JPH0616585U

JPH0616585U - 内装材

Info

Publication number: JPH0616585U
Application number: JP5606692U
Authority: JP
Inventors: 幸也矢田; 政夫目黒
Original assignee: 日本石膏ボード株式会社; 日本ベニア株式会社
Priority date: 1992-08-10
Filing date: 1992-08-10
Publication date: 1994-03-04

Abstract

(57)【要約】【目的】この考案は、意匠性、施工性を損なうことな
く工業生産品として費用的に安価で、しかも不燃性また
は耐火性に優れた内装材を特徴としている。【構成】この考案の内装材は、石膏ボードの様なパネ
ル材の表面に凹凸模様をプレスにより成形すると共に、
この凹凸模様を囲んで木製、金属製またはプラスチック
製等の飾縁を枠形に貼着して表面に塗装を施して成るこ
とを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は建築物のための耐火性の内装材または化粧ボード、特に耐火性のパネルの表面に凹凸模様と飾縁とが設けられて成る腰板の様な内装材に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、内装材として使用される腰板パネルは天然木材の表面に模様を切削加工して造るか、或は木材チップ等を凹凸模様が出来るよう成形加工して造った下地材等に、着色樹脂塗料の木目調仕上げ或は天然木材のスライサー単板の貼着仕上げ等を施して加工されたものが一般的に広く知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

併し乍ら、この様な従来の腰板等の内装材は意匠性や施工性が優れているが、費用的に高いことゝ内装材としての不燃性に欠け耐火性が劣る等の問題点が見られる。

【０００４】従って、この考案の目的は、この様な従来における問題点を解消するために、意匠性、施工性を損なうことなく工業生産品として費用的に安価で、しかも不燃性または耐火性に優れた内装材を提供することにある。

【０００５】

【課題を解消するための手段】

上述の目的を達成するために、この考案に依れば、内装材は、石膏ボードの様なパネル材の表面に凹凸模様をプレスにより成形すると共に、凹凸模様を囲んで木製、金属製またはプラスチック製の飾縁を枠形に貼着して表面に塗装を施して成ることを特徴としている。

【０００６】

【作用】従って、この考案は上述の手段によって、耐火性のボードの表面に凹凸模様をプレスして形成して、この凹凸模様の周りに飾縁を貼着した後に、表面全体を塗料で塗装することによって造られるために、内装材の表面の意匠性に優れ、内装材の施工性を損なうことも無く、費用的にも安価に製造することが出来、パネル自体が耐火性に優れた材料で造られるために不燃性材料としても優れているものが得られる。

【０００７】この考案の他の目的と特長および利点は以下の添付図面に沿っての詳細な説明から明らかになろう。

【０００８】

【実施例】

図面の図１乃至図６にはこの考案の内装材の一実施例が示されており、図示される様に、この考案の内装材１は、素材として石膏ボードの様なパネル材２が用いられる。この様なパネル材２の表面３に先ず適宜な凹凸模様４がプレスによって成形された後に（図１、図２）、この凹凸模様４を囲んで木製、金属製またはプラスチック製の飾縁５、或は市販の適宜なモールが接着剤または両面テープを用いて枠形に貼着される（図３、図４）。こうして、パネル材２の表面３に凹凸模様４が形成され、この凹凸模様４の周りに飾縁５が接着剤や両面テープで貼着された上に、耐水性の日焼け防止用の、例えばウレタン系等の適宜な塗料が塗装されて、所要の良好な不燃性の内装材１が造られる。

【０００９】この考案の内装材１の素材としてのパネル材２は当業者周知の石膏ボードが最も好適である。また、この様なパネル材２の表面３には適宜なプレス機を用いて意匠的に優れた凹凸模様４が適宜に形成される。凹凸模様４は意匠的に優れるよう適宜なものを任意に選ぶことが出来る。この様な凹凸模様４が形成された石膏ボードが図１および図２に示されている。

【００１０】この様に、パネル材２の表面３に凹凸模様４が形成された石膏ボードの表面に、木製、金属製、プラスック製、ＭＤＦ製（木屑を圧縮した造られる）等の飾縁５またはモールが額縁状または枠形に、例えば酢酸ビニール系の適宜な接着剤、或は両面テープ等を用いて貼着される。この様な飾縁５は図５に明示される様に表面に模様が形成された断面カマボコ形、平板状等の適宜な市販のモールを利用することも出来る。斯様に、凹凸模様４と飾縁５が設けられた石膏ボードから成るパネル材２が図３乃図６に示されており、このパネル材２の表面３全体に、最後に日焼け防止用の耐水性の適宜な塗料、例えば塩化ビニール系またはウレタン系の塗料を用いて表面が好適に塗装される。

【００１１】

【考案の効果】

この様にして造られたこの考案の内装材は、石膏ボードの様な耐火性の適宜なパネル材を素材として用いて、パネル材表面に凹凸模様を形成すると共に、この凹凸模様の周りに飾縁を枠形に貼着して成り、表面に塗料を塗装して構成されているために、凹凸模様と飾縁によって一層立体感が高められた図柄が設けられた内装材として意匠性に優れると共に、施工性を何等損なうこと無く費用的に安価に製造することが出来、しかも不燃性材料として耐火性にも優れ、且つ使用部位の限定されない良好な内装材が得られると共に、特に高層の建築物等に要求される不燃性内装材としての機能を満たし、建築物内部の意匠性の改善に大いに寄与する等の効果を奏することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の内装材の素材の１つである凹凸模様
の形成された石膏ボードの正面図である。

【図２】図１のIIーII線に沿った断面図である。

【図３】図１の石膏ボードの凹凸模様の周りに飾縁が設
けられた石膏ボードの正面図である。

【図４】図３のIVーIV線に沿った断面図である。

【図５】図４の断面図の拡大部分断面図である。

【図６】この考案の内装材の斜視図である。

【符号の説明】

１内装材２パネル材３パネル材の表面４凹凸模様５飾縁

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】石膏ボードの様なパネル材の表面に凹凸
模様をプレスにより成形すると共に、該凹凸模様を囲ん
で木製、金属製またはプラスチック製の飾縁を枠形に貼
着して表面に塗装を施して成ることを特徴とする内装
材。