JPH06160763A - 結像素子アレイおよびその製造方法 - Google Patents

結像素子アレイおよびその製造方法

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JPH06160763A
JPH06160763A JP31346492A JP31346492A JPH06160763A JP H06160763 A JPH06160763 A JP H06160763A JP 31346492 A JP31346492 A JP 31346492A JP 31346492 A JP31346492 A JP 31346492A JP H06160763 A JPH06160763 A JP H06160763A
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resin
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element array
valley
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JP31346492A
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Kazuhiro Fujita
和弘 藤田
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】容易に精度良く製造できる新規な結像素子アレ
イとその製造方法を提供する。 【構成】互いに90度をなして組み合わせられた2平面
により形成される谷状の凹面部A1,A2,..Aiが
1方向へ所定のピッチをもって波形をなすように形成さ
れ、液体状態における硬化性の樹脂Lに良く濡れる表面
を有する第1の成形型Aと、この第1の成形型Aの各谷
状の凹面部Aiに対応して穿設された開口孔Biを配列
形成され、液体状態の硬化性の樹脂Lに対して濡れにく
い表面を有する第2の成形型Bとを合わせて、全体が連
結し、各開口孔が開いた空間を形成し、上記空間に樹脂
Lを液状にして供給し、空間内にて固形化させ、第1の
成形型の谷状の凹面部Aiにより屋根型反射面構造Mi
を形成するとともに、開口孔Bi内部において液状の樹
脂の自由表面の表面張力により正の屈折面Riを形成
し、硬化した成形体を型抜きし、必要に応じて、屋根型
反射面構造の表面に反射膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は結像素子アレイおよび
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機や画像形成装置において、光
導電性の感光体に画像露光を行うための結像光学系とし
てルーフミラーレンズアレイやインプリズムレンズアレ
イが知られている(特開昭57−37326号公報、同
56−149002号公報)。
【0003】これらは、正の屈折力を有するレンズと、
屋根型の反射面を有するルーフミラーもしくはプリズム
とを組み合わせて1単位の結像素子とし、これを1列に
配列してアレイとなし、物体面と等価な像面上に、個々
の結像素子が物体面の部分像を正立等倍像として結像す
るようにし、これら各部分像がアレイ配列方向の物体像
を合成的に結像するようにしたものである。個々の結像
素子の結像範囲が小さく、全体は個々の結像素子の結像
を合成したものとなるため、物体面と像面との光学距離
を小さくでき、上記装置における光学系配置空間を極め
て小さくでき、引いては上記装置の小型化が可能にな
る。
【0004】このようなルーフミラーレンズアレイやイ
ンプリズムレンズアレイは、レンズアレイとルーフミラ
ーアレイあるいはプリズムアレイが別個に作製され、こ
れらを位置合わせして組み合わせることにより形成され
ていた。
【0005】レンズアレイにおけるレンズ配列と、ルー
フミラーアレイもしくはプリズムアレイにおけるルーフ
ミラーやプリズムの配列とが正確に対応しないと、個々
の結像素子の光学性能が劣化して良好な結像を実現する
ことができない。このため、レンズアレイとルーフミラ
ーアレイもしくはプリズムアレイとの組み合わせ作業に
極めて高い精度が要求され、組立て作業の効率が悪かっ
た。
【0006】また、レンズアレイを形成するための金型
は正確に同一のレンズ面型を多数形成するため、金型製
造が面倒でコストが高くつくという問題があった。この
問題は特にレンズの径が数mm程度と小さくなると特に
顕著になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した事
情に鑑みてなされたものであって、容易に精度良く製造
