JPH06168A - 電気インピ−ダンス分布測定方法およびその装置 - Google Patents

電気インピ−ダンス分布測定方法およびその装置

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JPH06168A
JPH06168A JP4162816A JP16281692A JPH06168A JP H06168 A JPH06168 A JP H06168A JP 4162816 A JP4162816 A JP 4162816A JP 16281692 A JP16281692 A JP 16281692A JP H06168 A JPH06168 A JP H06168A
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electric
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JP4162816A
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Senji Yoshioka
仙次 吉岡
Kazumasa Ozawa
一雅 小澤
Norikatsu Yokota
憲克 横田
Hiroaki Suzuki
洋明 鈴木
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気インピ−ダンスCT法で用いる電位分布
データを高速に収集し、再構成画像の精度を高める。 【構成】 測定対象物5の周囲に多数の電極4a〜4h
を配置し、多信号同時供給装置1から各電極に異なる周
波数の電気信号を同時に印加する。多信号同時計測装置
2は、測定対象物5の周囲電位を同時に測定し、断層像
再構成装置3は、測定した電位の周波数分析を行って、
各周波数に対する測定対象物5の周囲の電位分布の測定
値を求める。そして、測定対象物5の内部状態を表す電
気インピ−ダンス分布の断層像を数値計算により再構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はX線CTや超音波CT等
のような断層撮影方法及びその装置に係り、特に、原子
炉やボイラ等の気液ニ相流中のボイド率分布等の様に高
速に計測しなければならない被検体の断層撮影に好適な
電気インピ−ダンス分布測定方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】人体や動植物等の生体の断層を撮影した
り、各種物体の中の空孔率の分布を測定したり、非破壊
検査や液体中の物体の探索等を目的として、X線CTや
超音波CTが実用化されている。しかし、X線CTや超
音波CTは、測定対象物をX線や超音波で走査するため
に1回の計測に時間がかかり、静止体の断層撮影にしか
用いることができない。つまり、原子炉やボイラ等の気
液ニ相流の気相体積割合であるボイド率分布を測定する
ことはできない。このような高速流体の断層撮影には、
短時間に計測することができる電気インピ−ダンス(特
に電気導電率)の分布を測定し、これから断層像を得る
電気インピ−ダンスCT(Computed Tomo-graphy:断層
像再構成)が好適である。
【0003】従来の電気インピーダンスCTは、特開昭
59−17329号公報に記載されている。この従来技
術では、測定対象物の周囲に複数個の電極を配置し、電
位分布を発生させるために、電気励振用の信号源(電流
源、電圧源)を各電極対間に順次に印加し、電極対間の
電位測定を順次行っている。信号印加と電位測定に関す
るスキャン(走査)の組合せは多く、スキャン方式を用
いた全測定時間は、例えば、この従来技術では、145
6秒である。
【0004】尚、電気インピーダンスを計測する従来技
術として、特開昭63−3838号,特開昭63−38
39号,特開平2−216441号等があるが、これら
の従来技術は、計測した電気インピーダンスの値から測
定対象物の断層像を再構成するものではない。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】測定対象物が静止体で
ある場合、デ−タの収集時間にかかわらず、同一の物理
現象を表すデ−タを収集できる。同一現象のデ−タを採
用する限り、本質的に、像再構成処理では、断層像の不
鮮明さや再構成不良を生じない。しかし、測定対象物が
移動体である場合、例えば、混相流の流体計測を行なう
場合、前記のようにスキャン方式の信号印加,電位測定
では測定時間がかかるという問題がある。つまり、1回
のスキャン中に測定対象物が移動してしまうので、収集
