JPH0616182Y2 - パイロット弁 - Google Patents

パイロット弁

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JPH0616182Y2
JPH0616182Y2 JP1988003940U JP394088U JPH0616182Y2 JP H0616182 Y2 JPH0616182 Y2 JP H0616182Y2 JP 1988003940 U JP1988003940 U JP 1988003940U JP 394088 U JP394088 U JP 394088U JP H0616182 Y2 JPH0616182 Y2 JP H0616182Y2
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JP
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spring
valve
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pilot
valve seat
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JP1988003940U
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Inventor
好宏 仲田
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Kuroda Precision Industries Ltd
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Kuroda Precision Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、諸種の油圧、空圧式の産業機械において、流
体流路を切換えるために用いられるパイロット弁に関す
るものである。
[従来の技術] この種のパイロット弁においては、一般にパイロット弁
本体内のピストンを摺動する駆動室内に弁座が備えら
れ、この弁座に対応する弁体を押圧するためのばねが縮
設されている。しかし、このばねを押えるばね押え部材
を装着するには、第6図、第7図について後述するよう
に高度の技術を要し、熟練者でも相当の時間と神経を消
耗しなければならないため、組立作業の能率を低下させ
る原因となっている。
[考案の目的] 本考案の目的は、このような従来例の欠点を改善し、ば
ね押え部材を未熟練者でも簡単にかつ確実に装着できる
ようにして組立作業の能率を向上できるパイロット弁を
提供することにある。
[考案の概要] 上述の目的を達成するための本考案の要旨は、弁座に弁
体を押圧するばねを縮設固定するためのばね押え部材を
有し、該ばね押え部材は前記ばねの一端を受ける頭部か
ら複数個の脚片を突出し、これらの脚片をパイロット弁
本体に設けた嵌合溝に挿入し、前記脚片に設けた係止手
段と前記嵌合溝側に設けた係止手段同志を係合させて前
記ばね押え部材を固定するパイロット弁において、前記
係止手段は前記脚片の中間部に位置し、前記嵌合溝側に
は係合された前記各脚片の先端部を係合が外れない方向
に押圧する凸形の付勢手段を設けたことを特徴とするパ
イロット弁である。
[考案の実施例] 本考案を第1図〜第4図に図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
第1図は本考案を適用した5ポートパイロット電磁弁の
断面図であり、第2図はその要部拡大図である。図面に
おいて、1は主弁部、2はパイロット弁部であり、パイ
ロット弁部2によりスプール3を駆動して主弁部1の流
体流路が切換え得るようになっている。主弁部1の弁本
体4は、入力ポート5及び第1、第2の出力ポート6
a、6b、及び第1、第2の排気ポート7a、7bを備
え、これらの各ポート5、6a、6b、7a、7bは主
弁室8に連通されている。主弁室8内には弾性リング9
を嵌着したスプール3が軸方向に摺動自在に嵌合されて
おり、主弁室8の一端部にエンドプレート10によって
復帰圧力室11が形成され、この復帰圧力室11は復帰
圧力供給路12によって入力ポート5に連通されてい
る。また、エンドプレート10とスプール3との間に
は、パイロット圧によってスプール3を常時押圧する復
帰ピストン13が摺動自在に設けられている。更に、ス
プール3の他端には復帰ピストン13よりも径が大きい
ピストン14が取り付けられ、このピストン14はパイ
ロット弁本体2aに摺動自在に嵌合され、その外端面側
及び主弁室8側にそれぞれ駆動室15及び呼吸室16が
区画形成されている。そして、駆動室15はパイロット
出力路17に連通され、一方の呼吸室16はパイロット
排気路18に連通されている。
また、パイロット弁本体2aの内部には、軸方向に第1
弁座19と第2弁座20が互いに背を向けた状態で配設
されており、第1弁座19側にはパイロット出力路17
