JPH0616787A - エポキシドの硬化方法 - Google Patents
エポキシドの硬化方法Info
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- JPH0616787A JPH0616787A JP5520793A JP5520793A JPH0616787A JP H0616787 A JPH0616787 A JP H0616787A JP 5520793 A JP5520793 A JP 5520793A JP 5520793 A JP5520793 A JP 5520793A JP H0616787 A JPH0616787 A JP H0616787A
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G59/00—Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups
- C08G59/18—Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing
- C08G59/40—Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing characterised by the curing agents used
- C08G59/42—Polycarboxylic acids; Anhydrides, halides or low molecular weight esters thereof
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- Organic Chemistry (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【構成】エポキシドを分子当り少なくとも2個の酸塩化
物基を有するカルボン酸塩化物と反応させることよりな
る、エポキシドの硬化方法。好ましい酸塩化物は式(I)
(n:2〜18)または式(II)(Ar:フェニル、ナフ
チル;m:2、3)で表わされる。本反応は無触媒のと
き120℃を超える温度にて、またはアンモニウム塩、
ホスホニウム塩触媒を用いて75℃を超える温度にて行
なう。 【効果】分子当り少なくとも2個のエポキシ基を含むエ
ポキシドの硬化方法が提供される。 【化1】
物基を有するカルボン酸塩化物と反応させることよりな
る、エポキシドの硬化方法。好ましい酸塩化物は式(I)
(n:2〜18)または式(II)(Ar:フェニル、ナフ
チル;m:2、3)で表わされる。本反応は無触媒のと
き120℃を超える温度にて、またはアンモニウム塩、
ホスホニウム塩触媒を用いて75℃を超える温度にて行
なう。 【効果】分子当り少なくとも2個のエポキシ基を含むエ
ポキシドの硬化方法が提供される。 【化1】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エポキシドの硬化方法
に関する。
に関する。
【0002】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明は、
エポキシドを分子当り少なくとも2個の酸塩化物基を有
するカルボン酸塩化物と反応させることよりなる、分子
当り少なくとも2個のエポキシ基を含むエポキシドの硬
化方法を提供するものである。
エポキシドを分子当り少なくとも2個の酸塩化物基を有
するカルボン酸塩化物と反応させることよりなる、分子
当り少なくとも2個のエポキシ基を含むエポキシドの硬
化方法を提供するものである。
【0003】該反応は、二つの反応体を混合しそしてこ
れらを反応が開始する温度を超える温度にまで加熱する
ことにより、行なうことができる。該温度は、実際の反
応体に、また触媒が使用されるかまたはされないかに依
存するものである。
れらを反応が開始する温度を超える温度にまで加熱する
ことにより、行なうことができる。該温度は、実際の反
応体に、また触媒が使用されるかまたはされないかに依
存するものである。
【0004】触媒の使用は、反応のために必要とされる
温度を低下せしめるが、より低いガラス転移温度(T
g)を有する生成物を導く。適する触媒は、アンモニウ
ム塩およびホスホニウム塩である。
