JPH07104904B2 - バ−コ−ド読取装置 - Google Patents

バ−コ−ド読取装置

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JPH07104904B2
JPH07104904B2 JP23998086A JP23998086A JPH07104904B2 JP H07104904 B2 JPH07104904 B2 JP H07104904B2 JP 23998086 A JP23998086 A JP 23998086A JP 23998086 A JP23998086 A JP 23998086A JP H07104904 B2 JPH07104904 B2 JP H07104904B2
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靖仁 今井
利恭 酒井
克己 仙田
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日本電装株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、任意の情報を光学的反射度の異なる線分を交
互に並べ各線分の太さの組み合わせで符号化して記録し
たバーコードを読取るバーコード読取装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来より、光の反射度が異なる白線と黒線とを交互に並
べ、各白線、黒線の太さの組合わせにより、任意の情報
を符号化して記録したバーコードなるものが一般的に知
られている。
そして、このバーコードを電子走査型の読取センサを用
いて電気信号に変換し、この電気信号を符号に復号して
バーコードに記録されていた情報を読出すバーコード読
取装置も一般に知られている。
このようなバーコードを高密度に印刷または貼付して、
多くの情報を記録しようとする場合、そのようなバーコ
ードを読取る際の誤読が問題となる。
バーコードを、その線分の長さ方向に並設する場合、各
々のバーコードのみに読取センサの読取線が掛かってい
れば、読取線がバーコードの線分に対して若干斜めに傾
斜していても、線分の太さの比率は変わらないから読取
りは可能である。また、読取線が2つのバーコードにわ
たって掛かると、通常は線分の太さの比率が異なる線分
が検出されたり、バーコードの最上位ビットと最下位ビ
ットとを示す線分が検出されなかったりして、誤読と判
定される。しかし、稀に線分の太さの比率も一致し、最
上位ビット、最下位ビット共に検出されることがあり、
この場合、本来記録されていない情報が読取られてしま
う。
このように、本来記録されていない情報が読取られる
と、この情報に基づいて機能するシステムに異常を生
じ、非常に望ましくない事態が生じることがある。
この発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもの
であり、高密度に設けられたバーコードを読取る際の誤
読を効率よく、かつ確実に検出するためになされたもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、前述の目的を達成するために、 光学的反射度の異なる複数の線分を縦方向に平行して並
べて情報を形成しているバーコードが、所定の幅で示さ
れる境界情報を介して前記縦方向に並べられ、この並べ
られた個々のバーコードを読取るバーコード読取装置で
あって、 前記バーコードからの反射光を所定の受光範囲で受光す
ると共に、受光した反射光の光強度に応じた電気信号を
出力する読取センサと、 この読取センサからの前記電気信号に基づいて前記バー
コードの前記情報を読取る読取手段と、 この読取手段に設けられ、前記読取センサからの前記電
気信号に基づいて、前記所定の幅以上の太さで示される
前記境界情報に対応する信号を検出したときには、前記
読取センサの前記受光範囲が、前記境界情報を横切って
前記個々のバーコードにまたがっていると判断し、誤読
信号を出力する誤読判定手段と、 を採用する。
〔作用〕
本発明の前述の構成による作用を説明する。
まず、読取センサは、バーコードからの反射光を所定の
受光範囲で受光すると共に、受光した反射光の光強度に
応じた電気信号を出力する。そして、読取手段は、読取
センサからの電気信号に基づいてバーコードの情報を読
取る。
このとき、読取手段に設けられた誤読判定手段は、読取
センサからの電気信号に基づいて、所定の幅以上の太さ
で示される境界情報に対応する信号を検出したときに
は、読取センサの受光範囲が、境界情報を横切って個々
のバーコードにまたがっていると判断し、誤読信号を出