したデータは時間のずれ即ち位置のずれが生じてしま
い、このデータから像を再構成しても正確で鮮明な画像
を得ることはできない。従って、要求される時間分解能
に応じてデ−タ収集の全測定時間を短くしなければなら
ないが、スキャン方式では測定時間の大幅な短縮化がで
きず、デ−タ収集の高速化を望めない。
【0006】本発明の目的は、高速に移動する被測定体
でもその断層撮影を高精度に行うことのできる電気イン
ピーダンス分布測定方法及びその装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、測定対象物
の周囲に設けられた複数の電極に特徴量の異なる複数の
電気信号を同時に印加し、各電極間で計測した電気信号
を前記特徴量で識別し、測定対象物の断層像を再構成す
ることで、達成される。
【0008】上記目的はまた、多信号同時供給手段と、
多信号同時計測手段と、断層像再構成手段とを組合せる
ことで、達成される。
【0009】ここで、多信号同時供給手段としては、単
方向導通素子(順方向の電気抵抗が導体程度を示し、逆
方向の電気抵抗が絶縁体程度となる電気的な基本特性を
有する電気回路素子、例えば、ダイオ−ド)を用いる。
次に、1つの単方向導通素子と1つの信号源を直列に接
続する(以下、これを直列素子という。)。さらに、前
記の直列素子を複数個もちいて、前記の直列素子の陰極
の全てを共通に結束して、この陰極を測定対象物の外周
に設置した1つの電極に接続する。さらに、直列素子の
陽極を測定対象物の外周に設置した残りの電極にそれぞ
れ配置する。このようにして、設置した電極を介して、
複数個の互いに異なる電気信号(例えば周波数を違え
る。)を並列かつ分散して測定対象物に同時かつ独立に
印加する。
【0010】また、多信号同時計測手段としては、電気
インピ−ダンスの大きい測定対象物が流れる電気絶縁性
の管路に複数個(N個)の電極を設け、入力電気抵抗が
絶縁体程度となる電気的な基本特性を有する差動増幅回
路を複数個(N−1個)用い、前記の差動増幅回路の陰
極の全て(N−1個)を1つに結束して共通点を形成
し、前記の共通点を前記の電極の1個に接続し、さらに
前記の差動増幅回路のN−1個の陽極を前記の共通点が
接続された電極以外のN−1個の電極にそれぞれ接続し
て、管路内の測定対象物からの複数の電気信号を同時か
つ安定にまた感度良く測定するともに、複数個の電気信
号の独立な測定の組合せを簡単化して測定する。
【0011】断層像再構成手段としては、前記の多信号
同時計測手段を用いて収集した複数個(N−1個)の並
列かつ分散する信号計測系統からの複数の電気信号を例
えば周波数分析して、多信号同時供給手段でもちいた励
振信号の周波数に対応する信号応答を解析し、励振信号
源の供給位置に対応する電位分布(振幅と位相)の測定
値を求め、前記の電位分布(振幅と位相)の測定値、信
号源の接続位置と励振周波数を用いて測定対象物の電気
インピ−ダンスの断層像を再構成する。
【0012】尚、前記の管路(配管)の壁を貫通させて
測定対象物に接触するように管路内周に電気導電性の電
極を複数個(N個)2次元または3次元に配置する。電
気インピ−ダンスの大きい測定対象物が流れる管路(配
管)の材料に電気絶縁性の材料を適用する。
【0013】
【作用】電気インピ−ダンスCT法で用いる正常な電位
分布(同一現象を表す同時刻のデ−タ、または時間分解
能に優れたデ−タ)を発生・収集するには、多種類の励
振信号を電気抵抗の大きい測定対象物に同時かつ安定に
感度良く与え、同時に計測し、多種類の励振信号の信号
源に対応する電位分布を弁別することで、断層像を高精
度に再構成することができる。
【0014】この場合、測定対象物の電気抵抗が大きい
と、同時に印加する各信号源の内部の電気抵抗が悪い影
響を及ぼし、信号が測定対象物に流れずに接続した各信
号源に流入してしまうことがある。そこで、単方向導通
素子を使用することで、この悪影響を回避することがで
きる。
【0015】多信号同時供給手段は、次の様に動作す
る。直列素子はダイオ−ドの特性と同様な信号の伝達特
性を示す。各信号源の信号は、各信号源と直接に接続さ
れているダイオ−ドの順方向に伝達され、ダイオ−ドの
逆方向伝達阻止特性により、直接接続以外のダイオ−ド
に流れ込まず、測定対象物に全て流れる。したがって、
各信号源の内部の電気抵抗に影響されず、測定対象物に
電気信号を同時に供給できる。しかも、信号印加の独立
な配置が可能となる。
【0016】多信号同時計測手段は、次の様に動作す
る。入力電気抵抗が絶縁体程度となる電気的な基本特性
を有する差動増幅回路を用いるので、差動増幅回路の電
