JPH06161713A - 多値加算器 - Google Patents

多値加算器

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JPH06161713A
JPH06161713A JP4316680A JP31668092A JPH06161713A JP H06161713 A JPH06161713 A JP H06161713A JP 4316680 A JP4316680 A JP 4316680A JP 31668092 A JP31668092 A JP 31668092A JP H06161713 A JPH06161713 A JP H06161713A
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JP
Japan
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outputs
signal
binary
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JP4316680A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Yoshida
幸弘 吉田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Priority to US08/155,828 priority patent/US5467298A/en
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F7/00Methods or arrangements for processing data by operating upon the order or content of the data handled
    • G06F7/38Methods or arrangements for performing computations using exclusively denominational number representation, e.g. using binary, ternary, decimal representation
    • G06F7/48Methods or arrangements for performing computations using exclusively denominational number representation, e.g. using binary, ternary, decimal representation using non-contact-making devices, e.g. tube, solid state device; using unspecified devices
    • G06F7/49Computations with a radix, other than binary, 8, 16 or decimal, e.g. ternary, negative or imaginary radices, mixed radix non-linear PCM

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  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 回路規模を大きくすることなく高速で加算を
実行でき、ビット信号の多値化によって多値信号を共有
できる多値加算器を提供する。 【構成】 複数の信号を入力して所定の論理結果を出力
するAND素子20〜35と、AND素子20〜35に接続され
ており論理結果に基づいて所定の多値信号を出力する多
値機能素子36〜75とを備えており、多値機能素子36〜75
からの出力に基づいて加算を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理や通信の信号
処理及びレ−ザプリンタのフォント加工、マイクロ・プ
ロセッサ等に用いることができる加算器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、加算器は計算機の算術論理演算
器の1種類であり、加算を専用に行う回路のことであ
る。
【0003】最近のマイクロプロセッサ等の論理演算ユ
ニットを含むコンピュ−タを備えた機器、例えば、パ−
ソナルコンピュ−タ、ポイント・オブ・セ−ルス(PO
S)端末、キャッシュレジスタ等の機器は、種々の論理
演算を実行するための加算器が組込まれており、演算性
能を向上させるための高速化が種々の方法によって実現
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の加算器では、ビット信号処理の高速化にともな
い、加算器のゲ−ト段階が増加し、このために発生する
信号の遅延により、安定した加算を実行することが難し
いという問題点があった。
【0005】また、従来のバイナリー・エレクトロニク
スでは、処理する情報量が飛躍的に増大していけば、ハ
ードウェアーを構成する電子デバイスや演算装置に対し
て高速、高機能な開発が求められてくるが、バイナリー
・エレクトロニクス技術を用いる情報処理には限界があ
り、更にバイナリー・エレクトロニクスでは、デ−タの
処理量が増大すれば、高速化や高機能化を実現すること
は極めて困難であるという問題点があった。
【0006】本発明は、上述した従来の加算器における
問題点に鑑み、回路規模を大きくすることなく高速で加
算を実行でき、ビット信号の多値化によって多値信号を
共有できる多値加算器を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の信号を
入力して所定の論理結果を出力する論理回路手段と、論
理回路手段に接続されており論理結果に基づいて所定の
多値信号を出力する多値回路手段とを備えており、多値
