JPH06161622A - 電子装置 - Google Patents

電子装置

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Publication number
JPH06161622A
JPH06161622A JP31538392A JP31538392A JPH06161622A JP H06161622 A JPH06161622 A JP H06161622A JP 31538392 A JP31538392 A JP 31538392A JP 31538392 A JP31538392 A JP 31538392A JP H06161622 A JPH06161622 A JP H06161622A
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JP
Japan
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housing
predetermined position
fitting
electronic device
housing surface
Prior art date
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Application number
JP31538392A
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English (en)
Inventor
Atsunori Kizuki
篤則 木築
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 他の装置のバスラインと接続されるバスライ
ンを有する電子装置に関し、データの高速転送可能なバ
スラインを構成する。 【構成】 フローティングねじ16と長円穴17が係合
して連結板18は側板15の面方向に変位自在とされ
る。連結板18の面方向に変位自在とされたフローティ
ングコネクタ20は位置決めピン19よりも凹設されて
設けられ、バックパネル7,8と電気的に接続される。
長円穴26と丸穴27には位置決めピン19が嵌入可能
であり、コネクタ20はフローティングコネクタ20と
連結可能に配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子装置に係り、特に他
の装置のバスラインと接続されるバスラインを有する電
子装置に関する。
【0002】従来より、個々の筐体に収納された例えば
コンピュータ、あるいはコンピュータの入力装置、出力
装置、外部記憶装置等の電子装置を電気的に複数接続し
てコンピュータシステムを構成することが行われてお
り、これらの各装置間では、共通の基幹バスを介してデ
ータ転送が行われるよう構成される。
【0003】ところが、近年、コンピュータシステムは
より高速化、高密度実装化が要望されており、基幹バス
を高速化に対応したものにする必要がある。
【0004】
【従来の技術】図10は従来の電子装置及びその連結方
法の一例を示す平面図であり、たとえば、51はコンピ
ュータ、52はコンピュータ51の外部記憶装置である
磁気ディスク装置とする。
【0005】各々の装置は、CPU基板9、メモリ基板
10、I/Oインタフェース基板11、駆動基板12、
ディスクドライブユニット13、その他により構成され
ており、各基板及びユニットは、バックパネル7又は8
に形成された図示しないコネクタに着脱自在に装着され
ている。バックパネル7及び8には上記コネクタを接続
するバスラインが形成されており、これにより、各基板
及びユニットが各々の装置内で電気的に接続され、各装
置が個々に動作可能なように構成されている。
【0006】バックパネル7及び8をフラットケーブル
53により接続してコンピュータ51と磁気ディスク装
置52とを電気的に接続すると、バックパネル7、8及
びフラットケーブル53により基幹バスが構成される。
そして、この基幹バスを介して、CPU基板9、メモリ
基板10、I/Oインタフェース基板11、駆動基板1
2、ディスクドライブユニット13等の間でデータ転
送、及びコマンド転送が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電子装置では、装置の幅や奥行きがたとえば1〜2
m位の寸法のものになると、各装置の間に作業者が入っ