気抵抗に影響されず、測定対象物に複数個の電気信号を
同時に供給できるともに、測定対象物から複数個の電気
信号を多信号を同時に測定できる。差動増幅回路のN−
1個の陽極を前記の共通点が持つので、複数個の電気信
号の独立な測定の組合せを簡単化できる。
【0017】断層像再構成手段は、次の様に動作する。
同時供給と同時計測から得たデ−タから電気インピ−ダ
ンスCTに必要な独立な電位分布を弁別する。信号応答
として振幅だけでなく位相も弁別するので、電位分布の
測定値して振幅だけでなく位相の情報を用いた電気イン
ピ−ダンスCTの再構成計算が可能となる。したがっ
て、インピ−ダンス(または、アドミタンス)分布とし
て、抵抗(または、コンダクタンス)分布のみでなくリ
アクタンス(または、サセプタンス)分布を求めること
ができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の第1実施例に係る電気インピ
−ダンス分布測定装置の全体構成図である。図1におい
て、1は多信号同時供給装置を示し、測定対象物に多く
の信号を並列かつ分散させて同時に供給する。2は多信
号同時計測装置を示し、測定対象物からの多くの信号を
並列かつ分散させて同時に計測する。3は断層像再構成
装置を示し、多信号同時計測装置2で収集したデ−タを
処理して、測定対象物の内部の電気インピ−ダンス分布
を現す断層像を再構成する。4a〜4hは電気導電性の
ある電極(例えば白金、ステンレスなどの導体)、5は
測定対象物(例えば、水−空気、水−蒸気などの混相
流。尚、生体等の静止体も断層撮影可能であるのは勿論
である。)、6は測定セル(例えばセラミック、アクリ
ルなどの絶縁体の管路、生体例えば腕の断層を計測する
ときは、可撓製のバンドに電極を埋め込み、これを腕に
巻いて測定セルとする。)をそれぞれ示す。図1では、
電気インピ−ダンスCT法の計測法を適用するために、
測定対象物5を内部に流す測定セル6の内周面に、複数
個N(例えばN=8個)の電極4a〜4hを設置した構
成を示す。
【0019】多信号同期供給装置1,多信号同時計測装
置2および断層像再構成装置3の内部構成図を図2に示
す。図2において、多信号同時供給装置1は信号源7a
〜7gの組合せにより構成する。信号源7a〜7gは、
例えば、互いの信号を区別するため、それぞれ異なる周
波数fa〜fgの信号を発振する。一例として、図16
に、無負荷の各信号源の信号波形を示す。尚、各信号源
の信号波形として、図17に示すようなデジタル信号も
使用可能である。
【0020】多信号同時供給装置1の構成要素は、前記
の電極数N個(例えばN=8個)に合せて、N−1個
(図2では例えばN−1=7個)で構成される。信号源
7a〜7gの陰極(−)の全てを1つに結束し、信号源
7a〜7gの陽極(+)をそれぞれN−1個に分離す
る。図2に示すように、信号源7a〜7gの陰極(−)
は、測定セル6の電極4hにまとめて配線(配線17
h)し、信号源7a〜7gの陽極は、夫々対応する電極
4a〜4gに配線(配線17a〜17g)する。配線1
7a〜17gは、電気励振信号の並列に分散する供給経
路を形成する。このようにして、多信号同時供給装置1
は電極4hを基準に、残りの各電極4a〜4gを介し
て、測定対象物5の周囲から測定対象物5を同時に電気
励振する構成とする。
【0021】図2において、多信号同時計測装置2は、
10a〜10g、11a〜11g、12a〜12g、1
3に示す4種類の回路素子の組合せより構成する。10
a〜10gはアナログ信号をサンプルしてホ−ルドする
サンプル・ホ−ルド回路であり、前記の電極数N個(図
示の例ではN=8個)に合せてN−1個(=7個)の構
成としてある。11a〜11gはアナログ信号をディジ
タル信号に変換するアナログ・ディジタル(AD)変換
器であり、N−1個(=7個)の構成としてある。12
a〜12gはディジタル信号を記憶するバッファ・メモ
リであり、N−1個(=7個)の構成とする。13はサ
ンプル・ホールド回路10a〜10g,AD変換器11
a〜11g、バッファ・メモリ12a〜12gを制御す
る制御ユニット(例えばマイクロプロセッサ)である。
【0022】多信号同時計測装置2は、スキャン方式に
よるデ−タ収集(例えば、電位測定)の欠点を解消し同
時のデ−タ収集を実現するために、サンプル・ホ−ルド
回路−AD変換器−バッファ・メモリで構成する並列か
つ分散の信号計測系統をN−1個の複数個(図2の例で
は7系統)装備する。サンプル・ホ−ルド回路10a〜
10gは、図2に示すように、夫々の陰極の全てを1つ
に結束し、夫々の陽極は夫々のN−1個に分離する構成