力する。
〔効果〕
以上のように本発明においては、個々のバーコードにま
たがってバーコードを読取っている場合に、この状態を
誤読信号の出力によって判断することができる。すなわ
ち、高密度に並べられたバーコードを読取るとき、誤読
を効率よく、かつ確実に検出することが可能となる。
従って、本発明はこのような誤読を検出することがで
き、誤読による情報の正確さの低下を防止し、ひいては
読取作業の効率化をも達成できる。
〔実施例〕
以下、本発明の複数の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第2図は以下に述べる複数の実施例の基本的構成となる
手持ち式のバーコード読取装置のセンサ部の構成と、信
号処理の流れとを示す構成図である。
1はセンサ部であり、以下に述べる構成を備える。2は
光源に使用する高輝度の4個の赤色発光ダイオードであ
る。3は光散乱材で、赤色発光ダイオード2よりの照明
光を散乱させて所定範囲にわたって均一化している。4
は記録媒体のラベルで、光学的情報のバーコード5を印
刷したものである。
6は平面反射鏡で、バーコードラベル4よりの反射光を
反射して方向を変えるものである。7はレンズでバーコ
ードラベル4からの反射光を集光し、絞り部材8を通っ
て所定位置にバーコード映像を結像させている。9は読
取センサとしてのシリコン系のイメージセンサで、多数
のフォト素子を線状に並べた一次元の1024ビットの分解
能を有しており、赤色発光ダイオード2の発光スペクト
ル付近に分光感度のピーク領域をもつものである。10は
手持ちケースであり、その内部と外部との各種電気信号
の授受を行なう信号ケーブルを介して信号処理部11に接
続している。信号処置部11は波形整形回路12と、マイク
ロコンピュータ13とから成り、イメージセンサ9の出力
波形aを波形整形回路12により矩形波bに整形し、マイ
クロコンピュータ13で所定の処理、誤読判定などを行っ
て、デジタル信号cとして出力する。
次に、上記構成において、以下に述べる複数の実施例の
基本的な作動を説明する。バーコード5が印刷されたバ
ーコードラベル4に対して第2図に示す位置にセンサ部
1を配置し、高輝度の赤色発光ダイオード2を発光状態
にする。この発光による赤色照明光は光散乱材3を通っ
てバーコードラベル4を照明する。バーコードラベル4
上の白バー、黒バーに従って照明光の反射率が異なり、
バーコード5に対応した光の強さ分布で平面反射鏡6、
レンズ7、絞り部材8の光学系を通してイメージセンサ
9のフォト素子が並んだ読取線上に各バーの直交方向の
バーコード映像が結蔵する。
従って、このイメージセンサ9の電子制御回路による電
子走査の読取作動によりそのバーコード映像を電気信号
に変換することができる。このイメージセンサ9の読取
作動により得られる出力は、aのような出力波形であ
る。波形整形回路12は、この出力波形aをマイクロコン
ピュータ13に入力可能な矩形波bに整形する。
マイクロコンピュータ13は、この矩形波bに後述する所
定の処理を加えることで、バーコード5に記録されてい
た情報に対応したデジタル信号cを出力するのである。
次にマイクロコンピュータ13の処理について説明する。
第3図はマイクロコンピュータ13のプログラムによる処
理の一部を示すフローチャートである。
第3図は、波形整形された矩形波bから、各バーの幅を
データとして入力し、これを所定の様式のキャラクタコ
ード(例えばASCIIコード)に変換して出力するフロー
チャートを示している。
ステップ101で、各バーの幅をデータとしてメモリに順
番に入力する。
ステップ102では、メモリに入力されたデータの先頭か
ら、所定のバーの本数に相当するデータを読出し、これ
がスタートコードか否かを判定する。このスタートコー
ドや、スタートコードを示すバーの本数は、種々のバー
コードの符号化様式によって異なっており、例えば、一
般にNW−7といわれるバーコード体系では、黒バーから
始まって、黒バーとその間の白バー合わせて7本のバー
でひとつのキャラクタを表わしており、スタートコード
も7本のバーで表されている。
このステップ102の作動を、ステップ103でデータを読出
すためのポインタをひとつづつ加算しながら、ステップ
102でスタートコードが検出されるか、ステップ104でデ
ータのすべてについてスタートコードの検出作動が行わ
れたと判定されるまで繰り返す。
データのすべてについて、スタートコードが検出されな
ければ、読取不良としての処理に移る。
ステップ102でスタートコードが検出されると、ステッ
プ105でデータの中に境界情報が含まれるか否かを判定
する。このステップ105の処理については、さらに後述
する。