てフラットケーブル53を接続し、接続が終了してから
各装置を近接させて所定の間隔に配置して連結を終了す
るのが一般的である。したがって、フラットケーブル5
3をこのための作業スペースに応じて必要以上に長くし
なければならないため、バスラインのインピーダンスが
増大してデータの高速転送の妨げとなる問題がある。
【0008】本発明は、装置を複数連結した場合にデー
タの高速転送を可能とする基幹バスを構成することので
きる電子装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、請求項1記載の発明では次のとおり構成した。
【0010】すなわち、筐体と、筐体に内装された中間
組立体と、中間組立体と電気的に接続されて中間組立体
と共に筐体に内装されてなり、中間組立体を筐体の外部
と電気的に接続可能に形成された接続部とを具備した電
子装置において、筐体の第1の筐体面に配設された第1
の係合手段と、第1の係合手段と係合する第2の係合手
段を有し、第2の係合手段が第1の係合手段と係合する
ことにより第1の筐体面の面方向に変位自在とされた変
位部材と、変位部材の第1の所定の位置に突設された嵌
入部材と、変位部材上で第1の所定の位置に対し特定の
位置関係にある第2の所定位置に、その先端部を嵌入部
材の先端部よりも凹設されて設けられ、接続部と電気的
に接続された第1の接続手段と、嵌入部材が嵌入可能な
形状とされて筐体の第2の筐体面の第3の所定の位置に
形成された嵌入部と、一端を接続部と電気的に接続さ
れ、且つ、他端を第1の接続手段と機械的に連結されて
電気的に接続可能な形状とされて第2の筐体面上で第3
の所定の位置に対し特定の位置関係にある第4の所定の
位置に配設された第2の接続手段とを具備し、第1及び
第2の接続手段の少なくとも一方は、第1の筐体面及び
第2の筐体面の各面方向に変位可能に構成した。
【0011】また、請求項2記載の発明では、筐体と、
筐体に内装された中間組立体と、中間組立体と電気的に
接続されて中間組立体と共に筐体に内装されてなり、中
間組立体を筐体の外部と電気的に接続可能に形成された
接続部とを具備した電子装置において、筐体の第1の筐
体面上の第1の所定の位置に突設された嵌入部材と、第
1の筐体面上で第1の所定の位置に対し特定の位置関係
にある第2の所定位置に、その先端部を嵌入部材の先端
部よりも凹設されて設けられ、接続部と電気的に接続さ
れた第1の接続手段と、嵌入部材が嵌入可能な形状とさ
れて筐体の第2の筐体面の第3の所定の位置に形成され
た嵌入部と、一端を接続部と電気的に接続され、且つ、
他端を第1の接続手段と機械的に連結されて電気的に接
続可能な形状とされて第2の筐体面上で第3の所定の位
置に対し特定の位置関係にある第4の所定の位置に配設
された第2の接続手段と、筐体を第1の筐体面及び第2
の筐体面の各面方向に移動させる移動手段とを具備し、
第1及び第2の接続手段の少なくとも一方は、第1の筐
体面及び第2の筐体面の各面方向に変位可能に構成し
た。
【0012】
【作用】上記構成の請求項1記載の電子装置によれば、
筐体の第1の筐体面に配設された第1の係合手段と係合
する第2の係合手段を変位部材に配設したことにより変
位部材は第1の筐体面の面方向に変位自在とされ、ま
た、嵌入部材と第1の接続手段が特定の位置関係で変位
部材に設けられていることにより、嵌入部材及び第1の
接続手段は、特定の位置関係のまま変位部材と共に第1
の筐体面の面方向に変位するよう作用する。
【0013】また、筐体の第2の筐体面に嵌入部材が嵌
入可能な形状とされた嵌入部が配設され、嵌入部が配設
される第3の所定の位置に対し上記特定の位置関係にあ
る第4の所定の位置に第1の接続手段と機械的に連結さ
れる形状とされた第2の接続手段が配設されることによ
り、上記構成の2台の電子装置を各々の第1の筐体面と
第2の筐体面とを対向させて配置し、一の電子装置の変
位部材を他の電子装置の第2の筐体面に配設された嵌入
部の位置に応じて第1の筐体面の面方向に変位させるこ
とで、変位部材に突設された嵌入部材及び第1の接続手
段を嵌入部が嵌入して第2の接続手段と連結可能な位置
に位置させることができる。
【0014】そして、上記の状態を保って両電子装置を
互いに接近させると、第1の接続手段が嵌入部材より凹
設されていることにより、まず嵌入部材が嵌入部に嵌入
した後に第1の接続手段と第2の接続手段とが機械的に
連結され、両電子装置の接続部が電気的に接続されるよ
う作用する。