となっている。前記の陰極の結束点(配線18h)と、
前記の各信号源7a〜7gの陰極の全ての結束点(配線
17h)を共通に接続して電気的な導通状態を与え、こ
れを電極4hに接続する。
【0023】また、サンプル・ホ−ルド回路の各陽極
(配線18a〜18g)は、各信号源7a〜7gの各陽
極(配線17a〜17g)と電気的な導通状態にして各
電極4a〜4gに配線する。配線18a〜18gは、電
気信号の並列に分散する計測経路を形成する。このよう
にして、多信号同時計測装置2は、電極4hを基準に、
残りの各電極4a〜4gの電位を同時に検出して計測す
る構成とする。
【0024】図2において、断層像再構成装置3は、例
えば14,15,16で構成する。14はデ−タ転送及
び数値解析などを行なうデ−タ処理用計算機(例えばマ
イクロコンピュタ−あるいはその複合体)である。15
はデ−タ表示及び解析結果の出力などを行なうディスプ
レイユニット(例えばCRT)である。16はデ−タ処
理用計算機に指令を与えるキ−ボ−ドである。断層像再
構成装置3は、同時にサンプルされたデ−タから電位分
布の測定値を演算して求める。この演算手順のフローチ
ャートが図5である。また、電位分布の測定値から断層
像を再構成するときの演算手順のフローチャートが図6
である。これらのフローチャートについては後述する。
【0025】次に、この第1実施例に係る電気インピ−
ダンス分布測定装置100の基本動作を説明する。先
ず、多信号同時供給装置1は、測定対象物5の周囲から
電気励振用の多信号を同時に与える。多信号同時計測装
置2は、測定対象物5の内部の電気インピ−ダンス分布
に応じて、測定対象物5の周囲に発生する電位分布を同
時に測定する。断層像再構成装置3は、電位分布の測定
値を用いて、測定対象物5の内部の電気インピ−ダンス
分布を求める。
【0026】多信号同時供給装置1の詳細動作を説明す
る。図2の構成では、前記の各信号源7a〜7gの陰極
をすべて共通に結束し、この共通の接続点を電極4hに
電気配線している。また、各信号源7a〜7gの陽極
は、電極4h以外の対応する電極4a〜4gそれぞれに
接続している。さらに、各信号源7a〜7gは、例え
ば、正弦波の励振周波数fa〜fgにより区別してい
る。このため、各信号源7a〜7gの信号は、各信号源
の陽極→各信号源の陽極を配線した電極→測定対象物5
→各信号源の陰極に配線した電極→各信号源の陰極の経
路を流れる。つまり、信号源7aの信号は、信号源7a
→電極4a→測定対象物5→電極4h→信号源7a、の
経路で流れる。他の信号源の信号の経路も同様である。
【0027】多信号同時計測装置2の詳細動作を説明す
る。図2に示すように、サンプル・ホ−ルド回路10a
〜10gの陽極がそれぞれ電極4a〜4gに配線され、
10a〜10gの陰極が電極4hに配線されているの
で、サンプル・ホールド回路10a〜10gは、電極4
hの電位を基準とした電極4a〜4gの電位を、N−1
個の信号計測系統により並列かつ分散して検出する。制
御ユニット13は、サンプル・ホールド回路10a〜1
0gに同時のサンプルホ−ルド信号(配線22の信号)
を周期的に与える。サンプル・ホールド回路10a〜1
0gは、N−1個の信号計測系統の電位の検出信号を周
期的にサンプル及びホ−ルドし、対応するAD変換器1
1a〜11gに入力する。
【0028】制御ユニット13は、AD変換器11a〜
11gに、前記のサンプルホ−ルド信号に調和したAD
変換信号(配線23の信号)を与える。AD変換器11
a〜11gは、サンプル及びホ−ルドされたアナログ信
号をディジタル信号に変換し、バッファ・メモリ12a
〜12gに記憶する。制御ユニット13は、バッファ・
メモリ12a〜12gに記憶されたディジタル信号のデ
−タを、断層像再構成装置3を構成するデ−タ処理用計
算機14のメイン・メモリにDMA(DirectMemory Acc
ess)方式により高速転送する。このようにして、多信
号同時計測装置2はサンプル・ホ−ルド回路10a〜1
0gで検出する多信号を並列かつ分散的に処理して同時
に計測するように作動する。一例として、図7に各信号
計測系統a〜gの同時サンプル電圧波形を示す。
【0029】次に、図2,図5,図6を用いて、断層像
再構成装置3の動作を説明する。断層像再構成装置3を
構成するデ−タ処理用計算機14は、キ−ボ−ド16の
指令により、多信号同時計測装置2の制御ユニット13
を制御し、前記したように同時計測したデ−タをDMA
転送によりメイン・メモリに転送する。
【0030】図5は、同時計測したデ−タから電位分布
の測定値を求める処理手順を示すフローチャートであ