ステップ106では、バーコードの様式に従った本数のバ
ーで符号化された数字または英文字などのキャラクタ
を、所定の様式のキャラクタコードに変換する。
ステップ107では、キャラクタコードをメモリに記憶す
る。
ステップ108では、現在のポインタからエンドコードに
相当する数のデータを読出してエンドコードか否かを判
定する。エンドコードが検出されなければ、ステップ10
9でデータのポインタをキャラクタひとつ分加算し、デ
ータのポインタを次のキャラクタの先頭のデータの位置
にする。
例えば、NW−7ならば、ひとつのキャラクタは7本の黒
バー、白バーから構成され、各キャラクタ間には、一本
の細い白バーが設けられるから、ポインタは8加算され
る。
こうして、ステップ105からステップ109までの処理をエ
ンドコードが検出されるまで繰り返し、入力したデータ
をキャラクタコードに変換する。
ステップ108で、エンドコードが検出されると、ステッ
プ110で、メモリに記憶されたキャラクタコードをスタ
ートコードを先頭として、順に出力する。
なお、第3図のフローチャートは処理の一例を示したも
のにすぎず、この処理には種々の変形を適用しうる。例
えば、スタートコード検出後、キャラクタひとつ分のデ
ータが所定の様式のキャラクタコードに変換されなけれ
ば、読取不良の処理へ移るような処理や、データのすべ
てからエンドコードが検出されなければ読取不良の処理
へ移るような処理を行ってもよく、データのポインタを
加算しながら、一連の処理を終えた後、ポインタを減算
しながら逆方向に同様な処理を行なうようにしてもよ
い。
また、読取不良の処理では、そのことを使用者に知らせ
ることや、再びスタートに戻る処理などを行なう。
読取完了に至ると、そのことを使用者に知らせること
や、再びスタートに戻る処理などを行なう。
さて、上述のような基本的構成および作動において、境
界情報を検出する際の作動およびその境界情報について
以下に複数の実施例を示しながら説明する。
まず、第1実施例を説明する。
第4図(a)は、縦方向に並設された2つのバーコード
の間に設けられた境界情報の第1実施例を示す平面図で
ある。バーコード5aとバーコード5bとの間に、所定太さ
の黒いバー5cがバーコード5a,5bの線分と直交するよう
にバーコードラベル4に印刷されている。このようなバ
ーコードラベル4上に、イメージセンサ9の読取りライ
ン9aが図示するように設定されて、読取り作動が行われ
ると、波形整形回路12の出力波形は第4図(b)のよう
になる。このようにして、イメージセンサ9の読取りラ
イン9aが境界情報5cを通ったことがイメージセンサ9の
出力に表れることとなる。
第5図に、第4図(a),(b)に示したような境界情
報を検出するフローチャートを示す。この第5図のフロ
ーチャートは、第3図のフローチャートのステップ105
に相当する部分をさらに詳しく説明したものである。
ステップ105−1では、現在のポインタから示されるひ
とつのキャラクタの直前のキャラクタを構成していたバ
ーから、4.5Nに相当するバーの幅を計算する。ここで、
NW−7といわれるバーコード体系の場合を示している。
NW−7は、細いバーの幅をN、太いバーの幅をWとする
と、1Wは3Nとなるように定義されている。ここで、境界
情報となるバー5cの幅を2Wとすると、バーコード5a,5b
を構成する太いバーの幅が1Wであるから、1W(3N)と2W
(6N)とを区別するため4.5Nという中間値をもって境界
情報を検出するものとする。
ステップ105−2では、現在のポインタから示されるキ
ャラクタを構成するバーの中に、4.5N以上の幅のバーが
あるか否かを判定して、このようなバーがあれば、読取
不良の処理に移る。
この実施例では、境界情報を検出して、イメージセンサ
9の読取ライン9aが2つのバーコードにまたがっている
と判断し、読取不良とすることができる。
なお、境界情報となるバーの幅は、2Wとしたが、この幅
はイメージセンサ9の読取ライン9aが所定の角度以内で
バーコード上にかかっても、バーコードを構成するバー
と同じ太さに認識されないように定められ、他の要因、
例えばイメージセンサ9の解像度(この実施例では102
4)や、バーコードを構成するバーの長さによっても規
制される。
次に第2実施例を説明する。
第6図(a)は、第2実施例の境界情報を示す平面図で
ある。
バーコード5aと、バーコード5bとの間に所定本数の黒バ
ー群5dがバーコードラベル4に印刷されている。この実
施例では、5本の黒バーを設けた。従って、両側と間の
白バーを合わせて、11本のバーから境界情報が構成され
ている。これは、現在一般に知られているバーコード体
系、例えば、NW−7やJAN、CODE39と呼ばれるようなバ