回路手段からの出力に基づいて加算を実行する多値加算
器によって達成される。
【0008】
【作用】本発明の多値加算器では、論理回路手段は複数
の信号を入力して所定の論理結果を出力し、多値回路手
段は論理回路手段に接続されており論理結果に基づいて
所定の多値信号を出力して、多値回路手段からの出力に
基づいて加算を実行する。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の多値加算器の
実施例を説明する。
【0010】図1は、本発明の多値加算器の一実施例で
ある3値加算器の構成を示す回路図である。
【0011】図1の3値加算器は、入出力素子10〜19、
論理回路手段である論理積回路素子(以下、AND素子
と称する)20〜35、多値回路手段である多値機能素子36
〜75、入出力素子76,77、AND素子78〜83、論理和回
路素子(以下、OR素子と称する)84〜88、入出力素子
89,90、及び1ビット遅延回路91によって構成されてい
る。
【0012】次に、上記各構成部分を詳述する。
【0013】入出力素子10は、3値の信号Xを入力して
バイナリー信号X0 を出力し、入出力素子11は、3値の
信号Xを入力してバイナリー信号X1/2 を出力し、入出
力素子12は、3値の信号Xを入力してバイナリー信号X
1 をそれぞれ出力する。
【0014】入出力素子13は、3値の信号Yを入力して
バイナリー信号Y0 を出力し、入出力素子14は、3値の
信号Yを入力してバイナリー信号Y1/2 を出力し、入出
力素子15は、3値の信号Yを入力してバイナリー信号Y
1 をそれぞれ出力する。
【0015】入出力素子16は、2値の信号xを入力して
バイナリー信号x0 を出力し、入出力素子17は、2値の
信号xを入力してバイナリー信号x1 を出力する。
【0016】入出力素子18は、2値の信号yを入力して
バイナリー信号y0 を出力し、入出力素子19は、2値の
信号yを入力してバイナリー信号y1 を出力する。
【0017】AND素子20は、バイナリー信号X0 ,Y
0 ,x0 ,y0 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0018】AND素子21は、バイナリー信号X0 ,Y
1/2 ,x0 ,y0 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0019】AND素子22は、バイナリー信号X0 ,Y
1 ,x0 ,y0 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0020】AND素子23は、バイナリー信号X1/2
0 ,x0 ,y0 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0021】AND素子24は、バイナリー信号X1/2
1/2 ,x0 ,y0 を入力して、それらの論理積を出力
する。
【0022】AND素子25は、バイナリー信号X1/2
1 ,x0 ,y0 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0023】AND素子26は、バイナリー信号X1 ,Y
0 ,x0 ,y0 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0024】AND素子27は、バイナリー信号X1 ,Y
1/2 ,x0 ,y0 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0025】AND素子28は、バイナリー信号X1 ,Y
1 ,x0 ,y0 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0026】AND素子29は、バイナリー信号X0 ,Y
0 ,x1 ,y1 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0027】AND素子30は、バイナリー信号X0 ,Y
0 ,x1 ,y0 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0028】AND素子31は、バイナリー信号X0 ,Y
1/2 ,x1 ,y0 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0029】AND素子32は、バイナリー信号X0 ,Y
1 ,x1 ,y0 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0030】AND素子33は、バイナリー信号X0 ,Y
0 ,x0 ,y1 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0031】AND素子34は、バイナリー信号X1/2
0 ,x0 ,y1 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0032】AND素子35は、バイナリー信号X1 ,Y
0 ,x0 ,y1 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0033】多値機能素子36は、AND素子20からの出
力信号を入力して3値のしきい値を出力する。
【0034】多値機能素子37は、AND素子21からの出
力信号を入力して3値のしきい値を出力し、多値機能素
子38は、AND素子21からの出力信号を入力して2値の
しきい値を出力する。
【0035】多値機能素子39は、AND素子22からの出
力信号を入力して2値のしきい値を出力し、多値機能素
子40は、AND素子22からの出力信号を入力して2値の
しきい値を出力する。
【0036】多値機能素子41は、AND素子23からの出
力信号を入力して3値のしきい値を出力し、多値機能素
子42は、AND素子23からの出力信号を入力して2値の
しきい値を出力する。
【0037】多値機能素子43は、AND素子24からの出
力信号を入力して2値のしきい値を出力し、多値機能素