温度を低下せしめるが、より低いガラス転移温度(T
g)を有する生成物を導く。適する触媒は、アンモニウ
ム塩およびホスホニウム塩である。
【0005】反応は普通、触媒の存在下で約75℃また
はこれより高い温度にて、または触媒の不存在下で約1
20℃またはこれより高い温度にて始まるであろう。必
要とされる実際の温度は簡単な実験により容易に決定す
ることができる。
はこれより高い温度にて、または触媒の不存在下で約1
20℃またはこれより高い温度にて始まるであろう。必
要とされる実際の温度は簡単な実験により容易に決定す
ることができる。
【0006】適する触媒の例には、臭化テトラブチルア
ンミニウム、沃化テトラエチルアンモニウム、臭化テト
ラエチルホスホニウムおよび臭化テトラフェニルホスホ
ニウムが含まれる。
ンミニウム、沃化テトラエチルアンモニウム、臭化テト
ラエチルホスホニウムおよび臭化テトラフェニルホスホ
ニウムが含まれる。
【0007】触媒を使用する場合、それはエポキシド1
00重量部当り、2ないし25重量部、より好ましくは
5ないし15重量部の量にて使用することができる。
00重量部当り、2ないし25重量部、より好ましくは
5ないし15重量部の量にて使用することができる。
【0008】適する酸塩化物は、脂肪族または芳香族の
ジ−、トリ−またはより高級のカルボン酸より誘導され
るものである。
ジ−、トリ−またはより高級のカルボン酸より誘導され
るものである。
【0009】脂肪族酸塩化物を使用する場合、これは一
般式(I)
般式(I)
【化3】 (式中、nは2ないし18、より好ましくは2ないし1
0の整数を表わす。)を有するものでありうる。
0の整数を表わす。)を有するものでありうる。
【0010】適する酸塩化物の例には、アジポイルクロ
リド、スクシニルクロリド、セバコイルクロリドおよび
スベロイルクロリドが含まれる。
リド、スクシニルクロリド、セバコイルクロリドおよび
スベロイルクロリドが含まれる。
【0011】芳香族酸塩化物を使用する場合、これは一
般式(II)
般式(II)
【化4】 (式中、Arはフェニル基またはナフチル基を表わしそ
してmは2または3を表わす。)を有するものでありう
る。適する化合物の例には、イソフタロイルクロリドお
よび1,3,5−ベンゼントリカルボニルクロリドおよ
び2,6−ナフタレンジカルボニルクロリドが含まれ
る。
してmは2または3を表わす。)を有するものでありう
る。適する化合物の例には、イソフタロイルクロリドお
よび1,3,5−ベンゼントリカルボニルクロリドおよ
び2,6−ナフタレンジカルボニルクロリドが含まれ
る。
【0012】適するエポキシドには、ポリグリシジルエ
ステル、ポリグリシジルエーテル、ポリグリシジルアミ
ン、脂環式エポキシドおよび/またはエポキシノボラッ
クが含まれる。
ステル、ポリグリシジルエーテル、ポリグリシジルアミ
ン、脂環式エポキシドおよび/またはエポキシノボラッ
クが含まれる。
【0013】使用することができるエポキシドは、好ま
しくは、酸素または窒素の原子または原子団と直接結合
された少なくとも2個の式
しくは、酸素または窒素の原子または原子団と直接結合
された少なくとも2個の式
【化5】 (式中、R1 は水素原子またはメチル基を示す。)で表
わされる基を含むものである。
わされる基を含むものである。
【0014】かかるエポキシドの例としては、分子当り
2個またはそれ以上のカルボン酸基を含む化合物とエピ
クロロヒドリン、グリセロールジクロロヒドリンまたは
β−メチルエピクロロヒドリンとのアルカリ存在下での
反応により得られる、ポリグリシジルおよびポリ(β−
メチルグリシジル)エステルを挙げることができる。か
かるポリグリシジルエステルは、脂肪族ポリカルボン
酸、例えば、蓚酸、琥珀酸、グルタル酸、アジピン酸、
ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
または二量化もしくは三量化リノレン酸から、:脂環式
ポリカルボン酸例えばテトラヒドロフタル酸、4−メチ
ルテトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、およ
び4−メチルヘキサヒドロフタル酸から、:および芳香
族ポリカルボン酸例えばフタル酸、イソフタル酸、およ
びテレフタル酸から誘導することができる。
2個またはそれ以上のカルボン酸基を含む化合物とエピ