る。先ず、断層像再構成装置3は、メイン・メモリから
各信号計測系統a〜gの同時計測したデ−タを読み込む
(ステップ501)。同時計測したデ−タは信号源7a
〜7gの周波数fa〜fgに関する情報を有するので、
各信号計測系統ごとの同時計測したデ−タを周波数分析
し、振幅および位相のスペクトルを求める(ステップ5
02)。一例として、図8に、信号計測系統dのサンプ
ル信号の周波数分析結果を示す。
【0031】各信号計測系統ごとの振幅および位相のス
ペクトルは、多信号同時供給装置1の信号源7a〜7g
が例えば単一の周波数fa〜fgの正弦波で区別されて
いる場合、周波数fa,…,fgで振幅および位相のピ
−クを有するので、周波数fa〜fgについて、振幅と
位相の大きさを抽出する(ステップ503)。前記の振
幅と位相の組合せより、信号源7a〜7gの電気励振信
号の入力に対応する複素電位分布の測定値φma〜φmgを
算出する(ステップ504)。前記の測定値φma,…,
φmgは、それぞれ電気励振の周波数fa,…,fgに関
するものである。一例として、図9〜図15に、夫々φ
ma,…,φmgを示す。
【0032】図6は、断層像を再構成する処理手順を示
すフローチャートである。測定対象物の内部の電気イン
ピ−ダンス分布として、複素電気導電率σの分布を仮定
する(ステップ601)。複素電気導電率σの分布を用
いて、測定対象物の周囲に接続した信号源7a〜7gを
境界条件として、信号源7a〜7gの各入力信号に対応
する信号応答として測定対象物の周囲(電極)に発生す
る複素電位分布の計算値φca〜φcgを解析する(ステッ
プ602)。複素電位分布の測定値φma〜φmgと計算値
φca〜φcgを比較し(ステップ603)、その誤差が最
小になるように複素電気導電率σの分布を補正する(ス
テップ604)。
【0033】電位分布の測定値と計算値の誤差があるレ
ベル以下になるまで、複素電気導電率σの分布を補正す
る最適化を繰り返す(ステップ602、603、60
4)。最適化された複素電気導電率σの分布(またはσ
の分布をインピ−ダンス分布に変換したもの)をディス
プレィユニット16に出力する(ステップ605)。こ
のようにして、測定対象物の内部の電気インピ−ダンス
分布を求め、断層像を再構成できる。
【0034】図3は、本発明の第2実施例に係る電気イ
ンピ−ダンス分布測定装置の全体構成図である。測定対
象物5が極めて大きい電気インピ−ダンスをもつように
なる場合、本実施例では、各信号源7a〜7gの陽極
と、測定セルの電極4a〜4gとの間に、ダイオード8
a〜8gを挿入し、サンプル・ホールド回路10a〜1
0gの前段に、高入力インピ−ダンスを有する入力バッ
ファ・アンプ(例えば、FET(Field Effect Transis
tor:電界効果トランジスタ)入力型インスツルメンテン
−ション・アンプと呼ばれる差動増幅器(入力インピ−
ダンス:1012Ω以上))を挿入し、各入力バッファ・
アンプ9a〜9gの陰極の全てを1つに結束してこれを
各信号源7a〜7gの陰極結束点に配線18hにて接続
してある。その他の構成は、第1実施例と同様である。
【0035】本実施例における多信号同時供給装置1の
動作を説明する。多信号同時供給装置1を構成する各ダ
イオ−ド8a〜8gは、図4に示す電圧と電流の基本特
性を持つ。図4において、順方向の電流(IF )は順方
向の電圧(VF )に対して流れ易い。順方向の電気抵抗
は前記の測定対象物や測定セルの電気抵抗に比べて大変
に小さく導体程度である。また、逆方向の電流(IR )
は逆方向の電圧に対してブレ−クダウン電圧(VB )ま
で流れない。ブレ−クダウン電圧(VB )未満の逆方向
の電気抵抗は、絶縁体程度(抵抗率109Ωm以上)で
あり、前記の測定対象物(例えば純水の抵抗率2.5×
105Ωm)などの電気抵抗値より大きい。
【0036】この第2実施例では、ダイオ−ドの電気特
性を活用するため、図3において、ダイオ−ドと信号源
を直列に接続した複数の直列素子(7aと8a、7bと
8b、...、7gと8gの直列接続)を構成する。各
直列素子においては、ダイオ−ドに直列に配線した信号
源がダイオ−ドの順方向電圧を示すとき、順方向の電流
が流れる。また、各信号源の逆方向電圧は各ダイオ−ド
のブレ−クダウン電圧(VB )をこえないように信号レ
ベルを設定するので、各直列素子の逆方向の電流は前記
のダイオ−ドの電気特性により流れない。さらに、図3
における多信号同時供給装置1の構成では、各直列素子
の陰極のすべてを共通に結束して、この共通の接続点を
電極4hに接続している。また、各直列素子の陽極は電
極4h以外の電極4a〜4gそれぞれに接続している。