子44は、AND素子24からの出力信号を入力して2値の
しきい値を出力する。
【0038】多値機能素子45は、AND素子25からの出
力信号を入力して2値のしきい値を出力し、多値機能素
子46は、AND素子25からの出力信号を入力して2値の
しきい値を出力する。
【0039】多値機能素子47は、AND素子26からの出
力信号を入力して2値のしきい値を出力し、多値機能素
子48は、AND素子26からの出力信号を入力して2値の
しきい値を出力する。
【0040】多値機能素子49は、AND素子27からの出
力信号を入力して2値のしきい値を出力し、多値機能素
子50は、AND素子27からの出力信号を入力して2値の
しきい値を出力する。
【0041】多値機能素子51は、AND素子28からの出
力信号を入力して2値のしきい値を出力し、多値機能素
子52は、AND素子28からの出力信号を入力して2値の
しきい値を出力し、多値機能素子53は、AND素子28か
らの出力信号を入力して3値のしきい値を出力する。
【0042】多値機能素子54は、AND素子29からの出
力信号を入力して2値のしきい値を出力し、多値機能素
子55は、AND素子29からの出力信号を入力して2値の
しきい値を出力し、多値機能素子56は、AND素子29か
らの出力信号を入力して2値のしきい値を出力し、多値
機能素子57は、AND素子29からの出力信号を入力して
2値のしきい値を出力する。
【0043】多値機能素子58は、AND素子30からの出
力信号を入力して2値のしきい値を出力し、多値機能素
子59は、AND素子30からの出力信号を入力して2値の
しきい値を出力する。
【0044】多値機能素子60は、AND素子31からの出
力信号を入力して2値のしきい値を出力し、多値機能素
子61は、AND素子31からの出力信号を入力して2値の
しきい値を出力し、多値機能素子62は、AND素子31か
らの出力信号を入力して3値のしきい値を出力する。
【0045】多値機能素子63は、AND素子32からの出
力信号を入力して2値のしきい値を出力し、多値機能素
子64は、AND素子32からの出力信号を入力して2値の
しきい値を出力し、多値機能素子65は、AND素子32か
らの出力信号を入力して3値のしきい値を出力し、多値
機能素子66は、AND素子32からの出力信号を入力して
2値のしきい値を出力する。
【0046】多値機能素子67は、AND素子33からの出
力信号を入力して2値のしきい値を出力し、多値機能素
子68は、AND素子33からの出力信号を入力して2値の
しきい値を出力する。
【0047】多値機能素子69は、AND素子34からの出
力信号を入力して2値のしきい値を出力し、多値機能素
子70は、AND素子34からの出力信号を入力して2値の
しきい値を出力し、多値機能素子71は、AND素子34か
らの出力信号を入力して3値のしきい値を出力する。
【0048】多値機能素子72は、AND素子35からの出
力信号を入力して2値のしきい値を出力し、多値機能素
子73は、AND素子35からの出力信号を入力して2値の
しきい値を出力し、多値機能素子74は、AND素子35か
らの出力信号を入力して3値のしきい値を出力し、多値
機能素子75は、AND素子35からの出力信号を入力して
2値のしきい値を出力する。
【0049】入出力素子76は、キャリ−信号Cを入力し
てバイナリ−・キャリ−信号C0 を出力し、入出力素子
77は、キャリ−信号Cを入力してバイナリ−・キャリ−
信号C1 を出力する。
【0050】AND素子78は、多値機能素子51,54,6
0,63,69,72のうちの1つの多値機能素子からの出力
信号と、入出力素子76から出力されたバイナリ−・キャ
リ−信号C0 とを入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0051】AND素子79は、多値機能素子45,49,5
2,55,58,61,64,67,70,73のうちの1つの多値機
能素子からの出力信号と、入出力素子77から出力された
バイナリ−・キャリ−信号C1 とを入力して、それらの
論理積を出力する。
【0052】OR素子84は、AND素子78による論理積
の結果とAND素子79による論理積の結果とを入力して
それらの論理和を出力する。
【0053】遅延回路91は、OR素子84による論理和の
結果を入力してバイナリ−・キャリ−信号C′を出力
し、出力されたバイナリ−・キャリ−信号C′は更にキ
ャリ−信号C′1 として出力される。
【0054】AND素子80は、多値機能素子37,39,4
1,43,47,56,65,74のうちの1つの多値機能素子か
らの出力信号と、入出力素子76から出力されたバイナリ
−・キャリ−信号C0 とを入力して、それらの論理積を
出力する。
【0055】AND素子81は、多値機能素子36,38,4
2,53,62,66,71,75のうちの1つの多値機能素子か
らの出力信号と、入出力素子77から出力されたバイナリ
−・キャリ−信号C1 とを入力して、それらの論理積を
出力する。
【0056】OR素子85は、AND素子80による論理積
の結果とAND素子81による論理積の結果とを入力して
それらの論理和である加算出力Zを出力し、出力された
加算出力Zは、入出力素子89,90にそれぞれ入力され
る。
【0057】AND素子82は、多値機能素子46,50,5
9,68のうちの1つの多値機能素子からの出力信号と、
入出力素子76から出力されたバイナリ−・キャリ−信号
0 とを入力して、それらの論理積を出力する。
【0058】AND素子83は、多値機能素子40,44,4
8,57のうちの1つの多値機能素子からの出力信号と、
入出力素子77から出力されたバイナリ−・キャリ−信号
1 とを入力して、それらの論理積を出力する。
【0059】OR素子86は、AND素子82による論理積
の結果とAND素子83による論理積の結果とを入力して
それらの論理和である加算出力Z′を出力する。
【0060】入出力素子89は、加算出力Zを入力して加
算出力Z1 を出力し、入出力素子90は、加算出力Zを入
力して加算出力Z1/2 を出力する。
