JPH06163394A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH06163394A
JPH06163394A JP30574892A JP30574892A JPH06163394A JP H06163394 A JPH06163394 A JP H06163394A JP 30574892 A JP30574892 A JP 30574892A JP 30574892 A JP30574892 A JP 30574892A JP H06163394 A JPH06163394 A JP H06163394A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体ウエハ上に付着したホトレジスト膜の
アッシング速度を高め、且つウエハ上にホトレジスト膜
の残査が生じることがない半導体装置の製造方法を提供
することを目的とする。 【構成】 密閉型反応容器内1にホトレジスト膜が付着
されたウエハ8と有機物が充填された容器13とを挿入
配置し、容器1内を減圧した後に酸素ガスを一定の流量
を保って導入し、電極10に高周波電力を印加して放電
による酸素ガスプラズマを発生させ、この酸素ガスプラ
ズマによってウエハ8に付着されたホトレジスト膜を除
去する。上記の容器13に充填された有機物として、半
導体ウエハ加工工程で用いられるホトレジストを用いて
いる。この容器13内には金属製の波板14を入れ、こ
の波板14の表面及び裏面にホトレジストを付着して酸
素ラジカルと反応するホトレジストの表面積を大きくし
てある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体ウエハ加工工程に
使用されるバレル式プラズマアッシング装置のアッシン
グ速度を高めるようにした方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハ加工工程における微細加工
は、露光及び現像によりパターンの形成されたホトレジ
スト膜を介して下地の絶縁膜,半導体膜,金属膜をエッ
チングすることにより行われている。エッチングの終了
後は、マスクとして用いたホトレジスト膜をウエハ表面
から除去することが必要である。
【0003】プラズマアッシング装置とは、酸素ガスプ
ラズマを用いてホトレジスト膜を灰化して除去する装置
(以下アッシングと略称する)であり、図6(A)
(B)にバレル式プラズマアッシング装置の一例を示
す。即ち、石英製反応容器1内を真空ポンプ2により減
圧し、この反応容器1内が所望の真空度になった際に、
バルブ3を開いて流量計4の監視下で処理ガスの導入管
5より酸素ガスO2を反応容器1内に一定の流量を保っ
て導入する。
【0004】この反応容器1は、図7に示したように内
部にアルミニウム製のトンネル6を収納した2重管円筒
型構造を有しており、このトンネル6内に配置した石英
製ボート7にホトレジスト膜が付着したシリコンウエハ
8を複数枚並べておく。
【0005】反応容器1内の真空度が一定になった時点
で、RF発振器9により電極10に13.56MHzの
高周波電力を印加して放電を起こさせ、反応容器1内で
酸素ガスプラズマを発生させる。オートチューニング回
路11はアッシング中に変化するプラズマ状態を常に安
定させるために、放電を自動的に最適条件に調整するた
めに設けられている。
【0006】酸素ガスプラズマによるホトレジスト膜の
アッシング作用は、O2プラズマ中に生じた原子状酸素
Oと高分子樹脂との化学反応による高分子樹脂の低分子
化、及び低分子樹脂の酸化によるCO2とH2Oへの分解
・気化作用を用いたものであり、単純にはホトレジスト
膜をCxyと記すと、前記シリコンウエハ8上に付着し
たホトレジストは、酸素ラジカルと下記の反応を行って
CO2,H2Oとなって排気管12より放散される。
【0007】O2 → O*(酸素ラジカル) Cxy+O* → CO2↑+H2O↑ プラズマプロセスは湿式処理に比して清浄であり、特に
微細加工パターンを有する集積回路の歩留まりと信頼性
向上に寄与するという利点があるが、微細化の進展に伴
ってホトレジスト膜除去だけでなく、エッチングのドラ