【0015】また、嵌入部材が嵌入部に嵌入させた際
に、たとえば製造上での機械的な誤差によって第1の接
続手段と第2の接続手段の位置が若干ずれていて両接続
手段を連結できない場合でも、両接続手段のいずれか一
方が第1の筐体面及び第2の筐体面の各面方向に変位可
能とされていることにより、これらを変位させて連結可
能な位置に位置されるよう作用する。
【0016】また、請求項2記載の電子装置によれば、
筐体の第1の筐体面に嵌入部材を突設し、嵌入部材が突
設された第1の所定の位置に対し特定の位置関係にある
第2の所定位置に第1の接続手段を配設し、さらに、筐
体を第1の筐体面及び第2の筐体面の各面方向に移動さ
せる移動手段を設けたことにより、嵌入部材及び第1の
接続手段は、特定の位置関係のまま筐体と共にその第1
及び第2の筐体面の各面方向に変位するよう作用する。
【0017】また、筐体の第2の筐体面に嵌入部材が嵌
入可能な形状とされた嵌入部が配設され、嵌入部が配設
される第3の所定の位置に対し上記特定の位置関係にあ
る第4の所定の位置に第1の接続手段と機械的に連結さ
れる形状とされた第2の接続手段が配設されることによ
り、上記構成の2台の電子装置を各々の第1の筐体面と
第2の筐体面とを対向させて配置し、一の電子装置の第
2の筐体面に配設された嵌入部の位置に応じ、両電子装
置のいずれかを移動手段によって各筐体面の面方向に変
位させることで、第1の筐体面に突設された嵌入部材及
び第1の接続手段を嵌入部が嵌入して第2の接続手段と
連結可能な位置に位置させることができる。
【0018】そして、上記の状態を保って両電子装置を
互いに接近させると、第1の接続手段が嵌入部材より凹
設されていることにより、まず嵌入部材が嵌入部に嵌入
した後に第1の接続手段と第2の接続手段とが機械的に
連結され、両電子装置の接続部が電気的に接続されるよ
う作用する。
【0019】また、嵌入部材を嵌入部に嵌入させた際
に、たとえば製造上での機械的な誤差によって第1の接
続手段と第2の接続手段の位置が若干ずれていて両接続
手段を連結できない場合でも、両接続手段のいずれか一
方が第1の筐体面及び第2の筐体面の各面方向に変位可
能とされていることにより、これらを変位させて連結可
能な位置に位置されるよう作用する。
【0020】
【実施例】図1(A),(B)は本発明の第1実施例をそれ
ぞれ異なる方向から示す斜視図であり、図1(A)は同図
(B)中矢印A方向からの斜視図、図1(B)は同図
(A)中矢印B方向からの斜視図である。また、図2は
図1に示す本発明の電子装置1と本発明の他の電子装置
2とをそれぞれ内部を透視して示す平面図である。
【0021】各図に示す電子装置1及び2は、四隅に柱
3及び4を配設された直方体形状の筐体5及び6の内部
に、それぞれ接続部であるバックパネル7及び8を固着
されてなるコンピュータ装置1及び磁気ディスク装置2
である。両バックパネル7及び8には図示しない複数の
コネクタが形成されており、それぞれ中間組立体である
CPU基板9、メモリ基板10、I/Oインタフェース
基板11、駆動基板12、ディスクドライブユニット1
3、及びその他の図示しない中間組立体がこれらのコネ
クタに着脱自在に装着される。
【0022】バックパネル7及び8には上記コネクタを
接続するバスラインが形成されており、これにより、上
記の各中間組立体が各々の装置内で電気的に接続され、
各装置が個々に動作可能なように構成されている。
【0023】また、コンピュータ装置1の筐体5を構成
する第1の筐体面である側板15には、4本のフローテ
ィングねじ16が螺入されている。第1の係合手段であ
るフローティングねじ16は、後に図3に示すとおりね
じ部の径よりも大きな径の円筒部を有するおねじであ
る。
【0024】変位部材である長方形の連結板18には、
フローティングねじ16の螺入位置に応じた4箇所に長
円穴17が形成されている。第2の係合手段である長円
穴17は長円形状であり、その長手方向の寸法はフロー
ティングねじ16の頭部の径よりも大きく、短手方向の
寸法はフローティングねじ16の頭部の径よりも小さく
されている。
【0025】このように、長円穴17はフローティング
ねじ16と係合するよう構成されており、長円穴17の
長手方向は図1中垂直方向とされているので、連結板1
8は側板15の面方向で装置の載置面に対し垂直な方向
に変位自在とされている。
【0026】連結板18の側板15と反対側の面には、
略円筒形状で先端部の形状をテーパ状とされた4本の位