【0061】OR素子87は、入出力素子89から出力され
た加算出力Z1 と、OR素子86から出力された加算出力
Z′とを入力してそれらの論理和である加算出力Z2
出力する。
【0062】OR素子88は、入出力素子90から出力され
た加算出力Z1/2 と、OR素子86から出力された加算出
力Z′とを入力してそれらの論理和である加算出力Z1
を出力する。
【0063】上記多値機能素子としては、量子化機能素
子を用いることができる。量子化機能素子とは、電子の
波動性や電子がとびとびのエネルギ−状態しかとれない
という量子力学的性質を動作原理に活用した素子で多値
論理性を有しており、要素微構造素子、量子準位素子、
量子波動素子と呼ばれているものである。
【0064】図1の2ビット並列のバイナリー入力信号
x,Xは、図2のバイナリー入力回路により得られる。
【0065】図2のバイナリー入力回路は、否定回路素
子(以下、NOT素子と称する)92,93、AND素子94
〜97、OR素子98によって構成されている。
【0066】次に、図2のバイナリー入力回路の動作を
説明する。
【0067】NOT素子92は、バイナリー信号X2 を入
力してその否定を出力し、NOT素子93は、バイナリー
信号X1 を入力してその否定を出力する。
【0068】AND素子94は、NOT素子92からの出力
信号とバイナリー信号X1 とを入力して、それらの論理
積を出力する。
【0069】AND素子95は、NOT素子93からの出力
信号とバイナリー信号X2 とを入力して、それらの論理
積を出力する。
【0070】AND素子96は、バイナリー信号X2 とバ
イナリー信号X1 とを入力して、それらの論理積である
バイナリー信号xを出力する。
【0071】AND素子97は、AND素子94による論理
積の結果と3値のしきい値1/2 とを入力して、それらの
論理積を出力する。
【0072】OR素子98は、AND素子97による論理積
の結果とAND素子95による論理積の結果とを入力し
て、それらの論理和である3値信号Xを出力する。
【0073】また、図1のバイナリー入力信号y,Y
は、図3のバイナリー入力回路により得られる。
【0074】図3のバイナリー入力回路は、NOT素子
99,100 、AND素子101 〜104 、OR素子105 によっ
て構成されている。
【0075】次に、図3のバイナリ−入力回路の動作を
説明する。
【0076】NOT素子99は、バイナリー信号Y2 を入
力してその否定を出力し、NOT素子100 は、バイナリ
ー信号Y1 を入力してその否定を出力する。
【0077】AND素子101 は、NOT素子99からの出
力信号とバイナリー信号Y1 とを入力して、それらの論
理積を出力する。
【0078】AND素子102 は、NOT素子100 からの
出力信号とバイナリー信号Y2 とを入力して、それらの
論理積を出力する。
【0079】AND素子103 は、バイナリー信号Y2
バイナリー信号Y1 とを入力して、それらの論理積であ
るバイナリー信号yを出力する。
【0080】AND素子104 は、AND素子101 による
論理積の結果と3値のしきい値1/2とを入力して、それ
らの論理積を出力する。
【0081】OR素子105 は、AND素子104 による論
理積の結果とAND素子102 による論理積の結果とを入
力して、それらの論理和である3値信号Yを出力する。
【0082】表1は、2ビット並列のバイナリー入力信
号X2 ,X1 ,Y2 ,Y1 、3値の出力信号X,x,
Y,y、キャリ−C2 ,C1 ,Cのそれぞれのコ−ド割
付けを示す。
【0083】
【表1】
【0084】また、式(1)及び式(2)は、表1に対
応した論理式を示す。
【0085】
【数1】
【0086】
【数2】
【0087】表2は、3値加算器のロジック、表3は、
キャリ−出力をそれぞれ示す。
【0088】
【表2】
【0089】
【表3】
【0090】図1の多値機能素子に付記されている記号
は、表4のような物理的機能を示すが、これら多値機能
素子としては種々の論理素子を用いることができる。
【0091】
【表4】
【0092】これらの論理素子は、図2及び図3に示す
バイナリ−入力回路の他に、図1の3値加算器を構成す
る3値論理回路(等値回路、OR回路、AND回路等)
にも応用することが可能である。
【0093】表5は、3値加算出力<Z′,Z>と、2
値加算出力<Z2 ,Z1 >を示していると同時に、コ−
ドの関係も示している。
【0094】
【表5】
【0095】図1のx0 ,x1 は等値回路で示されてい
るが、この場合はxが2値信号であるので、それぞれx
バ−,xの出力信号でもよい。また、y0 ,y1 につい
ても同様である。
【0096】また、表1では、(x,X)の(1,0)
に対して(1/2 ,0)の割付けや、(y,Y)の(1,
0)に対して(1/2 ,0)の割付けが可能であることも
示している。
【0097】本実施例では、(1/2 ,0)の場合も同様
に合成できるので、説明を省略する。なお、表2におい
て、ブランクの部分は“0”であるが、“1”は1/2 で
あり、“2”は1、“3”は(10)として、図1の3
値加算器が構成されている。
【0098】表3に示すキャリ−出力では、ブランクの
部分は“0”であるが、“1”は1として、図1の3値
加算器が構成されている。
【0099】図4は、本発明の多値加算器の第2実施例
である3値加算器の構成を示す回路図である。
【0100】図4の3値加算器では、主要部の構成は図
1の3値加算器と同一であるが、AND素子120 〜135
の入力構成が異なる。
【0101】以下、図4のAND素子120 〜135 の入力
を説明する。なお、他の部分は図1と同様なので説明を
省略する。
【0102】AND素子120 は、バイナリー信号X0
0 ,x0 ,y0 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0103】AND素子121 は、バイナリー信号X0
1/2 ,x0 を入力して、それらの論理積を出力する。
