JPH061642B2 - 投光装置 - Google Patents
投光装置Info
- Publication number
- JPH061642B2 JPH061642B2 JP17452385A JP17452385A JPH061642B2 JP H061642 B2 JPH061642 B2 JP H061642B2 JP 17452385 A JP17452385 A JP 17452385A JP 17452385 A JP17452385 A JP 17452385A JP H061642 B2 JPH061642 B2 JP H061642B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cathode
- reflecting mirror
- anode
- light
- arc discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、短アーク放電灯を回転楕円面反射鏡に装着し
たスポット照明用等の投光装置に関するものである。
たスポット照明用等の投光装置に関するものである。
従来の技術 直流電源で点灯する短アーク放電灯たとえばキセノンラ
ンプにおいては、輝度が両電極間において長さ方向に一
様でなく、陰極側において高いことは周知である。
ンプにおいては、輝度が両電極間において長さ方向に一
様でなく、陰極側において高いことは周知である。
このようなキセノンランプを回転楕円面反射鏡に装着し
た従来の投光装置においては、第2図に示すように、回
転楕円面反射鏡2の第1焦点Pと、キセノンランプ1の
陰極4と陽極5との中間部、または発光領域15の中で
最も高い輝点Oとを一致させている。
た従来の投光装置においては、第2図に示すように、回
転楕円面反射鏡2の第1焦点Pと、キセノンランプ1の
陰極4と陽極5との中間部、または発光領域15の中で
最も高い輝点Oとを一致させている。
発明が解決しようとする問題点 一般のキセノンランプにおいては、ガラス容器の発光部
分はガラス肉厚が厚く、楕円球状または球状をなしてい
るため、ガラス容器自体がレンズ効果を有し、光が外部
に出る時に屈折される。そのため、このような従来の投
光装置においては次のような問題点があった。
分はガラス肉厚が厚く、楕円球状または球状をなしてい
るため、ガラス容器自体がレンズ効果を有し、光が外部
に出る時に屈折される。そのため、このような従来の投
光装置においては次のような問題点があった。
すなわち、キセノンランプを点灯した場合、所期の配光
が得られず、照射面に照度むらが生じていた。第3図を
用いて、この照度むらの発生理由を説明すれば、陰極4
と陽極5間の発光領域15で発生した任意の光線OA
は、入射角θで入射し、一旦、ガラス容器3のガラス内
で入射角θよりも小さい角度で屈折されて光線ABとな
り、つづいてB点から外部へ出る時に光線ABの入射角
よりも大きい角度に屈折されて光線BCとなって放出さ
れ、反射鏡面16の反射位置Cに当たって照射面へと進
む。すなわち、OA方向の入射光の屈折しない場合の延
長線OAD線から陰極側にわずかに移動した屈折光BC
となり、反射鏡面16の所期の反射位置Dより反射鏡の
背面側にずれた位置Cで反射される。したがって、CD
間だけのずれが生じるために、所期の配光が得られず、
照射面に照度むらが生じるのである。また、キセノンラ
ンプの発光領域を作る両電極間の中間部、または輝点O
の位置の正確な測定が困難で配設精度にばらつきを生じ
ていた。
が得られず、照射面に照度むらが生じていた。第3図を
用いて、この照度むらの発生理由を説明すれば、陰極4
と陽極5間の発光領域15で発生した任意の光線OA
は、入射角θで入射し、一旦、ガラス容器3のガラス内
で入射角θよりも小さい角度で屈折されて光線ABとな
り、つづいてB点から外部へ出る時に光線ABの入射角
よりも大きい角度に屈折されて光線BCとなって放出さ
れ、反射鏡面16の反射位置Cに当たって照射面へと進
む。すなわち、OA方向の入射光の屈折しない場合の延
長線OAD線から陰極側にわずかに移動した屈折光BC
となり、反射鏡面16の所期の反射位置Dより反射鏡の
背面側にずれた位置Cで反射される。したがって、CD
間だけのずれが生じるために、所期の配光が得られず、
照射面に照度むらが生じるのである。また、キセノンラ
ンプの発光領域を作る両電極間の中間部、または輝点O
の位置の正確な測定が困難で配設精度にばらつきを生じ
ていた。
本発明は、回転楕円面反射鏡と短アーク放電灯とを組み
合わせ、短アーク放電灯のガラス容器による光の屈折が
あっても、所期の配光が得られる投光装置を提供するも
のである。
合わせ、短アーク放電灯のガラス容器による光の屈折が
あっても、所期の配光が得られる投光装置を提供するも
のである。
問題点を解決するための手段 本発明はガラス容器の両端部に陰極および陽極を有する
