JPH06164314A - アクティブフィルタ回路 - Google Patents

アクティブフィルタ回路

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JPH06164314A
JPH06164314A JP33382992A JP33382992A JPH06164314A JP H06164314 A JPH06164314 A JP H06164314A JP 33382992 A JP33382992 A JP 33382992A JP 33382992 A JP33382992 A JP 33382992A JP H06164314 A JPH06164314 A JP H06164314A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 第1の電圧制御電流源と、前記第1の電圧制
御電流源と利得の異なる第2の電圧制御電流源と、複数
の容量とを用いて構成することにより、各電圧制御電流
源の入力信号振幅を調整することを特徴とするアクティ
ブフィルタ回路。 【効果】 本発明によればフィルタ回路のS/N比を改
善し、また入力換算雑音を抑制することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は能動素子を用いて構成さ
れるアクティブフィルタ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】能動素子を用いて構成される集積回路の
分野においては、IC内部にインダクタ(L)を構成す
ることが困難であることから、単位回路(ジャイレー
タ)と容量(C)を組み合わせることによりインダクタ
(誘導性)動作を行う回路を構成し、そのインダクタ回
路と容量(C)とでフィルタを構成してきた。
【0003】例えば、抵抗(R)、インダクタ(L)、
容量(C)で構成される両端終端ラダー型の5次の楕円
型ローパスフィルタの構成を図15に示す。ここでL1
、L2 はそれぞれインダクタであり、それぞれLを単
位回路(ジャイレータ)と容量とを用いて置き換える際
の構成を図16に示す。この図16はインダクタ動作を
行う回路を2つの単位回路(ジャイレータ)と一つの容
量で構成できることを示している。図17はその単位回
路(ジャイレータ)を構成する電圧制御電流源(VCC
S)の具体的な構成例を示したものである。
【0004】ここで抵抗(R)も前記電圧制御電流源
(VCCS)を用いて置き換えることが可能であり、こ
の結果電圧制御電流源(VCCS)と容量(C)とで構
成した5次の楕円型のアクティブフィルタの構成を図1
8に示す。(詳細は文献:D.W.H. Calder 「Audio Freq
uency Gyrator Filters for an Integrated Radio Pagi
ng Receiver 」 IEE Conference, York, England, 10-1
3th September 1984. を参照。)さらに各素子の節点で
重複する信号経路を省略することにより、電圧制御電流
源(VCCS)の数を低減したアクティブフィルタの構
成を図19に示す。
【0005】このようなアクティブフィルタは抵抗
(R)、インダクタ(L)が同一の電圧制御電流源(V
CCS)を用いて構成され、各VCCSの絶対精度が変
動した場合にもそれぞれが同様の特性変動となるため、
R、L、Cを独立の部品で構成した場合と比較して、各
素子のパラメータ変動に強く相対精度の高い等の特徴を
有する。
【0006】ここで一般にフィルタの出力特性を考える
と、ノイズレベルが一定で有ればフィルタの入力信号の
振幅を大きくするほど出力信号のS/N比が改善される
ので、フィルタに入力される信号の振幅は大きい方がよ
い。
【0007】しかし回路の動作電圧や能動素子の特性限
界により、信号を歪みなく増幅することができる入力範
囲は有限であるため、フィルタの入力信号の振幅を無制
限に大きくすることはできない。
【0008】例えば、図19に示すアクティブフィルタ
では、フィルタを構成する電圧制御電流源(VCCS)
1001〜1007に線形入力電圧範囲よりも過大な振
幅の信号を入力すると歪みが生ずるため、全てのVCC
Sの入力信号の振幅が一定レベル(線形入力電圧範囲)
以下となるように、フィルタ回路に入力される信号の振
幅を制限しなければならない。
【0009】ところが一般に各VCCSの入力信号の最
大振幅は各入力端子毎にまちまちである。例えば、遮断
周波数9kHz、回路のインピーダンスを400kΩと
した場合の、図19に示すアクティブフィルタにおける
各VCCS1001〜1007の入力端子a〜fの信号
の振幅を図20、図21に示す。ここで図20は各ノー
ドa〜fの20kHzまでの周波数特性を相対振幅(d
B)で表示しており、図21は各ノードa〜fの信号振
幅を10kHzの範囲で拡大表示するとともに、入力振
幅1.0Vに対してノードの振幅をリニアで表示したも
のである。
【0010】図20によれば、各VCCSの入力電圧振
幅は入力信号に対して、最大−6dB〜+3dBの振幅
値のばらつきがあるので、全ての電圧制御電流源で歪み
を生ずることなく信号を伝達させるには、最も振幅値が
大きい入力端子の信号振幅をVCCSの線形入力電圧範
囲内に制限する必要がある。
【0011】しかし、この場合にはその他のノードでは
VCCSの線形入力電圧の最大値よりも小さな信号が、
常に入力されることとなる。これはVCCS本来のダイ
ナミックレンジをの一部のみを活用するに過ぎず、フィ
ルタのS/N比を劣化させることとなる。
【0012】図21によれば、フィルタの入力振幅が
1.0Vである場合にも、各VCCSの入力振幅は0.