できる新規な結像素子アレイとその製造方法の提供を目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の結像素子
アレイは「正の屈折面と、この屈折面に対応する屋根型
反射面とを持つように形成される結像素子」を単位と
し、これを複数単位、所定方向へ所定間隔で一体的に配
列してなり、「物体面と等価な像面上に、物体面の正立
等倍像を、各結像素子による結像により合成的に結像す
る」機能を有し、「全体が硬化性の樹脂により形成され
た」ことを特徴とする。
【0009】即ち、個々の結像素子は正の屈折面と屋根
型反射面とを有し、硬化性の樹脂で形成される等倍結像
系である。物体面から所定の距離の位置に、この結像素
子を配して屈折面を物体面に正対させると、物体面から
の光は屈折面を通過し、結像素子内部を通り、屋根型反
射面で2回反射され、再度屈折面を通って射出し、物体
面上に物体面の正立等倍像を結像する。このように、結
像素子による結像面が物体面と一致していることを「結
像素子による像面が物体面と等価である」というのであ
る。従って、結像素子アレイは実際に使用されるとき
は、物体面から結像素子アレイに入射する光束の光路
と、結像素子アレイによる結像光束の光路とを互いに分
離するため、光路分離用の屋根型ミラーやハーフミラー
等、前記特開昭57−37326号公報等により公知の
「光路分離手段」と共に用いられる。
【0010】各結像素子は所定の間隔で所定方向へ配列
して一体化されるが、結像素子のみならず結像素子相互
を連結する部分も含めて全体が「硬化性の樹脂」で形成
される。結像素子の配列は「物体面と等価な像面上に、
物体面の正立等倍像を、各結像素子による結像により合
成的に結像する」ように定められる。
【0011】請求項2記載の発明は上記請求項1記載の
結像素子アレイを製造する方法であって、第1の成形型
と第2の成形型とを用いる。「第1の成形型」は、互い
に90度をなして組み合わせられた2平面により形成さ
れる谷状の凹面部が1方向へ所定のピッチをもって波形
をなすように形成され、「液体状態における硬化性の樹
脂に良く濡れる」表面を有する。「第2の成形型」は、
第1の成形型の各谷状の凹面部に対応して穿設された開
口孔を配列形成され、「液体状態の硬化性の樹脂に対し
て濡れにくい」表面を有する。
【0012】これら第1および第2の成形型は互いに合
わせられ、「全体が連結し、各開口孔が開いた空間」が
形成される。上記空間に硬化性の樹脂を液状態で供給
し、上記空間内にて固形化させ、第1の成形型の谷状の
凹面部により屋根型反射面構造を形成するとともに、開
口孔内部において「液状の樹脂の自由表面の表面張力」
により正の屈折面を形成する。硬化した成形体を型抜き
し、必要に応じて、屋根型反射面構造の表面に反射膜を
形成する。
【0013】請求項3記載の結像素子アレイは請求項1
記載の結像素子アレイの屈折面側に「各結像素子間を光
学的に分離する絞り部材」を一体化したことを特徴とす
る。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項3記載の結
像素子アレイを製造する方法であって、上記請求項2記
載の製造方法において、液状の樹脂の固形化により、樹
脂と第2の成形型とを一体化し、第2の成形型を、各結
像素子間を光学的に分離する絞り部材とすることを特徴
とする。
【0015】請求項5記載の結像素子アレイ製造方法
は、ルーフミラーアレイ部材と、絞りアレイ部材とを用
いる。「ルーフミラーアレイ部材」は、互いに90度を
なして組み合わせられた2平面により形成される谷状の
凹面部が1方向へ所定のピッチをもって波形をなすよう
に樹脂成形され、必要に応じて凹面部に反射膜を形成さ
れた成形体である。「絞りアレイ部材」は、ルーフミラ
ーアレイ部材の各谷状の凹面部に対応して穿設された開
口孔を配列形成され、液状の樹脂に濡れにくい表面を持
つ部材である。
【0016】上記ルーフミラーアレイ部材と絞りアレイ
部材とは、「絞りアレイ部材の各開口孔とルーフミラー
アレイ部材の各谷状の凹面部とが組合わせられた空間」
のアレイを形成するように組み合わせられる。そして、
上記空間のアレイの各空間に硬化性の樹脂を液状にして
供給し、各空間内にて固形化させ、開口孔内部において
液状の樹脂の自由表面の表面張力により正の屈折面を形
成する。そして硬化性の樹脂の硬化に伴い、ルーフミラ
ーアレイ部材と絞りアレイ部材とを一体化することを特
徴とする。
【0017】請求項6記載の結像素子アレイは、請求項
5記載の方法により製造される結像素子アレイである。
【0018】上記請求項2,4,5記載の製造方法にお
いて、第2の成形型もしくは絞りアレイ部材の各開口孔
の形状を「結像素子配列方向が長軸もしくは短軸方向と
なる楕円形状とし、この楕円形状を、結像素子における
非点収差を良好に補正できる形状に定める」ことができ
