記コンデンサは、請求項1乃至3に記載された何れか
    でなり、前記取付孔がモータ回転軸に装着され、前記取
    出電極が整流子に接続されているマイクロモータ回転
    子。
JP34331192A 1992-11-30 1992-11-30 マイクロモータ用コンデンサ及びマイクロモータ回転子 Withdrawn JPH06169558A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34331192A JPH06169558A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 マイクロモータ用コンデンサ及びマイクロモータ回転子

Applications Claiming Priority (1)

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JP34331192A JPH06169558A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 マイクロモータ用コンデンサ及びマイクロモータ回転子

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Publication Number Publication Date
JPH06169558A true JPH06169558A (ja) 1994-06-14

Family

ID=18360542

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34331192A Withdrawn JPH06169558A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 マイクロモータ用コンデンサ及びマイクロモータ回転子

Country Status (1)

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JP (1) JPH06169558A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1294080A3 (de) * 2001-09-07 2003-10-15 Sintertechnik GmbH Kommutator für einen Elektrokleinmotor
US6975058B2 (en) 2004-03-17 2005-12-13 Sintertechnik Gmbh Commutator arrangement for a small electric motor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1294080A3 (de) * 2001-09-07 2003-10-15 Sintertechnik GmbH Kommutator für einen Elektrokleinmotor
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Effective date: 20000201