イプロセス化も必要である。このホトレジスト膜は、エ
ッチングのマスクとして用いられる際にエッチングガス
のプラズマ照射を受け、更にイオン打ち込みによる不純
物導入時にはホトレジスト膜がイオンビームにさらされ
る。このような照射を受けたホトレジスト膜は化学薬品
で充分に除去できない状態に変質するため、ガスプラズ
マによるホトレジスト膜のアッシングが微細化プロセス
における不可欠の製造技術となっている。
【0008】酸素ガスプラズマによるホトレジスト膜の
アッシング速度は、ガス圧力,高周波印加電力,ガス組
成,温度等のプラズマ条件の外、ガス流量,真空度,ウ
エハ処理枚数,ウエハの配置,ウエハの表面積等の試料
条件によっても異なる。
【0009】アッシング速度は高周波印加電力に対して
は直線的に増加するが、ガス圧力に対しては極大値を示
すガス圧力が存在し、このガス圧の値は印加高周波電力
とかプラズマ装置の放電形式、形状によっても変化す
る。アッシング作用はO2ガスプラズマ中で行われる
が、これに少量のCF4を添加するとアッシング速度が
更に速まることが報告されている。
【0010】又、ホトレジスト膜のプラズマアッシング
においても、プラズマエッチングの場合と同様に速度は
試料の露出全表面積に依存する所謂“Loading effect”
を示す。これは反応種である酸素ラジカルの濃度が希薄
であることが原因であり、アッシング速度は試料の露出
全面積に反比例して低下することがモデルから導出され
る。
【0011】図8は酸素ガスプラズマによるウエハ処理
枚数とアッシング速度の関係を示すものであって、具体
的には図中に記したように、処理するウエハ枚数を1
枚,10枚,30枚,50枚,60枚と順次増加させた
場合のアッシング時間(分)とホトレジスト膜厚減少量
(×103オングストローム)を測定したグラフであ
る。一般にはウエハ処理枚数とレジストのアッシング速
度の関係は、ウエハ枚数が多くなるのに伴ってアッシン
グに要する時間が長くなる傾向にあることが確認されて
いる。このアッシング速度は温度に対しては指数関数的
に増大するので、アッシング中の試料温度を一定に維持
する配慮を行うとアッシング量は時間に対して直線的に
増加する。
【0012】又、前記したように多数枚の試料をボート
に並べて2重円筒型プラズマ装置内に挿入した状態でア
ッシングを行うと、アッシング中の温度上昇によりアッ
シング速度が時間とともに増大し、アッシング量は時間
に対して加速度的に増大することが知られている。
【0013】しかしながらアッシングはホトレジスト膜
を充分灰化除去するのが目的であり、一般的にはプラズ
マエッチングのような精密な制御を必要としないので、
集積回路の標準生産工程においては通常の円筒形プラズ
マ装置を用いて多数の試料を同時にアッシングすること
が行われている。
【0014】更に前記したようにホトレジスト膜がイオ
ン打ち込み時のマスクとしても用いられ、イオン照射を
受けた場合のアッシング速度についても評価する必要が
ある。特にイオン打ち込み時の電流密度と加速電圧を高
めたことにより試料温度が極端に高くなると、その後の
アッシング作業が困難になることがある。
【0015】上記したようにホトレジスト膜のアッシン
グ速度は、レジストの種類,試料温度,“Loading effe
ct”等種々の要因で変化し、しかも試料が必要以上に長
時間O2プラズマガスにさらされると、照射損傷を起こ
したりウエハ表面の酸化が進むなどの現象が生じる惧れ
があるため、アッシング速度に関する適正な管理技術が
要求されている現状にある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来のバレル式プラズマアッシング方法では、ホトレ
ジスト膜のアッシング速度には限界があって、作業能率
を向上させる面でのネックとなり易いという課題があっ
た。特に前記アッシング方法を多層構造を有する半導体
装置に適用した際には、不純物拡散用の窓明けとか層間
絶縁膜のコンタクトホールの開口、電極用金属のパター
ン形成等の複数回のホトリソグラフィー工程の都度ホト
レジストのアッシング工程を実施しなければならないた
め、アッシングに要する時間の全プロセスに占める割合
が極めて高くなり、作業能率に対して悪影響を与えてし