【0104】AND素子122 は、バイナリー信号X0
1 ,x0 を入力して、それらの論理積を出力する。
【0105】AND素子123 は、バイナリー信号
1/2 ,Y0 ,y0 を入力して、それらの論理積を出力
する。
【0106】AND素子124 は、バイナリー信号
1/2 ,Y1/2 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0107】AND素子125 は、バイナリー信号
1/2 ,Y1 を入力して、それらの論理積を出力する。
【0108】AND素子126 は、バイナリー信号X1
0 ,y0 を入力して、それらの論理積を出力する。
【0109】AND素子127 は、バイナリー信号X1
1/2 を入力して、それらの論理積を出力する。
【0110】AND素子128 は、バイナリー信号X1
1 を入力して、それらの論理積を出力する。
【0111】AND素子129 は、バイナリー信号X0
0 ,x1 ,y1 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0112】AND素子130 は、バイナリー信号X0
0 ,x1 ,y0 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0113】AND素子131 は、バイナリー信号X0
1/2 ,x1 を入力して、それらの論理積を出力する。
【0114】AND素子132 は、バイナリー信号X0
1 ,x1 を入力して、それらの論理積を出力する。
【0115】AND素子133 は、バイナリー信号X0
0 ,x0 ,y1 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0116】AND素子134 は、バイナリー信号
1/2 ,Y0 ,y1 を入力して、それらの論理積を出力
する。
【0117】AND素子135 は、バイナリー信号X1
0 ,y1 を入力して、それらの論理積を出力する。
【0118】図1や図4の3値加算器では、図5、図
6、及び図7に示されているバイナリ−入力とバイナリ
−出力回路を用いることができる。
【0119】図2及び図3では、バイナリ−入力信号を
3値出力信号に変換しているが、図5、図6、及び図7
は入力もバイナリ−であり、出力もバイナリ−信号が得
られる。
【0120】表6及び表7は、既に示された加算器のロ
ジックとほぼ同じであるが、異なるとことはx0
0 ,X1/2 ,X1 ,x0 が使われており、かつy
0 ,Y0,Y1/2 ,Y1 ,y0 が使われていること
である。
【0121】
【表6】
【0122】
【表7】
【0123】表6及び表7は論理式も示しており、これ
らから図4の3値加算器が得られる。
【0124】図5の出力信号X0 ,x,X1/2
1 ,x0 は、図1や図4の3値加算器のバイナリ−入
力信号X0 ,x,X1/2 ,X1 ,x0 としても使うこ
とができ、図6の出力信号Y0 ,y,Y1/2 ,Y1
0 も同様に、バイナリ−入力信号Y0 ,y
1/2 ,Y1 ,y0 として使うことができる。また、図
7のC1,C0 は、等値回路(C0 ),(C1 )の出力
信号に置換することが可能である。なお、2値信号と3
値信号を同時に使うことはないが、組合せて使用するこ
とはできる。
【0125】図8は、本発明の多値加算器の第3実施例
である4値加算器の構成を示す回路図である。なお、図
8の4値加算器では、多値機能素子として量子化機能素
子(以下、量子化素子と称する)を用いて説明する。
【0126】図8の4値加算器は、入出力素子210 〜21
7 、AND素子220 〜235 、量子化素子236 〜275 、入
出力素子276 ,277 、AND素子278 〜281 、OR素子
282,283 、入出力素子284 〜286 、OR素子287 ,288
、1ビット遅延回路289 によって構成されている。
【0127】次に、上記各構成部分を詳述する。
【0128】入出力素子210 は、4値の信号Xを入力し
てバイナリー信号X0 を出力し、入出力素子211 は、4
値の信号Xを入力してバイナリー信号X1/3 を出力し、
入出力素子212 は、4値の信号Xを入力してバイナリー
信号X2/3 を出力し、入出力素子213 は、4値の信号X
を入力してバイナリー信号X1 を出力する。
【0129】入出力素子214 は、4値の信号Yを入力し
てバイナリー信号Y0 を出力し、入出力素子215 は、4
値の信号Yを入力してバイナリー信号Y1/3 を出力し、
入出力素子216 は、4値の信号Yを入力してバイナリー
信号Y2/3 を出力し、入出力素子217 は、4値の信号Y
を入力してバイナリー信号Y1 を出力する。
【0130】AND素子220 は、バイナリー信号X0
0 を入力して、それらの論理積を出力する。
【0131】AND素子221 は、バイナリー信号X0
1/3 を入力して、それらの論理積を出力する。
【0132】AND素子222 は、バイナリー信号X0
2/3 を入力して、それらの論理積を出力する。
【0133】AND素子223 は、バイナリー信号X0
1 を入力して、それらの論理積を出力する。
【0134】AND素子224 は、バイナリー信号
1/3 ,Y0 を入力して、それらの論理積を出力する。
【0135】AND素子225 は、バイナリー信号
1/3 ,Y1/3 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0136】AND素子226 は、バイナリー信号
1/3 ,Y2/3 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0137】AND素子227 は、バイナリー信号
1/3 ,Y1 を入力して、それらの論理積を出力する。
【0138】AND素子228 は、バイナリー信号
2/3 ,Y0 を入力して、それらの論理積を出力する。
【0139】AND素子229 は、バイナリー信号
