JPH06165290A - ドーム型スピーカ用振動板 - Google Patents
ドーム型スピーカ用振動板Info
- Publication number
- JPH06165290A JPH06165290A JP31338792A JP31338792A JPH06165290A JP H06165290 A JPH06165290 A JP H06165290A JP 31338792 A JP31338792 A JP 31338792A JP 31338792 A JP31338792 A JP 31338792A JP H06165290 A JPH06165290 A JP H06165290A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dome
- diaphragm
- height
- frequency
- radius
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高域再生周波数の高い良好な音響特性を持つ
スピーカを実現するためのドーム型スピーカ用振動板を
実現する。 【構成】 ドームの高さbとドームの半径aの比が1:
3〜5であるドーム型スピーカ用振動板に用いる。
スピーカを実現するためのドーム型スピーカ用振動板を
実現する。 【構成】 ドームの高さbとドームの半径aの比が1:
3〜5であるドーム型スピーカ用振動板に用いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音響出力機器などに用
いるドーム型スピーカ用振動板に関するものである。
いるドーム型スピーカ用振動板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオ関連業界においては、
再生音楽ソースのデジタル化に伴い、音響出力機器とし
てのスピーカの特性において、従来よりもさらに出力音
圧,歪率,平坦性の優れた高音質のスピーカが望まれて
いる。特に音質に大きな影響を与える高音再生用スピー
カ振動板は、ますます重要視されている。従来、チタニ
ウムを用いたハードドーム振動板では、振動板の高さを
高くすることにより高域共振周波数を高くし、再生周波
数帯域をより高域側へ広げてきた。図3にドーム型スピ
ーカ用振動板の高さに対する高域共振周波数を示す。横
軸にドームの高さとドームの半径の比率、縦軸に高域共
振周波数を示している。振動板の高さが高くなるととも
に、高域共振周波数が高くなっている。
再生音楽ソースのデジタル化に伴い、音響出力機器とし
てのスピーカの特性において、従来よりもさらに出力音
圧,歪率,平坦性の優れた高音質のスピーカが望まれて
いる。特に音質に大きな影響を与える高音再生用スピー
カ振動板は、ますます重要視されている。従来、チタニ
ウムを用いたハードドーム振動板では、振動板の高さを
高くすることにより高域共振周波数を高くし、再生周波
数帯域をより高域側へ広げてきた。図3にドーム型スピ
ーカ用振動板の高さに対する高域共振周波数を示す。横
軸にドームの高さとドームの半径の比率、縦軸に高域共
振周波数を示している。振動板の高さが高くなるととも
に、高域共振周波数が高くなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うに、振動板の高さを高くすることにより高域共振周波
数を高くすると、高域周波数帯域において音圧特性上に
高域共振周波数における鋭いピーク、また反共振による
ディップを持ち、また高域共振周波数を越えると音圧特
性が急激に降下するという問題点を有していた。本発明
は上記問題点を解消し、平坦な音圧特性で、かつ高域周
波数帯域まで再生可能なドーム型スピーカ用振動板を提
供することを目的とするものである。
うに、振動板の高さを高くすることにより高域共振周波
数を高くすると、高域周波数帯域において音圧特性上に
高域共振周波数における鋭いピーク、また反共振による
ディップを持ち、また高域共振周波数を越えると音圧特
性が急激に降下するという問題点を有していた。本発明
は上記問題点を解消し、平坦な音圧特性で、かつ高域周
波数帯域まで再生可能なドーム型スピーカ用振動板を提
供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のドーム型スピーカ用振動板は、振動板の高
さと半径の長さの比を1:3〜5としたものである。
に、本発明のドーム型スピーカ用振動板は、振動板の高
さと半径の長さの比を1:3〜5としたものである。
【0005】
【作用】本発明は、ハードドーム振動板が実現する高い
高域共振周波数と、振動板の分割共振を利用することに
よってソフトドーム振動板が実現する高域再生周波数帯
域の拡大を振動板の高さの制御によって、共に実現する
ことにより、高域再生周波数を高くすることが可能とな
る。
高域共振周波数と、振動板の分割共振を利用することに
よってソフトドーム振動板が実現する高域再生周波数帯
域の拡大を振動板の高さの制御によって、共に実現する
ことにより、高域再生周波数を高くすることが可能とな
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例におけるドーム型ス
ピーカ用振動板について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明のドーム型スピーカ用振動板の断面図を示
すものである。材料はチタニウム、厚みは0.04mmであ
る。aはドーム型スピーカ用振動板の半径で50.4mm、b
はドーム型スピーカ用振動板の高さである。以上のよう
なドーム型スピーカ用振動板の特性について説明する。
ドーム型スピーカ用振動板の半径aの値を固定し、ドー
ム型スピーカ用振動板の高さbの値を可変しながら、そ
れぞれの高域再生周波数を求める。ここで高域再生周波
数は、最低共振周波数における出力音圧レベルより10dB
以下の周波数とする。
ピーカ用振動板について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明のドーム型スピーカ用振動板の断面図を示
すものである。材料はチタニウム、厚みは0.04mmであ
る。aはドーム型スピーカ用振動板の半径で50.4mm、b
はドーム型スピーカ用振動板の高さである。以上のよう
なドーム型スピーカ用振動板の特性について説明する。
ドーム型スピーカ用振動板の半径aの値を固定し、ドー
ム型スピーカ用振動板の高さbの値を可変しながら、そ
れぞれの高域再生周波数を求める。ここで高域再生周波
数は、最低共振周波数における出力音圧レベルより10dB
以下の周波数とする。
【0007】図2はドーム型スピーカ用振動板の高さb
に対する高域再生周波数を示した図である。横軸にドー
ムの高さbとドームの半径aの比率、縦軸に高域再生周
波数を示している。図2により、高域再生周波数はドー
ムの高さと比例せず高域再生周波数16kHz以上を実現す