クロロヒドリン、グリセロールジクロロヒドリンまたは
β−メチルエピクロロヒドリンとのアルカリ存在下での
反応により得られる、ポリグリシジルおよびポリ(β−
メチルグリシジル)エステルを挙げることができる。か
かるポリグリシジルエステルは、脂肪族ポリカルボン
酸、例えば、蓚酸、琥珀酸、グルタル酸、アジピン酸、
ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
または二量化もしくは三量化リノレン酸から、:脂環式
ポリカルボン酸例えばテトラヒドロフタル酸、4−メチ
ルテトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、およ
び4−メチルヘキサヒドロフタル酸から、:および芳香
族ポリカルボン酸例えばフタル酸、イソフタル酸、およ
びテレフタル酸から誘導することができる。
【0015】別の例は、分子当り少なくとも2個の遊離
アルコール性ヒドロキシル基および/またはフェノール
性ヒドロキシル基を含む化合物と適当なエピクロロヒド
リンとの、アルカリ条件下での、あるいは酸性触媒およ
びこれに続くアルカリ処理を用いての反応により得られ
る、ポリグリシジルおよびポリ(β−メチルグリシジ
ル)エーテルである。これらのエーテルは、非環式アル
コール例えばエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、および高級ポリ(オキシエチレン)グリコール、プ
ロパン−1,2−ジオールおよびポリ(オキシプロピレ
ン)グリコール、プロパン−1,3−ジオール、ブタン
−1,4−ジオール、ポリ(オキシテトラメチレン)グ
リコール、ペンタン−1,5−ジオール、ヘキサン−
1,6−ジオール、ヘキサン−2,4,6−トリオー
ル、グリセロール、1,1,1−トリメチロール−プロ
パン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、およびポ
リエピクロロヒドリンから、:環式アルコール例えばレ
ソルシトール、キニトール、ビス(4−ヒドロキシシク
ロヘキシル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシシ
クロヘキシル)プロパン、および1,1−ビス(ヒドロ
キシメチル)シクロヘキセ−3−エンから、:および芳
香核を有するアルコール、例えばN,N−ビス(2−ヒ
ドロキシエチル)アニリンおよびp,p’−ビス(2−
ヒドロキシエチルアミノ)ジフェニルメタンから作るこ
とができる。それらはまた、単核フェノール、例えばレ
ソルシノールおよびヒドロキノンから、また多核フェノ
ール、例えばビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、
4,4’−ジヒドロキシジフェニル、1,1,2,2−
テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−
ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、および、アルデヒド例えばホルムアルデヒド、
アセトアルデヒド、クロラールおよびフルフルアルデヒ
ドとフェノール例えばフェノールそれ自体および環内に
おいて塩素原子によりまたは各々9個までの炭素原子を
含むアルキル基、例えば4−クロロフェノール、2−メ
チルフェノールおよび4−第三ブチルフェノールにより
置換されたフェノールとから生成されたノボラックから
作ることができる。
アルコール性ヒドロキシル基および/またはフェノール
性ヒドロキシル基を含む化合物と適当なエピクロロヒド
リンとの、アルカリ条件下での、あるいは酸性触媒およ
びこれに続くアルカリ処理を用いての反応により得られ
る、ポリグリシジルおよびポリ(β−メチルグリシジ
ル)エーテルである。これらのエーテルは、非環式アル
コール例えばエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、および高級ポリ(オキシエチレン)グリコール、プ
ロパン−1,2−ジオールおよびポリ(オキシプロピレ
ン)グリコール、プロパン−1,3−ジオール、ブタン
−1,4−ジオール、ポリ(オキシテトラメチレン)グ
リコール、ペンタン−1,5−ジオール、ヘキサン−