5Vから最大1.4Vまでばらつきが生ずる。特にVC
CS1004の入力端子(端子C)において、信号振幅
は約1.4Vとなり、このVCCSで歪みが生じないよ
うに、フィルタ全体の入力信号振幅が制限されるため、
その他のVCCS1001〜1003、1005〜10
07では常に線形入力電圧範囲よりも小さな振幅の信号
しか入力せず、フィルタ全体としてS/N比が改善され
ないという欠点があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来用いられてきたア
クティブフィルタ回路では、使用される全てのVCCS
で歪みを発生させないようにするため、各VCCSの入
力信号振幅の中で最も振幅の大きい端子に合わせてフィ
ルタの入力を制限しなければならず、VCCSの線形入
力範囲を十分に活用することができないという欠点があ
った。
【0014】本発明においては各VCCSの最大入力振
幅に合わせて入力信号の振幅を調整し、VCCSでのS
/N比を改善することが可能なアクティブフィルタをを
提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明においては、第1
の電圧制御電流源と、前記第1の電圧制御電流源と利得
の異なる第2の電圧制御電流源と、複数の容量とを用い
て構成されることを特徴とするアクティブフィルタ回路
を提供する。
【0016】また本発明においては、前記第1の電圧制
御電流源と、前記第1の電圧制御電流源と利得の異なる
第2の電圧制御電流源と、容量とを用いて構成される誘
導性動作を行う回路を有することを特徴とするアクティ
ブフィルタ回路を提供する。
【0017】また本発明においては、第1の電圧制御電
流源の入力端子と、第2の電圧制御電流源の入力端子と
を接続する容量と直列にバッファ回路を接続したことを
特徴とするアクティブフィルタ回路を提供する。
【0018】また本発明においては、前記第1の電圧制
御電流源の入力端子と第2の電圧制御電流源の入力端子
とを接続する容量とその容量に直列に接続されるバッフ
ァ回路とで一方向性信号伝達回路を構成し、前記第1の
電圧制御電流源の入力端子と前記第2の電圧制御電流源
の入力端子との間に、前記一方向性信号伝達回路を互い
に逆方向に信号を伝達するように並列に配置したことを
特徴とするアクティブフィルタ回路を提供する。
【0019】また本発明の第2の発明においては、一定
入力信号に対する第1の電圧制御電流源の入力端子にお
ける最大信号振幅と、第2の電圧制御電流源の入力端子
における最大信号振幅とをほぼ等しくするよう、各電圧
制御電流源の利得と各容量の容量値を決定したことを特
徴とするアクティブフィルタ回路を提供する。
【0020】また本発明の第3の発明においては、一定
入力信号に対する第1の電圧制御電流源の入力端子にお
ける信号振幅の平均値と、第2の電圧制御電流源の入力
端子における信号振幅の平均値とをほぼ等しくするよ
う、各電圧制御電流源の利得と各容量の容量値を決定し
たことを特徴とするアクティブフィルタ回路を提供す
る。
【0021】
【作用】本発明においては、各VCCSで線形増幅可能
で、できる限り大きな振幅の信号をVCCSに入力する
ため、フィルタを構成する電圧制御電流源(VCCS)
の利得と容量の値を変更して決定することを特徴とす
る。
【0022】VCCSの入力端子において最大信号振幅
が大きい場合には、そこで最大信号振幅を抑制するよう
に、また逆にVCCSの入力端子において、最大信号振
幅が線形増幅可能な入力信号振幅よりも小さい場合に
は、その端子で最大信号振幅を拡大するように、VCC
Sの利得、容量値を調整する。
【0023】このようにすれば、各VCCSの線形入力
電圧範囲を十分に活用することができるので、VCCS
でのS/N比を改善することが可能となる。
【0024】
【実施例】以下、発明の実施例を図面の参照しながら説
明する。
【0025】図1は本発明を説明するための図である。
図1において101、102はフィルタの入力段の終端
抵抗部を構成するための電圧制御電流源(VCCS)で
あり、103と104、105と106はそれぞれイン
ダクタ回路を構成するためのVCCSであり、107は
フィルタの出力段の終端抵抗部を構成するためのVCC
Sである。111〜115、121〜124は容量であ
り、131〜134は電圧バッファである。またa〜f
は各節点のノードを示している。
【0026】従来例の図19では、各ノードa〜fにお
いて容量に電流が流れ込む積分回路になっている。従っ
て、フィルタに要求される特性を変化させることなく、
各ノードに接続された容量の容量値を小さくすれば、同
じ周波数におけるノードの信号振幅が大きくすることが
