JPH06162131A - 大規模集積回路の故障シミュレーション方式 - Google Patents

大規模集積回路の故障シミュレーション方式

Info

Publication number
JPH06162131A
JPH06162131A JP4316959A JP31695992A JPH06162131A JP H06162131 A JPH06162131 A JP H06162131A JP 4316959 A JP4316959 A JP 4316959A JP 31695992 A JP31695992 A JP 31695992A JP H06162131 A JPH06162131 A JP H06162131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ram
simulation
failure
logic
scale integrated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4316959A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Sekine
美穂 関根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP4316959A priority Critical patent/JPH06162131A/ja
Publication of JPH06162131A publication Critical patent/JPH06162131A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 RAM内臓LSIをシミュレーションモデル
化してその故障動作解析を実行する際に、マシンリソー
スの削減と故障情報の検出の容易化を図る。 【構成】 前段ロジック32の故障情報をRAM31a
内部のメモリセルを経由せず、バイパス31c,31d
によってセレクタ31b,31cに直接伝搬するモデル
に変換する。セレクタ31b,31cでは、論理シミュ
レーションにより得られたRAM31aの出力データと
前段ロジック32の故障情報とのいずれか一方をイネー
ブル信号WEに基づいて選択し、後段ロジック32に出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大規模集積回路(Large
scale integrated circuit、以下LSIと称する)の故
障シミュレーション方式に関し、特に、RAM(Rundum
access memory、以下同じ)を内臓するLSIの故障シ
ミュレーション方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSIやメモリを含む論理システ
ムの応用範囲は飛躍的に増加しており、これらが一旦故
障を起こしたときの社会的、経済的影響は甚大になって
いる。そこで、論理システムの故障による影響を小さく
するため、予め定義した故障の存在する回路に所定のテ
スト入力パターンを印加してその動作解析を行う故障シ
ミュレーション(模擬実験)が従来より行われている。
この故障シミュレーションは、通常は情報処理装置によ
って行われるが、ハードウエアで実現することもあり、
あるいは手作業にて行うこともある。
【0003】図4はこの種のLSIの回路構成図であ
り、メモリを内蔵する場合の例が示されている。図中、
40はLSI、41はメモリ部、42は前段ロジック、
43は後段ロジックを表す。メモリ部41は、複数のメ
モリセルを有するRAMにて構成され、前段ロジック4
2及び後段ロジック43は、メモリ以外の論理回路を含
んで構成されている。
【0004】図4を参照して従来の故障シミュレーショ
ン方式の概要を説明すると、予め定めた定義故障と入力
テストパターンとにより前段ロジック42の故障シミュ
レーションを行った後、その結果を表す故障情報をメモ
リ部41に導き、これをメモリ部41自体の故障情報と
ともに後段ロジック43に導いていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のL
SIの故障シミュレーション方式は、前段ロジック42
の故障情報をメモリ部41の故障情報とともに後段ロジ
ック43に伝搬するものであったため、シミュレーショ
ン結果を表す故障情報の形式が複雑となり、特に、前段
ロジック42の故障の識別が困難となる問題があった。
また、前段ロジック42の故障情報をメモリ部41のR
AMに一旦蓄えておかなければならず、莫大なメモリ容
量を必要とする問題もあった。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、故障情報の識別が容易
で、しかも、マシンリソースが削減されるLSIの故障
シミュレーション方式を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の故障シミュレーション方式は、RAMと、RAMの
前後段に夫々配された論理回路とを含んでなるLSIの
故障を模擬的に発生させてその動作解析を行う方式であ
って、前記LSIをシミュレーションモデルに変換する
シミュレーションモデル変換手段と、変換されたモデル
に予め定めた定義故障及び所定の入力テストパターンを
付与して故障情報を得る故障情報出力手段とを有し、前
記シミュレーションモデル変換手段は、RAM前段の論
理回路の通常出力をRAMを介してRAM後段の論理回
路に導くと共に、前記テストパターン入力時にはRAM
前段の論理回路の出力を直接RAM後段の論理回路に導
くモデルに変換するものであることを特徴とする。
【0008】なお、前記故障情報出力手段は、前記RA
Mの論理シミュレーションを行う論理シミュレーション
手段と、この論理シミュレーションと独立して前記RA
M以外の論理回路の故障シミュレーションを行う故障シ
ミュレーション手段と、これらシミュレーションにより
得られた情報を選択出力する選択切換手段とを有するも
のであり、また、前記RAMはライトスルー型のもの
で、前記故障が定義されていないものとする。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0010】図1は本発明の一実施例となる故障シミュ
レーション方式の構成図で、RAMと、RAMの前後段
に夫々配された論理回路とを含んでなるLSIの故障を
模擬的に発生させてその動作解析を行う方式の例が示さ
れている。
【0011】図1を参照すると、本実施例の故障シミュ
レーション方式は、LSI1をシミュレーションモデル
に変換する手段3を有する。図2はこのLSI1の回路