1,6−ジオール、ヘキサン−2,4,6−トリオー
ル、グリセロール、1,1,1−トリメチロール−プロ
パン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、およびポ
リエピクロロヒドリンから、:環式アルコール例えばレ
ソルシトール、キニトール、ビス(4−ヒドロキシシク
ロヘキシル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシシ
クロヘキシル)プロパン、および1,1−ビス(ヒドロ
キシメチル)シクロヘキセ−3−エンから、:および芳
香核を有するアルコール、例えばN,N−ビス(2−ヒ
ドロキシエチル)アニリンおよびp,p’−ビス(2−
ヒドロキシエチルアミノ)ジフェニルメタンから作るこ
とができる。それらはまた、単核フェノール、例えばレ
ソルシノールおよびヒドロキノンから、また多核フェノ
ール、例えばビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、
4,4’−ジヒドロキシジフェニル、1,1,2,2−
テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−
ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、および、アルデヒド例えばホルムアルデヒド、
アセトアルデヒド、クロラールおよびフルフルアルデヒ
ドとフェノール例えばフェノールそれ自体および環内に
おいて塩素原子によりまたは各々9個までの炭素原子を
含むアルキル基、例えば4−クロロフェノール、2−メ
チルフェノールおよび4−第三ブチルフェノールにより
置換されたフェノールとから生成されたノボラックから
作ることができる。
【0016】ポリ(N−グリシジル)化合物には、例え
ば、エピクロロヒドリンと少なくとも2個のアミノ−水
素原子を含むアミン、例えばアニリン、n−ブチルアミ
ン、ビス(4−アミノフェニル)メタン、m−キシリレ
ンジアミン、およびビス(4−メチルアミノフェニル)
メタンとの反応生成物の脱塩化水素により得られる化合
物:トリグリシジルイソシアヌレート:および環式アル
キレン尿素、例えばエチレン尿素および1,3−プロピ
レン尿素の、またヒダントイン例えば5,5−ジメチル
ヒダントインのN,N’−ジグリシジル誘導体が含まれ
る。
ば、エピクロロヒドリンと少なくとも2個のアミノ−水
素原子を含むアミン、例えばアニリン、n−ブチルアミ
ン、ビス(4−アミノフェニル)メタン、m−キシリレ
ンジアミン、およびビス(4−メチルアミノフェニル)
メタンとの反応生成物の脱塩化水素により得られる化合
物:トリグリシジルイソシアヌレート:および環式アル
キレン尿素、例えばエチレン尿素および1,3−プロピ
レン尿素の、またヒダントイン例えば5,5−ジメチル
ヒダントインのN,N’−ジグリシジル誘導体が含まれ
る。
【0017】いくつかのまたは全てのエポキシ基が末端
でないところのエポキシド、例えばビニルシクロヘキサ
ンジオキシド、リモネンジオキシド、ジシクロペンタジ
エンジオキシド、4−オキサテトラシクロ [6.2.1.
02.7.03.5]ウンデシ−9−イルグリシジルエーテル、エ
チレングリコールのビス(4−オキサテトラシクロ [6.
2.1.02.7.03.5]ウンデシ−9−イル)エーテル、3,4
−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,4’−エポキ
シシクロヘキサンカルボキシレートおよび6,6’−ジ
メチル誘導体、エチレングリコールのビス(3,4−エ
ポキシシクロヘキサン−カルボキシレート)、3−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)−8,9−エポキ
シ−2,4−ジオキサスピレ[5,5]ウンデカン、お
よびエポキシ化ブタジエンまたはブタジエンとエチレン
性化合物例えばスチレンおよび酢酸ビニルとのコポリマ
ーは、用いることができる。
でないところのエポキシド、例えばビニルシクロヘキサ
ンジオキシド、リモネンジオキシド、ジシクロペンタジ
エンジオキシド、4−オキサテトラシクロ [6.2.1.
02.7.03.5]ウンデシ−9−イルグリシジルエーテル、エ
チレングリコールのビス(4−オキサテトラシクロ [6.