2/3 ,Y1/3 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0140】AND素子230 は、バイナリー信号
2/3 ,Y2/3 を入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0141】AND素子231 は、バイナリー信号
2/3 ,Y1 を入力して、それらの論理積を出力する。
【0142】AND素子232 は、バイナリー信号X1
0 を入力して、それらの論理積を出力する。
【0143】AND素子233 は、バイナリー信号X1
1/3 を入力して、それらの論理積を出力する。
【0144】AND素子234 は、バイナリー信号X1
2/3 を入力して、それらの論理積を出力する。
【0145】AND素子235 は、バイナリー信号X1
1 を入力して、それらの論理積を出力する。
【0146】量子化素子236 は、AND素子220 からの
出力信号を入力して4値のしきい値を出力する。
【0147】量子化素子237 は、AND素子221 からの
出力信号を入力して4値のしきい値を出力し、量子化素
子238 は、AND素子221 からの出力信号を入力して4
値のしきい値を出力する。
【0148】量子化素子239 は、AND素子222 からの
出力信号を入力して4値のしきい値を出力し、量子化素
子240 は、AND素子222 からの出力信号を入力して2
値のしきい値を出力する。
【0149】量子化素子241 は、AND素子223 からの
出力信号を入力して2値のしきい値を出力し、量子化素
子242 は、AND素子223 からの出力信号を入力して2
値のしきい値を出力する。
【0150】量子化素子243 は、AND素子224 からの
出力信号を入力して4値のしきい値を出力し、量子化素
子244 は、AND素子224 からの出力信号を入力して4
値のしきい値を出力する。
【0151】量子化素子245 は、AND素子225 からの
出力信号を入力して4値のしきい値を出力し、量子化素
子246 は、AND素子225 からの出力信号を入力して2
値のしきい値を出力する。
【0152】量子化素子247 は、AND素子226 からの
出力信号を入力して2値のしきい値を出力し、量子化素
子248 は、AND素子226 からの出力信号を入力して2
値のしきい値を出力する。
【0153】量子化素子249 は、AND素子227 からの
出力信号を入力して2値のしきい値を出力し、量子化素
子250 は、AND素子227 からの出力信号を入力して2
値のしきい値を出力し、量子化素子251 は、AND素子
227 からの出力信号を入力して4値のしきい値を出力す
る。
【0154】量子化素子252 は、AND素子228 からの
出力信号を入力して4値のしきい値を出力し、量子化素
子253 は、AND素子228 からの出力信号を入力して2
値のしきい値を出力する。
【0155】量子化素子254 は、AND素子229 からの
出力信号を入力して2値のしきい値を出力し、量子化素
子255 は、AND素子229 からの出力信号を入力して2
値のしきい値を出力する。
【0156】量子化素子256 は、AND素子230 からの
出力信号を入力して2値のしきい値を出力し、量子化素
子257 は、AND素子230 からの出力信号を入力して2
値のしきい値を出力し、量子化素子258 は、AND素子
230 からの出力信号を入力して4値のしきい値を出力す
る。
【0157】量子化素子259 は、AND素子231 からの
出力信号を入力して2値のしきい値を出力し、量子化素
子260 は、AND素子231 からの出力信号を入力して2
値のしきい値を出力し、量子化素子261 は、AND素子
231 からの出力信号を入力して4値のしきい値を出力
し、量子化素子262 は、AND素子231 からの出力信号
を入力して4値のしきい値を出力する。
【0158】量子化素子263 は、AND素子232 からの
出力信号を入力して2値のしきい値を出力し、量子化素
子264 は、AND素子232 からの出力信号を入力して2
値のしきい値を出力する。
【0159】量子化素子265 は、AND素子233 からの
出力信号を入力して2値のしきい値を出力し、量子化素
子266 は、AND素子233 からの出力信号を入力して2
値のしきい値を出力し、量子化素子267 は、AND素子
233 からの出力信号を入力して4値のしきい値を出力す
る。
【0160】量子化素子268 は、AND素子234 からの
出力信号を入力して2値のしきい値を出力し、量子化素
子269 は、AND素子234 からの出力信号を入力して2
値のしきい値を出力し、量子化素子270 は、AND素子
234 からの出力信号を入力して4値のしきい値を出力
し、量子化素子271 は、AND素子234 からの出力信号
を入力して4値のしきい値を出力する。
【0161】量子化素子272 は、AND素子235 からの
出力信号を入力して2値のしきい値を出力し、量子化素
子273 は、AND素子235 からの出力信号を入力して2
値のしきい値を出力し、量子化素子274 は、AND素子
235 からの出力信号を入力して4値のしきい値を出力
し、量子化素子275 は、AND素子235 からの出力信号
を入力して2値のしきい値を出力する。
【0162】入出力素子276 は、キャリ−信号Cを入力
してバイナリ−・キャリ−信号C0を出力し、入出力素
子277 は、キャリ−信号Cを入力してバイナリ−・キャ
リ−信号C1 を出力する。
【0163】AND素子278 は、量子化素子249 ,256
,259 ,265 ,268 ,272 のうちの1つの量子化素子
からの出力信号と、入出力素子276 から出力されたバイ
ナリ−・キャリ−信号C0 とを入力して、それらの論理
積を出力する。
【0164】AND素子279 は、量子化素子241 ,247
,250 ,254 ,257 ,260 ,263 ,266 ,269 ,273
のうちの1つの量子化素子からの出力信号と、入出力素
子277から出力されたバイナリ−・キャリ−信号C1
を入力して、それらの論理積を出力する。