(請求項7)、さらに、結像素子アレイを形成するため
の硬化性の樹脂を「光硬化性の樹脂」とし、樹脂の温度
を調整することにより屈折面の曲率を調整しつつ光照射
により硬化させることができる(請求項8)。
【0019】請求項1,3,6記載の結像素子アレイは
何れも、適当な支持ケース等により支持して使用するこ
とができる。また、各結像素子アレイとも、物体面は原
稿面もしくは発光素子アレイの発光面等である。
【0020】
【作用】このように、この発明の結像素子アレイでは、
アレイを構成する結像素子の正の屈折面は、硬化性の樹
脂の液体状態における表面張力により形成され、屈折面
と屋根型反射面とが同じに形成される。屈折面の曲率
は、基本的には第2の成形型もしくは絞りアレイ部材の
開口孔の大きさおよび開口孔部分における液状樹脂の接
触角により設定できるが、液状態における樹脂の表面張
力は液の温度により変化するので、請求項8の方法によ
うに光硬化性の樹脂を用い、その温度を調整することに
より樹脂の表面張力を制御して、所望の曲率の屈折面を
形成しつつ光照射により硬化を行うことにより極めて精
度よい屈折面形成を実現できる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照しつつ具体的な実施例を説
明する。図1は、請求項2記載の製造方法を説明するた
めの図である。図1の(a)〜(d)において、左の図
は縦断面図、右の図は平面図である。
【0022】図において符号Aは第1の成形型、符号B
は第2の成形型を示している。第1の成形型はAは、互
いに90度をなして組み合わせられた2平面により形成
される谷状の凹面部A1,A2,..,Aiが1方向へ
所定のピッチをもって波形をなすように形成されてい
る。この第1の成形型Aは少なくとも上記凹面部A1等
の形成されている部分が「液体状態における硬化性の樹
脂に良く濡れる」表面を有する。
【0023】第2の成形型Bは、第1の成形型Aの各谷
状の凹面部Aiの配列ピッチと同ピッチで開口孔B1,
B2,..Biを配列形成され、少なくとも各開口孔B
iの内周面部分は「液体状態の硬化性の樹脂に対して濡
れにくい」表面を有する。
【0024】これら第1および第2の成形型A,Bは,
図1(a)に示すように「全体が連結し、各開口孔Bi
が開いた空間」が形成されるように合わせられる。
【0025】このようにして第1および第2の成形型に
より形成された空間に、図1(b)に示すように硬化性
の樹脂Lを液状態で供給する。符号Vは樹脂注入容器を
示している。この実施例において樹脂Lは光硬化性の樹
脂、例えば紫外線硬化樹脂である。供給された液状の樹
脂Lは上記空間を満たす。
【0026】第1の成形型Aの表面は液状の樹脂Lに濡
れやすいので、樹脂Lは第1の成形型Aにおける谷状の
凹面A1等に倣った形状となる。一方、第2の成形型B
の開口部B1等の内周面は液状の樹脂Lに濡れにくいの
で、樹脂Lの自由表面は表面張力の作用により凸球面状
となり、屈折面R1,R2,..Riを形成する。前述
のように、樹脂Lの温度を制御することにより屈折面の
曲率を調整することができる。
【0027】続いて図1(c)に示すように、開口部の
側から紫外線の露光を行って、樹脂Lを硬化させる。こ
のとき、照射光を樹脂全体に行き渡らせるために第2の
成形型Bを透明体とすることができる。勿論、樹脂Lの
供給から硬化に到る間、第1,第2成形型A,Bは水平
に保たれる。
【0028】樹脂Lが硬化したら図1(d)に示すよう
に型抜きを行って、一体成形された結像素子アレイ10
を取り出す。必要とあれば、屋根型反射面構造の表面に
反射膜を形成する。かくして請求項1記載の「正の屈折
面Riと、この屈折面に対応する屋根型反射面Miとを
持つように形成される結像素子を単位とし、これを複数
単位、所定方向へ所定間隔で一体的に配列してなり、全
体が硬化性の樹脂Lにより形成された結像素子アレイ」
が得られる。勿論、形成された結像素子アレイは、成形
型A,Bの形状や樹脂の注入量、樹脂の材質等により、
「物体面と等価な像面上に、物体面の正立等倍像を、各
結像素子による結像により合成的に結像する機能」を有
する。
【0029】図2は請求項4記載の製造方法の実施例を
示している。繁雑を避けるため、混同の虞れがないと思
われるものに就いては図1におけると同一の符号を用い
た。この実施例では、第1の成形型Aと合わせられる第
2の成形型BSは、光遮断性の樹脂による成形体であ
る。
【0030】図2(a)に示したように、第1第2の成
形型A,BSを合わせて形成された空間部分に液状の光
硬化性樹脂Lが供給され、紫外線等の照射により硬化さ
せられる(図2(b))。この硬化により樹脂Lと第2
の成形型BSとが強固に一体化される。続いて、一体化
した樹脂Lと成形型BSとを第1の成形型Aから型抜き
