JPH06162241A - バーコード読取装置 - Google Patents

バーコード読取装置

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Publication number
JPH06162241A
JPH06162241A JP4330088A JP33008892A JPH06162241A JP H06162241 A JPH06162241 A JP H06162241A JP 4330088 A JP4330088 A JP 4330088A JP 33008892 A JP33008892 A JP 33008892A JP H06162241 A JPH06162241 A JP H06162241A
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JP
Japan
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light
bar
light emitting
code
reflected
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Pending
Application number
JP4330088A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Ogami
道夫 大上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OPUTEIKON KK
Original Assignee
OPUTEIKON KK
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Publication date
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Priority to JP4330088A priority Critical patent/JPH06162241A/ja
Publication of JPH06162241A publication Critical patent/JPH06162241A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】金属板などの光反射性の強い材料にバーコード
を直接印刷した場合に、その信号を正しく判読する。 【構成】発光部4の発光面8側に凸レンズ9を配置する
と共に、半透明の曇りガラスからなる拡散板10でその
外側を覆う。コードバー13以外の材料面12に照射し
た光のみが反射して受光部5に到達する。発光部4に一
列に分散配置された各LED(図示せず)の光は半透明
の拡散板10を経て均一に拡散され指向性を失うため、
バーコード11を付した材料が光反射性の強い金属板1
4であっても、その反射光は乱反射光と同様に均一で
「むら」のない光となる。各LEDの配置が分散してい
ることに起因する発光部4の光量の「むら」が受光部5
側の信号に反映せず、受光部5が信号を正しく判読でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属板などの光反射性
の強い材料にバーコードを付した場合に、そのバーコー
ドの信号を正しく判読するためのバーコード読取装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に商品の包装等に利用されるバーコ
ードは、紙製の明色のラベル上に暗色のコードバーを多
数本互いに平行に印刷してなる。このバーコードを読み
取る従来の読取装置21は、図3に示すように、発光部
22としてLEDなどの点光源の発光素子23,23…
を一列に分散して配置し、その前面に集光用の凸レンズ
28を設け、また受光部24としてCCDなどの受光素
子25,25…を備えたものが広く用いられている。こ
の種の読取装置21では、図4のように発光部22でバ
ーコード26を照射すると、その光がコードバー27以
外の余白のラベル面29に均一に乱反射し、その均一な
乱反射光を受光部24により検出すると共に、ラベル面
29とコードバー27との明暗に従って生ずる光のパル
スを電気信号に変換する。
【0003】ところで、バーコードを自動精密加工ライ
ンにおける材料の識別用に使用する場合には、コードバ
ー27を印刷したラベル29を材料に貼付すると、加工
後にこれをいちいち剥がす必要があって煩に耐えず、ま
たラベル29の厚さにより材料加工の精度に誤差が生じ
るという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこれらの欠点を
解決する方法として、ラベルを使用せず、材料の表面に
コードバーを直接印刷する方法が提案されている。この
方法によれば、ラベルを貼付したり剥がすという煩雑な
工程が不要であり、またコードバーのインクの厚さもわ
ずかなので加工精度への影響が少ないという利点があ
る。
【0005】しかし、このコードバーのみを印刷する方
法では、材料が金属板などの光反射性の強いものである
場合には、コードバー以外の材料面からの反射光が指向
性の鋭い正反射光となるため、分散して配置された点光
源の各発光素子23,23…からの光を拡散せずそのま