と連通する弁室21が設けられ、第1弁座19には入力
ポート5に通ずるパイロット供給路22が開口してい
る。この第1弁座19を閉鎖する第1弁体25は、パイ
ロット弁部2のソレノイド部2b内のコイル23に通電
することにより、ばね24に逆って摺動するプランジャ
26の端部に設けられている。即ち、コイル23をオン
・オフすることにより、第1弁体25が第1弁座19を
開閉し、パイロット出力路17を通って駆動室15へ流
れる流体の流入及び停止が行われる。駆動室15内の第
2弁座20側においては、第2弁座20にパイロット排
気路18が連通され、第2弁体27とばね押え部材28
の間にはばね29が縮設され、このばね29によって第
2弁体27は第2弁座20の方向に常時押圧されてい
る。第2弁体27はパイロット弁部2内の第1弁座19
及び第2弁座20の周りに穿設したパイロット出力路1
7に挿入された連結棒30を介してプランジャ26と連
結されている。ばね24によってプランジャ26が原位
置に復帰するときは、第2弁体27はばね29に抗して
第2弁座20から離れ、プランジャ26が固定鉄心31
に吸着されるときは、第2弁体27がばね29の弾力で
第2弁座20を圧接閉鎖するように構成されている。
通常の非通電状態では、プランジャ26はばね24の弾
力で図面の左側に押圧されているから、第1弁座19は
第1弁体25によって閉鎖されている。また、第2弁体
27は連結棒30により押され、ばね29の弾力に抗し
て第2弁座20から離れた位置にあり、第2弁座20は
開放されている。この状態では、駆動室15内の空気等
の圧力流体がパイロット排気路18を通って大気に開放
され、呼吸室16も大気と連通している。また、入力ポ
ート5から流入した圧力空気は復帰圧力供給路12を通
って、復帰圧力室11内の復帰ピストン13を図面にお
いて右側に押圧するからスプール3は同方向に移動す
る。従って、主弁部1の流体流路は入力ポート5から第
2の出力ポート6bへ、第1の出力ポート6aから第1
の排気ポート7aに切換えられる。
次にコイル23に通電すると、ばね24の弾力に抗して
プランジャ26が固定鉄心31に吸着される。そして、
ばね29の弾力により、連結棒30及び第2弁体27が
共に動いて第1弁座19は開放され、第2弁座20は閉
鎖する。なお、連結棒30はプランジャ26と固着され
ているのではなく、単に接触しているのみである。この
状態においては、入力ポート5からの圧力流体が第1弁
座19を通過し、連結棒30を通しているパイロット出
力路17を経て駆動室15に流入する。このとき、入力
ポート5から流入した流体は、復帰圧力供給路12を通
って復帰圧力室11内に入り、復帰ピストン13を図面
の右側に移動させようと作用しているが、駆動室15内
のピストン14の径、即ち受圧面積が復帰ピストン13
のそれよりも大きいため、推力差によってスプール3は
図面の左側に移動し、主弁部1の流体流路は入力ポート
5から第1の出力ポート6aに、第2の出力ポート6b
から第2排気ポート7bに切換えられる。
このように通電のオン・オフによってプランジャ26を
駆動するソレノイド部2bと、スプール3を移動させる
ことによって流体流路を切換える主弁部1の間にパイロ
ット弁本体2aが設けられており、そのパイロット弁本
体2aの内部にはプランジャ26側に向けられた第1弁
座19とピストン14側へ向けられた第2弁座20を交
互に開閉させるため、ばね29によって第2弁体27を
第2弁座20方向に押圧している。
このばね29を押えるばね押え部材28は、第3図に例
示するようにばね29を受ける円筒状の頭部28aから
複数の脚片28bが突出されており、これらの脚片28
bの中間部にはロック用の凸型の係止手段28cがそれ
ぞれ設けられている。係止手段28cは脚片28bの端
部側は緩やかなテーパ状をなし、頭部28a側は略直角
に立ち上った形状とされている。パイロット弁本体2a
にはこのばね押え部材28の脚片28bを嵌合するため
の嵌合溝32が設けられ、この嵌合溝32には係止手段
28cと係合する凸形の係止手段33が設けられてい
る。この係止手段33は駆動室15側がテーパ状をな
し、プランジャ26側はほぼ直角に立ち上っている。従
って脚片28bを挿入するときは、係止手段28cと係
止手段33のテーパ状部が互いに摺接して脚片28bを
相互に内方へ折曲し、係止手段28cと係止手段33と
を容易に係合することができる。なお、パイロット弁本
体2aは合成樹脂材料を射出成型して造ることが望まし
く、またばね押え部材28は例えばジュラコン等の合成
樹脂材料を射出成型して造ることが望ましい。また、3
4は手動操作用の押釦、35はその復帰用スプリングを
示している。
第4図に示すように、嵌合溝32のプランジャ26側の
端部には、駆動室15側が緩やかなテーパ状になってい
る凸形の付勢手段36が設けられ、この付勢手段36に
よりばね押え部材28の脚片28bの先端部を外側に押
して、係止手段33と係止手段28cとの係合が外れな
いように強固にロックするようにされている。
第5図は本考案を適用した3ポートパイロット弁の実施