2.1.02.7.03.5]ウンデシ−9−イル)エーテル、3,4
−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,4’−エポキ
シシクロヘキサンカルボキシレートおよび6,6’−ジ
メチル誘導体、エチレングリコールのビス(3,4−エ
ポキシシクロヘキサン−カルボキシレート)、3−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)−8,9−エポキ
シ−2,4−ジオキサスピレ[5,5]ウンデカン、お
よびエポキシ化ブタジエンまたはブタジエンとエチレン
性化合物例えばスチレンおよび酢酸ビニルとのコポリマ
ーは、用いることができる。
【0018】異なる種類のヘテロ原子に結合する1,2
−エポキシ基を有するエポキシド樹脂、例えば、4−ア
ミノフェノールのN,N,O−トリグリシジル誘導体、
サリチル酸のグリシジルエーテル−グリシジルエステ
ル、N−グリシジル−N’−(2−グリシジルオキシプ
ロピル)−5,5−ジメチルヒダントインおよび2−グ
リシジルオキシ−1,3−ビス(5,5−ジメチル−1
−グリシジルヒダントイニ−3−イル)プロパンは、用
いることができる。
−エポキシ基を有するエポキシド樹脂、例えば、4−ア
ミノフェノールのN,N,O−トリグリシジル誘導体、
サリチル酸のグリシジルエーテル−グリシジルエステ
ル、N−グリシジル−N’−(2−グリシジルオキシプ
ロピル)−5,5−ジメチルヒダントインおよび2−グ
リシジルオキシ−1,3−ビス(5,5−ジメチル−1
−グリシジルヒダントイニ−3−イル)プロパンは、用
いることができる。
【0019】所望ならば、エポキシド樹脂の混合物を使
用することができる。
用することができる。
【0020】より好ましいエポキシドは、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンの、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)−メタンの、またはホルムアルデヒ
ドとフェノールまたは環内において1個の塩素原子によ
りまたは1ないし9個の炭素原子を含むアルキル炭化水
素基により置換されたフェノールとから生成されそして
キログラム当り少なくとも0.5当量のエポキシ分を有
するノボラックのポリグリシジルエステルまたはポリグ
リシジルエーテル、ビス(4−(ジグリシジルアミノ)
フェニル)メタン、p−(ジグリシジルアミノ)フェニ
ルグリシジルエーテルおよび3,4−エポキシシクロヘ
キシルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキサンカ
ルボキシレートである。
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンの、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)−メタンの、またはホルムアルデヒ
ドとフェノールまたは環内において1個の塩素原子によ
りまたは1ないし9個の炭素原子を含むアルキル炭化水
素基により置換されたフェノールとから生成されそして
キログラム当り少なくとも0.5当量のエポキシ分を有
するノボラックのポリグリシジルエステルまたはポリグ
リシジルエーテル、ビス(4−(ジグリシジルアミノ)
フェニル)メタン、p−(ジグリシジルアミノ)フェニ
ルグリシジルエーテルおよび3,4−エポキシシクロヘ
キシルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキサンカ
ルボキシレートである。
【0021】本発明はまた、分子当り少なくとも2個の
エポキシ基を含むエポキシド、分子当り少なくとも2個
の酸塩化物基を有するカルボン酸塩化物、および、所望
により、触媒よりなる、硬化性組成物を提供するもので
ある。
エポキシ基を含むエポキシド、分子当り少なくとも2個
の酸塩化物基を有するカルボン酸塩化物、および、所望
により、触媒よりなる、硬化性組成物を提供するもので
ある。
【0022】硬化性組成物は、さらに、適当な可塑剤例
えばフタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル、不活性希
釈剤例えばタールおよびビチューメンおよび所謂反応性
希釈剤、とりわけモノエポキシド例えばn−ブチルグリ
シジルエーテル、イソオクチルグリシジルエーテル、フ