できる。逆に、容量の容量値を大きくすれば振幅は小さ
くすることができる。このように、フィルタ全体の特性
を保持したまま、容量の容量値を変更することにより、
各VCCSの入力信号振幅を調整することができる。
【0027】ここで、フィルタ全体の伝達特性を変化さ
せないためには、入力端子の信号振幅を大きくしたVC
CSの出力回路には減衰手段を付加し、逆に入力端子の
信号振幅を小さくしたVCCSの出力回路には増幅手段
を接続する必要がある。このような方法により、5次の
楕円型フィルタの改善例を以下説明する。
【0028】まず、従来例の図19での周波数特性でノ
ッチを形成する容量1101、1102は、素子の両端
で入力、出力の双方向に信号を伝達しているので、一方
の端子の振幅を変動させると他方の端子の振幅も影響を
受けてしまう等、両端子の利得を独立に変える事ができ
ない。
【0029】そこで、図1に示すように、容量121、
123と並列に容量122、124のパスを設けて、そ
れぞれの容量の両端のパスに対し利得1の電圧バッファ
131〜134を挿入する。すると容量の両端で信号の
伝達が一方向性とすることができる。ここで並列に挿入
する容量122、124の値は、元の容量121、12
3の値と僅かに異なった値になるが、121、123と
同じ値を用いてもほぼ同様の特性を得ることができる。
このように電圧バッファを挿入することによって、各節
点の信号振幅の調整の自由度を大きくすることができ
る。
【0030】また従来用いられていた回路(図19参
照)では、フィルタに入力された信号が容量1101、
1102を介して端子fに抜けてしまうため、フィルタ
の特性に悪影響を及ぼす恐れがあった。今回、図1のよ
うに電圧バッファ131〜134を挿入することにより
信号のフィードスルーが遮断されるので、フィルタの阻
止域での減衰量を改善することができる利点もある。よ
って131、132は共通のバッファ回路とすることに
より、回路を改善することも可能であるが(図2参
照)、バッファ回路を共用とせずに分離して複数個用い
るほうが改善効果がある。
【0031】次に各ノードでの信号振幅の調整について
説明する。
【0032】図19の従来用いられてきたアクティブフ
ィルタでは、フィルタを構成する電圧制御電流源の入力
信号の振幅に変動があり、具体的には図21から分かる
ように、各ノードの振幅レベルは、入力信号に対して
0.5倍から1.4倍まで変動があった。これらを等し
く揃えるために、例えばノードb、d、fの信号振幅を
大きくし、ノードc、eの信号振幅を小さくすればよ
い。ノードb、d、fの信号振幅を大きくするために
は、ノードb、d、fに接続されている容量の値を小さ
くすればよい。これらの容量による積分時定数は小さく
なるので、各ノードb、d、fの信号振幅を大きくする
ことが可能となる。
【0033】例えば容量1011、1013、1015
の容量値をそれぞれ1/x、1/z、1/q倍(容量2
11、213、215)とし、容量1101、1102
をそれぞれ1/x、1/z倍(容量221、222)、
及び1/q、1/z倍(容量223、224)として並
列に配置する(図2参照)。
【0034】ここで容量221を介してノードdからノ
ードbに加算される信号振幅もx倍にする必要があるの
で、容量221を含むパスに利得xの増幅回路241を
挿入する。同様に容量222、223、224のパスに
も、それぞれ利得zの増幅回路242、利得qの増幅回
路243、利得zの増幅回路244を挿入する。逆にノ
ードc、eでは信号振幅を小さくするために、容量値2
12、214を大きくする。すなわち容量212、21
4の容量値をそれぞれy倍、p倍とする。
【0035】ここで、フィルタ全体の伝達関数を変化さ
せてはならないので、信号振幅を大きくしたノードの出
力には減衰回路、振幅を小さくしたノードの出力には増
幅回路を入れて利得の調節を行う。すなわちノードbに
は利得1/xの減衰回路250、251、252を挿入
し、ノードcには利得yの増幅回路253、ノードdに
は利得1/zの減衰回路254、ノードeには利得pの
増幅回路255、ノードfには利得1/qの減衰回路2
56、257、ノードgには利得1/zの減衰回路25
8、259をそれぞれ挿入する。
【0036】このように各容量値を調整し、増幅回路、
減衰回路を挿入することにより、フィルタの伝達関数を
変化させることなく、各ノードの信号振幅を調整するこ
とが可能となる。この結果、各VCCSで歪みを生ずる
ことなく、フィルタ全体のS/N比を改善することがで
きる。逆に各VCCSで線形入力電圧範囲を有効に活用
することが可能となる。
【0037】ここで図2を整理して書き直すと、図3の