置決めピン19がそれぞれ所定の位置に突設されてい
る。さらに、図3に上記のフローティングねじ16、長
円穴17、位置決めピン19等と共に詳細に示すとお
り、柱3及び連結板18にはコンピュータ装置1を他の
装置に固定するための連結ボルト(図示せず)用のねじ
穴14a及び14bが形成されている。なお、同図は図
1におけるC部を詳細に示したものであるが、連結板1
8の四隅はこれと同様に構成されている。
【0027】また、連結板18の略中央には先端部を位
置決めピン19の先端部よりも凹設されたフローティン
グコネクタ20が設けられており、フラットケーブル2
1によってバックパネル7と電気的に接続されている。
フローティングコネクタ20には、図3に示すとおり、
先端部の形状をテーパ状とされた4つの凸部22が形成
されており、この凸部22が他のコネクタと嵌入するよ
う構成されている。
【0028】フローティングコネクタ20の長手方向両
側には取付け用の円形のねじ穴23が形成されており、
その穴径よりも小さな径の円筒部を有するフローティン
グねじ24をねじ穴23に挿入して連結板18に取付け
ることにより、フローティングコネクタ20は連結板1
8の面方向に穴径のマージン分だけ変位自在とされてい
る。
【0029】一方、側板15と対向してコンピュータ装
置1の筐体5を構成する第2の筐体面である側板25の
位置決めピン19の突設位置に応じた4箇所には、それ
ぞれ位置決めピン19と嵌入可能な形状とされた嵌入部
である長円穴26及び丸穴27が形成されており、各穴
26,27に位置決めピン19が嵌入するよう構成さて
いる。丸穴27は円形であり、長円穴26は長円形状と
され、その長手方向は図1中垂直方向、すなわち装置の
載置面に対し垂直な方向とされている。
【0030】また、側板25の略中央位置で、位置決め
ピン19が長円穴26及び丸穴27に嵌入したときにフ
ローティングコネクタ20と対向して機械的にこれと連
結可能な位置には、接続基板30を介してバックパネル
7と電気的に接続されたコネクタ28がねじ止めされて
固着されている。
【0031】コネクタ28には、図5に示すとおり、フ
ローティングコネクタ20の各凸部22と嵌入可能な4
箇所に凹部31が形成されており、これによって両者が
位置決めされて嵌入するよう構成されている。なお、コ
ネクタ28を固着せずに接続基板30の面方向に変位自
在とし、フローティングコネクタ20を固着してもよ
い。
【0032】以上のとおり構成されたコンピュータ装置
1と略同一構成とされ、駆動基板12、ディスクドライ
ブユニット13等を有する磁気ディスク装置2は、図2
に示すとおりに連結板18と側板25とを互いに対向し
て設置場所に載置され、以下に図6に基づいて説明する
手順で機械的、且つ電気的に連結、接続されて運転され
る。
【0033】図6は、図2におけるD部を、装置の載置
面に対し水平に示したものである。両装置1と2を互い
に対向して設置場所に載置した場合、床の凹凸等によっ
て丸穴27(長円穴26)の床面に対する高さ位置と位
置決めピン19の高さ位置とが、たとえば図6(A)の
如く一致しないことがある。
【0034】そこで、作業者が両装置の間に入ることな
く、両装置の両側(図2において装置の上側と下側)か
ら連結板18を矢印U方向に変位させて丸穴27(長円
穴26)と位置決めピン19双方の高さ位置をほぼ一致
させた状態に位置決めし、コンピュータ装置と磁気ディ
スク装置とを互いに接近させると、図6(B)の如く、
たとえば位置決めピン19の先端に形成されたテーパ部
19aが、丸穴27の先端に形成されたテーパ部27a
に当接する。
【0035】なお、長円穴26は前述のとおりその長手
方向を床面に対し垂直な方向とされているので、どちら
かの装置が奥行き方向に傾いた状態でも位置決めピン1
9は長円穴26に嵌入可能となっている。
【0036】このとき、フローティングコネクタ20
は、その先端部を位置決めピン19の先端部よりも凹設
されて設けられており、コネクタ28に対して離間して
いる。また、各コネクタ20及び28のたとえば製造上
での機械的な誤差によって、各コネクタ20及び28の
高さ位置及び水平方向の位置が若干ずれているとする。
【0037】コンピュータ装置と磁気ディスク装置をさ
らに接近させると、テーパ部19aにはテーパ部19b
から図中上向きの力が作用するために、位置決めピン1
9は図6(C)の如く丸穴27(長円穴26)に嵌入す
る。また、フローティングコネクタ20及びコネクタ2