ーコード体系では、11本以上のバーでひとつのキャラク
タを示すものは知られていないためである。第6図に示
すように、イメージセンサ9の読取ライン9aが斜めに掛
かると、波形整形されたイメージセンサ9の出力波形は
第6図(b)のようになる。
このような、境界情報を検出する処理を第7図に示す。
ステップ105−3では、現在のポインタが示すデータか
らキャラクタひとつ分のデータのすべてが1Nに相当する
データであるか否かを判定し、すべてのデータが1Nであ
れば読取不良に移る。
この第2実施例は、上述のような処理の他に、第3図の
ステップ101の処理の終了直後に、1Nが9本以上連続す
るか否かを判定するステップや、1N以下のバーを示すデ
ータが含まれるか否かを判定するステップなどを加え、
判定が真ならば読取不良に移るようにすることでも、目
的を達成できる。
以上に述べた第1実施例および第2実施例はマイクロコ
ンピュータ13の処理によって、境界情報を検出して読取
不良であると判定するものであったが、次に述べる第3
実施例は、イメージセンサ9の出力から、直接に境界情
報を検出するものである。
第8図は、この第3実施例の手持ち式のバーコード読取
装置の構成を示し、前述の第1実施例、第2実施例の構
成と共通する部分には共通の番号を付した。検出回路14
は、イメージセンサ9の出力から、所定値の出力を検出
して、マイクロコンピュータ13に入力されたイメージセ
ンサ9の出力は誤読であることを示す信号を出力する。
第9図(a)は、この第3実施例のバーコードと境界情
報とを示す平面図である。この実施例の境界情報は、バ
ーコードを構成する各バーとは異なる色、すなわち光学
的反射度の異なるバーとして記録される。
第9図(b)は、第9図(a)に示すバーコード5a,5b
のバー(A)の部分を灰色とし、境界情報となる(B)
の部分を黒色、背景となる(C)の部分を白色としたと
きのイメージセンサ9の出力を示している。
第9図(c)は、(A)の部分を黒色、(B)の部分を
白色、(C)の部分を灰色としたときのイメージセンサ
9の出力を示している。
第9図(d)は、(A)の部分を黒色、(B)の部分を
灰色、(C)の部分を白色としたときのイメージセンサ
9の出力を示している。
第9図(b)に示すような場合、第8図に示した検出回
路14は、黒レベルと灰レベルとの間に判定レベルを設定
し、この判定レベルより黒レベル寄りの出力が検出され
れば、マイクロコンピュータ13に誤読信号を出力する。
第9図(c)に示すような場合、第8図に示した検出回
路14は、灰レベルと白レベルとの間に判定レベルを設定
し、この判定レベルより白レベル寄りの出力が検出され
れば、マイクロコンピュータ13に誤読信号を出力する。
第9図(d)に示すような場合、第8図に示した検出回
路14は、灰レベルの出力が検出されれば、マイクロコン
ピュータ13に誤読信号を出力する。
検出回路14から誤読信号を入力したマイクロコンピュー
タ13は、現在処理中または、入力中のデータが誤読によ
るデータであると判断し、このデータをキャンセルし
て、読取不良の処理を行なう。
このように、境界情報をバーコードの構成バーとは反射
度の異なる色で記録することも可能であり、この境界情
報を検出することも容易である。
なお、バーコードおよび境界情報の色は白、灰、黒に限
るものではなく、また、第9図(a)に示す如く、バー
コード5a,5bの間にバーとして設けるものに限らず、第1
0図(a)に示す第4実施例のように、バーコード5a,5b
と重ねて記録してもよい。
第10図(b)は第10図(a)の(A)の部分を黒色、
(B)の部分を灰色、(C)の部分を白色とした場合
の、読取ライン9a上でのイメージセンサ9の出力を示
す。このように重ねて記録しても、境界情報である灰レ
ベルを検出することができる。なお、境界情報5cの上に
バーコード5a,5bを記録するものに限らず、バーコード5
a,5bの上に境界情報5cを記録してもよく、色の組合せ
も、バーコード5a,5bが充分読取れ、しかも境界情報5c
が検出できればどのような組合せでもよい。
また、第8図には回路構成により、バーコードとは光学
的反射度の異なる境界情報を検出する例を示したが、検
出回路14を設けることなく、マイクロコンピュータ13に
よる処理で、境界情報を検出することが可能である。
第10図(c)は、第10図(a)に示す境界情報5cが記録
されていない場合の読取ライン9a上でのイメージセンサ
9の出力であり、従来の場合を示している。
バーコード5a,5bは、NW−7といわれる体系で記録され
ており、バーコード5aは“a9a"という3つのキャラクタ
を、バーコード5bは“b4b"という3つのキャラクタをそ