ような構成とすることも可能である。すなわち、増幅回
路241と減衰回路258、増幅回路242と減衰回路
252、増幅回路243と減衰回路259、増幅回路2
44と減衰回路257をそれぞれまとめて、増幅回路
(または減衰回路)301、302、303、304に
置き換えた構成とすることもできる。
【0038】ここで、さらに容量の容量値を変化させる
ことにより、増幅回路(または減衰回路)301〜30
4を省略することが可能なフィルタの構成を説明する。
【0039】例えば増幅回路(または減衰回路)301
を省略するために、容量311、321の比を変更す
る。ここでノードbにおける容量311と321との合
成容量を変化させてはならないので、容量311、32
1の容量値をC1 /x、C6A(=C6 /x)として、変
更後の容量値をそれぞれC1'、C6A' とすると C1 /x+C6A=C1 /x+C6 /x=C1'+C6A' …(1) ここでノードgからノードbへの利得をx/z倍にする
ためには、次式を満たす必要がある。
【0040】 (x/z)(C6 /x)(C1 /x+C6 /x) =C6A' /(C1'+C6A' ) …(2) (1)式を(2)式に代入してC6A' を求めると、 C6A' =C6 /z …(3) (3)式を(1)式に代入して C1'を求める。
【0041】 C1'=C1 /x+C6 /x−C6A' =C1 /x+C6 /x−C6 /z =C1 /x+C6 (1/x−1/z) …(4) このように容量値を変更すると、増幅回路(または減衰
回路)301の利得を1とすることができるので、これ
を不要とすることが可能となる。
【0042】同様の方法で容量313、322、324
の容量値を変更する。容量313、322、324の容
量値をそれぞれC3 /z、C6B、C7B、変更後の容量値
をそれぞれC3'、C6B' 、C7B' とすると、ノードdに
おける合成容量の総和を等しくするためには、次式を満
たす必要がある。
【0043】 C3'+C6B' +C7B'=C3 /z+C6 /z+C7 /z …(5) ノードbからノードgへの利得をx/z倍にするための
条件を次式に示す。
【0044】 C6B' /( C3' +C6B' +C7B' ) =( z/x)(C6 /z)/(C3 /z+C6 /z+C7 /z) …(6) またノードfからノードgへの利得をx/z倍にするた
めのには、条件を次式に示す。
【0045】 C7B' /(C3' +C6B' +C7B' ) =(z/q)(C7 /z)/(C3 /z+C6 /z+C7 /z) …(7) 以上(5)(6)(7)式から連立方程式を解くと、 C6B' =(z/x)/(C6 /z)=(C6 /x) …(8) C7B' =(z/q)/(C6 /z)=(C7 /q) …(9) C3'=C3 /z+C6 /z+C7 /z−C6 /x−C7 /q =C3 /z+C6 (1/z−1/x)+C7 (1/z−1/q)…(10) 同様に C7A' =(q/z)/(C7 /q)=(C7 /z) …(11) C5' =C6 /q+C7 (1/q−1/z) …(12) 以上のように、容量値を変更することにより、増幅回路
(または減衰回路)301〜304を不要として、より
簡略化した構成とすることが可能となる。この結果を図
1にまとめる。
【0046】ここでアクティブフィルタを構成する複数
の電圧制御電流源(VCCS)の入力信号振幅の最大値
を等しくするためには、図19の従来例のフィルタ構成
における各ノードの信号振幅(入力信号との相対値)か
ら、振幅をどれだけ拡大、縮小するかを決定し、各容量
の容量値を決定すればよい。
【0047】具体的には、図21に従来例のフィルタの
各ノードの信号振幅が示されている。これによると、リ
ニアスケールでの各ノードの信号振幅はそれぞれ、ノー
ドaで1.0V(入力信号振幅)、ノードbで0.75
V、ノードCで1.38V、ノードdで0.8V、ノー
ドeで1.27V、ノードfで0.5Vである。
【0048】したがってこれらのノードにおける信号振
幅値の最大値を等しくするためには、例えば x=1/0.75=1.33 y=1.38 z=1/0.8=1.23 p=1.27 q=1/0.5=2.0 とすればよい。
【0049】ここで、従来例の図19に示す5次のロー
パスフィルタの場合、例えば遮断周波数9kHzのと
き、以下のような素子構成となる。
【0050】 容量1011 …91.9pF 容量1012 …46.43pF 容量1013 …124.25pF 容量1014 …43.3pF 容量1015 …87.55pF 容量1101 …2.85pF 容量1102 …7.57pF VCCS1001〜1007のGm …2.5×10
