JPH06163U

JPH06163U - 陳列棚

Info

Publication number: JPH06163U
Application number: JP4633092U
Authority: JP
Inventors: 幸徳佐藤
Original assignee: Okamura Corp
Current assignee: Okamura Corp
Priority date: 1992-06-11
Filing date: 1992-06-11
Publication date: 1994-01-11
Anticipated expiration: 2007-06-11
Also published as: JP2586930Y2

Abstract

(57)【要約】【目的】雑誌類やディスク類の在庫管理が容易で、陳
列効果を損ねることを防止する陳列棚を提供すること。【構成】上方に向かい後傾する左右一対の縦長の側板
の対向面間に、垂直な後壁８から前下方に向けて傾斜す
る底壁９を連設した多数の棚３を、各棚３の底壁９前端
が前下方の棚３の後壁８の背面に当接固着させて上下多
段に形成したため、雑誌類やディスク類の各上端には段
差ｄが生じるので、正面から見て陳列した数冊や枚数の
確認が容易になり、中程の雑誌類やディスク類を抜出す
のが楽になる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、週刊誌等の雑誌類や、ビデオディスク、コンパクトディスク等のディスク類を陳列することができる陳列棚に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の陳列棚においては、図３に示すように、上方に向かい後傾する左右一対の縦長の側板の対向面間に、垂直な後壁(102)下端から前向き水平に底壁(103)を連設した多数の棚(101)を、各棚(101)の底壁(103)前端が前下方の棚(101)の後壁 (102)の背面に当接固着させて上下多段に形成し、雑誌類やディスク類(104)などを前後に多数重ね、その下部を上面開口する各棚(101)に嵌挿し、その下端を底壁(103)上に載置して、表紙やジャケットの表題の上部が正面から見易いように並べて陳列していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記従来の技術にあっては、下端部を上面開口する各棚(101) 内に嵌挿して正面に向け、前後に複数枚重ねて並べた雑誌類やディスク類(104) の各上端高さが殆ど同じであるため、正面から見て陳列した冊数や枚数の確認がしにくくなり、在庫管理に支障を来すという問題点があった。

【０００４】また、ディスク類(104)が前後位の棚(101)の後壁(102)間一杯に嵌挿されていると、中程のディスク類を抜出すのが困難になり、さらに、客が購入するために前側のディスク類(104)を取り出すと、隣り合うディスク類の前面に凹凸ができ、この状態で、客が後側のディスク類(104)の内容を確認したり、中程のディスク類(104)を取り出す時などに、前側のディスク類(104)が前傾し、表題が見づらくなるとともに、上部が前方に突出して不揃いとなるなど、陳列効果を損ねるという問題点があった。

【０００５】本考案は、上記のような問題に着目してなされたもので、雑誌類やディスク類の在庫管理が容易で、陳列効果を損ねることを防止する陳列棚を提供することを課題とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために本考案の陳列棚では、上方に向かい後傾する左右一対の縦長の側板の対向面間に、垂直な後壁下端から前下方に向けて傾斜する底壁を連設した多数の棚を、各棚の底壁前端が前下方の棚の後壁の背面に当接固着させて上下多段に形成したことを特徴とする。

【０００７】

【作用】

本考案によれば、各棚の底壁は前下方に傾斜しているため、雑誌類やディスク類の下端部を上面開口する各棚に嵌挿して正面に向け、前後に多数重ねると、各上端に段差が生じるので、正面から見て陳列した冊数や枚数の確認が容易になり、中程の雑誌類やディスク類を抜出すのが楽になる。

【０００８】また、客が購入するために前側のディスク類を取出すと、後側のディスク類の下端が前下方の棚の後壁に当接するまで傾斜する底壁を滑り落ちることになり、隣り合うディスク類の前面に凹凸ができることはなく、しかも、客が後側のディスク類の内容を確認したり、中程のディスク類を抜出す時などに、ディスク類が前傾して表題が見ずらくなることも、上部が前方に突出して不揃いで不体裁になることもない。

【０００９】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。実施例の陳列棚(１)は、図１及び２に示すように、左右一対の縦長の側板(２) 、(２)対向面間に多数の棚(３)を上下多段に形成して構成されており、週刊誌等の雑誌類やビデオディスクやコンパクトディスク等のディスク類を陳列するのに用いられている。側板(２)の下辺部には取付部材(４)が固着されており、取付部材(４)の一端を支持台(５)の垂直部材(６)に、他端を支持台(５)から水平方向に突出する支持部材(７)に取付けて、側板(２)が上方に向かい後傾するように構成している。

【００１０】棚(３)は、スチール製あるいは木製等適宜の材質で形成されており、垂直な後壁(８)と、この後壁(８)下端から前下方に向けて傾斜する底壁(９)とで構成されており、底壁(９)前端に設けられた折曲部(10)は、前下方の棚(３)の後壁(８)の背面に当接して固着されている。

【００１１】次に、作用について説明する。ディスク類(11)の下端部を上面開口する各棚(３)に嵌挿して正面に向け、ディスク類(11)を前後に多数重ねて陳列する。その際、各棚(３)の底壁(９)は前下方に傾斜しているため、ディスク類(11)の各上端には段差ｄが生じるので、正面から見て陳列した枚数の確認が容易になり、中程のディスク類(11)を抜出すのが楽になる。

【００１２】また、客が購入するために前側のディスク類(11)を取出すと、後側のディスク類(11)の下端が前下方の棚(３)の後壁(８)に当接するまで傾斜する底壁(９)を滑り落ちることになり、隣り合うディスク類の前面に凹凸ができることはない。

【００１３】しかも、客が後側のディスク類(11)の内容を確認したり、中程のディスク類(1 1)を抜出す時などに、ディスク類(11)が前傾して表題が見づらくなることも、上部が前方に突出して不揃いで不体裁になることもない。

【００１４】以上、実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれに限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があっても、本考案に含まれる。

【００１５】

【考案の効果】以上説明してきたように、本考案の陳列棚にあっては、次に記載する効果が得られる。 (ａ) 上方に向かい後傾する左右一対の縦長の側板の対向面間に、垂直な後壁下端から前下方に向けて傾斜する底壁を連設した多数の棚を、各棚の底壁前端が前下方の棚の後壁の背面に当接固着させて上下多段に形成したため、雑誌類やディスク類の各上端には段差が生じるので、正面から見て陳列した数冊や枚数の確認が容易になり、中程の雑誌類やディスク類を抜出すのが楽になる。

【００１６】 (ｂ) 客が購入するために前側のディスク類を取出すと、後側のディスク類の下端が前下方の棚の後壁に当接するまで傾斜する底壁を滑り落ちることになり、隣り合うディスク類の前面に凹凸ができることはない。

【００１７】 (ｃ) 客が後側のディスク類の内容を確認したり、中程のディスク類を抜出す時などに、前側のディスク類が前傾されても、ディスク類が前傾して表題が見づらくなることも、上部が前方に突出して不揃いで不体裁になることもない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例の陳列棚の斜視図である。

【図２】図１の要部拡大横断面図である。

【図３】従来の陳列棚の要部拡大横断面図である。

【符号の説明】

(１)陳列棚 (２)側板 (３)棚 (４)取付部
材 (５)支持台 (６)垂直部
材 (７)支持部材 (８)後壁 (９)底壁 (10)折曲部 (11)ディスク類

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】上方に向かい後傾する左右一対の縦長の
側板の対向面間に、垂直な後壁下端から前下方に向けて
傾斜する底壁を連設した多数の棚を、各棚の底壁前端が
前下方の棚の後壁の背面に当接固着させて上下多段に形
成したことを特徴とする陳列棚。