JPH06165766A - Mri装置用マグネットの表面温度調節方法 - Google Patents
Mri装置用マグネットの表面温度調節方法Info
- Publication number
- JPH06165766A JPH06165766A JP4319544A JP31954492A JPH06165766A JP H06165766 A JPH06165766 A JP H06165766A JP 4319544 A JP4319544 A JP 4319544A JP 31954492 A JP31954492 A JP 31954492A JP H06165766 A JPH06165766 A JP H06165766A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- magnet
- magnetic field
- iron yoke
- room
- Prior art date
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- Pending
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- Measuring Magnetic Variables (AREA)
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 鉄ヨークシールドの温度が変化しないように
し、診断空間内の磁界を変化させないようにして、常に
安定した画像出しができるようにする。 【構成】 マグネットの鉄ヨークシールド1の表面に温
度センサー3を取付け、このセンサー3をマグネットが
設置されている診断室10のエアコン4の温度コントロー
ラ8に接続する。
し、診断空間内の磁界を変化させないようにして、常に
安定した画像出しができるようにする。 【構成】 マグネットの鉄ヨークシールド1の表面に温
度センサー3を取付け、このセンサー3をマグネットが
設置されている診断室10のエアコン4の温度コントロー
ラ8に接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MRI装置用マグネッ
トの表面温度調節方法に関する。
トの表面温度調節方法に関する。
【0002】
【従来の技術】MRI装置では、高磁界が必要なため、
超電導マグネット等が用いられるが、高磁界を発生させ
ると、装置外部へ悪影響を及ぼすため、通常、磁気シー
ルドが設けられる。その磁気シールドの1つに図2に示
すような鉄ヨークシールドがある。これは、図のよう
に、鉄ヨークシールド1でマグネット本体2を囲い、外
部への漏洩磁界を小さくするものである。また、マグネ
ットの中央付近にある診断空間内の磁界は高均一なもの
が必要であり、マグネット本体2(超電導コイル等から
なる)の発生する磁界は、鉄ヨークシールド1の発生分
を考慮して発生するように設計される。(診断空間の磁
界は、マグネット本体と鉄ヨークの両方の発生する磁界
の合計となっている。)
超電導マグネット等が用いられるが、高磁界を発生させ
ると、装置外部へ悪影響を及ぼすため、通常、磁気シー
ルドが設けられる。その磁気シールドの1つに図2に示
すような鉄ヨークシールドがある。これは、図のよう
に、鉄ヨークシールド1でマグネット本体2を囲い、外
部への漏洩磁界を小さくするものである。また、マグネ
ットの中央付近にある診断空間内の磁界は高均一なもの
が必要であり、マグネット本体2(超電導コイル等から
なる)の発生する磁界は、鉄ヨークシールド1の発生分
を考慮して発生するように設計される。(診断空間の磁
界は、マグネット本体と鉄ヨークの両方の発生する磁界
の合計となっている。)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、鉄の磁化特
性は、図3に示すように温度により変化する。前述のよ
うに、診断空間の磁界は、鉄ヨークの発生分も考慮され
ているので、磁化特性が変化すると、磁界の値も変化
し、ppm(100万分の1)のオーダーの均一性が要
求されている診断空間内の磁界は、外気温(室温)の変
化により、変化する。図4に温度変化と磁場変化の関係
を示す。このように、診断空間内の磁場が変化すると画
像出しに影響がでるという問題が発生する。
性は、図3に示すように温度により変化する。前述のよ
うに、診断空間の磁界は、鉄ヨークの発生分も考慮され
ているので、磁化特性が変化すると、磁界の値も変化
し、ppm(100万分の1)のオーダーの均一性が要
求されている診断空間内の磁界は、外気温(室温)の変
化により、変化する。図4に温度変化と磁場変化の関係
を示す。このように、診断空間内の磁場が変化すると画
像出しに影響がでるという問題が発生する。
【0004】本発明においては、鉄ヨークシールドの温
度が変化しないようにし、診断空間内の磁界を変化させ
ないようにして、常に安定した画像出しができるように
することを目的とする。
度が変化しないようにし、診断空間内の磁界を変化させ
ないようにして、常に安定した画像出しができるように
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、マグ
ネットの鉄ヨークシールドの表面に温度センサーを取付
け、このセンサーをマグネットが設置されている診断室
のエアコンの温度コントローラに接続する。
ネットの鉄ヨークシールドの表面に温度センサーを取付
け、このセンサーをマグネットが設置されている診断室
のエアコンの温度コントローラに接続する。
【0006】
【作用】このような構成とすると、外気温(室温)の変
化で鉄ヨークシールドの温度が変化しようとしても、温
度センサーの働きで、エアコンが作動し、室温を一定に
保ち、したがって鉄ヨークシールドの温度が一定に保た
れ、磁場の変化はおこらなくなる。
化で鉄ヨークシールドの温度が変化しようとしても、温
度センサーの働きで、エアコンが作動し、室温を一定に
保ち、したがって鉄ヨークシールドの温度が一定に保た
れ、磁場の変化はおこらなくなる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図1に示す。診断室10に設
置されたMRI装置の鉄ヨークシールド1に温度センサ