し(図2(c))、必要とあれば、屋根型反射面構造の
表面に反射膜を形成する。かくして、請求項3記載の
「屈折面R1,R2,..Ri側に、各結像素子間を光
学的に分離する絞り部材として、第2の成形型BSを一
体化した」結像素子アレイ20が得られる。
【0031】図3は、請求項5記載の製造方法の実施例
を説明するための図である。同図に符号ASをもって示
すルーフミラーアレイ部材は、互いに90度をなして組
み合わせられた2平面により形成される谷状の凹面部A
S1,AS2,..,ASiが1方向へ所定のピッチを
もって波形をなすように、PMMA等の樹脂により成形
され、必要に応じて上記各凹面部ASiに反射膜を形成
されている。
【0032】符号BS1で示す絞りアレイ例部材は、ル
ーフミラーアレイ部材ASの各谷状の凹面部に対応して
穿設された開口孔を配列形成され、液状の樹脂に濡れに
くい表面をもち、図3(a)に示すようにルーフミラー
アレイ部材ASと組み合わせられて各開口孔と谷状の凹
面部とが組合わせられた空間のアレイを形成する。
【0033】図3(b)に示すように上記空間のアレイ
の各空間に光硬化性の樹脂Lを液状にして各空間に等量
づつ供給し、図3(c)に示すように光照射を行って、
各空間内にて固形化させる。上記開口孔内部において
は、液状の樹脂の自由表面の表面張力により正の屈折面
が形成される。また樹脂の硬化に伴い、上記ルーフミラ
ーアレイ部材ASと絞りアレイ部材BS1とが一体化さ
れる。かくして、請求項6記載の結像素子アレイ30が
得られる。
【0034】図1,2,3に即して説明した実施例の変
形例として、第1の成形型もしくはルーフミラーアレイ
部材に所定量の樹脂を液状に供給した後に、第2の成形
部材もしくは絞りアレイ部材を合わせて樹脂の硬化を行
うようにしてもよい。
【0035】図4には、請求項7記載の製造方法を図1
に即して説明した請求項2記載の製造方法に適用した実
施例を説明するための図である。混同の虞れがないと思
われるものに就いては図1におけると同一の符号を付す
る。図4(a)において、符号Aは第1の成形型、符号
B1は第2の成形型を示している。左の図は縦断面図で
右の図は平面図である。図4(a)は、第1,第2の成
形型A,B1を合わせて「全体が連結し、各開口孔が開
いた空間」を形成した状態である。図14(a)の右図
に示すように、第2の成形型B1に形成された開口部B
11,B12,..B1iは、開口孔配列方向を短軸方
向とする楕円形状となっている。
【0036】このように楕円形状の開口部内において、
液状の樹脂の自由表面により屈折面を形成すると、図4
(b)に示すように、屈折面Riの曲率半径は、開口孔
B1iの短軸方向に関してはr1、長軸方向に関しては
r2(>r1)となる。
【0037】前述したように、結像素子アレイは一般的
に、光路分離手段とともに用いられるが、光路分離手段
としてルーフミラーを用いる場合には、結像が斜光線に
より行われることになり、結像が有限像高での結像にな
るため、主走査方向(結像素子のアレイ配列方向)と副
走査方向(像面において、主走査方向と直交する方向)
とで非点収差が発生するが、上記のように、屈折面の曲
率半径を主・副走査対応方向で異ならせることにより上
記非点収差を補正することができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば新規な
結像素子アレイおよびその製造方法を提供できる。この
発明の結像素子アレイは、製造の段階で、屈折面とこれ
に対応する屋根型反射面とが同時に形成されるので、こ
れらの位置合わせを組立ての段階で行う必要がない。ま
た、屈折面は液状の樹脂の表面張力で形成されるからレ
ンズ面の正確な型を形成する必要がない。
【0039】請求項3,6記載の結像素子アレイは、各
結像素子間が光学的に分離されるので、隣接する結像光
学系間の所謂クロストーク光を防止できる。
【0040】請求項7記載の方法で形成される結像素子
アレイでは、斜光線による結像を行う際に問題となる非
点収差を良好に補正することができる。請求項8記載の
方法では、屈折面の曲率半径を精度よく制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項2記載の製造方法の実施例を説明するた
めの図である。
【図2】請求項4記載の製造方法の実施例を説明するた
めの図である。
【図3】請求項5記載の製造方法の実施例を説明するた
めの図である。
【図4】請求項7記載の製造方法の実施例を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
A 第1の成形型 B 第2の成形型 L 硬化性の樹脂 Ri 屈折面 Mi 屋根型反射面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正の屈折面と、この屈折面に対応する屋根