ェニルグリシジルエーテル、クレシルグリシジルエーテ
ル、混合された第三級、脂肪族モノカルボン酸のグリシ
ジルエステル、グリシジルアクリレート、およびグリシ
ジルメタアクリレートを含むことができる。これらは、
また添加剤例えば充填剤、強化材、高分子強化剤例えば
ポリエーテルスルホン、フェノキシ樹脂、およびブタジ
エン−アクリロニトリルゴム、着色剤、流れ調整剤、耐
燃剤、および型潤滑剤を含むことができる。適する増量
剤、充填剤および強化剤は、例えばガラス繊維、炭素繊
維、芳香族ポリアミド繊維、バロチーニ、雲母、石英粉
末、炭酸カルシウム、セルロース、カオリン、珪灰石、
大きい比表面積を有するコロイダルシリカ、粉末化され
たポリ塩化ビニル、および粉末化されたポリオレフィン
例えばポリエチレンおよびポリプロピレンである。
えばフタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル、不活性希
釈剤例えばタールおよびビチューメンおよび所謂反応性
希釈剤、とりわけモノエポキシド例えばn−ブチルグリ
シジルエーテル、イソオクチルグリシジルエーテル、フ
ェニルグリシジルエーテル、クレシルグリシジルエーテ
ル、混合された第三級、脂肪族モノカルボン酸のグリシ
ジルエステル、グリシジルアクリレート、およびグリシ
ジルメタアクリレートを含むことができる。これらは、
また添加剤例えば充填剤、強化材、高分子強化剤例えば
ポリエーテルスルホン、フェノキシ樹脂、およびブタジ
エン−アクリロニトリルゴム、着色剤、流れ調整剤、耐
燃剤、および型潤滑剤を含むことができる。適する増量
剤、充填剤および強化剤は、例えばガラス繊維、炭素繊
維、芳香族ポリアミド繊維、バロチーニ、雲母、石英粉
末、炭酸カルシウム、セルロース、カオリン、珪灰石、
大きい比表面積を有するコロイダルシリカ、粉末化され
たポリ塩化ビニル、および粉末化されたポリオレフィン
例えばポリエチレンおよびポリプロピレンである。
【0023】この発明の硬化性組成物は、積層化樹脂、
含浸および注型樹脂、粉末塗料、成型組成物、パテおよ
び封止コンパウンド、電気工業用のポッティングおよび
絶縁コンパウンド、とりわけ接着剤として、および接着
剤用プライマーとして使用することができる。
含浸および注型樹脂、粉末塗料、成型組成物、パテおよ
び封止コンパウンド、電気工業用のポッティングおよび
絶縁コンパウンド、とりわけ接着剤として、および接着
剤用プライマーとして使用することができる。
【0024】
【実施例】本発明は、以下の実施例により説明する。示
差走査熱量計により測定された、硬化が始まる温度(T
オンセット )および硬化製品のガラス転移温度(Tg)は、
表1中に与えられる。全ての実施例において硬化製品は
得られた。
差走査熱量計により測定された、硬化が始まる温度(T
オンセット )および硬化製品のガラス転移温度(Tg)は、
表1中に与えられる。全ての実施例において硬化製品は
得られた。
【0025】実施例1 イソフタロイルクロリド(2.03g)、エポキシ価=
5.37モル/kgのジグリシジルエーテル(3.4
g)および臭化テトラブチルアンモニウム(TBAB)
(0.32g)を150℃にて7時間の間加熱した。
5.37モル/kgのジグリシジルエーテル(3.4
g)および臭化テトラブチルアンモニウム(TBAB)
(0.32g)を150℃にて7時間の間加熱した。
【0026】実施例2 イソフタロイルジクロリド(2.73g)、エポキシ価
=8.95当量/kgのN,N’−(メチレンジ−4,
1−フェニレン)ビス[N−(オキシラニルメチル)−
オキシランメタンアミン](3.0g)およびTBAB
(0.42g)を150℃にて7時間の間加熱した。
=8.95当量/kgのN,N’−(メチレンジ−4,
1−フェニレン)ビス[N−(オキシラニルメチル)−
オキシランメタンアミン](3.0g)およびTBAB
(0.42g)を150℃にて7時間の間加熱した。
【0027】実施例3および4 触媒を用いないで実施例1および2を繰り返した。
【0028】実施例5 1,3,5−ベンゼントリカルボニルトリクロリド
(2.66g)およびエポキシ価=5.37モル/kg
のジグリシジルエーテル(5.1g)を150℃にて7
時間の間加熱した。
(2.66g)およびエポキシ価=5.37モル/kg
のジグリシジルエーテル(5.1g)を150℃にて7
時間の間加熱した。
【0029】実施例6 アジポイルクロリド(2.76g)、エポキシ価=5.