8は図4に示した構成とされていてフローティングコネ
クタ20は連結板18の面方向に変位自在であるので、
位置決めピン19が丸穴27に嵌入するのと同様に、両
装置の接近と共に両コネクタ20及び28は連結され
る。
【0038】したがって、両装置のバックパネル7と8
とが電気的に接続され、両バックパネル7,8とフラッ
トケーブル21と接続基板30とで基幹バスラインが構
成される。このバックパネル7からバックパネル8に到
るパスは従来より極めて短く構成されるので、高速転送
に好適となる。
【0039】両バックパネル7,8が接続されると、た
とえばコンピュータ装置(1)の筐体(5)を図示しな
い台足により図中上下方向に移動させ、前記した連結ボ
ルト用のねじ穴14bの高さ位置を磁気ディスク装置
(2)の連結ボルト用のねじ穴14cの高さ位置に合わ
せた後、連結ボルト(図示せず)を両装置の柱3及び4
に締めつけることで、両装置が連結、固定されて設置を
終了する。
【0040】このように本実施例によれば、大型の装置
であっても連結作業の際に作業者が両装置の間に入るこ
となく装置を連結することができるので、従来のように
必要以上に長いフラットケーブル等を使用しなくともよ
い。よって、低インピーダンスの基幹バスラインを構成
できてデータの高速転送に有利である。
【0041】図7(A),(B)は本発明の第2実施例を
それぞれ異なる方向から示す斜視図であり、図7(A)
は同図(B)中矢印A方向からの斜視図、図7(B)は
同図(A)中矢印B方向からの斜視図である。また、図
8は図1に示す本発明の電子装置41と本発明の他の電
子装置42とをそれぞれ内部を透視して示す平面図、図
9は両電子装置41と電子装置42との連結作業を説明
するための側面図である。
【0042】各図に示す電子装置41及び42は、それ
ぞれ第1実施例の電子装置1及び2とほぼ同一構成のコ
ンピュータ装置41及び磁気ディスク装置42であり、
側板15上の構成と底板43上の構成とが電子装置1及
び2と異なっている。各図中、電子装置1及び2と同一
構成部分にはそれぞれ同一符号を付し、その説明は省略
する。
【0043】すなわち、両電子装置41及び42では、
側板15上の4箇所に嵌入部材である位置決めピン19
が突設されるとともに、バックパネル7及び8に固着さ
れた基板35にはフローティングコネクタ20が変位自
在に配設され、その先端部を位置決めピン19の先端部
よりも凹設されて側板15上の略中央に位置している。
【0044】そして、前記した第1実施例と同様に、各
位置決めピン19がそれぞれ嵌入部である長円穴26及
び丸穴27に嵌入可能で、各位置決めピン19の先端部
が各穴に嵌入した後にフローティングコネクタ20がコ
ネクタ28と連結されるよう構成されている。
【0045】一方、底板43はベースフレーム44上面
に固着された移動手段であるジャッキ45により4箇所
を支持され、ベースフレーム44下面には移動手段であ
るキャスタ46が固着されている。したがって、両電子
装置41及び42はキャスタ46により水平方向に移動
可能である。また、ジャッキ45により水平方向に高さ
調整が可能であると共に、若干の傾き調整が可能であ
る。
【0046】以上のとおり構成されたコンピュータ装置
41と磁気ディスク装置42は、図8に示すとおりに連
結板18と側板25とを互いに対向して設置場所に載置
され、以下に図9に基づいて説明するとおりに機械的、
且つ電気的に連結、接続されて運転される。
【0047】図9は、装置の載置面に対し水平に示した
側面図である。両電子装置41と42を互いに対向して
設置場所に載置したときに、磁気ディスク装置42の丸
穴27(長円穴26)の高さ位置とコンピュータ装置4
1の位置決めピン19の高さ位置とが一致しない場合に
は、たとえばコンピュータ装置41を支持するジャッキ
45を操作して床面に対し垂直(すなわち、両矢印Vで
示す筐体面の面方向)にコンピュータ装置41を移動さ
せて、位置決めピン19の高さ位置を丸穴27の高さ位
置に合わせる。
【0048】また、キャスタ46を利用してコンピュー
タ装置41を矢印H1 又はH2 方向に移動させて、位置
決めピン19が丸穴27(長円穴26)に嵌入可能位置
に位置させる。つづいて、矢印H3 方向にコンピュータ
装置41を移動させて両装置41と42を接近させ、位
置決めピン19を丸穴27(長円穴26)に嵌入させ
る。
【0049】この際、それぞれの位置決めピン19の位
置が各穴26,27に対して若干ずれていても、前述と