れぞれ示している。
第10図(c)の出力を、NW−7に従ってキャラクタに変
換すると、“a5b"となり、読取ライン9aが2つのバーコ
ードにまたがっているにもかかわらず、キャラクタに変
換することが可能である。この例では、バーコード5aと
バーコード5bのそれぞれのスタートコード、エンドコー
ドが“a"と“b"とであるため、キャラクタが“a5b"とな
り、スタートコードとエンドコードが異なるから、読取
不良として判断されるであろう。しかし、上下のバーコ
ードのスタートコードとエンドコードが同じであれば、
本来記録されていないキャラクタが読取られてしまうこ
とが明らかである。
本発明は、光学的反射度によって、2つのバーコードの
境界付近に記録された所定の境界情報を検出して、誤読
信号を発生する誤読判定手段をバーコード読取装置に設
けることで、より確実に、バーコードの誤読を検出する
ことができる。
また、本発明の境界情報は光学的反射度によって記録さ
れているため、従来の光学的反射度に応じた出力をなす
読取センサ(イメージセンサ)を備えるバーコード読取
装置の構成に大幅な改変を加えることなく、本発明を実
施することが可能である。
なお、以上に述べた各実施例では、NW−7といわれるバ
ーコード体系について説明したが、本発明は他のバーコ
ード体系にも実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の構成を示すブロック構成図、第2図
は、本発明を適用したバーコード読取装置の構成図、第
3図は、第2図に示すマイクロコンピュータの作動の一
部を示すフローチャート、第4図(a)は本発明の第1
実施例のバーコードと境界情報とを示す平面図、第4図
(b)は第4図(a)に示す場合のイメージセンサの出
力波形図、第5図は、第4図(a)に示す境界情報を検
出するためのマイクロコンピュータの作動を示すフロー
チャート、第6図(a)は本発明の第2実施例のバーコ
ードと境界情報とを示す平面図、第6図(b)は第6図
(a)に示す場合のイメージセンサの出力波形図、第7
図は第6図(a)に示す境界情報を検出するためのマイ
クロコンピュータの作動を示すフローチャート、第8図
は本発明の第3実施例のバーコード読取装置の構成図、
第9図(a)は第3実施例のバーコードと境界情報とを
示す平面図、第9図(b),(c),(d)は第9図
(a)に示す境界情報の色を黒、白、灰としたときのイ
メージセンサの出力波形図、第10図(a)は第4実施例
のバーコード境界情報とを示す平面図、第10図(b)は
境界情報の色を灰としたときのイメージセンサの出力波
形図、第10図(c)は、第10図(a)の境界情報を設け
ない場合(従来例)のイメージセンサの出力波形図であ
る。 1……センサ部,2……赤色発光ダイオード,3……光散乱
材,4……バーコードラベル,5……バーコード,6……平面
反射鏡,7……レンズ,8……絞り部材,9……イメージセン
サ,10……手持ちケース,11……信号処理部,12……波形
整形回路,13……マイクロコンピュータ,14……検出回
路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学的反射度の異なる複数の線分を縦方向
    に平行して並べて情報を形成しているバーコードが、所
    定の幅で示される境界情報を介して前記縦方向に並べら
    れ、この並べられた個々のバーコードを読取るバーコー
    ド読取装置であって、 前記バーコードからの反射光を所定の受光範囲で受光す
    ると共に、受光した反射光の光強度に応じた電気信号を
    出力する読取センサと、 この読取センサからの前記電気信号に基づいて前記バー
    コードの前記情報を読取る読取手段と、 この読取手段に設けられ、前記読取センサからの前記電
    気信号に基づいて、前記所定の幅以上の太さで示される
    前記境界情報に対応する信号を検出したときには、前記
    読取センサの前記受光範囲が、前記境界情報を横切って
    前記個々のバーコードにまたがっていると判断し、誤読
    信号を出力する誤読判定手段と、 を備えることを特徴とするバーコード読取装置。
JP23998086A 1986-10-08 1986-10-08 バ−コ−ド読取装置 Expired - Lifetime JPH07104904B2 (ja)

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JPS6394383A JPS6394383A (ja) 1988-04-25
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