    型反射面とを持つように形成される結像素子を単位と
    し、これを複数単位、所定方向へ所定間隔で一体的に配
    列してなり、 物体面と等価な像面上に、物体面の正立等倍像を、各結
    像素子による結像により合成的に結像する機能を有し、 全体が硬化性の樹脂により形成されたことを特徴とする
    結像素子アレイ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の結像素子アレイを製造する
    方法であって、 互いに90度をなして組み合わせられた2平面により形
    成される谷状の凹面部が1方向へ所定のピッチをもって
    波形をなすように形成され、液体状態における硬化性の
    樹脂に良く濡れる表面を有する第1の成形型と、 この第1の成形型の各谷状の凹面部に対応して穿設され
    た開口孔を配列形成され、上記液体状態の硬化性の樹脂
    に対して濡れにくい表面を有する第2の成形型とを合わ
    せて、全体が連結し、各開口孔が開いた空間を形成し、 上記空間に上記樹脂を液状にして供給し、上記空間内に
    て固形化させ、上記第1の成形型の谷状の凹面部により
    屋根型反射面構造を形成するとともに、上記開口孔内部
    において液状の樹脂の自由表面の表面張力により正の屈
    折面を形成し、 硬化した成形体を型抜きし、 必要に応じて、上記屋根型反射面構造の表面に反射膜を
    形成することを特徴とする結像素子アレイの製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の結像素子アレイの屈折面側
    に、各結像素子間を光学的に分離する絞り部材を一体化
    したことを特徴とする、結像素子アレイ。
  4. 【請求項4】請求項2記載の製造方法において、 液状の樹脂の固形化により、樹脂と第2の成形型とを一
    体化し、第2の成形型を、各結像素子間を光学的に分離
    する絞り部材とすることを特徴とする、請求項4記載の
    結像素子アレイの製造方法。
  5. 【請求項5】互いに90度をなして組み合わせられた2
    平面により形成される谷状の凹面部が1方向へ所定のピ
    ッチをもって波形をなすように樹脂成形され、必要に応
    じて上記凹面部に反射膜を形成されたルーフミラーアレ
    イ部材と、 このルーフミラーアレイ部材の各谷状の凹面部に対応し
    て穿設された開口孔を配列形成され、液状の上記樹脂に
    濡れにくい表面を持つ絞りアレイ部材とを合わせて、各
    開口孔と上記谷状の凹面部とが組合わせられた空間のア
    レイを形成し、 上記空間のアレイの各空間に硬化性の樹脂を液状にして
    供給し、上記各空間内にて固形化させ、上記開口孔内部
    において液状の樹脂の自由表面の表面張力により正の屈
    折面を形成し、 上記硬化性の樹脂の硬化に伴い、上記ルーフミラーアレ
    イ部材と絞りアレイ部材とを一体化することを特徴とす
    る結像素子アレイの製造方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載の方法により製造される結像
    素子アレイ。
  7. 【請求項7】請求項2または4または5記載の製造方法
    において、 第2の成形型もしくは絞りアレイ部材における開口孔の
    形状を、結像素子配列方向が長軸もしくは短軸方向とな
    る楕円形状とし、上記楕円形状を、結像素子における非
    点収差を良好に補正できる形状に定めたことを特徴とす
    る、結像素子アレイの製造方法。
  8. 【請求項8】請求項2または4または5または7記載の
    製造方法において、 樹脂が光硬化性の樹脂であって、樹脂の温度を調整する
    ことにより屈折面の曲率を調整しつつ光照射により硬化
    させることを特徴とする、請求項1または3または6記
    載の結像素子アレイの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7794633B2 (en) * 2008-11-26 2010-09-14 Aptina Imaging Corporation Method and apparatus for fabricating lens masters
JP2010223976A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Dhs:Kk レンズアレイの製造方法及びレンズアレイ

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