同様に各位置決めピン19と各穴26,27の先端部の
テーパの作用により嵌入させることができる。
【0050】また、フローティングコネクタ20は側板
15の面方向に変位自在であり、同様にコネクタ28に
対する位置が若干ずれていても両者を連結することがで
きる。連結が終了すると、図示しない連結ボルトで両装
置を固定した後、図示しない台足により両装置のベース
フレーム44を図中上方に移動させてキャスタ46を床
面から浮上させて設置を終了する。
【0051】このように本実施例でも、大型の装置であ
っても連結作業の際に作業者が両装置の間に入ることな
く装置を連結することができるので、従来のように必要
以上に長いフラットケーブル等を使用しなくともよい。
よって、低インピーダンスの基幹バスラインを構成でき
てデータの高速転送に有利である。
【0052】なお、電子装置はコンピュータ装置または
磁気ディスク装置に限るものではなく、複数連結するこ
とによりバスラインを構成し、このバスラインを介して
データ転送を行うものであれば、本発明を適用して上記
と同様の効果を得ることができる。
【0053】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、嵌入部材及
び第1の接続手段が変位部材と共に第1の筐体面の面方
向に変位し、第2の筐体面には嵌入部材が嵌入可能な嵌
入部と第1の接続手段と連結可能な第2の接続手段が配
設されるので、上記構成の2台の電子装置を各々の第1
の筐体面と第2の筐体面とを対向させて配置し、一の電
子装置の変位部材を他の電子装置の第2の筐体面に配設
された嵌入部の位置に応じて第1の筐体面の面方向に変
位させることで、変位部材に突設された嵌入部材及び第
1の接続手段を嵌入部が嵌入して第2の接続手段と連結
可能な位置に位置させることができる。したがって、電
子装置が大型のものであっても2台の電子装置の間に作
業者が入ることなく装置の連結作業を行うことができる
ので、接続部を接続するケーブルが必要以上に長くなる
ことがなく、バスラインのインピーダンスが増大しない
ので、データの高速転送に有利なバスラインを構成する
ことができる特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す図である。
【図3】第1実施例の要部を示す図である。
【図4】第1実施例の要部を示す図である。
【図5】第1実施例の要部を示す図である。
【図6】第1実施例の連結作業を説明する図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す図である。
【図8】本発明の第2実施例を示す図である。
【図9】第2実施例の連結作業を説明する図である。
【図10】従来の電子装置及び連結方法の一例を示す図
である。
【符号の説明】
1,41 コンピュータ装置(電子装置) 2,42 磁気ディスク装置(電子装置) 5 筐体 7,8 バックパネル(接続部) 9 CPU基板(中間組立体) 10 メモリ基板(中間組立体) 11 I/Oインタフェース基板(中間組立体) 12 駆動基板12(中間組立体) 13 ディスクドライブユニット(中間組立体) 15 側板(第1の筐体面) 16 フローティングねじ(第1の係合手段) 17 長円穴(第2の係合手段) 18 連結板(変位部材) 19 位置決めピン(嵌入部材) 20 フローティングコネクタ(第1の接続手段) 25 側板(第2の筐体面) 26 丸穴(嵌入部) 27 長円穴(嵌入部) 28 コネクタ(第2の接続手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体(5)と、 該筐体(5)に内装された中間組立体(9,10,11,1
    2,13)と、 該中間組立体(9,10,11,12,13)と電気的に接続さ
    れて該中間組立体(9,10,11,12,13)と共に該筐体
    (5)に内装されてなり、該中間組立体(9,10,1
    1,12,13)を該筐体(5)の外部と電気的に接続可能
    に形成された接続部(7,8)とを具備した電子装置に
    おいて、 前記筐体(5)の第1の筐体面(15)に配設された第1
    の係合手段(16)と、 該第1の係合手段(16)と係合する第2の係合手段(1
    7)を有し、該第2の係合手段(17)が該第1の係合
    手段(16)と係合することにより該第1の筐体面(1
    5)の面方向に変位自在とされた変位部材(18)と、 該変位部材(18)の第1の所定の位置に突設された嵌