まうことになる。
【0017】更に近年の半導体装置は、高周波化と高機
能化に対する要求が強く、それに伴って露光パターンの
微細化と高集積化が進んでおり、このためウエハ上に残
るホトレジストにも微細構造部分が増えている現状にあ
る。このような高度に微細化されたホトリソグラフィー
工程では、微細パターンを描写したホトレジストをアッ
シングする場合に該微細部分に灰化,炭化したホトレジ
ストの残査が残る場合があり、且つ残査が残らないよう
にアッシングするには長時間を要してしまうという難点
がある。又、エッチングによってパターンが刻まれたウ
エハに付着するホトレジストをアッシングする場合に
は、微細パターンの有無とかその形状等によりアッシン
グに要する時間にばらつきが生じてしまうという問題が
ある。
【0018】そこで本発明はこのような従来の半導体装
置の製造方法が有している課題を解消して、シリコンウ
エハ上に付着したホトレジスト膜のアッシング速度を高
め、且つ微細にパターン化されたホトレジスト膜に適用
した場合にもウエハ上にホトレジスト膜の残査が生じる
ことがない半導体装置の製造方法を提供することを目的
とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、密閉型反応容器内にホトレジスト膜が付着さ
れた半導体ウエハと有機物が充填された容器とを挿入配
置して、この反応容器内を減圧した後に酸素ガスを一定
の流量を保って導入し、反応容器に配備した電極に高周
波電力を印加して、放電による酸素ガスプラズマを発生
させ、この酸素ガスプラズマによって前記半導体ウエハ
に付着されたホトレジスト膜を除去するようにした半導
体装置の製造方法を提供する。上記の容器に充填された
有機物として、半導体ウエハ加工工程で用いられるホト
レジストを用いている。
【0020】又、容器内に金属製の波板を入れ、この波
板の表面及び裏面にホトレジストを付着したことによ
り、酸素ラジカルと反応するホトレジストの表面積を大
きくしてある。更に酸素ガスの圧力は0.8Torr以
上で流量は約5cm3/min以上とした。
【0021】
【作用】かかる半導体装置の製造方法によれば、酸素ガ
スプラズマ中に生じた原子状酸素と有機物との化学反応
による高分子樹脂の低分子化、及び低分子樹脂の酸化に
よるCO2とH2Oへの分解・気化作用により、シリコン
ウエハ上に付着したホトレジスト膜が酸素ラジカルと反
応してCO2,H2Oとなって除去される。
【0022】特に本発明によれば、ウエハの処理ウエハ
の枚数が多いほどアッシング速度が速くなり、且つアッ
シング時間が短縮される。通常のホトレジスト膜のアッ
シング速度は試料の露出全面積に反比例して低下し、且
つアッシング速度はアッシングされるレジストの表面積
に律速されるが、容器に入れた有機物によって酸素ラジ
カルと反応するホトレジストの表面積が極めて大きくな
り、酸素ラジカルの濃度が高くなって反応が促進され、
アッシング速度が大幅に向上するという作用が得られ
る。
【0023】
【実施例】以下図面を参照して本発明にかかる半導体装
置の製造方法の一実施例を、前記従来の構成部分と同一
の構成部分に同一の符号を付して詳述する。
【0024】図1に示した装置概要図において、1は石
英製の密閉型反応容器であり、この反応容器1は真空ポ
ンプ2により減圧される。5は酸素ガスの導入管であ
り、この導入管5の中途部にはバルブ3と流量計4が配
設されている。
【0025】上記の反応容器1は、従来例と同様に内部
にアルミニウム製のトンネル6が収納された2重管円筒
型構造を有しており、このトンネル6内に配置した石英
製ボート7にシリコンウエハ8が複数枚並置されてい
る。本実施例では該シリコンウエハ8は直径4インチの
大きさを有し、片面にポジレジストが1.2μmの厚さ
で付着している。9はRF発振器、10は電極、11は
オートチューニング回路、12は排気管である。
【0026】石英製反応容器1の口径は30cm,奥行
きは50cmとした。又、反応容器1内の酸素ガスの圧
力は0.8Torr以上で流量は約5cm3/min以
上とした。これはプラズマを安定して発生することがで
きる圧力となっている。
【0027】そして本実施例の特徴的な方法として、上