【0165】OR素子282 は、AND素子278 による論
理積の結果とAND素子279 による論理積の結果とを入
力してそれらの論理和を出力する。
【0166】遅延回路289 は、OR素子282 による論理
和の結果を入力してバイナリ−・キャリ−信号C′を出
力し、出力されたバイナリ−・キャリ−信号C′をキャ
リ−信号C′1 として出力する。
【0167】AND素子280 は、量子化素子237 ,239
,242 ,243 ,245 ,248 ,252 ,255 ,261 ,264
,270 ,274 のうちの1つの量子化素子からの出力信
号と、入出力素子276 から出力されたバイナリ−・キャ
リ−信号C0 とを入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0168】AND素子281 は、量子化素子236 ,238
,240 ,244 ,246 ,251 ,253 ,258 ,262 ,267
,271 ,275 のうちの1つの量子化素子からの出力信
号と、入出力素子277 から出力されたバイナリ−・キャ
リ−信号C1 とを入力して、それらの論理積を出力す
る。
【0169】OR素子283 は、AND素子280 による論
理積の結果とAND素子281 による論理積の結果とを入
力してそれらの論理和である加算出力Zを出力し、出力
された加算出力Zは、入出力素子284 ,285 ,286 にそ
れぞれ入力される。
【0170】入出力素子284 は、加算出力Zを入力して
加算出力Z2/3 を出力し、入出力素子285 は、加算出力
Zを入力して加算出力Z1 を出力し、入出力素子286
は、加算出力Zを入力して加算出力Z1/3 を出力する。
【0171】OR素子287 は、入出力素子284 から出力
された加算出力Z2/3 と、入出力素子285 から出力され
た加算出力Z1 とを入力してそれらの論理和である加算
出力Z2 を出力する。
【0172】OR素子288 は、入出力素子285 から出力
された加算出力Z1 と、入出力素子286 から出力された
加算出力Z1/3 とを入力してそれらの論理和である加算
出力Z1 を出力する。
【0173】図8の4値入力Xは、図9のバイナリ−入
力回路によって得られる。
【0174】図9のバイナリー入力回路は、NOT素子
290 ,291 、AND素子292 〜296、OR素子297 によ
って構成されている。
【0175】次に、図9のバイナリー入力回路の動作を
説明する。
【0176】NOT素子290 は、バイナリー信号X2
入力してその否定を出力し、NOT素子291 は、バイナ
リー信号X1 を入力してその否定を出力する。
【0177】AND素子292 は、NOT素子290 からの
出力信号とバイナリー信号X1 とを入力して、それらの
論理積を出力する。
【0178】AND素子293 は、NOT素子291 からの
出力信号とバイナリー信号X2 とを入力して、それらの
論理積を出力する。
【0179】AND素子294 は、バイナリー信号X2
バイナリー信号X1 とを入力して、それらの論理積を出
力する。
【0180】AND素子295 は、AND素子292 による
論理積の結果と4値のしきい値1/3とを入力して、それ
らの論理積を出力する。
【0181】AND素子296 は、AND素子293 による
論理積の結果と4値のしきい値2/3とを入力して、それ
らの論理積を出力する。
【0182】OR素子297 は、AND素子295 から出力
された論理積の結果と、AND素子296 から出力された
論理積の結果と、AND素子294 から出力された論理積
の結果とを入力して、それらの論理和である4値信号X
を出力する。
【0183】また、図8の4値入力信号Yは、図10の
バイナリー入力回路により得られる。
【0184】図10のバイナリー入力回路は、NOT素
子298 ,299 、AND素子300 〜304 、OR素子305 に
よって構成されている。
【0185】次に、図10のバイナリ−入力回路の動作
を説明する。
【0186】NOT素子298 は、バイナリー信号Y2
入力してその否定を出力し、NOT素子299 は、バイナ
リー信号Y1 を入力してその否定を出力する。
【0187】AND素子300 は、NOT素子298 からの
出力信号とバイナリー信号Y1 とを入力して、それらの
論理積を出力する。
【0188】AND素子301 は、NOT素子299 からの
出力信号とバイナリー信号Y2 とを入力して、それらの
論理積を出力する。
【0189】AND素子302 は、バイナリー信号Y2
バイナリー信号Y1 とを入力して、それらの論理積を出
力する。
【0190】AND素子303 は、AND素子300 による
論理積の結果と4値のしきい値1/3とを入力して、それ
らの論理積を出力する。
【0191】AND素子304 は、AND素子301 による
論理積の結果と4値のしきい値2/3とを入力して、それ
らの論理積を出力する。
【0192】OR素子305 は、AND素子303 による論
理積の結果と、AND素子304 による論理積の結果と、
AND素子302 による論理積の結果とを入力して、それ
らの論理和である4値信号Yを出力する。
【0193】表8は、2ビット並列のバイナリ−入力信
号X2 ,X1 ,Y2 ,Y1 、4値の出力信号X,Y,キ
ャリ−C2 ,C1 ,Cのそれぞれのコ−ド割付けを示
す。
【0194】
【表8】
【0195】また、式(3)及び(4)は、表8に対応
した論理式を示す。
【0196】
【数3】
【0197】
【数4】
【0198】表9は4値加算器のロジック、表10はキ
ャリ−出力をそれぞれ示している。
【0199】
【表9】
【0200】
【表10】
【0201】図8の量子化素子に付記されている記号
は、表11に示す物理的機能を表している。
【0202】
【表11】
【0203】図8の量子化素子としては、種々の論理素
子を用いることができる。これらの論理素子は、図9及
び図10に示すバイナリ−入力回路の他に、図8の4値
加算器を構成する4値論理回路(等値回路、OR回路、