例を示し、この場合は先の実施例の駆動室に相当する部
分にスペイサ37が収納され、3つのポートP、A、R
を有するサブベース38を取り付けた例であり、先の各
実施例と同一の符号は同一又は同等の部材を表してい
る。
この実施例においては、ソレノイド部2bのコイル23
がオフのとき、第1弁座19は閉じられ第2弁座20が
開いているので、Pポートからの圧力流体は流れず、専
らAポートからRポートへ流体が流れて排出される。逆
に、コイル23がオンになったときは、第1弁座19が
開き、第2弁座20が閉じるのでPポートからRポート
への流れは遮断される。この場合も先の各実施例と同様
に、第3図に示すようなばね押え部材28が取り付けら
れている。
なお、上述の各実施例では係止手段28cと係止手段3
3が共に凸形になっている場合を示したが、その何れか
一方は凹形であってもよい。例えば、係止手段28cの
代りに孔を設け、この孔に凸形の係止手段33を嵌合す
るようにすることも考えられる。また、第3図の場合は
係止手段28cを脚片28bの外側に設けた例である
が、それを脚片28bの内側に設け、相手側の係止手段
33も嵌合溝32内の反対側つまり中心寄りに設けても
よい。更に、脚片28bの数を3本以上にしてもよいこ
とは勿論である。
因みに、従来においては第6図に示すようなシルクハッ
ト型のばね押え部材40を用い、これを第7図に示すよ
うに止め環41により止めている。なお第6図におい
て、40aは弁部から流入流出する流体を駆動室15と
連通させるための孔であり、また40bは第2弁体27
との隙間が小さくて流量が確保できない場合等に設けら
れる切欠部である。このようなばね押え部材40を用い
た場合には、それを駆動室15内の第2弁座20方向の
凹部に嵌め込み、ばね29を押え付けながら止め環41
を嵌め込んで取り付けなければならないため、パイロッ
ト弁本体2aが超小型の場合には前述したように高度の
技術を要し、熟練者でもかなりの時間と神経を消耗しな
ければならず、組立作業の能率を低下させている。
本考案の場合は、ばね押え部材28の脚片28bを嵌合
溝32に押し込んで、係止手段28cと係止手段33と
を自然に係合させることにより、ばね押え部材28を簡
単に固定することができる。また、係止手段28cと係
止手段33とが係合する際には、係止手段28cによっ
て脚片28bの変形による反発力が解除されるため、掛
かり合ったときに嵌合音がするので、この嵌合音によっ
て確実に固定されたか否かを確認することができる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係るパイロット弁は、超小
型のパイロット弁においても、ばね押え部材を簡単に装
着することができ、従来では熟練者でも相当の時間と神
経を消耗していた組立作業を能率良く行うことが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
図面第1図〜第5図は本考案に係るパイロット弁の実施
例を示し、第1図は断面図、第2図はその一部分の拡大
図、第3図はばね押え部材の斜視図、第4図は要部拡大
図、第5図は更に他の実施例の断面図であり、第6図は
従来のばね押え部材の斜視図、第7図は従来例の要部拡
大図である。 符号1は主弁部、2はパイロット弁部、2aはパイロッ
ト弁本体、2bはソレノイド部、3はスプール、4は弁
本体、5は入力ポート、6a、6bは出力ポート、7
a、7bは排気ポート、8は主弁室、11は復帰圧力
室、12は復帰圧力供給路、13は復帰ピストン、14
はピストン、15は駆動室、16は呼吸室、17はパイ
ロット出力路、18はパイロット排気路、19は第1弁
座、20は第2弁座、21は弁室、22はパイロット供
給路、23はコイル、24、29はばね、25は第1弁
体、26はプランジャ、27は第2弁体、28はばね押
え部材、28aは頭部、28bは脚片、28cは係止手
段、30は連結棒、31は固定鉄心、32は嵌合溝、3
3は係止手段、36は付勢手段、37はスペイサ、38
はサブベースである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁座に弁体を押圧するばねを縮設固定する
    ためのばね押え部材を有し、該ばね押え部材は前記ばね
    の一端を受ける頭部から複数個の脚片を突出し、これら
    の脚片をパイロット弁本体に設けた嵌合溝に挿入し、前
    記脚片に設けた係止手段と前記嵌合溝側に設けた係止手
    段同志を係合させて前記ばね押え部材を固定するパイロ
    ット弁において、前記係止手段は前記脚片の中間部に位
    置し、前記嵌合溝側には係合された前記各脚片の先端部
    を係合が外れない方向に押圧する凸形の付勢手段を設け
    たことを特徴とするパイロット弁。
JP1988003940U 1988-01-16 1988-01-16 パイロット弁 Expired - Lifetime JPH0616182Y2 (ja)

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