−9S したがって、本実施例において、各容量の容量値と各電
圧制御電流源(VCCS)のトランスコンダクタンスの
値:Gmの例を以下に示す。
【0051】 容量111… 68.7pF(=91.9/1.33) 容量112… 64.7pF(=46.43×1.3
8) 容量113…103.2pF(=124.25/1.2
3) 容量114… 55.0pF(=43.4×1.27) 容量115… 41.4pF(=87.55/2.0) 容量121… 2.3pF(=2.85/1.23) 容量122… 2.1pF(=2.85/1.33) 容量123… 6.1pF(=7.57/1.23) 容量124… 3.8pF(=7.57/2.0) VCCS101…1.0S(=1) VCCS102…0.75S(=1/x) VCCS103…0.75S(=1/x) VCCS104…1.38S(=y) VCCS105…0.81S(=1/z) VCCS106…1.27S(=p) VCCS107…0.5S(=1/q) これを図19のように構成されるアクティブフィルタと
比較すると、容量値の大きい値ものが小さくなるよう修
正され、逆に容量値の小さい値のものが大きくなるよう
修正され、各容量の容量値の広がりの幅は縮小してい
る。
【0052】容量、VCCSのトランスコンダクタンス
を調整した場合の、各VCCSの入力端子の信号振幅特
性を図4に示す。各端子a(入力端子)〜fまでの信号
振幅の最大値は9kHzを中心にほぼ大きさが等しくな
っている。この図4では10kHzまでの信号振幅特性
のみ示しているが、この構成例は遮断周波数が9kHz
なので、これよりも高い周波数領域では振幅は小さくな
ると考えられる。従って、全てのVCCSの入力端子に
おいて信号振幅を等しくすることが可能となり、全ての
VCCSの線形入力範囲を十分に活用することが可能と
なり、フィルタ全体のS/Nを改善することができる。
【0053】さらにフィルタ全体のインピーダンスを等
しくした場合に、従来例のフィルタにおける容量値の合
計は403pFであるのに対して、本実施例の構成では
348pFと16%小さくなる。容量値が大きいもの
は、占有面積が大きくなるので集積化に適さない。した
がって本発明はより集積度の高い、小型化が可能なアク
ティブフィルタとなる。
【0054】ここで電圧制御電流源を2つ組み合わせた
単位回路(ジャイレータ)について考えると、図16の
インダクタ動作を行う回路は2つのジャイレータと1つ
の容量で構成されており、ジャイレータを4端子網で考
えた場合に入力電圧v1 、入力電流i1 、出力電圧v2
、出力電流i2 とすると、従来用いられているジャイ
レータは入出力において以下の関係を有する。
【0055】 v1 =k・i2 、v2 =−k・i1 (但しk:定数) 本発明の実施例では、VCCSの入力端子の信号振幅を
調整するために各容量と各VCCSの利得を積極的に変
化させているため、入出力電流、電圧が上式の関係を必
ずしも成立しなくなる。この意味から本発明は非対象な
ジャイレータを用いてアクティブフィルタを構成するこ
とを特徴としているということもできる。
【0056】ここで本実施例のアクティブフィルタに電
圧制御電流源(VCCS)として図5の差動増幅回路を
用い、電圧バッファ回路にコレクタ電流500nAのエ
ミッタフォロワ回路を用いた場合の雑音電圧を従来例と
比較する。
【0057】図5の差動増幅回路は、図17に示される
線形化手法を拡張したもので、面積比の異なる4個のエ
ミッタカップルドペアの出力を合成することで線形化す
る。例えば図5においてa=2.03、b=13.4、
c=1.83とすることにより、差動入力の線形範囲を
拡大することができる。その詳細については、文献「Re
alization of a 1V Active Filter Using a Linializat
ion Technique Employing Plurality of Emitter−Coup
led Paiers」 IEEE JSSCC VOL.26 NO.7 JULY1991 pp.9
37 −945 に述べられている。
【0058】図3の構成のフィルタの出力雑音電圧は6
3.4μVrmsであり、図19の回路(34μVrm
s)と比較すると値自体は大きくなっているが、図3の
構成は利得が高い(0dB)ので、入力換算値では8%
小さくなる。さらに同じ容量値に換算して比較した入力
換算雑音電圧(Vnosaとする)は1.4dB改善され、
S/N比(最大振幅と雑音電圧の比)で比較した場合で
は、4.1dB改善できる。
【0059】一般に雑音電圧は容量値の1/2乗の逆数
に反比例するので、雑音電圧を小さくするためには容量