AND回路等)にも応用することができる。
【0204】表12は、4値加算出力<Z>と2値加算
出力<Z2 ,Z1 >を示していると同時に、コ−ドの関
係をも示している。
【0205】
【表12】
【0206】図4のx0 ,x1 は等値回路で示されてい
るが、この場合は2値信号なので、xバ−,xの出力信
号でもよい。また、図8のy0 ,y1 についても同様で
ある。
【0207】表9のロジックでは、ブランクの部分は
“0”、“1”の部分は1/3 、“2”の部分は2/3 、
“3”の部分は1として、図8の4値加算器が構成され
ている。
【0208】表10のキャリ−出力では、ブランクの部
分は“0”であるが、“1”はとして、図8の4値加算
器が構成されている。
【0209】図11及び図12は、バイナリー入力とバ
イナリー出力を利用した場合を示している。
【0210】図11の出力信号X0 ,X1/3 ,X2/3
1 は、図8の4値加算器のバイナリー入力信号X0
1/3 ,X2/3 ,X1 として使うことができる。また、
図12の出力信号Y0 ,Y1/3 ,Y2/3 ,Y1 について
も同様である。2値信号と4値信号を同時に使うことは
ないが、組合せて使用することは可能である。
【0211】図13は、多値変換部318 、多値演算部31
9 、2値変換部320 、多値信号入力部321 、及び多値信
号出力部322 を備えている演算器の一構成例を示す。
【0212】3値入力信号だけを利用するときは、多値
信号入力部321 から3値信号を入力すればよく、図1ま
たは図4に示す3値加算器を多値演算部319 に用いるこ
とができる。また、4値入力信号だけを利用するとき
は、多値信号入力部321 から4値信号を入力すればよ
く、図8に示す4値加算器を多値演算部319 に用いるこ
とができる。ここに説明した使い方でけでなく、入力信
号や出力信号をバイナリ−信号や多値信号と組合せれ
ば、図13に示すように多様に組合せて使用することが
できる。
【0213】上述した実施例によれば、加算速度を2倍
にすることが可能であり、クロック周波数を1/2にし
ても加算速度は変らない。これは、低消費電力化できる
ことと同じである。回路規模が大きくならないというこ
とは、加算器を構成する論理素子または回路素子数を低
減できることであり低電力化を可能にする。
【0214】また、同時に実行するビット信号の処理量
を増しても、多値論理や多値機能素子によって、加算器
の回路規模を大きくすることなく高速な加算速度を実現
できる。
【0215】なお、同一発明者により出願された加算回
路、乗算回路、除算回路、平方根の演算回路に含まれる
加算にも、この多値加算器が使用できる。
【0216】
【発明の効果】本発明の多値加算器は、複数の信号を入
力して所定の論理結果を出力する論理回路手段と、論理
回路手段に接続されており論理結果に基づいて所定の多
値信号を出力する多値回路手段とを備えており、多値回
路手段からの出力に基づいて加算を実行するので、同時
に実行できるビット信号の処理量を大きくしても、加算
器の回路規模を大きくすることなく、高速な加算速度を
達成できると共に、実質的に使用される回路素子の数を
低減でき、低電力化が可能である。また、信号数を削減
できるので、LSI化における配線数が少なくなり、高
度な高集積化が可能であり、2値信号、3値信号、4値
信号などの多値信号を共用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1a】図1の一部を構成しており、本発明の多値加
算器の第1実施例である3値加算器の一部分の構成を示
す回路図である。
【図1b】図1の一部を構成しており、本発明の多値加
算器の第1実施例である3値加算器の他の部分の構成を
示す回路図である。
【図2】図1の3値加算器に適用できる3値のバイナリ
−入出力回路の一構成例を示す回路図である。
【図3】図1の3値加算器に適用できる3値のバイナリ
−入出力回路の一構成例を示す回路図である。
【図4】本発明の多値加算器の第2実施例である3値加
算器の構成を示す回路図である。
【図5】3値加算器に適用できる2値のバイナリ−入出
力回路の一構成例を示す回路図である。
【図6】3値加算器に適用できる2値のバイナリ−入出
力回路の一構成例を示す回路図である。
【図7】3値又は4値加算器に適用できる2値のバイナ
リ−入出力回路の一構成例を示す回路図である。
【図8a】図8の一部を構成しており、本発明の多値加
算器の第3実施例である4値加算器の一部分の構成を示
す回路図である。
【図8b】図8の一部を構成しており、本発明の多値加
算器の第3実施例である4値加算器の他の部分の構成を
示す回路図である。
【図9】図8の4値加算器に適用できる4値のバイナリ
−入出力回路の一構成例を示す回路図である。
【図10】図8の4値加算器に適用できる4値のバイナ
リ−入出力回路の一構成例を示す回路図である。
【図11】図8の4値加算器に適用できる2値のバイナ
リ−入出力回路の一構成例を示す回路図である。
【図12】図8の4値加算器に適用できる2値のバイナ
リ−入出力回路の一構成例を示す回路図である。
【図13】本発明の多値加算器を用いた演算器の一構成
例を示す回路図である。
【符号の説明】
10〜19 入出力素子 20〜35 AND素子(論理積回路素子) 36〜75 多値機能素子 76,77 入出力素子 78〜83 AND素子 84〜88 OR素子(論理和回路素子) 89,90 入出力素子(等値回路) 91 1ビット遅延回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の信号を入力して所定の論理結果を
    出力する論理回路手段と、前記論理回路手段に接続され
    ており前記論理結果に基づいて所定の多値信号を出力す
    る多値回路手段とを備えており、前記多値回路手段から
    の出力に基づいて加算を実行することを特徴とする多値
    加算器。
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