ま反射し、発光部22の光量の「むら」をそのまま受光
部24側の信号に反映させてしまうため、受光部24の
受光量に強弱の「むら」を生じて正しく判読できないと
いう新たな問題点が生じていた。
【0006】従って、この種の材料にバーコードを付す
る場合には、余白の材料面からの正反射光を防いで均一
に乱反射させるため、材料面にまず乱反射用の明色の下
地印刷を施し、その上にコードバーを印刷するという2
つの工程を要しており、製造が甚だ煩雑で生産性が悪い
という問題点があった。
【0007】そこで本発明の目的は、かかる金属板など
の光反射性の強い材料に、コードバーを直接印刷した場
合にも、余白の材料面の正反射に起因する弊害を生ぜ
ず、信号を正しく判読できるバーコード読取装置を提供
するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明のバーコード読取装置は、バーコードに光を照射
する点光源を分散して配置した発光部と、前記バーコー
ドからの反射光を検出して電気信号に変換する受光部
と、前記発光部を覆う半透明の拡散板とを備えてなる。
【0009】
【作用】本発明では、点光源を分散して配置した発光部
によりバーコードに光を照射し、バーコードからの反射
光を受光部で検出すると共に電気信号に変換する。ここ
で本発明では、発光部を半透明の拡散板で覆ったので、
発光素子の光は半透明の拡散板を経ることにより均一に
拡散され、指向性を失ってバーコードに到達する。この
とき拡散板はその全面から均一に発光する。このためバ
ーコードを付した材料が金属板などの光反射性の強いも
のであっても、その反射光は特定の指向性を持たず、乱
反射光と同様に均一で「むら」のない光となる。従っ
て、発光素子が分散して配置されていても、これに起因
する発光部の光量の「むら」が受光素子側の信号に反映
せず、受光素子の受光量の強弱の「むら」に起因する誤
読のおそれを解消できる。
【0010】
【実施例】本発明実施例について、以下に図面を参照し
て説明する。図1において、1は本発明実施例のバーコ
ード読取装置であり、本体2に開口した読取窓3内に、
発光部4及び受光部5を外向きに配置する。
【0011】発光部4は、点光源の発光素子であるLE
D6,6…(図2参照)を等間隔に分散して、一列に配
置してなる。受光部5は、受光素子として一列のCCD
7,7…からなるラインセンサを使用する。これら各L
ED6及び各CCD7は図示しない処理装置に電気的に
接続し、LED6が発光するとその反射光をCCD7が
受光し、これを電気信号に変換して時系列に従って出力
するように電気系を構成する。
【0012】発光部4の発光面8側には、集光用の凸レ
ンズ9を配置し、さらに凸レンズ9に対して外側には半
透明の拡散板10を配置する。この拡散板10として
は、白濁色の曇りガラスを使用する。
【0013】バーコード11は、金属材14の材料面1
2に直接、棒状のコードバー13を多数本互いに平行
に、インクジェットにより黒で印刷する。
【0014】しかして、本実施例のバーコード読取装置
1を使用してバーコード11を読み取る。まずバーコー
ド11を印刷した金属材14を、図示しない自動精密加
工ライン等に乗せ、読取装置1の読取窓3を材料面12
のバーコード11にのぞませ、発光部4のLED6を点
灯する。LED6の光は凸レンズ9で集光されて直進
し、次に半透明の拡散板10を経ることにより均一に拡
散される。このとき拡散板10は、その全面から均一に
発光する。
【0015】拡散板10により拡散された光は、バーコ
ード11に照射されるが、黒のコードバー13が光を吸
収するため、コードバー13以外の材料面12に照射し
た光のみが反射して受光部5に到達する。受光部5は、
到達した反射光を検出すると共に、その材料面12とコ
ードバー13との明暗に従って生ずる光のパルスを、電
気信号に変換して出力する。これにより処理装置(図示
せず)では、例えばコードバー13の太さ及び各コード
バー13の間隔をそれぞれ大小2種類にした場合には、
細いコードバー及び狭い間隔を「0」とし、太いコード
バー及び広い間隔を「1」として認識する。
【0016】このように本実施例のバーコード読取装置
1では、発光部4の発光面8を拡散板10で覆ったの
で、分散配置された点光源の各LED6の光は半透明の
拡散板10を経ることにより均一に拡散され、指向性を
失ってバーコード11に到達する。このため、バーコー
ド11を付した材料が光反射性の強い金属板14であっ
ても、その反射光は特定の指向性を持たず、乱反射光と
同様に均一で「むら」のない光となる。従って、発光部
4の点光源の発光素子6が等間隔に分散して配置されて
いても、これに起因する発光部4の光量の「むら」が受
光部5側の信号に反映せず、受光部5の受光量の強弱の
「むら」に起因する誤読のおそれを解消できる。
【0017】このため本実施例によれば、金属板などの
光反射性の強い材料にも、コードバーを直接印刷して使
用することが可能となり、従来のラベルや下地印刷を省
略でき、もってバーコード形成工程の簡略化及び生産性
の向上を図ることができる。
【0018】なお本実施例の読取装置1は、本実施例の
ように金属板14に直接印刷したバーコードのほか、他
の光反射性の強い材料、例えばプラスチックやシリコン
ウエハに直接印刷したバーコードでも正しく判読可能で
ある。
【0019】また、ヘアクラックと呼ばれる多数の微細