を大きくした方がよい。容量を大きくするためには占有
面積を大きくと必要があり、これは小型化、大規模集積
化の要請に反する。しかし本発明においては、上述した
ように、回路全体に占める容量値を小さくするととも
に、雑音電圧を小さくするすることが可能となるという
利点もある。
【0060】次にページャーなどの通信機器に用いた場
合では、入力信号のレベルがと回路の線形範囲より遥か
に小さい場合がある。この場合は、振幅値の最大値を揃
えても、信号振幅に対して回路の線形範囲が十分広いの
であまり効果的ではない場合がある。図4で各ノードの
信号の最大振幅を等しくするような検討を加えたが、各
ノードでの信号振幅の平均値を考慮する方法について検
討する。
【0061】図4の結果を見ると、端子a(入力端子)
と端子fに表れる信号振幅の平均値が、それぞれ他の端
子(b、c、d、e)と比較して約1.5倍程度大きい
ので、図1のフィルタ構成において、電圧制御電流源
(VCCS)101の利得を1.5倍とし、VCCS1
07の利得を1/1.5倍とする。すなわちVCCS1
01のトランスコンダクタンスを1.5[S]とし、V
CCSのトランスコンダクタンスを0.75[S]とす
る。ここで先に求めたようにVCCS107のトランス
コンダクタンスは1/qなる関係があるため、VCCS
107のトランスコンダクタンスを変更することに伴
い、容量113、115、124の容量値がそれぞれ以
下のように変化する。
【0062】 容量113 …101.265pF 容量115 …65.2pF 容量124 …5.68pF この構成のフィルタにおける各ノードの信号振幅特性を
図6に示す。図4の信号振幅特性と同様遮断周波数9k
Hz付近で各端子の信号振幅の最大値がほぼ等しい特性
を示しており、さらに各ノードの信号振幅の通過域での
平均値がほぼ等しいことが分かる。
【0063】この構成例では出力雑音電圧が43μVr
msとなり、容量値の合計は371pFであるので、V
nosaは図1のフィルタ回路に対して4.4dB小さくな
る。したがって各ノードの信号振幅の最大値を揃える方
法よりも雑音電圧の絶対値の改善効果が大きい。
【0064】またここで説明した方法によると、各ノー
ドの信号振幅の平均値がほぼ等しくなるようにVCCS
のトランスコンダクタンスと容量値を再修正し、初段と
終段のVCCSのトランスコンダクタンスを1.5倍と
し、端子aと端子fの利得aを1/1.5倍に下げるも
のである。さらに端子a、fの信号振幅を変更し、利得
aの値を小さくすると入力換算雑音をより改善できる。
【0065】たとえば端子a、fの利得を1/1.7倍
とすると、VCCS、容量の素子値は以下のように変更
される。
【0066】 VCCS101 …1.7S VCCS107 …0.85S 容量113 …100.51pF 容量115 …74.1pF 容量124 …6.435pF 容量値の合計 …380pF 出力雑音電圧 …40μVrms このときの各ノードの信号振幅特性を図7に示す。
【0067】同様に端子a、fの利得を1/1.8倍と
した場合には、 VCCS101 …1.8S VCCS107 …0.9S 容量113 …100.13pF 容量115 …78.11pF 容量124 …6.813pF 容量値の合計 …384.1pF 出力雑音電圧 …38.2μVrms このときの各ノードの信号振幅特性を図8に示す。
【0068】同様に端子a、fの利得を1/1.9倍と
した場合には、 VCCS101 …1.9S VCCS107 …0.95S 容量113 …99.15pF 容量115 …84.23pF 容量124 …7.19pF 容量値の合計 …390.2pF 出力雑音電圧 …36.4μVrms このときの各ノードの信号振幅特性を図9に示す。
【0069】同様に端子a、fの利得を1/2.0倍と
した場合には、 VCCS101 …2.0S VCCS107 …1.0S 容量113 …99.37pF 容量115 …89.0pF 容量124 …7.57pF 容量値の合計 …395pF 出力雑音電圧 …34.86μVrms このときの各ノードの信号振幅特性を図10に示す。
【0070】図7〜図10の特性を比較すると、端子
a、fの利得が1/2.0倍の時に、ノードfの信号振
幅の平均値と他のノードの信号振幅の平均値との差が大
きくなるものの、出力雑音電圧が最も小さくなり、Vno
saは図1の構成の回路に対して6dB小さくなる。
【0071】さてこれまで説明した方法では、図19の
従来回路と比較して4個の電圧バッファ回路と容量を2
個追加する必要があったが、電圧バッファを改善する方
法を考える。
【0072】図1に示したフィルタの構成においてx=
z=qとなるようにすれば、図2に示すようにC6AとC