37モル/kgのジグリシジルエーテル(5.1g)お
よびTBAB(0.48g)を150℃にて7時間の間
加熱した。
37モル/kgのジグリシジルエーテル(5.1g)お
よびTBAB(0.48g)を150℃にて7時間の間
加熱した。
【0030】実施例7 触媒を用いないで実施例6を繰り返した。
【0031】実施例8 イソフタロイルジクロリド(2.67g)およびエポキ
シ価=8.76当量/kgの1,4−ブタンジオールジ
グリシジルエーテル(3.0g)を150℃にて7時間
の間加熱した。
シ価=8.76当量/kgの1,4−ブタンジオールジ
グリシジルエーテル(3.0g)を150℃にて7時間
の間加熱した。
【0032】実施例9 イソフタロイルジクロリド(2.16g)、エポキシ価
=7.09当量/kgの3,4−エポキシシクロヘキシ
ルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキサンカルボ
キシレート(3.0g)およびTBAB(0.33g)
を150℃にて7時間の間加熱した。
=7.09当量/kgの3,4−エポキシシクロヘキシ
ルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキサンカルボ
キシレート(3.0g)およびTBAB(0.33g)
を150℃にて7時間の間加熱した。
【0033】実施例10 触媒を用いないで実施例9を繰り返した。
【0034】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘレン ローズマリー コリンス イギリス国 ,シィビー7 4アールディ ,ケンブリッジシャー ,エリィ ,ニ ュー バーンズ アヴェニュー 105
Claims (9)
- 【請求項1】 エポキシドを分子当り少なくとも2個の
酸塩化物基を有するカルボン酸塩化物と反応させること
よりなる、分子当り少なくとも2個のエポキシ基を含む
エポキシドの硬化方法。 - 【請求項2】 酸塩化物は脂肪族または芳香族酸塩化物
であるところの請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 酸塩化物は一般式(I) 【化1】 (式中、nは2ないし18の整数を表わす。)を有する
ところの請求項1または請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 酸塩化物は一般式(II) 【化2】 (式中、Arはフェニル基またはナフチル基を表わしそ
してmは2または3を表わす。)を有するところの請求
項1または請求項2記載の方法。 - 【請求項5】 120℃を超える温度にて行なうところ
の請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項記載の方
法。 - 【請求項6】 75℃を超える温度にてかつアンモニウ
ム塩またはホスホニウム塩触媒の存在下で行なうところ
の請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項記載の方
法。 - 【請求項7】 エポキシドはポリグリシジルエステル、
ポリグリシジルエーテル、ポリグリシジルアミン、脂環
式エポキシドおよび/またはエポキシノボラックである
ところの請求項1ないし請求項6のうちいずれか1項記
載の方法。 - 【請求項8】 分子当り少なくとも2個のエポキシ基を
含むエポキシド、分子当り少なくとも2個の酸塩化物基
を有するカルボン酸塩化物、および、所望により、アン
モニウム塩またはホスホニウム塩触媒よりなる、硬化性
組成物。 - 【請求項9】 請求項8記載の硬化性組成物を硬化する
ことにより得られる硬化製品。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB9203830.6 | 1992-02-22 | ||
GB929203830A GB9203830D0 (en) | 1992-02-22 | 1992-02-22 | Process for curing epoxides |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0616787A true JPH0616787A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=10710877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5520793A Pending JPH0616787A (ja) | 1992-02-22 | 1993-02-19 | エポキシドの硬化方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0558251A3 (ja) |
JP (1) | JPH0616787A (ja) |
GB (1) | GB9203830D0 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54142244A (en) * | 1978-04-28 | 1979-11-06 | Toagosei Chem Ind Co Ltd | Adhesive |
JPS54161649A (en) * | 1978-06-12 | 1979-12-21 | Toagosei Chem Ind Co Ltd | Adhesive |
SU876661A1 (ru) * | 1979-12-20 | 1981-10-30 | Институт Хлорорганического Синтеза Ан Азсср | Модифицированное эпоксидиановое соединение дл изготовлени теплостойких полимеров |
-
1992
- 1992-02-22 GB GB929203830A patent/GB9203830D0/en active Pending
-
1993
- 1993-02-19 JP JP5520793A patent/JPH0616787A/ja active Pending
- 1993-02-22 EP EP19930301281 patent/EP0558251A3/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0558251A3 (en) | 1993-10-06 |
GB9203830D0 (en) | 1992-04-08 |
EP0558251A2 (en) | 1993-09-01 |
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