このため、各直列素子の信号(順方向の電流)は、各直
列素子の陽極→各直列素子の陽極を接続した電極→測定
対象物5→各直列素子の陰極を接続した電極の経路で流
れ、各直列素子の信号源に帰還する。
【0037】直列素子の信号(順方向の電流)は、前記
の共通接続点の設置構成とダイオ−ドの逆方向電圧特性
により、別の直列素子の陽極には流入せず、測定対象物
5の内部のみに分布する。これは、例えば、信号源7a
の信号(順方向の電流)に対して、直列素子7bと8
b、7cと8c、7dと8d、7eと8e、7fと8
f、7gと8gの電気回路が存在しないことに等価であ
る。信号源7aの信号は同時に接続した信号源の内部の
電気抵抗に影響をまったく受けず、測定対象物5の内部
に分布して、信号源7aに関する電位を電極4a〜4h
に発生する。信号源7aについて述べたが、信号源7b
〜7gについても同様に動作し、同時に接続した信号源
の内部の電気抵抗に影響を受けず、測定対象物5に分布
して、信号源7b〜7gに関する電位を電極4a〜4h
に発生する。電極4a〜4hには、電気回路網の重ね合
せの定理により、周波数で区別した信号源の電位が重畳
する。したがって、図3の多信号同時供給装置1を用い
れば、測定対象物の周囲から多信号を同時に与えて、測
定対象物の内部の電気インピ−ダンス分布に対応して各
入力信号の電位分布を同時に測定対象物に発生できる。
また、測定対象物の内部の電気インピ−ダンスや信号源
の使用台数、内部電気抵抗に影響されず、多信号を測定
対象物に安定かつ十分に与えることができる。
【0038】第2実施例の多信号同時計測装置2の動作
を説明する。図3に示すように、2の入力バッファ・ア
ンプ9a〜9gの陽極は電極4a〜4gに配線され、9
a〜9gの陰極は電極4hに配線されているので、アン
プ9a〜9gは電極4hの電位を基準に電極4a〜4g
の電位を差動で検出する。また、アンプ9a〜9gは前
記したように高入力インピ−ダンスとなるので絶縁体の
ごとく働き、多信号同時供給装置1の信号源7a〜7g
の信号(電流)はアンプ9a〜9gの陽極には流入せ
ず、電極4a〜4gを介して測定対象物5に流入する。
したがって、入力バッファ・アンプ9a〜9gの接続に
影響されず、電極4hの電位を基準に電極4a〜4gの
電位を安定に検出できる。入力バッファ・アンプ9a〜
9gの差動信号はそれぞれ並列に分散してサンプル・ホ
−ルド回路10a〜10gに入力する。以後の処理は第
1実施例と同様である。
【0039】尚、上述した実施例では、測定対象物のあ
る平面での断層像の再構成について述べたが、所定時間
間隔で複数回計測を繰り返すことで、立体断層像を再構
成できることはいうまでもない。また、複数の電極を移
動体の移動方向に複数ライン設けることで、同時の計測
で一度に立体断層像が得られることも勿論である。
【0040】
【発明の効果】本発明(請求項1,2)によれば、スキ
ャン方式の信号印加や電圧測定を用いず、電気インピ−
ダンスCT法で用いる時間ずれのない正常な電位分布
(同一現象を表す同時刻のデ−タ、または時間分解能に
優れたデ−タ)を得ることができ、短時間で精度の高い
断層像を得ることが可能となる。従って、静止体は勿
論、高速移動体であっても高精度の断層像計測ができ
る。
【0041】また、本発明(請求項3,4)によれば、
スキャン方式の信号印加を用いず、測定対象物に対して
定常状態の電気励振が常に達成できるので、信号の切り
替え(スウイチング)時に生じる電気的な過渡現象を排
除または防止し、その影響を全く受けず、複数個の電気
信号を安定に供給できる効果がある。また、複数個の電
気信号を測定対象物の周囲から並列かつ分散させて同時
に与えることができるので、複数個の電気信号の入力に
対応する複数個の電位分布を測定対象物の周囲に時間の
ずれなく発生できる効果がある。また、複数個の電気信
号の独立な接続または印加を常に構成するので、複数個
の電気信号の独立な接続または印加の選び方・制御を簡
単化・簡略化する効果がある。また、複数個の電気信号
を測定対象物へ並列に配線する場合も、測定対象物の電
気抵抗の大きさ、電気励振用の信号源の使用台数やその
内部電気抵抗の大きさに影響されず、測定対象物の内部
の変化を検出する電気信号を測定対象物へ安定かつ十分
に与える効果が大きい。
【0042】更に本発明(請求項5,6)によれば、ス
キャン方式の電位測定を用いず、複数個の電位分布を並
列かつ分散して同時にサンプルするので、時間ずれのな
い同時刻の複数個の電位分布を収録かつ分析できる効果
が大きい。また、並列かつ分散して収録するので、電位
測定の高速化が達成でき、測定時間を極めて短くできる