    入部材(19)と、 該変位部材(18)上で該第1の所定の位置に対し特定
    の位置関係にある第2の所定位置に、その先端部を該嵌
    入部材(19)の先端部よりも凹設されて設けられ、前
    記接続部(7,8)と電気的に接続された第1の接続手
    段(20)と、 該嵌入部材(19)が嵌入可能な形状とされて前記筐体
    (5)の第2の筐体面(25)の第3の所定の位置に形
    成された嵌入部(26,27)と、 一端を前記接続部(7,8)と電気的に接続され、且
    つ、他端を該第1の接続手段(20)と機械的に連結さ
    れて電気的に接続可能な形状とされて該第2の筐体面
    (25)上で該第3の所定の位置に対し前記特定の位置
    関係にある第4の所定の位置に配設された第2の接続手
    段(28)とを具備し、 該第1及び第2の接続手段(20,28)の少なくとも
    一方は、前記第1の筐体面(15)及び前記第2の筐体面
    (25)の各面方向に変位可能とされてなることを特徴
    とする電子装置。
  2. 【請求項2】 筐体(5)と、 該筐体(5)に内装された中間組立体(9,10,11,1
    2,13)と、 該中間組立体(9,10,11,12,13)と電気的に接続さ
    れて該中間組立体(9,10,11,12,13)と共に該筐体
    (5)に内装されてなり、該中間組立体(9,10,1
    1,12,13)を該筐体(5)の外部と電気的に接続可能
    に形成された接続部(7,8)とを具備した電子装置に
    おいて、 前記筐体(5)の第1の筐体面(15)上の第1の所定の
    位置に突設された嵌入部材(19)と、 該第1の筐体面(15)上で該第1の所定の位置に対し特
    定の位置関係にある第2の所定位置に、その先端部を該
    嵌入部材(19)の先端部よりも凹設されて設けられ、前
    記接続部(7,8)と電気的に接続された第1の接続手
    段(20)と、 該嵌入部材(19)が嵌入可能な形状とされて前記筐体
    (5)の第2の筐体面(25)の第3の所定の位置に形
    成された嵌入部(26,27)と、 一端を前記接続部(7,8)と電気的に接続され、且
    つ、他端を該第1の接続手段(20)と機械的に連結さ
    れて電気的に接続可能な形状とされて該第2の筐体面
    (25)上で該第3の所定の位置に対し前記特定の位置
    関係にある第4の所定の位置に配設された第2の接続手
    段(28)と、 該筐体(5)を前記第1の筐体面(15)及び前記第2の
    筐体面(25)の各面方向に移動させる移動手段(4
    5,46)とを具備し、 該第1及び第2の接続手段(20,28)の少なくとも
    一方は、前記第1の筐体面(15)及び前記第2の筐体面
    (25)の各面方向に変位可能とされてなることを特徴
    とする電子装置。
  3. 【請求項3】 前記嵌入部材(19)及び前記嵌入部(2
    6,27)の少なくとも一方の先端部はテーパ状に形成
    されてなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の電子装置。
JP31538392A 1992-11-25 1992-11-25 電子装置 Withdrawn JPH06161622A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001057482A (ja) * 1999-08-17 2001-02-27 Nec Niigata Ltd コインロックによる筐体固定機構
JP2007331282A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Ricoh Printing Systems Ltd 画像形成システム
JP2010017515A (ja) * 2008-06-09 2010-01-28 Hochiki Corp 消火栓装置
JP2011107324A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2019016671A (ja) * 2017-07-05 2019-01-31 オリンパス株式会社 電子機器の基板支持構造

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