構成図、図3は変換後のシミュレーションモデルの構成
図である。図2中、21はメモリ部、22は前段ロジッ
ク、23は後段ロジックを表す。メモリ部21はRAM
を含んで構成され、前段ロジック22及び後段ロジック
23はメモリ以外の論理回路を含んで構成されている。
本実施例で用いるRAMはスルー型のRAMであり、故
障は定義されていないものとする。前段ロジック22か
らメモリ部21にはイネーブル信号WEが入力されてお
り、このイネーブル信号WEのアクティブ時にのみメモリ
部21への書込が行われる。
【0012】図3を参照すると、シミュレーションモデ
ル30は、メモリ部31と、前段ロジック32と、後段
ロジック33とで構成されている。メモリ部31は、R
AM31aと、その後段に設けられた一対のセレクタ3
1b,31cと、RAM31aの入力データを各セレク
タ31b,31cに直接導くバイパス31c,31dに
よってモデル化される。各セレクタ31b,31cは、
RAM31aの出力データとバイパス31c,31dか
ら導かれたデータとをイネーブル信号WEの分岐信号によ
り切り換えて出力する。
【0013】図1に戻ると、本実施例の故障シミュレー
ション方式は、上記シミュレーションモデルに対して予
め定めた定義故障3及び所定の入力テストパターン4を
付与して故障情報、即ち、故障検出率データ6と出力テ
ストパターン7との少なくとも一方を得る故障情報出力
手段5をも有している。この故障情報出力手段5は、R
AMの論理シミュレーションを行う論理シミュレーショ
ン手段5aと、この論理シミュレーションと独立してR
AM以外の論理回路の故障シミュレーションを行う故障
シミュレーション手段5bと、これらシミュレーション
により得られた情報を選択出力する選択切換手段5cと
を含んで構成される。
【0014】図3の構成を参照して具体的に説明する
と、RAM31aは、故障情報の内部伝搬は行わず、論
理シミュレーションのみを行う。前段ロジック32から
の故障情報は、従来はRAM31aを経由して伝搬され
ていたが、本実施例では、バイパス31c,31dによ
ってセレクタ31b,31cに直接伝搬し、イネーブル
信号WEの分岐信号にて切換出力することで、通常時以外
はRAM31aからの出力データではなく、前段ロジッ
ク32の故障情報が後段ロジック33に伝搬される。ま
た、RAM31aを除くその他の論理回路については故
障シミュレーションを行うことで、故障検出率データ6
と出力テストパターン7の一方又は双方が出力される。
【0015】このライトスルーのRAM31aを含むL
SIの故障シミュレーション方式では、従来方式と同様
の期待値が得られ、更に、前段ロジック32の故障が後
段ロジック33に直接伝搬されるので、当該故障の検出
が容易となる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、RA
M内蔵LSIの故障シミュレーションの際に、RAM内
部の故障伝搬は行わず、RAM前段の論理回路の故障情
報をRAM後段の論理回路に直接伝搬させるモデルに変
換するようにしたので、故障シミュレーションが容易且
つ簡略となり、マシンリソースが削減され、更に、RA
M前段の論理回路の故障が検出され易くなるという効果
がある。これにより当該LSIの正確な故障動作解析を
迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るLSIの故障シミュレ
ーション方式の構成図。
【図2】本実施例によるLSIの回路構成図。
【図3】上記LSIのシミュレーションモデルの構成
図。
【図4】従来の故障シミュレーション方式によるLSI
の回路構成図。
【符号の説明】
1…LSI(大規模集積回路) 2…シミュレーションモデル変換手段 3…定義故障 4…入力テストパターン 5…故障情報出力手段 5a…論理シミュレーション手段 5b…故障シミュレーション手段 5c…選択切換手段 6…故障検出率データ 7…出力テストパターン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 RAMと、該RAMの前後段に夫々配さ
    れた論理回路とを含んでなる大規模集積回路の故障を模
    擬的に発生させてその動作解析を行う故障シミュレーシ
    ョン方式であって、前記大規模集積回路をシミュレーシ
    ョンモデルに変換するシミュレーションモデル変換手段
    と、変換されたシミュレーションモデルに予め定めた定
    義故障及び所定のテストパターンを付与して故障情報を
    得る故障情報出力手段とを有し、前記シミュレーション
    モデル変換手段は、RAM前段の論理回路の通常出力を
    前記RAMを介してRAM後段の論理回路に導くと共
    に、前記テストパターン入力時にはRAM前段の論理回
    路の出力を直接RAM後段の論理回路に導くモデルに変
    換することを特徴とする大規模集積回路の故障シミュレ
    ーション方式。
  2. 【請求項2】 前記故障情報出力手段は、前記RAMの
    論理シミュレーションを行う論理シミュレーション手段
    と、この論理シミュレーションと独立して前記RAM以
    外の論理回路の故障シミュレーションを行う故障シミュ
    レーション手段と、これらシミュレーションにより得ら
    れた情報を選択出力する選択切換手段とを有することを
    特徴とする請求項1記載の大規模集積回路の故障シミュ
    レーション方式。
  3. 【請求項3】 前記RAMはライトスルー型のものであ
    り、且つ、前記故障が定義されていないものであること
    を特徴とする請求項2記載の大規模集積回路の故障シミ
    ュレーション方式。
JP4316959A 1992-11-26 1992-11-26 大規模集積回路の故障シミュレーション方式 Pending JPH06162131A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4316959A JPH06162131A (ja) 1992-11-26 1992-11-26 大規模集積回路の故障シミュレーション方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4316959A JPH06162131A (ja) 1992-11-26 1992-11-26 大規模集積回路の故障シミュレーション方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06162131A true JPH06162131A (ja) 1994-06-10