6B、C7AとC7Bとが等しくなるので、バッファ回路13
1〜134が不要とすることができる。
【0073】すなわち図1でx=1.33、y=1.3
82、z=1.234、p=1.27、q=1.33と
し、さらに端子aの利得を1/1.5倍とすると、電圧
バッファを省略可能となり、4つの容量C6AとC6B、C
7AとC7Bとを合成して2つの容量で構成可能となる。こ
の回路構成は見かけ上、図19の回路と同様となるが、
VCCS、容量の素子値は以下の通りとなる。
【0074】 容量1011 …68.93pF 容量1012 …64.1pF 容量1013 …93.42pF 容量1014 …55pF 容量1015 …65.83pF 容量1101 …2.14pF 容量1102 …5.68pF VCCS1001 …1.5S VCCS1002 …0.75S VCCS1003 …0.75S VCCS1004 …1.38S VCCS1005 …0.75S VCCS1006 …1.27S VCCS1007 …0.75S このフィルタ構成では容量値の合計が355.1pF、
出力雑音電圧が44μVrmsとなる。また各ノードの
信号振幅特性を図11に示す。これにより従来型の図1
9に示す回路構成で各VCCSの利得を変化させること
により、Vnosaが4.4dB低下することが可能とな
り、また各ノードの信号振幅の最大値の変動を著しく小
さくすることが可能となるとともに、各ノードの信号振
幅の平均値のばらつきを抑制することが可能となる。し
たがって各VCCSでの入力信号の最大振幅範囲を拡大
することが可能となり、フィルタ回路全体のS/N改善
につながる。
【0075】以上楕円型のフィルタについて述べたがバ
ターワースフィルタやチェビシェフフィルタの場合も全
く同様の方法で信号振幅の調整を図ることが可能とな
り、ノッチ、零点を作るための容量C6、C7がないの
で、これまでよりもフィルタの設計が容易になるという
利点もある。
【0076】以上の説明では、フィルタを構成する容
量、VCCSの素子値についてそれぞれ具体的数値を用
いて説明したが、これらの値はいずれも相対的に決定さ
れるものであるので、絶対的な数値の大きさに限定され
るものではなく、素子間の値の比率は適宜決定すること
は可能である。
【0077】また5次以外の3次、4次、6次以上のフ
ィルタに対しても、同様の手法によって振幅調整が可能
となる。
【0078】一例として3次のバターワースフィルタに
ついて解析を行った例を示す。図12に両側終端ラダー
型の3次バターワースフィルタの構成例を示す。これは
3次のLCローパスフィルタのインダクタ(L)をジャ
イレータと容量に置き換えたものである(図16参
照)。ここで例えば遮断周波数200kHzの場合の各
容量、VCCSの素子値の例を示す。
【0079】 容量511 …16.57pF 容量512 …33.13pF 容量513 …16.57pF VCCS501〜505 …20μS この回路構成における各ノードa〜dの信号振幅特性を
図13に示す。ノードb〜dの間で信号振幅の最大値は
0.5〜0.8Vにばらついている。これを本発明の振
幅調整によりフィルタを構成すると、VCCS502の
Gmを0.792倍、VCCS503のGmを0.79
2倍、VCCS504のGmを0.577倍、VCCS
505のGmを0.5倍、容量511を0.792倍、
容量512を0.577倍、容量513をを0.5倍と
なり、この結果、容量、VCCSの素子値は以下のよう
に修正される。
【0080】 容量511 …13.12pF 容量512 …19.13pF 容量513 …8.29pF VCCS501 …20μS VCCS502 …15.8μS VCCS503 …15.8μS VCCS504 …11.6μS VCCS505 …10μS この回路構成における各ノードの信号振幅特性を図14
に示す。入力信号振幅に対して全てのノードの信号振幅
の最大値が等しくなっていることがわかる。本実施例に
おいて振幅調整を行うと、容量値の総和を小さくフィル
タを構成可能となり、しかも各VCCSでS/N特性の
よい信号伝達を行うことができる。この場合にはS/N
非が3dB程度改善することができる。
【0081】このように本発明を用いれば、フィルタを
構成するVCCS等の制御電流源の利得、及び容量の値
を変更することにより、S/N比やフィルタの入力換算
雑音を改善することが可能である。
【0082】なお本発明はフィルタを構成するVCCS
の線形入力範囲に合わせて、VCCSに入力する信号振
幅を調整することにより、歪みを発生させることなくフ
ィルタのS/N比を改善することが可能となるものであ
るが、S/N比を改善するためにノイズの発生を抑制す