効果がある。また、入力電気抵抗が絶縁体程度である差
動増幅器素子を装備し、これを複数個使用できるので、
測定対象物の周囲の電位分布を緻密に測定できる効果が
大きい。また、電位測定の共通の接続点を持つ構成によ
り、電位測定の独立の選び方・制御を簡単化・簡略化す
る効果がある。
【0043】更に本発明(請求項7,8)によれば、並
列かつ分散して同時にサンプルされたデ−タから複数個
の電気信号源の入力に対する電気信号応答(振幅ならび
に位相の特性)が識別できるので、測定対象物の内部の
電気インピ−ダンスの成分、特に抵抗とリアクタンスの
成分を容易に区別できる効果がある。また、複数個に並
列かつ分散してデ−タから複数個の電気信号源の対する
電気信号応答の組合せより、複数個の電気信号源に対す
る測定対象物の周囲の電位分布(振幅ならびに位相の分
布)を簡単に算出できる効果がある。また、電気信号源
の周波数、電位分布(振幅ならび位相の分布)の測定値
を考慮して断層像を再構成できるので、抵抗分布だけで
なくリアクタンス分布を求めることができ、これらの合
成と照合により測定対象物の内部構造を電気インピ−ダ
ンス分布として識別しやすい効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る電気インピ−ダンス
分布測定装置の全体構成図である。
【図2】図1の詳細部分も記載した図である。
【図3】図3は本発明の第2実施例に係る電気インピ−
ダンス分布測定装置の全体構成図である。
【図4】ダイオ−ドの電気特性図である。
【図5】電位分布の測定値を求める計算フロ−チャ−ト
である。
【図6】電位分布の測定値から断層像を再構成する計算
フロ−チャ−トである。
【図7】各信号計測系統の同時サンプル電圧波形図であ
る。
【図8】信号計測系統dのサンプル信号の周波数分析結
果を示す図である。
【図9】複素電位分布の測定値φmaのグラフである。
【図10】複素電位分布の測定値φmbのグラフである。
【図11】複素電位分布の測定値φmcのグラフである。
【図12】複素電位分布の測定値φmdのグラフである。
【図13】複素電位分布の測定値φmeのグラフである。
【図14】複素電位分布の測定値φmfのグラフである。
【図15】複素電位分布の測定値φmgのグラフである。
【図16】無負荷時の各信号源の信号波形図である。
【図17】無負荷時の各信号源のデジタル信号波形図で
ある。
【符号の説明】
1…多信号同時供給装置、2…多信号同時計測装置、3
…断層像再構成装置、4a〜4g…電極、5…測定対象
物、6…測定セル、7a〜7g…電気励振用の信号源、
8a〜8g…ダイオ−ド、9a〜9g…入力バッファ・
アンプ、10a〜10g…サンプル・ホ−ルド回路、1
1a〜11g…アナログ・ディジタル変換回路、12a
〜12g…バッファ・メモリ、13…制御ユニット、1
4…デ−タ処理用計算機、15…ディスプレィユニッ
ト、16…キ−ボ−ド、100…電気インピ−ダンス分
布測定装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 洋明 茨城県日立市森山町1168番地 株式会社日 立製作所エネルギー研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象物の周囲に設けられた複数の電
    極に特徴量の異なる複数の電気信号を印加し、各電極か
    ら同時に計測した電気信号を前記特徴量で弁別し、弁別
    した電気信号から測定対象物の断層像を作成することを
    特徴とする電気インピーダンス分布測定方法。
  2. 【請求項2】 測定対象物の周囲に設置される複数の電
    極と、各電極に特徴量の異なる電気信号を印加する信号
    源と、電気信号の印加によって測定対象物から各電極を
    通して得られた信号前記特徴量にて弁別する手段と、弁
    別して得た信号から前記測定対象物の断層像を再構成す
    る装置とを備えたことを特徴とする電気インピーダンス
    分布測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の複数の特徴量の異なる電気信
    号を印加する方法として、電気インピ−ダンスの大きい
    測定対象物が移動する電気絶縁性の管路に複数個(N
    個)の電極を設け、基準電極とその他の電極との間に夫
    々単方向導通素子を通して特徴量の異なる電気信号を印
    加することを特徴とする電気インピーダンス分布測定方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項2の信号源は、前記電極数より1