Family

ID=18082847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4316959A Pending JPH06162131A (ja) 1992-11-26 1992-11-26 大規模集積回路の故障シミュレーション方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06162131A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6820047B1 (en) 1999-11-05 2004-11-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and system for simulating an operation of a memory

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6820047B1 (en) 1999-11-05 2004-11-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and system for simulating an operation of a memory

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002215710A (ja) カスタムlsiにおける遅延特性解析方法
JPS63145549A (ja) 論理回路シミユレ−シヨン方法
JPH06162131A (ja) 大規模集積回路の故障シミュレーション方式
US6813598B1 (en) Logic simulation method and logic simulation apparatus
KR910014809A (ko) 논리 시뮬레이션 방법
JPH07319927A (ja) 論理検証の網羅率測定方式
JP3126833B2 (ja) 集積回路の故障診断装置
JP3052263B2 (ja) 論理検証充分性評価方法およびそのためのシステム
JP2913678B2 (ja) 遅延シミュレーション装置
US5467292A (en) Logical operation method employing parallel arithmetic unit
JPH056407A (ja) 故障シミユレーシヨン方式
JP2927583B2 (ja) 並列処理プログラミングシミュレータ
JP2001092873A (ja) 故障シミュレーション装置、故障シミュレーション方法、及び故障シミュレーションプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JPH05266124A (ja) 論理回路シミュレーション用回路素子ライブラリの作成方法
JPH08180095A (ja) 遅延故障シミュレーション方法、及び遅延故障解析装置
JPH03216764A (ja) ディレイ情報記憶方式
JPH04273382A (ja) Lsiの論理シミュレーション方式
JPH06266792A (ja) 故障シミュレーション処理方法
JPH0561935A (ja) 論理シミユレーシヨン方式
JPH0470972A (ja) 故障シミュレーション装置
JPH09319604A (ja) 試験システム
JPH029370B2 (ja)
JPH11213030A (ja) ハードウェア論理シミュレーション装置
JPH05282395A (ja) ハードウェアシミュレータの双方向ピン入出力切換え方法
JPH03189768A (ja) 論理lsiの故障シミュレーションシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990512