ることも構成を採用することもできる。
【0083】すなわち最大入力信号振幅が相対的に小さ
いノードでのVCCSの線形入力範囲を小さくするよう
回路の動作電圧を下げる、バイアス電流を小さくする等
によりVCCSの線形入力範囲を小さくすることが可能
となり、そのような構成を採用するとノイズの発生を抑
えてS/Nを改善することが可能となる。例えばゲイン
セル型のVCCSのGmは抵抗値、バイアス電流により
決定されるが、バイアス電流を小さくすることによりV
CCSのGmを変化させることなく、入力端子の線形入
力範囲を小さく変更することができる。
【0084】
【発明の効果】本発明によればフィルタ回路のS/N比
を改善し、また入力換算雑音を抑制することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本構成を示す図。
【図2】 本発明の実施例を説明するための回路図。
【図3】 本発明の実施例を説明するための回路図。
【図4】 本発明の実施例の効果を説明するための振幅
特性図。
【図5】 本発明の実施例に用いるVCCSの構成例を
示す回路図。
【図6】 本発明の実施例の効果を説明するための振幅
特性図。
【図7】 本発明の実施例の効果を説明するための振幅
特性図。
【図8】 本発明の実施例の効果を説明するための振幅
特性図。
【図9】 本発明の実施例の効果を説明するための振幅
特性図。
【図10】 本発明の実施例の効果を説明するための振
幅特性図。
【図11】 本発明の実施例の効果を説明するための振
幅特性図。
【図12】 本発明の別の構成を示す図。
【図13】 従来例の特性を説明するための振幅特性
図。
【図14】 本発明の実施例の効果を説明するための振
幅特性図。
【図15】 従来技術を説明するための回路図。
【図16】 従来技術を説明するための回路図。
【図17】 従来技術、本発明に用いるVCCSの構成
例を示す回路図。
【図18】 従来技術を説明するための回路図。
【図19】 従来技術を説明するための回路図。
【図20】 従来例の特性を説明するための振幅特性
図。
【図21】 従来例の特性を説明するための振幅特性
図。
【符号の説明】
101〜107 電圧制御電流源 111〜115、121〜124 容量 131〜134 バッファ回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の電圧制御電流源と複数の容量とを組
    み合わせて構成されるアクティブフィルタ回路におい
    て、第1の電圧制御電流源と第2の電圧制御電流源とは
    互いに利得が異なることを特徴とするアクティブフィル
    タ回路。
  2. 【請求項2】前記第1の電圧制御電流源と第2の電圧制
    御電流源と容量とで構成される誘導性動作を行う回路を
    有することを特徴とする請求項1記載のアクティブフィ
    ルタ回路。
  3. 【請求項3】第1の電圧制御電流源の入力端子と第2の
    電圧制御電流源の入力端子とを接続する容量と直列にバ
    ッファ回路を接続したことを特徴とする請求項1記載の
    アクティブフィルタ回路。
  4. 【請求項4】前記第1の電圧制御電流源の入力端子と第
    2の電圧制御電流源の入力端子とを接続する容量とその
    容量に直列に接続されるバッファ回路とで一方向性信号
    伝達回路を構成し、前記第1の電圧制御電流源の入力端
    子と前記第2の電圧制御電流源の入力端子との間に、前
    記一方向性信号伝達回路を互いに逆方向に信号を伝達す
    るように並列に配置したことを特徴とする請求項3記載
    のアクティブフィルタ回路。
  5. 【請求項5】複数の電圧制御電流源と複数の容量とを組
    み合わせて構成されるアクティブフィルタ回路におい
    て、第1の電圧制御電流源の入力端子における最大信号
    振幅と、第2の電圧制御電流源の入力端子における最大
    信号振幅とをほぼ等しくするよう、各電圧制御電流源の
    利得と各容量の容量値を決定したことを特徴とするアク
    ティブフィルタ回路。
  6. 【請求項6】複数の電圧制御電流源と複数の容量とを組
    み合わせて構成されるアクティブフィルタ回路におい
    て、第1の電圧制御電流源の入力端子における信号振幅
    の平均値と、第2の電圧制御電流源の入力端子における
    信号振幅の平均値とをほぼ等しくするよう、各電圧制御
    電流源の利得と各容量の容量値を決定したことを特徴と
    するアクティブフィルタ回路。
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