記反応容器1に収納されたトンネル6内に、樹脂等の有
機物を充填した石英製容器13が挿入配置されている。
本実施例では樹脂等の有機物の一例として、半導体ウエ
ハ加工工程で用いられるホトレジストを用いた。
【0028】図2,図3,図4は上記の容器13と、充
填された有機物の詳細を示すものであって、この容器1
3内にはアルミニウム製の波板14を入れ、この波板1
4の表面及び裏面に有機物としてのホトレジスト15を
付着してある。波板14を用いた理由は、後述するよう
に酸素ラジカルと反応するホトレジスト15の表面積を
大きくするためである。
【0029】以下に本実施例の作用を説明する。先ず反
応容器1内にシリコンウエハ8と有機物が充填された容
器13とを図示した状態に配置し、次に真空ポンプ2を
起動する。そして反応容器1内が所望の真空度になった
際に、バルブ3を開いて流量計4の監視下で導入管5よ
り酸素ガスO2を反応容器1内に一定の流量を保って導
入する。
【0030】次にRF発振器9により電極10に所定の
高周波電力を印加することにより、反応容器1内で放電
による酸素ガスプラズマが発生する。RF発振器9の出
力は、使用しているRF発振器9の最大出力である50
0Wとした。オートチューニング回路11は放電を自動
的に最適条件に調整して、アッシング中に変化するプラ
ズマ状態を常に安定させるように動作する。
【0031】尚、容器13にホトレジスト15を注いだ
ものをそのまま反応容器1内に入れると、真空ポンプ2
で減圧する際にホトレジスト15が沸騰し、容器13外
に溢れる可能性があるため、注いだホトレジスト15を
捨てて容器13及び波板14に付着したホトレジスト1
5をアッシング前に十分乾燥してから使用した。
【0032】すると酸素ガスプラズマ中に生じた原子状
酸素Oと高分子樹脂との化学反応による高分子樹脂の低
分子化、及び低分子樹脂の酸化によるCO2とH2Oへの
分解・気化作用によってシリコンウエハ8上に付着した
ホトレジスト膜Cxyは、酸素ラジカルと反応してCO
2,H2Oとなり、排気管12から真空ポンプ2を介して
放散される。容器13の効果は、レジストの補給をしな
い場合にはアッシング時間の合計が約20時間になるま
で保たれる。
【0033】実験の結果では、酸素ガスの圧力0.8T
orr以上とし、単位時間,単位容積当たりの流量を5
cm3/302×50以上とすることにより、使用してい
るボートの最大積載量である試料ウエハ20枚では、レ
ジストを完全に除去するために必要なアッシング時間は
約30分、酸素ガス消費量は約150ccであり、試料
ウエハ10枚でのアッシング時間は約45分、酸素ガス
消費量は約225ccであった。
【0034】図5は本実施例におけるシリコンウエハ8
の枚数とアッシング速度の関係をプロットしたグラフで
あり、曲線(1)は反応容器1内に樹脂等の有機物を充
填した容器13を挿入した場合を示し、曲線(2)は同
容器3を挿入していない場合を示している。具体的に述
べると、試料ウエハ20枚の場合のアッシング時間はレ
ジストを入れた容器13を置く前の所要時間約30分か
ら約15分まで短縮され、これに伴って酸素ガス消費量
も約150ccから約75ccまで1/2に低減され
た。
【0035】又、シリコンウエハ8上の微細パターン部
にも残査が残らず、且つ残査が残ったウエハのみをアッ
シングする場合も短時間で完全にレジストを除去するこ
とが可能となった。
【0036】従って本実施例によれば、前記図8に示し
たウエハの枚数によるアッシング時間の長さが逆転し
て、処理ウエハの枚数が多いほどアッシング速度が速く
なり、且つアッシング時間が短縮されることが判明し
た。
【0037】これは以下のように考えることが出来る。
即ち、一般的には反応種である酸素ラジカルの濃度が希
薄であるため、アッシング速度は試料の露出全面積に反
比例して低下する。従ってアッシング速度はアッシング
されるレジストの表面積に律速されるが、本実施例では
容器3に入れた波板14と、この波板14の表面及び裏
面に付着されたホトレジスト15とによって酸素ラジカ
ルと反応するホトレジスト15の表面積が極めて大きく
なり、その結果、酸素ラジカルの濃度が高くなっている
ためと考察される。
【0038】そのため各種半導体装置の製造時におい