    つだけ少なく用意され、各信号源の陰極は共通に基準電
    極に接続され、各信号源の陽極は夫々が対応する電極に
    夫々単方向導通素子を介して接続されることを特徴とす
    る電気インピーダンス分布測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項3において、入力
    電気抵抗が絶縁体程度となる電気的な基本特性を有する
    差動増幅回路を前記電極数Nに対してN−1個用い、各
    差動増幅回路の陰極を共通接続して前記電極のうちの基
    準電極に接続し、各差動増幅回路の各陽極を基準電極以
    外の対応する電極に接続して、測定対象物からの前記電
    極から得られる電気信号を同時に測定することを特徴と
    する電気インピ−ダンス分布測定方法。
  6. 【請求項6】 請求項2または請求項4において、入力
    電気抵抗が絶縁体程度となる電気的な基本特性を有する
    差動増幅回路を前記電極数Nに対してN−1個設け、各
    差動増幅回路の陰極を共通接続して前記電極のうちの基
    準電極に接続し、各差動増幅回路の各陽極を基準電極以
    外の対応する電極に接続したことを特徴とする電気イン
    ピ−ダンス分布測定装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項3または請求項5
    において、断層像を再構成するとき、並列かつ分散した
    信号計測系統から得た複数個の電気信号を周波数分析
    し、信号源側の周波数に対応する信号応答(振幅と位
    相)を解析し、信号源の接続位置に対応する電位分布
    (振幅と位相)の測定値を求め、電位分布の測定値,信
    号源の接続位置と前記周波数を用いて測定対象物の電気
    インピ−ダンス分布の断層像を再構成することを特徴と
    する電気インピ−ダンス分布測定方法。
  8. 【請求項8】 請求項2または請求項4または請求項6
    において、断層像を再構成するとき、並列かつ分散した
    信号計測系統から得た複数個の電気信号を周波数分析す
    る手段と、信号源側の周波数に対応する信号応答(振幅
    と位相)を解析する手段と、信号源の接続位置に対応す
    る電位分布(振幅と位相)の測定値を求める手段と、電
    位分布の測定値,信号源の接続位置と前記周波数を用い
    て測定対象物の電気インピ−ダンス分布の断層像を再構
    成する手段とを備えることを特徴とする電気インピ−ダ
    ンス分布測定装置。
  9. 【請求項9】 測定対象物を接触状態で包囲する測定セ
    ルと、該測定セルの周囲に前記測定対象物に電気的に接
    触する状態で設けられた複数の電極と、電極の内の基準
    電極とその他の各々電極との間に夫々が他の電気信号と
    識別できる特徴量を持つ電気信号を同時に印加する信号
    源と、各信号源から電気信号が測定対象物に印加された
    ときに基準電極と他の各電極との間に現れる電位信号を
    同時に並列に取り込む信号取込手段と、取り込んだ信号
    を前記特徴量にて弁別して前記測定対象物の断層像を再
    構成して画面に表示する表示手段とを備えることを特徴
    とする電気インピーダンスCT装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、測定対象物の計測
    を行って断層像を再構成する動作を所定周期毎に行っ
    て、移動する測定対象物の立体断層像を再構成する手段
    を備えることを特徴とする電気インピーダンスCT装
    置。
  11. 【請求項11】 測定対象物を接触状態で包囲する測定
    セルと、該測定セルの周囲に所定間隔ずらした複数のラ
    イン夫々に前記測定対象物に電気的に接触する状態で設
    けられた複数の電極と、電極の内の基準電極とその他の
    各々電極との間に夫々が他の電気信号と識別できる特徴
    量を持つ電気信号を同時に印加する信号源と、各信号源
    から電気信号が測定対象物に印加されたときに基準電極
    と他の各電極との間に現れる電位信号を同時に並列に取
    り込む信号取込手段と、取り込んだ信号を前記特徴量に
    て弁別して前記測定対象物の立体断層像を再構成して画
    面に表示する表示手段とを備えることを特徴とする電気
    インピーダンスCT装置。
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