短アーク放電灯と、前記陰極および前記陽極の軸同士を
結ぶ線と一致する軸を中心軸とする回転楕円面を有する
反射鏡とを具備し、前記陰極を前記反射鏡の背面側に、
前記陽極を前記反射鏡の開口側にそれぞれ位置させ、か
つ前記反射鏡内の第1焦点に前記陰極の先端を一致させ
て、前記反射鏡に前記短アーク放電灯を装着した投光装
置を特徴とするものである。
短アーク放電灯と、前記陰極および前記陽極の軸同士を
結ぶ線と一致する軸を中心軸とする回転楕円面を有する
反射鏡とを具備し、前記陰極を前記反射鏡の背面側に、
前記陽極を前記反射鏡の開口側にそれぞれ位置させ、か
つ前記反射鏡内の第1焦点に前記陰極の先端を一致させ
て、前記反射鏡に前記短アーク放電灯を装着した投光装
置を特徴とするものである。
作 用 このように回転楕円面反射鏡内の第1焦点に陰極先端を
配設させると、陰極先端は、従来に比べ、回転楕円面反
射鏡の開口側に近寄る。このため、ランプから出た光
は、屈折しない場合の光の軌跡に合致し、反射鏡面の所
期の反射位置で反射されて照射面へと進む。したがっ
て、所期の配光が得られ照射面の照度むらが改善され
る。
配設させると、陰極先端は、従来に比べ、回転楕円面反
射鏡の開口側に近寄る。このため、ランプから出た光
は、屈折しない場合の光の軌跡に合致し、反射鏡面の所
期の反射位置で反射されて照射面へと進む。したがっ
て、所期の配光が得られ照射面の照度むらが改善され
る。
実 施 例 以下、本発明の一実施例について図面を用いて説明す
る。
る。
第1図に示すように、本発明実施例の投光装置は、キセ
ノンランプ1と回転楕円面を有する反射鏡2とを具備し
ている。キセノンランプ1は、石英製のガラス容器3の
両端部に陰極4および陽極5を有し、かつ内部にキセノ
ンガスが封入されており、ガラス容器3の両端部に口金
6,7がセメントで固着されている。陰極4の先端Q
は、口金6の端8から距離Bだけ離れた位置にある。反
射鏡2は、アルミニウム等の軽金属からなり、陰極4お
よび陽極5の軸同士を結ぶ線と一致する軸を中心軸とす
る回転楕円面を有し、その第1焦点Pは、この反射鏡の
背面端9から距離Fだけ離れた位置にある。反射鏡2の
背面側には、孔10を軸方向に有する径小突起部11が
設けられている。そして、孔10内に口金6が挿入さ
れ、この口金は径小突起部11にねじ12で固着され
る。この場合、反射鏡2の背面側に陰極4を、反射鏡2
の開口側に陽極5をそれぞれ位置させ、かつ反射鏡2の
第1焦点Pに陰極4の先端Qを一致させて、反射鏡2に
キセノンランプ1を装着する。
ノンランプ1と回転楕円面を有する反射鏡2とを具備し
ている。キセノンランプ1は、石英製のガラス容器3の
両端部に陰極4および陽極5を有し、かつ内部にキセノ
ンガスが封入されており、ガラス容器3の両端部に口金
6,7がセメントで固着されている。陰極4の先端Q
は、口金6の端8から距離Bだけ離れた位置にある。反
射鏡2は、アルミニウム等の軽金属からなり、陰極4お
よび陽極5の軸同士を結ぶ線と一致する軸を中心軸とす
る回転楕円面を有し、その第1焦点Pは、この反射鏡の
背面端9から距離Fだけ離れた位置にある。反射鏡2の
背面側には、孔10を軸方向に有する径小突起部11が
設けられている。そして、孔10内に口金6が挿入さ
れ、この口金は径小突起部11にねじ12で固着され
る。この場合、反射鏡2の背面側に陰極4を、反射鏡2
の開口側に陽極5をそれぞれ位置させ、かつ反射鏡2の
第1焦点Pに陰極4の先端Qを一致させて、反射鏡2に
キセノンランプ1を装着する。
なお、上記した反射鏡2の第1焦点Pと陰極4の先端Q
とを一致させるには、距離Bと距離Fとの差を計算し、
反射鏡2の背面端9とキセノンランプ1の口金6の端8
との位置関係がB−Fになるように、マイクロメータ等
で計測してキセノンランプ1を位置決めし、ねじ12を
締め付ければよい。
とを一致させるには、距離Bと距離Fとの差を計算し、
反射鏡2の背面端9とキセノンランプ1の口金6の端8
との位置関係がB−Fになるように、マイクロメータ等
で計測してキセノンランプ1を位置決めし、ねじ12を
締め付ければよい。
かかる投光装置においては、陰極4の先端Qが従来に比
べて反射鏡2の開口側に近寄る。したがって、引出線1
3,14間に直流電圧を印加すると、陰極4と陽極5間
に放電が生じ、第3図に示すように、その放電光がガラ
ス容器3のレンズ効果で屈折されて外部に出た光線が、
OA方向の光の延長線OAD線すなわち屈折しない場合
の光の軌跡に合致することとなり、このため所望の配光
が得られ、照射面の輝度むらが改善される。また、ラン
プ毎の陰極4の先端Qの位置は、拡大投影器や工具顕微
鏡等で正確に計測されたデータをもとに配設することが
可能となるため、ランプの配設精度が高まり、配光のば
らつきが改善される。
べて反射鏡2の開口側に近寄る。したがって、引出線1