るためには、ドームの高さbとドームの半径aの比率が
1:3〜5である必要があることがわかる。以上のよう
に本実施例によれば、ドームの高さbとドームの半径a
の比率が1:3〜5であれば、ドームの高さbを高くす
ることにより高域共振周波数を高くし、高域再生周波数
を高くする効果よりも、高域再生周波数を高くすること
ができる。
に対する高域再生周波数を示した図である。横軸にドー
ムの高さbとドームの半径aの比率、縦軸に高域再生周
波数を示している。図2により、高域再生周波数はドー
ムの高さと比例せず高域再生周波数16kHz以上を実現す
るためには、ドームの高さbとドームの半径aの比率が
1:3〜5である必要があることがわかる。以上のよう
に本実施例によれば、ドームの高さbとドームの半径a
の比率が1:3〜5であれば、ドームの高さbを高くす
ることにより高域共振周波数を高くし、高域再生周波数
を高くする効果よりも、高域再生周波数を高くすること
ができる。
【0008】
【発明の効果】以上のように本発明は、ドームの高さb
とドームの半径aの比率が1:3〜5であるドーム型ス
ピーカ用振動板に用いることにより、高域再生周波数が
高い良好な音響特性を有するドーム型スピーカを実現で
きるという効果を有する。
とドームの半径aの比率が1:3〜5であるドーム型ス
ピーカ用振動板に用いることにより、高域再生周波数が
高い良好な音響特性を有するドーム型スピーカを実現で
きるという効果を有する。
【図1】本発明のドーム型スピーカ用振動板の概略図で
ある。
ある。
【図2】ドーム型スピーカ用振動板の高さに対する高域
再生周波数を示した図である。
再生周波数を示した図である。
【図3】ドーム型スピーカ用振動板の高さに対する高域
共振周波数を示した図である。
共振周波数を示した図である。
a…ドーム型スピーカ用振動板の半径、 b…ドーム型
スピーカ用振動板の高さ。
スピーカ用振動板の高さ。
Claims (2)
- 【請求項1】 ドームの高さとドームの半径の比が1:
3〜5であることを特徴とするドーム型スピーカ用振動
板。 - 【請求項2】 材料がチタニウムであることを特徴とす
る請求項1記載のドーム型スピーカ用振動板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31338792A JPH06165290A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | ドーム型スピーカ用振動板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31338792A JPH06165290A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | ドーム型スピーカ用振動板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06165290A true JPH06165290A (ja) | 1994-06-10 |
Family
ID=18040657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31338792A Pending JPH06165290A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | ドーム型スピーカ用振動板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06165290A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3806223A1 (de) * | 1987-02-27 | 1988-09-08 | Hitachi Ltd | Verfahren zur erzeugung eines zeichenabbilds |
JP2015114320A (ja) * | 2013-12-09 | 2015-06-22 | モントレー ブレゲ・エス アー | 音楽対応腕時計用の音響放射膜 |
-
1992
- 1992-11-24 JP JP31338792A patent/JPH06165290A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3806223A1 (de) * | 1987-02-27 | 1988-09-08 | Hitachi Ltd | Verfahren zur erzeugung eines zeichenabbilds |
JP2015114320A (ja) * | 2013-12-09 | 2015-06-22 | モントレー ブレゲ・エス アー | 音楽対応腕時計用の音響放射膜 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1144273A (en) | Coaxial loudspeaker system | |
US7088833B1 (en) | Multiple-speaker | |
JPH03247099A (ja) | スピーカ | |
JPH06165290A (ja) | ドーム型スピーカ用振動板 | |
JPS59146296A (ja) | 圧電スピ−カの駆動方法 | |
JPH03175800A (ja) | 圧電型スピーカ | |
US2582130A (en) | Acoustic diaphragm | |
US3708035A (en) | Diaphragm for loudspeakers | |
US3143183A (en) | Direct radiator high fidelity loudspeaker | |
JPS59183581A (ja) | スピ−カシステム | |
Bostwick | An Efficient Loud Speaker at the Higher Audible Frequencies | |
JPH08140175A (ja) | ダブルコーンスピーカ | |
KR200340630Y1 (ko) | 콘 페이퍼 | |
JPS6340958Y2 (ja) | ||
JPH03187600A (ja) | 圧電型振動板 | |
JPH066892A (ja) | スピーカ用振動板 | |
JPS6333431Y2 (ja) | ||
KR950003141B1 (ko) | 고충실도(高忠實度) 재생 앰프의 음향특성 보정회로 | |
JP2945437B2 (ja) | ドーム型スピーカ | |
JPH0129901Y2 (ja) | ||
JPS623985Y2 (ja) | ||
JP2595968B2 (ja) | 動電形スピーカ | |
KR900001031Y1 (ko) | 압전스피커 | |
KR910005370Y1 (ko) | 출력음을 광(廣)역화한 진동판 | |
KR890002814B1 (ko) | 평면 스피커 |