て、半導体ウエハ表面に塗布した感光性のポジレジスト
を除去する際に本発明にかかるアッシング方法を適用す
ることにより、従来の方法に比して反応が促進され、ア
ッシング速度を大幅に向上させることができる。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる半導体装置の製造方法によれば、容器に入れた有機
物によって酸素ラジカルと反応するホトレジストの表面
積が極めて大きくなるとともに酸素ラジカルの濃度が高
くなり、シリコンウエハ上に付着したホトレジスト膜を
酸素ラジカルと反応させて気化作用に基づいて該ホトレ
ジスト膜を除去することができる。
【0040】又、本発明によれば、ウエハの処理ウエハ
の枚数が多いほどアッシング速度が速くなり、アッシン
グ時間を短縮することが可能となり、特にこのアッシン
グ方法を多層構造を有する半導体装置に適用した際に
は、複数回のホトリソグラフィー工程の都度実施するホ
トレジストのアッシング作業時間が短縮されて、アッシ
ングに要する時間の全プロセスに占める割合を低くして
作業能率を高めることができる。
【0041】更に近年の半導体装置における高周波化と
高機能化に対する要求により、露光パターンの微細化と
高集積化が進んでウエハ上に残るホトレジストに微細構
造部分が増大しても、該微細部分に灰化,炭化したホト
レジストの残査が残ることが防止されて、該微細パター
ンの有無及び形状等に起因するアッシング時間のばらつ
きがなくなり、工程の均一化がはかれるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明にかかる半導体装置の製造
方法の一実施例を示す概要図。図1(B)は、図1
(A)のb−b線に沿う断面概要図。
【図2】本実施例で採用した容器に対するホトレジスト
の充填例を示す断面図。
【図3】図2の平面図。
【図4】図2の部分的拡大図。
【図5】本発明を適用した際のウエハの枚数とアッシン
グ速度の関係をプロットしたグラフ。
【図6】図6(A)は従来の半導体装置の製造方法の一
例を示す概要図。図6(B)は、図6(A)のB−B線
に沿う断面概略図。
【図7】図6の要部を部分的に破断して示す斜視図。
【図8】従来のウエハの枚数とアッシング速度の関係を
プロットしたグラフ。
【符号の説明】
1…(石英製)反応容器 2…真空ポンプ 3…バルブ 4…流量計 5…(酸素ガスの)導入管 6…トンネル 7…(石英製)ボート 8…シリコンウエハ 9…RF発振器 10…電極 11…オートチューニング回路 12…排気管 13…容器 14…波板 15…ホトレジスト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉型反応容器内に、ホトレジスト膜が
    付着された半導体ウエハと有機物が充填された容器とを
    挿入配置して、この反応容器内を減圧した後に酸素ガス
    を一定の流量を保って導入し、反応容器に配備した電極
    に高周波電力を印加して、放電による酸素ガスプラズマ
    を発生させ、この酸素ガスプラズマによって前記半導体
    ウエハに付着されたホトレジスト膜を除去することを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 容器に充填された有機物として、半導体
    ウエハ加工工程で用いられるホトレジストを用いた請求
    項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 容器内に金属製の波板を入れ、この波板
    の表面及び裏面にホトレジストを付着して、酸素ラジカ
    ルと反応するホトレジストの表面積を大きくしたことを
    特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 酸素ガスの圧力は0.8Torr以上で
    流量は約5cm3/min以上としたことを特徴とする
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。
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