な平行溝を表面に施した金属材が知られているが、かか
る金属材にコードバーを直接印刷した場合にも、本実施
例の拡散板10は発光部4の光量を減ずる作用もあるた
め、ヘアクラックの凹凸により生ずる反射光のハイライ
トが拡散板10により弱められ、正しく読み取ることが
できる。
【0020】また、本実施例の読取装置1は、金属板1
4などの光反射性の強い材料の他、通常のバーコードの
下地として用いられる材料(紙製ラベルなど)に印刷し
たバーコードでも読取り可能である。
【0021】なお本実施例では、棒状のコードバーを多
数平行に印刷した通常のバーコードの読取りに適用する
読取装置1について説明したが、本発明の読取装置はこ
のような態様に限定されるものではなく、例えばコード
バーを放射状に配列した所謂ボタンバーコードの読取用
として設計することも可能である。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明では発光部
を半透明の拡散板で覆ったので、発光素子の光は半透明
の拡散板を経ることにより均一に拡散され、指向性を失
ってバーコードに到達する。このためバーコードを付し
た材料が金属板などの光反射性の強いものであっても、
その反射光は特定の指向性を持たず、乱反射光と同様に
均一で「むら」のない光となる。従って、発光素子が分
散して配置されていても、これに起因する発光部の光量
の「むら」が受光素子側の信号に反映せず、受光素子の
受光量の強弱の「むら」に起因する誤読のおそれを解消
できる。
【0023】このように本発明では、点光源の発光素子
を利用した従来の読取装置にわずかの改良を加えるだけ
で、面光源として「むら」のない均一な光を得られるの
で、金属板などの光反射性の強い材料にも、コードバー
を直接印刷して使用することが可能となり、従来のラベ
ルや下地印刷を省略でき、もってバーコード形成工程の
簡略化及び生産性の向上を図ることができるという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のバーコード読取装置の使用状態
を示す断面図である。
【図2】本発明実施例のバーコード読取装置の要部を示
す正面図である。
【図3】従来のバーコード読取装置の要部を示す正面図
である。
【図4】従来のバーコード読取装置の使用状態を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 バーコード読取装置 4 発光部 5 受光部 6 LED 7 CCD 8 発光面 9 凸レンズ 10 拡散板 11 バーコード 12 材料面 14 金属板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. バーコードに光を照射する点光源を分散して配置した発
    光部と、前記バーコードからの反射光を検出して電気信
    号に変換する受光部と、前記発光部を覆う半透明の拡散
    板とを備えてなるバーコード読取装置。
JP4330088A 1992-11-16 1992-11-16 バーコード読取装置 Pending JPH06162241A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4330088A JPH06162241A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 バーコード読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4330088A JPH06162241A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 バーコード読取装置

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Publication Number Publication Date
JPH06162241A true JPH06162241A (ja) 1994-06-10

Family

ID=18228655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4330088A Pending JPH06162241A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 バーコード読取装置

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JP (1) JPH06162241A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6154570A (ja) * 1984-08-23 1986-03-18 Nippon Electric Ind Co Ltd 光源拡散フイルタを用いたバ−コ−ドリ−ダ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6154570A (ja) * 1984-08-23 1986-03-18 Nippon Electric Ind Co Ltd 光源拡散フイルタを用いたバ−コ−ドリ−ダ

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19961029