ー3を数個取付け、これを空調機室11内のエアコン4の
温度コントローラ8に接続する。エアコン4からは、ダ
クト5を通して吹き出し口9へ風が送られる。
置されたMRI装置の鉄ヨークシールド1に温度センサ
ー3を数個取付け、これを空調機室11内のエアコン4の
温度コントローラ8に接続する。エアコン4からは、ダ
クト5を通して吹き出し口9へ風が送られる。
【0008】このような構成とした時、日中の気温の変
化、あるいは季節の気温の変化で鉄ヨークシールド1の
温度が変化しようとしても、温度センサー3がエアコン
4の温度コントローラ8に接続しているため、鉄ヨーク
シールド1の温度変動により、エアコン4の送風温度が
適切な温度にコントロールされ、室温を常に一定に保つ
ことができる。
化、あるいは季節の気温の変化で鉄ヨークシールド1の
温度が変化しようとしても、温度センサー3がエアコン
4の温度コントローラ8に接続しているため、鉄ヨーク
シールド1の温度変動により、エアコン4の送風温度が
適切な温度にコントロールされ、室温を常に一定に保つ
ことができる。
【0009】したがって、このような構成とすれば、診
断室10の温度が常に一定になり、磁化特性の変化は起き
ず、したがって診断空間の磁場の均一性が保たれるとい
う効果がある。
断室10の温度が常に一定になり、磁化特性の変化は起き
ず、したがって診断空間の磁場の均一性が保たれるとい
う効果がある。
【0010】なお、図1の実施例では、吹出し口9が天
井に2つの時であるが、吹出し口をさらに増やし、例え
ば診断室の側面等にも設ければ、室温はより均一にな
り、磁場変動もさらに起きにくくなる。
井に2つの時であるが、吹出し口をさらに増やし、例え
ば診断室の側面等にも設ければ、室温はより均一にな
り、磁場変動もさらに起きにくくなる。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、MR
I装置の設置してある部屋の温度を一定に保つことがで
き、したがって、鉄ヨークシールドの磁化特性が変化せ
ず、診断空間内の均一磁界の変化をなくすことができ
る。
I装置の設置してある部屋の温度を一定に保つことがで
き、したがって、鉄ヨークシールドの磁化特性が変化せ
ず、診断空間内の均一磁界の変化をなくすことができ
る。
【図1】本発明の実施例を示す図
【図2】従来のMRI装置用マグネットを示す図
【図3】鉄の磁化特性(透磁率)を示すグラフ
【図4】時間に対する室温と鉄ヨーク中心磁場の変化を
示すグラフ
示すグラフ
1…鉄ヨークシールド 2…マグネット本体 3…温度センサー 4…エアコン 5…ダクト 6…寝台 8…温度コントローラ 9…吹出し口 10…診断室 11…空調機室 T1…23℃の磁化特性 T2…98℃の磁化特性 B0 …中心磁界 Ty …鉄ヨークの温度 TR …室温
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01R 33/42 9219−2J G01N 24/06 A 8203−2G G01R 33/22 T
Claims (1)
- 【請求項1】 MRI装置用マグネットの表面に温度セ
ンサーを取付け、この温度センサーをMRI装置が設置
される部屋の空調設備の温度コントローラに接続し、M
RI装置が設置される部屋の温度を一定に保つことを特
徴とするMRI装置用マグネットの表面温度調節方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4319544A JPH06165766A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | Mri装置用マグネットの表面温度調節方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4319544A JPH06165766A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | Mri装置用マグネットの表面温度調節方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06165766A true JPH06165766A (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=18111442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4319544A Pending JPH06165766A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | Mri装置用マグネットの表面温度調節方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06165766A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012039092A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-02-23 | General Electric Co <Ge> | マグネットアセンブリ及びマグネットアセンブリの温度制御のための方法 |
JP2016198269A (ja) * | 2015-04-09 | 2016-12-01 | 吉之 黒田 | Mri検査室の除湿構造 |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP4319544A patent/JPH06165766A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012039092A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-02-23 | General Electric Co <Ge> | マグネットアセンブリ及びマグネットアセンブリの温度制御のための方法 |
JP2016198269A (ja) * | 2015-04-09 | 2016-12-01 | 吉之 黒田 | Mri検査室の除湿構造 |
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