3,14間に直流電圧を印加すると、陰極4と陽極5間
に放電が生じ、第3図に示すように、その放電光がガラ
ス容器3のレンズ効果で屈折されて外部に出た光線が、
OA方向の光の延長線OAD線すなわち屈折しない場合
の光の軌跡に合致することとなり、このため所望の配光
が得られ、照射面の輝度むらが改善される。また、ラン
プ毎の陰極4の先端Qの位置は、拡大投影器や工具顕微
鏡等で正確に計測されたデータをもとに配設することが
可能となるため、ランプの配設精度が高まり、配光のば
らつきが改善される。
発明の効果 以上説明したように、本発明はガラス容器の両端部に陰
極および陽極を有する短アーク放電灯と、それら両電極
の軸同士を結ぶ線と一致する軸を中心軸とする回転楕円
面を有する反射鏡とを具備し、陰極を反射鏡の背面側
に、陽極を反射鏡の開口側にそれぞれ位置させ、かつ反
射鏡内の第1焦点に陰極の先端を一致させて、反射鏡に
短アーク放電灯を装着することにより、所期の配光が得
られ、照射面の輝度むらの発生が防止され、また配光の
ばらつきが小さな投光装置を提供することができるもの
である。
極および陽極を有する短アーク放電灯と、それら両電極
の軸同士を結ぶ線と一致する軸を中心軸とする回転楕円
面を有する反射鏡とを具備し、陰極を反射鏡の背面側
に、陽極を反射鏡の開口側にそれぞれ位置させ、かつ反
射鏡内の第1焦点に陰極の先端を一致させて、反射鏡に
短アーク放電灯を装着することにより、所期の配光が得
られ、照射面の輝度むらの発生が防止され、また配光の
ばらつきが小さな投光装置を提供することができるもの
である。
第1図は本発明の一実施例である投光装置の一部切欠側
面図、第2図は従来の投光装置の一部切欠側面図、第3
図は短アーク放電灯のガラス容器のレンズ効果と同放電
灯を反射鏡に装着した場合の光の状態を説明するための
図である。 1……キセノンランプ、2……反射鏡、3……ガラス容
器、4……陰極、5……陽極、6,7……口金。
面図、第2図は従来の投光装置の一部切欠側面図、第3
図は短アーク放電灯のガラス容器のレンズ効果と同放電
灯を反射鏡に装着した場合の光の状態を説明するための
図である。 1……キセノンランプ、2……反射鏡、3……ガラス容
器、4……陰極、5……陽極、6,7……口金。
Claims (1)
- 【請求項1】ガラス容器の両端部に陰極および陽極を有
する短アーク放電灯と、前記陰極および前記陽極の軸同
士を結ぶ線と一致する軸を中心軸とする回転楕円面を有
する反射鏡とを具備し、前記陰極を前記反射鏡の背面側
に、前記陽極を前記反射鏡の開口側にそれぞれ位置さ
せ、かつ前記反射鏡内の第1焦点に前記陰極の先端を一
致させて、前記反射鏡に前記短アーク放電灯を装着した
ことを特徴とする投光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17452385A JPH061642B2 (ja) | 1985-08-08 | 1985-08-08 | 投光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17452385A JPH061642B2 (ja) | 1985-08-08 | 1985-08-08 | 投光装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6235403A JPS6235403A (ja) | 1987-02-16 |
JPH061642B2 true JPH061642B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=15980010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17452385A Expired - Lifetime JPH061642B2 (ja) | 1985-08-08 | 1985-08-08 | 投光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061642B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2825231B2 (ja) * | 1988-03-29 | 1998-11-18 | 株式会社和廣武 | 照明ランプ装置 |
JP4573821B2 (ja) * | 2006-10-16 | 2010-11-04 | 三洋電機株式会社 | 光源ランプユニット |
-
1985
- 1985-08-08 JP JP17452385A patent/JPH061642B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6235403A (ja) | 1987-02-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |